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イチローとジュンコの夫婦珍道中

~バックパッカー日記~

プロフィール

ニックネーム:
イチローとジュンコ
居住地:
東京都
自己紹介:
2000年9月 日本を旅立ったイチローとジュンコは、飛行機で、南アフリカ・ケープタウンに降り立った。
二人はそこから日本まで、飛行機を使わずに、陸路と船のみで帰る。
アフリカ大陸南端の喜望峰から日本まで、アフリカ、東西ヨーロッパ、中東、シルクロードとまるまる1年かけての、夫婦珍道中。
野宿もしました。ゴリラと挨拶もしました。サハラを越え、ヒマラヤを越え。。
大自然、世界遺産、カルチャーショック、紛争の傷跡、そして、多くの出会い。
2001年8月無事帰国した二人の旅を振り返って、番外編コラムを掲載します。

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NoPhoto
海鮮チゲ風ナベ (韓国)ソウル
エリア:
  • アジア>韓国>ソウル
テーマ:グルメ 
投稿日:2001/08/09 13:01
 ブルコギも食べた。炭焼カルビも食べた。
さあ今日は何を食べようか。

そして目に付いたのが、明洞の路地裏で見つけた海鮮鍋のディスプレイ。

 客引きのおばさんの話しでは、一人前わずか5000Wだと言う。

 韓国での海の幸と言えば、我々もこの後訪れる予定の釜山が有名だが、思い立ったら吉日だ。
 テーブルにつき、お鍋の登場を待つ。

 テーブルのコンロの上に、各種魚の切身に車エビ、カニの足までのった、二人前の鍋がのせられる。
 こちらにしては辛すぎないスープはチゲではないのだそうだが、日本人の我々からすれば十分海鮮チゲ鍋、最後にしっかりおじやも作って、平らげて、満腹の大満足。これで一人前5000Wとは、日本からすると破格値だ。

 夏真っ盛りの韓国で、時に焼肉の煙にまかれ、時に大辛のキムチに口を燃やし、今日は熱々のチゲで汗をかく。
 これぞコリアンパワーの源なのだ。


【食事】

朝:パン
昼:アイス
夜:海鮮鍋、桃

【トラベルメモ】

1$≒1000W(韓国ウオン)
・ 本日訪れたソウルの見所
・ 昌徳宮と宗廟  共通チケット700W

【宿】(ソウル)東山旅館 15000W/W一室
海鮮チゲ風ナベ  1

水原華城  1
水原華城 (韓国)ソウル⇔水原
エリア:
  • アジア>韓国>ソウル
  • アジア>韓国>水原(スウォン)
テーマ:世界遺産 グルメ 
投稿日:2001/08/08 12:55
 水原は、先日我々が訪れた民族村の他、遊園地などもあって、ソウル郊外の行楽地となっている。
 そして、大都会ソウルの街角で、ふと旅の物足りなさを感じたら、オススメなのが水原が誇る世界遺産、水原華城だ。

水原華城  1

 ぐるっと水原の中心地を取り囲む全長4km余りの城壁。18世紀に西洋の城壁を模して築かれたそうだが、その東アジア的な趣はミニミニ万里の長城と言ったところで、くねり続く城壁は龍の尾の様だ。

 天気にも恵まれた本日は、この城郭の上をのんびり歩いて一周する。
 ソウルでは、単発な名所ばかりだっただけに、一日かけて足で一つの世界遺産を楽しめるとはうれしい限りだ。

 城郭の位置はかなり高い。エイコラと一丘登りきったところから城郭歩きはスタートする。

 城壁の上からの展望は良く、ビルを見上げるばかりだったソウルから来ると、何ともすがすがしい。
 城壁の上には所々いい感じの韓国の桜閣などが建ち、水原華城独特の雰囲気をかもし出している。

水原華城  2水原華城  3

 丁度中間、2km程行ったところにある川の流れの上に築かれた、華虹門の上の大きな桜閣の床の上では、地元の人たちがのんびりと足を休めている。
 野外に広い弓場が姿を現すと、韓国人の観光客らが弓に興じている。

 日本の弓道は遠くない的へ真っ直ぐにねらいをつけて射るのに対し、ここの弓は、的はかなり遠くにあり、的よりも上方に向かって矢を射り、矢は放射状に弧を描いて的へと飛ばされる。かつてヒマラヤの小国ブータンを旅した時、農閑に弓に興じる男達の姿を見た事があるが、その時のものと同じだ。恐らくこの方が本来の弓の形式で、日本で「弓道」という形に直されたのであろう。

 一周して城壁を降りると、そこには市場。
 相変わらずの韓国ならではの庶民的な活況ぶりは、静かな風の吹く天上から下界へと降りて来たかのようなだ。

 世界遺産を汗を流して歩いた後、ソウルに戻った我々の目指す所は、「カルビ」。
 お腹をすかして遊んだ後においしい韓国料理を食べる。これこそ韓国の旅の最高の楽しみなのだ。

 実は我々、これまでソウルで2度カルビにトライしたのだが、そのどれもが期待外れ。
 一度目は、日本人観光客にも人気のソウルの繁華街、明洞を歩いていた時、「カルビ定食5000W」と日本語でかかげられている店に入ったところ、出てきたのは焼肉ではなく煮込み。煮汁の中に煮込まれた角切りの肉がひたっていた。韓国では「カルビ」と言うのは単なる肉の種類の事で、焼肉は「カルビグイ」、そして我々に出された煮込みカルビは「カルビタン」と、様々な料理があるのだ。
 二度目は、今度こそと日本の有名ガイド本に紹介されているカルビ焼肉の高級店へ出向いた。ここならハズレはないだろうと期待していたのだが、肉の方はおいしかったが、14500Wと高い割には炭火ではなくガス火。付け合わせキムチは冷凍で解凍し切っておらずカチカチだった。

 今日こそは三度目の正直! と、先日煮込カルビを食べた明洞の店に入り、今回は「カルビグイ!!(焼肉カルビ)」としっかり注文する。
 するとおじさん、火鉢につめた炭火を運んでくるではないか。
 「よし!これだ。」

 三度目の正直で、やっと本場の炭火焼肉カルビにありつく。お値段の方は一人前8000W。炭火でありながら先日のガス火の高級店よりずっと安い。
 味の方も中々、キムチ他、副菜や副食のおかずも沢山ついて嬉しい限り。

 炭火で焼けるカルビの煙こそ韓国ならではの旅情緒、舌もお腹もさぞ喜んでいる事だろう。


【食事】

朝:パン
昼:パン
夜:炭焼カルビ

【トラベルメモ】

1$≒1000W(韓国ウオン)
ソウル市街→水原 地下鉄乗入電車 片道60分 1100W
・ 水原華城(世界遺産)入場無料
・ 水原駅前には親切な観光案内所アリ。日本語の地図、パンフ等無料。日本人スタッフもいる。

【宿】(ソウル)東山旅館 15000W/W一室

NoPhoto
やさしさとたくましさ (韓国)ソウル
エリア:
  • アジア>韓国>ソウル
テーマ:街中・建物・景色 鑑賞・観戦 グルメ 
投稿日:2001/08/05 12:34
 朝、ソウル市街のビル郡を離れ、郊外で気分を変えようと、電車で水原へ向かう。ところが、水原に着く頃にはあいにくの雨、改札を出る事なく、そのまま来た電車でソウルにトンボ返り。

 こちらの電車、外国にいる事を忘れてしまう程、日本の電車にそっくりな車内のつくりと乗心地だが、たまたま乗り合せた見ず知らずの人同士が、談笑したり、他人の子供をあやしたり、暴れる他人の子をしかったりする光景は、日本では見られないものだ。

 アフリカから始まった今回の旅では、これ迄、世界で頑張る沢山の韓国の人々の姿を見て来た。

 マラウィの首都、リロングウェイの両替店は、韓国人の人がやっていた。
 エチオピアで道を作っていたのは、韓国企業。

 ガーナで出会った海運会社を経営する南さんは、親切にも我々を車に乗せてくれた。

 モーリタニアの港町、ヌアディブでも、海運業に従事する多くの韓国人の人がいた。
 彼らが貨物船で行き来する、大西洋沖のスペイン領カナリア諸島には、韓国人が沢山いて大きなコミュニティを作っているそうだ。ヌアディブでインターネットカフェを経営しているのも、彼らだった。

 そして彼らはいつも、異国の街角で偶然遭った我々に、笑顔を交し、親切にしてくれた。

 ヨーロッパから中東、アジアに到る迄、韓国人の旅行者にも何人も会ったし、安宿の情報ノートには、ハングル語の書込みが目立っていた。

 そして、世界中に溢れる韓国製品の車に電気製品。
 特にヨーロッパ、中東では、日本製品は完全に韓国製品の影にかくれてしまっている。

 街中で目立つのは、ヒュンダイやサムソンの看板。走っている外車はヒュンダイばかり。
 改築されたばかりのローマ駅に設置されたエアコンは、全てLG製だった。

 極めつけは、プラハのスメタナホールで鑑賞したクラシックコンサート。 伝統のホールでピアノコンツェルトのピアノを奏でるのは、りんとした韓国人女性だった。

 午後、ソウル市街に戻ると、東大門市場を散歩。
 一般的に東大門市場として有名なのは、中心部のファッションビル街だが、市場はその中心部の広い範囲に放射状に拡がっている。
 古本街、スポーツ用品街、チョゴリ街。

 そして中心部に並ぶ、東大門市場の代名詞の衣料品市場。
 路上に、地下街に、そして地下におりる階段や地上の立橋の上まで、ぎっしりと並ぶ衣料品売の屋台。

 その中にあって、ひときわ人が集まってるのはファッションビル街。5〜10階もあるビルの中は、小さな店舗がズラーッと並んでいる。その様相は秋葉原の部品屋さんのようであるが、どれも衣料品屋なのだからビックリだ。それ程小さく、ひしめきあっているのだ。

 中では地元客、観光客が入り交じってすごい混雑だ。そちこちで、客が目についた服を服の上から試着しては投げ捨てるように脱ぎ去っていく。ものすごい活気だ。

 市場街には所々、色々な種類の食べ物の屋台もでている。
 ノリマキ、オデンなどの人気屋台はもちろん、市場の奥には、お刺身を食べながらお酒を飲める庶民的なものもある。

 夕方、我々は、そんな屋台の中からおかゆ屋さんで早目の晩ごはんをとる。
  おばさんが切盛するそのあまりにも庶民的かつ家庭的、地元密着スタイルにひかれて、つい屋台のカウンターの前の長イスに座ってしまったのだ。

 注文したのは、アズキ入おかゆとカボチャのおかゆを一つずつ。
 白玉入なのがうれしいが、アズキは味がない。見渡すと現地の人は、これに塩を振って食べている。
 とまどう我々をみて、屋台のおばさんは砂糖を手渡してくれた。どうやら、おばさん、日本人はアズキは砂糖で食べることを知っていたようだ。
 ありがとう、おばさん。日本人は塩味のおしるこは食べられないよ。

 夜、宿近くの仁寺洞で、こちらの色彩々の伝統工芸品店などで目の保養をしていると、通りの一角から大音響で賑わう仮設ステージを発見。暇なので、その前に座ってイベントを見学する。
 女子高生によるダンス選手権あり、手話コーラスあり、韓国お琴の演奏あり、エアロビあり。

やさしさとたくましさ  1

 溢れる観客、夏休みの日曜日を街歩きを楽しむ沢山の人々。
 日本に負けず劣らず、韓国も不景気だと聞いていたが、どうしてどうして街も人もみんな元気だ。

 アフリカでもヨーロッパでも、そしてここ本国でも、韓国人の人々の優しさとたくましさを感じずにはいられない。

 「イェーイ!アンニョンハセヨー!!」
 宿に戻ると、宿のおばさんが笑顔で声をかけてくれた。


【食事】

朝:パン
昼:カルビタン(煮込カルビ)
夜:ぜんざい小豆のおかゆ白玉入と、かぼちゃのおかゆ白玉入

【トラベルメモ】

1$≒1000W(韓国ウオン)

【宿】(ソウル)東山旅館 15000W/W一室

NoPhoto
伝統茶屋 (韓国)ソウル
エリア:
  • アジア>韓国>ソウル
テーマ:グルメ 
投稿日:2001/08/01 12:07
 「コンコン、電話だよ!!」
と、受話器を持つジェスチャーをしながら呼びに来てくれた宿のおばさん。

 中国から韓国への船中で知り合った韓国人の女子大生のリムさんに、昨日、こちらの宿の電話番号をメールで送ったところ、期待通りリムさんの方から我々のいる宿に電話をくれたのだ。
 「OK、じゃ夕方ね!!」

 夕方5時、我々の宿近くで待ち合せをして、3人で仁寺洞を歩く。

 あいにくの雨の中、リムさんが案内してくれたのは、韓国伝統茶屋。
 間口が広い伝統的な建物は、小さな美術館も兼ねているそうだ。

 メニューには、漢字で書かれた様々なお茶が並ぶ。お茶の葉でいれたお茶より、果汁や香辛料などをブレンドしたものが多いようだ。

 リムさんに教えて貰いながらおすすめされた、スイカの汁などの果汁を合わせた五味茶と、干し柿エキスとシナモンを合わせたスジョンガを注文。
 スジョンガの中にはやわらかい干柿が丸々一コ入っている。

 やさしい甘さ、落着く味わい。どちらも体にもいいそうだ。
 サービスで韓国の伝統菓子も着く。

 こんな風に、伝統的かつスタイリッシュにお茶を楽しめるなんて、なんてステキなんだろう。
 店には、韓国の若い人達もいっぱい来ている。

 お茶をすすり、伝統菓子を食べながら、リムさんとしばらく談笑。
 気がつくともう夜の9時近くだ。

 ビビンパや焼肉にはありつけても、こんなステキな韓国ならではの茶屋なんて、リムさんに連れて来てもらわなかったら、2人だけでは来ることはなかっただろう。
 どうもありがとうリムさん。


【食事】

朝:カップメン
昼:ホットク(黒糖蜜入おやき)
夜:伝統茶(五味茶、スジョンガ)、キンパブ(韓国のり巻き)、ラッパギ(ラーメン入トッポギ)

【トラベルメモ】

1$≒1000W(韓国ウオン)

【宿】(ソウル)東山旅館 15000W/W一室

52カ国目、韓国入港  1
52カ国目、韓国入港 (韓国)仁川→ソウル
エリア:
  • アジア>韓国>ソウル
  • アジア>韓国>韓国その他の都市
テーマ:街中・建物・景色 ホテル・宿泊 グルメ 
投稿日:2001/07/30 11:44
 ついにこの旅の最後の訪問国、韓国に到着。

 船が到着した仁川の港で入国を済ませ、ハングルの看板が並ぶアスファルトの街角に出る。

 空からは雨。雨粒を避けて地下道へ。
 地下道はショッピングセンターとなっており、列車の駅まで続いている。ブティック、靴屋、携帯電話ショップ等々、日本の駅前の地下商店街を彷彿とさせる。
 駅の改札の近くでは、日本にもいがちな、目をあわせたくない不良風の若者達がたむろしている。

 切符は自動販売機でも買えるが、韓国初心者の我々、大事を取って窓口で購入。
 自動改札に切符を通して、ホームでソウル市街への列車を待つ。列車はソウル市街の地下鉄へと乗り入れている。
 間もなく現れた列車、中は日本の地下鉄にそっくりだ。

 ソウルの鐘閣駅で列車を降り、階段を登って地上に出る。
 外は相変わらずの雨。

 伝統工芸品街、仁寺洞の、うどん屋の脇の路地に見つけた、安宿の看板の下の門をくぐる。
 「アンニョハセヨー!!」
 小柄で人の良さそうなおばさんが迎えてくれる。
 W一室15000W(=1500円)。狭いが、ソウルの中心街のロケーションでこれはお値打だろう。

 部屋にはクツを脱いで入る。テレビと敷き布団が用意されている。

 街並、地下鉄、クツを脱ぐ部屋に敷き布団、そして道行く人の顔、格好、何から何まで日本そっくりだ。

 韓国初日、あいにくの雨だが、それでも我々の「韓国でのお楽しみ」が流れる事はない。
 夜、早速ソウルの街角で、プルコギをつつく。

52カ国目、韓国入港  1

 そう、これが、我々の韓国の旅でもくろむ最大の「お楽しみ」。雨だろうと、台風だろうと、猛暑だろうと、構ったことではない。

 今日、今ここから我々の「アフリカ喜望峰から日本へ」の旅最終章、「韓国食べまくりの旅」の幕が開く。


【食事】

朝:桃、梨、月餅
昼:パン
夜:プルコギ、トッポギ(甘辛煮の細長ダンゴ)

【トラベルメモ】

1$≒1000W(韓国ウオン)

【宿】(ソウル)東山旅館 15000W/W一室

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