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イチローとジュンコの夫婦珍道中

~バックパッカー日記~

プロフィール

ニックネーム:
イチローとジュンコ
居住地:
東京都
自己紹介:
2000年9月 日本を旅立ったイチローとジュンコは、飛行機で、南アフリカ・ケープタウンに降り立った。
二人はそこから日本まで、飛行機を使わずに、陸路と船のみで帰る。
アフリカ大陸南端の喜望峰から日本まで、アフリカ、東西ヨーロッパ、中東、シルクロードとまるまる1年かけての、夫婦珍道中。
野宿もしました。ゴリラと挨拶もしました。サハラを越え、ヒマラヤを越え。。
大自然、世界遺産、カルチャーショック、紛争の傷跡、そして、多くの出会い。
2001年8月無事帰国した二人の旅を振り返って、番外編コラムを掲載します。

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66 - 70件目まで(187件中)

カプリ島、青の洞窟  1
カプリ島、青の洞窟 (イタリア)ナポリ⇔カプリ
エリア:
  • ヨーロッパ>イタリア>カプリ島
  • ヨーロッパ>イタリア>ナポリ
テーマ:観光地 街中・建物・景色 
投稿日:2001/04/28 15:39
 「青の洞窟」、この至高のネームバリュー。
 それはナポリの沖、それはそれは美しいカプリ島と言う島に青く輝く海の洞窟の事だそうだ。

 朝、チュニスから、フェリーで遠くにサンタルチア港などを眺めながら、ナポリに到着。
 まずは宿探しが、バルセロナ以上に難航を極める。

 駅にあるツーリストインフォメーションで尋ねるも、
 「ムリだよ、この時期空いている宿なんかナポリにはないよ。」
と、門前払い。
 何でもこちらは今日から3連休で、安宿、ホテルともほとんど予約でいっぱいなのだそうだ。

 ナポリには泊まらずに、このまま列車でローマかどこかへ立ってしまおうかとも思ったのだが、せっかくナポリまで来て、素通りはもったいなさ過ぎる。
 沖には、「青の洞窟」が今日も輝いている筈だ。

 ツーリスト・インフォメーションがアテにならないのなら、自分の足であたって探すしかない。
 駅周辺の安宿らしき看板を掲げる宿を、かたっぱしから尋ね歩く。

 ようやく見つけた空き部屋は、典型的なヨーロッパの都市型安宿のトリプルルームで一室100000リラ(50$位)。安宿でこの料金は高いが、仕方なく妥協。
 宿に荷物を置いて、顔を洗うと、ゆっくり歩いてフェリー乗場へ向かう。

 今朝、着いた国際船乗り場の隣の国内船乗り場でチケットを買う。
 「カプリ島往復2枚!」
 1人往復40000リラ(20$位)、近い割には安くない。おまけに現金でしか支払えず、クレジットカードは使えないと言う。

 沢山の観光客と一緒に船に乗り込むと、船上には日本人の団体ツアーの人達の姿が目立つ。
 皆口々に、「青の洞窟、青の洞窟」とつぶやきながら連れ添い同士で会話し、その溢れんばかりの期待の大きさを隠し切れない。

 ナポリからの船がカプリ島に着くと、すぐ青の洞窟行のボート乗場へ直行。
 ナポリからの船が到着したカプリ島の港から、内部が青く輝くと言うその小さな洞窟まで、往復10000リラ(5$位)。

 更に洞窟の前で小さな手こぎボートに乗りかえ、手こぎボート代と洞窟の入場料を併せて15000リラ(8$位)を支払う。
 洞窟の入口は狭く、大きなボートでは中に入って行けないのだ。

 乗換えた小さなボートは、まるで日本の佐渡島のタライ舟をラグビーボール状に変形させた程の、本当に小さなもので、そこに我々2人と他に3人の計5人がヒザをつき合せてギュウギュウに押し込まれ、その真ん中でこぎ手がオールをまわす。

 洞窟の入口は、幅が狭いだけでなく、天井も低い。
 こぎ手の指示に従って、我々が頭をすくめると、こぎ手は洞窟の入口の天井に設置された鎖をわしづかみにして、ボートを一気に洞窟内部へたぐり入れる。
 「ハーイ、どう、見て見て、きれーね。」
と、こぎ手は日本語で連発。

 確かに狭い洞窟内部の水面が、底から沸き上がって来るようなブルーの輝きで波打っている。

カプリ島、青の洞窟  1

 と、思った瞬間、再びこぎ手は入口の鎖をたぐり、ボートはあっと言う間に洞窟の外へ。
 「エッ?」
思わず2人で顔を見合わせる。

 青の洞窟内に居られたのはものの数秒足らず。
 こぎ手からしきりにチップを請求されるも、これは無視。

 その後、歩いたカプリの街中には、グッチ、フェラガモ、プラダ・・・そうそうたるイタリアの高級ブランドショップがズラッと並ぶ。
 その奥には高級ホテルに高級レストラン。
 もちろん我々はその雰囲気だけ少々うかがわせてもらって、どの店の扉をくぐる事なく、カプリ島を後にする。

 期待が大きかった分、「カプリ島」、「青の洞窟」、このまま行けば、間違いなくこの旅のガッカリTOP1。

 夜、夕食後、ナポリの乗船場から宿に帰る途中、犬の落し物を踏んづけてしまうおまけ付き。
 犬が大好きなこちらの方々、ヨーロッパの街中は犬の落とし物がよくあるのだが、特にナポリをはじめ、イタリアの街中にはそれが多く目立つ。道中ウンチだらけだ。

 どうなってるんだ。イタリアさんよ!どう言う事なんだ。青の洞窟!!

 最後に、誤解の無い様に言っておきます。
 青の洞窟自体は美しいんです。問題はそれを見るシステム。

 せめてあの幻想的な青い光が波打つ洞窟内に、1分、いや30秒だけでも静かに浮いていられたなら、そんな風に思うのです。


【食事】

朝兼昼:モッツァレラチーズ、パン、クッキー
夜:四季ピザ、スパゲティ

【トラベルメモ】

1US$ ≒ 2000L(イタリア・リラ)
・ナポリ→カプリ(船)片道1時間弱 40000リラ/往復
・カプリの港→青の洞窟(小船)25000リラ(ボート往復と入場料)

【宿】
(ナポリ)Hotel Zzra 100000リラ/トリプル-1室(他に空きがなく、トリプルを2人で使用)

NoPhoto
船でイタリア(34カ国目)へ (チュニジア)チュニス→(イタリア)ナポリへ
エリア:
  • ヨーロッパ>イタリア>ナポリ
  • アフリカ>チュニジア>チュニス
テーマ:街中・建物・景色 鉄道・乗り物 
投稿日:2001/04/27 15:15
 朝、フェリー乗場でチュニスの通貨、ディナールをイタリアのリラに両替すると、ナポリ行きの小型のフェリーに乗り込む。
 チュニジアとは、これでお別れだ。

 カルタゴの遺跡、ベルベル人の伝統住居クサールなど、見所とされているものの多くは廃墟だった。
 チュニスのメディナ(旧市街)でも南部のオアシス都市でも人々は皆、洋服を着こなし、街自体にはエキゾチックな気分にひたれる様な空気は漂ってはいなかった。
 旅する前はそれなりに期待していたチュニジアだが、正直言って期待には及ばず。どちらかと言えば、モロッコの方が旅先には断然おススメだ。

 それでも、タタウィンでは大好きなアラブ菓子を久しぶりにたんまり食べたし、チュニスのマーケットも中々。
 何より、肌で感じる治安の良さは、ヨーロッパよりも格段にリラックスして街歩きや旅そのものを楽しめる。

 地中海の沖に出たナポリ行きの船の甲板に出てみると、
 「寒い・・・。」
洋上の風は冷たく、とてもじゃないがいたたまれない。
 今日は早めにおやすみする事にしよう。

 とは言っても、我々のチケットは一番安いクラス。 フェリーのキャビン(客室)のベットとは無縁。
 ロビーのソファーの上に横になる。


【食事】

朝:パン、オレンジ
昼:チーズサンド、オレンジ
夜:バゲット、オレンジ

【トラベルメモ】

1US$ ≒ 1TD(チュニジア・ディナール)
・チュニス→ナポリ(フェリー、夜行)94TD 11:00発 翌9:30着

チュニスのマーケット  1
チュニスのマーケット (チュニジア)チュニス
エリア:
  • アフリカ>チュニジア>チュニス
テーマ:街中・建物・景色 
投稿日:2001/04/26 15:12
 明日乗るナポリの船は、ナポリまで一昼夜。
 その間の食料買出しがてらに、チュニスのマーケットに出向く。

 賑わいを見せるマーケットの一角に、淡いピンク色の花びらが積まれているのを発見。
 近寄ってみると、いい香りがする。

チュニスのマーケット  1

 それは量り売りのバラの花びら、地元のおばさん達が品定めしながら買っている。

 バラの花は、香水やジャムなどに使われると聞いた事はあるが、おばさん達は家に買って帰って、一体何に使うのだろうか。 

 我々はこの後、チュニジアから東欧へ旅してまわり、そこでバラ畑を幾度も目にしたが、この様にマーケットでバラの花びらが売られているのを見たのはここチュニスだけだった。

 マーケットでパンもオレンジも買ったし、これでナポリまでの一昼夜の船旅の準備も万全。
 明日の地中海は、どんな顔をしてるだろうか。


【食事】

朝:パン
昼:ローストチキン、ツナサンド
夜:ツナサンド

【トラベルメモ】

1US$ ≒ 1TD(チュニジア・ディナール)
・(今日チュニスでインターネットをしました。publinetと言う公共のインターネットカフェ) 1.5TD/1時間
※安いのにかなり良好。日本語サイトのブラウジングもOKで、快速でした。

【宿】
(チュニス)Hotel Soleil 10TD/W-1室

スターウォーズ ?  1
スターウォーズ ? (チュニジア)タタウィン→チュニスへ
エリア:
  • アフリカ>チュニジア>チュニス
  • アフリカ>チュニジア>タタウィン
テーマ:街中・建物・景色 
投稿日:2001/04/25 15:05
 タタウィンの街は小さい。街の中央の市場などは正に猫の額。市場の割には人影も多くないし、歩くと1分、いや30秒も、満たない内にぐるっと一周してしまう。

スターウォーズ ?  1

 市場にあるスパイス屋や染色糸屋などは、こちらならではのもの。市場周辺にはアラブ菓子屋も軒を連ねる。時たま民族衣装の様ないでたちのおばあさん達を見掛けたりもする。

 だが、舗装された狭い道路に車が行き交う小さな街中にこれと言った見所はない。
 映画スターウォーズの撮影にも使われた、クサールと呼ばれるドロを塗り固めた様な伝統的な建物は、郊外に散らばっているのだ。
 宿で車をチャーターし、今日は一日、その幾つかを見て回る。

 最初に訪れたクサール・ハッタダは、スターウォーズの最新作(通算第4作、副題エピソード1)の主人公の子供(アナキン)の故郷の家のシーンに使われた所。

 映画の物語の中でも、その星は「タタウィン」と呼ばれていた。

 実際目の当たりにしたそのクサール・ハッタダは、異星人やC3PO(スターウォーズに登場する人気のロボットキャラクター)どころか、人っ子一人いない。

 一時、ホテルとして流用されていた事もあったそうだが、今はもうやっておらず、そこはかつての住居跡と言うか廃墟。
 泥を固めたアパートの様ないでたちは、中々の趣きではあるが、ひっそりと静まり返る小さな小さなゴーストタウンと言った感じだ。

スターウォーズ ?  2

 幾つかの部屋の窓ワクなどには、スターウォーズのセット跡も残っている。
 果たしてここはベルベル人の伝統住居跡と言う遺跡なのか、スターウォーズのロケ地跡と言う名所なのか・・・。

 その後は、チェンニ、クサール・スルタン、ドゥーレと、引き続きこちらの伝統住居、住居跡を見て回る。

 クサール・スルタンは、クサール・ハッタダにも似た泥でできたアパートの様な、ここも伝統住居跡。
 保存状態はクサール・ハッタダより良く、きっと写真映りも良いのだろうが、ここも誰一人住んでいない亡きガラの住居。

 チェンニとドゥーレは、小高い山の斜面にひしめき合う様に石造りの家が並ぶ伝統住居群。
 ドゥーレの方は相変わらずの亡きガラの住居跡、廃墟と言い直した方が正確だ。

 今日見て回った中で一つだけ、一見、廃墟の様に見えたチェンニの石造りの質素な伝統住居群には、村人の姿がちらほら。
 小高い山の頂きからすそ野までひしめく小さな石造りの村は、石造りゆえ、山肌の景色と同化し、そのふもとでは、民族衣装姿のおばあさん達が腰を下ろしてのんびりしている。

 夜、タタウィンからチュニス行の夜行バスに揺られながら思う。
 昨日、今日見たほとんど廃墟の伝統住居、「映画では一体どんな風に映され使われたのだろうか。」
 日本に帰ったらビデオを借りて、もう一度じっくり見てみよう。


【食事】

朝:バゲット
昼:バゲット、アラブ菓子
夜:アラブ菓子

【トラベルメモ】

1US$ ≒ 1TD(チュニジア・ディナール)
・タタウィン郊外(クサール・ハッタダ、チェンニ、クサール・スルタン、ドゥ-レ)への車チャーター 70TD/1日/1台
※宿泊したHotel Stationで頼んだが、あまり慣れていない感じだった。同じ位の料金だったらツアー客も扱うHotel Sango等他で頼んだ方が良いと思われる。

・タタウィン→チュニス(夜行バス)19:45発 翌4:45着 21TD/1人

NoPhoto
スターウォーズ ? (チュニジア)マトマタ→ガベス→メドニン→タタウィン
エリア:
  • アフリカ>チュニジア>マトマタ
  • アフリカ>チュニジア>タバルカ
  • アフリカ>チュニジア>チュニジアその他の都市
テーマ:街中・建物・景色 
投稿日:2001/04/24 14:52
 朝一番、朝食前に、昨夜眠った伝統様式の穴倉住居のホテルの穴倉から抜け出し、穴の上に立ってみる。

 目に付く穴倉住居は全て、住居跡。幾つかはホテルなどに改装されているようだが、ほとんどは倉庫替わりか廃墟になっていて、住民はごく普通の何の変哲もない家に住んでいる。

 それでも、かつて穴倉に住居していた名残なのだろうか。モーグルスキー場の様に幾つもの丸い小さなくぼみが一面に並んだ、緑まばらな大地。そのくぼみの部分に建てられた家々は丘に隠されており、広大な丘とくぼみが連続する大地に、穴倉住居跡だけが視界に際立ち、朝の薄い日射しにうっすらと浮かぶその光景は、なる程独特の趣きがある。

 朝食を済ませ、昨夜泊まった宿近くの、スターウォーズ第一作で宇宙人のバーのシーンを撮影したと言う、有名な穴倉ホテルを見学した後、ローカルバスを乗り継いで、タタウィンの街へ向かう。

 朝の遅い時間、マトマタの旧市街を出たバスは、途中マトマタ新市街のマーケット前に停車。
 マーケットでは、エプロン姿の様なベルベル人の伝統的な民族衣装風のいでたちを色濃く残した格好のおばさん達がたむろし、買出しをしたおばあさん達がバスに乗り込んでくる。

 チュニスのメディナ(旧市街)も、これ迄見て来たアラブの国々に比べると、特にどうと言う事もなかったし、カルタゴ遺跡は廃墟だった。

 そして今日、オアシス都市マトマタの独特な景観と、マーケット帰りのベルベル人のおばあさん達と共にローカルバスに揺られ、ようやく、「これがチュニジアの旅か。」と、心に旅情を沸き上がらさせる。

 朝見たスターウォーズ第一作のバーのシーンの撮影に使われたと言う、マトマタの穴倉ホテルのバーは、伝統住居の味わいと言うより、ほとんど映画のセット現場。
 スターウォーズ撮影当時のセットが残され、集客用に力を込めてそれが維持されている。
 ここだけ見ると、ディズニーランドとの差はそれ程ない様に思える。どちらも造られた架空の世界だ。

 真のチュニジアの味わいは、やはりその外と、そこに住む人々の息遣いにあった。

 そんな対比も面白い、チュニジアの旅。

 夕方辿り着いたここも、スターウォーズの撮影現場として有名なタタウィン。
 一体どんな所なんだろうか。


【食事】

朝:バゲット、カフェオレ
昼:ローストチキン、サラダ、アラブ菓子
夜:パン

【トラベルメモ】

1US$ ≒ 1TD(チュニジア・ディナール)
・Hotel Sidi Driss:スターウォーズ第一作のバーのシーンの撮影現場。撮影当時のセットも残されている。
 宿泊者意外も内部見学OK。だがその場合、本当はバーで何か飲み物かコーヒー位注文しなくてはいけないのかも知れないが、
 我々の場合、特に何も言われなかったのでタダで見学してきた。ただ、そう言う事で人気のホテルなので事前予約なしの飛び  込みでの宿泊は難しいとの事。

・マトマタ→ガベス(バス)1時間半 1.5TD 途中の景色はなかなか
・ガベス→メドニン(バス)1時間15分 2.95TD
・メドニン→タタウィン(ルアージュと呼ばれる乗合タクシー)1時間 2TD

【宿】
(タタウィン)Hotel Station 10TD/W-1室

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