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イチローとジュンコの夫婦珍道中

~バックパッカー日記~

プロフィール

ニックネーム:
イチローとジュンコ
居住地:
東京都
自己紹介:
2000年9月 日本を旅立ったイチローとジュンコは、飛行機で、南アフリカ・ケープタウンに降り立った。
二人はそこから日本まで、飛行機を使わずに、陸路と船のみで帰る。
アフリカ大陸南端の喜望峰から日本まで、アフリカ、東西ヨーロッパ、中東、シルクロードとまるまる1年かけての、夫婦珍道中。
野宿もしました。ゴリラと挨拶もしました。サハラを越え、ヒマラヤを越え。。
大自然、世界遺産、カルチャーショック、紛争の傷跡、そして、多くの出会い。
2001年8月無事帰国した二人の旅を振り返って、番外編コラムを掲載します。

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6 - 10件目まで(30件中)

ローリーの洗礼1
ローリーの洗礼 そして フルチン・ソルジャー (ケニア)イシオロ→マルサビット→モヤレ
エリア:
  • アフリカ>ケニア>ケニアその他の都市
テーマ:鉄道・乗り物 
投稿日:2000/11/25 16:33
 朝7時、バスはイシオロの街に到着。
 辺境の趣が漂う街なのかと思ったが、どうして中々の都会だ。

 道端の人に尋ねながら、すぐエチオピアとの国境の街モヤレ行のローリーを見つけ乗車。

 ローリーとは貨物用の大型トラックの事で、イシオロから先はバス等の公共の交通機関が無いのだ。そこでローリーは貨物用ではあるが、荷物も乗るが、人も乗る。

 初め、助手席をリクエストしたが既に満員。仕方なく荷台の袋詰めのジャガイモの上に座る。

ローリーの洗礼1

 イシオロからモヤレ迄、道は悪く、ローリーでの移動はハードだと聞いていたのだが、ローリーは走り始めて1時間程は乗り心地は決して良くは無いが、「そんなに悪くはないな」と思っていたのだが甘かった。

 ローリーはどんどんスピードを上げ、ガタガタ道を百数十キロで突っ走る。
 「ガタガタガタ…ドカンドカン…」貨物用の荷台は人が乗るようには出来ていない。もの凄い振動だ。
 おまけに砂ぼこりもひどく、とても目を開けていられない。

 「ローリーの洗礼」。
これ迄とは違うこれからの厳しい旅の始まりである。

 途中、ローリーが停車すると、やっと顔を上げ、辺りを見渡す。と、これがまた凄い。

 裸でヤリを持っている人、カラフルな首飾りや腕輪を何重にも付けたご婦人達。普通の洋服を着た人はほとんど見当たらない。

 彼ら(多分、ツルカナ族)が野を道を行き交いたむろする。まさに辺境の地の趣だ。

 途中、ローリーに同乗して来た護衛のアーミーはこの民族の人らしく、腰巻にフルチン姿で銃を持っていて、我々を驚かせた。

 ローリーは途中マルサビットという街を経由し、日が落ちてもひたすら走り続ける。

 キツイ、正直とてもツライ。体も顔も口も鼻も目も髪も砂だらけ。
 おまけにナイロビからイシオロまで夜行バスで来たので昨日はろくに寝ていないのだ。

 頭がクラクラする。物凄い振動と騒音の中、お尻も腰ももうガクガクだ。まるで一つの貨物の様に下を向き、体を小さくしてひたすら耐える。

 夜10時半過ぎ、満天の星空の下、ローリーはマルサビット郊外のロッジのような所に到着。

 今夜はここに泊まり、明朝再出発との事。乗員乗客のほとんどはローリーのまわりで野宿。
 疲れ切った我々はロッジのベッドをリクエスト。

 ここが何という場所の何というロッジなのかもわからないし、尋ねる気力ももう無い。
 用意していた2リットルのボトルの水で砂だらけの顔を洗うと、2人とも倒れこむようにベッドに横になる。


【食事】

朝:バナナ
昼:パン
夜:なし

【トラベルメモ】

1US$ ≒ 75Ks(ケニア・シリング)
・ローリー イシオロ→モヤレ 8:00発 翌10:00着 1600Ks/1人

【宿】途中マルサビットから2時間位走った所で宿泊。ロッジW部屋の1ベッドが100Ks。水、電気なし(野宿すればタダ)。ロウソク、シーツはくれる。

・イシオロ→マルサビット間は、文中の通り、カラフルな民族衣装(でも裸に近い)の人達が生活しているのを目の当たりに出来、興味のある人にはとても面白い所なので、我々は訳もわからずローリーに飛び乗ったが、お金を掛けても車をチャーターし、写真等を撮りながらゆっくり楽しみながら移動する価値があると思う。我々はハードなローリーでの移動で、停車時以外、外の景色を楽しむ余裕なし。当然写真など撮れませんでした。(Only our memolies...)

NoPhoto
ナイロビのユースホステル・ライフ (ケニア)ナイロビ→イシオロ
エリア:
  • アフリカ>ケニア>ナイロビ
テーマ:街中・建物・景色 その他 
投稿日:2000/11/24 16:01
 とにかく「治安は最悪」、「危険なデンジャラスシティー」と言う情報ばかりのナイロビだったが、たまたま我々が何もなかったと言う事のなのか、「そんなに悪い所ではなかったな」と言うのが感想だ。

 ふらふらと街歩きもしたし、カフェでの食事もおいしかった。
 宿のある郊外から中心街までタクシーにもバスにもマタトゥにも乗った。
 おおむね、人々は親切でやさしい。

 街にはATMもあり、お金も24時間おろせる。スーパーでは何でも買える。
 宿泊したユースホステルでもキッチンを借りて自炊していたので、生活費も安く上げられた。
 ユースホステルのスタッフも皆親切だった。

 最後、ユースホステルを出発にするにあたり困った事が一つ。
 昨日、2リットルの頑丈なプラスチックボトル欲しさに購入したケニア製のオレンジジュース、まるでカキ氷にかけるシロップの様に大甘で、とても2リットルも飲めたもんじゃないのだ。

 昨日から今日まで、湯や水で割ってJunkoと二人で頑張って飲みまくったが、それでも500ml程度しか消費していない。
 あと1.5リットルは捨てようかとも思ったのだが、仲良くなったリベリアから亡命して来たという3人姉妹に差し上げる事に。

 彼女らは数日後オーストラリアに向かうと言う。祖国は大変な事になっているが、元気に頑張って欲しい。

 ここユースホステルには各国から様々な人が来る。我々も滞在中は、このリベリアからの3姉妹の他にも、色々な人々と会い話した。

 中にはおさい銭で世界旅行を楽しむ韓国のお坊さんや、現地の人と結婚し、ソマリア国境付近で暮らす日本人の大工さんなどもいた。

  そして1週間近くお世話になったナイロビともお別れ。

 バスは、危険と言われるダウンタウンを夜の出発だ。最後の最後、気を付けなくてはと恐る恐るバスの発着地に向かう。

 それにしてもナイロビのバス乗り場はごちゃごちゃしていて、全くもって統制が取られていない。

 狭いぬかるんだ道のそれぞれのバス会社のオフィス付近に、大型のバスが何台も路上駐車、そこが公然とバス乗り場になっている。

 そこにバスの乗客がタクシーが乗付けてきたりするから、もうぐちゃぐちゃ。

 前にも後ろにも進めなくなった車の数々が、しばしば立ち往生する。

 その間をぬうように歩き、何とか何事も無く、無事バスに乗車。
 夜8時半過ぎ、バスはイシオロに向けて出発する。
ナイロビのユースホステル・ライフ1


【食事】

朝:(自炊)パン、ゆでジャガイモ
昼:(自炊)ミネストローネ、ご飯
夜:クッキー

【トラベルメモ】

1US$ ≒ 75Ks(ケニア・シリング)
・夜行バス ナイロビ→イシオロ Akambaバス社 20:00発 翌7:00着 毎日1便 320Ks/1人
Akambaバスオフィス前出発

NoPhoto
ナイジェリアビザ・ゲット! (ケニア)ナイロビ
エリア:
  • アフリカ>ケニア>ナイロビ
テーマ:旅行準備 
投稿日:2000/11/23 15:54
 毎日、朝一番、日課のように、まるで通勤のようにユースホステルの門を出る。
 こうなったら粘りで勝負。

 善良な普通の旅行者である事を印象付け、常に謙虚で低姿勢に。何度も何度も発行されるか分からないビザの為に、文句一つ言わず笑顔で朝一番にやってくる小柄な日本人2人に
 「仕方ないな。」
とビザ位くれないものかと、今日もナイジェリア大使館のビザ窓口の前のイスに腰掛ける。

 すると、ちょいちょいと、窓口の人が我々を手招きしている。
 行ってみると、我々のパスポートのページを拡げ、そこにはナイジェリアのビザ/スタンプが確かに押されているではないか。

 長期戦も覚悟していただけに、これは意外な急展開。
 「山は動いた。」

 早速、明日発のエチオピア方面にあるイシオロ迄のバスを予約。

 そして、この先、水の心配があるので、丈夫そうな2リットルのペットボトルに入ったケニア産のオレンジジュースを購入。このボトルに水を入れて持ち運ぶのだ。
 今日、明日はオレンジジュース飲み放題だ!

 大都会ナイロビは今日で最後。今日の内に都会で出来る事はしておこうと、インターネットカフェでメールをチェックすると、父親から
 「ルワンダでエボラがはやっているとニュースで見ました。大丈夫か。」
とメールが来ている。
 慌てて、父とJunkoの兄に
 「2人とも元気。エボラにもなっていない。」
とメールを打つ。

 父からのメールの最後には、「危険は避けて旅するように。」とのくだりも。

 明日、夜のバスでエチオピアに向かって北上を開始する。


【食事】

朝:パスタ、パン
昼:カフェでシチュー、マンタジ、チャパティ(ナイロビ最終日という事で)
夜:野菜炒め、ご飯(自炊)

【トラベルメモ】

1US$ ≒ 75Ks(ケニア・シリング)

・ナイジェリザ 4500Ks/1人 3ヶ月有効 3週間滞在可 詳細は本文参照

・ナイロビでのインターネット
インターネットカフェは至る所に有る。どこも3〜5Ks/1分。日本語のHPが見れるPCを置いてある所も少なくないので、訊いてみながら何軒かあたれば日本語が読める所が必ずある。スピードはまずまずだったが、Hotmailや、他のHPでもプラウジングで頻繁にエラーとなり、余計な時間が結構かかった。

【宿】Youth Hostel 590ks/W利用 非会員1人当たり

NoPhoto
難関、ナイジェリアビザ? (ケニア)ナイロビ
エリア:
  • アフリカ>ケニア>ナイロビ
テーマ:旅行準備 
投稿日:2000/11/22 15:52
 「さあ、勝負!!」
と9000シリングを持って、朝一番でナイジェリア大使館へ。

 ビザの窓口に9000シリング支払うと、
 「今日はオフィサー(役人)がいないので明日朝来なさい。」

 支払った分のレシートを求めると
 「オフィサーがいないので領収書も発行できない。」

 と言う訳で、9000ケニア・シリングだけ取られて、せっかく朝一番で行ったのに、ものの1分でナイジェリア大使館から退出する事となる。

 これは、どうも雲行きが怪しいぞ。

 それでもパスポートはナイジェリア大使館に預けたまま、まだ脈はある。

 「これはもしかしたら長期戦になるかもしれない。」
と一日特に何もする事も無く、ふらふらとナイロビの中心街に散歩に出る。


【食事】

朝:(自炊)パスタ、パン
昼:(自炊)タイ製インスタントラーメン
夜:(自炊)トマト味野菜シチュー、ご飯

【トラベルメモ】

1US$ ≒75Ks(ケニア・シリング)

【宿】Youth Hostel 590ks/W利用 非会員1人当たり

難関、ナイジェリアビザ?1
難関、ナイジェリアビザ?(ケニア)ナイロビ
エリア:
  • アフリカ>ケニア>ナイロビ
テーマ:旅行準備 
投稿日:2000/11/21 15:42
 南アフリカから陸路、日本を目指す我々の旅には、越えなければならない幾つかの難関がある。

 列挙すると、

(1)スーダンビザ
 現地大使館からのレターが必要だが、レターを発行してもらえるか流動的

(2)エチオピア→スーダン→チャドの東→西アフリカ越え
 公共の交通機関はなく、ローリー(貨物用大型トラック)をヒッチして荷台で移動する予定。途中野宿も充分予想される。道も悪く、この旅の言わば「心臓破りの坂」。国境が通過できるかも流動的。水や食料についても心配。

(3)ナイジェリアビザ
 ナイジェリア大使館では通常、在住者にしかビザを発行していない。旅先でビザを取得するしかない長期旅行者は、ビザ取得が困難。

(4)モーリタニア→西サハラ→モロッコのサハラ越え
 公共の交通機関はなく、ヒッチするしかない。国境の通過についても流動的。

(5)リビアビザ
 現在、団体ツアーにしか観光ビザは発行していないとの事。

難関、ナイジェリアビザ?1

 以上の内、(3)のナイジェリアビザに着いて、ナイロビで根気強く頼むと発給してくれる事もあるらしいという情報をゲット。
 早速、朝昨日申請したエチオピアのビザを受け取ると、その足でナイジェリア大使館へ。

 ビザ受付の窓口で観光ビザを取りたい旨を伝えると、
 「在住者にしか発行していない。」
 「そこを何とか。」
と頼み込むと、
 「それでは、日本大使館のレターを持って来なさい。」
と申請書を手渡される。
 感触は悪くない。

 急いで、日本大使館へ出向き、レターの発行をお願いするも、
 「危険度2以上の国へのレターは発行していない。ナイジェリアの現在の危険度は2。よって発行できない。」
との返答。やはりダメか。

 それでもダメモトで、タクシーでナイジェリア大使館へトンボ返り。
 その旨を伝え、それでも何とかと記入した申請書と写真を手に頼み込むと、係りの人は困った顔でだまってこちらの申請書と写真を受取り、
 「1人4500シリング」
と言うではありませんか。
 「よし、もうひと押しだ。」

 ところが、2人分9000ケニア・シリングの手持ちがなく、もうちょっとという所で、明日、朝また来るよう言われる。

 宿への帰り路、ショッピングセンターにある銀行のATMで現金のケニア・シリングの不足分を調達。
 9000シリングを用意して、明日に備える。


【食事】

朝:(自炊)パスタ、パン
昼:(自炊)ゆで玉子、パン
夜:(自炊)野菜炒め、ご飯

【トラベルメモ】

1US$ ≒75Ks(ケニア・シリング)
・エチオピアビザ 63US$/1人 翌日受取 発行日より1ヶ月以内入国 60日間滞在(我々の場合)

【宿】Youth Hostel 590ks/W利用 非会員1人当たり

6 - 10件目まで(30件中)