記事一覧
21 - 25件目まで(27件中)
- 難関、ナイジェリアビザ? (ケニア)ナイロビ
-
エリア:
- アフリカ>ケニア>ナイロビ
- テーマ:旅行準備
- 投稿日:2000/11/22 15:52
「さあ、勝負!!」
と9000シリングを持って、朝一番でナイジェリア大使館へ。
ビザの窓口に9000シリング支払うと、
「今日はオフィサー(役人)がいないので明日朝来なさい。」
支払った分のレシートを求めると
「オフィサーがいないので領収書も発行できない。」
と言う訳で、9000ケニア・シリングだけ取られて、せっかく朝一番で行ったのに、ものの1分でナイジェリア大使館から退出する事となる。
これは、どうも雲行きが怪しいぞ。
それでもパスポートはナイジェリア大使館に預けたまま、まだ脈はある。
「これはもしかしたら長期戦になるかもしれない。」
と一日特に何もする事も無く、ふらふらとナイロビの中心街に散歩に出る。
【食事】
朝:(自炊)パスタ、パン
昼:(自炊)タイ製インスタントラーメン
夜:(自炊)トマト味野菜シチュー、ご飯
【トラベルメモ】
1US$ ≒75Ks(ケニア・シリング)
【宿】Youth Hostel 590ks/W利用 非会員1人当たり
と9000シリングを持って、朝一番でナイジェリア大使館へ。
ビザの窓口に9000シリング支払うと、
「今日はオフィサー(役人)がいないので明日朝来なさい。」
支払った分のレシートを求めると
「オフィサーがいないので領収書も発行できない。」
と言う訳で、9000ケニア・シリングだけ取られて、せっかく朝一番で行ったのに、ものの1分でナイジェリア大使館から退出する事となる。
これは、どうも雲行きが怪しいぞ。
それでもパスポートはナイジェリア大使館に預けたまま、まだ脈はある。
「これはもしかしたら長期戦になるかもしれない。」
と一日特に何もする事も無く、ふらふらとナイロビの中心街に散歩に出る。
【食事】
朝:(自炊)パスタ、パン
昼:(自炊)タイ製インスタントラーメン
夜:(自炊)トマト味野菜シチュー、ご飯
【トラベルメモ】
1US$ ≒75Ks(ケニア・シリング)
【宿】Youth Hostel 590ks/W利用 非会員1人当たり
- 難関、ナイジェリアビザ?(ケニア)ナイロビ
-
エリア:
- アフリカ>ケニア>ナイロビ
- テーマ:旅行準備
- 投稿日:2000/11/21 15:42
南アフリカから陸路、日本を目指す我々の旅には、越えなければならない幾つかの難関がある。
列挙すると、
(1)スーダンビザ
現地大使館からのレターが必要だが、レターを発行してもらえるか流動的
(2)エチオピア→スーダン→チャドの東→西アフリカ越え
公共の交通機関はなく、ローリー(貨物用大型トラック)をヒッチして荷台で移動する予定。途中野宿も充分予想される。道も悪く、この旅の言わば「心臓破りの坂」。国境が通過できるかも流動的。水や食料についても心配。
(3)ナイジェリアビザ
ナイジェリア大使館では通常、在住者にしかビザを発行していない。旅先でビザを取得するしかない長期旅行者は、ビザ取得が困難。
(4)モーリタニア→西サハラ→モロッコのサハラ越え
公共の交通機関はなく、ヒッチするしかない。国境の通過についても流動的。
(5)リビアビザ
現在、団体ツアーにしか観光ビザは発行していないとの事。
以上の内、(3)のナイジェリアビザに着いて、ナイロビで根気強く頼むと発給してくれる事もあるらしいという情報をゲット。
早速、朝昨日申請したエチオピアのビザを受け取ると、その足でナイジェリア大使館へ。
ビザ受付の窓口で観光ビザを取りたい旨を伝えると、
「在住者にしか発行していない。」
「そこを何とか。」
と頼み込むと、
「それでは、日本大使館のレターを持って来なさい。」
と申請書を手渡される。
感触は悪くない。
急いで、日本大使館へ出向き、レターの発行をお願いするも、
「危険度2以上の国へのレターは発行していない。ナイジェリアの現在の危険度は2。よって発行できない。」
との返答。やはりダメか。
それでもダメモトで、タクシーでナイジェリア大使館へトンボ返り。
その旨を伝え、それでも何とかと記入した申請書と写真を手に頼み込むと、係りの人は困った顔でだまってこちらの申請書と写真を受取り、
「1人4500シリング」
と言うではありませんか。
「よし、もうひと押しだ。」
ところが、2人分9000ケニア・シリングの手持ちがなく、もうちょっとという所で、明日、朝また来るよう言われる。
宿への帰り路、ショッピングセンターにある銀行のATMで現金のケニア・シリングの不足分を調達。
9000シリングを用意して、明日に備える。
【食事】
朝:(自炊)パスタ、パン
昼:(自炊)ゆで玉子、パン
夜:(自炊)野菜炒め、ご飯
【トラベルメモ】
1US$ ≒75Ks(ケニア・シリング)
・エチオピアビザ 63US$/1人 翌日受取 発行日より1ヶ月以内入国 60日間滞在(我々の場合)
【宿】Youth Hostel 590ks/W利用 非会員1人当たり
列挙すると、
(1)スーダンビザ
現地大使館からのレターが必要だが、レターを発行してもらえるか流動的
(2)エチオピア→スーダン→チャドの東→西アフリカ越え
公共の交通機関はなく、ローリー(貨物用大型トラック)をヒッチして荷台で移動する予定。途中野宿も充分予想される。道も悪く、この旅の言わば「心臓破りの坂」。国境が通過できるかも流動的。水や食料についても心配。
(3)ナイジェリアビザ
ナイジェリア大使館では通常、在住者にしかビザを発行していない。旅先でビザを取得するしかない長期旅行者は、ビザ取得が困難。
(4)モーリタニア→西サハラ→モロッコのサハラ越え
公共の交通機関はなく、ヒッチするしかない。国境の通過についても流動的。
(5)リビアビザ
現在、団体ツアーにしか観光ビザは発行していないとの事。
以上の内、(3)のナイジェリアビザに着いて、ナイロビで根気強く頼むと発給してくれる事もあるらしいという情報をゲット。
早速、朝昨日申請したエチオピアのビザを受け取ると、その足でナイジェリア大使館へ。
ビザ受付の窓口で観光ビザを取りたい旨を伝えると、
「在住者にしか発行していない。」
「そこを何とか。」
と頼み込むと、
「それでは、日本大使館のレターを持って来なさい。」
と申請書を手渡される。
感触は悪くない。
急いで、日本大使館へ出向き、レターの発行をお願いするも、
「危険度2以上の国へのレターは発行していない。ナイジェリアの現在の危険度は2。よって発行できない。」
との返答。やはりダメか。
それでもダメモトで、タクシーでナイジェリア大使館へトンボ返り。
その旨を伝え、それでも何とかと記入した申請書と写真を手に頼み込むと、係りの人は困った顔でだまってこちらの申請書と写真を受取り、
「1人4500シリング」
と言うではありませんか。
「よし、もうひと押しだ。」
ところが、2人分9000ケニア・シリングの手持ちがなく、もうちょっとという所で、明日、朝また来るよう言われる。
宿への帰り路、ショッピングセンターにある銀行のATMで現金のケニア・シリングの不足分を調達。
9000シリングを用意して、明日に備える。
【食事】
朝:(自炊)パスタ、パン
昼:(自炊)ゆで玉子、パン
夜:(自炊)野菜炒め、ご飯
【トラベルメモ】
1US$ ≒75Ks(ケニア・シリング)
・エチオピアビザ 63US$/1人 翌日受取 発行日より1ヶ月以内入国 60日間滞在(我々の場合)
【宿】Youth Hostel 590ks/W利用 非会員1人当たり
- 大都会ナイロビで情報収集 (ケニア)ナイロビ
-
エリア:
- アフリカ>ケニア>ナイロビ
- テーマ:旅行準備
- 投稿日:2000/11/20 15:37
ウガンダで数日ばかり、赤道を越え、北半球に入った我々だが、ここナイロビは再び赤道よりわずか南。
東アフリカ随一の大都会、ナイロビではしばらく滞在して、これからアフリカの北半球への旅に向けて、準備と情報収集をして、体制を立て直す予定だ。
まずは朝一番、ビザの申請にエチオピア大使館を訪れる。
「エチオピアのビザは1ヶ月滞在のものしか取れない。それ以上滞在する場合は、エチオピアでビザの延長申請をし直すしかない。」
と聞いていたのだが、エチオピアはゆっくり周りたいし、何があるかわからないので、できれば初めから長めの滞在期間のビザが欲しい。
そこでの滞在期間欄に、素知らぬ顔して「60days」と記入して、申請書を提出してみると、申請書は難無く受領される。
我々がラッキーだったのか、聞いていた情報が不正かだったのか。もし「30日間滞在のビザしか発行してないと聞いたが、60日間滞在のビザをもらえないだろうか?」なんて杓子定規に尋ねていたら、どうなっていただろうか。
その足で、街のセントラルにある「Do Do World」という日本人経営の旅行会社へ。
ここには開放された広いスペースに書籍や情報ノートなどが置いてあり、自由に閲覧でき、バックパッカー達の情報ステーションともなっているのだ。
ソファに座って情報ノートを読んでいると、奥平さん現る。奥平さんもナイロビで体制を立て直し中、情報を収集に来たのだ。
沢山のバックパッカーによって記載された情報ノートには、アフリカ中の様々な場所の様々な時期の様々な情報が数多く載っている。
そして、「楽しかった、素晴らしかった。」という情報もあれば、「つらかった、大変な目にあった。」という情報もある。
中には「事件」に巻き込まれ、命からがら散々な目に遭ったというものも少なからず。頭の中では期待と不安がぐるぐると激しく交差する。
大都会アフリカの近代都市ナイロビの真中で、突然、情報の波を目の当たりにし、とまどい立ちすくむ自分がいる。
奥平さんの口からも、これから先への不安の言葉がにじみ出る。
「とりあえず、お互い無事に。またアジスアベバあたりで会いましょう。」
と励まし合う。
無理はしたくない。Junkoもいる。
でも、この旅は「挑戦の旅」でもある。尻込みばかりもしてられない。
果たして我々は無事エチオピアからスーダン、そしてチャドへ越える事ができるのだろうか。
【食事】
朝:(自炊)ゆで玉子、パン
昼:マンタジ
夜:(自炊)野菜炒め
【トラベルメモ】
1US$ ≒ 75Ks(ケニア・シリング)
【宿】Youth Hostel 590ks/W利用 非会員1人当たり
東アフリカ随一の大都会、ナイロビではしばらく滞在して、これからアフリカの北半球への旅に向けて、準備と情報収集をして、体制を立て直す予定だ。
まずは朝一番、ビザの申請にエチオピア大使館を訪れる。
「エチオピアのビザは1ヶ月滞在のものしか取れない。それ以上滞在する場合は、エチオピアでビザの延長申請をし直すしかない。」
と聞いていたのだが、エチオピアはゆっくり周りたいし、何があるかわからないので、できれば初めから長めの滞在期間のビザが欲しい。
そこでの滞在期間欄に、素知らぬ顔して「60days」と記入して、申請書を提出してみると、申請書は難無く受領される。
我々がラッキーだったのか、聞いていた情報が不正かだったのか。もし「30日間滞在のビザしか発行してないと聞いたが、60日間滞在のビザをもらえないだろうか?」なんて杓子定規に尋ねていたら、どうなっていただろうか。
その足で、街のセントラルにある「Do Do World」という日本人経営の旅行会社へ。
ここには開放された広いスペースに書籍や情報ノートなどが置いてあり、自由に閲覧でき、バックパッカー達の情報ステーションともなっているのだ。
ソファに座って情報ノートを読んでいると、奥平さん現る。奥平さんもナイロビで体制を立て直し中、情報を収集に来たのだ。
沢山のバックパッカーによって記載された情報ノートには、アフリカ中の様々な場所の様々な時期の様々な情報が数多く載っている。
そして、「楽しかった、素晴らしかった。」という情報もあれば、「つらかった、大変な目にあった。」という情報もある。
中には「事件」に巻き込まれ、命からがら散々な目に遭ったというものも少なからず。頭の中では期待と不安がぐるぐると激しく交差する。
大都会アフリカの近代都市ナイロビの真中で、突然、情報の波を目の当たりにし、とまどい立ちすくむ自分がいる。
奥平さんの口からも、これから先への不安の言葉がにじみ出る。
「とりあえず、お互い無事に。またアジスアベバあたりで会いましょう。」
と励まし合う。
無理はしたくない。Junkoもいる。
でも、この旅は「挑戦の旅」でもある。尻込みばかりもしてられない。
果たして我々は無事エチオピアからスーダン、そしてチャドへ越える事ができるのだろうか。
【食事】
朝:(自炊)ゆで玉子、パン
昼:マンタジ
夜:(自炊)野菜炒め
【トラベルメモ】
1US$ ≒ 75Ks(ケニア・シリング)
【宿】Youth Hostel 590ks/W利用 非会員1人当たり
- 10カ国目、ルワンダ (ルワンダ)キガリ→(ウガンダ)カバレ
-
エリア:
- アフリカ>ルワンダ>キガリ
- アフリカ>ウガンダ>ウガンダその他の都市
- テーマ:街中・建物・景色 鉄道・乗り物 旅行準備
- 投稿日:2000/11/08 14:07
朝、キガリの中心街の散策に出る。
キガリは山間にある坂の多い街で、通りは、山肌の地形のせいかくねくねと湾曲している。
ぐるっとマーケットを回り込み、中心街の中心、独立広場に行ってみるも、広場は工事中で、柵で覆われている。主要な通りもあちこち工事中で、正に現在復興中といった感じだ。
手持ちの地図に記されているウガンダ大使館へVISAの申請に行こうと、その足で各国大使館街へ行くも、ここもあちこち工事中。お目当てのウガンダ大使館の姿もない。
道を歩いていると、時々、手首や指がない人とすれ違う。すれ違うのは一瞬だが、生々しい、それも遠くない「悲惨な過去」を持つルワンダという国が、強烈に胸に焦げ付いてくる。
ここキガリ、特に見るべき所もなく、ウガンダ大使館の場所も不明。おまけに物価も高い。ほんのわずかな滞在ではあったが、もう充分だろう。
ルワンダを発ち、ウガンダへ行く事にする。
バスステーションでは、ウガンダ行のミニバスの出発待ちの間も、手や指が無い子供達を何人か目にする。
ミニバスがウガンダ国境に近付くと、辺りの山肌には茶畑が広がる。
ウガンダのVISAは「国境でも取れるらしい。」という少々不確かな情報だったので、出来れば事前に取得しておきたかったのだが、勢いでVISAなしで国境まで来てしまい、少し心配していたのだが、ウガンダのVISAは難無く国境で取得。
お昼過ぎウガンダに入る。
ウガンダに入国するとすぐ、目指すカバレという街までの呼び込みタクシーに乗車。乗客は地元の女性一人と我々二人、そしてもう一人、偶然一緒になった日本人旅行者一人の計4人。
「さあ、これからあと何人乗ってくるやら。」
と思っていたら、何とドライバーはエンジンを始動、車を走らせ始めたではないか。
「すごい!! さすがウガンダ!!」
思わず、叫んでしまった。
余計な運賃徴収係の乗務員もいない。乗員はドライバーも入れて5人しか乗っていない。
「こんなに余裕を持って車のシートに座って移動ができるなんて、これぞタクシーだ。」
と思ったのもつかの間、カバレ迄の道中、タクシーは一人、また一人と客を拾い乗せて行き、結局タクシーには8人が詰め込まれる。
昨日の11人よりはマシとは言え、「やっぱりね…。」とJunkoと2人で思わず笑ってしまう。
つらいのか楽しいのか面白いのか…、それがアフリカの旅だ。
カバレの安宿にチェックインしようとすると、宿の入口に見覚えのあるバイクが停めてある。奥平さんだ。
「奥平さーん!!」階段の踊り場から叫ぶと、いたいた、あのイガグリ頭。早速、宿のバルコニーで奥平さんと、キガリから一緒だった日本人旅行者のジローさんと旅の情報交換など、話に花を咲かす。
奥平さんとはこれ迄、ジンバブエのハラレ、マラウィ・ケープマクレア、タンザニア・ダルエスサラムと会っているので、これで4回目の再会だ。
「いやー、ダルエスで両替サギにやられてな。」
と奥平さん。
「何やってるんですか、奥平さんともあろう者が。」
と急にこっちの声が張りあがる。
「実はうちらもやられたんですよ。」
と切り出すと、お互い目を丸くして見合って笑ってしまった。
お互い旅の達人と称される者同士なのに、意外にもろいもの。互いに旅の安全を願う。
つい時間を忘れて語り合ってしまい、気付いて腕時計を見ると、もう午後の2時。急いで両替に行かなければ。
銀行は早いと午後3時位には閉まってしまうし、ウガンダにはさっき着いたばかりで、こちらのお金を準備しなければと、銀行に早足で向かうも、銀行はどこももう閉まっている。
見ると3時閉店と書かれている。自分の腕時計を見ると、まだ2時40分。
「おかしいな、早目に閉まっちゃうのかな。」と思った次の瞬間、「ガーン」。
やっと気が付きました。
ルワンダとウガンダには1時間時差があって、時計の針を1時間進めるのを忘れていたのだ。
さっき、両替サギの話をしてたばかりなのに、これまた初歩的なウッカリミス。
「トホホ…。明日の朝、両替しにまた来よう。」
【食事】
朝:パン
昼:なし
夜:マトケ(食用バナナ)豆スープ付山盛りで500Ush。ふかしイモのような味でまずまずおいしいのだが、すごい量で胃にもたれて、2人で1人分も食べきれない。
【トラベルメモ】
1US$ ≒ 400Rf(ルワンダ・フラン)
1US$ ≒ 1500Ush(ウガンダ・シリング)
・ミニバス(マタトゥ) キガリ→ウガンダ国境 13000Rf 1.5時間
呼び込みはカバレ行と言っているが、実際には国境までしか行かない。
・ウガンダVISA 30US$/1人 国境で取れる。
・乗合タクシー 国境→カバレ 1000Ush 30分
【宿】(カバレ)Visitours Hotel 25000Ush/シングル (Wは500Ush)
シングルを2人で利用させて頂きました。とても親切。目の前がバス停で便利。お湯あり。バルコニーでゆっくりできる。オススメ!!
キガリは山間にある坂の多い街で、通りは、山肌の地形のせいかくねくねと湾曲している。
ぐるっとマーケットを回り込み、中心街の中心、独立広場に行ってみるも、広場は工事中で、柵で覆われている。主要な通りもあちこち工事中で、正に現在復興中といった感じだ。
手持ちの地図に記されているウガンダ大使館へVISAの申請に行こうと、その足で各国大使館街へ行くも、ここもあちこち工事中。お目当てのウガンダ大使館の姿もない。
道を歩いていると、時々、手首や指がない人とすれ違う。すれ違うのは一瞬だが、生々しい、それも遠くない「悲惨な過去」を持つルワンダという国が、強烈に胸に焦げ付いてくる。
ここキガリ、特に見るべき所もなく、ウガンダ大使館の場所も不明。おまけに物価も高い。ほんのわずかな滞在ではあったが、もう充分だろう。
ルワンダを発ち、ウガンダへ行く事にする。
バスステーションでは、ウガンダ行のミニバスの出発待ちの間も、手や指が無い子供達を何人か目にする。
ミニバスがウガンダ国境に近付くと、辺りの山肌には茶畑が広がる。
ウガンダのVISAは「国境でも取れるらしい。」という少々不確かな情報だったので、出来れば事前に取得しておきたかったのだが、勢いでVISAなしで国境まで来てしまい、少し心配していたのだが、ウガンダのVISAは難無く国境で取得。
お昼過ぎウガンダに入る。
ウガンダに入国するとすぐ、目指すカバレという街までの呼び込みタクシーに乗車。乗客は地元の女性一人と我々二人、そしてもう一人、偶然一緒になった日本人旅行者一人の計4人。
「さあ、これからあと何人乗ってくるやら。」
と思っていたら、何とドライバーはエンジンを始動、車を走らせ始めたではないか。
「すごい!! さすがウガンダ!!」
思わず、叫んでしまった。
余計な運賃徴収係の乗務員もいない。乗員はドライバーも入れて5人しか乗っていない。
「こんなに余裕を持って車のシートに座って移動ができるなんて、これぞタクシーだ。」
と思ったのもつかの間、カバレ迄の道中、タクシーは一人、また一人と客を拾い乗せて行き、結局タクシーには8人が詰め込まれる。
昨日の11人よりはマシとは言え、「やっぱりね…。」とJunkoと2人で思わず笑ってしまう。
つらいのか楽しいのか面白いのか…、それがアフリカの旅だ。
カバレの安宿にチェックインしようとすると、宿の入口に見覚えのあるバイクが停めてある。奥平さんだ。
「奥平さーん!!」階段の踊り場から叫ぶと、いたいた、あのイガグリ頭。早速、宿のバルコニーで奥平さんと、キガリから一緒だった日本人旅行者のジローさんと旅の情報交換など、話に花を咲かす。
奥平さんとはこれ迄、ジンバブエのハラレ、マラウィ・ケープマクレア、タンザニア・ダルエスサラムと会っているので、これで4回目の再会だ。
「いやー、ダルエスで両替サギにやられてな。」
と奥平さん。
「何やってるんですか、奥平さんともあろう者が。」
と急にこっちの声が張りあがる。
「実はうちらもやられたんですよ。」
と切り出すと、お互い目を丸くして見合って笑ってしまった。
お互い旅の達人と称される者同士なのに、意外にもろいもの。互いに旅の安全を願う。
つい時間を忘れて語り合ってしまい、気付いて腕時計を見ると、もう午後の2時。急いで両替に行かなければ。
銀行は早いと午後3時位には閉まってしまうし、ウガンダにはさっき着いたばかりで、こちらのお金を準備しなければと、銀行に早足で向かうも、銀行はどこももう閉まっている。
見ると3時閉店と書かれている。自分の腕時計を見ると、まだ2時40分。
「おかしいな、早目に閉まっちゃうのかな。」と思った次の瞬間、「ガーン」。
やっと気が付きました。
ルワンダとウガンダには1時間時差があって、時計の針を1時間進めるのを忘れていたのだ。
さっき、両替サギの話をしてたばかりなのに、これまた初歩的なウッカリミス。
「トホホ…。明日の朝、両替しにまた来よう。」
【食事】
朝:パン
昼:なし
夜:マトケ(食用バナナ)豆スープ付山盛りで500Ush。ふかしイモのような味でまずまずおいしいのだが、すごい量で胃にもたれて、2人で1人分も食べきれない。
【トラベルメモ】
1US$ ≒ 400Rf(ルワンダ・フラン)
1US$ ≒ 1500Ush(ウガンダ・シリング)
・ミニバス(マタトゥ) キガリ→ウガンダ国境 13000Rf 1.5時間
呼び込みはカバレ行と言っているが、実際には国境までしか行かない。
・ウガンダVISA 30US$/1人 国境で取れる。
・乗合タクシー 国境→カバレ 1000Ush 30分
【宿】(カバレ)Visitours Hotel 25000Ush/シングル (Wは500Ush)
シングルを2人で利用させて頂きました。とても親切。目の前がバス停で便利。お湯あり。バルコニーでゆっくりできる。オススメ!!
- ルサカで一日 (ザンビア)ルサカ
-
エリア:
- アフリカ>ザンビア>ルサカ
- テーマ:旅行準備
- 投稿日:2000/10/06 15:32
今日はお隣のマラウィのビザを取らなくてはならない。実は昨日、ガイド本の地図を頼りに、マラウィ・ハイコミッションまで行こうとしたのだが、地図に記されてあったその場所に、目的のハイ・コミッションは見つからない。近くのツーリスト・インフォメーションにて尋ねると、マラウィ・ハイコミッションは、かなり遠くに引っ越してしまっているとの事。暑い中、わざわざ歩いてきたのに! 仕方ないので、今日は朝から、インフォメーションで教えてもらった場所へ、マラウィ・ハイコミッションを訪ねる。
ミニバスや道行く人に道を聞きながら、ハイコミッションに到着し、ビザの申請をすると、ビザ代はUS$では受け付けず、ZK(ザンビアクワチャ)でないとダメとの事。その額は2人で540000ZK(≒180US$)。「えー! US$なら用意してきたけど、そんな大金のZKは持ってないよー!!」と声を上げると、「待ってるから、街まで行って両替して来なさい。」
仕方ないなぁ、もう。バス代ももったいないので、Junkoをハイコミッションに残し、一人でバスに乗って銀行のある市街まで行き、両替してUS$を手にし、またバスでトンボ返り。今日は金曜日、土日はハイコミッションは休みだ。なるべく今日中にビザを取っておきたい。
そんなこんなで何とかマラウィ・ビザの取得に成功。ホッとして宿までのバスに乗ったら、宿の近くを通り過ぎ、鉄道の線路を越えて、ルサカの中心街のカイロ通りまで乗り過ごしてしまった。バスの車掌さんに地図を見せて、「ここら辺で降ろして」って言っておいたのに、車掌さん、すっかり忘れてる。仕方なく、カイロ通りからは歩って宿に帰る事に。
宿は線路の反対側。ぐるっと回り込んで高架の陸橋を渡って越えて行かなくてはならない。暑い中、ゼエゼエしながら陸橋を上って行くと、眼下には平気で線路の上を歩って横断する大勢の人の姿が。線路の両脇の金網は所々穴が空いていて、皆そこから通り抜けている。「なんだ。あっちの下を通れば楽ちんだったんだ。」
すっかり疲れきって、午後は2人で宿で休憩。夕食後、マラリア予防薬を飲み、明日のマラウィに備える。
【食事】
朝:パン
昼:パン
夜:(自炊)野菜炒め
【トラベルメモ】
1US$ ≒ 3000ZK(ザンビア・クワチャ)
・マラウィ・ビザ 270000Z/1人(6ヶ月。マルチ)(シングルは180000ZK) 即時発給。9:00〜 午前のみ。事前に両替して行く必要がある。US$払い不可。
マラウィ・ハイコミッションは「旅行人」や「ロンリープラネット」の地図とは違う「Kabulonga(カブロンガ)」という地区に移っている。中心街から4〜5kmある。バスで片道1000ZK。乗務員にカブロンガと言えば連れていってくれる。カブロンガで降りると、マラウィ・ハイコミッションの大きな看板がすぐ目に入るし、そこら辺の人に聞けば道を教えてくれる。
【宿】 (ルサカ)チャチャチャ・バックパッカーズ ドミトリー 20000ZK/1人
中心街から遠い。キッチンもあり、悪くはないがキレイとも言えず、スタッフの態度もイマイチ、価格の割には良くもない。平均点以下。他に手頃な宿があったら、そちらの方がいいと思う。
ミニバスや道行く人に道を聞きながら、ハイコミッションに到着し、ビザの申請をすると、ビザ代はUS$では受け付けず、ZK(ザンビアクワチャ)でないとダメとの事。その額は2人で540000ZK(≒180US$)。「えー! US$なら用意してきたけど、そんな大金のZKは持ってないよー!!」と声を上げると、「待ってるから、街まで行って両替して来なさい。」
仕方ないなぁ、もう。バス代ももったいないので、Junkoをハイコミッションに残し、一人でバスに乗って銀行のある市街まで行き、両替してUS$を手にし、またバスでトンボ返り。今日は金曜日、土日はハイコミッションは休みだ。なるべく今日中にビザを取っておきたい。
そんなこんなで何とかマラウィ・ビザの取得に成功。ホッとして宿までのバスに乗ったら、宿の近くを通り過ぎ、鉄道の線路を越えて、ルサカの中心街のカイロ通りまで乗り過ごしてしまった。バスの車掌さんに地図を見せて、「ここら辺で降ろして」って言っておいたのに、車掌さん、すっかり忘れてる。仕方なく、カイロ通りからは歩って宿に帰る事に。
宿は線路の反対側。ぐるっと回り込んで高架の陸橋を渡って越えて行かなくてはならない。暑い中、ゼエゼエしながら陸橋を上って行くと、眼下には平気で線路の上を歩って横断する大勢の人の姿が。線路の両脇の金網は所々穴が空いていて、皆そこから通り抜けている。「なんだ。あっちの下を通れば楽ちんだったんだ。」
すっかり疲れきって、午後は2人で宿で休憩。夕食後、マラリア予防薬を飲み、明日のマラウィに備える。
【食事】
朝:パン
昼:パン
夜:(自炊)野菜炒め
【トラベルメモ】
1US$ ≒ 3000ZK(ザンビア・クワチャ)
・マラウィ・ビザ 270000Z/1人(6ヶ月。マルチ)(シングルは180000ZK) 即時発給。9:00〜 午前のみ。事前に両替して行く必要がある。US$払い不可。
マラウィ・ハイコミッションは「旅行人」や「ロンリープラネット」の地図とは違う「Kabulonga(カブロンガ)」という地区に移っている。中心街から4〜5kmある。バスで片道1000ZK。乗務員にカブロンガと言えば連れていってくれる。カブロンガで降りると、マラウィ・ハイコミッションの大きな看板がすぐ目に入るし、そこら辺の人に聞けば道を教えてくれる。
【宿】 (ルサカ)チャチャチャ・バックパッカーズ ドミトリー 20000ZK/1人
中心街から遠い。キッチンもあり、悪くはないがキレイとも言えず、スタッフの態度もイマイチ、価格の割には良くもない。平均点以下。他に手頃な宿があったら、そちらの方がいいと思う。
21 - 25件目まで(27件中)