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イチローとジュンコの夫婦珍道中

~バックパッカー日記~

プロフィール

ニックネーム:
イチローとジュンコ
居住地:
東京都
自己紹介:
2000年9月 日本を旅立ったイチローとジュンコは、飛行機で、南アフリカ・ケープタウンに降り立った。
二人はそこから日本まで、飛行機を使わずに、陸路と船のみで帰る。
アフリカ大陸南端の喜望峰から日本まで、アフリカ、東西ヨーロッパ、中東、シルクロードとまるまる1年かけての、夫婦珍道中。
野宿もしました。ゴリラと挨拶もしました。サハラを越え、ヒマラヤを越え。。
大自然、世界遺産、カルチャーショック、紛争の傷跡、そして、多くの出会い。
2001年8月無事帰国した二人の旅を振り返って、番外編コラムを掲載します。

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記事一覧

6 - 10件目まで(61件中)

万里の長城で一夜  1
万里の長城で一夜 (中国)北京
エリア:
  • アジア>中国>北京(ペキン)
テーマ:世界遺産 
投稿日:2001/07/26 11:16
 昨日までで、北京で行きたかった所はほぼまわった我々だが、このまま北京を去ってしまうには心残りがある。
 それは、おととい万里の長城・八達領へ行った時、あいにくの雨に見まわれ、その雄姿がほとんど見えなかった事。

 「ねえねえ、ここへ行くのよ。」
先日、ドミトリーの隣のベッドのスペイン人のお姉さんが、ロンリープラネット(英語の有名なガイドブック)を開いて見せてくれながら、
 「ただで万里の長城に上がれるところがあるの。」
と、教えてくれたのだ。

 日帰りでそこから帰ってきたお姉さんは、
 「草ぼうぼうで大変だったけど、登ってきたわ。」
と、楽しげに話していた。

 おととい行った八達領は入場料に40元も払った。
 「ただ?そんな所があるんだ!」
と、我々2人に、昨晩一緒にご飯を食べた3人の日本人旅行者、合わせて5人のチームで、そのタダの万里の長城へ行って見る事にする。

 皆でギョーザを囲んでエネルギーを補給して、お昼過ぎ、出発する。

 北京の中心からバスを乗り継いで2時間余り、「黄花城」と呼ばれる万里の長城の一端に到着。
 時刻は間もなく夕方、そろそろ帰途につく白人旅行者の姿もちらほら。

 そして我々の方は、所々崩れ、草ぼうぼうに放置された、長城登りを開始する。

 下から見るとガレキの様にも見えた黄花城だが、上まで登ってみると、険しい山の尾根づたいにくねり続くその姿は万里の長城そのもの。期待通りだ。

 今日は天気にも恵まれ、夕焼けに染まる紅の空中に、静かに巨龍のごとくシルエットを作る万里の長城・黄花城。しばしその姿に皆で見とれる。

万里の長城で一夜  1

 辺りがすっかり暗くなると、ロウソクを灯し、スーパーで買い出して持ってきた食料を並べ、皆で囲む。

 こんな時間に、こんな所で、こんな事していると言う事は、そう、今夜は我々、ここ万里の長城の上で野宿を決め込んでいるのだ。

 「万里の長城の上で寝たんだよ!!」
 「エーウソだろー」
 「ホントだよ。」
…って言ってやりたい!! 皆で口を揃える。

 長城の上は、所々草ぼうぼう。その隙間の砂の上に、タンザニアで買って持っていた、アフリカンな柄の布を敷き、掛け、眠りに就く。

 知る人ぞ知る穴場、黄花城。
 先日訪れた、有名な八達領の様な人ごみとは無縁、長城の上は、我々だけの貸しきり状態。登るも寝るもタダで、自由なところは、正に我々旅人向けだ。

 アフリカでは世界自然遺産、ビクトリアの滝のへりギリギリで泳いだ、自分とJunko。
 今回は世界文化遺産、万里の長城の上で夜明かしだ。

 長城の上で、夜は静かにふけ行く。


【食事】

朝:包子
昼:ギョーザ(1コわずか2角=0.2元≒3円) 5人で60コ注文し、皆でつついた。
夜:(長城上にて)お菓子色々、チャーシューetc.

【トラベルメモ】

1$=8元(中国元)
◎タダ万里の長城・黄花城への行き方(行は本日、帰りは明日の記録より)

・北京中心部の東直門バス乗場→懐柔 片道2時間
行:空調バス8元
帰:空調無バス 5元
・ 懐柔→黄花城 片道30分
行:乗合ワゴンタクシー 一台30元/5人(6元/1人)
帰:バス2.5元
・ 今日朝、インターネットをしました。
北京で利用している宿、京華飯店近くのインターネットカフェ 10元/30分(1時間だと15元)。中々快適。

万里の長城と明の十三陵  1
万里の長城と明の十三陵 (中国)北京
エリア:
  • アジア>中国>北京(ペキン)
テーマ:観光地 世界遺産 
投稿日:2001/07/24 10:50
 早起きして、窓越しに早朝の北京の空を見上げる。
空全体がモヤッとしていて、何だかハッキリしない天気だ。

 北京に入って4日目、到着日こそ雨が降っていたが、この2日間は毎日同じ様な天気。夏の北京はかなり蒸し暑く、高い湿度のせいか、日の光はあっても、太陽と青空はモヤッた空気に隠れ、よく見えないのだ。
 今日も朝からモヤッているが、昨日までと同じで雨は降らないだろうと外に出る。

 本日のお目当てはズバリ「万里の長城」。

 長〜い万里の長城、観光客が訪れる事ができるポイントはいくつかある。その中でも人気を集める、八達領に行くことにする。

 八達領まで、北京の中心部から約70km。バスは朝7時に出発してしまうので、ゆっくりと空模様をうかがって、行くか行くまいか考えてる時間はないのだ。

 朝もやの中、晴れ上がる事をいのりながら、6時には宿を出て、市バスで北京中心街の前門へ。
 前門で乗客を待つ、八達領を廻る周遊バスは、既に沢山の人が乗り込んでいる。
 我々も、コースと料金、空席を確認して、周遊バスに乗込む。

 「大丈夫かな天気。」
運良く晴れれば、屋根伝いにはるか彼方まで龍のごとくうねり続く長城の姿を望めるはずだ。

 ところがこういう時に限って運悪く、長城・八達領に着いて、その階段を登る頃には、雨がちらつき始める。そしてさらに、長城の上を歩き出して間もなくすると、雨は本降りになってしまう。雨と雲にさえぎられてしまい、ほんの10mの先さえも、ほとんど見えない状態だ。

 Junkoと2人で、小さな折りたたみ傘の下で、降りしきる雨にむせぶ長城にたたずみ、雨に隠されたその勇壮な姿を想っていると、突然雨がやみ、雲が流れ、ほんの一瞬だけ視界が開けたのだ。
 その一瞬だけ、一帯が、流れる雲の切れ目に入った様だ。

 はるか彼方と言う訳にはいかなかったが、雲の奥のまで分け入りくねるその姿は、正に万里の長城の風格だ。
 長城上は、雨でも多くの観光客がひしめき合っており、我々の周囲では皆、今だとばかりカメラのシャッターを押している。

万里の長城と明の十三陵  1万里の長城と明の十三陵  2

 数秒後、再び雨と雲におおわれると、
 「そろそろ行こうか。」

 長城の上は思った以上にかなりの急こう配で、雨のせいで足元はかなり滑りやすくなっている。
 「危ない!!」
ダダンダン・・・おばさんが一人、そしておじさんが一人と、下り降りようと歩く我々の隣を、転んだ上に転げ落ちて行く。
 足元は固い石造り、頭でも打ったら大変だ。気を付けなければと、よちよち歩きで長城・八達領を後にする。

 皮肉な事に、我々の周遊バスが次の周遊地、明の十三陵(明の皇帝の墓群遺跡)の一つ、定陵に着く頃には、日が差し出し、せみの声が鳴り響いていた。

 何でも定陵の近くは桃の産地だとのことで、入口前には沢山の桃売りが出ている。
 「こうなりゃもうヤケ喰いだよ。」
 安い事をいい事に、両手に袋いっぱいに桃を仕入れ、北京中心街へと戻るバスの中でほおばる。
 食い気に逃げる所が、我々らしいと言うか、中国の旅らしいと言うか・・・。

 ともかく、総括すると、
 長城は雨で残念だった。
 定陵はまあまあ。
 そして、桃は旨かった☆☆☆


【食事】

朝:包子
昼:アンパン、桃
夜:アン入りおやき他

【トラベルメモ】

1$=8元(中国元)
・ 前門から万里の長城・八達領、定陵への一日周遊バス 50元一人
・ 入場料 八達領:46元 定陵:45元

故宮(紫禁城)と京劇  1
故宮(紫禁城)と京劇 (中国)北京
エリア:
  • アジア>中国>北京(ペキン)
テーマ:鑑賞・観戦 世界遺産 グルメ 
投稿日:2001/07/22 10:25
 昨夕北京に到着した我々、今日が北京歩きの第一歩。

 まずは、北京の中心、天安門広場から天安門をくぐって、紫禁城こと故宮へ。

 坂本龍一の甘いメロディーのテーマ曲の、アカデミー賞受賞映画「ラスト・エンペラー」の舞台としてのイメージが頭に強く残っている。

故宮(紫禁城)と京劇  1

 紫禁城の門をくぐって歩ってまわってみると、案外あっさりとしたのもではあるが、王朝時代、中国宮廷文化がここで栄え、袖の長い独特な中国宮廷衣装をまとった人々が動きまわっていたのかと、想像力をいかんなく発揮すれば、それなりに楽しめる。

 「そうかー、この御殿のあの玉座に、ラストエンペラー幼き溥儀が座り、その前には家臣らが勢揃いしていたのだな。」

 御殿への昇段に彫り描かれた龍が、皇帝の座る位置を一段と高貴に高めている。

故宮(紫禁城)と京劇  2故宮(紫禁城)と京劇  3

 ただ、ここでも圧倒されるのは、こちらの商魂のたくましさ。
 城内あちこちに立ち並ぶお土産屋に飲食店。蒸し暑い夏日に歩き疲れた人々は、競ってアイスなどを買っている。我々もつい、1人2本もアイスを買って食べてしまった。

 極め付けは珍宝館。
 宮内にある、宝物を展示した御殿なのだが、特別入場料の他に、クツの上からはく使い捨てのスリッパ(シューズカバーと言った方が正しいかもしれない)を、強制購入させられるのだ。
 クツを抜いでハダシで入るからと訴えてもダメ。

 ところが、ツアーガイドやスタッフは、自分達は別とばかり、平気でクツのまま土足で入り込んでいる。
 おまけに、スリッパ(シューズカバー)をはかされた我々一般観覧客も、スリッパをはかされる門前から、珍宝館のある御殿まで、他と何ら変わりない外の道を歩かされるので、その間にスリッパは土足化してしまっており、その効果は極めてギモンだ。


 「お腹すいてきたね。」
紫禁城を後にし、食事処を物色しながら前門の繁華街を歩く。
 そして、立並ぶ食堂前に掲げられた慣れない漢字のメニューが読み切れず、つい見送っている内に、いつの間にか繁華街を抜け、殺伐とした大通りに出てしまう。

 辺り一帯は工事中、ビルでも建てているのだろう。こんな所に食事処なんてありそうにない。
 「もう、だからさっさと店を決めて食べておけば・・・」
と、Junkoのキゲンが悪くなり始めている。
 「やばい・・・!!」

 間もなく、工事現場を細々と抜け入る路地の向こうに、人々の雑踏と、立ち込める湯気を発見。
 向ってみると、ありました、ありました!!下町の雰囲気たっぷりの、庶民的な小さな素朴な商店街。湯気はその一角で鍋をゆするお弁当屋さんから湧き上がっている。いい感じだ。

 だが、掲げられている漢字のメニューは相変わらず解読不可能。さあどうしようかと思っていたら、隣のおばさんがなにやら注文している。すると、お弁当屋さんは目の前で大きな中華鍋に、瓜だかナスだかの切身と各種野菜を放り込み、鮮やかな鍋さばきで炎と湯気を昇らせながら調理をし始める。そして出来上がった炒め物を、発泡スチロールの器に溢れんばかりに詰め込んで、手渡している。

 「これは旨そうだ。」
と、おばさんの手に渡った弁当を指さして、
 「アレを一つ!!」
と、ひと差し指を一本立てて注文する。
 「ミーファン(米飯)も一つね☆」

 お弁当屋さんのお玉で、中華鍋から発泡スチロールの器に移された我々の炒め物、溢れんばかりどころか、トロッとしたタレがダラダラと溢れてしまっている。ご飯もこんもり山盛りだ!!
 これで一人わずか4元(60円くらい)。

 大通りに戻り、路肩に座って2人で分けて食べる。何しろ作り立て、熱々が旨い。
 一人分を2人で分けているのだが、物凄い量なのでお腹一杯だ。

 Junkoの機嫌もコロッと好転。
 「やっぱりこれだよねー。」
と、実は胸をなでおろす自分。

 腹ごしらえが終わったら、お次は中国文化の顔的存在、ユニークなくまどり化粧で有名な京劇を観劇。

 「シャンシャンシャン・・・」
中国ならではのドラの音に合わせて繰り広げられる、躍動感溢れるアクロバティックな動き。可愛らしい女性の立ち振る舞い。

故宮(紫禁城)と京劇  4

 「言葉も訳わかんないし、もしかしたら退屈して寝ちゃうかも。」
なんて心配していたけど、とっても楽しい舞台だ。

 京劇が終わると外はすっかり夜。紫禁城からずっと歩いてまわっていたのだが、
 「この辺から宿までのバスはあるのかな?」
バス停を見つけ、案内板の路線図に、宿近くの停留所名を探す。
 「あったあった、『洋橋』。このNo.のバスに乗ればいいんだ。」

 すかさず、ボールペンで、手のひらに宿近くの停留所名、「洋橋」と書き込み、来たバスに乗込んだらすぐ、車掌さんに見せつける。
 「洋橋についたら教えてね!」
ウンウンとうなずく車掌のおばさん。

 朝から晩までよく歩き、よく食べ、よく遊んだ。大満足の北京歩きの初日だった。
 夜のバスに揺られながら、2人で笑顔を交わす。


【食事】

朝兼昼:包子
夜:瓜かナスの炒め物弁当

【トラベルメモ】

1$=8元(中国元)
・ 故宮(紫禁城)入場料60元+珍宝館スリッパ代2元
・ ホテル前門飯店内梨園劇場での京劇。
19:30〜20:45 30元/2F席 会場はさほど大きくなく2Fからでも充分良く見えるので、他の高い席の切符を買う必要なし。安いし、楽しい北京に来たなら必見です。

敦煌の石窟  1
敦煌の石窟 (中国)敦煌→蘭州へ
エリア:
  • アジア>中国>敦煌(トンコウ)
テーマ:世界遺産 
投稿日:2001/07/19 11:25
「何だかアパートみたいだな。」

 敦煌と言えば有名な、石窟の壁画が並ぶ莫高窟。
 だが、今、目の前にあるそれは、表面はキレイに修復され、それぞれの石窟にはスチール製の扉が設置されている。
 石の窟と言うより、3階建てのアパートのようなのだ。

 石窟は自由に見てまわる事はできず、個人で来た者は、団体ツアーの後について行くように指示される。
 そして数ある石窟の中から、その団体ツアーについたガイドがセレクトしたほんのわずかな石窟だけを見る事が出来るのだ。

 各々の石窟の入口には、「アパートの扉」が付けられ、鍵がかけられており、ガイドと一緒でないと中に入れないのだ。

 せっかく来たのに、ゆっくり思う存分見てまわれないとは…。

 それでも、昔の面影を残す部分もまだ少しだがあるし、石窟の中の壁画や仏像はまあ中々ではあった。

 中国西域の入り口にある敦煌、かなり有名な人気の場所だ。
 そしてその敦煌と言えば莫高窟。期待してたよりはあっさりとしたものではあったが、ここに寄らない訳には行かないもんね。
 「世の中にはそんな場所って、あるよね。」

敦煌の石窟  1

【食事】

朝:包子
昼:パン
夜:カップメン

【トラベルメモ】

1$=8元(中国元)
・ 莫高窟 入場料80元 敦煌中心街より乗合ワゴンタクシーで往復20元
・ 敦煌→蘭州 列車 16:00発 翌8:00着 140元/硬座(指定席)
・ 敦煌駅は敦煌の街から離された柳園という街にある。敦煌→柳園(敦煌駅バスで2時間半 15元)

タキシラ・ガンダーラ遺跡 1
タキシラ・ガンダーラ遺跡 (パキスタン)ラワールピンディ⇔タキシラ
エリア:
  • アジア>パキスタン>パキスタンその他の都市
テーマ:鑑賞・観戦 世界遺産 
投稿日:2001/06/29 15:21
昨日、中国のビザも無事取得し、ここラワールピンディですべき事は終了したが、しておきたい事がもう一つ。
 それは、近郊のガンダーラ遺跡タキシラを見る事だ。

 先日訪れたインダス文明モエンジョダロの遺跡といい、タキシラのガンダーラ遺跡といい、その呼称には魅惑の響きがある。

 西遊記の中で三蔵法師も目指した「ガンダーラ」の遺跡、一体どんなものなんだろう。

 まずは遺跡からの出土品を展示する、タキシラの街外れの博物館を見学。

 なめらかな曲線の柔和でやさしい表情の仏様が並ぶ。

 うーん、紀元前に作られたとは信じがたいクオリティ、我々日本人にも馴染みやすい顔立ち、これが本家本元、ガンダーラの仏様、さすがに中々のものだ。

 これから巡る遺跡への期待も高まる。

 ラルカナのガンダーラ遺跡は、ラルカナの街の郊外の広い範囲に点散しているので、博物館前から馬車をチャーターしてまわる。

タキシラ・ガンダーラ遺跡 2

 馬車でゆっくりとパキスタンの田園地帯や途中の田舎町を通り過ぎ、最初の遺跡、ジョーリアンに到着。
 馬車を降りた我々の目の前には小高い丘が一つ。遺跡はこの上だと言う。

 馬車には帽も付いていて日よけになってるし、走れば風もくるが、地に降り立ってみると炎天下の大地は相変わらず猛暑。一歩、また一歩と丘を登るたび、足が体が重くなり、息が苦しくなって行く。

 そういや日本でもお寺って高い場所にあって、何段もその階段を登らされる所も多かったけ。

 モエンジョダロも暑かったが、遺跡巡りは余り起伏がなかった。
 今回のタキシラの、40℃を越える猛暑の中での丘上りの方がずっとつらい。

 ようやく頂上に着いて、遺跡を目にする。
 ストゥーパ(仏塔)の彫刻は中々だが、屋根付の囲いがそれに密着するかのように設置されていて、中が余り良く見えない。

 この後、更に幾つか馬車でその他の遺跡を回りも、ほぼガレキの廃虚。
 保存状態の良い彫刻物等はほぼ全て、博物館へ運ばれてしまっているようだ。

 そして極め付けは、ガンダーラの都市型遺跡シルカップ。

 野原にかろうじて所々、石積の痕跡が残る遺跡を1km近く歩かされたあげく、山に近い大きな丘登り。
 息をきらすどころの話ではない、目の前がチカチカしてくる。体中がだるい。

 丘の上には大きなストゥーパのガレキ跡。
 そこから望む景色はモヤに霞むガンダーラと言うより、猛暑にモヤり、炎天下に揺らぐ単なる田んぼの広がる田舎の風景。
 ぐったりして丘を下る。

タキシラ・ガンダーラ遺跡 1

 最後に訪れたダルマラージカも丘の上。見学を終えると井戸水を頭からかぶりゴクゴクと飲まずにはいられない。

 長旅の疲れもここで一気に出てしまったのかも知れない、ともかくこの旅で一番辛かった。

 遺跡よりも、馬車に乗って田園地帯をゆっくり走っている時の方が思い出深かった一日だった。

 後で悟ったのだが、だいたいこの息をするのも苦しい程の蒸し暑さで動き回るのは困難なのだ。地元の人だって日中は皆ダラダラしている。

 もういい、限界だ、さっさと涼しい北部へ向かう事にしよう。

 Junkoの腕の、プロ・トレック(温度センサー付き時計)の表示は気温45℃を越えていた。僕らの体温は36℃位しかない筈だ。軽い熱射病にかかってしまったのだろうか。 それとも井戸水や水の入った冷たい物を取り過ぎたせいだろうか。
 宿に戻ると二人してお腹まで壊してしまった。

 もうクタクタのヘトヘトのクラクラだ。


【食事】

朝:ところ天掛アイス、マンゴシェーク
昼:ところ天掛アイス、コーラ
夜:パン、ヨーグルト、桃

【トラベルメモ】

1US$ ≒ 60PR(パキスタン・ルピー)
・ ラワールピンディ→タキシラ バス片道1時間 13PR
* 本日回ったタキシラのガンダーラ遺跡
・ 博物館 小さいが仏像や彫刻等なかなか見応えあり 4PR
・ ジョーリアン 丘の上の仏塔、仏塔の彫刻は、中々だが囲いがありよく見えない。 4PR
・ ピッパラ ガレキにしか見えなかった。 無料
・ ジャンディアール ギリシャ風の柱が立っていて興味深いが、見るべき物は柱以外他にない。 無料
・ シルカップ タキシラを代表する遺跡。双頭の鷲の彫刻のあるストゥーパは一見の価値はあるが、それ以外は単なる野原 4PR
・ クナーラの塔 シルカップ奥の丘の上のガレキの塔。暑くない季節ならどうぞ、シルカップの入場料を払えば行ける。(辺りは田園地帯なので脇から立ち入ればタダでも行ける。)
・ ビールマウント 野原に近いガレキ 無料
・ ダルマラージカ 今日見た中では最も遺跡らしい遺跡。仏塔の保存状態も良く仏像も残っている 4PR
・上記 馬車をチャーターして回る 馬車一台 250PR

【宿】
(ラワールピンディ)Popular Inn 250PR/W一室

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