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- マラウイ ミニバス珍道中 (マラウィ)ケープマクレア→バラカ
-
エリア:
- アフリカ>マラウィ>マラウィその他の都市
- テーマ:鉄道・乗り物
- 投稿日:2000/10/11 16:44
これからモザンビークを目指すが、ルートの選択が難しい。
モザンビークの国境まで、バスを乗り継いで行く方法と、列車で一気に行く方法がある。
バスは毎日あるが、乗り継ぐ度、満員になる迄かなり待たされたりすると、時間的ロスが多く、日が暮れてしまうと、一々宿を探さなくてはならない。
列車の場合は毎日あるとは限らず、駅へ行って聞いてみないと、週何便あって、いつ出るのかわからない。最悪の場合、駅のある街で何日も待たなくてはならない。
朝、トラックの荷代とミニバスを乗り継いで、ケープマクレアからモンキーベイを経由し、マンゴチへ。マンゴチで国境方面のバスだと指差された車は、小型トラック。荷代は空っぽだ。この荷代がいっぱいになる人数の乗客が集まるには、かなり時間がかかりそうだ。荷代に乗っての移動も楽じゃない。
そこで、列車でモザンビークへ向かう事を決意。ミニバスで、駅のある比較的大きな街バラカへ。
途中、乗客の乗り降りでバスが止まると、窓やドアから両足を握られた大きなニワトリが何羽もバス内に押し込まれる。「コーコッコッコ」バタバタと羽毛も散って、バス内は大賑わい。まるでバナナやジュースのようにニワトリを買えと言うのだが、突然の喧騒に面食らってしまった。
また、途中モスクから病人を運んで欲しいと横たわった若い女性がバスに担ぎ込まれ、街の病院前で降りて行ったりして、「大丈夫かしら。」と心配しながらもバスはなかなか進まない。
やっとバラカに着き、駅でたずねると。モザンビーク国境行きの列車はあさっての早朝5時発とのこと。「ふう、仕方ない。」ここバラカに宿泊して、列車出発の日まで待つ事にする。
そしてバラカの宿で、夜、大失敗をやらかしてしまう。久しぶりに宿にコンセントが付いていたので、持参した湯沸かし器で湯を沸かしていたのだが、沸かしながらたまった日記を付けていたら、つい沸かしている事を忘れてしまい、湯沸かし器は空炊き状態になり、あえなくショート。
「しまった...。」 日本を出て、1ヶ月ちょっと、早くも湯沸かし器を失ってしまった...。それも水という大変大事なファクターにおいての大失敗。
「仕方ない、これからはミネラルウォーターを買ったり、宿で湯をもらえば大丈夫。」と自分に言い聞かせるものの、かなりガックリ。水は買うと安くない。1〜2年の長旅だと数万円のロスにもなる。ほんの一瞬の心の空白で...。ベッドでしょげる自分を見て、「気にするな。」と励ましてくれるJunko。「明日になれば、あきらめが付いて、元気になるさ。」
トホホホホ...。明日、スーパーで水を買わないと。その前に、朝、宿のレストランでお湯を下さいって頼んでみよう。
【食事】
朝:パン
昼:フライドポテト
夜:フライドポテト
【トラベルメモ】
1US$ ≒ 70MK(マラウィ・クワチャ)
・ケープマクレア→モンキーベイ 1.5時間 トラック荷台 60MK/1人
・モンキーベイ→マンゴチ 1.5時間 ミニバス 80MK/1人
・マンゴチ→バラカ 3時間 ミニバス 120MK/1人
【宿】(バラカ)MLAMBE MOTEL 550MK/W 1室1泊 朝食付き。
駅、バスステーションのすぐ近く。大きな看板あり。高いがまあそこそこキレイで、落ち着ける。ファン、トイレ、シャワー付き。蚊帳はない。でもマラウィにしてはかなり高い。
・バラカはモザンビーク国境への列車の始発駅のある街。どんなガイドにも地図が載っていないので、今後も利用する旅人もいると思うので、簡易マップです。小さくてシンプルな街です。
モザンビークの国境まで、バスを乗り継いで行く方法と、列車で一気に行く方法がある。
バスは毎日あるが、乗り継ぐ度、満員になる迄かなり待たされたりすると、時間的ロスが多く、日が暮れてしまうと、一々宿を探さなくてはならない。
列車の場合は毎日あるとは限らず、駅へ行って聞いてみないと、週何便あって、いつ出るのかわからない。最悪の場合、駅のある街で何日も待たなくてはならない。
朝、トラックの荷代とミニバスを乗り継いで、ケープマクレアからモンキーベイを経由し、マンゴチへ。マンゴチで国境方面のバスだと指差された車は、小型トラック。荷代は空っぽだ。この荷代がいっぱいになる人数の乗客が集まるには、かなり時間がかかりそうだ。荷代に乗っての移動も楽じゃない。
そこで、列車でモザンビークへ向かう事を決意。ミニバスで、駅のある比較的大きな街バラカへ。
途中、乗客の乗り降りでバスが止まると、窓やドアから両足を握られた大きなニワトリが何羽もバス内に押し込まれる。「コーコッコッコ」バタバタと羽毛も散って、バス内は大賑わい。まるでバナナやジュースのようにニワトリを買えと言うのだが、突然の喧騒に面食らってしまった。
また、途中モスクから病人を運んで欲しいと横たわった若い女性がバスに担ぎ込まれ、街の病院前で降りて行ったりして、「大丈夫かしら。」と心配しながらもバスはなかなか進まない。
やっとバラカに着き、駅でたずねると。モザンビーク国境行きの列車はあさっての早朝5時発とのこと。「ふう、仕方ない。」ここバラカに宿泊して、列車出発の日まで待つ事にする。
そしてバラカの宿で、夜、大失敗をやらかしてしまう。久しぶりに宿にコンセントが付いていたので、持参した湯沸かし器で湯を沸かしていたのだが、沸かしながらたまった日記を付けていたら、つい沸かしている事を忘れてしまい、湯沸かし器は空炊き状態になり、あえなくショート。
「しまった...。」 日本を出て、1ヶ月ちょっと、早くも湯沸かし器を失ってしまった...。それも水という大変大事なファクターにおいての大失敗。
「仕方ない、これからはミネラルウォーターを買ったり、宿で湯をもらえば大丈夫。」と自分に言い聞かせるものの、かなりガックリ。水は買うと安くない。1〜2年の長旅だと数万円のロスにもなる。ほんの一瞬の心の空白で...。ベッドでしょげる自分を見て、「気にするな。」と励ましてくれるJunko。「明日になれば、あきらめが付いて、元気になるさ。」
トホホホホ...。明日、スーパーで水を買わないと。その前に、朝、宿のレストランでお湯を下さいって頼んでみよう。
【食事】
朝:パン
昼:フライドポテト
夜:フライドポテト
【トラベルメモ】
1US$ ≒ 70MK(マラウィ・クワチャ)
・ケープマクレア→モンキーベイ 1.5時間 トラック荷台 60MK/1人
・モンキーベイ→マンゴチ 1.5時間 ミニバス 80MK/1人
・マンゴチ→バラカ 3時間 ミニバス 120MK/1人
【宿】(バラカ)MLAMBE MOTEL 550MK/W 1室1泊 朝食付き。
駅、バスステーションのすぐ近く。大きな看板あり。高いがまあそこそこキレイで、落ち着ける。ファン、トイレ、シャワー付き。蚊帳はない。でもマラウィにしてはかなり高い。
・バラカはモザンビーク国境への列車の始発駅のある街。どんなガイドにも地図が載っていないので、今後も利用する旅人もいると思うので、簡易マップです。小さくてシンプルな街です。
- マラウイ湖でダイビング (マラウィ)ケープ・マクレア
-
エリア:
- アフリカ>マラウィ>マラウィその他の都市
- テーマ:マリンスポーツ 世界遺産 グルメ
- 投稿日:2000/10/10 16:34
昨日はゆっくり休息して、疲れも取れた。さあ、今日はマラウィ湖に潜入だ!!
こんな素朴な村なのに、ケープマクレアにはちゃんとしたダイビングサービスが数軒ある。それを利用して、奥平さんと3人で、世界遺産マラウィ湖にダイビングに出る。我々にとっては初めての海以外の淡水でのダイビングだ。
装備を付けて、ボートから飛び込むと、「水が辛くない。」というか、むしろ「うまい。」。そうここは湖、海水ではないのだ。ただ、淡水の為、海と違って浮力が少ないので、潜行にはいつもより力がいる。プールの中を歩いている感じに似ている。
15m程潜ると、小さい魚達が大きな岩の周りに、いるいる。やはり魚の感じも、いつもの珊瑚礁の海とは随分違う。金魚のような飾りヒレを優雅にヒラヒラとさせるもの、青い蛍光色の模様を魚体に薄く光らせるもの。あるものは金魚、あるものはグッピーやネオンテトラといった熱帯魚を大きくして、体型、顔つき、模様を多少変化させたようなヤツラだ。魚によっては、おしりからフンをぶらさげて泳いでおり、そんな光景を見ていると、まるで我々が水槽や金魚鉢の中で泳いでいるようだ。
ただ、残念だったのは、持参したマスクの内側に吸盤で取り付ける近視用の度付きレンズ。まず、視界がとても狭くなる。1本目のダイビングではそれでも見れたから良かったのだが、2本目では、吸盤レンズとマスクの間が曇ってしまって、視界が良く見えなくなってしまったのだ。普通、水中でレンズが曇ってもマスククリア(故意に、マスク内に水を入れ、鼻から息を吹いて水を出す)すれば曇りは取れるのだが、吸盤レンズとマスクの間に出来た曇りは、これをしても全く取れないのだ。こんなことなら度付きのレンズを付けた自前のマスクを持ってくれば良かった。荷物が重くなるからと、わざわざ吸盤レンズを買って、代わりに持って来たのに。
自分のホームページでこの吸盤レンズを便利グッズとして紹介してますが、今、わかりました。ハッキリ言ってこれ、使えません!! 近視の人は、重くても自前の度付きのマスクを持参しましょう。
という訳で、2本目のダイビングでは良く見えなかったのだが、小さいタイのような魚が口の中で20匹程の子魚を守り育てていた。Junkoによると、子魚達は、普段は外で固まって群れているのだが、危険を察すると、サッと頭から親魚の口の中に隠れてしまう。カワイイのは中にのろまな子魚がいて、親魚の閉じた口から尻尾だけ出して、一生懸命隠れようとしているのがいたとか。親魚は危険が無くなったと判断すると口を開け、中からたちまち20匹程の子魚達が吐き出され、また何事もなく親魚のそばで、チョコチョコと群れて泳いでいるそうだ。
ダイビングをしたと言っても、2本潜って、正味1時間半程。残りの時間は相変わらず湖畔で湖を眺めながら、のんびりと心身共に静養。
昨日、今日と2日間、さんざん静かにのんびりとさせてもらったマラウィ湖とも明日でお別れ。今日はディナーにと、奥平さんらと一緒に、地元の人に魚料理を頼む。
日が暮れた中、湖畔のビーチで薪を炊き、その上で大きなナマズをバーベキュー。「うん、白身でなかなかいける。」ただ、ナマズは湖底ではりついている言わばヒラメの様な魚なので、片側の身を食べ終えて裏返しにしても、そこには身はなく骨と皮だけ。
奥平さんはこれから北上し、エチオピア、スーダンからエジプトへ抜けると言う。我々はスーダンから西へ抜けるが、スーダンまではほぼ似たようなルートだ。
旅の情報交換などしながら、満月の月明かりの下、マラウィ湖の地元の味を堪能し、アフリカの夜は更けて行く。
【食事】
朝:リンゴ
昼:ドーナツ(揚げパン)
夜:ナマズのバーベキュー
【トラベルメモ】
1US$ ≒ 70MK(マラウィ・クワチャ)
・ケープマクレアの宿や食堂の食事は高いが、パン屋もあるし、屋台などでフライドポテトや揚げパン、ゆで玉子、バナナなどを食べられる。パンは5MK、フライドポテト15MK/1皿、揚げパンドーナツ5MK、ゆで玉子7MK、コーラ1本(300ml)が20MKなど。
・地元の人が夜、魚を食べないかと声を掛けて来てくれる。ただ人によってはかなりボッてきたりするので良心的な人を見極めて頼んだ方が良い。若い人よりおじさんの方がベター。料理も上手いと思われる。我々は他のツーリストと総勢6人で頼んで1人50MK。料理はどでかいナマズの切り身のバーベQ、サラダ、ポテト、ご飯でたっぷりお腹いっぱいになった。
・ダイビング 35US$/1人2ダイブ 全器材付き (1ダイブだと20US$) クレジットカード払いOK
【宿】 (ケープマクレア)スティーブンス・ゲスト・ハウス 110MK/W一室
こんな素朴な村なのに、ケープマクレアにはちゃんとしたダイビングサービスが数軒ある。それを利用して、奥平さんと3人で、世界遺産マラウィ湖にダイビングに出る。我々にとっては初めての海以外の淡水でのダイビングだ。
装備を付けて、ボートから飛び込むと、「水が辛くない。」というか、むしろ「うまい。」。そうここは湖、海水ではないのだ。ただ、淡水の為、海と違って浮力が少ないので、潜行にはいつもより力がいる。プールの中を歩いている感じに似ている。
15m程潜ると、小さい魚達が大きな岩の周りに、いるいる。やはり魚の感じも、いつもの珊瑚礁の海とは随分違う。金魚のような飾りヒレを優雅にヒラヒラとさせるもの、青い蛍光色の模様を魚体に薄く光らせるもの。あるものは金魚、あるものはグッピーやネオンテトラといった熱帯魚を大きくして、体型、顔つき、模様を多少変化させたようなヤツラだ。魚によっては、おしりからフンをぶらさげて泳いでおり、そんな光景を見ていると、まるで我々が水槽や金魚鉢の中で泳いでいるようだ。
ただ、残念だったのは、持参したマスクの内側に吸盤で取り付ける近視用の度付きレンズ。まず、視界がとても狭くなる。1本目のダイビングではそれでも見れたから良かったのだが、2本目では、吸盤レンズとマスクの間が曇ってしまって、視界が良く見えなくなってしまったのだ。普通、水中でレンズが曇ってもマスククリア(故意に、マスク内に水を入れ、鼻から息を吹いて水を出す)すれば曇りは取れるのだが、吸盤レンズとマスクの間に出来た曇りは、これをしても全く取れないのだ。こんなことなら度付きのレンズを付けた自前のマスクを持ってくれば良かった。荷物が重くなるからと、わざわざ吸盤レンズを買って、代わりに持って来たのに。
自分のホームページでこの吸盤レンズを便利グッズとして紹介してますが、今、わかりました。ハッキリ言ってこれ、使えません!! 近視の人は、重くても自前の度付きのマスクを持参しましょう。
という訳で、2本目のダイビングでは良く見えなかったのだが、小さいタイのような魚が口の中で20匹程の子魚を守り育てていた。Junkoによると、子魚達は、普段は外で固まって群れているのだが、危険を察すると、サッと頭から親魚の口の中に隠れてしまう。カワイイのは中にのろまな子魚がいて、親魚の閉じた口から尻尾だけ出して、一生懸命隠れようとしているのがいたとか。親魚は危険が無くなったと判断すると口を開け、中からたちまち20匹程の子魚達が吐き出され、また何事もなく親魚のそばで、チョコチョコと群れて泳いでいるそうだ。
ダイビングをしたと言っても、2本潜って、正味1時間半程。残りの時間は相変わらず湖畔で湖を眺めながら、のんびりと心身共に静養。
昨日、今日と2日間、さんざん静かにのんびりとさせてもらったマラウィ湖とも明日でお別れ。今日はディナーにと、奥平さんらと一緒に、地元の人に魚料理を頼む。
日が暮れた中、湖畔のビーチで薪を炊き、その上で大きなナマズをバーベキュー。「うん、白身でなかなかいける。」ただ、ナマズは湖底ではりついている言わばヒラメの様な魚なので、片側の身を食べ終えて裏返しにしても、そこには身はなく骨と皮だけ。
奥平さんはこれから北上し、エチオピア、スーダンからエジプトへ抜けると言う。我々はスーダンから西へ抜けるが、スーダンまではほぼ似たようなルートだ。
旅の情報交換などしながら、満月の月明かりの下、マラウィ湖の地元の味を堪能し、アフリカの夜は更けて行く。
【食事】
朝:リンゴ
昼:ドーナツ(揚げパン)
夜:ナマズのバーベキュー
【トラベルメモ】
1US$ ≒ 70MK(マラウィ・クワチャ)
・ケープマクレアの宿や食堂の食事は高いが、パン屋もあるし、屋台などでフライドポテトや揚げパン、ゆで玉子、バナナなどを食べられる。パンは5MK、フライドポテト15MK/1皿、揚げパンドーナツ5MK、ゆで玉子7MK、コーラ1本(300ml)が20MKなど。
・地元の人が夜、魚を食べないかと声を掛けて来てくれる。ただ人によってはかなりボッてきたりするので良心的な人を見極めて頼んだ方が良い。若い人よりおじさんの方がベター。料理も上手いと思われる。我々は他のツーリストと総勢6人で頼んで1人50MK。料理はどでかいナマズの切り身のバーベQ、サラダ、ポテト、ご飯でたっぷりお腹いっぱいになった。
・ダイビング 35US$/1人2ダイブ 全器材付き (1ダイブだと20US$) クレジットカード払いOK
【宿】 (ケープマクレア)スティーブンス・ゲスト・ハウス 110MK/W一室
- 世界自然遺産「マラウイ湖」 (マラウィ)ケープ・マクレア
-
エリア:
- アフリカ>マラウィ>マラウィその他の都市
- テーマ:街中・建物・景色 世界遺産
- 投稿日:2000/10/09 16:19
最近、この日記のテンションが落ち気味なのが分かりますか? 申し訳ありませんが、何しろ暑いんです!
「だったら涼しい夜とか朝に書けば」と思われる方もいると思いますが、夜も暑い。特に室内は日中の強烈な太陽で暖められていて、寝苦しいほど。「マラリヤ予防には蚊に刺されないのが一番。それには暑くても長ソデ長ズボンで」などと書いている書籍をたまに見掛けますが、暑くて夜ベッドに横になってても汗が吹き出してくるのに、長ソデ長ズボンなんて着てられん!!
朝も涼しいのは早朝5時位迄。6時過ぎ位からは、ぐんぐん陽射しが強くなってくる。
朝6時頃、まだ過ごし易いだろうと思って外に出て日記を書いていると、「暑い...」。額に汗がにじむ。やれやれと、顔を上げると、宿の敷地に張られたテントからごつい顔の日本人らしき人が、しかめ面で出てきた。
「お父さん!! こんな朝早く何やってんですか?」
ハラレのパウパウロッジで会った奥平さんだ。奥平さんは、何とバイクでアフリカ縦断中の40過ぎの先輩旅人だ。その風貌と年令から、パウパウでは「お父さん」の愛称で皆に親しまれていた。
我々が声を掛けると、
「おお、日本人が2人昨日来たって聞いとったが、あんたらだったんかい。日光がテントに入って暑くて寝てられんから。」
今日は、我々も長い移動後の休息日。奥平さんもバイクで走った後の休息日らしい。
「こんな朝早くから、こんなに暑いんじゃかなわんな。」
全くだ。
救われるのは、目の前に静かにたたずむ青いマラウィ湖の存在。ここケープマクレアは本当に静かで素朴な所だ。マラウィ湖の景色はその中でもひときわ穏やかで平和、我々に安らぎを与えてくれる。
今日は一日、マラウィ湖でも眺めながらのんびりしよう。
丸太を削って舟を作る男達。何する事もなくたむろしている若者。湖で洗濯した沢山の洗濯物を、でっかいふろしきに包んで頭に乗せて運ぶ女性達。沖合いの島から舟で届いた薪を頭に乗せて運ぶ子供達。
静かな、そしてたくましい湖畔の人々の営みが、美しい景色と重なる。湖で獲れた魚を木の柵に干している光景は、まるで日本の漁村のようだ。
湖畔から数歩、内に入った村の細い砂地のメイン通りの所々に、大きなバオバブの木がそびえ、その幹の下には小ぢんまりと野菜やフライドポテトや揚げパンを売る露店のお店。ここのポテトをかじったりしながら、奥平さんと3人で湖を眺めながらボーッと一日過ごす。
午後6時、夕日が美しい。部屋に電気はない。そろそろ寝なくては。
【食事】
朝:リンゴ
昼:ポテトとバナナ
夜:ポテトとパン
【トラベルメモ】
1US$ ≒ 70MK(マラウィ・クワチャ)
・ひょうきんなおじさん、奥平さんは静岡でラジオ番組も持っていて、旅のホームページもやっているそうです。
【宿】 (ケープマクレア)スティーブンス・ゲスト・ハウス 110MK/W一室
「だったら涼しい夜とか朝に書けば」と思われる方もいると思いますが、夜も暑い。特に室内は日中の強烈な太陽で暖められていて、寝苦しいほど。「マラリヤ予防には蚊に刺されないのが一番。それには暑くても長ソデ長ズボンで」などと書いている書籍をたまに見掛けますが、暑くて夜ベッドに横になってても汗が吹き出してくるのに、長ソデ長ズボンなんて着てられん!!
朝も涼しいのは早朝5時位迄。6時過ぎ位からは、ぐんぐん陽射しが強くなってくる。
朝6時頃、まだ過ごし易いだろうと思って外に出て日記を書いていると、「暑い...」。額に汗がにじむ。やれやれと、顔を上げると、宿の敷地に張られたテントからごつい顔の日本人らしき人が、しかめ面で出てきた。
「お父さん!! こんな朝早く何やってんですか?」
ハラレのパウパウロッジで会った奥平さんだ。奥平さんは、何とバイクでアフリカ縦断中の40過ぎの先輩旅人だ。その風貌と年令から、パウパウでは「お父さん」の愛称で皆に親しまれていた。
我々が声を掛けると、
「おお、日本人が2人昨日来たって聞いとったが、あんたらだったんかい。日光がテントに入って暑くて寝てられんから。」
今日は、我々も長い移動後の休息日。奥平さんもバイクで走った後の休息日らしい。
「こんな朝早くから、こんなに暑いんじゃかなわんな。」
全くだ。
救われるのは、目の前に静かにたたずむ青いマラウィ湖の存在。ここケープマクレアは本当に静かで素朴な所だ。マラウィ湖の景色はその中でもひときわ穏やかで平和、我々に安らぎを与えてくれる。
今日は一日、マラウィ湖でも眺めながらのんびりしよう。
丸太を削って舟を作る男達。何する事もなくたむろしている若者。湖で洗濯した沢山の洗濯物を、でっかいふろしきに包んで頭に乗せて運ぶ女性達。沖合いの島から舟で届いた薪を頭に乗せて運ぶ子供達。
静かな、そしてたくましい湖畔の人々の営みが、美しい景色と重なる。湖で獲れた魚を木の柵に干している光景は、まるで日本の漁村のようだ。
湖畔から数歩、内に入った村の細い砂地のメイン通りの所々に、大きなバオバブの木がそびえ、その幹の下には小ぢんまりと野菜やフライドポテトや揚げパンを売る露店のお店。ここのポテトをかじったりしながら、奥平さんと3人で湖を眺めながらボーッと一日過ごす。
午後6時、夕日が美しい。部屋に電気はない。そろそろ寝なくては。
【食事】
朝:リンゴ
昼:ポテトとバナナ
夜:ポテトとパン
【トラベルメモ】
1US$ ≒ 70MK(マラウィ・クワチャ)
・ひょうきんなおじさん、奥平さんは静岡でラジオ番組も持っていて、旅のホームページもやっているそうです。
【宿】 (ケープマクレア)スティーブンス・ゲスト・ハウス 110MK/W一室
- 電気なんてない (マラウィ)リロングウェ→ケープ・マクレア
-
エリア:
- アフリカ>マラウィ>リロングウェ
- アフリカ>マラウィ>マラウィその他の都市
- テーマ:鉄道・乗り物 ホテル・宿泊
- 投稿日:2000/10/08 15:59
国境を越え、マラウィの首都リロングウェのバス停には朝8時ごろ到着。
小さいバスステーションは、ミニバス、大型バス、露天の商店、そして大勢の人々でごった返し、ものすごいカオス状態。高い塀に囲まれたバスステーションのバスの出入り口は一つしかなく、何台ものバスが四方八方からバスステーションから出ようとしたり、入ろうとしたりしていて、入口はバスの群れで詰まった状態で、やっと到着した我々のバスもなかなか中に入れない。
「もう、出入り口を分ければいいのに!」、「誰か交通整理してよ」などと思いながら、バスステーションの入口から、バスが中に入って所定の位置に停車するまで45分余り。「ふう、やっと到着。」
すぐにミニバスに乗り換え、マンゴチへ。マンゴチ迄の道のりは赤土が日に輝き、野菜畑が広がる。
途中途中、バスが停車すると、葉っぱや根っこの付いた新鮮な野菜を手にした売り子がバスに群がる。キャベツ、ニンジン、トマト、ジャガイモ、トウモロコシなどなど。乗客は皆こぞって野菜を購入している。
マンゴチでミニバスを乗り継いで、モンキーベイへ。陽射しも傾いてきたので、早く着かないかなぁと思っているのに、乗客のおじいさん、おしっこが近くて、バスに止まる度、ゆっくりとおしっこしている。ハーッ。いつ着く事やら。
日暮れ時、ようやくモンキーベイへ。ここからはバスはない。小型のトラックの荷台に乗って、マラウィの世界遺産、マラウィ湖畔の田舎街(村に近い)、ケープマクレアへ。
バスがない為、ケープマクレアの村民は皆、村に出入りするトラックの荷台に乗って移動する。ダートの道は結構揺れ、荷台のヘリに腰掛けていたのだが、時に振り落とされそうにもなり、お尻が痛くなる。そう長い距離ではなかったのが幸いだが。まあ、この先、特にスーダンあたりから、トラックの荷台での移動も当たり前になると予想されるので、いい練習だ。
すっかり日が落ちた頃到着した、ここケープマクレアには、電気は来ていない。宿の前では、自家発電の裸電球が淋しく灯されている。部屋にもトイレにもシャワーにも電球はなく、宿から支給されたロウソクで明りをとる。
昨日ルサカを出てから27時間以上、ずーっと、座って揺られて移動しっ放し。さすがに疲れた。ロウソクの明りの中、シャワーを浴びるとすぐベッドに横になる。
蚊帳は備え付けられていない。虫除けを付けたものの、今日も数ヶ所、蚊に刺されてしまった。
【食事】
朝:フライドポテト
昼:パンとバナナ
夜:チキンとポテト
【トラベルメモ】
1US$ ≒ 70MK(マラウィ・クワチャ)
・ミニバス リロングウェ→モンキーベイ 360MK/1人 5時間 ひんぱんにある。
・トラック モンキーベイ→ケープマクレア 荷代込み 80MK/1人 いつくるかわからない。バス停近くでトラックを地元の人が何人か待っている。人の良さそうな人に聞いて、そこで一緒に待つと良い。旅行者とみると寄ってくる怪しいヤツの言う事はきかない事。
【宿】 (ケープマクレア)スティーブンス・ゲスト・ハウス 110MK/W一室
小さいバスステーションは、ミニバス、大型バス、露天の商店、そして大勢の人々でごった返し、ものすごいカオス状態。高い塀に囲まれたバスステーションのバスの出入り口は一つしかなく、何台ものバスが四方八方からバスステーションから出ようとしたり、入ろうとしたりしていて、入口はバスの群れで詰まった状態で、やっと到着した我々のバスもなかなか中に入れない。
「もう、出入り口を分ければいいのに!」、「誰か交通整理してよ」などと思いながら、バスステーションの入口から、バスが中に入って所定の位置に停車するまで45分余り。「ふう、やっと到着。」
すぐにミニバスに乗り換え、マンゴチへ。マンゴチ迄の道のりは赤土が日に輝き、野菜畑が広がる。
途中途中、バスが停車すると、葉っぱや根っこの付いた新鮮な野菜を手にした売り子がバスに群がる。キャベツ、ニンジン、トマト、ジャガイモ、トウモロコシなどなど。乗客は皆こぞって野菜を購入している。
マンゴチでミニバスを乗り継いで、モンキーベイへ。陽射しも傾いてきたので、早く着かないかなぁと思っているのに、乗客のおじいさん、おしっこが近くて、バスに止まる度、ゆっくりとおしっこしている。ハーッ。いつ着く事やら。
日暮れ時、ようやくモンキーベイへ。ここからはバスはない。小型のトラックの荷台に乗って、マラウィの世界遺産、マラウィ湖畔の田舎街(村に近い)、ケープマクレアへ。
バスがない為、ケープマクレアの村民は皆、村に出入りするトラックの荷台に乗って移動する。ダートの道は結構揺れ、荷台のヘリに腰掛けていたのだが、時に振り落とされそうにもなり、お尻が痛くなる。そう長い距離ではなかったのが幸いだが。まあ、この先、特にスーダンあたりから、トラックの荷台での移動も当たり前になると予想されるので、いい練習だ。
すっかり日が落ちた頃到着した、ここケープマクレアには、電気は来ていない。宿の前では、自家発電の裸電球が淋しく灯されている。部屋にもトイレにもシャワーにも電球はなく、宿から支給されたロウソクで明りをとる。
昨日ルサカを出てから27時間以上、ずーっと、座って揺られて移動しっ放し。さすがに疲れた。ロウソクの明りの中、シャワーを浴びるとすぐベッドに横になる。
蚊帳は備え付けられていない。虫除けを付けたものの、今日も数ヶ所、蚊に刺されてしまった。
【食事】
朝:フライドポテト
昼:パンとバナナ
夜:チキンとポテト
【トラベルメモ】
1US$ ≒ 70MK(マラウィ・クワチャ)
・ミニバス リロングウェ→モンキーベイ 360MK/1人 5時間 ひんぱんにある。
・トラック モンキーベイ→ケープマクレア 荷代込み 80MK/1人 いつくるかわからない。バス停近くでトラックを地元の人が何人か待っている。人の良さそうな人に聞いて、そこで一緒に待つと良い。旅行者とみると寄ってくる怪しいヤツの言う事はきかない事。
【宿】 (ケープマクレア)スティーブンス・ゲスト・ハウス 110MK/W一室
- 7カ国目、マラウィへ (ザンビア)ルサカ→(マラウィ)リロングウェ
-
エリア:
- アフリカ>ザンビア>ルサカ
- アフリカ>マラウィ>リロングウェ
- テーマ:鉄道・乗り物
- 投稿日:2000/10/07 15:44
午後3時のバスでマラウィのリロングウェへ向かう予定。バスステーションでバスを待つ。ところが午後2時頃、バスが到着すると、たちまちバスは7〜8人のすごい剣幕の男性に取り囲まれ、ドライバーと乗務員は彼らと共にどこかへ行ってしまった。
このリロングウェ行のバス、ボルボ製の大型バスなのだが、最近運行し始めたらしい。そこで、今まで運行していたワゴンのミニバスの関係者達が客を取られると抗議しているとの事だ。何だかやばい雲行きだ。このバスはちゃんと出発するんだろうか。
バスの乗務員とミニバスの関係者達は、バスステーションの柱の陰で何やら大声で話し合っている。バスが来たらすぐ乗れると思っていた乗客達は、バスの前にたむろして、バスの搭乗を待つ。
出発予定時間の午後3時、バスのドライバーと乗務員がサーッとバスに駆け寄ってくると、瞬く間にバスの扉を開け、手を振り上げて急いでバスに乗り込むようにと乗客を誘い込む。事情を察した乗客は一斉にバスに乗り込み、間もなくバスは出発。ほぼ定刻通りだ。「ホッ」。
先日、リビングストンからルサカ行のバスの中は静かだったと言う事を書いたが、どうもそれは、その時その路線に限った事だったらしい。このインターナショナル路線のバス内は、両替屋がしつこく両替しないかと言い寄り、ごく一部だが、酔っ払いの客がうるさい。
見掛けは立派な大型バス、ところが一時間ほど走ると、例によって故障。道端で止まってしまう。一時間ちょっと修理後、再出発。順調な再走ぶりを見て、車内では3流アメリカ映画のビデオ上映し始める。ところがこれHなシーンの連続で、そのたび乗務員が慌ててビデオを止めては早回し。乗客の一部からは「ハーッ」とがっかりしたようなため息も漏れていた。
日が暮れると涼しくなるだろうと思っていたら、車窓から吹き入る風がやけに生暖かい。いくら日中暑いからって、これは変だと思って外を見ると、何と夕闇に、山のあちこちから炎がメラメラと上がっている。山火事かとも思ったが、どうやら焼畑の為に野火が放たれているらしい。
野火はかなりの広範囲に渡り、闇夜に連なる低い山並みが炎に紅く染まり、その中の山道をバスは進む。何だか幻想的な雰囲気だ。
【食事】
朝:パン
昼:パン
夜:パン
【トラベルメモ】
1US$ ≒ 3000ZK(ザンビア・クワチャ)
1US$ ≒ 70MK(マラウィ・クワチャ)
・夜行バス ルサカ→リロングウェ 15:00発 翌8:00着 50000ZK/1人+1000ZK/荷物1個
バスは週4便(月、火、土、日)。
ルサカには新しいバスが次々運行されており、ツーリストインフォメーションや宿チャチャチャバックパッカーズの情報は古く、全くアテにならない。自分でバスステーションに行って、情報を収集した方が良い。
バスステーションは「インターシティバスターミナル」と、線路を挟んで反対側、スーパーマーケット「ショップライト」裏にも「コーチステーション」がある。バスステーション周辺には両替屋他、怪しいやからも多いので、情報はインターシティではインフォメーションカウンターに、コーチステーションではチケット販売員に直接聞く事。
・マラウイ入国にはビザが必要。 我々はザンビアのルサカで取得。
このリロングウェ行のバス、ボルボ製の大型バスなのだが、最近運行し始めたらしい。そこで、今まで運行していたワゴンのミニバスの関係者達が客を取られると抗議しているとの事だ。何だかやばい雲行きだ。このバスはちゃんと出発するんだろうか。
バスの乗務員とミニバスの関係者達は、バスステーションの柱の陰で何やら大声で話し合っている。バスが来たらすぐ乗れると思っていた乗客達は、バスの前にたむろして、バスの搭乗を待つ。
出発予定時間の午後3時、バスのドライバーと乗務員がサーッとバスに駆け寄ってくると、瞬く間にバスの扉を開け、手を振り上げて急いでバスに乗り込むようにと乗客を誘い込む。事情を察した乗客は一斉にバスに乗り込み、間もなくバスは出発。ほぼ定刻通りだ。「ホッ」。
先日、リビングストンからルサカ行のバスの中は静かだったと言う事を書いたが、どうもそれは、その時その路線に限った事だったらしい。このインターナショナル路線のバス内は、両替屋がしつこく両替しないかと言い寄り、ごく一部だが、酔っ払いの客がうるさい。
見掛けは立派な大型バス、ところが一時間ほど走ると、例によって故障。道端で止まってしまう。一時間ちょっと修理後、再出発。順調な再走ぶりを見て、車内では3流アメリカ映画のビデオ上映し始める。ところがこれHなシーンの連続で、そのたび乗務員が慌ててビデオを止めては早回し。乗客の一部からは「ハーッ」とがっかりしたようなため息も漏れていた。
日が暮れると涼しくなるだろうと思っていたら、車窓から吹き入る風がやけに生暖かい。いくら日中暑いからって、これは変だと思って外を見ると、何と夕闇に、山のあちこちから炎がメラメラと上がっている。山火事かとも思ったが、どうやら焼畑の為に野火が放たれているらしい。
野火はかなりの広範囲に渡り、闇夜に連なる低い山並みが炎に紅く染まり、その中の山道をバスは進む。何だか幻想的な雰囲気だ。
【食事】
朝:パン
昼:パン
夜:パン
【トラベルメモ】
1US$ ≒ 3000ZK(ザンビア・クワチャ)
1US$ ≒ 70MK(マラウィ・クワチャ)
・夜行バス ルサカ→リロングウェ 15:00発 翌8:00着 50000ZK/1人+1000ZK/荷物1個
バスは週4便(月、火、土、日)。
ルサカには新しいバスが次々運行されており、ツーリストインフォメーションや宿チャチャチャバックパッカーズの情報は古く、全くアテにならない。自分でバスステーションに行って、情報を収集した方が良い。
バスステーションは「インターシティバスターミナル」と、線路を挟んで反対側、スーパーマーケット「ショップライト」裏にも「コーチステーション」がある。バスステーション周辺には両替屋他、怪しいやからも多いので、情報はインターシティではインフォメーションカウンターに、コーチステーションではチケット販売員に直接聞く事。
・マラウイ入国にはビザが必要。 我々はザンビアのルサカで取得。
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