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- ダカール行き国際列車 (マリ)バマコ→(セネガル)ダカール
-
エリア:
- アフリカ>マリ>バマコ
- アフリカ>セネガル>ダカール
- テーマ:街中・建物・景色 鉄道・乗り物 グルメ
- 投稿日:2001/03/07 14:48
我々を乗せたセネガルのダカール行のオンボロ列車は、朝9:15、マリのバマコ駅をほぼ定刻通り出発。
「ジェンネにドゴンにトンブクゥ・・・。見所満載で西アフリカの旅のハイライトと言われてるマリをもう出ちゃうの?」とお思いの方、済みません。実は約5年前、マリは2人で一度旅してまわってるんです。その様子は、自分のホームページで写真と併せて少し載せてあるので、興味のある方は見てみて下さい。
犠牲祭の翌日だからなのだろうか。車内はガラガラ、8人乗りのコンパートメントはどこも2人から4人位までしか乗っていない。
通常列車出発日の前日の朝から売出される切符も、昨日は犠牲祭の祝日なので、夕方からのわずかな時間だけの売出しだった。
話はそれるが、昨日面白かったのが、バマコの駅の切符を買いに行った時。
エアコンがガンガンに効いた、切符売りのおじさんが座る窓口内は、何故か明かりがなく、薄暗い室内にはロウソクが立てられ、おじさんはこちらが支払ったお金をロウソクの火にかざして金額を確認している。
「エアコンを動かす電気があるんなら、電灯位付ければいいのに・・・。」
そう言えばバマコの駅には幾つも時計が設置されているのだが、そのどれもが止まっているか、全くもって狂ったまま。まともな時間を指し示す時計は一つもなかった。
列車はバマコの街を抜けると、やがて一面マンゴの木々が茂るマンゴのプランテーションの中を走り抜ける。
列車がマンゴの木々を抜けた所にある小さな駅に停車すると、乗客はこぞってマンゴを買い求めている。
赤ピンクや黄色いよく熟れたマンゴからは、甘くいい匂いがする。
窓から身を乗りだして、我々もマンゴを購入。
皮をむいてかじり付くと、
「ウン、甘くて美味しい」
しかもとってもジューシーだ。
手はマンゴの蜜でベトベト、顔と体は、風と一緒に窓から入り込むディーゼル機関車の出すススだらけ。
楽しいのか、ツライのか・・・。
列車は快調に、ダカールに向かって走り続ける。
【食事】
朝:パン、ゆで玉子
昼:パン、バナナ、みかん、マンゴ
夜:パン、バナナ、みかん、マンゴ
【トラベルメモ】
1US$ ≒ 660CFA(西アフリカセーファ・フラン)
・バマコ→ダカール(夜行列車)1等 34625CFA/1人 9:15発 翌23:30着
「ジェンネにドゴンにトンブクゥ・・・。見所満載で西アフリカの旅のハイライトと言われてるマリをもう出ちゃうの?」とお思いの方、済みません。実は約5年前、マリは2人で一度旅してまわってるんです。その様子は、自分のホームページで写真と併せて少し載せてあるので、興味のある方は見てみて下さい。
犠牲祭の翌日だからなのだろうか。車内はガラガラ、8人乗りのコンパートメントはどこも2人から4人位までしか乗っていない。
通常列車出発日の前日の朝から売出される切符も、昨日は犠牲祭の祝日なので、夕方からのわずかな時間だけの売出しだった。
話はそれるが、昨日面白かったのが、バマコの駅の切符を買いに行った時。
エアコンがガンガンに効いた、切符売りのおじさんが座る窓口内は、何故か明かりがなく、薄暗い室内にはロウソクが立てられ、おじさんはこちらが支払ったお金をロウソクの火にかざして金額を確認している。
「エアコンを動かす電気があるんなら、電灯位付ければいいのに・・・。」
そう言えばバマコの駅には幾つも時計が設置されているのだが、そのどれもが止まっているか、全くもって狂ったまま。まともな時間を指し示す時計は一つもなかった。
列車はバマコの街を抜けると、やがて一面マンゴの木々が茂るマンゴのプランテーションの中を走り抜ける。
列車がマンゴの木々を抜けた所にある小さな駅に停車すると、乗客はこぞってマンゴを買い求めている。
赤ピンクや黄色いよく熟れたマンゴからは、甘くいい匂いがする。
窓から身を乗りだして、我々もマンゴを購入。
皮をむいてかじり付くと、
「ウン、甘くて美味しい」
しかもとってもジューシーだ。
手はマンゴの蜜でベトベト、顔と体は、風と一緒に窓から入り込むディーゼル機関車の出すススだらけ。
楽しいのか、ツライのか・・・。
列車は快調に、ダカールに向かって走り続ける。
【食事】
朝:パン、ゆで玉子
昼:パン、バナナ、みかん、マンゴ
夜:パン、バナナ、みかん、マンゴ
【トラベルメモ】
1US$ ≒ 660CFA(西アフリカセーファ・フラン)
・バマコ→ダカール(夜行列車)1等 34625CFA/1人 9:15発 翌23:30着
- 凄い活気!エルミナの魚市場 (ガーナ)ケープコースト→エルミナ→タコラディ→エルボ
-
エリア:
- アフリカ>ガーナ>ガーナその他の都市
- アフリカ>ガーナ>エルミナ
- テーマ:街中・建物・景色 世界遺産 グルメ
- 投稿日:2001/02/24 18:41
ケープコーストのわずか10km程西に、ケープコースト城と並ぶもう一つの世界遺産、エルミナがある。
実はガーナの大西洋岸には、奴隷貿易に使用された植民地時代の城塞、要塞が幾つも残っており、その中でケープコーストとエルミナの2つが世界遺産に指定されているのだ。
乗合タクシーがケープコーストから海岸に沿って西へ向かうと、弓なりになったビーチの向こうの小さな岬の上に、しっかり修復されていたケープコーストと比べると、より古びれたエルミナ城が、大西洋の荒波をバックに目に飛び込んでくる。
「ドロップ、アス、プリーズ」。
エルミナの街の中心のやや手前で乗合タクシーから降ろしてもらい、岬にそびえるエルミナ城に向かってゆっくりビーチを歩って進む。
城の手前は漁港になっており、木で作られた漁舟が連なる。
「くんくん」何かいい匂いがする。そうカツオ節の匂いだ!!
見ると、並んだ土で出来た窯(かま)からもくもくといい香りの煙が立ち上がっている。
恐らく中では、獲れたてのカツオか何かの魚がくんせいにされているのだろう。
エルミナ城に到着すると、その脇の人だかりの賑わいに仰天させられる。
大西洋にそそぎ込む小さい川の入江には、幾つもの漁船がカラフルな旗をかかげて停泊し、入江沿いの魚市場に行き交っている。
そして、その魚市場に溢れる人々、物凄い活気だ。
その活気に誘われる様に我々も魚市場に突入。
日本で見かけた事のある様な魚はもちろん、エイ、オコゼ、イカ、ウツボ、コバンザメ、そして見た事も無いグロテスクな形の魚まで市場中に所狭しと並べられている。巨大アワビの様な干された貝肉も売られている。
先日旅したガーナの北部は、他の西アフリカ北部の国々とも似通った景色だったが、ケープコースト城にエルミナ城と2つの文句無しの世界遺産もある、
「ガーナはビーチだ。」
この漁港と魚市場の賑わいを見ずして、ガーナを語れまい。
アクラ近郊のコクロバイトビーチで見た、波をバックにしたガーニアンドラムとダンスのパフォーマンスも迫力があった。
ビーチ沿に点在するビーチリゾートでは、フランクな白人ツーリストや陽気なガーニアン達が甘い昼下がりや熱い夜を楽しんでいるそうだ。
午後、更に西、コートジボワール国境方面にあるタコラディ行のミニバスからは、うっそうと茂るマングローブやワラブキの家屋が並ぶ入江の小さな村の姿なども目にする。
バスを乗継ぎ、夕方、コートジボワールとの国境にある街エルボに到着。
その発展ぶりに意表を突かされ放しのガーナだったが、最後にらしさとパワーを見せつけてくれた。
そのガーナとも明日にはお別れ。ゆっくりまわって本当に良かった。
【食事】
朝:パン、揚魚、ご飯、バナナ
昼:パン、(本場ガーナの)アイスココア
夜:揚魚、ご飯、オレンジ、砂糖キビ
【トラベルメモ】
1US$ ≒ 6600C(ガーナ・セディ)
・ケープコースト⇔エルミナ 片道20分程度
※行 乗合タクシー 1000C/1人
はじめトロトロ(ワゴンのミニバス)700C/1人に乗ったが間もなくエンコ。
払い戻してもらって乗合タクシーに乗り換える。
※帰 乗合タクシー 1500C/1人
一旦ケープコーストに戻り、宿に置いておいた荷物を取ってタコラディに向かった。
・ケープコースト→タコラディ(トロトロ「ミニバス」)1時間半 4300C/1人+1000C/荷1コ
・タコラディ→エルボ(ミニバス)2時間半
(ただし乗客が集まるまで1時間近く待たせられたのでトータル3時間半)
8700C/1人+1300/C荷1コ
※タコラディは地図やガイド本にはセコンディ・タコラディと表記されているが
現地では単にタコラディと呼ばれている。
・エルミナ魚市場入場料 200C/1人必要
【宿】
(エルボ)Foul Hotel 20000C/W-1室
バスターミナル/バスターミナルよりホテル屋上の看板が見える。安い。宿の人も親切。
実はガーナの大西洋岸には、奴隷貿易に使用された植民地時代の城塞、要塞が幾つも残っており、その中でケープコーストとエルミナの2つが世界遺産に指定されているのだ。
乗合タクシーがケープコーストから海岸に沿って西へ向かうと、弓なりになったビーチの向こうの小さな岬の上に、しっかり修復されていたケープコーストと比べると、より古びれたエルミナ城が、大西洋の荒波をバックに目に飛び込んでくる。
「ドロップ、アス、プリーズ」。
エルミナの街の中心のやや手前で乗合タクシーから降ろしてもらい、岬にそびえるエルミナ城に向かってゆっくりビーチを歩って進む。
城の手前は漁港になっており、木で作られた漁舟が連なる。
「くんくん」何かいい匂いがする。そうカツオ節の匂いだ!!
見ると、並んだ土で出来た窯(かま)からもくもくといい香りの煙が立ち上がっている。
恐らく中では、獲れたてのカツオか何かの魚がくんせいにされているのだろう。
エルミナ城に到着すると、その脇の人だかりの賑わいに仰天させられる。
大西洋にそそぎ込む小さい川の入江には、幾つもの漁船がカラフルな旗をかかげて停泊し、入江沿いの魚市場に行き交っている。
そして、その魚市場に溢れる人々、物凄い活気だ。
その活気に誘われる様に我々も魚市場に突入。
日本で見かけた事のある様な魚はもちろん、エイ、オコゼ、イカ、ウツボ、コバンザメ、そして見た事も無いグロテスクな形の魚まで市場中に所狭しと並べられている。巨大アワビの様な干された貝肉も売られている。
先日旅したガーナの北部は、他の西アフリカ北部の国々とも似通った景色だったが、ケープコースト城にエルミナ城と2つの文句無しの世界遺産もある、
「ガーナはビーチだ。」
この漁港と魚市場の賑わいを見ずして、ガーナを語れまい。
アクラ近郊のコクロバイトビーチで見た、波をバックにしたガーニアンドラムとダンスのパフォーマンスも迫力があった。
ビーチ沿に点在するビーチリゾートでは、フランクな白人ツーリストや陽気なガーニアン達が甘い昼下がりや熱い夜を楽しんでいるそうだ。
午後、更に西、コートジボワール国境方面にあるタコラディ行のミニバスからは、うっそうと茂るマングローブやワラブキの家屋が並ぶ入江の小さな村の姿なども目にする。
バスを乗継ぎ、夕方、コートジボワールとの国境にある街エルボに到着。
その発展ぶりに意表を突かされ放しのガーナだったが、最後にらしさとパワーを見せつけてくれた。
そのガーナとも明日にはお別れ。ゆっくりまわって本当に良かった。
【食事】
朝:パン、揚魚、ご飯、バナナ
昼:パン、(本場ガーナの)アイスココア
夜:揚魚、ご飯、オレンジ、砂糖キビ
【トラベルメモ】
1US$ ≒ 6600C(ガーナ・セディ)
・ケープコースト⇔エルミナ 片道20分程度
※行 乗合タクシー 1000C/1人
はじめトロトロ(ワゴンのミニバス)700C/1人に乗ったが間もなくエンコ。
払い戻してもらって乗合タクシーに乗り換える。
※帰 乗合タクシー 1500C/1人
一旦ケープコーストに戻り、宿に置いておいた荷物を取ってタコラディに向かった。
・ケープコースト→タコラディ(トロトロ「ミニバス」)1時間半 4300C/1人+1000C/荷1コ
・タコラディ→エルボ(ミニバス)2時間半
(ただし乗客が集まるまで1時間近く待たせられたのでトータル3時間半)
8700C/1人+1300/C荷1コ
※タコラディは地図やガイド本にはセコンディ・タコラディと表記されているが
現地では単にタコラディと呼ばれている。
・エルミナ魚市場入場料 200C/1人必要
【宿】
(エルボ)Foul Hotel 20000C/W-1室
バスターミナル/バスターミナルよりホテル屋上の看板が見える。安い。宿の人も親切。
- これぞ大西洋の味☆カツオのくんせい (ガーナ)アクラ
-
エリア:
- アフリカ>ガーナ>アクラ
- テーマ:旅行準備 グルメ
- 投稿日:2001/02/20 17:27
再びアクラへ舞い戻って来た理由は、マリのビザ申請の為だ。
朝一番、マリ大使館へ足を運ぶと、その後、近くのマーケットを散策。
日用品から食料品まで様々な物が売られているが、特に目を引いたのは、大きくプリプリしたカツオやサバなどの魚の数々。カニも売られている。
多分大西洋からあがったものだろう。
塩づけされた活魚も売られているが、くんせいにされたものもタライに何尾も積まれ並べられている。
「これは旨そうだ。」
大きなカツオ一匹を2人ではとても食べ切れないので、大きな丸い胴体の輪切りの切身を一つ2000セディ≒40円程で買うと、道端に座り込んで早速ご賞味。
「旨い☆」
正にカツオのバーベキュー。カツオ節のような香ばしい香りがする。これで40円は安い!!安過ぎる!!
と、ふと前を見ると、地元のおばさん達がじっとカツオのくんせいをむさぼる我々を見ている。
「それはスープに使う物で、そのまま食べる物じゃないのよ。」
「我々日本人にはこれがGOODなんだよ。」
と返すと
「そのまま食べるなんて、臭くてとても食べれたもんじゃないよ。」
とおばさん達はあきれ顔。
「こんなにおいしいのに、栄養もあるんだよ。日本人は生の魚だって食べるんだ。あなた達だって毛や皮の付いたウシや羊やヤギの肉やモツ肉を食べてるけど、我々にしてみたらそれこそ臭くて食べられなかったよ。」
と心の中で返答する。
まあ、魚に肉、どっちもどっち、食文化の違いってやつだろう。
午後、宿近くの写真屋で顔写真を撮影する。
旅を始めて半年余り、数々の国のビザを申請する度2枚、3枚、時に4枚と日本から準備して行った顔写真を提出し、そろそろ底を尽き始めて来たのだ。
日本だとPhoto meなどのオートマチックの3分間写真だと4枚で600円位は掛かるので、自分のカメラで白い壁をバックにスナップ写真を撮り、焼増しして程良い大きさにカットして顔写真を作成し、節約している。
これだと焼増料金は一枚30円位しか掛からないので、かなりの節約になる。
旅先では、時間にゆとりがあり物価の安い所で顔写真を撮る事にしている。
今回の旅でもこれ迄、スーダンのハルツーム、ベナンのコトヌーでも撮っているので、ここガーナのアクラで3度目だ。
価格は4枚で2〜300円程、現地の物価からすると決して安くはないが、それでも先進国や先進国並に物価の高い所で撮るより割安だ。
スーダンのハルツームで撮った写真は、中々の出来映えだった。
先日、ベナンのコトヌーで撮った時は、日本にもあるオートマチックの3分間写真の機械をオペレーターの人が操作してくれるのだが、何度撮っても真っ白な写真や真っ黒な写真が出て来てしまい、その度オペレーターの人は機械を調整。
「5分で出来る。」と言われたのだが結局まともな写真が撮れるまで(といっても少々うすぼけて汚れている)、1時間近くも掛かってしまった。
物価は安けれどここは大都会のガーナのアクラ、写真やのおじさんが、4つレンズのついたポラロイドカメラでバシッと撮ると、ものの1分で鮮明な4枚綴りの顔写真が出来上がり。
出来た写真を見ながら、
「ウーン、何だか2人ともちょっとほおがこけてやせちゃったんじゃないの?」
「きっと暑さのせいだよ。夏バテじゃないの?」
いったいアフリカの夏はいつまで続く事やら・・・。
【食事】
朝:パン、カツオ切身
昼:中華(チャーハン、春巻き、鳥肉+野菜炒め)
※マラリヤになって病院へ行った後、元気を付けなきゃと中華を食べて、その味が忘れられず今日もまた食べてしまう。このセットでかなりのボリュームの一人前が200円程。(アクラにはチャイニーズレストランが沢山ある。中国人の姿もよく見かける)
夜:パン、バナナ
【トラベルメモ】
1US$ ≒ 6600C(ガーナ・セディ)
【宿】
・(アクラ)Crown Prince Hotel 33750C/W-1室
朝一番、マリ大使館へ足を運ぶと、その後、近くのマーケットを散策。
日用品から食料品まで様々な物が売られているが、特に目を引いたのは、大きくプリプリしたカツオやサバなどの魚の数々。カニも売られている。
多分大西洋からあがったものだろう。
塩づけされた活魚も売られているが、くんせいにされたものもタライに何尾も積まれ並べられている。
「これは旨そうだ。」
大きなカツオ一匹を2人ではとても食べ切れないので、大きな丸い胴体の輪切りの切身を一つ2000セディ≒40円程で買うと、道端に座り込んで早速ご賞味。
「旨い☆」
正にカツオのバーベキュー。カツオ節のような香ばしい香りがする。これで40円は安い!!安過ぎる!!
と、ふと前を見ると、地元のおばさん達がじっとカツオのくんせいをむさぼる我々を見ている。
「それはスープに使う物で、そのまま食べる物じゃないのよ。」
「我々日本人にはこれがGOODなんだよ。」
と返すと
「そのまま食べるなんて、臭くてとても食べれたもんじゃないよ。」
とおばさん達はあきれ顔。
「こんなにおいしいのに、栄養もあるんだよ。日本人は生の魚だって食べるんだ。あなた達だって毛や皮の付いたウシや羊やヤギの肉やモツ肉を食べてるけど、我々にしてみたらそれこそ臭くて食べられなかったよ。」
と心の中で返答する。
まあ、魚に肉、どっちもどっち、食文化の違いってやつだろう。
午後、宿近くの写真屋で顔写真を撮影する。
旅を始めて半年余り、数々の国のビザを申請する度2枚、3枚、時に4枚と日本から準備して行った顔写真を提出し、そろそろ底を尽き始めて来たのだ。
日本だとPhoto meなどのオートマチックの3分間写真だと4枚で600円位は掛かるので、自分のカメラで白い壁をバックにスナップ写真を撮り、焼増しして程良い大きさにカットして顔写真を作成し、節約している。
これだと焼増料金は一枚30円位しか掛からないので、かなりの節約になる。
旅先では、時間にゆとりがあり物価の安い所で顔写真を撮る事にしている。
今回の旅でもこれ迄、スーダンのハルツーム、ベナンのコトヌーでも撮っているので、ここガーナのアクラで3度目だ。
価格は4枚で2〜300円程、現地の物価からすると決して安くはないが、それでも先進国や先進国並に物価の高い所で撮るより割安だ。
スーダンのハルツームで撮った写真は、中々の出来映えだった。
先日、ベナンのコトヌーで撮った時は、日本にもあるオートマチックの3分間写真の機械をオペレーターの人が操作してくれるのだが、何度撮っても真っ白な写真や真っ黒な写真が出て来てしまい、その度オペレーターの人は機械を調整。
「5分で出来る。」と言われたのだが結局まともな写真が撮れるまで(といっても少々うすぼけて汚れている)、1時間近くも掛かってしまった。
物価は安けれどここは大都会のガーナのアクラ、写真やのおじさんが、4つレンズのついたポラロイドカメラでバシッと撮ると、ものの1分で鮮明な4枚綴りの顔写真が出来上がり。
出来た写真を見ながら、
「ウーン、何だか2人ともちょっとほおがこけてやせちゃったんじゃないの?」
「きっと暑さのせいだよ。夏バテじゃないの?」
いったいアフリカの夏はいつまで続く事やら・・・。
【食事】
朝:パン、カツオ切身
昼:中華(チャーハン、春巻き、鳥肉+野菜炒め)
※マラリヤになって病院へ行った後、元気を付けなきゃと中華を食べて、その味が忘れられず今日もまた食べてしまう。このセットでかなりのボリュームの一人前が200円程。(アクラにはチャイニーズレストランが沢山ある。中国人の姿もよく見かける)
夜:パン、バナナ
【トラベルメモ】
1US$ ≒ 6600C(ガーナ・セディ)
【宿】
・(アクラ)Crown Prince Hotel 33750C/W-1室
- 世界遺産「アボメーの王宮」 (ベナン)コトヌー⇔アボメー
-
エリア:
- アフリカ>ベナン>コトヌー
- アフリカ>ベナン>ベナンその他の都市
- テーマ:街中・建物・景色 世界遺産 グルメ
- 投稿日:2001/02/04 18:15
西アフリカの小国、ベナンにも世界遺産はある。
17〜8世紀に奴隷を売ることでかつてベナンの地に栄えた、ダホメー王国の宮殿だ。
今日はその宮殿があるアボメーへ日帰りで行ってみることにする。
ところが目の前に現れたその姿を見て、ハッキリ言って目が点。
「ショボい!!」
今まで見た世界遺産の中でも群を抜いて最もショボい。
トタンで修復された屋根は、せめてトタンの上に当時を偲ばせるワラぶきを装わせて欲しかった。
ひらやの宮殿の壁には所々コンクリートも使われ、子供動物園のような動物のレリーフが描かれている。
トタン屋根のそこら辺の民家のような建物が世界遺産とは。
世界遺産を守る為、補強して丈夫にしようと、わらぶき屋根をトタンに、壁はコンクリートに、壁画はペンキで修復してしまったと言うのか!!
あんたら世界遺産に何てことを・・・。
まあ、我々はダホメー王国について全くと言っていい程知識もなく、その歴史的な価値などさっぱりわかっていないので、何も言う資格もないのだが。
そんな世界遺産の宮殿より楽しかったのが、コトヌーからアボメーへの道中の景色やマーケット。
道脇では、たわわなバナナやパイナップルが路地売りされている。
ニジェールでは1本100CFAもしたバナナが、ここでは15本程の一房で100CFA。
パイナップルがこれまた旨い。芯までトロけるような柔らかさで、とてもジューシー。
まさに気分はアフリカン・トロピカルだ。
【食事】
朝:パン
昼:パイナップル、そうめん風パスタ
夜:アボガドサンドイッチ、オクロライス、魚スープライス
【トラベルメモ】
1US$ ≒ 660CFA(西アフリカセーファーフラン)
・コトヌー→アボメー(乗合タクシー)約3時間(片道)行2500CFA/1人 帰2000CFA/1人
※アボメー行き乗合タクシーは、コトヌーではRue St.Michel通りの教会前より頻発。
(アボメーではコトヌー行き乗合タクシーがマルシェの周辺を客を集めながら流している)
【宿】
・(コトヌー)Hotel Babo 6500CFA/W-1室 ファン付き シャワー、トイレ付き
※値段の割には良くない。もっと安い部屋もあるが、部屋によってはメンテナンスが悪いので、部屋を見て決めた方がいい。街中心にありロケーションは抜群に良い。
17〜8世紀に奴隷を売ることでかつてベナンの地に栄えた、ダホメー王国の宮殿だ。
今日はその宮殿があるアボメーへ日帰りで行ってみることにする。
ところが目の前に現れたその姿を見て、ハッキリ言って目が点。
「ショボい!!」
今まで見た世界遺産の中でも群を抜いて最もショボい。
トタンで修復された屋根は、せめてトタンの上に当時を偲ばせるワラぶきを装わせて欲しかった。
ひらやの宮殿の壁には所々コンクリートも使われ、子供動物園のような動物のレリーフが描かれている。
トタン屋根のそこら辺の民家のような建物が世界遺産とは。
世界遺産を守る為、補強して丈夫にしようと、わらぶき屋根をトタンに、壁はコンクリートに、壁画はペンキで修復してしまったと言うのか!!
あんたら世界遺産に何てことを・・・。
まあ、我々はダホメー王国について全くと言っていい程知識もなく、その歴史的な価値などさっぱりわかっていないので、何も言う資格もないのだが。
そんな世界遺産の宮殿より楽しかったのが、コトヌーからアボメーへの道中の景色やマーケット。
道脇では、たわわなバナナやパイナップルが路地売りされている。
ニジェールでは1本100CFAもしたバナナが、ここでは15本程の一房で100CFA。
パイナップルがこれまた旨い。芯までトロけるような柔らかさで、とてもジューシー。
まさに気分はアフリカン・トロピカルだ。
【食事】
朝:パン
昼:パイナップル、そうめん風パスタ
夜:アボガドサンドイッチ、オクロライス、魚スープライス
【トラベルメモ】
1US$ ≒ 660CFA(西アフリカセーファーフラン)
・コトヌー→アボメー(乗合タクシー)約3時間(片道)行2500CFA/1人 帰2000CFA/1人
※アボメー行き乗合タクシーは、コトヌーではRue St.Michel通りの教会前より頻発。
(アボメーではコトヌー行き乗合タクシーがマルシェの周辺を客を集めながら流している)
【宿】
・(コトヌー)Hotel Babo 6500CFA/W-1室 ファン付き シャワー、トイレ付き
※値段の割には良くない。もっと安い部屋もあるが、部屋によってはメンテナンスが悪いので、部屋を見て決めた方がいい。街中心にありロケーションは抜群に良い。
- イナゴ食べれる? (ニジェール)ザンデール
-
エリア:
- アフリカ>ニジェール>ニジェールその他の都市
- テーマ:グルメ
- 投稿日:2001/01/24 10:41
旧市街に面した我々の安宿の前の通りには、夕方になると地べたに座り込んだおばさんのストリートフードの屋台がそちこちに並び出す。
マルシェやバスターミナル近辺に出る屋台では、ご飯物や焼肉、魚の天ぷら、その他様々なテイストが並ぶのだが、旧市街のストリートでの主役はイナゴ。
カノのマーケットでも、ここザンデールのマルシェでも乾燥させたイナゴがたらいに山に積まれ売られている姿は目にしていたが、料理され食べられる寸前のイナゴの姿を見るのは初めてだ。
実は今回の旅では自分の中に食事革命が起きている。
あまり好きではなかったアボガドが大好物に。子供の頃から大嫌いだったニンジンに至っては自分から生でそのままかじって「旨い!!」と思える程になった。奥歯で皮をむき砂糖キビをしゃぶって水分を補給するのも日常茶飯事。
だがしかし、このイナゴだけは別だ。
路上で揚げたイナゴを盆に広げたマミー達は「一つ味見してみろ」と手招きしている。
スーダン、チャドでは、ブッシュに不気味に舞うこのイナゴの大群のグロテスクな姿も目の当たりにしている。
こんな物一生食わず嫌いで構わない。
だが心の奥の奥でもう1人の自分の小さい声がささやきかける。
「意外においしいのかも知れないぞ。一匹だけ、一つだけ試してみれば・・・」
好奇心という物は時になんと恐ろしい物なのか。
おばさんに、差し出した手のヒラの上に、一匹だけ揚げた油ぎったカラカラのイナゴをのせてもらう。丸く膨らんだ胴体がグロテスクだ。
その姿をなるべく見ない様にして奥歯でかじる。
「カリッ」。食感は悪くない。揚げた小エビに近い。だが味は最悪。
それはイナゴの味なのか味付けのせいなのか、ともかく油こくイヤーな後味がいつまでも口の中に尾を引く。
小さい頃イナゴを食べたことがあるというJunkoは、最後まで一度もアフリカのイナゴを口にすることはなかった。
【食事】
朝:フランスパン、シャイ
昼:ゆでサツマイモ、魚天プラ
夜:ゆでキャベツのキナコ掛けサラダ、ゆで練りイモのすいとん風サラダ
【トラベルメモ】
1US$ ≒ 660CFA(西アフリカセーファーフラン)
【宿】
・(ザンデール)Hotel Malem Kalkadamu 4100CFA/W-1室 キレイで落ち着ける。建物も旧市街に見られる伝統様式でVery Good!!
マルシェやバスターミナル近辺に出る屋台では、ご飯物や焼肉、魚の天ぷら、その他様々なテイストが並ぶのだが、旧市街のストリートでの主役はイナゴ。
カノのマーケットでも、ここザンデールのマルシェでも乾燥させたイナゴがたらいに山に積まれ売られている姿は目にしていたが、料理され食べられる寸前のイナゴの姿を見るのは初めてだ。
実は今回の旅では自分の中に食事革命が起きている。
あまり好きではなかったアボガドが大好物に。子供の頃から大嫌いだったニンジンに至っては自分から生でそのままかじって「旨い!!」と思える程になった。奥歯で皮をむき砂糖キビをしゃぶって水分を補給するのも日常茶飯事。
だがしかし、このイナゴだけは別だ。
路上で揚げたイナゴを盆に広げたマミー達は「一つ味見してみろ」と手招きしている。
スーダン、チャドでは、ブッシュに不気味に舞うこのイナゴの大群のグロテスクな姿も目の当たりにしている。
こんな物一生食わず嫌いで構わない。
だが心の奥の奥でもう1人の自分の小さい声がささやきかける。
「意外においしいのかも知れないぞ。一匹だけ、一つだけ試してみれば・・・」
好奇心という物は時になんと恐ろしい物なのか。
おばさんに、差し出した手のヒラの上に、一匹だけ揚げた油ぎったカラカラのイナゴをのせてもらう。丸く膨らんだ胴体がグロテスクだ。
その姿をなるべく見ない様にして奥歯でかじる。
「カリッ」。食感は悪くない。揚げた小エビに近い。だが味は最悪。
それはイナゴの味なのか味付けのせいなのか、ともかく油こくイヤーな後味がいつまでも口の中に尾を引く。
小さい頃イナゴを食べたことがあるというJunkoは、最後まで一度もアフリカのイナゴを口にすることはなかった。
【食事】
朝:フランスパン、シャイ
昼:ゆでサツマイモ、魚天プラ
夜:ゆでキャベツのキナコ掛けサラダ、ゆで練りイモのすいとん風サラダ
【トラベルメモ】
1US$ ≒ 660CFA(西アフリカセーファーフラン)
【宿】
・(ザンデール)Hotel Malem Kalkadamu 4100CFA/W-1室 キレイで落ち着ける。建物も旧市街に見られる伝統様式でVery Good!!
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