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武田ちょっこ
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アフリカのサファリ旅行のガイドブックを作っています。
・『 まるまるサファリの本』シリーズ
取材裏ばなしもブログで発信しています!
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ナイロビの庶民の足“マタツ”

2011/11/18 15:26
キリン
エリア:
  • アフリカ > ケニア > ナイロビ
テーマ:
  • 鉄道・乗り物
ナイロビの治安の悪さを語るとき、必ず言われるのが、
「マタツには絶対に乗っちゃだめ」
ということ。

マタツとはナイロビを走る庶民の足です。ワゴン車タイプの小型バス。

マタツ
以前は、車体が派手な色にペイントされ、車内ではレゲエが大音量で流れていて事故も多く、この頃に「マタツは危険」が定着してしまったようです。
しかし、政府の政策によりペイント、音楽は禁止。立ち乗りも禁止になり、乗車人数が設定されました。
お陰で事故は愕然と減ったそうです。

マタツ内のスリまで取り締まっているわけではないので、治安面では安全になったとはいえませんが、そんなに悪口ばかり言われると擁護したくなってしまいます。


私は知人に会いに行く時やナイバシャ湖に遊びにいく時、マタツを利用しています。
(女ひとり旅です)


マタツ2
(↑車掌の持っている番号がバスの系統)

危険回避の基本、「大きなお金は見せない」を守って、小銭だけをジャラジャラ持っているのですが、あるとき5シリングを狭いマタツの車内に落としてしまったのです。
拾おうと手を伸ばしたくても、狭くてかがむこともできない。
「たかが5シリング(5円くらい)。ま、いいか」
とあきらめたら、隣に座っていたムゼー(おじいさん)がガタガタと激しく揺れる狭い車内にかがみこみ、手を伸ばして拾おうとしてくれるのです。
危ないし、「いいです、いいです」
と制したのですが、四苦八苦して拾ってくれました。5シリング玉ひとつです。
マタツは庶民の足。ごく普通の市民が乗っている車内での話です。


ナイロビの治安にふれたブログなどでは、「ケニア人ってどんなに悪人よ」って思うようなことばかり書かれていますが、決して悪い人ばかりではなく、
逆に「隣は何をする人ぞ」の日本に比べ、助け合いの気持ちの高い人が多いです。

ただ、一部の悪い人の格好のターゲットが観光客である私達で、被害遭遇率は高いということ。そして残念ながら、やっぱり決して安全といえる街ではありません。

「マタツに乗っても大丈夫だよ」とは言えませんが、「ケニアは悪い人達ばかりじゃなく、ほとんどが親切で優しい人達なのだよ」と言えます。

自分のことは自分で責任を持ち、旅を楽しみましょう!
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