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~失敗しないケニア・サファリ旅行のためのとっておき情報を、“サファリおたく”がお届けします。~

プロフィール

ニックネーム:
武田ちょっこ
居住地:
神奈川県
性別:
女性
自己紹介:
アフリカのサファリ旅行のガイドブックを作っています。
・『 まるまるサファリの本』シリーズ
取材裏ばなしもブログで発信しています!
Note 武田ちょっこ で検索してね!
・『ちょっこの直行サファリツアー!』講談社
・『どうぶつちゃんLOVE紀行』山と渓谷社
・『野生動物発見!ガイド』築地書館
など。

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タイトル
アフリカゾウを絶滅から守ってあげて!!
エリア:
  • アフリカ>ケニア
テーマ:動物 
投稿日:2015/03/17 19:01
コメント(0)
アフリカゾウがもうすぐ絶滅しちゃう!……かもなのです。

ケニアのアンボセリ国立公園へ行くと、30頭を超える迫力のゾウ軍団に会えますが、アフリカゾウは現在絶滅まっしぐら。

1アンボセリのゾウ
(↑たくさん見られるけれど、数は激減中)

1990年、ワシントン条約で象牙の輸出入が禁止されて以降密猟は減り、ゾウの数も回復しつつあったのですが、近年再び大幅に激減しています。
2013年、ケニアだけで300頭以上が殺されているのです。

原因はもちろん象牙をとるための密猟。

ナイロビのDavid Sheldrick Wildlife Trustという保護団体が、ゾウの孤児を育てて野生に返す活動をしていて、私達観光客もゾウの孤児達に会うことが出来ます。

2シェルドリック
(↑入場できるのは11時〜12時までの1時間だけ)


ここでは1頭1頭のチビゾウを紹介してくれて、それぞれどんな理由で孤児になったのか説明してくれます。以前はダムに落ちて出られず孤児になった、群れと離れてしまい孤児になったetc.といった理由が多かったのですが、最近はほとんどが“密猟の犠牲者”と説明されます。
そして孤児の数もハンパなく増えているのです。(T-T )

3シェルドリック
(↑手厚く保護されているとはいえ、本当は大草原で家族と暮らしているはずの赤ちゃんゾウを見るのは、ちょっと辛い)

象牙を買うのは中国人だけじゃないんですよ。日本国内にも密輸象牙が入ってきているのです。
しかし困ったことに私達消費者は、密輸モノとそうでないモノの区別などできません。
※CITES(ワシントン条約締約国会議)に適合した原材料から作られた象牙製品には、政府の認定を受け、「認定シール」をつけることができます。
これが付いていれば密輸物ではない証明ですが、根本的に象牙はゾウを殺さない限り取れないのです。 ゜(>д<)゜


4マサイマラのゾウ
(↑象牙を持った母親が殺されると、子どもは生きていけません)

そしてもっと困ったことに、象牙の密輸という闇のお金は、テロリストの資金源になっているというのです。


ケニアのお土産物屋には、もちろん象牙など売られていません!
しかし、「象牙はどこで買えるの?」とかシャーシャーと聞く、とある国の観光客もいるそうです。
象牙はもちろん個人輸入も禁止。持ち帰ろうとすれば日本入国の際、税関で没収、さらに罰金となりますよ!

5アフリカゾウ

これがアフリカで現在起きている、絶滅しそうなアフリカゾウと、絶滅させられないテロとの困った関係です。

アフリカゾウの絶滅反対!
テロは撲滅! ((⊂(`ω´∩) しゅっしゅっ


ケニアで生のアフリカゾウを見て感動したとき、この現実をちょっと思い出してみてくださいね。

6シェルドリック
(守ってあげてね!)

注意!Plastic bag レジ袋等をケニアに持ち込み禁止

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