記事一覧
1 - 5件目まで(61件中)

- 古墳パノラマ (韓国)慶州
-
エリア:
- アジア>韓国>慶州(キョンジュ)
- テーマ:世界遺産
- 投稿日:2001/08/17 17:51
天気に恵まれない日が多かったせいもあるが、庶民的な古都の居心地の良さについ長居してしまっているここ慶州。主な見所はほぼ見てまわったが、もう一つだけ天気の良い日にこれだけはやってみたかったのがこれ。
慶州の街外れから郊外に至るまで、そちこちに散在する緑の丘の様な古墳群。入場料を取るような整備されたところはもちろん、田畑の中にあるような未整備の所でも、古墳のへりやふもとまでは行けてもそれ以上は立ち入る事はできず、いつも下から見上げるばかりだ。
だが、市街の宿近くにある瑞鳳塚、金冠塚は住宅地内の公園になっており、少々草ぼうぼう気味ではあるが、小高い古墳の丘の頂上に向かって草が踏み付けられてできた小道が続いている。
雨の日、市街中心の繁華街へ歩く途中、これはと目を付けていたのだ。
お天気の本日、その草ぼうぼうの公園内の古墳の斜面へと、小道に沿って足を踏み入れる。
古墳の丘の頂上に立って見渡すと、眼下から遠くの郊外にまで、もこもこと拡がり散在する緑の古墳群ののどかなパノラマ。
散らばる史跡群を地をはって巡っただけでは分からなかった、古墳の悠久の遥かさを実感する事ができる。

吹き抜ける風が、古墳を覆う草を波のように揺らし、空に雲を、古都に時を流している。
【食事】
朝:なし
昼:チゲ鍋、ラッポギ、アンドーナツ
夜:桃、リンゴ
【トラベルメモ】
1$≒1000W(韓国ウオン)
【宿】(慶州)西川旅人宿 13000W/W1室
慶州の街外れから郊外に至るまで、そちこちに散在する緑の丘の様な古墳群。入場料を取るような整備されたところはもちろん、田畑の中にあるような未整備の所でも、古墳のへりやふもとまでは行けてもそれ以上は立ち入る事はできず、いつも下から見上げるばかりだ。
だが、市街の宿近くにある瑞鳳塚、金冠塚は住宅地内の公園になっており、少々草ぼうぼう気味ではあるが、小高い古墳の丘の頂上に向かって草が踏み付けられてできた小道が続いている。
雨の日、市街中心の繁華街へ歩く途中、これはと目を付けていたのだ。
お天気の本日、その草ぼうぼうの公園内の古墳の斜面へと、小道に沿って足を踏み入れる。
古墳の丘の頂上に立って見渡すと、眼下から遠くの郊外にまで、もこもこと拡がり散在する緑の古墳群ののどかなパノラマ。
散らばる史跡群を地をはって巡っただけでは分からなかった、古墳の悠久の遥かさを実感する事ができる。

吹き抜ける風が、古墳を覆う草を波のように揺らし、空に雲を、古都に時を流している。
【食事】
朝:なし
昼:チゲ鍋、ラッポギ、アンドーナツ
夜:桃、リンゴ
【トラベルメモ】
1$≒1000W(韓国ウオン)
【宿】(慶州)西川旅人宿 13000W/W1室

- 独立記念日の慶州史跡めぐり (韓国)慶州
-
エリア:
- アジア>韓国>慶州(キョンジュ)
- テーマ:世界遺産 その他
- 投稿日:2001/08/15 14:56
今日8月15日は日本では終戦記念日、鳴り響くサイレンの下静まる、球児と観衆達の甲子園が、テレビ画面に映し出されていることだろう。
それは、我々戦争を知らない世代には普段の生活の中にはその記憶すらない第二次世界大戦を、遠くない過去のことだったと教えてくれる、一年に一度の唯一のセレモニー。戦争世代には、毎年心の刻印を締めつける忘れらないその時の記憶。
そしてここ韓国では、同日同じ出来事は、「独立記念日」の祝日として暦にそして人々の心に刻まれているのだ。
ここのとことろ雨がちだった天気も、祝日の今日は晴れ。
古都慶州の史跡巡りに出ると、韓国の国旗をかかげた家が目立つ。
特に街外れの郷校一帯の木造の古い家並の一角に立入ると、そよ風になびく旗の数は増す。
長きに渡った日本の植民地支配から独立を果たしたと言う、韓国にとって一年で一番記念すべき日。韓国が今韓国であり得るゆえんの独立記念日、さぞ粛々とした空気に溢れているのかと思っていたら、郊外に散在する史跡はどこも、ワイワイと韓国の家族連れでにぎわい、休日の行楽ムードいっぱいだ。
のどかな郊外に朴突と散らばる悠久の新羅の遺跡群を歩いていると、以前日本の飛鳥を巡った時の気分を思い出した。



ただ、ここの所テレビでは、ほぼ毎日の様に今日の独立記念日に向けた特集番組が流れ、戦争中の日本の横暴ぶりや、今日の日本の脅威論から、日本の素晴らしさ問題点、日本で頑張る在日韓国人等々が報道されているのも現実。
「お帰り!今日はどこ行った?」と、宿でむかえてくれる老齢の宿のご主人とおかみさんの流暢な日本語は、もちろん日本の植民地時代の形見だろう。
史跡巡りの途中でもおばあさんに日本語で話しかけられた。
夜のテレビの天気予報。画面いっぱいに映し出された天気図には、大陸からちょこんと海に突起した朝鮮半島の鼻先に、沖縄から北海道まで南西から北東に弧を描いて、朝鮮半島を海上封鎖するかのように横たわる日本列島。後方の大陸側には北朝鮮と大国中国。
日本は小さな小さな国だと思っていたが、こうやって韓国から見てみると、随分大きく不気味に見える。
韓国の人々は、これを毎日天気予報のたびに見ているのだ。
【食事】
朝:ピーナッツクリームサンド
昼:エビセン、アイス
夜:韓国料理のビュッフェ(食べ放題)
【トラベルメモ】
1$≒1000W(韓国ウオン)
・ 本日まわった慶州見所、史跡群・・・
・ 五陸:ここら辺でよく見られる丘のような古墳、500W
・ 郷校:古い家並は中々の見応え、日本人の知名度は低いが、一見一歩きの価値アリ。慶州の隠れた名所。オススメ
・ 鶏林:入場は有料だが、外から見れば充分。
・ 半月城/石氷庫:無料、石造りの氷の貯蔵庫は飛鳥遺跡を思い起こされる。
・ 皇南洞古墳群:丘のような古墳群。外から見るのみ
・ せん星台:入場は有料だが、外からでも見れる。1500年前の石造りの天文台は、史跡群の中のシンボル的存在。形状に味わいがある。
・ 大陸苑:よく整備された巨大な古墳。復元された墓内、天馬塚が公開されている。1500W
・ 国立慶州博物館:400W 館内の展示物も中々だが、野外展示物がいい。特にエミレの鐘とその音色は必見、必聴。鐘に描かれた飛天像は見事。この鐘を作る際、神告に従って銅とともにいけにえとなって、るつぼに投げられ溶かされた幼女の悲声がのりうつったと言われる鐘の音には、その悲しくも理不尽な物語を説かれた者は耳を傾けざるおえない。(鐘を打つ事はできないので、流されるテープの音色を聞くことになる)
・ 芬皇寺 1000W 石塔は中々。

※上記全て、慶州中心街より歩って巡る。
【宿】(慶州)西川旅人宿 13000W/W1室
それは、我々戦争を知らない世代には普段の生活の中にはその記憶すらない第二次世界大戦を、遠くない過去のことだったと教えてくれる、一年に一度の唯一のセレモニー。戦争世代には、毎年心の刻印を締めつける忘れらないその時の記憶。
そしてここ韓国では、同日同じ出来事は、「独立記念日」の祝日として暦にそして人々の心に刻まれているのだ。
ここのとことろ雨がちだった天気も、祝日の今日は晴れ。
古都慶州の史跡巡りに出ると、韓国の国旗をかかげた家が目立つ。
特に街外れの郷校一帯の木造の古い家並の一角に立入ると、そよ風になびく旗の数は増す。
長きに渡った日本の植民地支配から独立を果たしたと言う、韓国にとって一年で一番記念すべき日。韓国が今韓国であり得るゆえんの独立記念日、さぞ粛々とした空気に溢れているのかと思っていたら、郊外に散在する史跡はどこも、ワイワイと韓国の家族連れでにぎわい、休日の行楽ムードいっぱいだ。
のどかな郊外に朴突と散らばる悠久の新羅の遺跡群を歩いていると、以前日本の飛鳥を巡った時の気分を思い出した。



ただ、ここの所テレビでは、ほぼ毎日の様に今日の独立記念日に向けた特集番組が流れ、戦争中の日本の横暴ぶりや、今日の日本の脅威論から、日本の素晴らしさ問題点、日本で頑張る在日韓国人等々が報道されているのも現実。
「お帰り!今日はどこ行った?」と、宿でむかえてくれる老齢の宿のご主人とおかみさんの流暢な日本語は、もちろん日本の植民地時代の形見だろう。
史跡巡りの途中でもおばあさんに日本語で話しかけられた。
夜のテレビの天気予報。画面いっぱいに映し出された天気図には、大陸からちょこんと海に突起した朝鮮半島の鼻先に、沖縄から北海道まで南西から北東に弧を描いて、朝鮮半島を海上封鎖するかのように横たわる日本列島。後方の大陸側には北朝鮮と大国中国。
日本は小さな小さな国だと思っていたが、こうやって韓国から見てみると、随分大きく不気味に見える。
韓国の人々は、これを毎日天気予報のたびに見ているのだ。
【食事】
朝:ピーナッツクリームサンド
昼:エビセン、アイス
夜:韓国料理のビュッフェ(食べ放題)
【トラベルメモ】
1$≒1000W(韓国ウオン)
・ 本日まわった慶州見所、史跡群・・・
・ 五陸:ここら辺でよく見られる丘のような古墳、500W
・ 郷校:古い家並は中々の見応え、日本人の知名度は低いが、一見一歩きの価値アリ。慶州の隠れた名所。オススメ
・ 鶏林:入場は有料だが、外から見れば充分。
・ 半月城/石氷庫:無料、石造りの氷の貯蔵庫は飛鳥遺跡を思い起こされる。
・ 皇南洞古墳群:丘のような古墳群。外から見るのみ
・ せん星台:入場は有料だが、外からでも見れる。1500年前の石造りの天文台は、史跡群の中のシンボル的存在。形状に味わいがある。
・ 大陸苑:よく整備された巨大な古墳。復元された墓内、天馬塚が公開されている。1500W
・ 国立慶州博物館:400W 館内の展示物も中々だが、野外展示物がいい。特にエミレの鐘とその音色は必見、必聴。鐘に描かれた飛天像は見事。この鐘を作る際、神告に従って銅とともにいけにえとなって、るつぼに投げられ溶かされた幼女の悲声がのりうつったと言われる鐘の音には、その悲しくも理不尽な物語を説かれた者は耳を傾けざるおえない。(鐘を打つ事はできないので、流されるテープの音色を聞くことになる)
・ 芬皇寺 1000W 石塔は中々。

※上記全て、慶州中心街より歩って巡る。
【宿】(慶州)西川旅人宿 13000W/W1室

- 仏国寺と石窟庵 (韓国)慶州
-
エリア:
- アジア>韓国>慶州(キョンジュ)
- テーマ:世界遺産
- 投稿日:2001/08/12 14:20
慶州に来てここに行かなければ、奈良に行って法隆寺に行かない様なもの。 もちろん世界遺産、その名も仏国寺(プルグクサ)。
反り返る瓦屋根、雲形の柱台、そして朴突な石の仏塔。そのどれもが日本人の旅人の心を柔和にさせる。

「こんにちは。怪しい者ではありません。」
と、声をかけてきたのは、流暢な日本語を話すおじいさん。
「お金はいりません。この人らにガイドのやり方を教えているんです。案内させて下さい。」
と、若手を二人を従えている。
見たところ悪い人達じゃなさそうだし、ただでガイドしてもらえるのはありがたいが、
「ゆっくり見てまわりたいんで…」
と、口にすると、
「大丈夫。ゆっくりで大丈夫ですよ。」
「それならお願いします。」
「私たちが今立っているこの場所は、昔はハスが植えてあった池だったんですよ。」
「石垣を見て下さい。下の方の石は不ぞろいですが、上の方の石はキレイに揃っています。あれは下の方は下界、上の方はおしゃか様に近い上界を現しているのです。」
「さあ、こっちこっち、ここに立ってみて下さい。石垣の上の柱台の石が雲の形になっているのが見えますか、あそこが雲上の世界、極楽浄土です。」
石垣の上に構えているのは、全長90m、まるでびょうぶの絵の様に横に広がって下界を抱き、見守る仏国寺の伽藍だ。

「さあ、今度はこっちです。」
と、おじいさんはそそくさと脇の石階段を昇り始める。
「ちょっと待って下さい。下から写真を撮っておきたいので撮ってきます。」
「そ、そうですか。」
Junkoと2人でその場を離れて写真を撮って戻ってくると、おじいさんの姿はない。
「どこ行っちゃったんだろう?」
「きっと待ちきれなかったんじゃない。」
ガイドをお願いした時はゆっくりでいいと言っていたボランティアガイドのおじいさんだが、そのそそくさとした仕草、まくしたてるようなガイドぶりから察するに、かなりセッカチな方とお見受けした。
見学時間の限られたツアー等の観光客ならニーズとマッチするんだろうが、時間がたっぷりあるのんびり派の我々とはペースが合わなかった様だ。
「ちょっと写真撮ってただけで、待ち切れずにいなくなっちゃうとは。ゆっくりでいいって言ったのにね。」
そして慶州でこれを見なければ奈良に行って大仏様を素通りするようなもの。それは石窟庵(ソックラム)の如来像。

奈良の大仏様よりは小さいが、こちらも大仏様。石造りで、その柔和な表情とたたずまいはもう我々日本人が知る仏様そのもの。気のせいだろうか、唇のあたりがほんのりあからんでるように見えたのだが。。。
小高い山の中腹にある石窟庵の仏様が見下ろす、日本海(韓国では東海と呼ぶ)。
まだ影も形もみえないが、その海原の先は我々の故郷、日本だ。
【食事】
朝:パン
昼:パン
夜:カップメン
【トラベルメモ】
1$≒1000W(韓国ウオン)
・ 仏国寺3000W 慶州市街よりバスで1000W
・ 石窟庵3000W 仏国寺よりバスで1000W
・ 本日、夜普門リゾートの屋外演芸場で行われた伝統芸能を鑑賞しました。無料で毎日開催されていた(直近の情報については事前に観光案内所等で確認されたし)。
本日の演目は、カラフルな民族衣装で長い紐の付いた帽子を破った男達が舞う農楽、綱渡りなど。演者は本格的な伝統芸グループで、韓国人の観客で溢れ返った会場は大盛り上がりもちろん我々も大興奮だった。
普門リゾートへは慶州中心街、仏国寺よりバスで1000W。ただしこの日は大盛り上がりのお陰で、閉演が予定時刻をオーバーした為、帰途が夜遅くなってしまい、他の日本人、韓国人達とタクシーをシェアして、宿のある慶州の市街まで戻った。(一台5000Wを5人でシェアし、一人1000W)

【宿】(慶州)西川旅人宿 13000W/W1室
反り返る瓦屋根、雲形の柱台、そして朴突な石の仏塔。そのどれもが日本人の旅人の心を柔和にさせる。

「こんにちは。怪しい者ではありません。」
と、声をかけてきたのは、流暢な日本語を話すおじいさん。
「お金はいりません。この人らにガイドのやり方を教えているんです。案内させて下さい。」
と、若手を二人を従えている。
見たところ悪い人達じゃなさそうだし、ただでガイドしてもらえるのはありがたいが、
「ゆっくり見てまわりたいんで…」
と、口にすると、
「大丈夫。ゆっくりで大丈夫ですよ。」
「それならお願いします。」
「私たちが今立っているこの場所は、昔はハスが植えてあった池だったんですよ。」
「石垣を見て下さい。下の方の石は不ぞろいですが、上の方の石はキレイに揃っています。あれは下の方は下界、上の方はおしゃか様に近い上界を現しているのです。」
「さあ、こっちこっち、ここに立ってみて下さい。石垣の上の柱台の石が雲の形になっているのが見えますか、あそこが雲上の世界、極楽浄土です。」
石垣の上に構えているのは、全長90m、まるでびょうぶの絵の様に横に広がって下界を抱き、見守る仏国寺の伽藍だ。

「さあ、今度はこっちです。」
と、おじいさんはそそくさと脇の石階段を昇り始める。
「ちょっと待って下さい。下から写真を撮っておきたいので撮ってきます。」
「そ、そうですか。」
Junkoと2人でその場を離れて写真を撮って戻ってくると、おじいさんの姿はない。
「どこ行っちゃったんだろう?」
「きっと待ちきれなかったんじゃない。」
ガイドをお願いした時はゆっくりでいいと言っていたボランティアガイドのおじいさんだが、そのそそくさとした仕草、まくしたてるようなガイドぶりから察するに、かなりセッカチな方とお見受けした。
見学時間の限られたツアー等の観光客ならニーズとマッチするんだろうが、時間がたっぷりあるのんびり派の我々とはペースが合わなかった様だ。
「ちょっと写真撮ってただけで、待ち切れずにいなくなっちゃうとは。ゆっくりでいいって言ったのにね。」
そして慶州でこれを見なければ奈良に行って大仏様を素通りするようなもの。それは石窟庵(ソックラム)の如来像。

奈良の大仏様よりは小さいが、こちらも大仏様。石造りで、その柔和な表情とたたずまいはもう我々日本人が知る仏様そのもの。気のせいだろうか、唇のあたりがほんのりあからんでるように見えたのだが。。。
小高い山の中腹にある石窟庵の仏様が見下ろす、日本海(韓国では東海と呼ぶ)。
まだ影も形もみえないが、その海原の先は我々の故郷、日本だ。
【食事】
朝:パン
昼:パン
夜:カップメン
【トラベルメモ】
1$≒1000W(韓国ウオン)
・ 仏国寺3000W 慶州市街よりバスで1000W
・ 石窟庵3000W 仏国寺よりバスで1000W
・ 本日、夜普門リゾートの屋外演芸場で行われた伝統芸能を鑑賞しました。無料で毎日開催されていた(直近の情報については事前に観光案内所等で確認されたし)。
本日の演目は、カラフルな民族衣装で長い紐の付いた帽子を破った男達が舞う農楽、綱渡りなど。演者は本格的な伝統芸グループで、韓国人の観客で溢れ返った会場は大盛り上がりもちろん我々も大興奮だった。
普門リゾートへは慶州中心街、仏国寺よりバスで1000W。ただしこの日は大盛り上がりのお陰で、閉演が予定時刻をオーバーした為、帰途が夜遅くなってしまい、他の日本人、韓国人達とタクシーをシェアして、宿のある慶州の市街まで戻った。(一台5000Wを5人でシェアし、一人1000W)

【宿】(慶州)西川旅人宿 13000W/W1室

- 水原華城 (韓国)ソウル⇔水原
-
エリア:
- アジア>韓国>ソウル
- アジア>韓国>水原(スウォン)
- テーマ:世界遺産 グルメ
- 投稿日:2001/08/08 12:55
水原は、先日我々が訪れた民族村の他、遊園地などもあって、ソウル郊外の行楽地となっている。
そして、大都会ソウルの街角で、ふと旅の物足りなさを感じたら、オススメなのが水原が誇る世界遺産、水原華城だ。

ぐるっと水原の中心地を取り囲む全長4km余りの城壁。18世紀に西洋の城壁を模して築かれたそうだが、その東アジア的な趣はミニミニ万里の長城と言ったところで、くねり続く城壁は龍の尾の様だ。
天気にも恵まれた本日は、この城郭の上をのんびり歩いて一周する。
ソウルでは、単発な名所ばかりだっただけに、一日かけて足で一つの世界遺産を楽しめるとはうれしい限りだ。
城郭の位置はかなり高い。エイコラと一丘登りきったところから城郭歩きはスタートする。
城壁の上からの展望は良く、ビルを見上げるばかりだったソウルから来ると、何ともすがすがしい。
城壁の上には所々いい感じの韓国の桜閣などが建ち、水原華城独特の雰囲気をかもし出している。


丁度中間、2km程行ったところにある川の流れの上に築かれた、華虹門の上の大きな桜閣の床の上では、地元の人たちがのんびりと足を休めている。
野外に広い弓場が姿を現すと、韓国人の観光客らが弓に興じている。
日本の弓道は遠くない的へ真っ直ぐにねらいをつけて射るのに対し、ここの弓は、的はかなり遠くにあり、的よりも上方に向かって矢を射り、矢は放射状に弧を描いて的へと飛ばされる。かつてヒマラヤの小国ブータンを旅した時、農閑に弓に興じる男達の姿を見た事があるが、その時のものと同じだ。恐らくこの方が本来の弓の形式で、日本で「弓道」という形に直されたのであろう。
一周して城壁を降りると、そこには市場。
相変わらずの韓国ならではの庶民的な活況ぶりは、静かな風の吹く天上から下界へと降りて来たかのようなだ。
世界遺産を汗を流して歩いた後、ソウルに戻った我々の目指す所は、「カルビ」。
お腹をすかして遊んだ後においしい韓国料理を食べる。これこそ韓国の旅の最高の楽しみなのだ。
実は我々、これまでソウルで2度カルビにトライしたのだが、そのどれもが期待外れ。
一度目は、日本人観光客にも人気のソウルの繁華街、明洞を歩いていた時、「カルビ定食5000W」と日本語でかかげられている店に入ったところ、出てきたのは焼肉ではなく煮込み。煮汁の中に煮込まれた角切りの肉がひたっていた。韓国では「カルビ」と言うのは単なる肉の種類の事で、焼肉は「カルビグイ」、そして我々に出された煮込みカルビは「カルビタン」と、様々な料理があるのだ。
二度目は、今度こそと日本の有名ガイド本に紹介されているカルビ焼肉の高級店へ出向いた。ここならハズレはないだろうと期待していたのだが、肉の方はおいしかったが、14500Wと高い割には炭火ではなくガス火。付け合わせキムチは冷凍で解凍し切っておらずカチカチだった。
今日こそは三度目の正直! と、先日煮込カルビを食べた明洞の店に入り、今回は「カルビグイ!!(焼肉カルビ)」としっかり注文する。
するとおじさん、火鉢につめた炭火を運んでくるではないか。
「よし!これだ。」
三度目の正直で、やっと本場の炭火焼肉カルビにありつく。お値段の方は一人前8000W。炭火でありながら先日のガス火の高級店よりずっと安い。
味の方も中々、キムチ他、副菜や副食のおかずも沢山ついて嬉しい限り。
炭火で焼けるカルビの煙こそ韓国ならではの旅情緒、舌もお腹もさぞ喜んでいる事だろう。
【食事】
朝:パン
昼:パン
夜:炭焼カルビ
【トラベルメモ】
1$≒1000W(韓国ウオン)
ソウル市街→水原 地下鉄乗入電車 片道60分 1100W
・ 水原華城(世界遺産)入場無料
・ 水原駅前には親切な観光案内所アリ。日本語の地図、パンフ等無料。日本人スタッフもいる。
【宿】(ソウル)東山旅館 15000W/W一室
そして、大都会ソウルの街角で、ふと旅の物足りなさを感じたら、オススメなのが水原が誇る世界遺産、水原華城だ。

ぐるっと水原の中心地を取り囲む全長4km余りの城壁。18世紀に西洋の城壁を模して築かれたそうだが、その東アジア的な趣はミニミニ万里の長城と言ったところで、くねり続く城壁は龍の尾の様だ。
天気にも恵まれた本日は、この城郭の上をのんびり歩いて一周する。
ソウルでは、単発な名所ばかりだっただけに、一日かけて足で一つの世界遺産を楽しめるとはうれしい限りだ。
城郭の位置はかなり高い。エイコラと一丘登りきったところから城郭歩きはスタートする。
城壁の上からの展望は良く、ビルを見上げるばかりだったソウルから来ると、何ともすがすがしい。
城壁の上には所々いい感じの韓国の桜閣などが建ち、水原華城独特の雰囲気をかもし出している。


丁度中間、2km程行ったところにある川の流れの上に築かれた、華虹門の上の大きな桜閣の床の上では、地元の人たちがのんびりと足を休めている。
野外に広い弓場が姿を現すと、韓国人の観光客らが弓に興じている。
日本の弓道は遠くない的へ真っ直ぐにねらいをつけて射るのに対し、ここの弓は、的はかなり遠くにあり、的よりも上方に向かって矢を射り、矢は放射状に弧を描いて的へと飛ばされる。かつてヒマラヤの小国ブータンを旅した時、農閑に弓に興じる男達の姿を見た事があるが、その時のものと同じだ。恐らくこの方が本来の弓の形式で、日本で「弓道」という形に直されたのであろう。
一周して城壁を降りると、そこには市場。
相変わらずの韓国ならではの庶民的な活況ぶりは、静かな風の吹く天上から下界へと降りて来たかのようなだ。
世界遺産を汗を流して歩いた後、ソウルに戻った我々の目指す所は、「カルビ」。
お腹をすかして遊んだ後においしい韓国料理を食べる。これこそ韓国の旅の最高の楽しみなのだ。
実は我々、これまでソウルで2度カルビにトライしたのだが、そのどれもが期待外れ。
一度目は、日本人観光客にも人気のソウルの繁華街、明洞を歩いていた時、「カルビ定食5000W」と日本語でかかげられている店に入ったところ、出てきたのは焼肉ではなく煮込み。煮汁の中に煮込まれた角切りの肉がひたっていた。韓国では「カルビ」と言うのは単なる肉の種類の事で、焼肉は「カルビグイ」、そして我々に出された煮込みカルビは「カルビタン」と、様々な料理があるのだ。
二度目は、今度こそと日本の有名ガイド本に紹介されているカルビ焼肉の高級店へ出向いた。ここならハズレはないだろうと期待していたのだが、肉の方はおいしかったが、14500Wと高い割には炭火ではなくガス火。付け合わせキムチは冷凍で解凍し切っておらずカチカチだった。
今日こそは三度目の正直! と、先日煮込カルビを食べた明洞の店に入り、今回は「カルビグイ!!(焼肉カルビ)」としっかり注文する。
するとおじさん、火鉢につめた炭火を運んでくるではないか。
「よし!これだ。」
三度目の正直で、やっと本場の炭火焼肉カルビにありつく。お値段の方は一人前8000W。炭火でありながら先日のガス火の高級店よりずっと安い。
味の方も中々、キムチ他、副菜や副食のおかずも沢山ついて嬉しい限り。
炭火で焼けるカルビの煙こそ韓国ならではの旅情緒、舌もお腹もさぞ喜んでいる事だろう。
【食事】
朝:パン
昼:パン
夜:炭焼カルビ
【トラベルメモ】
1$≒1000W(韓国ウオン)
ソウル市街→水原 地下鉄乗入電車 片道60分 1100W
・ 水原華城(世界遺産)入場無料
・ 水原駅前には親切な観光案内所アリ。日本語の地図、パンフ等無料。日本人スタッフもいる。
【宿】(ソウル)東山旅館 15000W/W一室

- 昌徳宮 (韓国)ソウル
-
エリア:
- アジア>韓国>ソウル
- テーマ:世界遺産
- 投稿日:2001/08/07 12:50
ソウル市街に幾つか残る李氏朝鮮時代の王宮の内の一つ、世界遺産にも指定されている昌徳宮を訪れる。
他のソウルにある王宮の入場料は700Wなのに、この昌徳宮だけ2200Wと3倍もするのは、世界遺産由だろうか。
それでも220円とはお安いのだが。
先進国韓国、もちろん物価もそれなりなのだが、交通費と観光名所の入場料がお安いのには驚かされる。
そしてここ昌徳宮、他の王宮と違い、入場者はまとまってガイドに付いてまわらなければならないのだ。
ガイドツアーは韓国語、英語、日本語とありもちろん我々は日本語のガイドツアーに参加。
8月の夏休み期間と言う事もあって、大勢の日本人観光客が、流暢に日本語を操るチョゴリ姿の女性ガイドの後に続く。
韓国の王宮は、敷地の広い日本のお寺のような雰囲気ではある。
だが、お寺や神社ならお坊さんなどがいるが、韓国の王宮は今や誰も住んでいない抜けガラの保存建築物で、静かなのはいいが少し寂しさも残る。
1時間程のガイドツアーが終わると、ガイドツアーに参加していたほとんどの日本人はさっさと待ち構えていたツアーバスに乗り込んで行ってしまう。
さすがは日本人、何とも統制が取れた尽速な動きだ。
ツアー客が散り去って、静かになった昼刻の昌徳宮の門前では、ひっそりと守門将の交代がが行われている。
先日見た、有名な徳寿宮の守門将の交代式は、楽隊を従えた大人数による大がかりなデモンストレーションだったが、ほとんど知られていない、ここ昌徳宮のそれはいたってシンプル。
交代する守門将はほんの数人、見物客も偶然通りすがり居合わせたごくわずかの人々。
それでも、伝統衣類をまとった交代する者とされる者、二人の守門将は古式にのっとり厳かに交代式を執り行っている。

悠久のソウル、李朝鮮王朝時代に思いを果たせた後は、自動車が行き交いビルが林立する現代のソウルの街並の中へ。
「お昼は焼肉でも行こうか?」
これも又、現代ソウルの最大のお楽しみである。
【食事】
朝:パン
昼:骨付きカルビ 色々なガイド本で紹介されている牧童(モクトン)と言う有名店。だが、値段が高い割に期待外れ。炭火ではなく、出されたキムチも冷凍で凍っていた。
夜:パン
【トラベルメモ】
1$≒1000W(韓国ウオン)
・昌徳宮 2200W
【宿】(ソウル)東山旅館 15000W/W一室
他のソウルにある王宮の入場料は700Wなのに、この昌徳宮だけ2200Wと3倍もするのは、世界遺産由だろうか。
それでも220円とはお安いのだが。
先進国韓国、もちろん物価もそれなりなのだが、交通費と観光名所の入場料がお安いのには驚かされる。
そしてここ昌徳宮、他の王宮と違い、入場者はまとまってガイドに付いてまわらなければならないのだ。
ガイドツアーは韓国語、英語、日本語とありもちろん我々は日本語のガイドツアーに参加。
8月の夏休み期間と言う事もあって、大勢の日本人観光客が、流暢に日本語を操るチョゴリ姿の女性ガイドの後に続く。
韓国の王宮は、敷地の広い日本のお寺のような雰囲気ではある。
だが、お寺や神社ならお坊さんなどがいるが、韓国の王宮は今や誰も住んでいない抜けガラの保存建築物で、静かなのはいいが少し寂しさも残る。
1時間程のガイドツアーが終わると、ガイドツアーに参加していたほとんどの日本人はさっさと待ち構えていたツアーバスに乗り込んで行ってしまう。
さすがは日本人、何とも統制が取れた尽速な動きだ。
ツアー客が散り去って、静かになった昼刻の昌徳宮の門前では、ひっそりと守門将の交代がが行われている。
先日見た、有名な徳寿宮の守門将の交代式は、楽隊を従えた大人数による大がかりなデモンストレーションだったが、ほとんど知られていない、ここ昌徳宮のそれはいたってシンプル。
交代する守門将はほんの数人、見物客も偶然通りすがり居合わせたごくわずかの人々。
それでも、伝統衣類をまとった交代する者とされる者、二人の守門将は古式にのっとり厳かに交代式を執り行っている。

悠久のソウル、李朝鮮王朝時代に思いを果たせた後は、自動車が行き交いビルが林立する現代のソウルの街並の中へ。
「お昼は焼肉でも行こうか?」
これも又、現代ソウルの最大のお楽しみである。
【食事】
朝:パン
昼:骨付きカルビ 色々なガイド本で紹介されている牧童(モクトン)と言う有名店。だが、値段が高い割に期待外れ。炭火ではなく、出されたキムチも冷凍で凍っていた。
夜:パン
【トラベルメモ】
1$≒1000W(韓国ウオン)
・昌徳宮 2200W
【宿】(ソウル)東山旅館 15000W/W一室
1 - 5件目まで(61件中)


