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今日も旅する!!ファイブスタークラブ世界探検隊

~お客様の代わりにファイブスタークラブ社員が世界中をチェックしてレポートしてきました。~

プロフィール

ニックネーム:
ファイブスタークラブ
居住地:
東京都
会社名:
ファイブスタークラブ
会社英字名:
Five Star Club
会社所在地:
東京都
会社電話番号:
03-3259-1511
業種:
旅行業
自己紹介:
1.全コース1名より催行保証。ツアーキャンセルはありません。(ごく一部のコースを除く)
2.アレンジ自由自在。延泊や減泊、ホテルグレードUP、航空会社指定、何でもできます。
3.基本的に少人数でのツアーで団体旅行のわずらわしさはありません。(ごく一部のコースを除く)
3.遊牧民のゲルにホームステイやサハラ砂漠でキャンプなど、その国でしかできないユニークなオリジナルツアーを企画。
3.毎週土曜日、各方面の専任スタッフが説明会を実施。疑問、質問は何でもどうぞ。(予約制)

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ギリシャ
ギリシャの白は資本家の罠?「二つの白」の秘密をたどる遺跡&リゾート浪漫紀行
エリア:
  • ヨーロッパ>ギリシャ>アテネ
  • ヨーロッパ>ギリシャ>サントリーニ島
テーマ:ビーチ・島 世界遺産 歴史・文化・芸術 
投稿日:2017/01/13 10:16


青く澄み切った地中海、リゾート地サントリーニ島のラグジュアリーな白、白亜のパルテノン神殿・・・
ギリシャと言われて思いつくのがそんなイメージなら、貴方は歴史上多く語られない大スキャンダルに騙されている可能性がある。
上で挙げたどちらかの白は後世の資本家によってつくられた「偽りの白」であることを、誰がどう予想できただろう。

●○●サントリーニ島●○●






“GREEK LOVE(ギリシャの愛)” という熟語が「男性同士の同性愛」を意味することはさておき、サントリーニ島はギリシャでNo.1のハネムーンの聖地。
サントリーニ島には二つの大きな町、フィラとイアがある。どちらも白で統一された建物が軒を連ねている。その美しさに引き込まれるように町並みをたどると、入り組んだ路地に迷い込んでしまう。にぎやかなフィラの町並みは、ギリシャのセンスが光るお土産物屋やタベルナ(伝統的なギリシャ料理店)がひしめき合っている。どの店もカラフルでおしゃれ。そのセンスがうらやましい。














断崖へ下るケーブルカーに乗って、クルーズ船の玄関口オールドポートへ向かう。フィラの向かいにある火山島、ネア・カメニやパレア・カメニへ向かうツアーもこの港から出発する。
奥に見えるのが火山島


オールドポート


ここから見上げるフィラの町は、まるで雪山のようだ。帰りは伝統のロバタクシーに乗って崖を登る。のんびりまったり揺られよう、という気でいたのだが、ロバは急に走ったり、急に立ち止まったり・・・ハラハラして意外と楽しい。笑顔でフィラに降り立った後、服から漂う獣の香りで我に返った。






町角にあるささやかな博物館には、サントリーニ島の出土品が展示されていた。土器のひとつひとつ、古代彫刻のひとつひとつが己の見てきた歴史を語りたがっているよう。展示室でじっと耳を澄ませ、ファンタジーの世界のような白い町並みが紀元前に育んだ知恵や文化、その繁栄のひみつを尋ねてみる。




フィラはサントリーニ島の中心となる町のため、主要交通機関のバス路線もこの町が基点。流しのタクシーはほとんどいない。

サントリーニ島もう一つの町、イアはフィラからバスで20分ほど。車窓からはどこか哀愁あるだだっ広い緑地や、きらきらと微笑むエーゲ海、荒々しい断崖や見事な地層を見ることができる。どうしてもリゾートのイメージが強いサントリーニ島だが、火山噴火によって生まれたため島全体が特徴的な地形を持っているらしい。ギリシャ各地の無骨な大地や穏やかな海のどこか神聖なコントラストが、喜怒哀楽にあふれた神々の物語を生み出したのも不思議じゃないように思えた。






夕刻が迫ると、島を訪れた旅人たちは皆イアの展望台を目指す。サンセットを見届けるためだ。ここでは夕陽が、白い町にゆっくりとオレンジの魔法をかけていく。それは世界一の美しさだと言う。この日はあいにく少し曇っていて、その様子は伺えなかった。
船も続々と集まってくる






なぜこの島の建物は白いのかガイドに尋ねると「昔は白いペンキが一番安かったから、みんな家を白で塗ったんだ。」とのこと。狙って白い色にしたわけではなく、何とも偶然に白い建物がそろってしまったらしい。安いのが白でよかったなあと笑いながら、ロマンチックにライトアップされたイアの町を後にした。


この島に滞在するなら、それが特別な旅行なら、断崖沿いのホテル宿泊はマストだろう。お部屋の真っ白なテラスからゆっくり海を眺める時間は、誰もが憧れる人生の贅沢。イアのラグジュアリーな断崖ホテルに宿泊すれば、世界一の夕陽をプレイベートな空間で楽しめるかもしれない。
カティキエスのテラス


カナヴェスイア&スイート


カナヴェスイア&スイート


カナヴェスイア&スイート


時間が許すのなら、ぜひ郊外の自然を訪ねて欲しい。赤い岩肌に囲まれたレッドビーチはまさに絶景。広いビーチではないが、いつまでものんびりできる。




300年の歴史をもつ家族経営のワイナリー、GAVALAS WINERYを訪れた。火山性の土壌が良質の葡萄を育てるそうで、この島でしか採れない品種もあるらしい。ひとやすみして、テイスティングを楽しむ。品がよくて飲みやすく、まろやかなサントリーニワイン。すっかり虜となってしまった。日本のワインコンテスト受賞歴もあるらしい。






サントリーニ島を訪れるまでは、東京ディズニーランドのような作為的に作られたリゾートのイメージがあった。しかし実際は、どことなく生活感も感じられる優しい自然にあふれた島だった。柄でもなく再訪の日を夢見ている自分がいる。

●○●アテネ●○●
アクロポリスの展望台より


今回の旅では、「ギリシャで最も美しい島」のひとつとも言われるコルフ島を訪れる予定だったのだが、管制塔のストライキを重なってしまい断念。ギリシャの国内線オペレーションはいつも不安定だ。まさか自分が巻き込まれるとは思っていなかったので大変残念だったが、アテネでの滞在時間が増えたのは嬉しい誤算だった。崇高で静謐、単純美であふれたギリシャ文明の世界をゆっくり満喫することができた。
パルテノン神殿


アテネで一番楽しみにしていたのは、やはりアクロポリス遺跡。アテネの中心部にありながら、この荒涼とした聖域だけ天界からひょいっと持ち上げられたような、不思議な場所だった。中でも一番見どころのパルテノン神殿は紀元前447年に建築が始まり、15年の歳月をかけて完成した。(現在は残念ながら補修中)
アクロポリス遺跡 プロピレア(全門)


アクロポリス遺跡 エレクティオン神殿




遺跡のねこ


パルテノン神殿に代表されるギリシャ建築は、白い大理石の円柱と水平に架け渡した梁が特徴。この様式は民主主義の象徴として、アメリカの大統領府や図書館、博物館、オーストリアの国会議事堂などに採用されている。
もうひとつ特徴として挙げられているのが「黄金比」。人体の寸法比を参考に考えられた美しく調和のある比率で、安定感や重厚さを生み、人間を意識的に惹きつける。1:1.618で表され、クフ王のピラミッドやパリの凱旋門などにもそれを見つけることができる。
近代建築の祖ル・コルビュジエもパルテノン神殿の黄金比に魅せられた一人。彼の提唱する現代建築の5要素のひとつ「ピロティ」はここから生まれた。彼の手掛けた建築群が世界遺産に登録されたことは記憶に新しい。
パルテノン神殿上部のレリーフ


エレクティオン神殿の彫刻オリジナル


こうしてみると、この遺跡はギリシャの起源だけではなく人間そのものの起源に近いような気がする。
とはいっても今この場所で眺めているパルテノン神殿は、古代の姿そのままというわけではない。もともと神像を奉納するための神室だったが、中世にはキリスト教の教会として利用されていた。その後イスラム教のモスクを経て、17世紀は爆薬の貯蔵庫となった。「まさかヨーロッパ建築の起源と言っても過言ではないパルテノン神殿を、敵国も爆破はできないだろう・・・」と高を括って爆薬の貯蔵庫にしたそうだが、予想は大きく外れベネチア軍に爆破された。
そしてオスマン帝国の支配下にあった18世紀、スルタンから許可を得たイギリスがパルテノン神殿の調査にかかり、多くの彫刻を切り取りイギリスへ持ち帰った。このコレクションは現在、大英博物館の至宝として長年愛されている。コレクションがイギリスからいつか返還されることを信じ、アクロポリス遺跡のすぐ横にある博物館には持ち去られたレリーフを飾るための、どこか悲しい展示室が用意されている。
パルテノン神殿のレリーフの展望室からは神殿が見える


イギリスにある部分はレプリカ


時は流れて21世紀、大英博物館の収蔵品調査により大スキャンダルが発覚した。パルテノン神殿や持ち去られた彫刻は当時の研究チームによって、もとの色がわからないよう金たわしでゴシゴシ削られていたことがわかったのだ。パルテノン神殿だけではなく、ギリシャ各地にあるいくつかの遺跡の色も削ったことがわかっている。
そもそも、古代ギリシャ文明が一気に開花したのは紀元前7世紀のこと。当時先進国だったエジプトへ傭兵として派遣されていたギリシャ人たちが一斉に帰国し、エジプトやアジアの色彩豊かな文化を広めたのがはじまりと言われている。もちろんパルテノン神殿もその影響を受けており、それ本来の姿は「どぎつい極彩色の神殿」だった。
当時の研究チームがパルテノン神殿の極彩色を削り取ったのは「その方が大衆にウケる」という恐ろしい理由。ロマン主義の時代から古代ギリシャ文明へ憧れがあったヨーロッパ人は「古代ギリシャ文明こそが我々の起源」と考えていた。崇高で静謐、単純美、そして白人文明の起源たる古代ギリシャには白がふさわしい、そう考えた大英博物館のパトロンにより計画は催行され、パルテノン神殿は現在私たちの知る姿に変貌を遂げた。なぜ今までこのことを自分は知らなかったのか、歴史の教科書で語られていないのか不思議なほどの大事件だ。
アクロポリスの博物館には本来の色を伝える展示がなかったのが残念だった。資料は全てイギリス側になるのだろうか。興味のある方はインターネット等で検索してみて欲しい。
展望台から見たアクロポリス遺跡


アクロポリス神殿に匹敵するほど興味深い場所があった。国立考古学博物館だ。中心部から少し離れた立地にあるが、アテネ近郊だけでなくギリシャ中から出土された品々が見学者を魅了する。世界史の教科書で見たことのあるようなものも多い。
ケーネ遺跡で出土された黄金のマスク


馬に乗る少年


トロイア戦争の一場面


ヘラクレスがアジプト王ブシリスを殺すシーン




古代ギリシャと一言で言っても、その期間は約2,000年、展示品の変遷は実に興味深い。神々の威厳ある彫刻や指輪、細密な装飾を施された壺など、もちろん全てが紀元前に制作されたもの。どれもデザインがとても洗練されていて、現代のデザインとしても通用するレベルに思う。言語の発達により人間の想像力は退化してしまったのでは・・・と疑いを持ってしまうほどのものだった。ただただ眺めているだけでも楽しい博物館巡りだが、ワンランク上の楽しみを知りたいなら、やはりギリシャ神話への知識を深めることがてっとり早いだろう。喜怒哀楽に溢れ、破天荒な神々の物語を知ることで、展示品にも愛着が湧いてくるはずだ。そして、その神々が愛した地方の遺跡へも足を運びたくなってしまう。気づけばギリシャの虜だ。
ポセイドンのブロンズ像


ディオニソスのテーブル台


アフロディテとパンとエロスの像


先進国の手に渡ることによって研究が進んだり、政治不安による暴動を免れたりしていることは事実だが、美術館が盗品倉庫になってはいけない。ましてや、姿かたちを変えられるようなことはあってはいけないと思う。過去の遺産はあるべき場所にあるのが一番だ。
大英博物館のレリーフがアクロポリス遺跡へ戻れば、古代ギリシャの神々の力でかつての彩色を取り戻すのではないか・・・そんな夢見がちなことを想像してしまうほど、古代浪漫あふれる旅だった。
メテオラの奇岩群にて


【スタッフおすすめ度】
●サントリーニ島 ★★★★★
白い町並みだけじゃない!火山爆発が作った不思議な大自然を満喫しよう。
●アクロポリス遺跡 ★★★★★
荒涼とした大地に建つ美しき神殿。隠された本当の歴史にも触れてみよう。
●国立考古学博物館 ★★★★★
古代の遺産に驚きの連続。ギリシャ神話の知識があればもっと楽しめる。

(2016年10月 仙波佐和子)

NoPhoto
40代にはきっとグッとくるはず!ファンタジーあふれるギリシャ! (テッサロニキ、メテオラ、デルフィー、エーゲ海クルーズ)
エリア:
  • ヨーロッパ>ギリシャ>アテネ
  • ヨーロッパ>ギリシャ>サントリーニ島
  • ヨーロッパ>ギリシャ>ヘルソニソス[クレタ島]
テーマ:クルーズ 世界遺産 歴史・文化・芸術 
投稿日:2017/01/12 15:25
昔少年ジャンプを読んでいた時、聖闘士星矢という漫画がありました。1985年から連載スタートをしたようなのでもう30年以上昔の漫画ですが、聖衣(クロス)と呼ばれる鎧をつけて、やたら名前の長い必殺技を繰り出す主人公たちに憧れたものです。その漫画はギリシャ神話を大まかな所で題材にしていて、アテネだ、ゼウスだ、と紙面に出てくるギリシャ神話の神々に大変興味を持ち、いつかギリシャにはぜひ行きたいと思っていました。今回ミレニアムツアー様、アンフィトリオン様、ターキッシュエアラインズ様の協力の元、現地研修企画に参加させていただき念願のギリシャに行くことができました。今回は(黄金聖衣を探しに)ツアーの素材を探しに参加させていただきました。
サントリーニ島のブルードーム


アテネ考古学博物館にあるアテネ様

メテオラ遺跡

14世紀、セルビア人の侵入から逃れたギリシャ正教徒たちが共同生活を始めたのが最初とされ、岩の上に修道院が数多く作られたそうです。現在でも6つの修道院に修道士が住み、現在も生活をしているそうで、奇岩とも言える岩の上の作られた修道院を見る事ができます。岩の上に建つ修道院は、奇岩の絶景に修道院のフォルムが溶け込み非常に素晴らしく、ギリシャに来たならぜひ訪れたい観光地です。あいにく修道院内は撮影禁止の為写真に残すことはできませんが、何百年の昔から祈りの場として使われた修道院には何か不思議な力を感じる事ができます。
メテオラ ヴァルラーム修道院


メテオラ メガロ・メテオロン修道院 骸骨部屋


メテオラ メガロ・メテオロン修道院とヴァルラーム修道院


デルフィ遺跡

今まで数多くの遺跡を見てましたが、一番古いものでもローマ時代の紀元後2世紀とか3世紀の遺跡で、このデルフィは紀元前6世紀前後とさらに数百年前の遺跡となり私の今まで見てきた遺跡よりさらに古いものとなります。遺跡に書かれた文字はギリシャ人なら読めるそうで、ここは何々、ここは何々、書かれているそうです。太古の昔の文字が今でも読めるなんて素敵すぎると思い、ギリシャ語を本気で勉強しようかと思った位です。併設されている博物館にはデルフィ遺跡から出土したものが展示されています。その同時の雰囲気を知る事ができるほか、建築技術の高さも分かりいかに古代ギリシャ文明が栄えていたかはかり知ることができます。
デルフィ アポロン神殿


メデルフィ アテネの聖域


デルフィ 青銅の御者の像


セレスティアルクルーズ3泊4日 ネフェリ号

アテネから出発し、ミコノス島→クシャダス(トルコ)→パトモス島→クレタ島→サントリーニ島と回る3泊4日のクルーズ。クルーズ船はさほど大きくなく、カリブ海クルーズの大型船と比べると大きさがかなり違いますが、3泊4日程度のクルーズであれば十分です。現実的にこの日程を船以外のルートで回るのは不可能に近い為、効率よく回るには大変お勧めのクルーズです。一番安い客室はインサイドルームという窓なしの部屋になりますが、3泊4日と言えど密室に閉じ込められるのはかなりきついので、最低でも海側窓ありにグレードアップする事をお勧めします。各寄港地の観光をすべて追加すると、クルーズと言えどそこそこ忙しくなります。なおベストシーズンは10月上旬まで。私の参加した10月中旬は各寄港地で日暮れの時間に当たり、夕日鑑賞などが思った通りにできませんでした。暗くなるのも早いので各寄港地を満喫するにはできれば9月中に出発することをお勧めします。寄港以外はエーゲ海をクルーズしますので、船旅もそこそこ楽しめます。
セレスティアル ネフェリ号


セレスティアル ネフェリ号 アウトサイドキャビン


セレスティアル ネフェリ号 サンデッキ


クレタ島

実はここもひそかに行きたかった島。何と言ってもミノタウロスのいたクノッソス宮殿の遺跡がある島です。ミノタウロスは牛の頭を持つ怪物で、大抵TVゲームなどに出てくる際は敵として出現し、さらにボスキャラ級の強さの場合が多く、過去に何度か倒した事もあるファンタジーあふれる怪物です。もちろん神話の世界のお話で実際にいたとは思いませんが、クノッソス宮殿跡を歩きながら昔は迷宮だったのかも?と想像するとかなりロマン要素が高いです。大抵こういう迷宮には攻撃力の高い剣などが落ちていたり、宝箱に入ってたりするのですが見当たらなかった為、発掘の際に持ってかれたのかも知れません。クノッソス宮殿は約3,700年前にあったとされる宮殿跡で迷宮でもなんでもなかったそうですが、ファンタジー抜きでも楽しめる遺跡で市内にある考古学博物館にはクノッソス宮殿から出土したクレタ文明の遺物が多く展示されています。博物館には当たり前に紀元前3,000年とか1,600年とかの展示物があるので、その時代にも高度な文明があった事にいまさらながらに驚かされます。クノッソス宮殿&考古学博物館、かなり必見です。
クレタ島 クノッソス宮殿跡


クレタ島 クノッソス宮殿跡


クレタ島 ミノタウロスの頭(考古学博物館)


クレタ島 銅の剣(考古学博物館)


クレタ島 銅の剣(考古学博物館)


サントリーニ島

ハネムーナー憧れのエーゲ海屈指の島。クルーズ船のボイラー修理でクレタ島の滞在が長くなり、結果サントリーニ島で夕日も見れず、滞在時間2時間とかなり塩対応を受けましたが、夕暮れのサントリーニ島は大変ロマンティックでした。あいにくアラフォーのおっさんなのでショッピングには全く興味がありませんが、それでも女子が好きそうなお店が多数。カルデラビューのナイスなレストランもたくさんあり、時間があればサントリーニ名物のシーフードを食べてみたかったです。実はアトランティス大陸では?とも言われているサントリーニ島には古代の遺跡もあるのです。定番の夕日に加え、遺跡の観光でもできてしまうというオールマイティーな観光地です。まあハネムーンでアツアツのお二人には遺跡になんか興味ないでしょうけど?
サントリーニ島 オールドポート・フィラの街


サントリーニ島 同行者の同僚が“伊豆?”といった夕日


サントリーニ島 夜の素敵なフィラの街


アテネ
有名なアクロポリスで魔鈴さんを探しましたが残念ながらご不在のようでした。あいにく聖衣を手に入れる機会には恵まれませんでしたが、世界の遺跡の中でも知名度が大変高いパルテノン神殿やアクロポリスから眺めるアテネ市内の景色にはさすが!と思わされました。ここでゼウスさんやアテネさんが人情味溢れる物語を綴っていたかと思うと、感慨もひとしおです。アテネの考古学博物館にはギリシャの各地の出土品が展示されており、こちらも必見です。今回私は時間の関係で約1時間半程度しか見れませんでしたが、かなり駆け足で気になる所のみを見たので、きちんとゆっくり見るなら半日位は時間を取った方が無難です。
遺跡や博物館に興味がない方は、ショッピングがお勧めです。日本でも人気の自然派コスメやおしゃれなブティックが立ち並ぶ通りもあり、女子なら間違えなく1日と言わず2日位アテネをぶらついても時間を持て余すことはないかも知れません。ちなみに今ギリシャで流行りなのは、ミニワッフルにこれでもか!という位チョコをかけたスイーツと、量り売りでお好きなトッピングを載せて食べるヨーグルトだそうです。アクロポリスはライトアップされますので、夕食にはアクロポリスが見えるレストランでの食事がお勧めです。

アテネ パルテノン神殿


アテネ考古学博物館にあるゼウス様


アテネ考古学博物館に紀元前6世紀のツボ 奇麗さにびっくり。


アテネ考古学博物館に紀元前16世紀のモザイク


攻撃力の高い、きっと名のある剣だったのかも?(考古学博物館)


8日間でギリシャの良い所を駆け足で巡りましたが、絶景あり、遺跡あり、ロマン要素あり、と久々にスキルの高い国に出会えました。今回私の行ったルートはあくまで素材を見学する目的があったので、皆様は気になるポイントで泊数を増やした方が満足度は高いと思います。弊社のツアーもありますが、クルーズでサントリーニ島で途中下船も可能ですので、サントリーニ島にあと2泊位していただければ遺跡も絶景も両方楽しめるのではないでしょうか?最後になりますが今回機会を与えてくださいましたミレニアムツアー様、アンフィトリオン様、ターキッシュエアラインズ様、また視察でご一緒させていただきました各会社スタッフの皆様にこの場を借りてお世話になったお礼を申し上げたいと思います。ありがとうございました。

【スタッフおススメ度】
<メテオラ遺跡>★★★★
十分素晴らしい!でもその他の所で紀元前遺跡を見すぎて贅沢にも星4つ!
<クレタ島>★★★★★
遺跡、ロマン要素ともに満点のお勧め観光地!
<サントリーニ島>★★★★★
せめて夕日だけでも見たかった・・・雰囲気やホテルはハネムーンにもお勧め!
<アテネ>★★★★★
実は意外に楽しめます。遺跡あり、博物館あり、お店あり、グルメあり、久々に街歩きして楽しいと思った街

ギリシア
2015夏ギリシャ観光産業の「底ヂカラ」を見た! 最っ高にきれいな景色と素っ敵なホテルとすっごくおいしい酒と料理
エリア:
  • ヨーロッパ>ギリシャ
テーマ:ビーチ・島 クルーズ グルメ 
投稿日:2016/01/05 14:01
<ザキントス島のシップレックビーチ>


ギリシャ経済破たんの危機が取り沙汰された今年の夏。これで、しばらくはギリシャを旅することはできなくなるのだろうかと嘆いておりました。が、しかし、アテネの現地旅行社に聞いてみると予想していた答えとは全く逆のものでした。「サントリーニ島のホテルは、相変わらず空きがなく困っている」と。そんな中、私のギリシャ視察が決まり、アテネ⇔サントリーニ島間のフライトの混み具合を調べたところ、かろうじて早朝か夜遅いフライトに空席があるだけという状況が9月末までずっと続いていました。一時的に銀行は閉まり、ATMから引き出せる金額が制限されていたというのに・・・。

しばらく、日本からのギリシャツアーの予約は減りました。しかしながら、ギリシャへの海外からの渡航者数は過去最高を記録する勢いだというニュースが現地で流れたそうです。恐るべしギリシャ観光産業の底力。

さて、今回の視察の最も大きなミッションは、ザキントス島のシップレックビーチの写真撮影にありました。

ザキントス島。ザ・キントス島ではありません。一気にザキントス島です。

ガイドブックでその景色を初めて見たとき、「うわっ」と思わず叫んだのですが、目に飛び込んでくるパーツすべてが美しい。

でもどうやって撮影したんだろう。
ガイドブックを閉じても、その景色は目の奥に張り付いたままでした。
実際、本物の景色を見たときの感想は、「来てよかったぁ〜」

写真をご覧ください。何の説明もいりません。たっぷりとご覧ください。






<展望台から撮影>












<断崖絶壁から撮影>


ところで、この光景を見て、「あ〜あれねっ」とか、「へ〜ここかぁ」と思った方もいらっしゃるでしょう。そう、スタジオジブリの映画「紅の豚」のポルコの隠れ家のモデルになった場所のひとつと言われています。
私がこの場所に辿りついて初めてこの景色を見たとき、海の底に飛行機の黒い影が映っているように見えました。ポルコの真っ赤な飛行艇の影。でしょ?



<ポルコの赤い飛行艇の影?>


このビーチには、ボートに乗って海からアクセスする方法しかありません。ザキントス島のいろんなビーチからシップレックビーチへのボートツアーが出ています。また、ザキントス島のいたる場所に、波の浸食によってできた洞窟があり、光と碧い海の幻想的な世界「ブルーホール=青の洞窟」も楽しむことができます。

ところで、ビーチの真ん中に船が横たわっています。これは30年ほど前に難破して打ち上げられた密輸船です。それ以来、シップレックビーチと呼ばれるようになりました。難破船は、長い年月で朽ち果て瓦解寸前です。地元の人たちは、このビーチをナヴァギオビーチと呼んでいました。




<シップレックビーチの難破船>


一方、岸壁の上のビューポイントには小さな展望台があります。しかし、そこからでは身を乗り出してもビーチの全貌を眺めることができません。ビーチのほぼ対面まで岸壁が伸びているので、そこまで移動すると、全貌を見ることができます。でも、柵が何もないので、際まで行き過ぎると転落の危険が・・・。要注意です。私は、高所恐怖症なので先端の方までは行けず、途中で妥協し、震える手でレンズを望遠や広角に変えながら写真を撮り続けました。岸壁から完全に離れるまで心臓はドキドキ、めまいが止むことはありませんでした。他の観光客は、岸壁の縁まで行って景色を眺めたり写真撮ったり・・・。それを見ただけで、私はさらに心臓バクバク。お股が「ひゅん」となりました。





<怖いもの知らずの人たちです>


不思議なことに、こんな絶景が見れる、このビューポイントには、大型のツアーバスは入れません。禁止されているのです。十分なスペースがあるにもかかわらずです。小型専用車かタクシーをチャーターすることになります。私は、近くのヴォリメス村に住むタクシードライバーのおじさんに連れてきてもらいました。途中、「あれが俺の家だ」と指さした家は、白い壁と青い窓枠の大きな家でした。村を行きかう人全員に、運転しながら挨拶する、陽気で愉快なおじさんでした。


<タクシーのおじさん>


私「なぜ大型バスが入れないのですか?」
おじさん「わからない」
ホテルに戻ってフロントで聞いてみると「道路が狭いからですよ」
アテネに戻って現地旅行社のスタッフに聞いてみると「イギリス政府の要請って聞いています」
ちゃんと、事情を知っている人を見つけることはできませんでした。

私がこの場所を訪れたのは午後4時頃です。そのため、太陽の光が向こう側の岸壁に遮られ影ができています。もし、午前中に来ていたら、手前の岸壁で遮られ影ができます。だから、12時頃にくると影のないビーチの景色を撮影することができるでしょう。また、西側を向いているので、夕日とビーチの撮影も可能です。車をチャーターする時間を選んで撮影を楽しむことができます。広角や、望遠レンズもあった方がよいと思います。

次の日、シップレックビーチへのボートツアーに参加しました。今度は、ビーチから岸壁を見上げる景色を見ます。参加したツアーは海賊船をモチーフにしたヨットでシップレックビーチと青の洞窟(ブルーケーブ)を訪れます。
<乗客を出迎える海賊>


<海賊船には大砲が>


途中のビーチで休憩がてらスイミングタイムがあります。10月中は泳げるそうですが、元々、水温は低いので覚悟は必要です。泳ぐつもりはなかったので水着を持っていきませんでしたが、シップレックビーチには桟橋はないので、碧く透明な海に入ってから歩いて上陸します。だから、少なからず服は濡れます。またあの美しい景色をゆっくり見られるので楽しみにしていました。しかし、残念ながら風が強く波が荒かったので、青の洞窟に近づけず、また、シップレックビーチに上陸することはできませんでした。残念。でも、快晴の中、クルーズすることができたので、良しとしましょう。船内には売店があり、ビール、ワインはじめ飲み物、サンドイッチなどいろんなものが売られていました。














<ブルーケーブやシップレックビーチに到着したが波が荒い>






<スイミングタイム>


ブルーケーブには行けませんでしたが、別の日、ザキントス島の西側にある、ポルト・ヴロミの青の洞窟を見学することができました。ツアーでは、小さなボートで洞窟の中に入ります。また別に、小さな手漕ぎボートのレンタルもあって自由に洞窟に入ることができ、洞窟の中で泳ぐことができます。










<ポルト・ヴロミの青の洞窟ツアー>


おまけで、ザキントス島から高速フェリーを使ったケファロニア島バスツアーにも参加しました。ザキントス島から2時間くらいで到着するイオニア海最大の島です。ザキントス島をさらに田舎にした雰囲気で、のんびり過ごせます。ケファロニア島の見どころのひとつに「メリッサニ洞窟」があります。ここは、海の青の洞窟とは違い、淡水と海水が混じり合った地底湖です。ここも太陽の光が差し込みどこまでも澄みきったターコイズブルーの水面が幻想的な空間を造りだすケファロニア島一番人気の場所です。



<ケファロニア島ツアーの高速フェリー>












<メリッサニ洞窟ツアー>


ザキントス島もケファロニア島も、自然豊かなグルメの島です。オリーブやピスタチオ栽培はもちろんのこと、漁業、畜産、農業、そしてワイン醸造も盛んで、新鮮な食材を使った、おいしいお料理とワインを楽しめます。ギリシャの料理は酒の肴になる料理が多いよう思いました。思わずビールやワインがすすみます。新鮮な魚は、店頭の冷蔵庫の中から選べる店もあり、調理方法もグリルかフライか、シンプルな塩味か、トマトソースの煮込みかなど、メニューにこだわらず、いろんな注文を聞いてくれます。初めてランチを食べる時、「グリークサンドウィッチ」の文字に目が留まり注文し、日本では不足がちの野菜も食べなきゃということで、思わずグリークサラダを注文しました。ギリシャ名物のヤギ乳で作ったチーズがボンッとサラダの上に乗っているやつです。胃にやさしくヘルシーでおいしくいただきましたが、グリークサラダをパンに挟んだものがグリークサンドウィッチなので、最後はちょっと飽きてしまいました。日本で言うと、きつねうどんといなり寿司をセットで注文したようなものですね。
ロブスターなどの豪華な食材じゃなくても、心の底から満足できる充実したひとときを過ごせます。


<グリークサラダとグリークサンドウィッチ>


<マッスルのグリル>


<玉ねぎとコリアンダーのサラダ>


<わかさぎに似た揚げアセリーナ>


<夏の定番トマト料理のゲミスタ>


<おなじみオイルサーディンのビネガー漬け>


<新鮮いわしのグリル>


<新鮮たこのから揚げ>


ザキントス島や、ケファロニア島は、イギリスを中心にヨーロッパからの観光客が多く、人気の観光地となっています。特にザキントス島には、オンシーズンの期間限定で、ロンドンなど主要ヨーロッパ都市から直行便が飛んでいます。びっくりです。美しいビーチもいたることころにありますが、豪華ホテルと言えるほどのホテルはありません。サントリーニ島やミコノス島の魅力のひとつである、どこまでも贅をつくした豪華なホテルに泊まるのとは対照的で、のどかでゆったりとした素朴な雰囲気が味わえることが観光客から支持される理由なのではないかと思います。

<ザキントスタウンの夜明け>


<ロンドンに帰るチェックイン待ちの大行列>


もうひとつ楽しみにしていたのが、エーゲ海1DAYクルーズでした。エーゲ 海のクルーズと言えば、一般的には短くても3泊4日。長くなると1週間前後です。そんなクルーズを手軽に1DAYで体験するのでエーゲ海ミニクルーズ(現在の名称はエーゲ海1DAYクルーズ)と呼ばれていました。


<クルーズの船内>




<ダンス教室>


<ビュッフェランチ>


でも、ミニとは言っても所要時間約14時間の長時間のツアーです。朝、7時30分に決められた集合場所に集合し、戻ってくるのは夜9時頃です。クルーズは、アテネから車で30分くらい離れたピレウス港を08:30に出発し、イドラ島、ポロス島、エギナ島の3つの島々を巡ります。ピレウス港からイドラ島まで約3時間、ポロス島まで約2時間。この間に船内で品数豊富なビュッフェスタイルのランチ。(飲み物は別料金)エギナ島まで約2時間。あとは各島での滞在時間です。最初に訪れるイドラ島での滞在時間が一番長くなります。3つの島の中で最も華やかで一番人気の島です。
<イドラ島に到着>


<再乗船の時間をはっきり知らせてくれる>






<絵になる町並み>




<アクセサリーショップを営むカロリーナさんは関西弁を話します>


最後に訪れるエギナ島では、希望者に季節ごとに2つのオプショナルツアーが用意されています。私が参加したのは歴史散歩コースで、アフェア神殿と聖ネクタリオス修道院をみました。なかなか見応えがありました。お申し込みは船内でどうぞ。移動中の船内では、ギリシャ伝統舞踊のスィルタキダンス講習会や歌と踊りのショーが催され、乗客を飽きさせないよう工夫されています。船は客席階、食堂・ラウンジ階、デッキ階の3層の造りになっています。一応外洋なので、風が強い日は多少揺れます。乗り物酔いが心配な方は、酔い止め薬を持っておきましょう。
この日もクルーズ日和の快晴でした。爽やかな海風にあたり景色を見ながらビールを飲んだり(最高ですよ!)、ギリシャ伝統楽器、ブズーキの演奏を聴いたり、客室でうたた寝をしたり、のんびり気ままに過ごせました。
<エギナ島のアフェア神殿>


<聖ネクタリオス修道院>


<ブズーキの演奏>


ギリシャは晴天率が高い国だと言われています。私のギリシャ滞在の7日間で雨が降ったのは、たった1日だけ。他の日は、快晴または、晴れ時々くもり。確かに晴天率は高かったです。雨の日はパルテノン神殿や古代アゴラを観光していました。アテネの街の中心
地の中の中心にありますので、地下鉄を使っても、徒歩のみでも簡単に観光が可能です。
9月末だったので夏のピークは過ぎてはいましたが、どこへ行っても観光客でいっぱい。サントリーニ島でもメインストリートは多くの観光客が行き交い、活気に溢れていました。いくつかのホテルに見学希望を伝えていたものの、ほぼすべての部屋が予約済みで、部屋の中を見られたのはごくわずかでした。




<ゴージャス感が溢れ出るサントリーニの豪華ホテル>


<イア(サントリーニ島)のメインストリート>


<大規模修復中のパルテノン神殿>


<古代アゴラのテセウス神殿>


ギリシャの観光産業は、経済危機の国にありながらも大盛況でした。


<韓国人経営の韓国料理店>


最後に・・・。ギリシャ料理はおいしかったものの、アジアの味がどうしても恋しくなります。そんな時は、アテネのプラカ地区に行きましょう。そこにはいろんな国のレストランがあります。私は、韓国料理レストランに行って、シーフードプルコギ、キムチチゲを
いただきました。落ち着きました。

おススメスポット
・シップレックビーチ ★★★★★
息をのむ美しさです!

・ギリシャ料理 ★★★★★
肉料理も充実していますし、特にシーフードが日本人の口に合います。

・ギリシャのお酒 ★★★★★
ワインの産地なので種類もたくさん。ビールも旨い!

・各種洞窟ツアー ★★★★★
透き通ったブルーの海が綺麗

・エーゲ海1デイクルーズ ★★★★★
朝から晩まで1日たっぷり楽しめる

イアの風車
青い空、青い海、ギリシャの旅
エリア:
  • ヨーロッパ>ギリシャ>イラクリオン[クレタ島]
  • ヨーロッパ>ギリシャ>ミコノス島
  • ヨーロッパ>ギリシャ>メテオラ
テーマ:ホテル・宿泊 世界遺産 グルメ 
投稿日:2014/12/26 19:08
ギリシャといえば青い海、エーゲ海。エーゲ海には2500以上の島が点在しています。今回はその中でも人気のサントリーニとクレタ、そして世界遺産のメテオラとアテネを旅してきました。観光はもちろんフレンドリーな人々、おいしい食事などなど、ギリシャは魅力満載でした。
イアの風車


メルヘンの世界


ハニアの観光馬車


まずはハネムーナーに大人気のサントリーニ島へ。断崖の上に建つ白い建物と青い屋根、青い海のコントラスト。その風景に「なるほど人気があるわけだ!!」と一瞬で魅了されました。








中心のフィラは断崖に沿った通りにお土産屋などが所せましと軒を連ねています。町歩きに疲れたら断崖沿いのカフェで一休み。夕暮れ時はさらにロマンチック。






もう一つの人気エリアのイアはフィラから車で20分ほどの北端の小さな町で夕日が特に有名です。フィラも素敵ですがイアの町並みはさらにメルヘンチック。イアは落ち着いた雰囲気で、アートショップやこだわりのショップも見られました。








ミニチュア模型のよう


サントリーニではホテルライフも楽しみの一つ。いくつかのホテルを見学しましたがやはりクリフサイド(断崖側)はすばらしい。次回は海を見ながらプールやジャグジーでゆっくり癒されたい気分でした。
ポルトフィラスイーツ


ダナヴィラス ウェディング場


カティキエス プールからの眺め


ペルラヴィラ お部屋のジャグシー


クレタはエーゲ海最大の島です。ここでは3大都市イラクリオン、レシムノ、ハニアを早足で巡ってきました。まずは紀元前18世紀の遺跡があるイラクリオンへ。牛頭人身のミノタウロスやイカロスの神話が残るクノッソスは一辺が160m、部屋は1200以上の巨大な建物だったそうです。遺跡内にある壁画は色鮮やかで生き生きとし、現在の天窓のように地下まで光が届く構造、用水路など、文明の水準の高さを感じました。(遺跡にあるフレスコ画はレプリカで本物は考古学博物館にあります)。物語上だったこの宮殿は1900年に初めて発掘され、実在のものと判明したわけですが、考古学者の信念にも驚かされます。
クノッソス想像図








フレスコ画の数々




イラクリオン、レシムノ、ハニアはこれまで様々な国に統治され現在は壁に囲まれた旧市街と新市街に分かれています。旧市街にはこれまで様々な国に統治されてきたそれぞれの時代の面影が残り、オールドポートで見るエーゲ海の青さにまた目を奪われました。特にハニアの古い町並みはまるで中世に迷い込んだようで、ギリシャのイメージとは一味違うクレタを堪能しました。


イラクリオン オールドポート






レシムノ かわいい町並み








ハニア オールドポート








ハニアはマーケットも楽しい


そして島を離れ、メテオラへ。「空中につりさげられた」という意味のメテオラには20〜400m級の奇岩群が立ち並んでいて、その頂上には修道院が建っています。この険しい岩の上にどうやって、なぜ・・・。
古の人々の技術には驚かされます。この奇岩群、夏にはロッククライマーがこぞって登りに来るので岩肌が人でいっぱいになることもあるのだとか。それも見てみたい気がします。
一瞬の晴れ間
















今回はあいにくの雨になりましたが、それでも迫力は満点。紀元後に書かれたギリシャの紀行文にはメテオラ地域の記述はあっても、奇岩群には一言もふれていないそうで、その時代にはまだなかったかも、となると地球的には比較的新しい地形なのかもしれません。そう考えるとまた想像の翼が広がります(笑)。
アギオス・ニコラオス前で


最後のアテネでのメインはやはりアクロポリス。「高い丘の都市」を意味するアクロポリスにはあのパルテノン神殿があります。実際目にすると、テレビなどの映像とは比べ物にならない迫力。柱や床はどこから見ても同じように見えるように設計がされているそうです。破壊と再建を繰り返し現在も修復中ですが、神聖な場所ということは感じることができました。










アクロポリスから見るアテネ市内


今回のギリシャの旅では食事でも大満足。どちらかというとおいしいイメージはなかったのですが(失礼)毎回おいしくいただけて胃袋も満たされ、ギリシャはリピートしたい国になりました。
テンションが上がるシーフードスパゲティ


グリークピザ 大きい!


ムサカ


ギリシャのファストフード ギロピタ


おすすめ度
サントリーニ★★★★★
クレタ★★★★★
メテオラ★★★★★
アテネ★★★★★

2014年10月 平田真美

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