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今日も旅する!!ファイブスタークラブ世界探検隊

~お客様の代わりにファイブスタークラブ社員が世界中をチェックしてレポートしてきました。~

プロフィール

ニックネーム:
ファイブスタークラブ
居住地:
東京都
会社名:
ファイブスタークラブ
会社英字名:
Five Star Club
会社所在地:
東京都
会社電話番号:
03-3259-1511
業種:
旅行業
自己紹介:
1.全コース1名より催行保証。ツアーキャンセルはありません。(ごく一部のコースを除く)
2.アレンジ自由自在。延泊や減泊、ホテルグレードUP、航空会社指定、何でもできます。
3.基本的に少人数でのツアーで団体旅行のわずらわしさはありません。(ごく一部のコースを除く)
3.遊牧民のゲルにホームステイやサハラ砂漠でキャンプなど、その国でしかできないユニークなオリジナルツアーを企画。
3.毎週土曜日、各方面の専任スタッフが説明会を実施。疑問、質問は何でもどうぞ。(予約制)

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ブラジル
世界一美しいスノーケリングポイントはここ!美しき青きボニート 新しい世界に会えるブラジル紀行
エリア:
  • 中南米>ブラジル>イグアスフォールズ
  • 中南米>ブラジル>リオデジャネイロ
  • 中南米>ブラジル>ブラジルその他の都市
テーマ:観光地 マリンスポーツ 自然・植物 
投稿日:2017/03/08 11:22
ブラジルの最大の魅力は雄大な自然にある。イグアスの滝、アマゾン川、パンタナールなど日本では出会えない、地球の圧倒的なスケールを感じることができる。ただブラジルは広いのでほとんどの人は一度で全ての魅力的な場所を訪れることはできない。イグアス滝観光とリオの滞在は外せないし・・・・。うーん。これに加えてどこに行こうか。皆さん同じように悩むと思うがスノーケリングが大好きな私は今回ボニートに行くこととなった。行ってみてここがなんとまぁ素晴らしいこと!とても思い出に残る体験となった。世界で一番きれいなスノーケリングポイントは私の中では波照間だったがその結論が覆るほどの美しく、新しい世界がボニートにあったのだ。

イグアスからサンパウロ(VCP)にて乗り継ぎカンポグランジに到着。イグアス、サンパウロと時差は1時間。航空会社はアズール航空(AD)でブラジルの国内線の中では一番サービスが良い。小さい袋に入ったポテトチップス、グミ、クッキーを欲しいだけくれる。9時過ぎにカンポグランデ空港を出発し、車で約3時間でボニート近郊のプラッタ川のスノーケリングセンターに到着。ボニートはまだ外国人で訪れる人は少ないがブラジルでは人気沸騰中で誰もが憧れる美しい自然と風景が楽しめる。中でもプラッタ川、天然水族館でのスノーケリングは石灰分が不純成分を川底に落とすため、信じられないほどの透明度なのだ。このプラッタ川を含むエリアは私有地で牧場主がここのスノーケリングツアーを催行している。
周りはどこまでも続く広大な牧場


スノーケリングは各個人が自由に行うのではなく、大体30分に1本くらいの割合で8人ほどがひとグループとなり、そのグループに一人のガイドが引率する形となる。それは旅行者の安全のため、環境の保護のためだ。まずはここで昼食をとる。ブッフェスタイルでお肉だけでなく、サラダの種類も豊富で美味しい。
ランチを食べる

更衣室で水着に着替え、貴重品を含む荷物をロッカーにいれ、鍵をかける。ウェットスーツとブーツ、スノーケリングのギアは貸してくれる。ライフジャケットは任意。ガイドが色々なルールを説明するが大切なことは川底に足をつけてはいけないし、バタ足をしてはいけない。進むには手で水をかいて進む。
ガイドが説明してくれる


ガイドが植生などを説明してくれる


まずはスノーケリングのスタートポイントの水源まで山道を歩く。途中ガイドは植生などを説明してくれる。
まずはここでスノーケリングができるかチェック


スタート地点の水源ではまずスノーケリング自体の練習で、ガイドがチェックする。ここでは禁漁となっているので魚は人を怖がらず、我々の目の前を悠々と泳いでゆく。幻想的な川の中でたくさんの魚たちとのスノーケリングは海でのスノーケリングとは違った新しい世界だ。澄み切った深碧の水中では川底まで日光が差し込み、水草の影と魚の大群が幻想的な世界を創り出している。川でスノーケリングができるのはボニートならではで、下流へと進んでいくので余計な力はいらない。ただ魚になったつもりでいればいい。約1時間半のスノーケリングは夢のように過ぎていく。今回、たくさん魚が見れたと思ったけど1,2日前の大雨の増水の影響でいつもみれる魚の量よりかなり少なかったそうだ。














翌日、午前にラーゴ・アズール鍾乳洞へ。ここも環境ほどのため、入場者の人数をコントロールするためグループとなりガイドが引率する。入場者は鍾乳石の落下に備え、ヘルメットを着用。太陽の光が差し込む鍾乳洞はとても神秘的。湖の碧さも際立つ。
ガイドが説明


いざ、鍾乳洞へ


神秘的な世界


午後は天然水族館と呼ばれるボニートから7キロ東にあるスノーケリングのポイントへ。ここも川でのスノーケリングなのだが、プラッタ川よりスノーケリングの時間は少し短め。同じようにウェットスーツを着てロッカーに荷物を預ける。ここではライフジャケット着用はマスト。
ウェットスーツとライフジャケットを借りる


プールでスノーケリングができるかチェックと練習。
プールでスノーケリングの練習


その後、ジャングルの中を歩く。
山道を歩く


スノーケリングをスタートするところは水源となっているのだが、ここが天然水族館の一番のハイライトでたくさん魚が集まっている。
上からみると普通の川だけど・・・


澄み切った水の中でたくさんの魚が見えるのがまるで水族館のようなので、「天然水族館」と呼んでいるそうだが良く言ったもので本当にここは天然の水族館。素晴らしい。






















ここはポイントごとにカメラマンが待ち受けていて水中やツアーの様子を動画、写真で撮ってくれる。それを最後に見せてDVDとして販売しているのだ。

ボニートは今ブラジルで一番注目されているスポットで、リオやイグアスでボニートに行くと話すととてもうらやましがられた。プラッタ川、天然水族館のスノーケリング、ラーゴ・アズール鍾乳洞はいずれもいつも混んでいるので事前予約が必要だ。ボニートに到着してからの申し込みでは遅い。特に混むのは12,1月の夏休み。この時期はよっぽど前に予約を入れないと手配が難しいのだ。時間が許せばもう1泊ボニートの滞在を増やして浮輪ラフティングなどのアクティビティーの追加も可能だ。他にはないボニートならではの自然の美しさをあなたも是非堪能してほしい。
ボニートの街自体は小さな町だけど色んなアクティビティーの拠点となる町だ。昼は観光客はツアーに出かけているので静かで、夜、お土産屋さんやレストランがオープンする。ちょっとおしゃれなレストランなどが立ち並びこじゃれた街となったのもほんのここ数年だそう。ブラジルの大都市は治安が悪いけどこの町は安全。サンパウロなどに住むブラジル人も治安の悪さに閉口してボニートに移り住む人もいるのだとか。観光客にとっても自分の足で街歩きが楽しめるのはブラジルでは少ないので、この町の存在はとても貴重だ。メイン通りから数本隣の道を歩けばご近所同士が井戸端会議をしたり、おじいちゃんおばあちゃんが椅子をだしてアイスクリームを食べたりしている光景に出会えて、町と人々の息吹を感じることもできる。
ボニートにあるポサーダ・ジ・アグアスのプール


ボニートにある魚の形の公衆電話


ボニートのシンボル 魚のモニュメント


3日目、少しホテルを早めに出発しカンポグランデの街の中へ。カンポグランデは沖縄からの移民が多いそうだ。市場は月、水、土と出店が立ち並ぶがその中の数店は沖縄のソーキソバと出すのだ。日曜の昼は特別に数店が営業しているのだがその日がたまたま日曜だったのでここに立ち寄ることにした。品揃えはこのソーキソバ以外に焼きそば、カレー風味のから揚げ、ブラジル料理などなど。地元の人のそばを食べる様子を見ているとフォークでくるくると食べる。私は箸でずずっと食べる。日本が豊かになる前の昔に、遠いブラジルまで移住し何もないところからスタートし、文化をも定着させている人々がいることに胸の中で感動がおこる。
カンボグランデの市場 鳥居がモデル


サクラというお店


ブラジルでソーキソバを食べる


イグアスでの思い出をさらに特別にするならマクコサファリ
ブラジル側の観光はもちろん、アルゼンチン側の滝観光は迫力満点の悪魔の喉笛は絶対に追加アレンジして行くべき。普通の観光では物足りない、もっとアクティブな体験をしたいという方にはマクコボートサファリがおすすめ。ボートからの滝の眺めを楽しめるのはもちろん、ジャングルでの電動車での探検、ジェットコースターさながらのスリリングなボートライディング、そしてなんと言ってもボートで滝の中への突入するのはドキドキ体験!滝の中で滝に打たれるのは目もあけてられないほどでみんなの楽しい悲鳴がとまらない。ボートツアーで普通の観光だけではない楽しい体験をマクコサファリでしてみるのはいかがでしょうか。
電動車でジャングル探検


滝が見えてきました


すごい迫力


滝の中へ行くよ!


滝の中で何が何だかわからないけど何だか楽しい


大人も子供もおおはしゃぎ


今日はあなたもリオっ子に!自然と街に癒されるリオデジャネイロ
リオで生まれ育った人は自分達のことをカリオカと呼ぶ。リオは大都会だがビーチや自然、有名サッカークラブもあり、美しい街であることはカリオカの誇りなのだ。
コルコバードの丘にて


ポンジアスカールにて


ポンジアスカールにて


リオに来たならそんなカリオカに交じって早朝のコパカバーナビーチ沿いをランニングやウォーキングをしてみてはいかが?海から上がる朝日が海とビーチ、街を照らし、爽やかな潮風の中のランニングは最高!ただし、カメラなどは持たず手ぶらで出かけよう。お土産でお勧めなのはHavaianasのビーチサンダル。ハリウッド俳優のCMで大ブレイクし、今やおしゃれなカリオカ達の足元を彩るのはこのサンダルなのだ。
鮮やかなHavaianasのサンダル


活気あるリオでの滞在でブラジル人の底抜けに陽気なパワーを感じることができる。またお肉が大好きな肉食系女子にはたまらないのがシュラスコ。色んな部位が食べ放題で肉そのものの美味しさを味わうことができる。
肉食系女子(?)にはたまらない


定番のブラジル旅行に体験型アクティビティーを加えて心も体もハッピーで、あなただけの思い出を残してみてはいかがでしょうか。

<おすすめ>
ボニートのスノーケリング★★★★★ 信じられないほどの透明度の川の中で魚になって泳ごう!
イグアス滝のマクコサファリ★★★★ 滝に打たれておおはしゃぎ!イグアスでの滝での思い出も倍増!
リオでのコパカバーナビーチでの早朝ランニング ★★★ リオっ子にまじって走ってみよう♪手ぶらで!!

(2017年2月 辻理恵子)

ニカラグア
<ノ・エンティエンド・ビエン・エスパニョール!!ニカラグア・グアテマラ2国で4つの世界遺産探訪>
エリア:
  • 中南米>グアテマラ>パナハッチェル
  • 中南米>グアテマラ>ティカール
  • 中南米>ニカラグア>マナグア
テーマ:世界遺産 歴史・文化・芸術 自然・植物 
投稿日:2017/02/13 16:17


人生最初の海外旅行はアメリカだった。大した計画も目的もなくただアメリカで暮らしたくてとりあえず
旅行会社に就職した。暮らすことは叶わなかったが何度か行くほどアメリカが好きだ。なのにメキシコから南は行きたいと思ったことがない。知らず知らずのうちにこれといった理由のない壁を心の中に作ってしまっていたような気がする。スペイン語が全くわからないということも理由の1つかもしれない。そんなラテンアメリカに無関心で無知な自分にようやく機会が巡ってきた。
アエロメヒコでメキシコへ
乗り継ぎ時間を含めグアテマラまではおよそ18時間半、決して近くない。なかなか乗る機会のないキャリアに乗れたのは貴重だ。往路に限ってサッポロの黒ラベルを積んでいる、しかもいい感じに冷えているのが嬉しいし、食事もシンプルで期待以上に美味しく乗務員の動きも他エアラインに比べて良いのでポイントが高い。
ただし機内のエンターテイメントはX。 長距離な割にソフトの揃えがよろしくない。何とか長時間のフライトにも耐えメキシコシティに無事着陸。トランジットで他国に行く場合であってもいったんメキシコに
入国し税関申告書を記入提出しバゲージを取ってまた預けるという面倒さがある。そしてその後のセキュリティチェックは結構厳しく時間がかかる。
さて、訪問順序はグアテマラが先だったが目的の重要度から、後半に訪れたニカラグアから先にレポートしたいと思う。
美しい湖と火山の国・ニカラグア
グアテマラに行ったことがある人は社内に数名いるがニカラグアは少ない。そこで今回は観光の実態をチェックするのが大きな目的。まずそもそも、ニカラグアってどこだよ?何があるの?と思っている人が多いのではないだろうか。恥ずかしながら自分もその一人であった。ニカラグアは北西にホンジュラス、南にコスタリカと国境を接する中米の真ん中に位置し中米国の中では最も大きくその面積は日本のおよそ3分の1に相当する。経済的には中南米最貧国の一つと言われていて基礎的社会インフラが整備されていない地域が多い。また地震などの自然災害も多く、さらに内戦の傷跡も依然として残っているなど様々な問題を抱えている。


主な産業は農業。観光は5位と比較的重要なポジションにある。
サイトなどで検索すると概ね、火山と美しい湖が多い自然あふれる国と言われている。地震も多いそうなので日本と共通点が多いかもしれない。
空港から最も近い首都のマナグアは見どころが少ない上に、一部治安が悪い地域(マルサ・ケサダ地区)がある。今回泊まったホテルもそのエリアに近いためガイドから絶対に歩いて出かけるなと注意を受ける。
どうしても出たいならタクシーを使えと何度も念を押される。少しくらい良いだろうとホテルを出たらスタッフが追いかけてきて戻るよう注意される。なので街歩きは全くできなかった。が、しなくて良かった。
帰る日の朝、ホテルの近くで強盗があって銃撃戦があり犯人逃走中、要注意といったメッセージが外務省(旅レジ)から送られてきた。脅しでなく本当に危ない、そんなマナグアは寝るだけの場所として割り切ればよい。
後述するが観光資源は第2の都市であるレオンや古都グラナダに多くある。

古都グラナダ
グアテマラから飛んでマナグア空港に到着。ビザは要らないが入国時に現金$10を払わなければならない。
全く何も訊かれない。意外に審査はユルいと感じた。ガイドの迎えをうけてニカラグア湖へ。距離は空港から車でおよそ40分。ウィキペディアによるとこの湖はラテンアメリカではチチカカ湖に次いで2番目に広い湖、そして世界で10番目に大きい淡水湖とのこと。


30分くらいボートクルーズを楽しんだ後は古都グラナダへ。車で移動したが、すぐそばなので歩いて移動できる距離。ここは16世紀にスペイン人がニカラグアで最初に作った街で中心はコロン公園とその前に建つ大聖堂(カテドラル)


16世紀の終わりに建てられ、その後何度か再建された。現在の建物は100年前に建設されたもの。
ツアーで訪れる際にはず立ち寄る観光名所で治安も悪くないので安心して歩ける。
コロン公園を中心にコロニアル様式の色鮮やかな建物や教会が建ち並んでいてその周りを観光馬車が
走っている、そんなとてもレトロなヨーロッパの雰囲気を楽しむことができる。
写真だけを見たらヨーロッパと間違えるかもしれない。






コロン公園でやたら明るい野球少年に遭遇。


ニカラグアはサッカーより野球がさかんらしい。まだWBCに出てくるほどのレベルではないがいずれ日本と対戦する日が来るかもしれない。またひょっとしたら彼らの中から未来のメジャーリーガーが出るかもしれない?
メルセー教会の上からの眺めはお勧めの撮影ポイント。




人目気にせずいちゃつくカップルも多く、地元のデートスポットと化しているようだ。


私は地元の床屋を覗くのが好きだ。美容師でもないし髪を切ってもらうこともないのだがなぜか床屋にその国の文化を感じるので必ず写真を撮らせてもらうよう心掛けている。




葉巻工場見学
ニカラグアはキューバ、ドミニカ、ホンジュラスと並ぶ葉巻生産4大国。グラナダの観光で
予定にはなかったが、興味があると伝えたところ葉巻ショップにガイドさんが案内してくれた。


奥が工場になっていて少数精鋭スタッフが黙々とモク作りに励んでいる。






箱詰めまですべて手作り。皆やさしくて感じが良い。撮影にも快く応じてくれた。


マサヤ火山国立公園
グラナダ郊外にあるマサヤは民芸品の町として有名。様々なおみやげが売られていてニカラグアに来たらほぼここでみやげは手に入る。自分のようなショートトリップ、時間のない人には便利な場所。
(もし忘れてもマナグア空港でも買えるが・・・)




みやげ屋の先にマサヤ火山国立公園がある。ここの頂上にある展望台からは活火山の火口のクレーターまで見下ろせるというちょっと驚きのスポット。






世界最大級の火口サンティアゴ・クレーター。


とにかく臭いのクセが凄い。マスクなしで長時間は厳しいかもしれない。


ここでベルギーから来た人たちと記念撮影。



そういえばこのニカラグアでは日本人、中国人をまったく見かけなかった。

1つめの世界遺産・レオンビエホ
2017年現在、ニカラグアには2つの世界遺産がある、
1つはレオンビエホ、もう1つカテドラル。どちらもエリアとしてはレオンにある。
レオンビエホへはマナグアのホテルから車でおよそ1時間半、旧レオンという意味のレオンビエホの遺跡群は16世紀にスペインからの入植者たちによって作られたが17世紀に起きたモモトンボ火山の噴火と地震によって壊滅し廃墟となった。


その後集落が現在のレオンに移された。なのでこちらが旧市街ということになる。(そしてこの後訪れる方が新市街)ここには当時の生活の様子が伺える住居跡や教会が残っていてその建築の重要性からニカラグアで最初に世界遺産に指定された。






バブリングマッド・泥のプール視察
遺跡から車で30分くらいのところにあるテリカ山の麓、サンハシントという村では窪んだ地面の泥の中からモクモクと湯気があがる”バブリングマッド”というちょっと不思議な光景が楽しめる。こちらは世界遺産でも何でもない、ガイドブックにも載っていないような、つまり知られていないリアルな穴場。
まわりに柵も門もないけれど入口のようなところで一応お金を払わなければならない。すると頼んでも
いないのにチップ目当てにおてんばなちびっこガイドがぞろぞろついてくる。




まず遠目に湯気が上がっているのが見える。




近づくにつれて熱い。土の隙間から温風が吹き出てくる赤茶の地面の周りは熱い、そして深く呼吸をすると匂いが鼻の奥をアタックする。


ガイドの説明が要領を得ないので科学的な正しい知識は得られなかったが地熱で水が過熱されて高温ガスが湧き上がっているらしい。ロープも注意看板もないので実は非常に危険!以前に観光客が油断して
穴に滑りはまり皮が削げ落ちるほどの大やけどをしたらしい。恐っ!












そりゃやけどするわな!ってくらいグツグツ煮えたぎるニカラグアの”地獄の門” 危険で人は住めないので住民は皆避難させられたらしい。ここの泥はお肌にとても良いらしく土産として売っている


きっちり商売をしているところがたくましい。
2つめの世界遺産・レオンのカテドラル
泥の村から30分でいわゆる新市街のレオンへ。ここはニカラグアを代表すする詩の巨匠ルベンダリオ生誕の地としても有名でメインはカテドラル。




2011年にニカラグアで2番目に世界遺産に指定されたこのカテドラルは中米で最も大きい教会でルベンダリオが眠っていることでも知られている。


バロック様式から新古典様式の移行期である18世紀中ごろから100年の歳月をかけて建てられた。
正面にはレオンの象徴であるライオン。


内部の撮影もOK。


またこの教会は昇って街を一望することが出来る。(有料・土足厳禁)
360度レオンのパノラマ風景を楽しめた。






ニカラグアのひとたちの笑顔
レオンの街並みは碁盤の目のように区画されているのでわかりやすく歩きやすい
中央市場で見かけた人たち。ここの人たちはみな愛想がよく気軽にカメラに反応してくれた。






グアテマラに比べてニカラグアの人たちの方はリアクションがいいと感じた。

世界遺産・ティカル遺跡1泊2日ツアー
ここからはグアテマラ。最初に観光ハイライトのティカル遺跡へ
国内線の空港は国際線とは別でこれが空港か?という普通のオフィスのような、じみ-な建物


TAGの搭乗券も使い回しでもちろん自由席(8)。窓側がいいとガイドに勧められるので言われたとおりに座る。


が、いきなりのアクシデントにより飛行途中で引き返すことに。大丈夫かいなと不安な気持ちのままさらに小さな飛行機に乗換えて予定より3時間遅れてフローレス空港に到着。 ここでガイドとミートしスペイン語と英語のお客さんと同じバスに1時間ほど乗って遺跡の入口まで行く。ここでスペイン語チームと別れる。英語チームには内田裕也さんに顔と声がよく似たガイドがつく。


グアテマラ北部にある古代マヤの代表的な都市遺跡ティカルは中米最大規模。広大なジャングルの中に潜む多くの遺跡巡りはまさに探検気分。その素晴らしさをたっぷり味わうには日帰りでは不十分ということで遺跡の入口にあるロッジに1泊。泊まることで昼間のツアーでは体験できないサンライズとサンセットを鑑賞できるのがメリットだからだ。
まずは昼間のツアーから。たまたま他に英語客がいたので英語だったが基本はスペイン語になるので、私みたいにまったくダメな方は多少の予習とガイドブックが必要だろう。気温は高いが木陰を歩くのであまり汗はかかない。


入口から中央の1号神殿のあるエリアまでは20分くらいかかるほど広い。
日頃の運動不足を解消するにはちょうどいい広さかもしれないが急な斜面と階段は想像以上にかなりしんどい。
体力を求められるのでもっと若い時に来るべきであると実感する。
最も美しいと言われるのが1号神殿


グランプラザを中心に東西南北、遺跡が多く見られる。




観光客にまぎれてハナグマやワイルドターキーも。




4号神殿の上からの眺めが最も良い


主だった神殿をひととおり見たらランチを摂ってツアーは終了。
車に戻ってホテルにチェックイン。ガイドにチケットを返してもらうのを忘れてしまった。持っていれば16時前に再入場して夕陽が見られるところだったのでダメもとで交渉をして再入場を果たした。
夕方はほとんどの日帰り観光客が帰ってしまうのでとても静になり孤独感をたっぷり味わった。
本日2度目の4号神殿。登ってサンセット鑑賞。




陽が沈むとあっという間に暗闇になる。そんな基本的なことを想定せず大した準備をしなかったことを悔やむほど暗くて何も見えない。目も慣れて来ない。いよいよこれはやばいぞと携帯電話のライトをつける。
ホテルまでの距離は明るい時間に普通に歩いても20分くらいかかる、その距離を真暗闇というハンデの中、
来た道を細いライトと勘だけをたよりに逃げるような急ぎ足で歩く。時々立っている目印で方角が間違っていないことを確認する。もしここで襲われたら全部失うんだろうな、などという恐怖を感じながらなんとかホテルに戻った。そして翌朝は3時半起きの4時集合。


まだ真っ暗の中、トランプに投票したというアメリカ人男性と英語ペラペラの中国人女性、そして英語のガイドの4人で出発。鳥のさえずり、サルの鳴き声、冷え切った空気、そして真暗闇・・・寝ぼけているわけではないがまだ眠っているようなまるで夢の中を歩いているような気分であった。鬱蒼とした樹木のさらに上に聳え建つ今回3回目の4号神殿の上からサンライズ眺めることに。だが待てど陽は見えない。たった1度の朝なのに運悪く曇りで見られなかった。
遺跡のロッジ・ジャガーイン
質素で自然を大切にしたにホテル。


電気の供給制限があって夜9時を過ぎると真っ暗になる。
なので冷蔵庫やテレビはない、というかここでは必要ない。ロビーでWIFIが使えるが動画は一切見られないくらい電波もひ弱い。日本語を勉強しているというスタッフが美人でフレンドリー。


忘れられないホテルだ。
遺跡への拠点・湖畔の町フローレス
ティカル遺跡への玄関となるのがフローレス空港。遺跡への拠点としてフローレス島にはホテルがいくつかある。行きはスルーしたが帰りはツアーの混載送迎車であったため、ホテルに戻る他のお客さんを送るついでにたまたま訪れることが出来た。もともと予定にない滞在時間わずか30分だったがこれがなかなか中身の濃い30分であった。青い湖が綺麗などこかのんびりしたこの空気が自分にはどストライク




湖畔を歩き小道に入って酒屋でビールを立ち飲み。美味い!昼ビーは旅の基本である。


チチカステナンゴ・先住民キチェの市場
グアテマラシティから車で2時間。チチカステナンゴへ向かう。ここで毎週木曜と日曜に催される露店市には周辺の村からカラフルな衣装を身にまとった先住民キチェ族が集まるので当然ながらあえて開催曜日を狙っての訪問。




地元で採れたての新鮮な野菜、肉などの食品から日用品、民芸品までものすごい数のお店と品物が所狭しと並ぶ。モノだけでなく人の数も夥しい、そのカオスでエネルギッシュな空気はここでしか体感できないだろう。町のシンボルであるサントトマス教会を中心に迷路のように店が並ぶ。




この教会は16世紀に建てられたカトリック教会でマヤの聖典であるホポルブフーが見つかった場所として知られている。


旅の宿・マヤインホテル
ホテルというより旅の宿という表現の方がふさわしいと思うほど古い。


寝転がって天井を眺めその歴史を感じる、


そもそも部屋は広い。一人だからなおさら広く感じる。バスタブはあるが、テレビ、冷蔵庫、セーフティーボックスといった”現代的”のものが一切ない。代わりに暖炉、ろうそくとマッチが置いてある。ランプもあるがせっかくなのでろうそくに火を灯して就寝。
久しぶりに硫黄の匂いを嗅ぎちょっと懐かしい気分に浸る。都会のホテルにはない何かがここにはある。
先住民の町パナハチェルとアティトラン湖
翌日はパナハチェルへ。チチカステナンゴから車でおよそ1時間半、アティトラン湖を見渡せる展望台に到着。



世界一美しい湖と称賛されるアティトラン湖は、青い空と水面のコントラスト、そして標高3000メートルを超えるトリマン火山(手前)とアティトラン火山(奥)が重なって聳え立つ姿が絶妙。


世界中の湖を見たわけではないので1番かどうかわからないがこの素材のハーモニーは確かに美しい。展望台から左下に小さな町パナハチェルが見える。


ここはグアテマラ有数の観光スポットでサンタンデール通りを中心に民族衣装や手製の民芸品などを揃えた、たくさんのお土産屋さんやレストランが軒を連ねている。


昨日のチチカステナンゴもそうだったがシャイな人が多く、簡単に写真を撮らせてもらえない。トラブルにならないようガイドに確認した上で必ず目で許可を取るようにしている。


2つめ世界遺産のアンティグア
グアテマラと言えばコーヒー。初めて飲んだのは高校生の時。ろくに味もわからないくせに気取ってオーダーしたことを思い出す。本場グアテマラのコーヒー栽培で賑わうアンティグアはかつてのグアテマラの首都。
植民地時代の教会や修道院などが多く残っていてその歴史的価値から1979年に世界遺産となった。まずはアンティグアの街並みが一望できる十字架の丘へ


バックにアグア火山が見える絶景ポイント


次いで市街へ。コロニアル調の街並みが印象的。


石造りの重厚な史跡はさすが世界遺産と感じる
時計台が街の象徴


中央公園のユニークな噴水


カテドラル


とサンフランシスコ教会


碁盤の目のように区画されているのでわかりやすい。


それほど広くないので1日あればゆっくり見て周れるだろう。アンティグアにはスペイン語学校が数あることで旅人の間では有名。


ここで数日間レッスンを受けて力をつけて旅立っていく人も多いらしい。
カフェでは本場のグアテマラコーヒーではなくガジョで一服。ささやかな幸せである。


以上、いつもの出張と比べて距離も遠く日数も長かったがあっという間にしかも淡々粛々と時間が過ぎて行ってしまったというのが率直な感想です。現実なのに現実感が薄く、夢を見ていたようなそんな感覚でこのレポートを書いています。その不思議な感覚がこの国の魅力なのかもしれません。心の壁は消えてなくなったので機会が
あればホンジュラスなどの近隣国も制覇したいと考えています。

<おすすめ>
サンハシントの泥の村★★★ ニカラグア版・地獄の門。あふれるバブルの体験を是非!
マサヤ火山国立公園★★★★ 世界最大級の火口サンティアゴ・クレーター。その迫力を肉眼で!
レオンのカテドラル★★★★ 中米最大の教会。屋上からの眺めも必見のニカラグアが誇る世界遺産。
ティカル遺跡★★★★★ 行くなら日帰りではなく泊まってサンライズを。説明不要のジャングル遺跡。

(2017年2月櫻本竜一)

ボリビア
あれ、ここ地球だよね?奇跡の絶景ウユニ塩湖へ
エリア:
  • 中南米>ボリビア>ラパス
  • 中南米>ボリビア>ウユニ
  • 北米>アメリカ東部>マイアミ
テーマ:買物・土産 観光地 自然・植物 
投稿日:2017/01/30 12:07
塩湖をひた走るワゴン


あれは確か私がまだ高校生の頃だっただろうか。
ピンクのワゴンに乗って若者たちが世界を旅しながら、恋人を探すという人気番組があった。当時その番組にハマっていた私。かわるがわるワゴンの中で繰り広げられる恋愛模様と一緒に、ブラウン管越しに海外を楽しんでいた、まだ海外旅行なんて行ったことのない私。
ある時、その番組のオープニングでこんなものを目にした。
ピンクのワゴンが、永遠に続くのかと思われるほど広大な、鏡張りの湖を延々と走る映像。
なんじゃこりゃぁ!!!!
テレビで見たその映像は後に何年も私の心の中に残ることとなる。どこか分からないけれど、とても綺麗なところ。私も行ってみたいなぁ…、なんて叶うわけがないと思いつつ、そんなことを夢想していた。
そして時はたち、私は旅行会社に入社。
ティーン時代から十数年の時を経て、あの頃の私の夢が現実となる。
高校生の時の私に教えてあげたい“あんた行くよ、行くんだよ!その場所ウユニ塩湖って言うんだよ”と。きっと泣いて喜ぶだろう。
前置きが長くなってしまったが、まだ海外なんて縁のない私を一瞬にして虜にしてしまった、あのウユニ塩湖に行く機会を得たのだ。

憧れの地、ウユニがあるのは南米ボリビア。ボリビアへの道は長い。
成田を出発し、LA、マイアミと乗り継いで、翌朝ボリビアの首都ラパスに到着する予定だ。
意気揚々とLAに出発し、大急ぎでアメリカの乗継を終え、マイアミに到着・・・したものの、到着の時点でボリビア行フライトのボーディングタイムが過ぎている。フライトが遅延したのだ。出発まで残り20分!?うそでしょ。CAさんに頼んで、ラパス行きのゲートに遅れる旨伝えてくれと懇願するも、“それは出来ん、走れ”という無慈悲なご回答。言われるがままにダッシュしてゲートに行くも時すでに遅し。既にゲートは閉まった後だ。誰もいなくなったゲート。なんてこったい。
チケッティングカウンターでネゴシエーションするも、この日はもうラパス行きのフライトが無く、明日、今日と同じ時間のフライトに乗らざるを得なかった。なんてこったい。
とりあえずマイアミの空港ホテルに宿をとり、翌日たっぷりマイアミでも観光するとしよう。
いきなりマイアミ観光となってしまったので予備知識がゼロだったが、マイアミ空港は市内から近く意外と観光しやすそうだ。
まずはムーバーと呼ばれるモノレールとメトロとバスを乗り継いて、リトルハバナへ出かけた。その名の通り、マイアミにある小さなキューバだ。
広場でドミニに興じる人々


リトルハバナのシンボル、ニワトリ


街の雰囲気も良く、そこら中をスペイン語が飛び交っている。シガーショップもあり、どこからか常に音楽が流れてくるあたり、確かにキューバっぽいような気がしないでもない。
レストランでキューバ名物のモヒートを飲みながら一休みした後、やっぱりマイアミビーチ見なきゃ!とバスを乗り継ぎ、ビーチへ赴く。
ところで、この日のマイアミはとても気持ちの良い気候。暑すぎず、のんびりするにはちょうど良かった。とはいえ、私の出で立ちは厚手のロングTシャツにロングスカート、そしてトレッキングシューズ。ビーチではとびきり浮いていた。昨日、スーツケースを受け取ることが出来なかったのだからしょうがない。まさかビーチ来るとは思ってないし。


マイアミビーチ


マイアミにはたくさんのショッピングモールがあり、お買い物にも事欠かない。巨大なモールをふらついた後、今日のフライトは逃すまいと、早めに空港に戻った。

さてさて棚からボタモチならぬ、棚からマイアミを楽しみ、翌朝無事ラパス空港に降り立った。丸1日遅れの到着だ。
本来の行程であれば、ラパス1泊→ウユニ2泊→ラパス2泊→ダラス1泊→帰国の予定だが、初日のラパス1泊はやむなくカット。ラパス到着後はそのままボリビア国内線に乗り継ぎ、ウユニへ飛んだ。
ところで、ラパスは世界で最も高所にある首都として知られている。(正確には首都はスクレという街だが、事実上の首都はラパスとのこと)標高はなんと3650m!ウユニの標高もラパスとほぼ変わらない。高山病にかかってしまうのだろうか。。。
心の片隅に不安を残しつつ、ボリビア初日、ウユニのツアーの始まりだ。
まずは列車の墓場へ。
かつて塩や鉱物を運んでいた蒸気機関車や貨物車両が放置されているのだ。なんとも哀愁を感じる佇まい・・・




鉄道の墓場


そしてウユニの塩産業を独占しているコルチャニ村へ。コルチャニ村の主な産業は塩。村の中には製塩所があり、ウユニの塩を買って帰ることもできる。驚くほど安いのだが、塩は重く、たくさん買って帰れないのが残念だ。
村の入り口にはたくさんのお土産物屋さんが軒を連ねる。ここではアルパカのセーターや帽子、民芸品などいろいろ揃えることができる。
私はここでアルパカのセーターとカラフルな帽子をゲット。これからの旅に役立ちそうだ。
コルチャニ村の製塩所


コルチャニ村


そしていよいよ、念願のウユニ塩湖へ!
塩湖の淵はまだ水が張っていても、地表は茶色い。車を10分位走らせると、ついに憧れてきたような映像が広がってきた。
絶景のウユニ塩湖


高校生の時、テレビで憧れたあの風景!想像を超える絶景を前に、すごい・・・の連発。私の驚きと感動を伝えるにふさわしい言葉がそれ以外に出てこなかった。
さてさて、ウユニ塩湖に来たらやりたかったこと。それはトリック写真撮影。
だがその前に腹ごしらえということで、塩湖のど真ん中でピクニックランチ。ドライバーさんとガイドさんが私の為にテーブルをセットしてくれる。
塩湖でピクニックランチ


簡単だが美味しいランチで空腹を満たし、いよいよ写真撮影スタート。
12月から2月にかけて雨季になるウユニでは、塩湖上に水が張りそれがまるで鏡のようになるのである。ただし運が悪ければ水が十分でないこともある。ひろーい塩湖の中をドライバーさんとガイドさんがベストポイントを探してくれる。


鏡張りに移る私








塩湖でトリック写真撮影


鏡張りの写真を撮るには、ちょうどいい感じの量の雲(多すぎても少なすぎてもダメ)と無風が求められるのだが、残念ながら初日は風が強く、雲が少し多かった。
ウユニは高地だけあって、天候が非常に変わりやすい。特に雨季では日中に雨が降ることもあるので、ウユニには2泊ないと不安だ。
この日このままサンセットツアーも行ったが、ちょうど太陽の沈む位置に雲がかかり、いい感じの写真を撮る事は出来なかった。
ダカールラリーのモニュメントと私


微妙な感じの夕陽


本日マイアミから夜行便で到着したばかりの私は、高所のせいもありかなり疲労がたまっていた。夕飯を摂ることもできず、ベッドになだれ込んだ。
翌日は星空と朝日鑑賞があるので、深夜3時半にホテル発だ。つかの間の休息をとり、深夜目を覚ますと、頭が重い・・・なんか気持ち悪い・・・うぅぅ〜これが高山病か。
だるい体を無理やり起こし、ツアーに備える。事前情報ではとにかく寒いとあったので、タイツの上に毛糸のパンツ、裏起毛のあったかズボン、上半身はヒートテックにロングTシャツ、ユニクロのインナーダウンにモコモコのマウンテンパーカ。靴下は2枚重ね+両つま先にホッカイロをプラス。お手元にもホッカイロ2個持ちでニット帽をオン。
スーパーモコモコ状態でツアーに出かけたが、ガイドさんは昼間の洋服にダウンを着ているだけ。ずいぶんラフだ。
移動中も軽い頭痛を感じていたが、いざ塩湖に到着すると、痛みは一瞬のうちに遥かかなたに消え去った。私にとっては高山病より、よっっっぽど二日酔いの方が辛い。でも人ぞれぞれ、その日のコンディション次第だろう。若くてもなる人はなるし、おじいちゃんおばあちゃんでも元気な人は元気だ。
夕方、かなり雲の量が多かったので、星空観賞には一抹の不安を頂いていたが、やっぱりイマイチな星空だった。(先日、ニュージーランドのポカラで超絶すごい星空を見てしまったからかも知れないが、正直この日のコンディションは想像以下だった)
雲が多い星空・・・


でも夜のウユニの楽しみ方は星だけではない!私はある秘密兵器を日本から持参していた。ペンライト〜〜〜!!
百均で売っているペンライトだ。これを使って、暗闇に文字を書き、なおかつ鏡張りの湖に文字を照らし出す、そんな写真を撮りたい!
ただ、ふつうこういうのは大人数でやるもの。一人一文字ずつ書くのが一般的。一人でやるにはかなり体力がいる。カメラを30秒の撮影にして、暗闇に反転文字を書いていく。もちろんシャッターが下りるまでうまくいっているかどうか分からない。
一生懸命一人で闇夜に向かってペンライトを振っては消し、横に移動して書いてを繰り返す姿はちょっぴりシュール。
全然ダメ。失敗作


残念、途中で時間切れ


yes!成功!


こちらは反転をさらに逆に書き、湖面に文字を映しこんでいる。


スーパーモコモコ状態で上下左右に運動するもんだから、かなり汗ばんだ。実際ウユニが最も寒いのは5月頃だそう。このころはマイナス10度くらいになるとか。
徐々に日が昇るにつれ、雲も消えて行った。そして無風。絶好のコンディション到来!


朝と夜の間の時間


真っ暗だった世界が徐々にピンクに色づいていく・・・
朝が夜に溶け込んでいくような、まどろみの時間。空なのか地上なのか分からない不思議な風景。言葉に出来ないほどの美しさ。








朝日鑑賞


満足すぎる星空&朝日ツアーを終え、朝食を食べにホテルへ戻った。ホテルと言えば、今回私は塩湖周辺にある、塩のホテル“ルナサラダ”に宿泊していた。ホテルは壁やベッドの台などがすべて塩のブロックで出来ている。廊下にも塩が撒かれ歩くとザクザクという感触が楽しい。雰囲気満点のユニークなホテルだ。
塩で出来た壁


室内


こちらはまた別の塩のホテル、パラシオ・デル・サル
素敵な室内


塩のホテルでおいしい朝食を食べ、この日も引き続きウユニ塩湖観光。
塩湖に行く前に、まずはコケサのミイラを見に出かけた。
竪穴住居のようなところにミイラがドーンと寝ていて、お供え物が散乱している。
なんていうか、、、ありのままだな(笑)
コケサのミイラ


樹齢200年のサボテン


今日は昨日よりももっとコンディションが良い!
程よい雲と青空、風もなし!
ウユニの水量は非常に変わりやすく、昨日あたり一面鏡張りだったところが、今日の午前中にはすべて水が干上がっている。昨日よりも更に塩湖を走り回り、鏡張りのポイントを探してもらった。それにしても広大な広さに張っていた水が一晩にしてなくなってしまう不思議。本当に神秘に満ちた湖だ。
絶好のコンディション










トリック写真撮影


我がウユニ旅行に一遍の悔いなし!
存分にウユニを楽しみ、翌朝ウユニを立ち、首都ラパスへ飛んだ。
既に初日、1泊分のラパス泊を失っているため3日分の観光を2日間に詰め込んでいる。
チチカカ湖クルーズ、ティワナク遺跡、月の谷と駆け足で巡った。
チチカカ湖クルーズは浮島に上陸しても全く人がおらず、閑散としていた。ペルーサイドのイメージをもって行くとかなり期待は裏切られる。
チチカカ湖の浮島 どんより天気が寂しさに拍車をかける


世界遺産のティワナク遺跡


その名の通り、月面のような月の谷


月の谷にいたチョリータと一緒に


ラパスの街は前述の通り、世界で最も高所にある首都だ。街全体大きなすり鉢状になっていて、そこに行くほど裕福な人が暮らしているそう。高低差の多いラパスの街で市民の足となっているのがロープウェイである。このロープウェイは2014年に開通したばかりで、現在3区間のロープウェイが走っている。このロープウェイはとってもお勧め!
すり鉢状の斜面に並んだ赤レンガの家々がそれはもう見事に見渡すことができる。始発から終点まで乗ると、途中乗継を含めて30分ほど。ラパスの街の大パノラマを楽しむことができる。現在新たに2区間を建設中で、更に標高の高い隣町まで行けるようになるという。


そして、夜はミラドール・キリキリ展望台へ夜景を見に行った。これがまたすごい!すり鉢状に街が広がっているので、夜景に取り囲まれたような絶景なのだ。そう、ラパスの夜景は上から見下ろすのではなく、下から眺める夜景なのだ。下からとはいっても、キリキリ展望台は高台にあり、郊外までよく見える。でもそれ以上に高い位置にも夜景が見えるというわけだ。世界に有名夜景スポットは数あれど、包まれるような夜景に出会えるのはラパスだけ(多分!)だろう。


ミラドール・キリキリからの夜景


そしてラパスで私が一番心ときめいたもの、それはショッピング。
南米でも物価の安いラパスはまさに買い物パラダイス!アルパカセーター1500円、エケコ人形400円、南米らしいカラフルなマンタと呼ばれる大判の布600円、アルパカの磁石50円etc・・・。この独特の色使い、たまりません!もっと買いたかった〜
土産物屋が並ぶサガルナガ通り


三つ編み&ハットのチョリータ




十数年の時を経て辿りついたボリビア。
百聞は一見にしかず、何もかもが想像以上だった。まるで違う星に来たかと思うような絶景の連続に、何度言葉を失ったことか。
例え帰国の際、ボリビアを出発するフライトが運休になって、2時間も3時間も待たされて、航空会社に明後日までフライトはないと言われて、なぜかペルーを経由して帰ることとなろうとも、おつりがくるくらい素晴らしい経験となった。

マイアミ ★★★★ ビーチにショッピングになんでも楽しめる!
ウユニ ★★★★★ これぞ絶景!一生忘れることのできない風景がそこに
ラパス ★★★★★ 買い物天国。街中を歩くチョリータも素敵

(2017年1月 久保井奈々子)

ボリビア
ブラジルだけじゃない! ボリビアのアマゾン「ルレナバケ」の魅力に迫る!! 野生動物の楽園パンパスでアナコンダ探し・ピラニア釣り・カピパラ、メ
エリア:
  • 中南米>ボリビア>ボリビアその他の都市
テーマ:ハイキング・登山 自然・植物 動物 
投稿日:2017/01/16 11:25
リスザル(ヤクマ自然保護区)


ついにアマゾンを訪れる時が来た。しかもボリビアのアマゾン。ボリビア=ウユニ塩湖のイメージが強いと思いますが実はボリビアの国土の半分がアマゾンジャングル地帯。しかもボリビアのアマゾン地帯は野生動物の楽園で、特にめずらしい野鳥がたくさんいるのです。今回その場所を視察して参りましたのでその様子をご紹介いたします!

なぜボリビアのアマゾンなのか
アマゾンといえば、どこでも野生動物を見られるように思われがちですが、実際には野生動物を多く見られる場所はわずかです。各地で開発が続き、野生動物の生息域は日に日に狭められているのが現実だからです。たとえば、ブラジルのアマゾンではマナウスが有名ですが、本当の野生を体験するためには何日も上流へ上がる必要があります。そこには中流域のアマゾンとしての別の魅力があります。
簡単に野生動物を見られる場所に行けて、なおかつ冒険的な体験をしたいのであれば、ボリビア・アマゾンがお勧めです。ボリビア・アマゾンでも特に野生動物が多いのが、「ヤクマ自然保護区」です。比較的アクセスも良く、日本をたって2日目の午後にはアマゾン川の源流域でのボートサファリを楽しむことができます。ボリビアのアマゾンツアーは現在日本のパッケージツアーではほとんどの取り扱いがありませんがお手軽に野生動物がみられるとあって南米を訪れる日本人パックパッカーの間では人気の場所の一つです。日本人以上に欧米人がかなり訪れていてその数はウユニの倍以上だそうです。

いざパンパスツアーへ
上空からうっそうとしたジャングルがみえる(ルレナバゲ)


アマゾナス航空にてルレナバケ空港に到着(ルレナバケ)


ボリビアのアマゾンツアーの拠点となるのは、ラパスから300km北部の「ルレナバケ」という町で、飛行機で約1時間です。飛行機はラパスの町並みが眼下に広がった後、左側にはこの間までいたチチカカ湖がキラキラと光り、チチカカ湖から遠くに見えていた6000M級の雪山の真横を通過。しばらく雲の上を飛んで飛行機が下降すると、そこにはテレビでみるようなクネクネの川が流れるアマゾン地帯が!!感動しました。たった45分のフライトで標高3600Mから300Mへ。そして未舗装の滑走路に砂埃をあげてどどどどどーっと着陸しました。
ルレラバケの町はバイクが多くてまるで東南アジアのような雰囲気。ラオスのルアンパバーンの町外れのような感じでなんだか懐かしい気持ちになりました。
そして久々に標高の低い場所に来て思ったのは空気が重い!!おおお、なんか空気が違うぞ!
ルレナバゲの事務所でパンパスツアーのチェックイン(ルレナバケ)


ルレナバケ空港には予約したエコロッジの係員が迎えに来ていてルレナバケにある事務所でオリエンテーションや自然保護区のチケット(150ボリビアーノ=約¥3000)の購入など必要な手続きを行います。それが終わると早速出発です。まずはおよそ100km離れたサンタ・ロサという町をめざす。道は穴ぼこだらけでガッタガタのオフロード。両サイドは鬱蒼と茂るジャングルで東南アジアを彷彿させます。約3時間でサンタ・ロサに到着後、昼食を食べ、近くの船着き場へ。川べりには細長いカヌータイプのボートがいくつも待機。
ボートには両サイドにイスが備え付けられています。パンパスツアーはいよいよここからスタートです。アマゾン川の源流域に位置するこのあたり一帯はヤクマ自然保護区と呼ばれており、アマゾン川の支流のひとつ、ヤクマ川流域は川幅が狭く野生動物を観察するのに非常に適した場所です。早速ボートに乗ってのボートサファリへ。川面を滑るように進んでいくボート。風が頬を優しく撫ぜる。気持ちいい〜。アマゾンの日差しを浴びながら、ボートがのんびりと出発するとすぐにワニの姿が!
ヤクマ川ボートサファリ(ヤクマ自然保護区)


ヤクマ川ボートサファリ(ヤクマ自然保護区)


ヤクマ川ボートサファリ(ヤクマ自然保護区)


ヤクマ川ボートサファリ(ヤクマ自然保護区)


ブラックカイマン(ヤクマ自然保護区)


ブラックカイマン(ヤクマ自然保護区)


ブラックカイマン(ヤクマ自然保護区)


岸には信じられないほどの数のワニがウジャウジャいます。全長二メートル以上あるブラックカイマンもいました!本物の野生のワニをみたら先ほどまでのつらい車移動のことなんかスッカリ忘れてハイテンションになりました。「ワニだ!ワニだ!」なんて騒いでいると今度はカメが!しかも親カメの上に子カメ、そして孫カメと冗談みたいに重なっていて笑える。
カメ(ヤクマ自然保護区)


一番お手軽に見ることができるのは鳥類。
ツメバケイ(ヤクマ自然保護区)


なかでもよく見かけたのはモヒカンヘアーの珍鳥ツメバケイ(セレレ・デ・アグア)。体の大きさはおよそ60センチ。青い顔に赤い目がギョロリと光っています。がっしりとした体格は迫力満点です。
調べてみるとなかなか変わった鳥であることが判明。主食は木の葉っぱなんだそう。草食だからかどうかは分からないけど、体臭が牛の糞みたいに臭くて強烈なんだそうです。しかも鳥のくせに飛ぶことが下手くそで、ふだんは枝から枝へと歩いて移動するんだそう。
こうした姿や行動から、1億5千万年前に存在した鳥の祖先・始祖鳥の生き残りと間違えられたこともあります。
カピバラ(ヤクマ自然保護区)


カピバラの親子(ヤクマ自然保護区)


カピバラ(ヤクマ自然保護区)


そして今度は世界最大のネズミ、カピパラの親子が登場。動きがノソノソしていて可愛い。かなり間抜けな面持ちで、いつもどこかをぼぉ〜っと眺めています。めちゃくちゃ癒されます。
リスザル(ヤクマ自然保護区)


リスザル(ヤクマ自然保護区)


しばらくすると、お待ちかねのサル発見!体長20cmくらい、黄色い体毛とクリクリした目。リスザルだ。エサを期待してかそれとも元々人懐こいのか次から次へと近寄ってくる!
めっちゃくちゃかわいいです。ぜんぜん人を怖がらないので触り放題。ふわふわぷにぷにでかわいすぎる。

アマゾン川の主役ピンク・イルカもいました。ピンク・イルカに遭遇するチャンスはたくさんありますが、写真を撮るのは非常に難しいです。川の水は水面は美しいけれど、濁っていて茶色いからです。いくら目を凝らして探しても、水に潜ったイルカを見つけるのは不可能。呼吸するため浮上してきたときに姿を確認するのが精一杯。じっと待ち、プハッっと呼吸音がした方向に視線を送る。でもその時はもう遅い、ふたたび潜ってしまって背中や尾びれしか見ることができない。そんなじれったいことの繰り返し。悔しいけど写真はあきらめるしかありません。

鵜の仲間(ヤクマ自然保護区)


Tortugas Ecolodge(ヤクマ自然保護区)


Tortugas Ecolodge(ヤクマ自然保護区)


Tortugas Ecolodge(ヤクマ自然保護区)


Tortugas Ecolodge(ヤクマ自然保護区)


ロッジの敷地内にいたホーラーモンキー(ヤクマ自然保護区)


その後、鵜の仲間、コンゴウインコ、ホエザル、サギの仲間など他にも色々な動物がいてさすがアマゾンって感じでした。ボートサファリを約2時間楽しんだ後ヤクマ川湖畔のロッジに到着。今回も泊まったTortugas Ecolodgeは部屋数13部屋。三部屋まとまった長屋タイプと一部屋だけの独立棟がある。部屋には基本的に二台のベッドがありバストイレ、蚊帳、扇風機、電源、タオルあり。シャワーは水シャワー。電気はソーラーのため使えるのは1200-1330と1800-2200に限られるため懐中電灯は必須です。食堂があり味はまあまあ美味しいです。今回スケジュールの関係でやりませんでしたがピラニア釣りやカイマン観察ツアー、アナコンダツアーもできます。

行くなら乾季の5月から10月がおすすめです

今回天気もよく沢山の動物を間近でみることができ大満足だったのですが訪れた11月末は雨季の初めだったため川の水位が上がったせいでおびただしい数の蚊に悩まされました。長袖で完全防備し虫除けも塗りましたが塗りが甘いところや靴下の上からもさされました。よってここを訪れるのは乾期である5月から10月がおすすめです。乾期の方が動物も多く蚊も比較的少ないようです。


生物多様性の宝庫 マディディ国立公園
チャラランロッジの事務所(ルレナバケ)


ボートでベニ川上流のチャラランロッジへ(マディディ国立公園)


ボートでベニ川上流のチャラランロッジへ(マディディ国立公園)


ベニ側両岸にはうっそうとしたジャングルが広がる(マディディ国立公園)


チャララン・ロッジ(マディディ国立公園)


うっそうとしたジャングルが広がるチャラランロッジ前の湖(マディディ国立公園)


ツメバケイ(マディディ国立公園)


ムービング・ツリー(マディディ国立公園)


今回パンパスとは別に、Madidi(マディディ)統合管理国立公園も視察いたしました。
サンホセの先住民が運営するチャララン・エコロッジはアマゾン川上流、ベニー川を上り支流のトゥイチ川をさらに登り、 ゲートウェイのルエナバケから約7時間の場所にあります。 先住民は今は住んでおらず、人の手は殆ど入っていない聖地。ナショナルジオグラフィックでも何度か紹介されています。4年前には新種の猿『ルカチ』が発見され、大きな話題にもなった。5,000~6,000種の植物、156種の哺乳類、1,100種の鳥類が生息していると言われています。ツアーでは国立公園内のエコロッジに2・3泊し、鬱蒼と茂るジャングルを散策し、様々な動植物を観察します。動物観察よりもジャングル散策をのんびり楽しみたい方におすすめです。

最後に・・・
お陰様を持ちまして充実の視察旅行となりました。アメリカン航空の亀井様、アマゾナス航空の坪井様、トラベルファクトリージャパンの菅野様はじめ同行させていただきました皆様大変お世話になりました。ありがとうございました。この場をお借りしまして御礼申し上げます。

オススメ
パンパス(ヤクマ自然保護区) 5つ星
マディディ国立公園 2つ星

(2016年11月 渡邊竜一)

シンガポール
社員旅行B班 旅行記
エリア:
  • アジア>シンガポール>シンガポール
  • オセアニア>ニュージーランド>クイーンズタウン
  • オセアニア>ニュージーランド>テカポ
テーマ:観光地 グルメ 自然・植物 
投稿日:2017/01/13 16:37
2016年度の社員旅行は多国籍国家シンガポールと大自然の国ニュージーランド!こちらは11/19-11/25に行きましたB班の旅行記です。
「ランドマークマーライオン」


「ルピナスの美しいテカポ湖」


*1日目(11/19)*

先に行ったA班と合流のためシンガポールへ向かいます。
シンガポール航空でいざ出発!
「出発!」

空港に到着すると外は暖かい気候。
東南アジアマレー半島南端に位置するシンガポール。中華系、マレー系、インド系といった様々な民族で構成される複合民族国家のため、街や食も多国籍!また近年の経済発展に伴い公共施設や道路も整備され、比較的旅行に行きやすい国とあって人気があり、日本からも多くの人々が訪れる場所です。
「屋台の様子」


夕方シンガポールに到着し、ホテルへ。A班との合流まで少し時間に余裕があるため、各々フリータイムでオーチャード通り沿いにあるホテルの周りを散策しました。ホテル近くにはマッサージ店もあり、飛行機で疲れた体を癒したりショッピングモールでお買い物をしてみたりと自由に過ごした後は、夕食会場へ移動です。
「マッサージ中〜!」


「ショッピングモールのぬいぐるみ」


シンガポールで初めての食事は中華料理でした。
円卓を囲んでA班の旅行のお話などを聞きながら初日の夜は更けてゆきます。大きなカニとエビが美味でした!
「中華料理店 RED HOUSE」


「大きなカニ」


「揚げ物も美味しい」


「円卓を囲んで乾杯」


*2日目(11/20)*

この日はまるまるシンガポール観光です。午前中はA班も一緒に、ガイドさんと主要観光地をめぐります!

多様な国籍の方が住むシンガポールには、それぞれの国同士が集まって生活する街があります。
まずはインド人街へ!蓮の花と孔雀があしらわれた飾りが柱を結んで並ぶ通りには、カラフルな家々が連なっています。すれ違う人々は、大人数で移動する私たちを物珍しそうにちらっとみては目が合うとにっこりしてくれました。

「インド人街 カラフルな建物が並ぶ」


「クジャクと一緒に!」


次に提灯で彩られたチャイナタウンを車窓から眺め、アラブ人街へ向かいます。
アラブ人街ではシンガポール最古のイスラム教モスクであるスルタン・モスクを中心にエスニックな街並みが広がります。
「スルタン・モスク」


異国情緒あふれる街並みを散策した後は、かの有名なマーライオンとマリーナ・ベイサンズの展望台サンズスカイパークへ!
上半身がライオン、下半身が魚であるお馴染みのマーライオンは、シンガポールの土地を治める事をマレーシア王族に許したとされる民話中のライオンと、かつて近辺で栄えた町タマセク(ジャワ語で海の意味)に因んで造られました。"マー"はフランス語で"海"を意味します。
まさにシンガポールの象徴と言えるこのマーライオンの前で、集合写真をぱちり!
「マーライオンと一緒に!」


「飲めるかな?」


そしてTVなどでもすっかり有名となったランドマーク的なホテル、マリーナ・ベイサンズ。マーライオンの見つめる先にあります!
こちらの船部分の展望台サンズスカイパークには宿泊客でなくても上ることができます。
「マリーナ・ベイサンズ」


「展望台からの景色」


「長い船の先まで!」


それからA班は帰路につき、私たちはお昼を食べにホーカーズへ!

ホーカーズは、もともと路上に立ち並んでいた屋台の衛生面等を危惧し、屋内複合施設として生まれ変わった集合屋台。チキンライスやピリ辛麺ラクサの他にもマレーシア、中国、インド等様々な国の料理が楽しめます。
「ホーカーズ ラオパサ」


「カウンターで注文」


「乾杯!」


この後各自で出発まで自由行動に。
午前中に車窓から眺めただけだったので、歩いて行けるということでチャイナタウンへ向かうことに。
赤と白の提灯が連なる商店街は、色とりどりな欧風の建物も混ざっていて不思議な魅力があり、多くの人が観光や買い物に来ていて賑わっています。
「賑わうチャイナタウン」


「日本の中華街より少し洋風」


「ユニークな提灯」


その夜、いよいよニュージーランドへ向かうため空港へ。
シンガポール航空にて、10時間の長旅を経て次の日に到着です。
「空港にて」


*3日目(11/21)*
昼頃、ニュージーランドのクライストチャーチ空港に着きました。空港近くのホテルのレストランにてビュッフェランチを頂きます。
「バランスよくいただきます♪」


そして国内線ニュージーランド航空に乗り換え、最初の目的地クイーンズタウンへ!
このクライストチャーチからクイーンズタウンへの国内線は、山間部を通るため少し揺れますが、低空飛行で大自然の美しい山々を眺めることが出来ますので窓際は大変おすすめです。
「国内線に搭乗」


「青空が綺麗!」


クイーンズタウンの空港に到着すると、周りは広々とした空と山!山!山!
ニュージーランドは初夏の季節で、緑が生い茂る鮮やかな景色が目の前に広がりました。
ドライバーさんと合流し、ホテルまでの道のりも車窓から見える景色は豊かな緑と青い空、そして点在する湖。
「美しい自然」


「芝生の校庭が広がる学校」


クイーンズタウンの名前は、
周りの山々や自然が織りなす景観の美しさから”ヴィクトリア女王にふさわしい街”として名付けられました。その名の通り、街のどこを通っても緑に囲まれ、心安らぐ景色が広がります。
「湖のほとりの鳥」


ホテルにチェックインを済ませ、クイーンズタウンの街と山々を一望できるスカイゴンドラに乗ってその展望を堪能しに行きます。
ゴンドラは4人乗り。傾斜は急で、どんどん登って行きます。窓の外には既に街並みが小さくなっていき、大きな湖と周りの山に囲まれたクイーンズタウンの全景が見えてきます。
「行ってきま〜す」


「街の景色が見えてくる」


「頂上からはワカティプ湖が一望できる」


頂上からの景色をひととき楽しみ、予定ではこの展望と食事を堪能できるレストランで夕食ですが時間に余裕があり皆でリュージュを体験しました!
「リフトで上まで」


リュージュとは坂道を自分の重さを軸に下るゴーカートのような乗り物です。童心にかえり、街の風景をみおろしながら風をきって下っていきます。
「美しい景色を背にリュージュのスタート地点へ」




「ヘルメット装着で準備万端!」




「行くぞ〜!」


「操縦の仕方を教わって」


「乗り込んだらさあ出発」


「目の前に広がる景色を見ながらピューン!」


「童心にかえってはしゃぎます」


リュージュを楽しんだあとは予定のレストランで食事です。ガラス張りの大きな窓からは、もちろん湖と街の絶景が広がります。
夕食ブッフェは、肉に魚と種類も豊富でお寿司もありました!
「大きな窓からは美しい景観」


「たくさん盛って」


「かんぱ〜い」


食事後はゴンドラで市街に下り、クイーンズタウンの街を散策。街はワカティプ湖を中心に小ぢんまりとまとまっているのでお店の位置などすぐに覚えられます。人気の観光地だけあってお洒落なレストランやバーも立ち並び、湖のそばの芝生の上では人々がゆったりとした時間を過ごしています。
「街の様子」


「ワカティプ湖のほとり」


「広場にたつ大きな木」


*4日目(11/22)*
この日は朝からワカティプ湖クルーズツアー!
空も晴れ、真っ青で透き通る湖の上をクルーズ船で進みます。船の中ではパンやスナックも売っており、ピアノの生演奏もしてくれます。
「蒸気船に乗って」


「船の内部」


「風が強いタイタニックごっこ」


「座席の様子」


「美味しそうなサンドイッチ」


「透き通った水が揺れるワカティプ湖」


周囲の山々を横目に、風を切って1時間ほど乗っていると赤い屋根の可愛らしい建物が見えてきました。


ウォルターピーク牧場です。
この牧場では、羊の毛刈りショーとお肉の美味しいバーベキューブッフェが楽しめます。
ショー会場に向かうと、いかにもといった風貌の白髪の毛刈り職人がスタンバイ。奥には羊たちがバタバタと入ってきます。
「つかまえた」


そこから1匹つかまえ、前足を持って座らせるととても大人しくしていてその可愛らしさと少しまぬけな姿に会場ではほっこりと笑みが溢れます。
「大人しく座っている」


一気に毛を刈り上げると、早い早い。あっという間に裸の羊の登場です。
「刈られて刈られて・・・」


「ちょっと寒そう!」


温かそうな毛皮を広げ、ショーが終わると今度は外で牧羊犬による羊追いを見学。合図をすると素早く走り、柵の外で食事をしていた羊たちを追いかけ見事に柵まで追い込み連れて来ました。

「追われて集まってくる羊」


羊の数が人口を上回るニュージーランドならではの、心暖まるユニークなショーは必見です。

一通りショーを見終わりバーベキューブッフェへ。

飲み物が来るまで、席の近くで思い思いのポーズをとりプチ撮影大会★
「湖を背にハイ、ポーズ!」


「モデル気分〜♪」


「青空の下でにこにこ★」


「水平線と山のむこうまで独り占め!」


ここでは焼きたての肉をその場で切り分けて並べられ、好きなだけとって食べられます。お肉にかけるソースの種類もマスタードやすりおろしりんごなど豊富で、野菜やパン、デザートもしっかり用意されています。
「大きなかまどで焼いたお肉を切ってくれる」


「好きなだけとりほうだい!」


「お肉以外にも豊富なおかず」


たらふく食べたあとは湖の周りを少し散策し、記念撮影!
なんとヒヨコが泳いでいました!
「親鳥について泳ぐヒヨコ」


「鮮やかな草花」


「青空の下で集合★」


船で街に戻り、フリータイム。それぞれサイクリングや町歩き、そしてバンジージャンプに挑戦です!
「きらきらの湖まで」


「サイクリング!」


クイーンズタウンはアクティビティに優れ、この他にもスカイダイビングや乗馬トレッキング、ラフティング等様々なものを楽しめます。

バンジージャンプはしっかり撮影と、動画まで撮ってもらえます!

ガイドさんに安全ベルトをつけてもらって
「安全第一!」


「ロープをつけていよいよ」


「こんなところから飛び降りるの〜?!」


「下は湖」


覚悟を決めて、皆からの声援を受け止めいざジャンプ!!!
「よっ」


「ダーイブ!!!」


「ぶらりとぶらさがって」


「ボートへイン!」


澄んだ大自然の中へ吹き込む風とともに勢いよく飛び込み、達成感と清々しさでいっぱい!
「達成感!」


飛び込むガイドもしっかりとしてくれ、安全装置もつけてくれるので安心してバンジージャンプに臨めます!

フリータイム後には選べる夕食。ニュージーランドおすすめの子羊肉のお料理が人気でした。
「仔羊のロースト」


*5日目(11/23)*
この日はクイーンズタウンを後にし、ニュージーランドの最高峰マウント・クックで氷河湖ツアーに参加後、美しい星空観測のためテカポへ向かいます。

標高3724m、ニュージーランド最高峰の山「マウント・クック」からタスマン氷河湖のクルーズツアーに参加!氷河から溶け出した水で出来た青みのある乳白色の湖を、ボートで湖に浮かぶ青い氷山に立ち寄り約300年も前に積もった雪で出来た氷に触れたり割った氷を食べてみたり!
「山道を抜けると」


「乳白色の湖が!」


「救命具をつけて」


「ボートに乗り込む」


ボートは勢いよく飛ばし氷山に近付くとゆっくりと触れる位置で止まります。
「冷たい氷河に触れてみる」


「ガラスのように透き通る」


そして、ガイドさんが氷河を割って食べてごらんと差し出してきます!
「顔より大きい氷河の欠片をいただきま〜す!」


「巨大な氷河の前で」


「大きな大きな氷河と一緒に」


「赤と青の袋の中には、氷河の欠片が!」


大自然が生み出した神秘的な氷河湖をあとにし、ふもとのホテルで昼食をすませテカポへと向かいます。

テカポに到着するとまず青く美しい湖テカポ湖が目の前に広がり、その湖畔には一面に色鮮やかなルピナスの花!紫やピンクの美しい花々に心を奪われ、ここで記念撮影をパチリ。

「テカポ湖畔に広がるルピナス」


小さな教会もあり、映画の中のワンシーンのような写真が撮れます。
「教会と花畑」


「橋の眺めも美しい」


みとれてしまう程美しい景色の中で、記念撮影!

「花畑の中で」


「いい匂い?」


景色を楽しんだあとは橋を渡ってホテルに到着し、隣のレストランにておすすめのサーモン丼に舌鼓を打ち、夜の星空観測に備えます。
「ホテルの前にて」


「パカッとあけると・・・」


「自慢のサーモン丼」


「いただきます!」


空も暗くなって来た頃、観測ツアーのバスに乗り込みます。
寒さが厳しいため、もこもこのダウンを貸してもらえました。専用の赤いライトも持って、星空観測へ出発です!

世界一の星空として世界遺産に登録されているテカポの星空。山の頂上に近づくと、バスのライトも消してゆっくりと登っていきます。
「星が見えてきた」


山頂では既にいくつか星が見え、観測ポイントへ進みます。寒空のした、どんどん星の明かりが増えてきたころ、ホットチョコレートの嬉しい差し入れが!とろとろの甘いチョコレートドリンクで暖まりながら、ガイドさんの星座の説明に聞き入ります。

展望室に入り、望遠鏡で明るい星や銀河の観測も堪能!室内から外に出ると、もう辺りは一面に瞬く星空の海です!
「天の川もハッキリ見える」


感動のあまり声も出ず暫くぼんやりと藍色の空を見上げていると、スーッと一筋の光が通りました。流れ星です!

流れ星はこのあといくつも流れ、歓声が聞こえます。天の川や銀河、なんと人工衛星までも肉眼で見えてしまうほどの場所です。

山での観測を終えテカポ湖畔へ戻っても、まだ星空はきらきらと光を放っています。ここでパチリ。
教会とともに写った星空は、小さな宇宙のような写真にできあがりました。

「教会と満天の星」


大自然の恵みをたっぷりと噛み締め、次の日はニュージーランドをあとにします。
*6日目(11/24)*
カフェにて朝食を済ませたあと、空港へ。昨日の感動がまだ忘れられないうちに、再びシンガポールの空を目指し飛び立ちます。
「空港にて」


到着後、最後の晩餐を中華料理店で。
円卓を囲んで旅の思い出をわいわいお話します。
「もうすぐ旅も終わり・・・」


「エビにスープに、揚げ出し豆腐」


食事後はフリータイムに。
遅くまで営業しているナイトサファリに参加してみました!
「夜のサファリパークへ」


「インパクト大のお土産ショップ」


イルミネーションで彩られた派手な門を潜ると、ひっそりとした夜の動物園が現れます。
暗闇の中、静かな動物達のショーを見た後はトラムにのって真夜中の冒険!
「こんなに近くにフクロウ」


闇の向こうにはハイエナが・・・」


「トラムに乗ってレッツゴー!」


ハイエナやバクなど珍しい動物達からキリンやシマウマ等定番の動物までさまざま!夜でもみんな静かに起きているんです!
「キリンにシマウマ」


「ヒョウ柄トラムの前で♪」


*最終日(11/25)*
朝出発の飛行機で日本へ。充実した時間はあっという間に過ぎてしまいました。

*まとめ*
一国に居ながら様々な国の生活や文化、そして食事を味わうことの出来るシンガポール。
大自然に恵まれ、美しい湖や色鮮やかな草花、のんびりとあちこちで見かける羊と息をのむほどの星空を持つニュージーランド。
一同で感動したものを今後どんどんお伝えしていけたらと思います!
「ありがとうございました!」



(2016年11月 山口優)

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