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- 「散歩するように楽しもう!魅力溢れるトルコの旅」
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エリア:
- 中近東>トルコ>イスタンブール
- 中近東>トルコ>カッパドキア
- テーマ:世界遺産 グルメ 歴史・文化・芸術
- 投稿日:2016/08/02 10:44
トルコといえばファイブスターのツアーの中でも特に人気がある国の1つである。
だが最近トルコの国際空港でテロがあり、クーデターがあり、よくない話ばかり聞くようになってしまった。私の出張中にもイスタンブールで爆発があった。早く情勢が落ち着くことを願うばかりである。
私の趣味の1つは散歩だ。イスタンブールは散歩に丁度よい街だった。
今回は散歩をするようにトルコを紹介したい。
<朝昼>
トルコの朝は遅い。休みの日は午後2時頃にゆっくり起きて、朝食を食べる人も多いのだとか。
イスタンブールはボスポラス海峡によってヨーロッパ側地区とアジア側地区に分けられている。アジア側にあるカドキョイ地区では商店や雰囲気のよいカフェが多く立ち並び、一日中人々が食事を楽しんでいる。
私もカドキョイ地区でトルコのチャイをたしなみ、午後の日差しを浴びながらのんびりと過ごした。
ちなみに、トルコではチャイを事あるごとに飲む。数時間に1回は飲むペースだ。しかも暑くてもホットを飲む。冷たいのは好まれないそう。インドのチャイとはまた違い、ストレートで甘くないのが特徴だ。観光客用に甘いリンゴ味のチャイもある。スーパーにもたくさんチャイは売っているのでお土産にも最適。
アジア側からヨーロッパ側へ渡るのは、ボスポラス海峡クルーズがおすすめ。言わずと知れたボスポラス海峡。その海峡をクルーズする。所要時間は約90分。頻繁に本数は走っていないので、乗りたい便を逃すと1時間待ちということもありえる。
風が気持ち良い。いい意味で、まさに「私って観光客だなあああ」という気分を味わえる。
景色は単調ではなく、モスクや教会があったり、丘の上に豪邸が見えたり、人々が釣りをしている様子を見れたりと、退屈することはない。海峡というだけあって、大きな橋も臨むことができる。
カモメが空を横切っていった。
<夕暮れ、夜>
イスタンブールに来たらぜひ行きたいのがヨーロッパ側にあるブルーモスクとアヤソフィアだ。昼間ももちろん美しいのだが、夕暮れ時の美しさは筆舌に尽くしがたい。私の写真の腕では伝えられないのがもどかしい・・・
眠れない夜はブルーモスクにやってきた。イスラム教でない私は中には入れないが、外の広場には入ることができる。外の広場には中に入りきれなかった人々が、夜の祈りを捧げていた。トルコはイスラム色が強くはないが、モスクにやってくると人々の敬虔な祈りに触れ、心が震える。
スピーカーからアザーン(礼拝への呼びかけ)が大音量で流れ、そのうち「アッラー・・」とスピーカーから流れると人々はザーアッと地面にひれ伏した。五体投地。まだ礼拝をしないため床に寝かされた小さな女の子が、見慣れない日本人の私を大きな目で見つめていた。
お酒が好きな人は新市街に進出しよう。新市街はヨーロッパ側にあり、ブルーモスクなどがある旧市街からトラムで簡単にアクセスすることができる。旧市街からは所要時間20分ほど。新市街にはクラブやバー、おしゃれなお店も多い。
トルコにはラキという、水で割ると白く濁るお酒がある。焼酎を甘くしたような独特な味だ。
おやすみなさい。
ここでカッパドキアの空中散歩にも触れる。
<カッパドキアバルーン>
カッパドキアといえば、世界遺産に登録されているトルコの観光地の1つだ。きのこの形をした奇妙な岩がゴロゴロとそのあたりに生えている。この岩を昼間、地上から眺めるのは普通に楽しいのだが上から眺めてみたい・・・というのが人の性。朝に弱い私もちょっと頑張って早起きして、熱気球に乗ってみた。
ただこのバルーン、いつでも乗れるわけではない。以前事故があったため、天候に恵まれないとバルーンを飛ばすことができないのだ。晴れていても風が強ければ飛ばない。それで私は1日目、早起きしたにもかかわらずバルーンに乗ることができなかった。なんということだろう・・・・ニュージーランド出張で星空観賞が悪天候のため催行中止になった悪夢がよみがえる。笑 日頃の行いがよかったのだろう、2日目は風もおさまり、まあ毎回言っていることなのだろうけれど、ガイドさん曰く、とても珍しい好天に恵まれ、私たちは空へと飛んだ。
飛んだ。確かに飛べたはいいが一気に飛びすぎ、地上から一気に700mまで上昇した。私は高所恐怖症ではない。なのにめちゃくちゃ怖い。一応、腰にかよわい安全紐は巻きつけられている。みんな狂喜乱舞しているさなか、私はバルーンの籠にひたすらつかまっていた。しかも700mに到達したと思ったら、横の台湾人が携帯電話で自撮りを始め、あろうことか興奮して籠を揺らし始めた。もう私の頭の中は真っ白である。台湾人は気のすむまで籠を揺らし、何も悪いことをしていない私を怖がらせ、景色よりも自分自身を撮った。いったいトルコまで何をしにきているのだ。しかも700m上空まで。だが私は仕事で700mまで上がったのだ。仕事をせねば。。とやっと正気を取戻し、周りを見渡せば、朝陽に照らされた美しいカッパドキアが眼下に広がった。
フライトの後はシャンパンの乾杯。
<おまけにラマダン>
ラマダンといえば、イスラム教が信者に課している五行のうちの1つである。日の出から日の入りまで、一切の飲食を立つことだ。水はもちろん、たばこもだめ。1年のうち、限られた期間にそのラマダンは行われるのだが、今年は6月6日から7月5日まで。日の出は午前3時頃、日の入りは午後8時頃。なんという苦行だろう・・・。ちなみに今回の私の出張、トルコ到着日1日目がラマダン1日目であった。こんなの滅多にないチャンス!ラッキー!!と思ったものの、結論からいえばトルコはあまり戒律が厳しくなく、普段と変わらない様子であった。トルコ中部の一部の地域、コンヤなどは、昼の間レストランが閉まってしまうが、イスタンブールやカッパドキアなど、代表的な観光地では飲食の心配は全くない。現地のガイドさんも、昼間からタバコをふかし、お酒をのみ、食事を楽しんでいた。
☆おすすめ度☆
イスタンブール旧市街★★★★★
イスタンブールに来てここに立ち寄らない人はいないでしょう。見どころ詰まった必見スポット。
カッパドキア★★★★
時間が許せばぜひ立ち寄りたいカッパドキア。地下都市や修道院を巡り、トルコの歴史に思いを馳せます
(2016年5月 楠本)
だが最近トルコの国際空港でテロがあり、クーデターがあり、よくない話ばかり聞くようになってしまった。私の出張中にもイスタンブールで爆発があった。早く情勢が落ち着くことを願うばかりである。
私の趣味の1つは散歩だ。イスタンブールは散歩に丁度よい街だった。
今回は散歩をするようにトルコを紹介したい。
<朝昼>
トルコの朝は遅い。休みの日は午後2時頃にゆっくり起きて、朝食を食べる人も多いのだとか。
イスタンブールはボスポラス海峡によってヨーロッパ側地区とアジア側地区に分けられている。アジア側にあるカドキョイ地区では商店や雰囲気のよいカフェが多く立ち並び、一日中人々が食事を楽しんでいる。
私もカドキョイ地区でトルコのチャイをたしなみ、午後の日差しを浴びながらのんびりと過ごした。
ちなみに、トルコではチャイを事あるごとに飲む。数時間に1回は飲むペースだ。しかも暑くてもホットを飲む。冷たいのは好まれないそう。インドのチャイとはまた違い、ストレートで甘くないのが特徴だ。観光客用に甘いリンゴ味のチャイもある。スーパーにもたくさんチャイは売っているのでお土産にも最適。
チャイ
ケバブ屋さん
アジア側からヨーロッパ側へ渡るのは、ボスポラス海峡クルーズがおすすめ。言わずと知れたボスポラス海峡。その海峡をクルーズする。所要時間は約90分。頻繁に本数は走っていないので、乗りたい便を逃すと1時間待ちということもありえる。
風が気持ち良い。いい意味で、まさに「私って観光客だなあああ」という気分を味わえる。
景色は単調ではなく、モスクや教会があったり、丘の上に豪邸が見えたり、人々が釣りをしている様子を見れたりと、退屈することはない。海峡というだけあって、大きな橋も臨むことができる。
カモメが空を横切っていった。
釣りをする人々
<夕暮れ、夜>
イスタンブールに来たらぜひ行きたいのがヨーロッパ側にあるブルーモスクとアヤソフィアだ。昼間ももちろん美しいのだが、夕暮れ時の美しさは筆舌に尽くしがたい。私の写真の腕では伝えられないのがもどかしい・・・
眠れない夜はブルーモスクにやってきた。イスラム教でない私は中には入れないが、外の広場には入ることができる。外の広場には中に入りきれなかった人々が、夜の祈りを捧げていた。トルコはイスラム色が強くはないが、モスクにやってくると人々の敬虔な祈りに触れ、心が震える。
スピーカーからアザーン(礼拝への呼びかけ)が大音量で流れ、そのうち「アッラー・・」とスピーカーから流れると人々はザーアッと地面にひれ伏した。五体投地。まだ礼拝をしないため床に寝かされた小さな女の子が、見慣れない日本人の私を大きな目で見つめていた。
お酒が好きな人は新市街に進出しよう。新市街はヨーロッパ側にあり、ブルーモスクなどがある旧市街からトラムで簡単にアクセスすることができる。旧市街からは所要時間20分ほど。新市街にはクラブやバー、おしゃれなお店も多い。
トルコにはラキという、水で割ると白く濁るお酒がある。焼酎を甘くしたような独特な味だ。
ラキ
ビールもあるよ
おやすみなさい。
ここでカッパドキアの空中散歩にも触れる。
<カッパドキアバルーン>
カッパドキアといえば、世界遺産に登録されているトルコの観光地の1つだ。きのこの形をした奇妙な岩がゴロゴロとそのあたりに生えている。この岩を昼間、地上から眺めるのは普通に楽しいのだが上から眺めてみたい・・・というのが人の性。朝に弱い私もちょっと頑張って早起きして、熱気球に乗ってみた。
ただこのバルーン、いつでも乗れるわけではない。以前事故があったため、天候に恵まれないとバルーンを飛ばすことができないのだ。晴れていても風が強ければ飛ばない。それで私は1日目、早起きしたにもかかわらずバルーンに乗ることができなかった。なんということだろう・・・・ニュージーランド出張で星空観賞が悪天候のため催行中止になった悪夢がよみがえる。笑 日頃の行いがよかったのだろう、2日目は風もおさまり、まあ毎回言っていることなのだろうけれど、ガイドさん曰く、とても珍しい好天に恵まれ、私たちは空へと飛んだ。
飛んだ。確かに飛べたはいいが一気に飛びすぎ、地上から一気に700mまで上昇した。私は高所恐怖症ではない。なのにめちゃくちゃ怖い。一応、腰にかよわい安全紐は巻きつけられている。みんな狂喜乱舞しているさなか、私はバルーンの籠にひたすらつかまっていた。しかも700mに到達したと思ったら、横の台湾人が携帯電話で自撮りを始め、あろうことか興奮して籠を揺らし始めた。もう私の頭の中は真っ白である。台湾人は気のすむまで籠を揺らし、何も悪いことをしていない私を怖がらせ、景色よりも自分自身を撮った。いったいトルコまで何をしにきているのだ。しかも700m上空まで。だが私は仕事で700mまで上がったのだ。仕事をせねば。。とやっと正気を取戻し、周りを見渡せば、朝陽に照らされた美しいカッパドキアが眼下に広がった。
いきなり上がりすぎ・・・
フライトの後はシャンパンの乾杯。
<おまけにラマダン>
ラマダンといえば、イスラム教が信者に課している五行のうちの1つである。日の出から日の入りまで、一切の飲食を立つことだ。水はもちろん、たばこもだめ。1年のうち、限られた期間にそのラマダンは行われるのだが、今年は6月6日から7月5日まで。日の出は午前3時頃、日の入りは午後8時頃。なんという苦行だろう・・・。ちなみに今回の私の出張、トルコ到着日1日目がラマダン1日目であった。こんなの滅多にないチャンス!ラッキー!!と思ったものの、結論からいえばトルコはあまり戒律が厳しくなく、普段と変わらない様子であった。トルコ中部の一部の地域、コンヤなどは、昼の間レストランが閉まってしまうが、イスタンブールやカッパドキアなど、代表的な観光地では飲食の心配は全くない。現地のガイドさんも、昼間からタバコをふかし、お酒をのみ、食事を楽しんでいた。
ブルーモスク周辺で開かれる、ラマダン中のマーケット
カッパドキアのセリメ教会から
☆おすすめ度☆
イスタンブール旧市街★★★★★
イスタンブールに来てここに立ち寄らない人はいないでしょう。見どころ詰まった必見スポット。
カッパドキア★★★★
時間が許せばぜひ立ち寄りたいカッパドキア。地下都市や修道院を巡り、トルコの歴史に思いを馳せます
(2016年5月 楠本)
- アメリカよりも自由な国? 風車、チューリップ、チーズ ぜーんぶ楽しむ夏のオランダ!
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エリア:
- ヨーロッパ>オランダ>キューケンホフ公園
- ヨーロッパ>オランダ>キンデルダイク
- ヨーロッパ>オランダ>オランダその他の都市
- テーマ:観光地 街中・建物・景色 グルメ
- 投稿日:2016/08/02 10:39
4年前の春、大学の卒業旅行という名目でドイツ、スイス、オランダ、ベルギーを周遊した。そして今回、これらと全く同じ4か国に再度訪れてみることにした。
今回の旅行を通し、4年前と今で180度印象が変わった国、それはオランダだった。
4年前。観光ではなく友人と会うためにオランダを訪れたため、田舎の町だけでアムステルダムには行く予定をしていなかった。しかし、現地に到着してから友人の予定が変更になってしまい、急遽アムステルダムに1泊することになった。下調べゼロの状態でとりあえずアムステルダムに到着し、前日に友人に予約してもらったホテルへ向かう。ホテルを探している間に迷い込んだ所は、下着姿の女性達が窓際に座って手を振っている赤線地帯。その後ようやく見つけたホテルの周りでは、若者たちがたまってマリファナを吸っている。そう、オランダでは売春も大麻も全部合法。そんなことを知らず、まだ海外旅行にも慣れていなかった私にとって、そこはとても「怖い」場所だった。
しかし、今回の訪問で、「怖い国」というレッテルはみるみるうちに剥がされていくこととなった。
○ロッテルダム
今回旅の起点としたのは、オランダ第二の都市ロッテルダム。(上記の苦い思い出があったため、アムステルダムには最後の1泊しかしなかった。笑)
アムステルダムは、運河沿いに三角屋根のお家が建ち並び、皆がイメージする「オランダの街並み」が広がっている。そのイメージを求めてロッテルダムを訪れると、がっかりしてしまうことになる。ロッテルダムには、風車も三角屋根の可愛いお家も一切ない。第二次世界大戦で、ナチスによるドイツ軍の爆撃によって、街のほとんどを焼失してしまったため。そこから、どんどん新しい建物が建てられ、今やアムステルダムとは正反対な近代都市が出来上がってきている。といっても、普通の高層ビルが建ち並ぶ都会ではない。ユニークな建築がたくさんあり、中央駅の近くをぶらぶらと散策しているだけで、面白い建物をいくつも目にすることができる。
中でも一番有名なのが、このキューブハウス。
ここには実際に住んでいる人がいる。その中の一室が公開されており、内部を有料で見学することができる。1個のキューブの中は3階にフロアが分かれている。
てっぺん部分
キッチン
ほーー、こうなってるのかーと感心しつつも、階段を上って部屋を見学していると、少し酔ってしまいそうだった。
キューブハウスの後ろには、鉛筆形のマンションがそびえ立つ。
辺りをぐるっと見渡してみると、面白い形をした建物ばかり!
日本人として地震が心配になってしまう
”De Gasfabriek”(ガス工場)と呼ばれる図書館
かまぼこ形のマーケットホール
このかまぼこのような形をしたマーケットホールは、馬の蹄をイメージして作られているそう。中にはたくさんのレストランと、チーズやフルーツ、野菜、スイーツとなんでも売っているマーケットがある。先程の鉛筆形の建物もそうだが、ここも人が住むマンションになっている。
たくさんのマーケットが並ぶ
チーズショップ
焼き鳥屋さんまである!
内部の壁一面にはきれいな絵が描かれている。
マーケットの両サイドにはイタリア、スペイン、ギリシャ、インド等世界各国のレストランがずらっと並んでいる。決めきれない程美味しそうなレストランばかりで、歩いているだけでもおなかいっぱいになってしまいそう。
建築が好きな人はもちろん、興味のない人でも歩いているだけでわくわくしてしまう街、ロッテルダム。数年後にはどんなビルが建っているのか、また訪れてみたい。
○キンデルダイク
ロッテルダムから、最初に訪れたのがキンデルダイク。オランダで最もたくさんの風車が建ち並び、世界遺産にも登録されている場所。ロッテルダムからは、列車とバスを乗り継いで行った。キンデルダイクに到着し、後ろのドアからバスを降りようとすると、運転手さんに「お姉さん!」と呼び止められた。あれ、お金払ったよなあ、、と思いつつ運転手さんの所まで行くと、わざわざ帰りのバス乗り場、時間などを丁寧に教えてくれた。これまでヨーロッパを旅して、こちらから聞く前にバスの運転手さんが呼び止めてまで帰りのバスの乗り方を教えてくれたのは初めての経験。これまでも、道を聞けば皆英語で親切に教えてくれ、オランダは本当に親切な人が多い。4年前は怖い国だったはずなのに、怖い人はどこにもいない。
バスを降りると、目の前には大きな風車がずらっと並んでいる。その光景は圧巻。
管理のために、風車に住んでいる人もいる。よーく見ると、洗濯物が干してある風車も。また、並ぶ風車のうち2基は風車の博物館になっていて、内部を見学することもできる。
博物館
ひたすら長い1本道が続くので、ここではレンタサイクルがおすすめ。
7・8月の土曜日には、この風車が一斉に回される。
これだけの風車が見られるのは世界でもここだけ。オランダを訪れたからには絶対に訪れるべき場所。
○キューケンホフ公園
この時期にオランダを選んだ理由の一つが、このキューケンホフ公園。3月末〜5月中旬の約2カ月間だけオープンしている貴重な公園。オランダにはたくさんチューリップ畑があるが、球根を育てるために花が咲くとすぐに摘み取ってしまう。そのため、綺麗なお花の絨毯が見られる時期は本当に限られている。そこで、この2ヶ月間ならいつでもどうぞ!と、このキューケンホフ公園が用意されている。たくさんの種類の花があるため、この期間中ならいつ行っても綺麗な満開の花を見ることができる。
桜の木も!!
公園内の風車近くから開催されているボートトリップでは、隣の畑で一面に咲いたチューリップをボートに乗りながら見ることができる。私が行った時はまだ少し早かったので、一部しか咲いていなかったが、タイミングが良ければ一面のカラフルなお花の絨毯を楽しめるのだ。
この風車からボートツアーが催行されている
ここが一面花の絨毯になる
○アルクマールのチーズ市
次に訪れたのはアルクマール。アルクマールでは、4月初旬〜9月初旬の毎週金曜日の朝10時から12時半まで、チーズ市が開催される。このチーズ市は400年以上前から続く、世界最古で最大のチーズ市と言われている。チーズが大好きな私は、ここまで来たからには見てみたい!と曜日と時間をあわせ、今年第一回目のアルクマールチーズ市を訪れることができた。
チーズ市が開催されるのはこの計量所。
駅からは、「チーズ市はこっち!」という分かりやすい道しるべが置いてあり、迷うことはない。
チーズ市までの道しるべ
ここでは、まずチーズマイスターがテイスティングをし、広場の各所で取引が行われる。バイヤーと交渉人がお互いの手を叩き握手し合い、値段交渉成立。値段交渉成立後、オーダーを受けた二人で一組の運び人が、一個10キロ以上のチーズを何個も積み、軽々と計量所へ運んでいく。
一個10キロとは思えない軽々しさ、そして皆楽しそう。
そして、それを天秤のような独特な量りで重さを測る。
計量所の内部
どんどんチーズが運び込まれてくる
重りで調節
みんなで歌い出す
計量所の周りにはたくさんの屋台が並んでいて、ここを見るのも楽しい。
アルクマールは、街自体がとても可愛いので、チーズ市の見学が終わった後、街を散策してみるのも面白い。
オランダでの旅を終え、「オランダ=怖い」と思い込んでいたかつての自分が恥ずかしくなった。
売春や大麻、安楽死が合法で、同性愛もいち早く認めた国、オランダ。自由すぎじゃない?と思うほど、解放された国。そんな国に住むオランダ人は本当に心がオープンで、親切な人が多かった。オランダ語は英語と近いためか、ほとんどの人が英語を話せ、言葉が通じなくて不便を感じることが一切無かった。そのうえ(?)、Wifiもオープン!旅行をしていると、Wifiは結構重要。オランダではカフェではもちろん、駅や電車内、街の広場、など至る所でパスワード要らずで使うことができ、とても助かった。
江戸時代から、日本は鎖国中も交易をしていた唯一の国。
コロッケ、ポン酢、ビール、ハム、コーヒー、シロップ・・・など、何気なく普段使っている言葉もオランダ由来。
コロッケの元祖「クロケット」。オランダではパンに挟んで食べる
最近日本はオランダから「最恵国待遇」という特権が与えられたそう。オランダがこの特権を与えるのは、世界で日本とスイスだけ。日本人はオランダで労働許可なしで働ける。
(※今後変更の可能性有)
改めて見てみると、意外と日本と仲の良い国、オランダ。
日本にとってとても大切な国。あなたも一度、訪れてみてはいかがでしょうか。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今回は、カタール航空さんからのプレゼントで、素敵な旅をさせて頂きました。
カタール航空は個人的に一番好きな航空会社。エコノミーでも機内食は美味しく、エンターテイメントも豊富でサービスも◎。ビジネスクラスは断トツ1番。(※あくまでも個人的な意見です。)
関西在住の私として、カタール航空が大阪から撤退してしまったのはかなりショックなニュースでした。それでも、東京を経由して、また利用したいと思います。
カタール航空さん、本当にありがとうございました。
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<おすすめポイント>
・キンデルダイク ★★★★★
広大な土地に大きな風車が建ち並ぶ景色を見られるのは世界でもここだけ!レンタサイクルがお勧め。
・キューケンホフ ★★★★★
時期が限られているが、春〜夏に訪れる際には是非訪れてみて欲しい。スキポール空港から直通のバスもある。
・アルクマール ★★★★
伝統的なオランダでのチーズのマーケットを生で見ることができ、またアルクマールの街自体もとても綺麗。
(2016年4月 池田郁依)
- 終わりなき白のドキュメント 〜アルプスの向こう側・北イタリアを訪ねて〜
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エリア:
- ヨーロッパ>イタリア>トリノ
- ヨーロッパ>イタリア>クールマイユール
- ヨーロッパ>フランス>シャモニー
- テーマ:ハイキング・登山 自然・植物
- 投稿日:2016/08/02 10:32
---あなたはなぜエベレストに登るのか?
「それは、そこに山があるから」
イギリス登山家ジョージ・マロリーのインタビューはあまりにも有名だが、実はこれは彼の本意ではなかったという話を聞いたことがある。3度目のエベレスト挑戦を控え、当時マスコミから注目の的だった彼。記者会見で何度も何度も同じ質問をされ、うんざりしていた。その末とうとう苛立ちを隠せず、この言葉を吐き捨ててしまったのだという。
話の真偽はわからないが、インタビュアーも仕事とはいえ野暮だなあと考えていた。言葉にならないモンブランの絶景を目の前にして。
○●○イタリア側からモンテ・チェルビーノ(マッターホルン)へ○●○
ヨーロッパアルプスと言えばスイスやフランスから臨むのが一般的だが、今回は普段とは違うイタリア側から2つの名峰、マッターホルンとモンブランを訪ねる機会を得た。
チェルビニアのこぢんまりした町並み
チェルビニアから臨むマッターホルン
ミラノからバスを乗り継いで5時間半。ガイドブックには載っていない、自然に溶け込む美しい集落をいくつも通り過ぎ、いくつもの峠を越えて、チェルビニアへやってきた。マッターホルンはイタリア語でモンテ・チェルビーノと呼ばれ、チェルビニアはその麓のひっそりとした村。夏でもアルプスの山頂ではスキーが楽しめるため、一年を通してバカンス客らがにぎわいを見せる。この村へやってきた目的はただひとつ、スイス側から訪ねるのが一般的なマッターホルンを、イタリア側から臨むこと!
マッターホルンはチェルビニアの村からも至近距離で臨むことができる。村からケーブルカー2回乗継ぎで行くことができるプラトーローザ展望台(標高3,480m)からはもっともっと迫力あるマッターホルンが臨めるらしい。スキー客らと共にケーブルカーに乗り込み、いざ展望台へ!
中継駅の掲示板 「プラトーザ 1℃」の表記に言葉を失う・・・
途中上空を過ぎるゴイエット湖の美しさに息をのむ。中間駅チーメビアンケからゴイエット湖を経由してハイキングすれば、湖面に映る逆さマッターホルンを拝むことができるそう。
緑の美しい山並みは次第に白く、険しさを増し、異世界へと上昇していく。
終点駅プラトーローザはケーブルカーを降りてすぐ、国境を越えてスイス領になる。麓は美しい緑であふれていたのに、ここは一面の雪。着いたのは朝10時頃だったが、既にスキーを楽しむ人々でにぎわっている。マッターホルンは雲に隠れて見えない。
イタリアとスイスの国境
山小屋は、世界中からやってきたスキーヤーやマッターホルンが顔を出すのを待つ人々でにぎわっていた。コーヒーを飲みながら、パスタを食べながら、それぞれの時間を楽しんでいるよう。展望台施設はまだ正式にオープンしていなかったので、自分も山小屋で待つことにする。
プラトーローザ展望台
雲の動きは早いのに、マッターホルンが姿を現す気配はない。けれどコーヒー片手にそれを待つ人々は皆笑顔だった。何者をも受け入れ、ときに何者をも拒むような、得体の知れない白い山々と、果てしなく続く雪原。どれだけ眺めても感動的で、気温1度であってもいつまでも待っていられるような気がした。そうやって2時間ほど経ったが、マッターホルンが現れることは、ついになかった。
下山の途中、中間駅プランメゾンで腹ごしらえをして、そこからチェルビニアの村まで約4時間半のハイキングをすることにした。
中間地点 プランメゾン
中間地点 プランメゾンでランチ
ロープウェー乗り場で貰った地図や、ときおり現れる頼りない目印を参考にして歩くのだが、シーズンも始まったばかりなので道がはっきりしていない。特に目印もないため、山に刻まれた溝を道と信じて歩く。(それが崖へと続くただの溝だったことが2度ほどあった)日本とは違い山間でも広範囲で電波が飛んでいるらしく、一緒に歩いていたスペイン人たちに道をGoogle検索してもらいながら手さぐりのハイキングとなった。
ときに雪解け水が名もなき滝となってハイカーたちの癒しとなり、ときに名もなき川となって山道(というより溝)をハイジャックする。雪のカーペットが敷かれた山道であっても歩かざるを得なかった。履いていたスニーカーは、中盤から水風呂になっていた。
白いキンポウゲ
アピフォリア・オキナグサ
ゴイエット湖
アルプスマーモット
ハイキングに慣れたスペイン人たちが、野生動物や高山植物などを見つけて教えてくれた。警戒心が強いアルプスマーモットがかわいい。気付けばマッターホルンも雲から顔を出している。なんて美しいのだろうか。
たった4時間半のハイキングだが、まわりの美しい景色と相まってとてつもない大冒険のように感じた。
○●○イタリア側から、モンテ・ブランコ(モンブラン)へ○●○
クールマイヨールの町並み
クールマイヨールとモンテ・チェティフ
チェルビニアから車で1時間のクールマイヨールも、イタリアでは有名な高級山岳リゾートだ。ここはモンブラン(伊語でモンテ・ブランコ)山麓の村。同じくフランス側のモンブラン山麓の村シャモニーまでは、モンブラントンネルでつながっている。レストランとスポーツ用品店しかないこじんまりしたチェルビニアとは違い、クールマイヨールは整備された街並みにブランドショップが軒を連ねる。モンブランは見えないが、モンテ・チェティフが村を見守る。
イタリア側モンブランのエルブロンネ展望台(標高3,466m)へはクールマイヨールの隣のアントレーヴからSKY WAYに乗る。SKY WAYは2015年にリニューアルされたばかりのケーブルカーで、上昇しながらキャビンが360度回転する。その近代的なデザインは、まるで宇宙船のよう。キャビン内で山側の場所をとれなくとも、回転するので待っていればすぐに山の絶景を楽しめる。
険しい谷や鋭い岩々をすこしもおびえず、キャビンはぐいぐいと上昇していく。山というより、絶壁を登っていると言った方が正しいような景色。フランス側よりイタリア側の地形の方が切り立っているので、迫力満点なのだそう。(この後フランス側のケーブルカーも乗ったのだが、ぎゅうぎゅう詰めだったため景色の違いは確認できなかった)
キャビンの中から、かつて勇敢な冒険家たちが通ったかもしれない谷や、ナポレオン軍がアルプス越えの際見たかもしれない景色を探す。まるで時空を超えた旅をしているよう。そうこうするうちに、目的地のエルブロンネ展望台へあっさり到着してしまった。標高3,466mは解放感満点。ここも近代的なデザインで四方の銀世界と相まって、まるで宇宙ステーションにいるような気分だ。レストランでは、モンブランやグランジョラス連峰の爽快な景色を眺めながら食事をとることができる。
エルブロンネ展望台から臨むモンブラン
エルブロンネ展望台から臨むモンブラン
アルピニストたち
テラスからは、クレバスを避けながら歩みを進めるアルピニストたちが見えた。一列になった姿は蟻のよう。彼らを見守る丸っこくてやさしいモンブラン。それとは対照的に、反対方向の巨岩デンテ・デル・ジガンテ(巨人の歯)やグランジョラス連峰はおそろしく険しい。まるで地獄の針山だ。
デンテ・デル・ジガンテ(巨人の歯)
天気もよかったので、イタリア側エルブロンネ展望台からフランス側エギーユ・ドゥ・ミディ展望台(標高3,842m)へと向かうテレキャビンの運行があった。この展望台を経由し、フランス側の麓の町シャモニーまで下るチケットを新たに買うことにした。文字通り山を越えてフランスに入る。
イタリア側とフランス側を結ぶテレキャビン
「30分の空中散歩」なんてかわいいキャッチフレーズをつけているテレキャビン。しかしこれが一番怖かった。簡素な設計のキャビンは叩けばへこんでしまいそうな頼りなさで、年期の入ったベテラン仕様。常に風で揺れ、動いているのか止まっているのかわからない速度。これで天国か地獄かわからないような険しい谷を、ゆっくりゆっくり横風を受けながら進む。写真を撮るために立ち上がると大きく揺れて、一気に血の気が引く。祈りながらクレバスの上を通過する。景色だけは、どの展望台から見るよりも抜群に迫力があった。
テレキャビンから臨む絶景
モンブラン・ドゥ・タクル(標高4,468m)
モンブラン・ドゥ・タクル(標高4,468m)
テレキャビンから臨む絶景
ようやくの思いでエギーユ・ドゥ・ミディ展望台へ到着。まるで天空のシンデレラ城のような建物だ。
エギーユ・ドゥ・ミディ展望台 全体図
エギーユ・ドゥ・ミディ展望台から臨むグランジョラス連峰
モンブランは実は、このエギーユ・ドゥ・ミディ展望台から鑑賞するのが一般的。3,842mでイタリア側の展望台より標高は高くなったのだが、モンブランからは少し離れてしまった。ここでも、目を疑うほどの絶景に言葉を失う。どんな大聖堂よりも神聖で、どんな冒険家よりも揺るぎない意志を持ち、どんな聖母よりも優しく微笑んでくれる。そんな白い山々が四方に広がっていた。
展望台は広いのだがとにかく人が多く、3,842m地点で肩をすぼめながら歩く人々はシュールだった。一番高所にあるテラスへ行くエレベーターは1時間半待ちの長い行列ができていて、トイレにも長い行列。シャモニーへ戻るケーブルカーは1時間待ちの状態で、満員電車の車内のように隙間なくぎゅうぎゅう詰めで並ぶ。その最中軽い高山病になっている人もいたのだが、列の外にも出られずケーブルカーで下ることもできず、耐えることしかできないようだった。イタリア側のケーブルカーも混んではいたが待つほどではなかったので、高山病になりやすい人は時間帯やルートを考えた方がいいのかもしれない。
山を訪れることがこれほど幸せなことだとは思わなかった。悠久の美しさに出会うと、普段の生活で失ってしまった優しさを取り戻せるような気がする。白銀のキャンバスに自分をさらけ出して、何度も何度も、過去とこれからを見つめる時間があった。それを見守る山々は何を思い、何を教えてくれるだろう。想像する時間もまた楽しい。
---あなたはなぜ山に登るのか?
ジョージ・マロリーと同様のインタビューをされる機会があるとすれば(無いとは思うが)自分はこう答えたい。
「それは、山が教えてくれるから」
【スタッフおすすめ度】
●エルブロンネ展望台(標高3,466m) ★★★★★
より険しく、迫力のあるモンブラン鑑賞ならイタリア側へ!ケーブルカーSkywayもおすすめ
●エギーユ・ドゥ・ミディ展望台(標高3,842m)★★★★★
まるで天空のシンデレラ城!見せ方にもこだわったモンブランのフランス側展望台。
●マッターホルンハイキング ★★★★
麓からでも見えるアルプスの名峰。滝や高山植物、野生動物たちとの出会いも癒し。
(2016年6月 仙波佐和子)
- ユングフラウエリアだけじゃない!古き良きスイスの風景を見るなら中央スイスがおすすめです!Grand Train Tour of Switze
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エリア:
- ヨーロッパ>スイス>ザンクトガレン
- ヨーロッパ>スイス>ミューレン
- ヨーロッパ>スイス>シュタイン アム ライン
- テーマ:ハイキング・登山 世界遺産 自然・植物
- 投稿日:2016/08/02 10:26
リギの山頂にて(リギ)
現在スイスではスイス全土を網羅する交通ネットワーク「スイス・トラベル・システム(以下STS)」が中心となり、世界各国のスイス政府観光局やスイスの公共交通機関各社と共にスイスへの渡航者に対してユニークな旅行ルートの提案を行うプロモーション「Grand Train Tour of Switzerland」を行っており、STS が推奨するスイス国内の素晴らしいパノラマ景色を堪能できるルートを人気のシーニックトレインなどで巡るものです。今回のそのプロジェクトの一環としてレイルヨーロッパ主催のFAMトリップに参加する機会を得まして、実際にSTSが推奨するパノラマルートの一部を回ってまいりました。
今回のルートは、チューリッヒ→シャフハウゼン→シュタイン・アム・ライン→ザンクト・ガレン→ルツェルン→ピラトゥス→リギ→ミューレン→シルトホルン→シーニゲプラッテ→インターラケンです。
後半のシルトホルン展望台・シーニゲプラッテ展望台を除き、天気にも恵まれ充実の視察旅行となりました。レイルヨーロッパの加々美様、キャセイパシフィック航空の比留間様はじめ皆様には大変お世話になりました。ありがとうございました。
以下でお写真を交え見所を一部ご紹介いたします。
スイスを周遊するならスイストラベルパスを使うのがお得です!
スイス旅行は特に個人旅行をする場合列車やバス移動となりますが、日本と比べると物価が高いスイスでは、列車やバスなどの交通費は比較的高く何度も移動するとなると旅費が高くつきます。そこで今回の視察旅行でも大活躍だっだのがスイストラベルパスという鉄道パスです。STSに加入している、全長16,000kmに及ぶ連邦鉄道、私鉄、登山鉄道、遊覧船、そして、郵便バスなどの路線網を「無制限」に利用できる”定期券のようなパス”で、このパス1枚あればスイス各地の殆どの場所に行く事が出来ます。更に、スイス国内の主要36都市の市電や市バスにも「無料」で乗れるほか、登山鉄道やケーブルカー、ロープウエイ、ゴンドラなどでも 「25%」や「50%」の割引乗車券が購入できます。また、乗車券を購入する手間が省け、検札時に黙って提示するだけでいいのも楽ちんです。たとえば今回訪れたシルトホルン展望台へのケーブルカーは通常80スイスフラン(約¥9000)しますがこのパスを使うと半額になります。さらに主要75都市の市バスや市電などの都市交通が乗り放題。主な山岳交通路線も半額で購入できるほか、全国約490カ所で使えるミュージアムパスとして利用できるなどのボーナス特典もついています。余談となりますがスイスの鉄道やバスは時間が正確で、列車自体も大変きれいです。車掌さん含めみんな親切で気持ちいい旅ができました。
フォア・アルペン・エクスプレスで絶景パノラマルートを巡る
今回ザンクト・ガレンからルツェルンまでフォア・アルペン特急を利用しました。
フォア・アルペン(アルプスの手前の意)地方の美しい山や湖の数々が一度に味わえる魅力的な鉄道ルートです。往復便とも1時間毎に運行しているので、気軽に楽しめる絶景パノラマルートです。この路線は有名なベルニナ・エクスプレスのように、次々とドラマチックな風景が展開されるわけではありませんが、オーバー湖、チューリヒ湖、ラウエルツ湖、ツーク湖、フィアヴァルトシュテッテ湖(ルツェルン湖)など美しい湖を通過しながら奥に広がるアルプスや、うねるように連なる緑あざやかな丘、春には一面の花畑となる牧草地、谷間のかわいい村々など車窓に次々と広がる景色は十分絶景です。派手さはないけどこれぞスイスといえる景色です。スイスビールを飲みながらの展望列車の旅を満喫しました。今回はルツェルンを起点にピラトゥス山やリギ山へのエクスカーションを楽しみましたが、途中下車してそれらを訪れることも可能です。
フォア・アルペン特急(ザンクト・ガレン〜ルツェルン)
フォア・アルペン特急(ザンクト・ガレン〜ルツェルン)
牧歌的な風景が広がる(ザンクト・ガレン〜ルツェルン)
牧歌的な風景が広がる(ザンクト・ガレン〜ルツェルン)
ツーク湖(ザンクト・ガレン〜ルツェルン)
ヨーロッパ最大の滝、スイスの名瀑「ラインの滝」は想像以上の大迫力!
ライン滝はヨーロッパ随一の水量を誇る名瀑です。滝の高低差は23mと低めですが、幅が150mあり、特に雪解けの頃、春から夏にかけては約700㎥/秒と特に水量が多く大迫力の滝を見ることができます。特に遊覧船での滝壺巡り・滝中の岩登りはスリル満点!横にあるラウフェン城や展望台からの景色も素敵です。最寄りのシャフハウゼンやシュタイン・アム・ラインも美しい家々や絶景の城壁が見所の街ですので合わせて散策されるといいでしょう。
ヨーロッパ最大の滝 ライン滝(シャフハウゼン近郊)
遊覧船での滝壺巡りは想像以上の大迫力!(シャフハウゼン近郊)
遊覧船での滝壺巡りは想像以上の大迫力!(シャフハウゼン近郊)
ムノート城からシャフハウゼンの町並み(シャフハウゼン)
シャフハウゼン旧市街 壁画がすばらしい騎士の家(シャフハウゼン)
旧市街 美しい壁画が残る市庁舎と市庁舎広場(シュタイン・アム・ライン)
ホテルアドラーに残る画家アイリス・カリジェの壁画は見事(シュタイン・アム・ライン
中世の学問の中心ザンクト・ガレンの修道院図書館は必見です!
ザンクト・ガレンは中世にはヨーロッパの文化・教育の中心地となり、15世紀以降は絹織物や刺繍産業で栄えた町です。最大のハイライトは世界遺産に登録されている大聖堂併設の修道院図書館です。中世初期の蔵書数は世界最大級の16万冊を誇り、内装はロココ様式で非常に美しく壮大なスケールの知の集積は訪れるものを圧倒します(残念ながら内部は撮影不可)。中世の美しい町並みと、近代的な都市の様子が見事に調和する旧市街は、町の歴史の深さを感じさせる魅力があります
18世紀に建てられた大聖堂(ザンクト・ガレン)
18世紀に建てられた大聖堂の内部は見事!(ザンクト・ガレン)
出窓が美しい(ザンクト・ガレン)
世界でも最も急勾配の登山列車で行くピラトゥス山からの眺めは絶景!!
ピラトゥス山は標高約2000m程度の山であるが回りに高い山がない独立峰のため、アイガーやユングフラウなどの名峰や美しい湖を一望できる人気の観光名所の1つです。ルツェルンから麓にあるアルプナハシュタットまで遊覧船でアルプスの山々を眺めながら約1時間のクルーズを楽しみ、その後山頂までは世界最大勾配480‰の登山鉄道でアクセスします。断崖絶壁の崖を登山列車で上に引っ張られるような感覚はとてもスリリングです。中腹のフランクミュンテックにはアルパインコースターやアスレチックフィールドがありお子様連れにもおすすめです。
ピラトゥスがみえる(ルツェルンからピラトゥス)
クルーズにてピラトゥス山麓を目指す(ルツェルンからピラトゥス)
ピラトゥス鉄道駅(ピラトゥス)
ピラトゥス鉄道は乗車口も急こう配となっている(ピラトゥス)
普通鉄道では世界一の急勾配480‰(パーミット)のピラトゥス鉄道で山頂へ(ピラトゥス)
ピラティスクルムの様子(ピラトゥス)
山岳ホテル「ピラティスクルム」(ピラトゥス)
エーゼル峰からの眺め(ピラトゥス)
展望抜群のロープウエイ(ピラトゥス))
展望抜群のロープウエイ(ピラトゥス)
アルプスホルンをならす老人(ピラトゥス)
展望レストランでの昼食例(ピラトゥス)
ヨーロッパ最古の登山鉄道で行くリギ山からの絶景も見逃せない!
ルツェルン近郊の山でピラトゥス山と並んで人気が高いのがリギ山です。中でもリギ山は1871年に開通したヨーロッパ最古の登山鉄道が運行しておりとても人気です。二両編成の列車はレトロで見た目も可愛いです。標高約2000m程度の山であるが回りに高い山がない独立峰のため、アイガーやユングフラウなどの名峰や美しい湖を一望できる人気の観光名所の1つです。フランスの文豪ヴィクトル・ユゴーが「変幻自在の自然」と絶賛した朝日を見るなら山頂のリギ・クルムホテルに泊まるのがおすすめです。
フィッツナウ駅 ここで世界初の登山鉄道リギ鉄道に乗車(ルツエルンからフィッツナウ)
リギ鉄道(リギ)
リギ鉄道内にて(リギ)
リギ鉄道からの風景 ベルナーアルプスが望める(リギ)
アルプスの少女ハイジにでてきそうな山小屋風民家(リギ)
リギ・クルムホテル(リギ)
リギ山頂へのハイキング(リギ)
リギ山頂からの風景(リギ)
映画007の舞台 絶景のシルトホルン展望台へ
シルトホルンはユングフラウヨッホについで人気の高い展望台で、天気がよければユングフラウ三山はもちろんのこと、ティトリスやリギ、ピラトゥウなど中央スイスの山々、エメンタールの谷、奥にはジュラ山脈、フランスのモンブランからヴォージュ山脈、ドイツのシュヴァルツヴァルトまで望むことができます。山々を眺めた後は映画007の撮影が行われた回転レスストラン「ピッツ・グロリア」でパノラマを楽しみながら食事を楽しんだり、007映画の50年の歴史をたどる特別展示アトラクション「ボンドワールド007」を見学したりするのもいいでしょう。
ケーブルカーでシルトホルンへ(シルトホルン)
晴れていれば絶景が望めるシルトホルン展望台(シルトホルン)
晴れていれば絶景が望めるシルトホルン展望台(シルトホルン)
リギ山頂からの風景(リギ)
ボンドワールドの看板(シルトホルン)
ボンドワールド入口(シルトホルン)
ボンドワールドを体感(シルトホルン)
映画007の撮影が行われた回転レストラン「ピッツ・グロリア」(シルトホルン)
天空のアルプスの村ミューレンで絶景の山々を拝みたい
ラウターブルンネン谷にそそりたつ崖の上ある小さな山村で、アイガーなどのベルナーオーバーラントの山々を眺められる絶景スポットとして有名です。一般車の乗り入れが禁止されており、基本的に登山列車とロープウエイでしかアクセスできないため、ユングフラウ地方の点在する町の中でもかなり穴場とされています。崖っぷちに肩を寄せ合うように建つ家々はシャレーばかりで素朴な佇まいが素敵です。ハイキングを思う存分満喫したい、スイスアルプスに囲まれた大自然の中で山岳リゾートの雰囲気を楽しみたい、何もせずにのんびり過ごしたいという人には是非おすすめです。
ミューレンの町並み(ミューレン)
山小屋風ホテルが軒を連ねるミューレンの町並み(ミューレン)
ケーブルカー乗り場の目の前の山小屋風ホテル「アルペンルー」
ホテルからの風景 美しいユングフラウ三山が見渡せる(ミューレン)
お土産物屋さんに並んでいたハイジのぬいぐるみ(ミューレン)
中世の雰囲気が残る古都ルツェルンの散策もおすすめ!
古都ルツェルンはルツェルン湖の湖畔にあり自然豊かで美しい町並みが魅力です。石畳の旧市街は散策するだけで中世にタイムスリップしたかのような雰囲気を楽しめるのが魅力です。街中に数多く立ち並ぶ古い建築物には美しいフレスコ画が描かれていて、街中が美術館のように見所がたくさんあります。中でもワイン広場には沢山のフレスコ画が残っており必見です。また旧市街は様々なショップやカフェはもちろんのこと、スイスのショコレートショップや御土産物さんなども集まっているので買い物にも便利です。
ルツェルンのシンボル かつて城壁の一部だったカペル橋(ルツェルン)
カペル橋から旧市街を望む 市庁舎がみえる(ルツェルン)
ロイス川湖畔で過ごす人々(ルツェルン)
ルツェルン市庁舎の時計台(ルツェルン)
ワイン広場のフレスコ画は見事(ルツェルン)
おすすめポイント
ミューレン 4つ星
ザンクト・ガレンア 4つ星
リギ 3つ星
ピラトゥス 3つ星
(2016年6月 渡邊竜一)
- 『ポルトガルのポサーダに泊まりました』
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エリア:
- ヨーロッパ>ポルトガル>オビドス
- ヨーロッパ>ポルトガル>エヴォラ
- テーマ:ホテル・宿泊 世界遺産 歴史・文化・芸術
- 投稿日:2016/08/02 10:20
「オビドスのポサーダはお城の中」
①ポルトガルの「ポサーダ」
ポザーダ(POUSADA)とは、古いお城や修道院、貴族のお屋敷などを改修したり、その地方特有の建築様式を生かして建てられたポルトガルならではの宿泊施設です。ポザーダは、昔ながらの伝説が残っていて、歴史の舞台となった、しかも美しい景観の場所に建っているところが多く、現代でも、何世紀もの年月を越え、その時代の雰囲気を感じさせてくれる、そんな体験のできるところと言えるでしょう。
しかも、歴史的な建て物を利用したポザーダであっても、ホテルとしては新しく快適な設備を整えています。
また、ポサーダはどこもレストランも最高級で、その土地の郷土料理で楽しませてくれます。
こんな素敵なポサーダが、ポルトガル全土に29もあって、世界中からやってくる観光客を迎えているのです。
ボクはその中の2箇所に泊まってきました。
②谷間の真珠、オビドスの古城のポサーダ
「オビドスの旧市街全景と最奥にある城郭(ポサーダ)」
リスボンから約70km北にあるオビドスは、城壁に囲まれ「谷間の真珠」と呼ばれる小さなかわいい町です。青や黄色の装飾が施された白い家々、狭い路地、整った石畳など、絵のように美しい町で、その起源はローマ帝国の時代ということですが、キリスト教徒がイスラム教徒から支配を取り戻した12世紀から今の町が形作られました。
「オビドス旧市街のメインストリート」
「メインストリートのおみやげ屋さんの壁に飾られた陶器」
オビドスの特産のお酒で「ジンジャ」というさくらんぼの一種Ginja ジンジャから作った甘いリキュールがあります。甘くて口当たりが良いのですが、ちょっと強いお酒なので、アルコールが弱い人は気を付けて飲まねばなりません。オビドスの街を歩くと、至る所で、このジンジャを売っています。
「メインストリートの酒屋さんの壁に並べられたジンジャ」
町を囲む城壁は、その上を歩いて4〜50分で巡ることができ、中世の面影が残る町の内外を眺めながらの散策も楽しいでしょうが、柵も無いのでスリリング。要注意です。
「内側には柵も何も無いオビドスの城壁」
町のいちばん高みにある城郭に、優雅な宿の「ポサーダ・カステロ・オビドス(POUSADA CASTELO OBIDOS)」があります。15世紀の古城を改修した人気のポサーダで、落ち着いた内装とアンティークな家具が居心地のよい空間を作り出しています。
「ポサーダ・カステロ・オビドスの入り口」
「ポサーダ・カステロ・オビドスのロビー」
「ポサーダ・カステロ・オビドスの客室」
入り口から客室までご案内した動画をご覧下さい。
「ポサーダ・カステロ・オビドスの入り口から客室まで」
(スチール写真のカメラで撮っているので、ピントがあまり合っていません。予めご了承ください。)
ポサーダからの眺望もすばらしいのです。オビドスの白い町並や田園風景を楽しむことが出来ます。
「ポサーダ・カステロ・オビドス前から見る町」
「ポサーダ・カステロ・オビドス前から見る城外の眺望」
ところで、オビドスの地図を見ると、ポサーダのすぐ近くにポルトガル鉄道のオビドス駅があるのが分かります。列車でオビドスに行く人は駅が近くにある、と思いがちですが(ボクもそうでした)、これは大きなまちがい。
「ポルトガル鉄道オビドス駅」
平面の地図では分かりませんが、実はポサーダは、駅からは見上げるような、高い高い城壁の中の、そのまた一番高いところにあって、ぐるっと回り込むように坂道を登り続けなければたどり着けません。大きな荷物でも持っていようものなら、とても歩いて行けるところではないのです。
でもこの駅からはバスもタクシーもありません。事前にホテルにお迎えを頼んでおくのでなければ、列車でオビドス駅に着くのはお勧め出来ません。ぜひ、隣のカルダス・ダ・ライーニャ駅で降りて、こそこからタクシーでポサーダ・カステロ・オビドスまで行くようにしてください。
③城壁に囲まれた世界遺産、古都エヴォラの修道院のポサーダ
「エヴォラのディアナ神殿(左後ろにロイオス教会、右後ろにカテドラルのドームが見える)」
リスボンから東南東へ120km、アレンテージョ地方の中心都市エヴォラ。ローマ時代の城壁に囲まれたこの街は、ローマ時代からイスラム教時代を経て、キリスト教時代の中世、近代と、幾多の歴史の中で生まれた建築物の数々が残っていて、1983年に世界遺産に登録されました。まるで、街全体が博物館のよう、と言われるそうです。
「エヴォラの街に溶け込んでいる水道橋」
「カテドラルの天正遣欧少年使節が弾いたというパイプオルガン」
カテドラルには、1584年にここを訪れた天正遣欧少年使節が弾いてみせたというパイプオルガンが残り、ローマ時代の遺跡ディアナ神殿や水道橋、人骨堂が有名なサンフランシスコ教会、アズレージョの壁が見事なロイオス教会、大学や美術館など見どころ満杯。春から初夏には周囲の平原には色とりどりの野花が咲き乱れ、自然にもあふれています。
「アズレージョが見事なロイオス教会」
このエヴォラの心臓部にあたる歴史地区にポサーダ・コンヴェント・デ・エヴォラ(Pousada Convento de Évora)があります。
このポサーダはアズレージョが美しいことで有名なロイオス教会の修道院を改修して作られました。
「ポサーダ・コンヴェント・デ・エヴォラのレセプション」
「ポサーダ・コンヴェント・デ・エヴォラの回廊(1階はレストランに改装されている)」
「ポサーダ・コンヴェント・デ・エヴォラのプール」
入り口から客室までご案内した動画をご覧下さい。
「ポサーダ・カステロ・オビドスの入り口から客室まで」
「ポサーダ・カステロ・オビドスの客室」
(スチール写真のカメラで撮っているので、ピントがあまり合っていません。予めご了承ください。)
客室は狭いですが、雰囲気はたっぷりです。
「ポサーダ・コンヴェント・デ・エヴォラの客室」
「ポサーダ・コンヴェント・デ・エヴォラのバスルーム」
エヴォラでもポサーダのレストランは最高の料理を味合わせてくれました。元の修道院の回廊をレストランに改装してあります。庭の側は全面のガラス張りになっていて、オープンな雰囲気を保ったまま、快適に食事を楽しめます。
「ポサーダ・コンヴェント・デ・エヴォラのレストラン」
「ポサーダ・コンヴェント・デ・エヴォラの朝食」
朝食にはポルトガル名産の生ハムを。ポサーダ自家製のパンやジャムもたくさんで、目移りしてしてしまいます。
④その他のポサーダ
泊まってはいませんが、観光に訪ねた街のポサーダを2つ紹介します。
ひとつ目はヴィラ・ヴィソーザにある「ポサーダ・コンヴェント・ヴィラ・ヴィソーザ (Pousada Convento Vila Viçosa)」
公爵の宮殿の隣に建っていて、最も絵になるポサーダと言って良いと思います。
「公爵の宮殿の隣に建つポサーダ・コンヴェント・ヴィラ・ヴィソーザ」
もう一つは城壁が残る大理石と陶器の町、エストレモスにある
「ポサーダ・カステロ・エストレモス(Pousada Castelo Estremoz)」
です。
エストレモスの町は、13世紀にディニス王が、後に聖人に列されたイザベル王妃のために小高い丘に建てたお城を中心とした、城壁に囲まれた町です。
こんな歴史あるお城が、今ではポザーダとして泊まる事が出来るようになっています。
「ポサーダ・カステロ・エストレモスと古城のトレス・コロアス塔」
この城郭は、1698年に主塔のトレス・コロアス塔を残して崩壊してしまいましたが、この塔は今でもポザーダのシンボルになっています。
この塔のてっぺんまで階段を延々と登っていくと、それは素晴らしい眺望に出会えます。お城のある丘のふもとに広がるエストレモスの町はもちろん、城壁外の草原やその先、遠くに海に浮かぶ島の様にエヴォラ・モンテのお城まで見えます。
ここは、「最も眺めがよいポサーダ」と言えるかもしれません。
「ポサーダ・カステロ・エストレモスの回廊と中庭」
「トレス・コロアス塔頂上から見たエストレモス」
「トレス・コロアス塔頂上から見たエストレモス」
「ポルトのドン・ルイス1世橋上で」
【スタッフおすすめ度】
オビドス ★★★★
小高い丘の上に築かれ、城壁に囲まれたオビドス旧市街は、中世の町がそっくりそのまま残っています。それが、城壁の上から一目で眺められ、まるで映画にでも出てくる景色のよう。ぜひ、城壁の上を一巡りすることをおすすめします。
エヴォラ ★★★★
歴史好きな人にとって街歩きがこんなに楽しい所はなかなかありません。街中に敷き詰められた石畳、ローマ時代の城壁や水道橋が背景にあって、歴史的な建物を景色の中に溶け込ませています。
(旅行期間:2016年 4月25日から 5月3日までの9日間 小澤 誠)
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