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- 歴史に触れる旅♪ 〜タイでは象に乗ってトラと戯れる!2か国盛りだくさんの9日間〜
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エリア:
- アジア>タイ>スコタイ
- アジア>タイ>チェンマイ
- アジア>ベトナム>ホーチミン
- テーマ:観光地 世界遺産 グルメ
- 投稿日:2017/01/13 16:31
12/2〜12/10!タイとベトナム9日間の旅!
ハノイ、バンコクを乗り継いで最初の目的地「チェンマイ」へ。
バンコクでの乗り継ぎ★
チェンマイはバンコクの北方約720キロに位置するタイ北部で最大の都市で、「北方のバラ」とも称される美しい古都。
ランナー王朝の首都として建設されて以来、さまざまな民族が交流し、建築や仏像の様式、言葉や料理、工芸の分野などで「ランナー文化」と称されるタイ北部独自の文化・伝統が育まれてきました。
現在でもシルクなどの工芸が盛んな街として知られています。
大都市としての発展ぶりと、歴史溢れる建築仏や寺院と出会えるチェンマイを出発地点として、大好きなアジアの歴史に触れる旅、始まります♪
サンデーマーケットにて
2日目はメーサー・エレファントキャンプ、ラン公園、タイガーキングダムへ!!
メーサー・エレファントキャンプは象の楽園。
タイの北方で一番大きい象のキャンプ「メーサー・エレファントキャンプ」。
メーサー渓谷にあり、大自然に囲まれた環境の中に、何十頭もの象が暮らします。
象に適する自然の環境の中で、象を保護し、繁殖させることを目的としているらしい。
素晴らしいですね!
入口のゲートをくぐるとすぐ、川で水浴びをする象たち。
ショーの前には必ず水浴びをして体を綺麗にするそうです。
私たちがお風呂に入るようなもの♪
頭までもぐったり、鼻で水をかけあったり、とっても可愛い象が見られます。
その後はメインイベントのショーを見学!
ショーを良い席で見たいなら、ちょっと早めに水浴びの見学を終わりにして、席を取りに行くことがおススメです!
席は全て自由席です!
約1時間のショーは感動と笑いで溢れていました。
象と象使いの巧みなコンビネーションは圧巻。
象は目が悪いため、自分のパートナーを匂いで覚えているそうです。
インド象は、アフリカ象に比べて賢く、おとなしい性格ですが、担当の象使いが側にいないときに近寄ったりすると、機嫌が悪くなってしまうそうです。
象使いはずーーーーっと同じ象の面倒を見ます。
そのため、2人(正確には1人と1匹)の絆はより深まるんですね。
象使いを体に乗せたり、おろしたり、象使いのハットを鼻で取ってまた戻したり。
象使いの頭を鼻でポンポンする象もいました。
ハーモニカを吹いて、フラフープを回して!
私たちが拍手や笑いを起こすと、大きな鼻をグルグル回して喜びます。
千鳥足のように歩く象もいます。
とってもチャーミングな象にメロメロ!
ハーモニカを吹いている
フラフープを回す象
象のお絵描きタイムです。
先程も申したように、象は目が悪うえに見える色は白黒だそうです。
なので、色は全て象使いが選び、象の耳をひっぱってどこに色をつければいいか指示するそうです。
ここでも2人のコンビネーションに感動!
とっても丁寧な絵がたくさんできあがりました。
その他にも象のサッカーや象同士の競争、象と人間の対決などなど・・・
盛りだくさんのショーが見れました。
ショーが終わるとエサやチップをねだりに観客席へ近寄ってきます。
エサは自分の口へ、チップは上に乗る象使いへ渡していきます。
かわいく賢い象たちをたくさん見ることができました。
ショーの後は象乗りを体験!
象の上に乗せられた椅子に座って出発です!★
約20分のお散歩♪
坂を上ったり、下ったり。
象の上からの景色を堪能。
緑がたくさんの道を、ゆったりと、でも1歩はとっても大きく。あっという間の20分でした。
象使いの人に写真を撮ってもらいました。
散歩中にお食事
たっぷりと象に触れ合って、エレファントキャンプ場は終了!
お昼を食べに、ラン公園へ♪
エレファントキャンプからラン公園へは車で5分程度。
タイではランの養殖が盛んで有名です。
国花はランではなく、ゴールデンシャワーですが!笑
公園内にはバタフライ ファームと呼ばれる蝶々ばかりのコーナーもあります。
色とりどりのランが咲き、綺麗な写真が撮れました!!
ラン公園で美味しいビュッフェランチを食べて、今回のビッグイベント!タイガーキングダムへ!
ラン公園でのビュッフェランチ
タイガーキングダム
タイに行けることが決まる前から知っていたこのタイガーキングダムは、トラと触れ合える場所。
子供のトラはスモールサイズ
大人のトラはジャイアントサイズ
その中間はミディアムサイズ
3つの種類を楽しめます★
セットプランもあり、2種類を組み合わせたり、カメラマンに写真を撮ってもらってDVDをお持ち帰りしたりできます!
私はスモールサイズとジャイアントサイズの組み合わせをチョイス!
まずはスモールサイズから♪
大型犬くらい?いや、もっと大きいかも!
これでスモールサイズ!!
スタッフさんに聞くと、生後5か月だそうです!
この大きさで生まれてまだ半年も経っていないなんて!
やんちゃで、じゃれ合う姿はまさにネコ!
とっても可愛いです。
そうです、トラはネコ科であることを忘れてはいけません。
かといって、飼い猫のように扱ってもいけませんね!
トラと触れ合える時間は約20分。
ちょっと短いかも!と思うかもしれませんが、20分間トラを独り占めです!
広いスペースに、スタッフさんとトラと自分のみ!
納得いくまで写真を撮らせてくれます!
担当のスタッフさんがしっかりとアシストしてくれるので安心♪
ポージングもばっちりです!
可愛いトラと触れ合って、可愛さに癒されたら・・・
いざ!ジャイアントへ!!
ジャイアントサイズとの触れ合い場に行く途中、柵にいるトラの大きさがだんだんと大きくなるのが分かりました。
寝ているトラ
グルグル歩いているトラ
トラってこんなに大きかった??
なんて疑問を抱きながら触れ合い場へ。
ジャイアントサイズは本当にジャイアント!!!
係りの方がおもちゃでじらすと、檻が壊れそうになる勢いで飛びつくトラちゃん・・・
ネコみたい!!
・・・とは思えませんでした。笑
びっくりです。
唖然です。
注意事項を説明してもらって、トラが2匹いる大きな広場へ。
ジャイアントサイズの時は、スタッフさんが3人一緒についてくれます。
いざ近寄って見ると!やっぱり可愛い!!
大人でも毛並みは柔らかくて、スモールサイズでは感じられなかった迫力とかっこよさもあります。
この佇まいなんて最高です!!(私じゃなくて、トラの方ですよ!)
↓
ここでもたっぷりと触れ合って、写真もたくさん撮ることができました。
チェンマイはバンコクに比べても物価が安いため、タイガーキングダムでの料金は少しお高めに感じるかもれませんが、コストパフォーマンスは抜群です。
トラをペットにしたーい!と思いました。本当です!笑
象に乗り、トラと遊んだチェンマイ初日。
夜はサタデーマーケットでお買い物♪
チェンマイでのホテル「THE IMPERIAL HOTEL」からはナイトバザールも、サタデーマーケットも、サンデーマーケットも全て徒歩圏内!!
週末の金曜日からチェンマイに宿泊した私は、全部たっぷりと楽しむことができました!!
まずは、サタデーマーケット!
アジア系雑貨や、Tシャツ、象やタイダイ柄のズボン、ワンピース、アクセサリーもたくさん!
まだまだあります
シルクのスカーフや象柄の巾着や財布。物だけでなく食べ物もたくさん!
焼き鳥や串揚げのようなもの、マンゴージュース、たこやき(?)とにかくたくさんです!!
値段はないようなものなので、まとめ買いすれば値引きしてくれるのがアジアンマーケットの特徴★
私も頑張って交渉!
それも楽しみの1つですねっ
3日目はチェンマイ市内観光へ
標高1,080mにある「ドイ・ステープ寺院」
仏舎利を乗せた神聖なる象が自らこの地に赴き、時計回りに3回まわった後大きな声で鳴いて死んでしまった。
そこに仏舎利塔を築きあげたのが「ドイ・ステープ寺院」だそう。
ランナー王朝の6代目の王様によって建立されました。
仏舎利を運んだ象の像(ゾウのゾウ・・・笑)
車を降りてから寺院まで、300段以上の階段!
階段の両端には、いくつもの頭を持つ蛇を口から出す竜の姿。
ワニも描かれていました。
これからこの口から蛇を出す竜を何度も目にすることになる。
現地のガイドさんによると、蛇も竜も神聖な生き物のため、どちらかだけを描くことができなかったそう。
そこで考えられたのが竜の口から蛇を出すこと。
なんともユニークなアイディアだな!と思いました。
迫力があり、つい立ち止まって見てしまう自分がいました。
さて、300段を超える階段をガイドさんとともにのぼります。
ちなみに、ケーブルカーに乗って、階段を1段も踏むことなく上までのぼれますのでご安心ください。
階段は勾配もなかなか急なので無理はしないように。
とは言いながらも、ケーブルカーで上がったら、下りは階段で降りることをおススメします。
階段の途中で周りを見渡すと緑だらけの景色が広がり、“山奥にあるお寺“を実感できます。
観光客が多い時期には、山岳民族がここまでおりてきて、子供たちはかわいらしい民族衣装をまとい、お化粧をして私たちを出迎えます。
もちろん、一緒に写真を撮ったらチップが必要です★
景色を楽しみながら寺院へ到着!
敷地内には、シンボル、黄金の仏塔を始め、礼拝堂や本堂など見どころはたくさん!
仏塔には、仏教を広めるようスコタイからチェンマイに持ち帰ったと言われる仏舎利が納められています。
この日は参拝客もたくさんです。
象にちなんで、時計回りに歩いてからお参りをするそうです。
また、月曜日から日曜日まで曜日の仏像があり、自分の生まれた日の曜日の仏像を知っていることはチェンマイでの常識。
また、西暦ではなく仏歴が一般的だそうです。
宗教は仏教がメインでも、同じアジアの国でも、日本とは全く異なる文化や信仰の仕方がありました。
こういった発見や面白さが旅の醍醐味。
私は自分の生まれた曜日は知りませんでしたので、(日本人は知らないですよね?)ガイドさんに調べてもらったら金曜日でした!
金曜日は立像でしたよ!
↑写真、右から2番目の仏像です。
ちなみに金曜日生まれの女性は、美を創造する仕事や芸術活動に向いている、明るい、華や、愛嬌があるなどなど・・・
なんて、良いことしかないじゃないですか!
やったー!!
と思っていたら、ガイドさんに「これは当たってないからねー」って言われました!
2人で笑いました。
仏歴を使う日本人もなかなかいないはず。
仏歴は、西暦+543年です。
なので、きたる2017年は、仏歴2560年ということになりますね!
(プチ情報でした♪)
展望台に建つ建物
ドイ・ステープ寺院には展望台もありますが、この日は霧がかかっていて、何も見ることができませんでした。
晴れていたら、チェンマイ市内を一望できるそうです。
ドイ・ステープ寺院を1周して、帰りはケーブルカーに乗ってみました。
下まで約2分、混んでいなければラクラクです。
ケーブルカー乗り場
ドイ・ステープ寺院から、ワット・プラシンへ。
チェンマイ市内で最も大きい寺院であり、チェンマイ1美しいと言われる礼拝堂があります。
礼拝堂の壁には色とりどりの壁画が施されていて、私も堂内に座ってただただ美しい壁画に見とれてしまいました。
日曜日ということもあり、敷地内にはお店も出ていました。
チェンマイの伝統的な食べ物や、可愛らしい雑貨が売っています。
その後、ワット・チェディルアンへ。
先程のワット・プラシンはチェンマイ1美しい礼拝堂でしたが、ワット・チェディルアンには、チェンマイ1大きな仏塔(チェディ)があります。
創建当時で高さ約80メートル、四角いかたちをした基壇の一辺も約60メートルと巨大な仏塔でしたが、1545年の大地震で先が壊れ、後に文化庁が現在のかたちに修復したそうです。
今も修復中で、塔中間にいる何体もの象が途中で終わっている状態でした。
崩れていても、壮大な価値観を感じさせられるこの仏塔は、崩れているからこそ感じ取れる何かもあるのかもしれません。
本堂は、ランナー様式の仏像が数多く祀られています。
それだけでなく、境内には様々な建物がありました。
境内にあった寝仏
その中でも特に感銘を受けたのが、有名なお坊さんを蝋人形にしたもの。
まるで本当に人が座っているかのように繊細に作られています。
有名な人を蝋人形にする、というのも日本にはない発想です。
3つの寺院を巡り、お昼はチェンマイでの伝統料理、「カオ・・ソーイ」を頂きました。
開放的なレストラン
カレーラーメンのようなカオ・ソーイ
そして伝統工芸の街、「サンカーペン」へ。
チェンマイの東郊外にある通りの名前で、古くから伝わる伝統工芸品を活かしたショップや工場があります。
今回は銀工房、シルク、傘を見学。
ショップもありますが、制作過程を見たり、職人技を見ることができる。
もちろん買い物もできて、ここでしか買えないものや、他では売ることができない安い値段で買うことができます。
シルク工房で有名な「シナワット・タイ・シルク」では、初めて本物の蚕を見ました。
人生で1回見ることができたら、もういいですね!笑
写真も、遠目からしか撮れませんでした・・・
サンカーペンから少し離れた「ボー・サーン」というエリアには、竹と紙で作られたチェンマイ特有の傘を作成する「アンブレラ・メイキング・センター」があります。
全て手作業で作られる傘が出来上がる工程をみることができました。
観光を終え、夜はサンデーマーケットからのナイトバザールです!
サンデーマーケットでは、昨日のサタデーマーケット以上の人々が!!
みんなの流れに身を任せて、ひとつひとつのお店を見て回りました。
売られているのはサタデーマーケットとあまり変わらないですが、開かれる場所も違うせいか、雰囲気も異なる気がしました。
私はここでも買い物を満喫♪
極限まで値切ってもらいました。
マンゴージュースも飲みました★
土曜、日曜はサタデーマーケットやサンデーマーケットに人が集中するため、ナイトバザールは落ち着いていました。
お店も平日より少ないそうです。
4日目はチェンマイから南東へ車で約4時間、「スコタイ」へ。
<img0459>
スコタイ遺跡で最も需要なワット・マハータート
「幸福の夜明け」という意味を持つスコタイ王朝は、タイ人にとって心の故郷でもあり、タイ民族最初の王朝で、タイ文字を作り出し、スリランカから伝来したテーラワーダ仏教をタイ国内に普及させました。
まさにこのスコタイ王朝が今のタイの基礎を築いたと言えます。
スコタイ遺跡エリアに入ると、あちこちに遺跡が点在していて、車窓から眺める風景にひたすら「すごい」の繰り返しでした。
リポートとか向いてないな〜と、今になって思います。笑
城壁の内外を合わせると、193か所もの遺跡があり、今回は以下を見学しました。
城壁内
ラム・カム・ヘーン国立博物館
ラム・カム・ヘーン王の銅像
ワット・マハータート
ワット・シー・サワーイ
ワット・スラ・シー
城壁外
ワット・プラ・パーイ・ルアン
ワット・シー・チュム
以上の合計の7つを見学しました。
ラム・カム・ヘーン国立博物館
ラム・カム・ヘーン国立博物館
ラム・カム・ヘーン国立博物館
ワット・マハータート
スコタイ遺跡を心行くまで満喫したいなら、スコタイに1泊することをおススメします。
チェンマイからの日帰りだと、往復で8時間の時間を費やすことになるので、あまり遺跡を回ることができません。
また、遺跡は点在し、1つ1つに距離がある場合もあるのでレンタサイクルやツアーへの参加をおススメします。
歩いて回ると、暑いですし大変ですね!
紫外線対策もお願いします。
銅像にまでなっているラム・カム・ヘーン大王は、スコタイ最盛期を築き、タイ国民に敬愛されている王様です。
ラム・カム・ヘーン王の銅像
ラム・カム・ヘーン王の銅像のある広場
この像は経典を持ち、人民に教えを説いている姿をしていて、王様の生涯を表し、偉大な性格を物語っています。
ワット・マハータートはスコタイでメインでもある重要な王室寺院です。
スリランカ様式の塔やタイ様式やスコタイ様式の仏塔など、構造は複雑でした。
増築や修復を繰り返されているからだとガイドさんは言います。
修復が施されていない状態はどんな姿なんだろうと、ありのままの姿が見たい気持ちをぐっとこらえながら、ここまで精巧に修復できる技術にも驚き、感動しました。
遺跡の中に入ると、まさにタイムトリップしたかのよう。
平日のせいもあると思いますが、幸運にも観光客が多くなく、約200mの境内にたたずむと空気が変わっていくような、そんな錯覚を味わいました。
ワット・シー・サワーイはクメール式の仏塔がある寺院。
塔の中は全て空洞になっていて、中に入ることもできました。
どことなく重みがあるこの寺院は、先程のマハータート寺院とは異なる雰囲気を楽しめました。
ワット・スラ・シー
ワット・スラ・シー
ワット・スラ・シー
ワット・スラ・シー
ワット・スラ・シー
城壁を出て、まずはワット・プラ・パーイ・ルアン
わずかに残るウォーキングブッダ
この寺院はワット・マハータートの次に重要で、最も古い寺院です。
他の寺院に比べると、崩壊が大きく、原型をとどめていません。
3つの仏塔がありましたが、現在残っているのは北側の1つのみでした。
壁には細かい彫刻が施され、仏像もありましたが、頭がとれていました。
周りには芝生が広がり、歴史の薫る落ち着いた雰囲気のある場所です。
ワット・シー・チュムには、巨大な仏像が納められています。
屋根のない本堂内いっぱいに仏像が座っていて、堂の壁の間から大きな仏像がこちらを覗きます。
その手の爪は参拝者が貼った金箔で金色に輝いています。
この仏像は「アチャナ仏」と呼ばれ、“おそれないもの”、“かわらないもの”として、人々の信仰を集めているそうです。
スコタイ遺跡を代表する仏像と言えます。
チェンマイ、スコタイでランナー王朝時代やスコタイ王朝時代の寺院・建築・遺跡に出会い、タイが築かれた土台を知り、学び、感じることができました。
様々な宗教の混ざり合いや、文化の数々。
それらは今もなお、人々の習慣や信仰の様子で感じ取ることができます。
チェンマイ・スコタイを案内してくれたガイドさん。ドライバーさん
そして次の目的地は、大都会「バンコク」。
スコタイ空港から国内線で、1時間程度で着きます。
スコタイ空港は大自然の中に、国立公園の1部のような雰囲気の空港でした。
ゲートはとってもオープンなエリアで、周りを見渡していると・・・
なんとキリンを発見いたしました!
シマウマもいました!!
空港内で動物を見たのは初めてです。
思わず写真に収めました。
どこにいても発見がたくさん。
早朝にホテルを出発したので、眠気に襲われていましたが、驚きでテンションが上昇。
機内でも寝れませんでした!
スコタイ空港
バンコクには5日目〜6日目の、1泊のみの滞在でしたが、見どころが多い魅惑の大都市を満喫しました。
5日目は、ホテル周辺の市内散策と1000を超えるお店が建ち並ぶナイトスポット「アジアティーク」へ。
アジアティークには観覧車やゴーカートなど、遊園地要素もあり、フードコートもあるので、もてあます時間なく存分に楽しむことができます。
私はここでも買い物をして、(チェンマイほど値切れませんでしたが・・・笑)トムヤムクンに麺が入ったトムヤムラーメンをいただき!!
辛いもの好きな私にとっては絶品の味でした。
6日目はバンコク市内寺院めぐり。
混載ツアーに参加して、日本人の方々と楽しく寺院を巡りました。
王宮、ワット・プラケオ(エメラルド寺院)、ワット・アルン、ワット・ポーを巡り、「キング・パワー」という免税店で解散♪
4つの寺院は同じエリアに位置し、移動距離はとっても短いです。
王宮とワット・プラケオは同じ敷地内にあります。
この日は王様のお通夜が開かれていたため、たくさんの人々が。
宮殿は、ヨーロッパ様式とタイ様式が綺麗に融合した壮麗な建物。
人が多かったため、立ち止まって見ることはできませんでしたが、写真はばっちり撮ってもらいましたよ!!
ワット・プラケオは別名「エメラルド寺院」。
その名の通り、エメラルド色に輝く小さな仏像が奉られています。
本堂内は写真撮影禁止のため、入口で・・・!
チャオプラヤ川をボートで渡り、対岸にそびえるワット・アルンへ。
バンコクはとにかく渋滞がすごい!
平日や休日関係なく、いつも道路は車でいっぱいだそうです。
ワット・プラケオからワット・アルンまで、もちろん車でも行けますが、渋滞のため、ボートを使った方がラクラク。
川を横断するだけなので、3分くらい、しかも日本円で約6円です★
ワット・アルンは有名な三島由紀夫さんの作品の題材にもなっていて、日本人にも馴染みのある寺院です。
雄大にそびえたつ大仏塔には、気が遠くなるほどの細かい陶器が埋め込まれています。
今回は修復のため工事中だったので残念。
でもその代わり、職人さんたちの細かい技術力を拝見することができました。(遠目で!)
ワット・アルンの後は、皆さんご存知のワット・ポーへ。
黄金の巨大寝仏で有名です。
想像を遥に超える大きさで、写真に収めるのも一苦労でした。
足の裏には須弥山図、捧げもの、神々などのバラモン教の心理が描かれていて、足が偏平足になっているのも超人であることを示しているそうです。
・・・という知識だけ頭に入れておいたものの、くるぶしから下だけが修復中で、全く見ることができませんでした。
いつかリベンジしようと思います!
観光後、タイスキをいただいて、アソーク駅でスクチャイラウンジの見学。
ツアーの集合場所にもなっているようです。お土産も買えます!★
スクチャイラウンジ
そして、タイでの6日間が幕を閉じます。
バンコクから約1時間半飛行機に乗り、ベトナムのホーチミンへ。
ベトナムではホーチミンのみ、3泊です。
ホーチミンでは、プチパリを味わうべく、統一会堂や中央郵便局、サイゴン大教会を観光した後、おまちかねのショッピング!ベンタン市場へ。
ホテルをいくつか見させていただいた後、夜はサイゴンスカイデッキからホーチミンの夜景を心行くまで堪能しました。
サイゴン大教会
サイゴン大教会
サイゴン大教会
サイゴン大教会
サイゴン大教会内の様子
サイゴン大教会内の様子 ステンドガラスが綺麗♪
ホーチミンには19世紀後半のフランス領時代に、フランスの建築家によって建てられた建物が数多く残っています。
東洋と西洋の文化が交わるホーチミンは「プチパリ」と呼ばれているそうなんです!
ということで、駅のような見た目の中央郵便局や、ステンドガラスの窓がとってもきれいなサイゴン大教会など、午前中は私もプチパリを楽しみました。
中央郵便局
郵便局前で揚げパンを売るお兄さんと
すごく重たいのでびっくりしました!
遠足にきていた幼稚園児たち
統一会堂
夜はホーチミンで1番高いビル「サイゴンスカイデッキ」の49階より、ホーチミンの夜景を楽しみました。
いよいよ最終日。
この日はホーチミン市内より車で約1時間半、メコンデルタ入口の町「ミトー」へ。
ミトー市内からはモーター付きの木造船に乗って中州の島へ。
ココナッツジュースを飲みながら♪
風が気持ちい〜
ミトーの南側を流れるメコン川には4つの島があり、1番大きい島は「トイソン島」です。
トイソン島にはいくつもの果樹園があり、ココナッツ工場や蜂蜜農園もあります。
町の中を歩いていると、マンゴーやココナッツ、ジャックフルーツ、りゅうがんなど種類豊富なフルーツがたくさん。
そして町の人はとても親切で、陽気な人ばかりでした。
のどかな町をゆっくりと散策。
もちろん蜂蜜農園とココナッツ工場も見学させていただきました。
蜂蜜農園では、蜂の巣を持たせてくれたり、なぜか大きなニシキヘビを首に巻いたり・・・
これテレビで見るやつだーー!
と嬉しくなりました。
刺されないか、とか噛まれないか、とか思いましたけどね!
また、取れたての蜂蜜を試食したり、ロイヤルゼリーを少し頂けたりします。
女性には嬉しいですね!
そして最後はヤシの木が生い茂る水路を小舟でクルーズです。
鳥の鳴き声が聞こえてきて、まるでジャングルにいるかのような気持ちになります。
ゆっくり、のんびりと小舟に乗って、楽しいクルーズのひとときでした♪
お昼にはミトーの名物料理「エレファント・フィッシュ」と「フー・ティウ」をいただきました。
大学時代、卒業研究をメコン川に捧げた私にとって、“やっと来れたメコン川”。
蜂に蛇にクルーズに!
タイ・ベトナム9日間の旅は最高な形で終わりました。
ぐるぐる巻きのお線香で有名なティエンハウ寺
・・・・と思っていました。
でも、これで終わらないのが旅行というものです。
家に帰るまでが遠足ですよ、と良く言われたことを思い出します。
オペラハウス
ドンコイ通り
市内の広場
ミトーからホテルへ帰り、夕食までの時間、ドンコイ通りや広場などを散策しようと出かけました。
30分後!
まさかの大雨。
どしゃ降りです。
傘も何もないので、しょうがない!と思って、ずぶ濡れになってホテルへ帰りました。
フロントの綺麗なお姉さんは笑っていました!
笑いがとれたのでオッケー!
乾季なのに!!
雨も降るんですね。
良い経験になりました!
市内の街並み
レストランから帰る頃には小雨になっていました。
こうして私の9日間は終わりを告げます。
チェンマイからスコタイ、バンコク、ホーチミン。
9日間で多くの歴史に触れ、現在を知り、またアジアが好きになりました。
そしてたくさんの方々との出会い、多くの発見や感動、また旅が好きになりました。
チェンマイ ★★★★★
まさに「北方のバラ」!朝から晩まで楽しめます!
週末に滞在すれば、3種類のナイトマーケットを楽しめるのでおススメ!
スコタイ ★★★★★
タイの始まりを感じれる場所。遺跡の多さに驚きです。
たっぷりと遺跡を回るには1泊することがおススメ!
バンコク ★★★★
魅惑の大都会!上手にMRTを使えば、フリータイムも充実。
観光スポットを巡りたいならツアー参加がおススメ!
ホーチミン ★★★★★
プチパリやショッピングが楽しめる都市。
ミトーやベンチェーにも是非足を運びましょう!
(2016年12月 須能麻葵)
- 美しき北の都市ハノイに古の都の姿をとどめる中部フエ・ホイアン、南ベトナムのハイライト・ホイアン!ベトナム縦断1800kmの旅!〜2016冬編
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エリア:
- アジア>ベトナム>フエ
- アジア>ベトナム>ハロン湾
- アジア>ベトナム>ホイアン
- テーマ:世界遺産 グルメ 歴史・文化・芸術
- 投稿日:2016/03/11 14:59
私が海外に来たなと実感する瞬間は空港を出た瞬間の匂いである。
そして今回もちょっとむっとするような甘いような…そんな匂いを感じた時に私のベトナムの旅は始まった。
学生時代にバックパッカーをやっていた私は東南アジアには何度か赴いていたのだか、ベトナムに至っては今回が初渡航ということになる。
ベトナム北南縦断の旅。
今回はどんな人と出会い、どんな景色があって、どんな気持ちになるのだろう…昂る気持ちは抑えられない。
今回の旅程
1日目 成田—ハノイ (飛行時間約6時間) 空港到着後、ホテルへ
2日目 車にてハロン湾へ ジャンク船バイトー号に乗船 船中泊
3日目 世界遺産ハロン湾クルーズ 下船後ハノイへ戻りホテルへ
4日目 ハノイ—フエ (飛行時間) 空港到着後、世界遺産フォンニャ乳洞観光。後ホテルへ
5日目 終日:古都フエ観光 ハイバントンネルを越えホイアンのホテルへ
6日目 終日:世界遺産ホイアン&ミーソン観光 後、ダナンのホテルへ
7日目 ダナンにてホテル見学 後、ダナン—ホーチミン 空港到着後、ホテルへ
8日目 終日:大河メコンデルタクルーズとクチ地下トンネル
9日目 深夜 ホーチミン—成田 日本到着
1日目
成田-ハノイ間は飛行時間約6時間のフライトである。私が使用したベトナム航空はハノイ・ホーチミン共に成田から毎日直行便が出ているのでとても便利である。
空港に到着し、ガイドさんと合流。空港は人が多く、ちゃんと合流できるのか不安だったがガイドさんはわかりやすく名前の書かれたボードを掲げており問題なく合流することができた。
空港からホテルへは1時間弱程で到着した。
ホテルへ到着し、疲労がどっと出てきたがせっかくだからと重い腰をあげ、ハノイを歩いてみることにした。ハノイに行ったらハノイ大聖堂を観に行くと決めていたので早速そこに向かうが方向音痴で地図が読めない二重苦の私にとってそれは容易い道のりではなかった。道で右往左往していると二人のベトナム人が声をかけてきてくれ、大聖堂まで案内してくれた。
ハノイ大聖堂に到着する。
年季の入った大聖堂は大きく、とても美しかった。ちょうどミサの時間に合わせて行ったので、内観が見られたことに加えて、礼拝の様子も見ることができた。それはとても厳かで美しい空間だった。
その後、地元の美味しいフォーをごちそうになってホテルへ戻った。
現地で仲良くなったベトナム人の二人と
まだ大きな観光をしていない一日目であったが、ベトナム人のやさしさや空気に触れて早くも満足感を得つつ、眠りについた。
2日目
この日は朝の8時にガイドさんがホテルまで迎えに来てくれて観光がスタートした。今日はハロン湾一日観光である。
ハノイから車で4時間少し行った所にハロン湾はある。北ベトナムのハイライトと言えるハロン湾は2000個の島からなり、世界自然遺産にも登録されている。
すっかり眠っていた私がガイドに起こされて目にしたものは、美しい奇岩達でありハロン湾の絶景であった。
船中泊は何度か経験したことがあったが、それはすべて雑魚寝スペースで寝るようなお粗末な船であり、当然お風呂もついていなかった。今回泊まることとなった船はバイトー号の中でも一番の豪華客船であった。
船の中は綺麗な内装が施されていて、とても清潔且つ重厚感ある船内。そしてなんと言っても窓やデッキから眺めるハロン湾…情緒溢れるハロン湾を船上から眺められるなんて、なんて優雅な旅だろう。
小さな船に乗り換えてスンソト洞窟(Suong sot)とティートップ島(Ti top)に行った。
スンソト洞窟はハロン湾で一番大きいとだけあって、その大きさや深さには感嘆の声をあげずにはいられなかった。
光の当て方や色使いが絶妙。
ハロン湾は龍が降りるところという意味があるみたいだが、この洞窟には龍の骨があった。長い長い時間を掛けて作られた鍾乳洞は、現在の美しさのみならず、ここまでに至るまでのあまりにも長い年月を思うとロマンを感じた。
ティートップ島はロシア人のTi topという人とホーチミンさんが訪れたという過去からこの名前になったという。何段もある石段を登って行くとハロン湾を一望できるスポットへ行き着く。この石段が割とキツく、みんな息を切らせながら登っていた。様々な人種の人々が行き交っては励まし合っている光景は面白くもあり、心が温まるものでもあった。
船に戻り、少しずつ夜に浸食されていくハロン湾をデッキから眺めた。日々の喧噪や邪念を忘れさせてくれる—そんな力がハロン湾にはあるのかもしれない。
そんなことを想いながらハロン湾での夜は更けていった。
3日目
窓から見えるハロン湾が朝を知らせてくれた。
ビュッフェ式の朝ご飯を済まし、下船までデッキでハロン湾を堪能した。
ハロン湾の最大の魅力は一つとして同じ顔を持たないところかもしれないなと思う。同じハロン湾の景色であっても少し場所を移動すれば違う景色であるし、同じ場所であっても刻一刻と時を刻むごとに違う顔を見せてくれる。
下船し、レストランで食事を済ました。ハロン湾で採れた海の幸はとても美味しかった。ハロン湾に別れを告げ、ハノイへ戻りこの日は終わった。
4日目
フエへ。ということで朝早く起床し、ハノイ空港へ向かった。
朝は割と道が空いていて、早めに空港に着いた。ガイドさんとお別れをし、フエ行きの飛行機に乗った。ハノイからフエの飛行時間は1時間ちょっとで、機内サービスはお水のみ。離陸と同時に眠っていたらあっという間に到着した。
空港を出るとハノイより暖かく、南に少し下ったなあと実感した。
フエ空港でガイドさんと合流し、そのまま車でフォンニャ洞窟へ向かった。フエ空港からフォンニャ洞窟は片道約210kmで4時間程の距離である。
2003年に世界遺産登録されたフォンニャ洞窟は、小さな小舟に乗って入るのだが、これがまたよい。小舟に乗ったらすぐ洞窟というわけでなく、洞窟まで15分くらい掛かる。その景色がとてもよく、小さな村での人々の生活を垣間みたり、すれ違う小舟に乗った人と笑顔を交わしたり…そんな時間を過ごすことができる。
やがて大きな山にぽっかり空いた穴が見えてくる。
いよいよか!と思いながらゆっくりゆっくり進んで入って行く。
洞窟内に入るとそこは異空間。薄明かりが洞窟内部を照らし、水面を照らす。そこにはかきわけて進んでいく自らのボートが水を切る音しかせず、限りない静寂だった。
「すごい…」私が言葉にのせて表現できる中では一番しっくりくるが、もう少しボキャブラリーが豊富な人だったらもっともっとこの素晴らしさを伝えられるかもしれない。
想像してたスケールを超えていた。遥に超えていた。
人が立つと洞窟の大きさが際立つ。
ここにはかつてチャオプラ王朝が住んでいたと言われている。それはここに文字が残っているからだそうな…そして戦争が激しかった時は防空壕として使われたそうだ。それを思うとこの洞窟が刻んできた本当に長い年月を感じ、感慨深い気持ちになった。
私の写真技術が未熟なため、実際の1割の魅力を写せてない。このダイナミックさは行かないときっとわからないので、是非とも足を運ばせて頂きたい所だ。
ここからの道のりは長く、ホテル到着まで約5時間掛かった。すっかり疲れ果てていたが、フォンニャでの感動は私の疲れを払拭してくれるのであった。
5日目
本日は古都フエ観光。ベトナム最期の王朝があったフエは、どことなく厳かな雰囲気が漂っていて、とても静かで落ち着いたところだ。フエは1993年にベトナムで初めて世界遺産登録をされた。ゆったりと流れるフォーン川のほとりに王宮や寺院などが点在するフエを歩いているとタイムスリップしたような感覚がした。
ミンマン帝廟やトゥドック帝廟、カイデイン帝廟と帝廟をめぐった。
中でも私が気に入ったのはカイディン帝廟で、12代目の皇帝の帝廟である。
ヨーロッパに留学していた経験を持つ12代目皇帝はの帝廟は、他の帝廟に比べ西洋の文化があわさったようなつくりになっている。西洋に偏るわけでもなく、東洋と西洋の文化をうまく融合させてできたこの帝廟は本当に美しく、細部までこだわってつくられていて、すぐに好きになった。
一つとして同じ絵が存在しない壁。
天井に描かれた龍の絵。
その後、フエの生活を垣間見ることができるドンバ市場に行った。
先ほどまでの雰囲気とは全く違った雑多な雰囲気。ここに住む人たちのエネルギーを肌で感じた。
市場はずっと歩いていても飽きがこない。
その後王宮をまわり、ティエンムー寺に行きドラゴンボートに乗った。
王宮はその広さだけでなく、そこから見えるフラッグタワーを見たときに感動した。
そのむかし、ここがベトナムの中心だったことを実感した。
フエの一日観光が終わり、ホイアンへ向かった。
ハイバンントンネル完成後は、フエとホイアン、そしてダナンへのアクセスがとてもよくなったそうだ。疲れもあり、寝ているとホイアンに到着した。
夕食後、ホイアンの町を歩いた。
あんなに今日はもう疲れたから早めにホテルに戻って眠りたいと思っていたのに、色とりどりのランタンに彩られたホイアンの町に到着した時にはすっかり忘れてしまっていた。
とてもかくにも!すてき!ホイアン!
そんな感じで私はこの旅行中でというか2016年始まって1番テンションがあがったかもしれない。
ノスタルジーホイアン、水面に煌々と光る明りが反射してどこを切り取っても美しい。
多くの人がホイアンの夜の町を楽しんでいた。
ホイアンにはカフェやお土産屋さんがところせましに並んでいるので、いつまでも居てしまう…
名残惜しい気持ちは残しつつも、またいつか絶対ホイアンに来るぞと誓ってホテルへ戻った。
6日目
本日はミーソン遺跡とホイアン散策。個人的にベトナム中部の雰囲気がとても好きだということもあって、この日の観光は特にテンションが高かった。
ミーソン遺跡まではホイアンの旧市街から1時間程で到着する。ミーソン遺跡はチャンパ王国の聖地だった場所で、四方は山に囲まれている。そしてこの遺跡は1999年に世界遺産にも登録されている。
海のシルクロードの中継地点としてチャンパ王国は2世紀後半〜17世紀の間栄えたとされる。かつてはベトナム南部に強い勢力を持っていたが、現在はその数もかなり少なくなっているとのこと。
ミーソン遺跡は何個かのグループによって年代別に分けられているが、そのすべてを私達は見る事はできない。自然崩壊に加えベトナム戦争時に解放軍が基地として使用し、アメリカがここを空爆したことによって、かなり崩壊が進んでしまった為だ。しかし山々に囲まれた静かな土地に根付いた草花に埋もれた遺跡からは、900年に渡ってチャンパ王国の聖地であったことがひしひしと伝わってきた。
昼食を挟み、ホイアンの町を再び歩いた。
昨日感じたノスタルジアな雰囲気はありつつも、夜のホイアンとはまた違う、どこか優しく懐かしいような町並み。
ここホイアンはチャンパ王朝の時代には中国やインドを結ぶ中継貿易都市として栄え、その後はアジアとヨーロッパの交易の中心地として繁栄した。日本人町もつくられていたが、江戸幕府の行った鎖国政策を境に日本人町は衰退し華僑の人が多く移り住んだ。その為、建築や町並みは中国南部の色が濃く、独特な雰囲気を醸し出している。
この町の中でもひときわ多くの観光客がにぎわっている場所が来遠橋、通称日本橋である。この橋は日本人によって作られたと考えられており、ベトナムの2万ドン札にも印刷されている。橋の両側には猿と犬の像が鎮座している。これは申年に造りはじめ、戌年に造り終えたからだと言われている。この猿犬が実に奇妙な顔をしていて、なんだか愛くるしいのである。
この町の建物の多くは木造建築物で、間口が狭く奥に長い作りとなっている。
情緒溢れる木造建築、そして内部の彫刻に思わず見とれてしまう…
ここでは数カ所でこのように内部見学ができるのでとても楽しい。
少し歩いて行くと福建会舘と呼ばれる集会所がある。ここは華僑の人々の集会場で、現在も活用されている。会館内には大きな渦巻き線香がいくつもぶら下がり、お願いが書いてある紙と一緒に吊るされている。
多くの人がここを訪れて願掛けをしてくのだとか。
日本にも絵馬というものがあるように、願う心は万国共通なのかもしれない。
その後も小一時間散策し、岐路に着いた。
ホイアンは一度でも楽しいけれど、二度行くべき町だと一人ごちてしまう程ホイアンの町は魅力的であった。夜と昼の顔を持った町ほど楽しい町などない。
お土産屋さんも多く立ち並び、カフェも多いので遺跡ばかりじゃ…という方もここに立ち寄ってお店めぐりをするのもいいだろう。
ダナンのホテルで眠りにつく時、また遠くない未来に私はホイアンに来るだろうな、と朧げにそう思った。
7日目
生憎の雨。本日はダナンのホテルを見学させていただいた。
行く先々のホテルスタッフが「ここから見える景色は本当はもっといいのに残念ね」と言っていたが、雨であっても海を見下ろすように建っているホテルや、目の前がプールに海!となっているホテルの数々ロケーションの悪さを十分にカバーする室内であったり、スタッフのおもてなしであった。
せっかく東南アジアという地域をセレクトしたのだったら、少しグレードアップしてちょっとした贅沢をしてもいいな、いやすべきだと思った。いくら少々値が張るとはいえども日本で同じようなグレードのホテルに泊まることを考えたら安い。そして最高のロケーション。ダナンリゾートはそんな願いを叶えてくれる素敵な場所だ。
ホテル見学を終え、少し時間があったのでダナン大聖堂に行った。ちょうどミサの時間だったので、内部も見る事ができた。私の海外に行く時の大きな楽しみは宗教関連の場所を訪れることなので、今回はハノイに次いでダナンのミサも見る事ができ本当に満足した。
仏教徒が7割近くを占めるベトナムであるが、フランス統治時代の影響もあってか教会も多く見かける。当たり前だがベトナムはタイやカンボジア、ラオスなどともまた違っていて東南アジアひとくくりにはできないなとしみじみ思った。
その後食事を済まし、ダナン夜発のフライトで南ベトナムである最後の目的地ホーチミンへ到着した。また一段と暖かくなって、いよいよ南にきたと思った。
8日目
ホーチミンはやっぱり暑い。朝から今までの土地とは違う暑さを感じた。
今日はクチ地下トンネルとメコン川クルーズ観光!
今までベトナムには訪れたことはなかったが、ベトナムと言えばアオザイとベトナム戦争のイメージが強くあり、ベトナム戦争関連の観光地等にいつか行きたいと思っていたので、今回クチ地下トンネルを観光できると聞いてとても楽しみにしていた。
ホーチミン市内から約2時間でクチ地下トンネルに到着する。日曜日ということもあってか観光客は多かった。
漠然としたイメージはあったものの、実際訪れてみるとその造りや発想すべてに驚く。元々肥沃な土地であったクチで生活する人々のほとんどは農民であり、武器とは無関係な世界に住んでいる人であった。最新鋭の武器や爆弾を使用して攻撃してくるアメリカに立ち向かうにはあまりにも差があったはずだが、アメリカが落とした爆弾を再利用して武器を作ったり、鎌(これが本当にただの鎌!)で250kmに及ぶ地下トンネル、そして生活空間を作り見事にアメリカ軍に勝利した。トンネルには多くの仕掛けや工夫がしてあって、見ていて飽きがこなかった。ベトナム人の結束力や忍耐力、そして絶対に負けないという信念をひしひしと感じた。
トンネル内はとても狭く、小柄なベトナム人でなければかなりキツい。
クチ地下トンネルの観光を終え、近くのレストラン(皇太子も訪れた)で食事を済ました。名物であるエレファントフィッシュは見た目とは裏腹にとても美味しかった。
<img0889.jpg>
レストラン周辺には池が作られており、そこに咲いた蓮の花がとてもきれいだった。
蓮の花にカメラを向けていると、「素敵なアオザイを着ているけどいったいどこで買ったんだ?」と興味深々なベトナム人達がやってきて、半ば無理やり素敵な蓮池をバックに撮影会が始まった。
ベトナムの国花である蓮の花。
せっかくアオザイを買ったのでこちらにも写真を…
ちなみに帰国後、これから日本でも普通に着られるわ〜と意気揚々と話していた私であったが、「普通には無理だと思うけどいいんじゃない?」という一言で日本では確実に浮くということを知り次のベトナム旅行までお蔵入りとなった。
食事を終えて2時間程車で移動し、メコン川クルーズに到着した。
エンジンボートに乗って、中州にある島に渡った。決して便利と言えないこの土地では多くの植物や果物、動物を飼って生活を営んでいるようであった。
ニシキヘビを巻いてみたり、この島特製のヤシの木で作った工芸編等のお土産屋さんをのぞいてみたり、とても楽しく充実した時間となった。
ニシキヘビを巻いた感想としては、生ぬるいよりは冷たいぬめぬめした重ためのうねうね動く物体が体に巻きついてくる(しかもなかなか離れない)けど、可愛い。
そしていよいよメコン川クルーズ!ということで小さな手漕ぎボートに乗って、木々が生い茂る小さな川を進んで行く。この旅行では多くの場所でボートや船に乗ってきたが、その土地土地で違った景色が広がっていて、ここは熱帯特有の景色が広がっていた。この川が遠く離れた中国から流れてきているものだと思うと感慨深い気持ちになった。
メコン川クルーズを終え、ホーチミン市内に戻って夕食を終えた。
深夜のフライトで帰国すべく、空港に向かう。
ホーチミン市内から空港までは夜間であれば30分ちょっとで到着する。
北から南まで約1800km。南北横断の旅が終わる。
四季がある北の都市ハノイ、ベトナム中部に位置する歴史溢れる都市フエ、ホイアン、そして青く広い海がある都市ダナン。熱帯気候の南の都市ホーチミン。すべての都市に色があって、違う空気が漂っていた。
様々な表情を感じられた南北ベトナム旅。多くの世界遺産、やさしいベトナムの人々。色濃く残るベトナムが辿ってきた歴史-
私はベトナムという一つの国を、少しだけ知った。そしてベトナムという一つの国がとても好きになった。
(2016年1月 三田村彩萌)
そして今回もちょっとむっとするような甘いような…そんな匂いを感じた時に私のベトナムの旅は始まった。
学生時代にバックパッカーをやっていた私は東南アジアには何度か赴いていたのだか、ベトナムに至っては今回が初渡航ということになる。
ベトナム北南縦断の旅。
今回はどんな人と出会い、どんな景色があって、どんな気持ちになるのだろう…昂る気持ちは抑えられない。
今回の旅程
1日目 成田—ハノイ (飛行時間約6時間) 空港到着後、ホテルへ
2日目 車にてハロン湾へ ジャンク船バイトー号に乗船 船中泊
3日目 世界遺産ハロン湾クルーズ 下船後ハノイへ戻りホテルへ
4日目 ハノイ—フエ (飛行時間) 空港到着後、世界遺産フォンニャ乳洞観光。後ホテルへ
5日目 終日:古都フエ観光 ハイバントンネルを越えホイアンのホテルへ
6日目 終日:世界遺産ホイアン&ミーソン観光 後、ダナンのホテルへ
7日目 ダナンにてホテル見学 後、ダナン—ホーチミン 空港到着後、ホテルへ
8日目 終日:大河メコンデルタクルーズとクチ地下トンネル
9日目 深夜 ホーチミン—成田 日本到着
1日目
成田-ハノイ間は飛行時間約6時間のフライトである。私が使用したベトナム航空はハノイ・ホーチミン共に成田から毎日直行便が出ているのでとても便利である。
空港に到着し、ガイドさんと合流。空港は人が多く、ちゃんと合流できるのか不安だったがガイドさんはわかりやすく名前の書かれたボードを掲げており問題なく合流することができた。
空港からホテルへは1時間弱程で到着した。
ホテルへ到着し、疲労がどっと出てきたがせっかくだからと重い腰をあげ、ハノイを歩いてみることにした。ハノイに行ったらハノイ大聖堂を観に行くと決めていたので早速そこに向かうが方向音痴で地図が読めない二重苦の私にとってそれは容易い道のりではなかった。道で右往左往していると二人のベトナム人が声をかけてきてくれ、大聖堂まで案内してくれた。
ハノイ大聖堂に到着する。
年季の入った大聖堂は大きく、とても美しかった。ちょうどミサの時間に合わせて行ったので、内観が見られたことに加えて、礼拝の様子も見ることができた。それはとても厳かで美しい空間だった。
その後、地元の美味しいフォーをごちそうになってホテルへ戻った。
現地で仲良くなったベトナム人の二人と
まだ大きな観光をしていない一日目であったが、ベトナム人のやさしさや空気に触れて早くも満足感を得つつ、眠りについた。
2日目
この日は朝の8時にガイドさんがホテルまで迎えに来てくれて観光がスタートした。今日はハロン湾一日観光である。
ハノイから車で4時間少し行った所にハロン湾はある。北ベトナムのハイライトと言えるハロン湾は2000個の島からなり、世界自然遺産にも登録されている。
すっかり眠っていた私がガイドに起こされて目にしたものは、美しい奇岩達でありハロン湾の絶景であった。
船中泊は何度か経験したことがあったが、それはすべて雑魚寝スペースで寝るようなお粗末な船であり、当然お風呂もついていなかった。今回泊まることとなった船はバイトー号の中でも一番の豪華客船であった。
船の中は綺麗な内装が施されていて、とても清潔且つ重厚感ある船内。そしてなんと言っても窓やデッキから眺めるハロン湾…情緒溢れるハロン湾を船上から眺められるなんて、なんて優雅な旅だろう。
小さな船に乗り換えてスンソト洞窟(Suong sot)とティートップ島(Ti top)に行った。
スンソト洞窟はハロン湾で一番大きいとだけあって、その大きさや深さには感嘆の声をあげずにはいられなかった。
光の当て方や色使いが絶妙。
ハロン湾は龍が降りるところという意味があるみたいだが、この洞窟には龍の骨があった。長い長い時間を掛けて作られた鍾乳洞は、現在の美しさのみならず、ここまでに至るまでのあまりにも長い年月を思うとロマンを感じた。
ティートップ島はロシア人のTi topという人とホーチミンさんが訪れたという過去からこの名前になったという。何段もある石段を登って行くとハロン湾を一望できるスポットへ行き着く。この石段が割とキツく、みんな息を切らせながら登っていた。様々な人種の人々が行き交っては励まし合っている光景は面白くもあり、心が温まるものでもあった。
船に戻り、少しずつ夜に浸食されていくハロン湾をデッキから眺めた。日々の喧噪や邪念を忘れさせてくれる—そんな力がハロン湾にはあるのかもしれない。
そんなことを想いながらハロン湾での夜は更けていった。
3日目
窓から見えるハロン湾が朝を知らせてくれた。
ビュッフェ式の朝ご飯を済まし、下船までデッキでハロン湾を堪能した。
ハロン湾の最大の魅力は一つとして同じ顔を持たないところかもしれないなと思う。同じハロン湾の景色であっても少し場所を移動すれば違う景色であるし、同じ場所であっても刻一刻と時を刻むごとに違う顔を見せてくれる。
下船し、レストランで食事を済ました。ハロン湾で採れた海の幸はとても美味しかった。ハロン湾に別れを告げ、ハノイへ戻りこの日は終わった。
4日目
フエへ。ということで朝早く起床し、ハノイ空港へ向かった。
朝は割と道が空いていて、早めに空港に着いた。ガイドさんとお別れをし、フエ行きの飛行機に乗った。ハノイからフエの飛行時間は1時間ちょっとで、機内サービスはお水のみ。離陸と同時に眠っていたらあっという間に到着した。
空港を出るとハノイより暖かく、南に少し下ったなあと実感した。
フエ空港でガイドさんと合流し、そのまま車でフォンニャ洞窟へ向かった。フエ空港からフォンニャ洞窟は片道約210kmで4時間程の距離である。
2003年に世界遺産登録されたフォンニャ洞窟は、小さな小舟に乗って入るのだが、これがまたよい。小舟に乗ったらすぐ洞窟というわけでなく、洞窟まで15分くらい掛かる。その景色がとてもよく、小さな村での人々の生活を垣間みたり、すれ違う小舟に乗った人と笑顔を交わしたり…そんな時間を過ごすことができる。
やがて大きな山にぽっかり空いた穴が見えてくる。
いよいよか!と思いながらゆっくりゆっくり進んで入って行く。
洞窟内に入るとそこは異空間。薄明かりが洞窟内部を照らし、水面を照らす。そこにはかきわけて進んでいく自らのボートが水を切る音しかせず、限りない静寂だった。
「すごい…」私が言葉にのせて表現できる中では一番しっくりくるが、もう少しボキャブラリーが豊富な人だったらもっともっとこの素晴らしさを伝えられるかもしれない。
想像してたスケールを超えていた。遥に超えていた。
人が立つと洞窟の大きさが際立つ。
ここにはかつてチャオプラ王朝が住んでいたと言われている。それはここに文字が残っているからだそうな…そして戦争が激しかった時は防空壕として使われたそうだ。それを思うとこの洞窟が刻んできた本当に長い年月を感じ、感慨深い気持ちになった。
私の写真技術が未熟なため、実際の1割の魅力を写せてない。このダイナミックさは行かないときっとわからないので、是非とも足を運ばせて頂きたい所だ。
ここからの道のりは長く、ホテル到着まで約5時間掛かった。すっかり疲れ果てていたが、フォンニャでの感動は私の疲れを払拭してくれるのであった。
5日目
本日は古都フエ観光。ベトナム最期の王朝があったフエは、どことなく厳かな雰囲気が漂っていて、とても静かで落ち着いたところだ。フエは1993年にベトナムで初めて世界遺産登録をされた。ゆったりと流れるフォーン川のほとりに王宮や寺院などが点在するフエを歩いているとタイムスリップしたような感覚がした。
ミンマン帝廟やトゥドック帝廟、カイデイン帝廟と帝廟をめぐった。
中でも私が気に入ったのはカイディン帝廟で、12代目の皇帝の帝廟である。
ヨーロッパに留学していた経験を持つ12代目皇帝はの帝廟は、他の帝廟に比べ西洋の文化があわさったようなつくりになっている。西洋に偏るわけでもなく、東洋と西洋の文化をうまく融合させてできたこの帝廟は本当に美しく、細部までこだわってつくられていて、すぐに好きになった。
一つとして同じ絵が存在しない壁。
天井に描かれた龍の絵。
その後、フエの生活を垣間見ることができるドンバ市場に行った。
先ほどまでの雰囲気とは全く違った雑多な雰囲気。ここに住む人たちのエネルギーを肌で感じた。
市場はずっと歩いていても飽きがこない。
その後王宮をまわり、ティエンムー寺に行きドラゴンボートに乗った。
王宮はその広さだけでなく、そこから見えるフラッグタワーを見たときに感動した。
そのむかし、ここがベトナムの中心だったことを実感した。
フエの一日観光が終わり、ホイアンへ向かった。
ハイバンントンネル完成後は、フエとホイアン、そしてダナンへのアクセスがとてもよくなったそうだ。疲れもあり、寝ているとホイアンに到着した。
夕食後、ホイアンの町を歩いた。
あんなに今日はもう疲れたから早めにホテルに戻って眠りたいと思っていたのに、色とりどりのランタンに彩られたホイアンの町に到着した時にはすっかり忘れてしまっていた。
とてもかくにも!すてき!ホイアン!
そんな感じで私はこの旅行中でというか2016年始まって1番テンションがあがったかもしれない。
ノスタルジーホイアン、水面に煌々と光る明りが反射してどこを切り取っても美しい。
多くの人がホイアンの夜の町を楽しんでいた。
ホイアンにはカフェやお土産屋さんがところせましに並んでいるので、いつまでも居てしまう…
名残惜しい気持ちは残しつつも、またいつか絶対ホイアンに来るぞと誓ってホテルへ戻った。
6日目
本日はミーソン遺跡とホイアン散策。個人的にベトナム中部の雰囲気がとても好きだということもあって、この日の観光は特にテンションが高かった。
ミーソン遺跡まではホイアンの旧市街から1時間程で到着する。ミーソン遺跡はチャンパ王国の聖地だった場所で、四方は山に囲まれている。そしてこの遺跡は1999年に世界遺産にも登録されている。
海のシルクロードの中継地点としてチャンパ王国は2世紀後半〜17世紀の間栄えたとされる。かつてはベトナム南部に強い勢力を持っていたが、現在はその数もかなり少なくなっているとのこと。
ミーソン遺跡は何個かのグループによって年代別に分けられているが、そのすべてを私達は見る事はできない。自然崩壊に加えベトナム戦争時に解放軍が基地として使用し、アメリカがここを空爆したことによって、かなり崩壊が進んでしまった為だ。しかし山々に囲まれた静かな土地に根付いた草花に埋もれた遺跡からは、900年に渡ってチャンパ王国の聖地であったことがひしひしと伝わってきた。
昼食を挟み、ホイアンの町を再び歩いた。
昨日感じたノスタルジアな雰囲気はありつつも、夜のホイアンとはまた違う、どこか優しく懐かしいような町並み。
ここホイアンはチャンパ王朝の時代には中国やインドを結ぶ中継貿易都市として栄え、その後はアジアとヨーロッパの交易の中心地として繁栄した。日本人町もつくられていたが、江戸幕府の行った鎖国政策を境に日本人町は衰退し華僑の人が多く移り住んだ。その為、建築や町並みは中国南部の色が濃く、独特な雰囲気を醸し出している。
この町の中でもひときわ多くの観光客がにぎわっている場所が来遠橋、通称日本橋である。この橋は日本人によって作られたと考えられており、ベトナムの2万ドン札にも印刷されている。橋の両側には猿と犬の像が鎮座している。これは申年に造りはじめ、戌年に造り終えたからだと言われている。この猿犬が実に奇妙な顔をしていて、なんだか愛くるしいのである。
この町の建物の多くは木造建築物で、間口が狭く奥に長い作りとなっている。
情緒溢れる木造建築、そして内部の彫刻に思わず見とれてしまう…
ここでは数カ所でこのように内部見学ができるのでとても楽しい。
少し歩いて行くと福建会舘と呼ばれる集会所がある。ここは華僑の人々の集会場で、現在も活用されている。会館内には大きな渦巻き線香がいくつもぶら下がり、お願いが書いてある紙と一緒に吊るされている。
多くの人がここを訪れて願掛けをしてくのだとか。
日本にも絵馬というものがあるように、願う心は万国共通なのかもしれない。
その後も小一時間散策し、岐路に着いた。
ホイアンは一度でも楽しいけれど、二度行くべき町だと一人ごちてしまう程ホイアンの町は魅力的であった。夜と昼の顔を持った町ほど楽しい町などない。
お土産屋さんも多く立ち並び、カフェも多いので遺跡ばかりじゃ…という方もここに立ち寄ってお店めぐりをするのもいいだろう。
ダナンのホテルで眠りにつく時、また遠くない未来に私はホイアンに来るだろうな、と朧げにそう思った。
7日目
生憎の雨。本日はダナンのホテルを見学させていただいた。
行く先々のホテルスタッフが「ここから見える景色は本当はもっといいのに残念ね」と言っていたが、雨であっても海を見下ろすように建っているホテルや、目の前がプールに海!となっているホテルの数々ロケーションの悪さを十分にカバーする室内であったり、スタッフのおもてなしであった。
せっかく東南アジアという地域をセレクトしたのだったら、少しグレードアップしてちょっとした贅沢をしてもいいな、いやすべきだと思った。いくら少々値が張るとはいえども日本で同じようなグレードのホテルに泊まることを考えたら安い。そして最高のロケーション。ダナンリゾートはそんな願いを叶えてくれる素敵な場所だ。
ホテル見学を終え、少し時間があったのでダナン大聖堂に行った。ちょうどミサの時間だったので、内部も見る事ができた。私の海外に行く時の大きな楽しみは宗教関連の場所を訪れることなので、今回はハノイに次いでダナンのミサも見る事ができ本当に満足した。
仏教徒が7割近くを占めるベトナムであるが、フランス統治時代の影響もあってか教会も多く見かける。当たり前だがベトナムはタイやカンボジア、ラオスなどともまた違っていて東南アジアひとくくりにはできないなとしみじみ思った。
その後食事を済まし、ダナン夜発のフライトで南ベトナムである最後の目的地ホーチミンへ到着した。また一段と暖かくなって、いよいよ南にきたと思った。
8日目
ホーチミンはやっぱり暑い。朝から今までの土地とは違う暑さを感じた。
今日はクチ地下トンネルとメコン川クルーズ観光!
今までベトナムには訪れたことはなかったが、ベトナムと言えばアオザイとベトナム戦争のイメージが強くあり、ベトナム戦争関連の観光地等にいつか行きたいと思っていたので、今回クチ地下トンネルを観光できると聞いてとても楽しみにしていた。
ホーチミン市内から約2時間でクチ地下トンネルに到着する。日曜日ということもあってか観光客は多かった。
漠然としたイメージはあったものの、実際訪れてみるとその造りや発想すべてに驚く。元々肥沃な土地であったクチで生活する人々のほとんどは農民であり、武器とは無関係な世界に住んでいる人であった。最新鋭の武器や爆弾を使用して攻撃してくるアメリカに立ち向かうにはあまりにも差があったはずだが、アメリカが落とした爆弾を再利用して武器を作ったり、鎌(これが本当にただの鎌!)で250kmに及ぶ地下トンネル、そして生活空間を作り見事にアメリカ軍に勝利した。トンネルには多くの仕掛けや工夫がしてあって、見ていて飽きがこなかった。ベトナム人の結束力や忍耐力、そして絶対に負けないという信念をひしひしと感じた。
トンネル内はとても狭く、小柄なベトナム人でなければかなりキツい。
クチ地下トンネルの観光を終え、近くのレストラン(皇太子も訪れた)で食事を済ました。名物であるエレファントフィッシュは見た目とは裏腹にとても美味しかった。
<img0889.jpg>
レストラン周辺には池が作られており、そこに咲いた蓮の花がとてもきれいだった。
蓮の花にカメラを向けていると、「素敵なアオザイを着ているけどいったいどこで買ったんだ?」と興味深々なベトナム人達がやってきて、半ば無理やり素敵な蓮池をバックに撮影会が始まった。
ベトナムの国花である蓮の花。
せっかくアオザイを買ったのでこちらにも写真を…
ちなみに帰国後、これから日本でも普通に着られるわ〜と意気揚々と話していた私であったが、「普通には無理だと思うけどいいんじゃない?」という一言で日本では確実に浮くということを知り次のベトナム旅行までお蔵入りとなった。
食事を終えて2時間程車で移動し、メコン川クルーズに到着した。
エンジンボートに乗って、中州にある島に渡った。決して便利と言えないこの土地では多くの植物や果物、動物を飼って生活を営んでいるようであった。
ニシキヘビを巻いてみたり、この島特製のヤシの木で作った工芸編等のお土産屋さんをのぞいてみたり、とても楽しく充実した時間となった。
ニシキヘビを巻いた感想としては、生ぬるいよりは冷たいぬめぬめした重ためのうねうね動く物体が体に巻きついてくる(しかもなかなか離れない)けど、可愛い。
そしていよいよメコン川クルーズ!ということで小さな手漕ぎボートに乗って、木々が生い茂る小さな川を進んで行く。この旅行では多くの場所でボートや船に乗ってきたが、その土地土地で違った景色が広がっていて、ここは熱帯特有の景色が広がっていた。この川が遠く離れた中国から流れてきているものだと思うと感慨深い気持ちになった。
メコン川クルーズを終え、ホーチミン市内に戻って夕食を終えた。
深夜のフライトで帰国すべく、空港に向かう。
ホーチミン市内から空港までは夜間であれば30分ちょっとで到着する。
北から南まで約1800km。南北横断の旅が終わる。
四季がある北の都市ハノイ、ベトナム中部に位置する歴史溢れる都市フエ、ホイアン、そして青く広い海がある都市ダナン。熱帯気候の南の都市ホーチミン。すべての都市に色があって、違う空気が漂っていた。
様々な表情を感じられた南北ベトナム旅。多くの世界遺産、やさしいベトナムの人々。色濃く残るベトナムが辿ってきた歴史-
私はベトナムという一つの国を、少しだけ知った。そしてベトナムという一つの国がとても好きになった。
(2016年1月 三田村彩萌)
- 少数民族との出会い&世界遺産めぐり!ベトナム・カンボジアの旅
-
エリア:
- アジア>カンボジア>シェムリアップ
- アジア>ベトナム>ハロン湾
- アジア>ベトナム>サパ
- テーマ:クルーズ 世界遺産 歴史・文化・芸術
- 投稿日:2016/01/06 16:37
12月初旬、日本では冬の寒さが厳しくなる中、ベトナムとカンボジアへと旅をしてきました。
どちらの国も東南アジアの定番観光地であるが、行ったことのない私にとってはすごく楽しい旅となった。
ベトナムでは定番のハノイ、ハロン湾クルーズ、それに加えて北部のサパを訪れた。
そしてカンボジアではお馴染みのアンコール遺跡群周辺に加えて、
もう一つの世界遺産のプレアヴィヘアへ行くことに。
定番観光地に加えて、ちょっとコアな土地へ行けるということで、
いったいどんな出会いがあるのか期待を膨らませ、いざベトナム航空で出発!
--------------------------------------------------------------
★ハノイ★
成田から約5時間半でハノイに到着。
ベトナムというと日本より暑いかなーと思ったけれど、この日は日本の秋のような過ごしやすい日だった。
ハノイの町は想像以上ににぎやかで、商店街にはいろんなお店が出ていてとても活気がある。
ただ、バイクや車の交通量が多くて空気が悪いのが気になるためマスクがあると役に立つ。
驚くことに信号無視が日常茶飯事なハノイでは、車やバイクが道路を途切れなく走り、
どのタイミングで道を渡ればいいんだ、、、と、戸惑った初日・・・
しかし翌日にはその雰囲気にも慣れ、いつの間にか
ベトナム人に溶け込んで道を渡れている自分がなんだか可笑しかった。
ハノイの町は実はカフェが多くて女子会やデートやら家族団らんの時間を楽しんでいる人がとても印象的だった。カフェ巡りが好きな日本の女子にはぴったりの場所だろう。
ホアンキエム湖
地元民に人気のエッグコーヒー
それからハノイの定番の水上人形劇にも行ってみた。
言葉はベトナム語で全然わからないし人形が怖いので期待しすぎないでおこうと思ったら、
リアルな人形の動きと、突っ込みどころの多いストーリには思わず見入ってしまった。
水上人形劇
そしてベトナムを楽しむには欠かせない、ベトナム料理!
人気お店などで地元民に混ざって市内のお店で食べてみるのもおすすめ。
他にも香草をつかった風味豊かなベトナム料理はどれもおいしい!
ベトナムへ行ったら是非いろんな料理を召し上がっていただきたい。
★ハロン湾★
ハノイからバスで約3時間半でハロン湾に着く。
私が行った日はとっても天気が良くて12月ではめずらしいくらい気温も上がったらしく夏日だった。
クルーズでは新鮮な海鮮料理を食べながら世界遺産のハロン湾を眺めることができる。
大きな岩々が2000個近くあるハロン湾。
そのうち竜がでてくるんじゃないか!なんて思わせるようなとっても不思議な世界。
★サパ★
サパとはベトナム北部にある町で、少数民族が多く暮らしていることで知られている。
そしてお米の収穫の時期には黄金に輝く棚田がとても素晴らしい絶景となるのだ。
今までサパへはハノイから寝台列車で行くのが主な手段で、約8時間ほどかかったのだが、
今回私は2014年に開通した高速道路を利用してサパまで向かった。
ハノイから途中のラオカイまで高速が通ったのでそこまでわずか4時間程。
ラオカイを抜けるとそのあとは山道を1時間程度走ってサパへ着く。
今まで列車で長い時間かかっていたのが信じられないほど楽ちんに!
ただ、残念ながら私が行った日は、1年に数回あるかないかの霧がひどい雨の日。。。
本来であればとてつもなく美しい棚田風景が見れるらしいので、想像力をフルにして脳内で棚田を楽しんだ。
サパでは4つの村へ行ってきた。
黒モン族が多くみられるラオチャイ村、タヴァン村、マーチャ村、
それから赤ザオ族に会えるターフィン村。
黒モン族は藍染が得意な民族で、村の中には藍染工房も見られた。
それに対して赤ザオ族は刺繍がとっても得意。
民族によって得意分野が分かれていて、週末の市場ではそれぞれの品を交換しあっているのだとか。
少数民族の衣装はどの民族も非常に色とりどりで美しい。
伝統衣装を身にまとった彼女たちはびっくりするほど人懐こくみんなかわいらしい笑顔を向けてくる。
自分たちの民芸品を売ろうと必死に商売している姿はとても頼もしく力強さを感じる。
彼らの生活は自給自足で、昔の日本を思わせるようなのどかな田園風景が広がっているが、
最近ではバイクと携帯電話が必需品となっているらしく、だんだんと便利になってきたようだ。
町を歩いている途中で綺麗な伝統衣装を着た少女のポケットからテクニカルな音楽がなって
携帯電話に出たところを見たが、なんだかそのギャップに笑ってしまった。
そんな少数民族との素敵な出会いや、棚田風景を見ながらトレッキングを楽しみたい人にはとってもおすすめな場所。
★アンコールワット遺跡群
夜のうちにベトナムを出て約2時間弱でカンボジアへ。
到着日の翌日早朝4時。まだ真っ暗な時間にバスに乗り込んで向かう先はアンコールワット。
到着後もまだ薄暗い参道を歩く。大人気の世界遺産ということもあり、やっぱり観光客が多い。
暗かった空が少しずつ空がオレンジ色に変わっていくグラデーションは
とても美しく、ずっとみていたいと思ってしまうほどだった。
もちろん、日中のアンコールワットもとても美しい。
青空とともに池に反射する逆さアンコールはまるでCGかと思うほどきれいだった。
この日はアンコールトム、タプローム、プノンバケン山からの夕日をじっくり堪能した。
他の日にはバンテアスレイやトンレサップ湖にも足を延ばした。
バンテアスレイは赤みがかった寺院は他のアンコール遺跡群と違う雰囲気をはなっている。
彫りの深い美しいレリーフも見ものだ。
水上生活をしている人々の姿や、どこまでも続く湖を船に乗って楽しめるトンレサップ湖。
ガイドさん曰く、別料金で手漕ぎ船の体験もできると教えてくれた。
★プレアヴィヘア遺跡
シェムリアップから車で約4時間、タイとカンボジアの国境付近に位置するプレアヴィヘア。
カンボジアの世界遺産というとアンコールワットの印象が強いが、
2008年に世界遺産登録されたこの遺跡もとても素晴らしい。
世界遺産に登録されてから半年間はタイ軍が遺跡に入り、
銃声が鳴っているような危険な場所とされていた。
しかし、今はカンボジアの軍人も少なく、銃を持っている人はほとんど見当たらなかった。
シェムリアップから少し離れているせいもあるが、
観光客は他と比べて少ないのでとっても穴場な絶景観光地!
アンコールワットだけでなく、是非こちらにも足を延ばしてみるのもおすすめ!
そんなこんなであっという間に9日間が過ぎて行った。
ハノイの賑やかさからサパの民族との出会い、そしてカンボジアでの遺跡の日々、、、
どれも素晴らしく思い出すとまた行きたくなってしまう!そんなところだった。
定番観光地だけでなく、ちょっと人が行かないようなところにも
是非ともチャレンジすることをおすすめしたい!
ハロン湾クルーズ/龍が出てきそうな海を眺めながらの絶景クルーズは最高!★★★★☆
サパ/少数民族との出会いと美しい棚田風景は絶景!★★★★☆
アンコールワット遺跡/池に反射するアンコールワットは必見!★★★★★★
プレヴィヘア/青い空とカンボジアの大地との地平線が視界いっぱいに広がる!天空の寺院★★★★★
( 2015年12月 柳 舞美 )
- ● 遺跡三昧!夕陽三昧!リゾート三昧!贅沢盛り合わせ旅【カンボジア・ベトナム編】
-
エリア:
- アジア>カンボジア>シェムリアップ
- アジア>ベトナム>ホーチミン
- アジア>ベトナム>ニャチャン
- テーマ:ビーチ・島 世界遺産 歴史・文化・芸術
- 投稿日:2016/01/06 16:32
今回は入社後初めての出張ということでカンボジアとベトナムに9日間行かせていただきました。2カ国とも一度も訪れたことがない国だったのでぼんやりと東南アジアのイメージを持ちながら訪れた両国。でも国というよりも都市、都市よりももっと小さな視点でその土地のよさを感じることができた旅となりました。
1日目:成田→シェムリアップへ(シェムリアップ泊)
2日目:アンコールワット日の出鑑賞・アンコール遺跡群観光
プノンバケン夕陽鑑賞・アプサラダンスディナーショー(シェムリアップ泊)
3日目:ベンメリア遺跡観光・プリアヴィヘア夕陽鑑賞(プリアヴィヘア泊)
4日目:コーケー遺跡観光・スバエク・トム鑑賞(シェムリアップ泊)
5日目:トレンサップ湖クルーズ
シェムリアップ→ニャチャンへ(ニャチャン泊)
6日目:ニンヴァンベイに1日滞在(ニャチャン泊)
7日目:ニャチャン→ホーチミンへ
サイゴン川ディナークルーズ(ホーチミン泊)
8日目:クチトンネルとメコン川クルーズ観光(機中泊)
9日目:ホーチミン→成田へ
【1日目】
ベトナム航空で成田からハノイ乗り継ぎ約9時間でシェムリアップに到着しました。
着いた瞬間から立ちこめるむわっとした空気からカンボジアに着いたんだなあと実感。
時間帯もちょうど夕方で車の中から美しい夕焼けがお出迎えしてくれました。
【2日目】
●アンコールワットの日の出は息がとまるほどきれいでした
朝5時、眠い目をこすりながらアンコールワットへ。日の出鑑賞は人が多いので位置取りはとても大切です。わたしが行ったときはもう前の方は埋まっていたので、ちょっと段差があるところにスタンバイ。
真っ暗で月が見えていたあたりがぼんやりと紅く染まってきた…と思っていたらいつのまにかオレンジ色に、そして眩しすぎるくらいの朝日に出会うことができました。
20〜30分の出来事なのに一瞬一瞬で見える景色が変わってとっても神秘的な光景です。
アンコールワットの右側から顔をのぞかせる太陽
わたしが見に行った時期は冬至でアンコールワットの中央祠堂の右から朝日が昇ってきました。季節ごとに見える位置が変わるそうで(当たり前ですが)中央祠堂の真ん中から朝日が見える春分の日と秋分の日は特に人気だそうです。
●バイヨン〜象のテラス〜タプローム
日中はアンコール遺跡群観光へ。
バイヨンには菩薩像がたくさんいます。ガイドさんいわく、微笑んでいるようにみえる口元はクメール人の笑い方を元にしているそう。遺跡群を歩いていると当時はどんな様子だったんだろう、と想像せずにはいられません。レリーフも物語になっているので話を知ってから見るとよりおもしろいです。
●だんだんと沈んでいく夕陽は線香花火を見ているようでした
15時半頃夕陽を見にプノンバケンに移動。あれ、ちょっとはやくない?と思うかもしれませんが実はここ、入場できる人数が決まっているのです。満員になってしまうと上の人が降りてくるまであがれないので、夕陽を見にここに行く方は要注意!1時間半ほど山の上で待ちましたが、そんな待ち時間を忘れてしまうほど美しい夕陽をみることができました。写真で見るよりも本物は100倍美しいです。
【3日目】
●密林に眠る東のアンコール「ベンメリア」
プリアヴィヘアに向かう途中にベンメリアへ立ち寄りました。建物のほとんどが崩壊していますが、それが逆に迷路のようでおもしろいこの遺跡。遺跡と木々が混じり合って本当にジブリの世界に迷い込んだようでした。積み上げられているたくさんの石もよく見るとレリーフが掘ってあったり、これまた想像力が掻き立てられます。ガイドさんによると近々ここも修復候補としてあがっているようで、もしかしたら現在のベンメリアを見られるのも今のうちかもしれません。
●カンボジアのパノラマを独り占めしちゃいました
シェムリアップから車で4時間、タイとの国境にあるプリアヴィヘアに到着。山の頂上に向かって5層にわかれている寺院とその先にある絶景をじっくりたっぷり堪能しました。頂上まではゆるやかな上り坂が続いています。人が多くないのでその分ゆったりと観光できそうです。中央祠堂を過ぎた先はカンボジアの景色を一望できる断崖絶壁が!スリルは満点、感動はもちろん200点満点です!!!
その日は私たちしかその場にいなかったので、まさに絶景を独り占めしてしまいました。本当にいいものをみると、本当にいいっていう言葉しかでてこないんだなあ、と実感した瞬間でした。
観光を終えたあとはプリアヴィヘア唯一のホテルで1泊。
【4日目】
●コーケー遺跡群(プラサット・リンガ〜プラサット・トム〜プラサット・プラム)
プリアヴィヘアの帰り道はコーケー遺跡群に立ち寄りました。60もの寺院から成り立つコーケー遺跡群ですが、その中の3つの寺院を今回はまわりました。特にピラミッド型の寺院プラサット・トムは他には類を見ない寺院となっています。個人的にはプラサット・プラムがお気に入りでした。
●カンボジアの伝統芸能「影絵芝居」
この日の夜はカンボジアの伝統芸能である影絵芝居を見ながらご飯を食べられるレストランに行きました。シェムリアップはカンボジア影絵の発祥地です。言葉はクメール語で理解できませんでしたが、ストーリーはラーマーヤナ物語が元になっているのでなんとなくどんな物語になっているかはわかると思います。このレストランでははじめにあらすじが書かれた紙を渡してくれました。
【5日目】
●トレンサップ湖クルーズ
とうとうシェムリアップも最終日。最後にトレンサップ湖クルーズに参加してきました。トレンサップ湖には水上に浮かぶ村があります。スーパーや交番、小学校もあります。多くの人は水上と地上の両方に家をもっているそうです。水上の村の周辺をクルージングしたあとは、小さなボートに乗りかえてマングローブの森の中を進んでいきます。ゆったりと流れる時間がとても心地良かった…
【6日目・7日目】
●ベトナム、ニャチャンに到着!
シェムリアップからホーチミン乗り継ぎでニャチャンに到着。
ホーチミンのベトナム国内線の乗り継ぎはターミナルが違うので少し時間がかかります。
ここで今回宿泊したニャチャンのホテルを2つ紹介したいと思います。
●エバソンシックスセンシズ・アナマンダラ
ニャチャンで唯一のプライベートビーチフロントのリゾートです。ホテルの中はリゾート感満載ですが、一歩外にでてニャチャンの街中も楽しむこともできます。日中のビーチの美しさはもちろん、夜もライトの雰囲気が絶妙で歩いているだけで幸せな気持ちになれました。ホテルに到着するとウェルカムドリンクとオリジナルのアイスクリームがお出迎えしてくれました。
●シックスセンシズ・ニンヴァンベイ
自然に囲まれてゆったり流れる時間がとても心地よく感じるリゾート、それがシックスセンシズ・ニンヴァンベイです。ボートでホテルに到着するとスタッフが笑顔で出迎えてくれました。海辺をお散歩したり、部屋で景色をみながらぼーっとしたり、デイベッドで寝転んだりゆーっくり贅沢な時間を過ごすことができました。
●最終デスティネーション、ホーチミンに到着!
7日目の夜にホーチミンに移動。サイゴン川ディナークルーズに乗船しました。とても人気のようで船内は人がいっぱい!各階のステージでは音楽が流れたり、伝統の踊りを披露してくれたりいろんなエンターテインメントが楽しめます。ホーチミンの夜景も両サイドから見られるように一周してくれるので安心です。
【8日目・9日目】
最後の1日はホーチミンから参加できるオプショナルツアーに参加したあと市街地散策。ドンコイ通りやサイゴン大教会はもちろん、至る所に雰囲気が良いカフェやおしゃれな雑貨屋さんがありアクティビティだけでなくショッピングも楽しめた1日になりました。
●クチトンネルとメコン川クルーズ
隠れ穴に実際に入って実演してくれました
トンネルの中はとても狭いので5分歩くだけでも疲れます
クルーズの途中は南国フルーツでひとやすみ
ボートに揺られて気持ちよかったです
夜はホーチミンから帰国の途へ着きました。長いようであっという間だった9日間。いくつもの遺跡をみてアンコールワットの朝日、プノンバケンの夕陽、そしてプリアヴィヘアでも夕陽をみて、そしてリゾートでのんびりして。帰りの飛行機の中でも夢見心地で、大満足な旅となりました。
スタッフのおすすめ度
シェムリアップ ★★★★★ 遺跡ももちろん街歩きもとても楽しい
プリアヴィヘア ★★★★★ 天空の遺跡とカンボジアのパノラマは必見
ニャチャン ★★★★★ ニャチャンを訪れる際はぜひシックスセンシズリゾートへ!
ホーチミン ★★★★ クチトンネルとメコン川クルーズのセットには大満足
(2015年12月 若狭由希)
1日目:成田→シェムリアップへ(シェムリアップ泊)
2日目:アンコールワット日の出鑑賞・アンコール遺跡群観光
プノンバケン夕陽鑑賞・アプサラダンスディナーショー(シェムリアップ泊)
3日目:ベンメリア遺跡観光・プリアヴィヘア夕陽鑑賞(プリアヴィヘア泊)
4日目:コーケー遺跡観光・スバエク・トム鑑賞(シェムリアップ泊)
5日目:トレンサップ湖クルーズ
シェムリアップ→ニャチャンへ(ニャチャン泊)
6日目:ニンヴァンベイに1日滞在(ニャチャン泊)
7日目:ニャチャン→ホーチミンへ
サイゴン川ディナークルーズ(ホーチミン泊)
8日目:クチトンネルとメコン川クルーズ観光(機中泊)
9日目:ホーチミン→成田へ
【1日目】
ベトナム航空で成田からハノイ乗り継ぎ約9時間でシェムリアップに到着しました。
着いた瞬間から立ちこめるむわっとした空気からカンボジアに着いたんだなあと実感。
時間帯もちょうど夕方で車の中から美しい夕焼けがお出迎えしてくれました。
【2日目】
●アンコールワットの日の出は息がとまるほどきれいでした
朝5時、眠い目をこすりながらアンコールワットへ。日の出鑑賞は人が多いので位置取りはとても大切です。わたしが行ったときはもう前の方は埋まっていたので、ちょっと段差があるところにスタンバイ。
真っ暗で月が見えていたあたりがぼんやりと紅く染まってきた…と思っていたらいつのまにかオレンジ色に、そして眩しすぎるくらいの朝日に出会うことができました。
20〜30分の出来事なのに一瞬一瞬で見える景色が変わってとっても神秘的な光景です。
だんだん明るくなってきました
アンコールワットの右側から顔をのぞかせる太陽
こんなにも人がたくさん
わたしが見に行った時期は冬至でアンコールワットの中央祠堂の右から朝日が昇ってきました。季節ごとに見える位置が変わるそうで(当たり前ですが)中央祠堂の真ん中から朝日が見える春分の日と秋分の日は特に人気だそうです。
朝日に照らされてオレンジ色に染まる遺跡
●バイヨン〜象のテラス〜タプローム
日中はアンコール遺跡群観光へ。
バイヨンには菩薩像がたくさんいます。ガイドさんいわく、微笑んでいるようにみえる口元はクメール人の笑い方を元にしているそう。遺跡群を歩いていると当時はどんな様子だったんだろう、と想像せずにはいられません。レリーフも物語になっているので話を知ってから見るとよりおもしろいです。
菩薩像と同じ微笑み方をしてみました
象のテラスには彫刻がたくさん
びっくりするくらい根が入り組んでいるタプローム遺跡
カメラを向けたら素敵な笑顔を見せてくれました
水面に浮かぶアンコールワット
天井には金箔が貼られていた面影がたくさん
●だんだんと沈んでいく夕陽は線香花火を見ているようでした
15時半頃夕陽を見にプノンバケンに移動。あれ、ちょっとはやくない?と思うかもしれませんが実はここ、入場できる人数が決まっているのです。満員になってしまうと上の人が降りてくるまであがれないので、夕陽を見にここに行く方は要注意!1時間半ほど山の上で待ちましたが、そんな待ち時間を忘れてしまうほど美しい夕陽をみることができました。写真で見るよりも本物は100倍美しいです。
だんだんとオレンジ色に染まっていく太陽
一瞬のうちに沈んでいき、あたりはとても神秘的な雰囲気に
【3日目】
●密林に眠る東のアンコール「ベンメリア」
プリアヴィヘアに向かう途中にベンメリアへ立ち寄りました。建物のほとんどが崩壊していますが、それが逆に迷路のようでおもしろいこの遺跡。遺跡と木々が混じり合って本当にジブリの世界に迷い込んだようでした。積み上げられているたくさんの石もよく見るとレリーフが掘ってあったり、これまた想像力が掻き立てられます。ガイドさんによると近々ここも修復候補としてあがっているようで、もしかしたら現在のベンメリアを見られるのも今のうちかもしれません。
こだまやヤックルが現れそうな雰囲気
中央の寺院は完全に崩壊してしまって跡形もありませんでした
まるで迷路気分
遺跡の欠片がいたるところにあります
●カンボジアのパノラマを独り占めしちゃいました
シェムリアップから車で4時間、タイとの国境にあるプリアヴィヘアに到着。山の頂上に向かって5層にわかれている寺院とその先にある絶景をじっくりたっぷり堪能しました。頂上まではゆるやかな上り坂が続いています。人が多くないのでその分ゆったりと観光できそうです。中央祠堂を過ぎた先はカンボジアの景色を一望できる断崖絶壁が!スリルは満点、感動はもちろん200点満点です!!!
こんなところにもガルーダ像がいました
実はアンコールワットより前に建てられた寺院なんです
頂上に到着!実は高い所が苦手で心臓ばくばくでした
サンセットの時間まで一休み
広大な景色とそこに沈んで行く夕陽
その日は私たちしかその場にいなかったので、まさに絶景を独り占めしてしまいました。本当にいいものをみると、本当にいいっていう言葉しかでてこないんだなあ、と実感した瞬間でした。
観光を終えたあとはプリアヴィヘア唯一のホテルで1泊。
リゾート風のホテル「プリアヴィヘア・ブティック・ホテル」
【4日目】
●コーケー遺跡群(プラサット・リンガ〜プラサット・トム〜プラサット・プラム)
プリアヴィヘアの帰り道はコーケー遺跡群に立ち寄りました。60もの寺院から成り立つコーケー遺跡群ですが、その中の3つの寺院を今回はまわりました。特にピラミッド型の寺院プラサット・トムは他には類を見ない寺院となっています。個人的にはプラサット・プラムがお気に入りでした。
プラサット・リンガの中の様子
プラサット・リンガの管理人のお子さんの女の子と一緒に
ピラミッド型の寺院プラサット・トム
今は上に登ることもできます
ここまで木が巻き付いている景観は希少価値です
●カンボジアの伝統芸能「影絵芝居」
この日の夜はカンボジアの伝統芸能である影絵芝居を見ながらご飯を食べられるレストランに行きました。シェムリアップはカンボジア影絵の発祥地です。言葉はクメール語で理解できませんでしたが、ストーリーはラーマーヤナ物語が元になっているのでなんとなくどんな物語になっているかはわかると思います。このレストランでははじめにあらすじが書かれた紙を渡してくれました。
【5日目】
●トレンサップ湖クルーズ
とうとうシェムリアップも最終日。最後にトレンサップ湖クルーズに参加してきました。トレンサップ湖には水上に浮かぶ村があります。スーパーや交番、小学校もあります。多くの人は水上と地上の両方に家をもっているそうです。水上の村の周辺をクルージングしたあとは、小さなボートに乗りかえてマングローブの森の中を進んでいきます。ゆったりと流れる時間がとても心地良かった…
水上に浮かぶ家
これが小学校です
マングローブの密林の中を進んでいきました
【6日目・7日目】
●ベトナム、ニャチャンに到着!
シェムリアップからホーチミン乗り継ぎでニャチャンに到着。
ホーチミンのベトナム国内線の乗り継ぎはターミナルが違うので少し時間がかかります。
ここで今回宿泊したニャチャンのホテルを2つ紹介したいと思います。
●エバソンシックスセンシズ・アナマンダラ
ニャチャンで唯一のプライベートビーチフロントのリゾートです。ホテルの中はリゾート感満載ですが、一歩外にでてニャチャンの街中も楽しむこともできます。日中のビーチの美しさはもちろん、夜もライトの雰囲気が絶妙で歩いているだけで幸せな気持ちになれました。ホテルに到着するとウェルカムドリンクとオリジナルのアイスクリームがお出迎えしてくれました。
ウェルカムドリンクとアイスクリーム
デラックスシービュールーム
朝起きたらそこは…夢のような世界でした
アナマンダラのプライベートビーチです
ここではシックスセンシズスパも利用できます
プールも2ヶ所にあります
●シックスセンシズ・ニンヴァンベイ
自然に囲まれてゆったり流れる時間がとても心地よく感じるリゾート、それがシックスセンシズ・ニンヴァンベイです。ボートでホテルに到着するとスタッフが笑顔で出迎えてくれました。海辺をお散歩したり、部屋で景色をみながらぼーっとしたり、デイベッドで寝転んだりゆーっくり贅沢な時間を過ごすことができました。
シックスセンシズ・ニンヴァンベイにはボートに乗って向かいます
ヴィラの前で1枚
特徴的な岩がたくさん
ニンヴァンベイのビーチ
レモングラス入りチーズケーキは超絶品!
部屋に戻るときれいにベッドメイキングされていました
●最終デスティネーション、ホーチミンに到着!
7日目の夜にホーチミンに移動。サイゴン川ディナークルーズに乗船しました。とても人気のようで船内は人がいっぱい!各階のステージでは音楽が流れたり、伝統の踊りを披露してくれたりいろんなエンターテインメントが楽しめます。ホーチミンの夜景も両サイドから見られるように一周してくれるので安心です。
【8日目・9日目】
最後の1日はホーチミンから参加できるオプショナルツアーに参加したあと市街地散策。ドンコイ通りやサイゴン大教会はもちろん、至る所に雰囲気が良いカフェやおしゃれな雑貨屋さんがありアクティビティだけでなくショッピングも楽しめた1日になりました。
●クチトンネルとメコン川クルーズ
隠れ穴に実際に入って実演してくれました
トンネルの中はとても狭いので5分歩くだけでも疲れます
クルーズの途中は南国フルーツでひとやすみ
ボートに揺られて気持ちよかったです
夜はホーチミンから帰国の途へ着きました。長いようであっという間だった9日間。いくつもの遺跡をみてアンコールワットの朝日、プノンバケンの夕陽、そしてプリアヴィヘアでも夕陽をみて、そしてリゾートでのんびりして。帰りの飛行機の中でも夢見心地で、大満足な旅となりました。
スタッフのおすすめ度
シェムリアップ ★★★★★ 遺跡ももちろん街歩きもとても楽しい
プリアヴィヘア ★★★★★ 天空の遺跡とカンボジアのパノラマは必見
ニャチャン ★★★★★ ニャチャンを訪れる際はぜひシックスセンシズリゾートへ!
ホーチミン ★★★★ クチトンネルとメコン川クルーズのセットには大満足
(2015年12月 若狭由希)
- 歴史と自然を大満喫!カンボジア・ベトナム9日間の旅
-
エリア:
- アジア>カンボジア>シェムリアップ
- アジア>ベトナム>ホーチミン
- アジア>ベトナム>フーコック島
- テーマ:ビーチ・島 世界遺産 歴史・文化・芸術
- 投稿日:2016/01/05 15:32
カンボジア・ベトナム出張の機会をいただき、シェムリアップ4泊、フーコック2泊、ホーチミン1泊の旅をしてきました。入社半年で訪れた国はもう4カ国。たくさん旅に行かせてもらい、行く度にどんどん好きになってゆく海外。一人思い出にふけながら書くこの旅行記では、カンボジア、ベトナムの魅力を少しでも伝えてゆけたらと思います。
今回の旅はベトナム航空利用。まずは成田からハノイ乗り継ぎでシェムリアップへ向かいます。下調べでハノイでの乗り継ぎは難しいなんて書いてあったので少々不安でしたが、無事乗り継ぎをクリアしシェムリアップに到着!
飛行機をおりると湿気たっぷりの熱風が押し寄せてきました。蒸し蒸しと暑いこの感じ。東南アジアに来たんだと実感させられます。
《シェムリアップ》
シェムリアップといえばアンコールワットを代表とする遺跡群。
今回は私が行った中で特によかったスポットを紹介していきたいと思います。
●カンボジアNO1観光スポット、アンコールワット
カンボジアと言えばアンコールワット。何て言われるほどカンボジアを代表する寺院。ちなみにカンボジア人はものすごくアンコールワットを誇りに思っていて、タイの女優が「アンコールワットはタイのもの」と発言しただけで大使館を焼き討ちにするほどの暴動が起きたそう。そんなカンボジアの誇りであるアンコールワットをまずは紹介してゆきたいと思います。
ため息がでるほど美しく、荘厳な寺院でした。
外観も素晴らしいのですが、回廊内も美しいレリーフや像がたくさんあり見所満載です。
ちなみアンコールワットが1番美しく見える時間は日の出の時間。いわゆるアンコールワットの朝焼けです。
日が昇るにつれ後ろから照らされるその姿はなんとも神秘的で、息が止まるほどの絶景なんだそう。ちなみに私も朝焼け鑑賞をしに朝5時に起きてアンコールワットに行ったのですが、あいにくの曇り空で見れず…1番楽しみにしていただけにがっかり、、、
雲が邪魔して見れないことも結構あるそうなのでこればかりは運次第。でも何度もトライしてでも見る価値あり!だそうなので朝焼けを見にまたアンコールワットに来ようと心に誓いました。
○密林の遺跡、ベンメリア
ジブリアニメ「天空の城ラピュタ」のモデルになったと言われるベンメリア。
ここはもう本当にジブリの世界でした。
ベンメリアは1990年代に発見されてから内戦の影響などでほとんど修復されておらずかなり崩壊しており、そこらじゅうにブロックが散乱し、苔や草が生い茂っています。
しかしベンメリアはその崩壊ぶりがものすごく良い味を出していて、神秘的で美しいのです。
ベンメリアは観光客が少なく静かなところでした。
自然のブランコに乗ってぼーっとしながら目をつぶるとラピュタの映像が浮かび、目を開けると実際にラピュタでみた景色が広がる。まるでジブリの世界にいるんじゃないかと錯覚するほど、幻想的で不思議な場所でした。
今回の旅の中で1番印象に残った場所です。
今後、観光客が増えてゆくと神秘的な雰囲気も存分に味わえなくなると思うので、ぜひ観光客が増える前に訪れていただきたいです。また、雨季に行くと苔や草木が生い茂り緑が映え、より一層美しい姿が見れるのでオススメです。
●大自然を満喫できるプノンクーレン
プノンクーレンはシェムリアップから車で1時間半ほどの場所にあります。ジャヤバルマン2世がアンコール王国独立を宣言した聖なる山で、アンコール発祥の地と言われる場所です。中心には金色に輝く巨大な涅槃像が有名なプレア・アントン寺院があります
プノンクレーンはとにかく自然がいっぱいなので、のんびり散策するのがオススメです。不意に遺跡が現れたりもするので、歩いているだけでも楽しいです。暑くなったら冷たい川に入ってひと休みもできます。また、バーベキューができる場所もあるのでカンボジアの聖なる大自然に囲まれながらのバーベキューなんてのもいいですね。
以上がカンボジア・シェムリアップで実際に見てきた中でのオススメの場所です。
映画「トゥームレイダー」の撮影地にもなった、ガジュマルの樹に侵食される遺跡タプロームも良かったのですが、観光客が多すぎて雰囲気をよく味わえなかったのでオススメにはあげませんでした。
●シェムリアップ町歩き(夜)
シェムリアップに来てから毎晩のように夜歩きをしていたので、その様子も少し紹介しようと思います。
ナイトマーケットストリートの先にアンコールナイトマーケットがあるのですが、そこに日本人が経営するショップが3つありました。どのお店も可愛らしい雑貨を扱っていて女性にオススメです!日本人の店員もいるので日本が恋しくなったらお話ししに行ってみるのもいいですね。
また、シェムリアップの夜の街を観光客の多いパブストリートから薄暗い人通りの少ない路地裏なんかまで歩き回りましたが、危ない思いは一切しませんでした。カンボジア=危険のような固定観念があったけれど、全然そんなことないと実際に行ってみて思いました。ただ、スリなんかはやっぱりあるようなので、貴重品には注意しましょう。
次はベトナムフーコックへ向かいます。
シェムリアップからホーチミンで乗り継ぎ、ホーチミンから国内線に乗り1時間ほどでフーコックに到着です。
《フーコック島》
ベトナムの秘境とも呼ばれるフーコック島。フーコックは本当に海が綺麗なので、美しい海を思う存分満喫するのがオススメです。
美しいビーチを満喫したら、夜はナイトマーケットで新鮮な魚介類を!
ナイトマーケットでは毎夜とれたての新鮮な魚介類が並びます。それを目の前で焼いてもらい、焼きたての海鮮がデーブルに並べられます。種類も豊富でウニやカニ、エビなどはもちろん、蛇やカエルまでおいています。フーコックでは新鮮な焼きたての海鮮をお腹いっぱいに食べれる毎日が送れますので、海鮮好きにはおすすめです!
フーコックは良い意味で何もないところでした。何もないからこそ自然を楽しめ、日々の喧騒を忘れてリラックスできる場所です。
フーコックに来たら是非のんびりとした1日を過ごしてみてください。朝はゆっくり起きてビーチに向かい、ビーチでのんびり。フーコック島の砂は鳴き砂なので歩くたびにキュッキュッと鳴く砂の声にもまた癒されます。お腹が空いたら市場に行って新鮮な海鮮をいただき、またビーチに戻って美しいサンセットを見ながら晩酌。なんて1日、最高です。何も考えずただただ自然を感じる。そんな1日をフーコックでは過ごしてみてください!
《ホーチミン》
ラスト2日はホーチミンに滞在。ホーチミンではクチトンネルとミトのメコン川クルーズへ行ってきました。
○クチトンネル
ここはベトナム戦争の舞台となり、戦争中米軍を苦しめたゲリラの基地となった場所です。ベトナム兵士は地下に全長250キロのトンネルを掘り、そこで生活したり、武器を作ったりしていました。現在そのトンネルや、戦争で使われた武器、落とし穴などが展示され、また、実際にトンネル内に入ったりなんかもできます。
クチトンネルは実際にトンネルに入れたり、射撃体験ができたりと見るだけではなく実際に体験出来るのが良かったです。ただ、ここで多くの人が亡くなっているのか、なんて考えると複雑な気持ちになりました。
ここに来られる予定の方は歩きやすい靴と汚れても良い服でくることをオススメします!
また、クチトンネルは説明されないとわからない物が多いので、日本人ガイドをつけるか、事前に予習してまわると意味がわかりより楽しめます。
《ミトのメコン川クルーズ》
この旅最後のイベントはミトのメコン川クルーズ。まずはホーチミンから車で1時間ほどのミトの町に行き、そこから船でメコン川の中州の島に向かいます。
メコン川クルーズはのんびりと進む船の中でぼーっと過ごしてしまいました。ものすごくリラックスできます。一緒に船を漕いだりしてもまた楽しめます。ホーチミンの喧騒につかれたらミトのメコン川クルーズが是非オススメです。
スタッフのオススメ度
・シェムリアップ ★★★★★ たくさんの遺跡がありますが、中でもベンメリアはかなりオススメ!
・フーコック ★★★★ 何もないのが良い!のんびりと過ごしてみて下さい!
・ホーチミン ★★★ ホーチミンの喧騒に疲れたらクルーズで癒しを!
(2015年11月 下根光貴 )
今回の旅はベトナム航空利用。まずは成田からハノイ乗り継ぎでシェムリアップへ向かいます。下調べでハノイでの乗り継ぎは難しいなんて書いてあったので少々不安でしたが、無事乗り継ぎをクリアしシェムリアップに到着!
飛行機をおりると湿気たっぷりの熱風が押し寄せてきました。蒸し蒸しと暑いこの感じ。東南アジアに来たんだと実感させられます。
《シェムリアップ》
シェムリアップといえばアンコールワットを代表とする遺跡群。
今回は私が行った中で特によかったスポットを紹介していきたいと思います。
●カンボジアNO1観光スポット、アンコールワット
カンボジアと言えばアンコールワット。何て言われるほどカンボジアを代表する寺院。ちなみにカンボジア人はものすごくアンコールワットを誇りに思っていて、タイの女優が「アンコールワットはタイのもの」と発言しただけで大使館を焼き討ちにするほどの暴動が起きたそう。そんなカンボジアの誇りであるアンコールワットをまずは紹介してゆきたいと思います。
30年もの歳月をかけて造られたと言われるアンコールワット。とにかく敷地内は広く、また巨大な建造物は圧巻でした。
第一回廊
第一回廊内。ながーーーーーい廊下
チラッ
回廊の壁にはこのようなレリーフが一面に描かれています。とても精巧で美しく、見ているだけでも楽しいですが、このレリーフには物語があるのでアンコールワットに訪れる前に予習してからくるとレリーフの意味もわかりさらに楽しめます。
第三回廊
美しい彫刻
ため息がでるほど美しく、荘厳な寺院でした。
外観も素晴らしいのですが、回廊内も美しいレリーフや像がたくさんあり見所満載です。
ちなみアンコールワットが1番美しく見える時間は日の出の時間。いわゆるアンコールワットの朝焼けです。
日が昇るにつれ後ろから照らされるその姿はなんとも神秘的で、息が止まるほどの絶景なんだそう。ちなみに私も朝焼け鑑賞をしに朝5時に起きてアンコールワットに行ったのですが、あいにくの曇り空で見れず…1番楽しみにしていただけにがっかり、、、
雲が邪魔して見れないことも結構あるそうなのでこればかりは運次第。でも何度もトライしてでも見る価値あり!だそうなので朝焼けを見にまたアンコールワットに来ようと心に誓いました。
○密林の遺跡、ベンメリア
ジブリアニメ「天空の城ラピュタ」のモデルになったと言われるベンメリア。
ここはもう本当にジブリの世界でした。
入り口からもうかなりの崩壊ぶり
ベンメリアは1990年代に発見されてから内戦の影響などでほとんど修復されておらずかなり崩壊しており、そこらじゅうにブロックが散乱し、苔や草が生い茂っています。
しかしベンメリアはその崩壊ぶりがものすごく良い味を出していて、神秘的で美しいのです。
ラピュタの巨大な木の前で
崩壊
異世界への入り口のよう
勇気があれば中にも入れます
入ってみたものの中は真っ暗
敷地内に自然のブランコなんかもあります
ブランコを探すのも面白い
ベンメリアは観光客が少なく静かなところでした。
自然のブランコに乗ってぼーっとしながら目をつぶるとラピュタの映像が浮かび、目を開けると実際にラピュタでみた景色が広がる。まるでジブリの世界にいるんじゃないかと錯覚するほど、幻想的で不思議な場所でした。
今回の旅の中で1番印象に残った場所です。
今後、観光客が増えてゆくと神秘的な雰囲気も存分に味わえなくなると思うので、ぜひ観光客が増える前に訪れていただきたいです。また、雨季に行くと苔や草木が生い茂り緑が映え、より一層美しい姿が見れるのでオススメです。
●大自然を満喫できるプノンクーレン
プノンクーレンはシェムリアップから車で1時間半ほどの場所にあります。ジャヤバルマン2世がアンコール王国独立を宣言した聖なる山で、アンコール発祥の地と言われる場所です。中心には金色に輝く巨大な涅槃像が有名なプレア・アントン寺院があります
プレアアントン寺院入り口・のどかな風景が広がっています
お釈迦様の足跡が!
涅槃像
微笑んでいるようにも見える
聖水を作る僧侶。ここに水を流し、僧侶がお経を唱えることで流れる水は聖水になるそう
水も量が多くよく見えないけれど、川底一面に彫刻が彫られています 、乾季になると水が引いてよく見えるそう
千本リンガの上で
散策してたらいきなり現れた遺跡。緑が美しい
聖なる滝の前で
プノンクレーンはとにかく自然がいっぱいなので、のんびり散策するのがオススメです。不意に遺跡が現れたりもするので、歩いているだけでも楽しいです。暑くなったら冷たい川に入ってひと休みもできます。また、バーベキューができる場所もあるのでカンボジアの聖なる大自然に囲まれながらのバーベキューなんてのもいいですね。
以上がカンボジア・シェムリアップで実際に見てきた中でのオススメの場所です。
映画「トゥームレイダー」の撮影地にもなった、ガジュマルの樹に侵食される遺跡タプロームも良かったのですが、観光客が多すぎて雰囲気をよく味わえなかったのでオススメにはあげませんでした。
●シェムリアップ町歩き(夜)
シェムリアップに来てから毎晩のように夜歩きをしていたので、その様子も少し紹介しようと思います。
日本人が経営するショップ「HARIHARA」
日本人が経営するショップ「SUIJO」
ナイトマーケットストリートの先にアンコールナイトマーケットがあるのですが、そこに日本人が経営するショップが3つありました。どのお店も可愛らしい雑貨を扱っていて女性にオススメです!日本人の店員もいるので日本が恋しくなったらお話ししに行ってみるのもいいですね。
また、シェムリアップの夜の街を観光客の多いパブストリートから薄暗い人通りの少ない路地裏なんかまで歩き回りましたが、危ない思いは一切しませんでした。カンボジア=危険のような固定観念があったけれど、全然そんなことないと実際に行ってみて思いました。ただ、スリなんかはやっぱりあるようなので、貴重品には注意しましょう。
次はベトナムフーコックへ向かいます。
シェムリアップからホーチミンで乗り継ぎ、ホーチミンから国内線に乗り1時間ほどでフーコックに到着です。
《フーコック島》
ベトナムの秘境とも呼ばれるフーコック島。フーコックは本当に海が綺麗なので、美しい海を思う存分満喫するのがオススメです。
ビーチで昼寝
美しいビーチを満喫したら、夜はナイトマーケットで新鮮な魚介類を!
南国フルーツがたくさん!
新鮮な魚介類が並ぶ
大きなうに
選んだ海鮮を目の前で焼いてくれる
これからいただくカニと
貝殻を加工した美しいアクセサリーショップ
ナイトマーケットでは毎夜とれたての新鮮な魚介類が並びます。それを目の前で焼いてもらい、焼きたての海鮮がデーブルに並べられます。種類も豊富でウニやカニ、エビなどはもちろん、蛇やカエルまでおいています。フーコックでは新鮮な焼きたての海鮮をお腹いっぱいに食べれる毎日が送れますので、海鮮好きにはおすすめです!
フーコックは良い意味で何もないところでした。何もないからこそ自然を楽しめ、日々の喧騒を忘れてリラックスできる場所です。
フーコックに来たら是非のんびりとした1日を過ごしてみてください。朝はゆっくり起きてビーチに向かい、ビーチでのんびり。フーコック島の砂は鳴き砂なので歩くたびにキュッキュッと鳴く砂の声にもまた癒されます。お腹が空いたら市場に行って新鮮な海鮮をいただき、またビーチに戻って美しいサンセットを見ながら晩酌。なんて1日、最高です。何も考えずただただ自然を感じる。そんな1日をフーコックでは過ごしてみてください!
《ホーチミン》
ラスト2日はホーチミンに滞在。ホーチミンではクチトンネルとミトのメコン川クルーズへ行ってきました。
○クチトンネル
ここはベトナム戦争の舞台となり、戦争中米軍を苦しめたゲリラの基地となった場所です。ベトナム兵士は地下に全長250キロのトンネルを掘り、そこで生活したり、武器を作ったりしていました。現在そのトンネルや、戦争で使われた武器、落とし穴などが展示され、また、実際にトンネル内に入ったりなんかもできます。
トンネルに入ってみた
トンネルの中は狭いし暑いし真っ暗
落とし穴。下には大量の鉄の槍が
蟻塚に似せた空気穴。空気穴が米兵に見つかるとその穴から水や毒ガスを入れられるので、カモフラージュのために蟻塚に似せて作ったんだそう
実際に使われた戦車
本物の爆弾
爆弾投下跡
射撃体験してみた
クチトンネルは実際にトンネルに入れたり、射撃体験ができたりと見るだけではなく実際に体験出来るのが良かったです。ただ、ここで多くの人が亡くなっているのか、なんて考えると複雑な気持ちになりました。
ここに来られる予定の方は歩きやすい靴と汚れても良い服でくることをオススメします!
また、クチトンネルは説明されないとわからない物が多いので、日本人ガイドをつけるか、事前に予習してまわると意味がわかりより楽しめます。
《ミトのメコン川クルーズ》
この旅最後のイベントはミトのメコン川クルーズ。まずはホーチミンから車で1時間ほどのミトの町に行き、そこから船でメコン川の中州の島に向かいます。
中州の島へ!
中州の島に到着するとそこはジャングルでした。南国フルーツの木が生い茂り、ゆったりとした時間が流れています。
中州島内の養蜂場にて 大量のミツバチと
養蜂場でハチミツのお茶とフルーツやナッツを揚げたお菓子をいただきました
休憩所で南国フルーツを
ジャングルクルーズ
メコン川クルーズはのんびりと進む船の中でぼーっと過ごしてしまいました。ものすごくリラックスできます。一緒に船を漕いだりしてもまた楽しめます。ホーチミンの喧騒につかれたらミトのメコン川クルーズが是非オススメです。
スタッフのオススメ度
・シェムリアップ ★★★★★ たくさんの遺跡がありますが、中でもベンメリアはかなりオススメ!
・フーコック ★★★★ 何もないのが良い!のんびりと過ごしてみて下さい!
・ホーチミン ★★★ ホーチミンの喧騒に疲れたらクルーズで癒しを!
(2015年11月 下根光貴 )
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