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- ブラジルだけじゃない! ボリビアのアマゾン「ルレナバケ」の魅力に迫る!! 野生動物の楽園パンパスでアナコンダ探し・ピラニア釣り・カピパラ、メ
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エリア:
- 中南米>ボリビア>ボリビアその他の都市
- テーマ:ハイキング・登山 自然・植物 動物
- 投稿日:2017/01/16 11:25
リスザル(ヤクマ自然保護区)
ついにアマゾンを訪れる時が来た。しかもボリビアのアマゾン。ボリビア=ウユニ塩湖のイメージが強いと思いますが実はボリビアの国土の半分がアマゾンジャングル地帯。しかもボリビアのアマゾン地帯は野生動物の楽園で、特にめずらしい野鳥がたくさんいるのです。今回その場所を視察して参りましたのでその様子をご紹介いたします!
なぜボリビアのアマゾンなのか
アマゾンといえば、どこでも野生動物を見られるように思われがちですが、実際には野生動物を多く見られる場所はわずかです。各地で開発が続き、野生動物の生息域は日に日に狭められているのが現実だからです。たとえば、ブラジルのアマゾンではマナウスが有名ですが、本当の野生を体験するためには何日も上流へ上がる必要があります。そこには中流域のアマゾンとしての別の魅力があります。
簡単に野生動物を見られる場所に行けて、なおかつ冒険的な体験をしたいのであれば、ボリビア・アマゾンがお勧めです。ボリビア・アマゾンでも特に野生動物が多いのが、「ヤクマ自然保護区」です。比較的アクセスも良く、日本をたって2日目の午後にはアマゾン川の源流域でのボートサファリを楽しむことができます。ボリビアのアマゾンツアーは現在日本のパッケージツアーではほとんどの取り扱いがありませんがお手軽に野生動物がみられるとあって南米を訪れる日本人パックパッカーの間では人気の場所の一つです。日本人以上に欧米人がかなり訪れていてその数はウユニの倍以上だそうです。
いざパンパスツアーへ
上空からうっそうとしたジャングルがみえる(ルレナバゲ)
アマゾナス航空にてルレナバケ空港に到着(ルレナバケ)
ボリビアのアマゾンツアーの拠点となるのは、ラパスから300km北部の「ルレナバケ」という町で、飛行機で約1時間です。飛行機はラパスの町並みが眼下に広がった後、左側にはこの間までいたチチカカ湖がキラキラと光り、チチカカ湖から遠くに見えていた6000M級の雪山の真横を通過。しばらく雲の上を飛んで飛行機が下降すると、そこにはテレビでみるようなクネクネの川が流れるアマゾン地帯が!!感動しました。たった45分のフライトで標高3600Mから300Mへ。そして未舗装の滑走路に砂埃をあげてどどどどどーっと着陸しました。
ルレラバケの町はバイクが多くてまるで東南アジアのような雰囲気。ラオスのルアンパバーンの町外れのような感じでなんだか懐かしい気持ちになりました。
そして久々に標高の低い場所に来て思ったのは空気が重い!!おおお、なんか空気が違うぞ!
ルレナバゲの事務所でパンパスツアーのチェックイン(ルレナバケ)
ルレナバケ空港には予約したエコロッジの係員が迎えに来ていてルレナバケにある事務所でオリエンテーションや自然保護区のチケット(150ボリビアーノ=約¥3000)の購入など必要な手続きを行います。それが終わると早速出発です。まずはおよそ100km離れたサンタ・ロサという町をめざす。道は穴ぼこだらけでガッタガタのオフロード。両サイドは鬱蒼と茂るジャングルで東南アジアを彷彿させます。約3時間でサンタ・ロサに到着後、昼食を食べ、近くの船着き場へ。川べりには細長いカヌータイプのボートがいくつも待機。
ボートには両サイドにイスが備え付けられています。パンパスツアーはいよいよここからスタートです。アマゾン川の源流域に位置するこのあたり一帯はヤクマ自然保護区と呼ばれており、アマゾン川の支流のひとつ、ヤクマ川流域は川幅が狭く野生動物を観察するのに非常に適した場所です。早速ボートに乗ってのボートサファリへ。川面を滑るように進んでいくボート。風が頬を優しく撫ぜる。気持ちいい〜。アマゾンの日差しを浴びながら、ボートがのんびりと出発するとすぐにワニの姿が!
ヤクマ川ボートサファリ(ヤクマ自然保護区)
ヤクマ川ボートサファリ(ヤクマ自然保護区)
ヤクマ川ボートサファリ(ヤクマ自然保護区)
ヤクマ川ボートサファリ(ヤクマ自然保護区)
ブラックカイマン(ヤクマ自然保護区)
ブラックカイマン(ヤクマ自然保護区)
ブラックカイマン(ヤクマ自然保護区)
岸には信じられないほどの数のワニがウジャウジャいます。全長二メートル以上あるブラックカイマンもいました!本物の野生のワニをみたら先ほどまでのつらい車移動のことなんかスッカリ忘れてハイテンションになりました。「ワニだ!ワニだ!」なんて騒いでいると今度はカメが!しかも親カメの上に子カメ、そして孫カメと冗談みたいに重なっていて笑える。
カメ(ヤクマ自然保護区)
一番お手軽に見ることができるのは鳥類。
ツメバケイ(ヤクマ自然保護区)
なかでもよく見かけたのはモヒカンヘアーの珍鳥ツメバケイ(セレレ・デ・アグア)。体の大きさはおよそ60センチ。青い顔に赤い目がギョロリと光っています。がっしりとした体格は迫力満点です。
調べてみるとなかなか変わった鳥であることが判明。主食は木の葉っぱなんだそう。草食だからかどうかは分からないけど、体臭が牛の糞みたいに臭くて強烈なんだそうです。しかも鳥のくせに飛ぶことが下手くそで、ふだんは枝から枝へと歩いて移動するんだそう。
こうした姿や行動から、1億5千万年前に存在した鳥の祖先・始祖鳥の生き残りと間違えられたこともあります。
カピバラ(ヤクマ自然保護区)
カピバラの親子(ヤクマ自然保護区)
カピバラ(ヤクマ自然保護区)
そして今度は世界最大のネズミ、カピパラの親子が登場。動きがノソノソしていて可愛い。かなり間抜けな面持ちで、いつもどこかをぼぉ〜っと眺めています。めちゃくちゃ癒されます。
リスザル(ヤクマ自然保護区)
リスザル(ヤクマ自然保護区)
しばらくすると、お待ちかねのサル発見!体長20cmくらい、黄色い体毛とクリクリした目。リスザルだ。エサを期待してかそれとも元々人懐こいのか次から次へと近寄ってくる!
めっちゃくちゃかわいいです。ぜんぜん人を怖がらないので触り放題。ふわふわぷにぷにでかわいすぎる。
アマゾン川の主役ピンク・イルカもいました。ピンク・イルカに遭遇するチャンスはたくさんありますが、写真を撮るのは非常に難しいです。川の水は水面は美しいけれど、濁っていて茶色いからです。いくら目を凝らして探しても、水に潜ったイルカを見つけるのは不可能。呼吸するため浮上してきたときに姿を確認するのが精一杯。じっと待ち、プハッっと呼吸音がした方向に視線を送る。でもその時はもう遅い、ふたたび潜ってしまって背中や尾びれしか見ることができない。そんなじれったいことの繰り返し。悔しいけど写真はあきらめるしかありません。
鵜の仲間(ヤクマ自然保護区)
Tortugas Ecolodge(ヤクマ自然保護区)
Tortugas Ecolodge(ヤクマ自然保護区)
Tortugas Ecolodge(ヤクマ自然保護区)
Tortugas Ecolodge(ヤクマ自然保護区)
ロッジの敷地内にいたホーラーモンキー(ヤクマ自然保護区)
その後、鵜の仲間、コンゴウインコ、ホエザル、サギの仲間など他にも色々な動物がいてさすがアマゾンって感じでした。ボートサファリを約2時間楽しんだ後ヤクマ川湖畔のロッジに到着。今回も泊まったTortugas Ecolodgeは部屋数13部屋。三部屋まとまった長屋タイプと一部屋だけの独立棟がある。部屋には基本的に二台のベッドがありバストイレ、蚊帳、扇風機、電源、タオルあり。シャワーは水シャワー。電気はソーラーのため使えるのは1200-1330と1800-2200に限られるため懐中電灯は必須です。食堂があり味はまあまあ美味しいです。今回スケジュールの関係でやりませんでしたがピラニア釣りやカイマン観察ツアー、アナコンダツアーもできます。
行くなら乾季の5月から10月がおすすめです
今回天気もよく沢山の動物を間近でみることができ大満足だったのですが訪れた11月末は雨季の初めだったため川の水位が上がったせいでおびただしい数の蚊に悩まされました。長袖で完全防備し虫除けも塗りましたが塗りが甘いところや靴下の上からもさされました。よってここを訪れるのは乾期である5月から10月がおすすめです。乾期の方が動物も多く蚊も比較的少ないようです。
生物多様性の宝庫 マディディ国立公園
チャラランロッジの事務所(ルレナバケ)
ボートでベニ川上流のチャラランロッジへ(マディディ国立公園)
ボートでベニ川上流のチャラランロッジへ(マディディ国立公園)
ベニ側両岸にはうっそうとしたジャングルが広がる(マディディ国立公園)
チャララン・ロッジ(マディディ国立公園)
うっそうとしたジャングルが広がるチャラランロッジ前の湖(マディディ国立公園)
ツメバケイ(マディディ国立公園)
ムービング・ツリー(マディディ国立公園)
今回パンパスとは別に、Madidi(マディディ)統合管理国立公園も視察いたしました。
サンホセの先住民が運営するチャララン・エコロッジはアマゾン川上流、ベニー川を上り支流のトゥイチ川をさらに登り、 ゲートウェイのルエナバケから約7時間の場所にあります。 先住民は今は住んでおらず、人の手は殆ど入っていない聖地。ナショナルジオグラフィックでも何度か紹介されています。4年前には新種の猿『ルカチ』が発見され、大きな話題にもなった。5,000~6,000種の植物、156種の哺乳類、1,100種の鳥類が生息していると言われています。ツアーでは国立公園内のエコロッジに2・3泊し、鬱蒼と茂るジャングルを散策し、様々な動植物を観察します。動物観察よりもジャングル散策をのんびり楽しみたい方におすすめです。
最後に・・・
お陰様を持ちまして充実の視察旅行となりました。アメリカン航空の亀井様、アマゾナス航空の坪井様、トラベルファクトリージャパンの菅野様はじめ同行させていただきました皆様大変お世話になりました。ありがとうございました。この場をお借りしまして御礼申し上げます。
オススメ
パンパス(ヤクマ自然保護区) 5つ星
マディディ国立公園 2つ星
(2016年11月 渡邊竜一)
- 世界の絶景シリーズ13弾! 封印された魔境セピックへ!謎の民族が住むパプアニューギニアの最深部に挑む! セピック川の集落に滞在!-そして神話
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エリア:
- オセアニア>パプアニューギニア>ゴロカ
- オセアニア>パプアニューギニア>パプアニューギニアその他の都市
- テーマ:観光地 ハイキング・登山 自然・植物
- 投稿日:2017/01/13 15:01
〜セピック、パリンベ、チャンブリ、アイボム、カンガナム、ウェワク、マプリック、ゴロカ、アサロ、ケマセ、マッドメン、クロコダイルマン〜
今回機会あって、おそらく世界でもっとも石器時代に近いであろうパプアニューギニアの最深部・セピック川中流域の集落に行ってきました。世界中に秘境といわれる地域は多数ありますが、今回訪れたパプアニューギニアセピック川中流域では最近まで首狩が行われていたというのですから誰が見ても間違いなく秘境中の秘境です。うっそうと繁る広大なジャングルの中を静かに蛇行する大河セピックは全長1,000kmを超え、その流域には小さな村落が点在し、土着の文化が根強く残っています。精霊信仰、精霊の家、プリミティブアート(原始美術)や独自の生活様式を守る民族たち・・・。何世紀に渡り文明と隔絶してきた神秘のエリアでは我々の想像を絶する世界を体感することができます。
今回の旅程は以下の通りです。
11月2日
21:05分:成田発ニューギニア航空でポートモレスビーへ
11月3日
04:55:ポートモレスビー着。入国審査・税関審査。トランジットホテルで朝食休憩
09:00:ニューギニア航空・国内線でゴロカへ。
10:00:ゴロカ着。ホテルにて昼食後アサロ渓谷のマッドメンの村訪問
11月4日
09:00:ケマセ村奇石・洞窟探検ツアー
11月5日
09:35:ニューギニア航空・国内線でポートモレスビーへ。
10:45:ポートモレスビー着。トランジットホテルでランチ休憩
15:10:ニューギニア航空・国内線でウェワクへ。
17:20:ウェワク着。
11月6日
午前:大きな荷物をウェワクのホテルに預け、パグイに移動。
午後:カヌーでセピック川を下り、パグイからパリンベ村へ。精霊の館「ハウスタンバラン」訪問
11月7日
終日:ミドルセピック流域の村訪問ツアー
チャンブリ村、アイボム村、カンガナム村を訪問しマーケット、精霊の館「ハウスタンバラン」、シンシン鑑賞
11月8日
午前:カヌーでパグイへ
午後:マプリックのアバンガイ村にて精霊の館「ハウスタンバラン」、シンシン鑑賞後ウェワクへ。
11月9日
11:05:ニューギニア航空・国内線でポートモレスビーへ。
12:55:ポートモレスビー着。トランジットホテルでランチ休憩
14:10:ポートモレスビー発ニューギニア航空で成田へ。
19:55:成田着。
ゴロカ近郊のアサロ渓谷訪問ツアーに関してはすでにほかスタッフの報告がありますので割愛させて頂き、今回は上記の旅程のうち、2泊3日のセピック中流域・カヌーサファリの様子をメインに報告いたします。
痛快!冒険心をくすぐるセピック川カヌーサファリ
ウェワクで前泊した翌朝07:30頃、ツアーをオーガナイズするSepik Adventure Toursのガイドさんが笑顔でお出迎えしてくれた。天気は快晴!まずはセピック川流域の旅の玄関口パグエイまでセピック・ハイウエーを車で約4時間の旅。舗装された道路脇に民家が見え始めるとやっとパプアニューギニアに来た気分になってなんだか興奮してくる。初めは快適に走っていたのだが、このハイウエー、進むにしたがって道路があなぼこだらけで、とにかく揺れる。途中フルーツマーケットなどに立ち寄って休憩をとったのち、やっとパグエイに到着。ここで2時間ほどランチ休憩を取り、迎えのガイドさんが到着したので、いよいよセピック川へ乗り出す。モーター付きのカヌー(一本の丸太をくくり抜き作られる丸木舟)で川を下るのですが、これが爽快!!大きなセピック川を、ジャングルや水辺を飛ぶ鳥、時折見える高床式住居の村を眺めながら進む体験は最高。時々カヌーですれ違う人や岸辺にいる人たちがみんな手を振ってくれる。しばらくすると、ショートカットだと言ってジャングルの中の細い川(もともとは道)に入ってくれた。時にサバイバルナイフで水草をカットし丈の高い水草が茂っている中を縫うようにして上流を目指す。熱帯雨林の中をカヌーで進んで行くその体験は、まさにアドベンチャー!現実だとは信じられないようなその光景に私は圧倒され、この上なく興奮しました。
そして夕方ごろ、今回2泊の宿をとるパリンベ村に到着した。基本的に電気も水道もない集落でのウルルン滞在の始まりです。ここでの滞在がどのようなものなのか、これからどんなものを見ることができるのか考えるとワクワクがとまりません。
ここパリンベ村は高床式の草葺屋根の原始的な家が数件建つ小さな集落です。早速村の村長さんと挨拶。村の人たちはみんな親切で奥ゆかしくはにかみ屋が多い。川で水遊びに興じる子供たちも愛嬌がありとても可愛らしい。セピック訪問前に心配していた蚊は想像していたほど多くはなかったのですがそれでも多少いるので長袖や蚊取り線香、マラリア予防薬の服用はやはり必須です。蚊帳やマッドレスは用意してくれます。ホームステイとして村人と同じ家に滞在するのではなく、基本的にはゲストハウス用に用意された比較的新し目の高床式の家が旅行者の滞在先となります。あくまで訪問者向けに建てたものではあるものの施設は文明社会とはかけ離れた原始的なものでホテルに滞在するよりもずっと刺激的でテンションもあがります。早速家の内部へ。内部は質素で家の中には、調理器具や食器、少しの衣類やバッグ、寝具にソーラーライトがあるだけという感じでTV などはありません(ただ最近は携帯電話だけは持っている村人やお金のあるところは発電機を持っている家もあるそうです。)水道はないため、顔や手を洗ったりする場合は、雨水をためる貯水タンクの水を利用する形となります。ただしゲストの飲料水としては使えないため、ゲスト用には内地から持ってきたミネラルウオーターを用意しているのでご安心ください。ただしシャワーなどはないため、体を洗いたい場合はセピック川で沐浴するしかありません。トイレもありますが、小屋の中に盛り土を作りその上に便座を載せた簡易的なものです。文明社会とは分断された集落での生活は慣れるまで一見不便を感じますが、慣れてしまえば住めば都です。自然を壊すことなくその懐に抱かれながら生活する彼らの生活が心地よく感じるかもしれません。
精霊の館ハウスタンバランへ。クロコダイルマンとの遭遇!!
仕切られたゲスト用の部屋に荷物を置き、カヌーで近くのハウスタンバラン見学に連れて行ってもらいました。セピック川流域には村落が点々とありますが、それぞれ異なる部族が住み、今も伝統的な生活様式を守っています。中でも有名なのが精霊の館ハウスタンバランです。祭祀(タンバラン)を司る館(ハウス)という意味で、精霊信仰に基づく独特の文化の中心的存在です。この館には祖先の霊や自然全ての精霊が降臨すると信じられていて、数々の伝統的な秘儀が伝えられています。特に、部族の男にとって重要な場所で、女性の子宮だと考えられていて、そこで成人になるための痛みを伴う通過儀礼(イニシエーション)を受け、部族の一員になるための様々な教育が施されるのです。セピック流域に数多いワニ信仰の場合、男たちはある年齢(15歳前後)に達すると、ハウスタンバランの2階に集められ、鋭く尖った竹で体中を傷つけられます。血まみれになりあまりの痛さに気絶し、やがてその傷が突起となって体に刻まれるころ、彼らは一人前の男(クロコダイルマン)となるのです。そんな神聖な場所の為原則女性や他部族の立ち入りを厳しく禁止していますが、一部のハウスタンバランでは観光客は入ることが認められているそうです。
パリンベ村には2つのハウスタンバランがあり、村の奥に突如現れる大きな建物は、他の建物とは全く異なる圧倒的な神秘的雰囲気をまとっていました。薄暗い内部にあるおびただしい数の仮面もまた、ある種異様とも言える独特な神聖さを醸し出していました。
はしごを注意深く登り二階へ上ると、十数名の村人が待機していました。その中によく見ると背中に突起状の傷が無数にある男がいました。クロコダイルマンです。興奮してシャッターを切りましたが撮影する場合は10〜20キナのチップを要求されますのでご注意ください。内部にある仮面やストーリーボード、ハウスタンバランのパーツなどの民芸品を製作できる人は信仰の変化とともに年々減ってきており、そのほとんどが一点もので貴重です。比較的安価で購入することができるため、気にいったものがあれば機会を逃さずその場で購入されることをおすすめします。
見学後、ゲストハウスへ戻り夕食。さすがにセピックの食事は外国人の口に合わないのであろう。ガイドさんは船に積んであった食料を持ち込んで食事を作りはじめる。チキンとスチームライス、デザートにパイナップルを出してもらった。そして、蚊が多いため、蚊帳の中に用意してくれた布団へ入り午後10時頃就寝した。
夜のセピック川へ。クロコダイルハンティングツアーに大興奮!!
翌朝村で飼っているニワトリの鳴き声で起床。サンドイッチの朝食後、カヌーで村のマーケットへ。不定期で行われるそうで、各家庭で収穫した果物などを持ち寄った青空市。ビートルナッツやウオーターメロン、スイカ、ココナツ、パイナップル、サクサクなどが並んでいて家族総出できているためかなり賑わっていました。その後、釜戸などの土製品の制作でしられるアイボム村へ行き、続いてチャンブリ湖までカヌーで進み、チャンブリ村を訪問し、パリンベとは雰囲気が異なるハウスタンバランを見学しました。その後、カンガナム村へ。ここでは高さ15mはあろうかという古代の神殿のようなハウスタンバランを見学。内部には様々な彫刻やペイントがなされていて、同時に神社の境内のような、張りつめた空気も感じました。中には数名クロコダイルマンもいました。ここでシンシンを見学しました。建物の下の方で大きな民族太鼓の音が「ポンポンポン」と聞こえてきてシンシンが始まった。脚を交互に音に合わせて持ち上げ踊る。仮面に取り付けられた真っ赤な花が揺れ、2人の微妙に異なる動きが一体となってシンシンをつくり出す。これでその年の収穫などを祝うのだそうです。ガイドさんの話では9月の収穫祭ではかなり大きなスケールのシンシンが見られるらしい。乾季ではあるが、シンシンを見るならばその時期がベストのようです。 その後、その後パリンベの宿へ戻りました。夕食まで時間があったので宿帳の書き込みを見ていたら、夜のセピック川で行うクロコダイルハンティングが絶対参加すべきとの書き込みを発見し、急遽ガイドさんに頼んでアレンジしてもらった。夕食後、クロコダイルハンティングが得意だと豪語する村長さんと船頭さんと3人で夜のセピック川へ繰り出す。蚊が多いと踏んで虫よけ対策をばっちりしていったが、思ったほどかに悩まされることはありませんでした。月明かりの中懐中電灯で遠くからクロコダイルが身を隠しそうな岸辺を照らし、光に反射して光るクロコダイルの目を手掛かりに探すというアナログな捕獲方法でしたが、夜のセピック川をクルーズしているだけでも神秘的で刺激的な体験でした。なかなか見つからないため半ばあきらめかけていたその時村長が何かを叫び槍を岸辺に放ちました。クロコダイルがいたというのです。しかもかなり大きいクロコダイルが。槍を放った場所へカヌーを近づけます。緊張感が半端じゃありません。そんな大きなクロコダイルに襲われたら丸木舟にのる我々はたまったものではありません。残念ながら取り逃がしたようですが、約2時間の夜のハンティング体験はスリリングで貴重な体験となりました。ちなみに蛇足となりますが、私がパグイへ戻る日の夕方よりパリンベ村の対岸のカンガナム村でガチのイニシエーションがありました。イニシエーションのスケジュールは事前にはわからず通常旅行者は見ることはできません。今回もこの日の夜突然ガイドより500キナ(約2万円)であのクロコダイルマンの儀式を生でみるチャンスがあることを知らされたのです。私はスケジュールの関係でみることができませんでしたがたまたまパリンベで会った日本人女子Yさんは迷った挙句大枚をはたいてこの儀式を見たそうで、想像を絶する神秘的な光景にめちゃくちゃ感激したそうです。うらやましい!!通常村などいく場合、仮面などの民芸品の購入以外はお金を使うことがないため大金を両替し持参することはないかと思いますがこんなこともあるので、ある程度両替しそれなりの現金を持参していたほうがいいかもしれません。
漫画” マッドメン”の世界へ!異空間のハウスタンバラン内に潜入!!
翌日朝、セピックをあとにしパグイヘ。出発まで村の子供たちとトランプで遊びました。名残惜しい思いを旨に村をあとにしました。カヌーの上で心地よい風を受けながら、2日間の記憶が走馬灯のようによみがえってきます。11時頃パグイに到着。ガイドにお礼をいってお別れです。パグイでボックスランチを食べている間にSepik Adventure Toursのガイドさんと合流。ウェワクへ戻る前に、マプリックにある村に立ち寄ってもらいました。ここのハウスタンバラン(精霊の家)は、漫画” マッドメン”(諸星大二郎著) に出てくるのです。マプリックでは、ビッグマン(村のリーダー)をはじめとして複数の人が案内してくれた。このハウスタンバランは道路のすぐ横にあって秘境感がないのが残念でしたがそれを吹き飛ばすくらいその存在感はすごかったです。セピック川沿いの村でもいつつかハウスタンバランを訪れましたが入口の装飾的にはマプリックのものが一番であろう。少し色はくすんでいるものの、圧倒的な大きさと佇まいは独特な神聖な雰囲気を出していました。裏に回るように言われてそちらから入ると、中には暗い中に男たちと太鼓。さらに奥に行くように促され、壁で隔てられた先に一面樹皮絵で飾られた部屋があった。真ん中にチーフだという等身大の像があり、両側に化粧と衣装で全身を包んだ若い男性が二人、黙って立っている。目をとじてリズムを取るように体を揺らしていてなんだか神話の世界へ紛れ込んだような気分だった。熱気と暗闇の雰囲気にのまれて夢中でシャッターをおしたのは言うまでもない。このハウスタンバランは男性しか入れず(観光客は別)、年に2回の収穫祭などで使用するとのこと。
そこから狭い入口をとおって外へでると、最初に見た三角形の正面に出た。そこでまた化粧した男女のパフォーマンスを見せてもらう。こちらも見ごたえ十分でした。
ウェワクへ戻り帰国の途へ。
高床式の原始的な家に住み、手漕ぎのカヌーで魚を釣り、ジャングルの一部を開拓して農業を営む、精霊を信仰し、巨大な精霊の館ハウスタンバランでイニシエーションが行われる・・・。なんだか日本の原始時代にタイムスリップしたようなセピックでの日々。「われわれは生かされている。自然の力によって・・・」そんなパリンベ村の村長さんの言葉が忘れられない。文明社会で失われてしまった大切なものがここには残っている。そんなことを感じた2日間での体験をこの先ずっと忘れることはないだろう。弊社でもセピックを訪れるツアーを催行しておりますので一度訪れてみてはいかがでしょうか。きっと忘れられない貴重な体験となるはずです。
お勧め度
ミドルセピック 5つ星
秘境中の秘境!想像を絶する神秘的な体験をしたい方におすすめです
アサロ渓谷のマッドメンの村訪問 4つ星
泥人間マットメンの村はパプアへ行ったら必ず訪れたい
ケマセ村奇石・洞窟探検ツアー 3つ星
奇石・洞窟がある森の中の探検も楽しいが愛嬌がある村人との交流も楽しい
(2016年11月 渡邊竜一)
マプリックのハウスタンバランにて
カンガナム村のハウスタンバランにて
クロコダイルマンと記念撮影
今回機会あって、おそらく世界でもっとも石器時代に近いであろうパプアニューギニアの最深部・セピック川中流域の集落に行ってきました。世界中に秘境といわれる地域は多数ありますが、今回訪れたパプアニューギニアセピック川中流域では最近まで首狩が行われていたというのですから誰が見ても間違いなく秘境中の秘境です。うっそうと繁る広大なジャングルの中を静かに蛇行する大河セピックは全長1,000kmを超え、その流域には小さな村落が点在し、土着の文化が根強く残っています。精霊信仰、精霊の家、プリミティブアート(原始美術)や独自の生活様式を守る民族たち・・・。何世紀に渡り文明と隔絶してきた神秘のエリアでは我々の想像を絶する世界を体感することができます。
今回の旅程は以下の通りです。
11月2日
21:05分:成田発ニューギニア航空でポートモレスビーへ
11月3日
04:55:ポートモレスビー着。入国審査・税関審査。トランジットホテルで朝食休憩
09:00:ニューギニア航空・国内線でゴロカへ。
10:00:ゴロカ着。ホテルにて昼食後アサロ渓谷のマッドメンの村訪問
11月4日
09:00:ケマセ村奇石・洞窟探検ツアー
11月5日
09:35:ニューギニア航空・国内線でポートモレスビーへ。
10:45:ポートモレスビー着。トランジットホテルでランチ休憩
15:10:ニューギニア航空・国内線でウェワクへ。
17:20:ウェワク着。
11月6日
午前:大きな荷物をウェワクのホテルに預け、パグイに移動。
午後:カヌーでセピック川を下り、パグイからパリンベ村へ。精霊の館「ハウスタンバラン」訪問
11月7日
終日:ミドルセピック流域の村訪問ツアー
チャンブリ村、アイボム村、カンガナム村を訪問しマーケット、精霊の館「ハウスタンバラン」、シンシン鑑賞
11月8日
午前:カヌーでパグイへ
午後:マプリックのアバンガイ村にて精霊の館「ハウスタンバラン」、シンシン鑑賞後ウェワクへ。
11月9日
11:05:ニューギニア航空・国内線でポートモレスビーへ。
12:55:ポートモレスビー着。トランジットホテルでランチ休憩
14:10:ポートモレスビー発ニューギニア航空で成田へ。
19:55:成田着。
ゴロカ近郊のアサロ渓谷訪問ツアーに関してはすでにほかスタッフの報告がありますので割愛させて頂き、今回は上記の旅程のうち、2泊3日のセピック中流域・カヌーサファリの様子をメインに報告いたします。
痛快!冒険心をくすぐるセピック川カヌーサファリ
セピック川カヌーサファリ
セピック川カヌーサファリ
パリンベ村に到着
パリンベ村の素朴な住居
ゲストハウスではガイドさんが料理してくれる
蚊帳つきのゲストハウス
カヌーで奥地へ進む
ウェワクで前泊した翌朝07:30頃、ツアーをオーガナイズするSepik Adventure Toursのガイドさんが笑顔でお出迎えしてくれた。天気は快晴!まずはセピック川流域の旅の玄関口パグエイまでセピック・ハイウエーを車で約4時間の旅。舗装された道路脇に民家が見え始めるとやっとパプアニューギニアに来た気分になってなんだか興奮してくる。初めは快適に走っていたのだが、このハイウエー、進むにしたがって道路があなぼこだらけで、とにかく揺れる。途中フルーツマーケットなどに立ち寄って休憩をとったのち、やっとパグエイに到着。ここで2時間ほどランチ休憩を取り、迎えのガイドさんが到着したので、いよいよセピック川へ乗り出す。モーター付きのカヌー(一本の丸太をくくり抜き作られる丸木舟)で川を下るのですが、これが爽快!!大きなセピック川を、ジャングルや水辺を飛ぶ鳥、時折見える高床式住居の村を眺めながら進む体験は最高。時々カヌーですれ違う人や岸辺にいる人たちがみんな手を振ってくれる。しばらくすると、ショートカットだと言ってジャングルの中の細い川(もともとは道)に入ってくれた。時にサバイバルナイフで水草をカットし丈の高い水草が茂っている中を縫うようにして上流を目指す。熱帯雨林の中をカヌーで進んで行くその体験は、まさにアドベンチャー!現実だとは信じられないようなその光景に私は圧倒され、この上なく興奮しました。
そして夕方ごろ、今回2泊の宿をとるパリンベ村に到着した。基本的に電気も水道もない集落でのウルルン滞在の始まりです。ここでの滞在がどのようなものなのか、これからどんなものを見ることができるのか考えるとワクワクがとまりません。
ここパリンベ村は高床式の草葺屋根の原始的な家が数件建つ小さな集落です。早速村の村長さんと挨拶。村の人たちはみんな親切で奥ゆかしくはにかみ屋が多い。川で水遊びに興じる子供たちも愛嬌がありとても可愛らしい。セピック訪問前に心配していた蚊は想像していたほど多くはなかったのですがそれでも多少いるので長袖や蚊取り線香、マラリア予防薬の服用はやはり必須です。蚊帳やマッドレスは用意してくれます。ホームステイとして村人と同じ家に滞在するのではなく、基本的にはゲストハウス用に用意された比較的新し目の高床式の家が旅行者の滞在先となります。あくまで訪問者向けに建てたものではあるものの施設は文明社会とはかけ離れた原始的なものでホテルに滞在するよりもずっと刺激的でテンションもあがります。早速家の内部へ。内部は質素で家の中には、調理器具や食器、少しの衣類やバッグ、寝具にソーラーライトがあるだけという感じでTV などはありません(ただ最近は携帯電話だけは持っている村人やお金のあるところは発電機を持っている家もあるそうです。)水道はないため、顔や手を洗ったりする場合は、雨水をためる貯水タンクの水を利用する形となります。ただしゲストの飲料水としては使えないため、ゲスト用には内地から持ってきたミネラルウオーターを用意しているのでご安心ください。ただしシャワーなどはないため、体を洗いたい場合はセピック川で沐浴するしかありません。トイレもありますが、小屋の中に盛り土を作りその上に便座を載せた簡易的なものです。文明社会とは分断された集落での生活は慣れるまで一見不便を感じますが、慣れてしまえば住めば都です。自然を壊すことなくその懐に抱かれながら生活する彼らの生活が心地よく感じるかもしれません。
精霊の館ハウスタンバランへ。クロコダイルマンとの遭遇!!
パリンベ村のハウスタンバラン
パリンベ村のハウスタンバラン
ハウスタンバラン内に待機する男たち
ハウスタンバラン内に並ぶ仮面の数々
ハウスタンバラン内の仮面
ハウスタンバラン内の仮面
ハウスタンバラン内の木彫
クロコダイルマン
夕暮れのセピック川は神秘的
仕切られたゲスト用の部屋に荷物を置き、カヌーで近くのハウスタンバラン見学に連れて行ってもらいました。セピック川流域には村落が点々とありますが、それぞれ異なる部族が住み、今も伝統的な生活様式を守っています。中でも有名なのが精霊の館ハウスタンバランです。祭祀(タンバラン)を司る館(ハウス)という意味で、精霊信仰に基づく独特の文化の中心的存在です。この館には祖先の霊や自然全ての精霊が降臨すると信じられていて、数々の伝統的な秘儀が伝えられています。特に、部族の男にとって重要な場所で、女性の子宮だと考えられていて、そこで成人になるための痛みを伴う通過儀礼(イニシエーション)を受け、部族の一員になるための様々な教育が施されるのです。セピック流域に数多いワニ信仰の場合、男たちはある年齢(15歳前後)に達すると、ハウスタンバランの2階に集められ、鋭く尖った竹で体中を傷つけられます。血まみれになりあまりの痛さに気絶し、やがてその傷が突起となって体に刻まれるころ、彼らは一人前の男(クロコダイルマン)となるのです。そんな神聖な場所の為原則女性や他部族の立ち入りを厳しく禁止していますが、一部のハウスタンバランでは観光客は入ることが認められているそうです。
パリンベ村には2つのハウスタンバランがあり、村の奥に突如現れる大きな建物は、他の建物とは全く異なる圧倒的な神秘的雰囲気をまとっていました。薄暗い内部にあるおびただしい数の仮面もまた、ある種異様とも言える独特な神聖さを醸し出していました。
はしごを注意深く登り二階へ上ると、十数名の村人が待機していました。その中によく見ると背中に突起状の傷が無数にある男がいました。クロコダイルマンです。興奮してシャッターを切りましたが撮影する場合は10〜20キナのチップを要求されますのでご注意ください。内部にある仮面やストーリーボード、ハウスタンバランのパーツなどの民芸品を製作できる人は信仰の変化とともに年々減ってきており、そのほとんどが一点もので貴重です。比較的安価で購入することができるため、気にいったものがあれば機会を逃さずその場で購入されることをおすすめします。
見学後、ゲストハウスへ戻り夕食。さすがにセピックの食事は外国人の口に合わないのであろう。ガイドさんは船に積んであった食料を持ち込んで食事を作りはじめる。チキンとスチームライス、デザートにパイナップルを出してもらった。そして、蚊が多いため、蚊帳の中に用意してくれた布団へ入り午後10時頃就寝した。
夜のセピック川へ。クロコダイルハンティングツアーに大興奮!!
村の青空市
村の青空市
村の子供たち
チャンブリーのハウスタンバラン
チャンブリーのハウスタンバラン
ハウスタンバラン内にあるクロコダイルの模型
カンガナムのハウスタンバラン
奇妙な仮面
ヤム・シンシン
ヤム・シンシン
ヤム・シンシン
クロコダイルハンティングツアー
ワニと私
愛嬌たっぷりの子供たち
イニシエーションの儀式の準備がされている村のハウスタンバラン
翌朝村で飼っているニワトリの鳴き声で起床。サンドイッチの朝食後、カヌーで村のマーケットへ。不定期で行われるそうで、各家庭で収穫した果物などを持ち寄った青空市。ビートルナッツやウオーターメロン、スイカ、ココナツ、パイナップル、サクサクなどが並んでいて家族総出できているためかなり賑わっていました。その後、釜戸などの土製品の制作でしられるアイボム村へ行き、続いてチャンブリ湖までカヌーで進み、チャンブリ村を訪問し、パリンベとは雰囲気が異なるハウスタンバランを見学しました。その後、カンガナム村へ。ここでは高さ15mはあろうかという古代の神殿のようなハウスタンバランを見学。内部には様々な彫刻やペイントがなされていて、同時に神社の境内のような、張りつめた空気も感じました。中には数名クロコダイルマンもいました。ここでシンシンを見学しました。建物の下の方で大きな民族太鼓の音が「ポンポンポン」と聞こえてきてシンシンが始まった。脚を交互に音に合わせて持ち上げ踊る。仮面に取り付けられた真っ赤な花が揺れ、2人の微妙に異なる動きが一体となってシンシンをつくり出す。これでその年の収穫などを祝うのだそうです。ガイドさんの話では9月の収穫祭ではかなり大きなスケールのシンシンが見られるらしい。乾季ではあるが、シンシンを見るならばその時期がベストのようです。 その後、その後パリンベの宿へ戻りました。夕食まで時間があったので宿帳の書き込みを見ていたら、夜のセピック川で行うクロコダイルハンティングが絶対参加すべきとの書き込みを発見し、急遽ガイドさんに頼んでアレンジしてもらった。夕食後、クロコダイルハンティングが得意だと豪語する村長さんと船頭さんと3人で夜のセピック川へ繰り出す。蚊が多いと踏んで虫よけ対策をばっちりしていったが、思ったほどかに悩まされることはありませんでした。月明かりの中懐中電灯で遠くからクロコダイルが身を隠しそうな岸辺を照らし、光に反射して光るクロコダイルの目を手掛かりに探すというアナログな捕獲方法でしたが、夜のセピック川をクルーズしているだけでも神秘的で刺激的な体験でした。なかなか見つからないため半ばあきらめかけていたその時村長が何かを叫び槍を岸辺に放ちました。クロコダイルがいたというのです。しかもかなり大きいクロコダイルが。槍を放った場所へカヌーを近づけます。緊張感が半端じゃありません。そんな大きなクロコダイルに襲われたら丸木舟にのる我々はたまったものではありません。残念ながら取り逃がしたようですが、約2時間の夜のハンティング体験はスリリングで貴重な体験となりました。ちなみに蛇足となりますが、私がパグイへ戻る日の夕方よりパリンベ村の対岸のカンガナム村でガチのイニシエーションがありました。イニシエーションのスケジュールは事前にはわからず通常旅行者は見ることはできません。今回もこの日の夜突然ガイドより500キナ(約2万円)であのクロコダイルマンの儀式を生でみるチャンスがあることを知らされたのです。私はスケジュールの関係でみることができませんでしたがたまたまパリンベで会った日本人女子Yさんは迷った挙句大枚をはたいてこの儀式を見たそうで、想像を絶する神秘的な光景にめちゃくちゃ感激したそうです。うらやましい!!通常村などいく場合、仮面などの民芸品の購入以外はお金を使うことがないため大金を両替し持参することはないかと思いますがこんなこともあるので、ある程度両替しそれなりの現金を持参していたほうがいいかもしれません。
漫画” マッドメン”の世界へ!異空間のハウスタンバラン内に潜入!!
マプリックのハウスタンバラン
ハウスタンバラン内部でのダンス
ハウスタンバラン内部でのダンス
ハウスタンバラン内部の独特の雰囲気がなんともいえない
ハウスタンバラン内部の独特の雰囲気がなんともいえない
ハウスタンバラン内部の独特の雰囲気がなんともいえない
ハウスタンバラン前でのシンシン
ハウスタンバラン前でのシンシン
ハウスタンバラン前でのシンシン
翌日朝、セピックをあとにしパグイヘ。出発まで村の子供たちとトランプで遊びました。名残惜しい思いを旨に村をあとにしました。カヌーの上で心地よい風を受けながら、2日間の記憶が走馬灯のようによみがえってきます。11時頃パグイに到着。ガイドにお礼をいってお別れです。パグイでボックスランチを食べている間にSepik Adventure Toursのガイドさんと合流。ウェワクへ戻る前に、マプリックにある村に立ち寄ってもらいました。ここのハウスタンバラン(精霊の家)は、漫画” マッドメン”(諸星大二郎著) に出てくるのです。マプリックでは、ビッグマン(村のリーダー)をはじめとして複数の人が案内してくれた。このハウスタンバランは道路のすぐ横にあって秘境感がないのが残念でしたがそれを吹き飛ばすくらいその存在感はすごかったです。セピック川沿いの村でもいつつかハウスタンバランを訪れましたが入口の装飾的にはマプリックのものが一番であろう。少し色はくすんでいるものの、圧倒的な大きさと佇まいは独特な神聖な雰囲気を出していました。裏に回るように言われてそちらから入ると、中には暗い中に男たちと太鼓。さらに奥に行くように促され、壁で隔てられた先に一面樹皮絵で飾られた部屋があった。真ん中にチーフだという等身大の像があり、両側に化粧と衣装で全身を包んだ若い男性が二人、黙って立っている。目をとじてリズムを取るように体を揺らしていてなんだか神話の世界へ紛れ込んだような気分だった。熱気と暗闇の雰囲気にのまれて夢中でシャッターをおしたのは言うまでもない。このハウスタンバランは男性しか入れず(観光客は別)、年に2回の収穫祭などで使用するとのこと。
そこから狭い入口をとおって外へでると、最初に見た三角形の正面に出た。そこでまた化粧した男女のパフォーマンスを見せてもらう。こちらも見ごたえ十分でした。
ウェワクへ戻り帰国の途へ。
高床式の原始的な家に住み、手漕ぎのカヌーで魚を釣り、ジャングルの一部を開拓して農業を営む、精霊を信仰し、巨大な精霊の館ハウスタンバランでイニシエーションが行われる・・・。なんだか日本の原始時代にタイムスリップしたようなセピックでの日々。「われわれは生かされている。自然の力によって・・・」そんなパリンベ村の村長さんの言葉が忘れられない。文明社会で失われてしまった大切なものがここには残っている。そんなことを感じた2日間での体験をこの先ずっと忘れることはないだろう。弊社でもセピックを訪れるツアーを催行しておりますので一度訪れてみてはいかがでしょうか。きっと忘れられない貴重な体験となるはずです。
ケマセ村奇石・洞窟探検ツアー
マッドメンと記念撮影
お勧め度
ミドルセピック 5つ星
秘境中の秘境!想像を絶する神秘的な体験をしたい方におすすめです
アサロ渓谷のマッドメンの村訪問 4つ星
泥人間マットメンの村はパプアへ行ったら必ず訪れたい
ケマセ村奇石・洞窟探検ツアー 3つ星
奇石・洞窟がある森の中の探検も楽しいが愛嬌がある村人との交流も楽しい
(2016年11月 渡邊竜一)
- ハイジの世界だけじゃないスイス! 〜トラベルパスをフル活用してディープにめぐるスイスの旅〜
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エリア:
- ヨーロッパ>スイス>ローザンヌ
- ヨーロッパ>スイス>ベルン
- ヨーロッパ>スイス>ロカルノ
- テーマ:ハイキング・登山 世界遺産 グルメ
- 投稿日:2017/01/12 15:29
評判通りやっぱりイケメンなマッターホルン様。朝焼けは必見!
ベルン郊外、エメンタール地方のチーズ工場で大人の社会見学
のあとはやっぱりスイス名物チーズフォンデュ!
今回、レイルヨーロッパ様のご招待でスイスへのファムツアーに参加させていただくことになった。訪問地はベルン、ティチーノ州(ベリンツォーナとロカルノ)、ツェルマット、モントルー、ローザンヌ。ドイツ語圏、フランス語圏、イタリア語圏すべてを訪れるまさに大周遊の旅。
スイスといえばやっぱりアルプスの少女ハイジ。スイス旅行の目的も、アルプスの山々を眺めて、「口笛はなぜ〜」と口ずさみながらハイジの世界に出てくるような草原と村をハイキング、、、という方が大多数(のはず)。けれど、今回スイスを大周遊したことでスイス旅の新たな魅力・可能性を見つけてきました。そんなディープなエリアにスポットを当ててみたいと思う。
<歩くもよし眺めるもよし!旧市街全体が世界遺産の首都ベルン>
スイスの首都は最大の都市チューリッヒではなく、人口10万人台のベルン。私たちがイメージする「首都=大都市」のイメージと全く違う、静かで落ち着いた街だ。日本からの直行便があるチューリッヒ空港からは列車で約1時間20分、成田空港からバスで東京駅までの時間とほぼ同じ。
この街の特徴はなんといっても旧市街全体が世界遺産に登録されていること。他のヨーロッパの街が度重なる戦火の被害に遭ってきたのに対し、永世中立国のスイスは大きな戦争を経験したことがない。それゆえベルンの街は中世の姿がそのまま残っている。
街歩きの際に見逃せないベルンならではの風景が、ヨーロッパ最長の全長6kmに及ぶアーケードと約100か所の交差点や広場にある泉、そして街の中心にそびえる時計塔。旧市街のサイズは街歩きにぴったりの広さなので、これらのポイントを見て回ってもそれほど時間がかからない。
アーケード内の時計屋さん
シムソン泉。水はそのまま飲むことができるのだとか
1時間に一回からくり仕掛けが動く、ベルン一のランドマーク時計塔
また朝にはスイスらしくチーズや肉が並ぶマーケットも開かれるので、こちらもぜひチェック。
よほど私が物欲しそうな目をしていたのか、売り物のソーセージを一切れくれたイケてるおにいさん
そんなベルン旧市街の全体を眺めるなら、歩いて気軽に行けるバラ園へ。ベルンの街は三方をアーレ川に囲まれ、崖の上に広がるような地形になっているので、立体感があり家々がぎゅっと詰まったような美しい街並みが手に取るように見える。
チューリッヒ空港とグリンデルワルトやツェルマットの間にあり、アクセスもいいベルン。アルプス観光のついでに街歩きを楽しんでみては?おっと、ついでというには失礼なほどいい街ですよ!
<所変われば言葉も変わる、言葉変われば雰囲気も変わる ベリンツォーナとロカルノ>
スイスがドイツ語圏とフランス語圏、イタリア語圏、ロマンシュ語圏の4つのエリアに分かれるのは有名な話。でもドイツ語圏の人口が6割以上と大多数なのに対し、イタリア語圏の人口は1割にも満たない。さらに州でいえば南部のティチーノ州だけで、ここがスイス旅行のメインになることも滅多にない。
そんなわけで、今回訪れたベリンツォーナとロカルノも他の都市に比べると圧倒的に観光客は少なかったが、もったいないほどのいい街だった。
まずはベリンツォーナ。街に立派な城が3つもデンと鎮座しており、すべて世界遺産に登録されている。
今回は街の中心部にあるカステルグランデに入場。
街のどこからでも目に入るカステルグランデ
なんと城内にブドウ畑が。そしてここで採れたブドウでつくられたワインを、城内のレストランでちゃっかり味わうことができる。ブドウ畑にレストランにと、ちょっと破天荒な城なのだ。
ワインの名前はそのまま「カステルグランデ」。ラベルもかわいい!
さらにスイス秋の味覚ジビエ料理も!いただいたのは鹿肉ステーキ
そのベリンツォーナから電車で30分、ロカルノへ。マッジョーレ湖の湖畔にある明るいリゾート地とのことだが今は秋、そしてあいにく雨模様だったので街歩き中心の観光。その街並みが色鮮やかで、ベルンなどとは全く違う完全に南欧な雰囲気が漂っていた。
内装が美しいキエーザ・ノーヴァ教会
またカフェが多く、どこも地元の人でにぎわっているのもイタリアを思わせる。
そしてなんといってもイタリア語。ベリンツォーナもロカルノも、イタリア語の響きが聞こえるだけで街全体がどこか陽気で楽しそうに思えてしまう。言葉だけでここまで街の印象が変わってしまうとは・・・。改めてスイスという国の多様性に魅了される。
今年ティチーノ州へとつながる新トンネル、ゴッタルドベーストンネルが開通しアクセスがさらに良くなることが期待される。このゴッタルドベーストンネル、なんと全長57kmと世界最長のトンネル。国じゅうを走るアルプス山脈をものともせず古くから多くのトンネルや登山鉄道をつくりまくってきた鉄道大国スイスでもこのトンネル工事には相当気合いが入っていたようで、定期運行が始まるまでの期間限定で「ゴッタルディーノツアー」を企画し、トンネル内を観光客に公開している。今回、幸いなことにそのツアーに参加させていただくこととなった。
ツアー参加者限定パスポート。やっぱり気合い入ってる!
パネルに「Seikan Tunnel」の文字。そう、ここの前は青函トンネルが世界最長だったのだ
トンネル工事のドキュメンタリー映像。プロジェクトXのようで感動的!
17年の歳月と1兆円の費用を費やしたこのトンネル開通によりチューリッヒからイタリアのミラノまでの所要時間は今までより1時間も短縮され、スイス内のみならず周辺の国々への移動も一気に便利になるとのこと。鉄道大国スイスの集大成といっても過言ではないこのトンネル、通過する際はその気合いに思いをはせてみては?
<ブドウ畑+レマン湖+アルプス=大絶景!ラヴォー地区でほろよい散策>
数ある世界遺産のなかで、唯一その対象がブドウ畑になっている場所が実はスイスにある。フランス国境近く、レマン湖沿いのラヴォー地区がそこで、知る人ぞ知る質の高いワインの生産地。とはいってもこちらはワインのワの字も知らないど素人、行って楽しめるのだろうか・・・。
ラヴォー地区はブドウ畑のまっただ中を歩くハイキングコースが整備されており、まずヴヴェイから「ワイン列車」に乗って斜面の中腹の駅で下車してレマン湖沿いの村まで歩いて行くのが一般的。ワイン列車といっても普通のローカル列車と変わりはないのだけど、そのネーミングを聞くだけでなんとなくテンションが上がってしまう。
車窓にはさっそくブドウ畑。こんな中を歩けるなんて!
シェーブル駅で降り、ハイキングコースをどんどん下っていく。期待通り目の前にはブドウ畑とレマン湖、そして遠くアルプスが織りなす大絶景が広がった。
湖畔の小さい村が見えるのもまた美しい!
ここで美味しいワインが生まれるのもこの絶景があるからこそ。ラヴォー地区は本物の太陽、湖の反射光、石垣が蓄える熱の「3つの太陽」に恵まれているといわれ、ここのブドウでつくられるワインはそれはそれは絶品なのだそうだ。
途中の村では、観光客がカヴォー(ワイナリー)に寄って農家の方と談笑している。ここでカヴォーをはしごしながらテイスティングさせてもらい、ほろよい気分で散策を楽しむのがおすすめとのこと。
それはちょっとハードルが高い・・・、そんな方におすすめなのがレマン湖畔のリヴァ村にあるビジターセンター、「ヴィノラマ」。ここではラヴォーじゅうのワインが集まり、専門家のアドバイスを聞きながらテイスティングや購入が可能ということで人気の施設。ワイン生産の過程を撮った日本語のドキュメンタリー映像も見れる。
ワインのプロが注ぐ一杯
スイスのワインはほぼ国内で消費されるため国外輸出量が少なく、しかもここラヴォー地区のブドウ畑は斜面に沿っているため手入れの手間がかかり、これから生産量が減ってしまうかも。。。とのこと。日本の棚田と同じく、美しい景観は関わっている人々の苦労のたまものなのだ。
そういうわけで、この貴重なラヴォー産ワインをぜひスイス土産に!ボトル2000円程度のものもあり、値段もお手頃ですよ。
ワインど素人でもこんなに楽しめるラヴォー地区、もっと多くの人に来て欲しいような、でもまだまだ穴場でいて欲しいような・・・。とにかく今までのスイスのイメージを覆されるような、100%オススメできる場所に間違いありません。
<スイスの鉄道を使いこなしてストレスフリーな旅行を!>
今回こんなにスイスの国じゅうを周遊できたのは、弊社ツアーでも使っているスイストラベルパスがあってこそ。このパスがあるとスイス全土でほとんどの鉄道、バス、湖船、路面電車などの都市交通が「乗り放題」。スイス自慢の登山鉄道やロープウェイなども割引になり、しかも490以上の美術館、展覧会の入場も無料となる優れもので、これを旅行に使わない手はない。スイスと聞くととにかく物価が高い!というイメージがあるけれどこのパスを使えばおトクに旅行でき、いちいち駅で切符を買う手間が省けるのも嬉しいところ。今回の旅程ではほぼ毎日列車に乗っていたので、このパスの圧倒的な威力と利便性を身をもって体験することになった。
一回乗ると軽く400円ほど飛んでしまう路面電車もスイストラベルパスなら乗り放題
レマン湖では船の旅も楽しめる!
そしてスイスを旅して感じるのが鉄道システムの優秀さ。駅構内にはいくつもモニターがあり自分が乗る列車のホームや乗車位置などを一目で確認できる。日本では当たり前のように思えるけれど、実はこんなに列車案内が充実している国はなかなか数少ない。つまり優秀な鉄道システムのおかげで日本と同じ感覚で旅行できるのはスイスぐらいなのだ。
ベルン駅構内にて
チューリッヒ空港は地下へ降りるとすぐに駅があり、入国してすぐ列車移動も可能!
それどころかラゲージサービスという日本のはるか上を行くようなシステムもある。出発駅で荷物を預け到着駅で受け取るという、旅行しながら宅配便を利用しているような新感覚。これを使えば列車に乗るたびにスーツケースの置き場所に悩んだり、コインロッカーを探してうろうろしたり・・・という海外鉄道旅行あるあるともおさらば!
しかも預けたその日のうちに目的地で受け取れてしまうエクスプレスラゲージサービスもあり、かなり利用価値は高い。
ラゲージサービスカウンター
カウンターにあった小学校の歴史教科書レベルの落書き
そのほか列車の遅延はほぼないし、国土が小さいうえ国じゅうで路線網が充実しているので移動時間が少ないし、、、とスイスの鉄道に感心しているときりがないほど。ストレスを感じることなく移動でき、気軽にあちこち旅できるのがスイスの最大の魅力なのかも。
スイスという国は他のヨーロッパ諸国に比べ、リピーターの方や特別な思い入れを持っている方が多いある意味特殊な国。今回訪れたところは、私のような初スイスの方も、何度も旅行経験があるスイスマスターな方も思いっきり楽しめるはず。ハイジには申し訳ないけれど、いかにもスイスな定番観光地だけでなくそんな穴場スポットをこれからも掘り起こしていけたら・・・と思う。
【スタッフおススメ度】
●ベルン ★★★★★
よくあるヨーロッパの古都かと思いきや実は他のどんな街にも似ていない不思議な都市。いい意味で首都らしくない、落ち着いた時間がゆっくり流れる。
●ベリンツォーナとロカルノ ★★★★
日本人がほぼ行かないイタリア語圏。ベリンツォーナの世界遺産の3つの城とロカルノのカラフルな街並みは見ごたえあり!夏はイタリアから避暑に行くのもおすすめ。
●ラヴォー地区 ★★★★★
ブドウ畑、レマン湖、アルプスが織りなす世界でもここだけの絶景は、どこを撮っても絵になる。空港があるジュネーブや人気の観光都市ローザンヌから近く、思い立ったらすぐ行けるのも嬉しい。
(2016年10月 伊藤卓巳)
- スイストラベルパスを使いこなす!大自然と心温かい人々の国、スイス6日間のたび
-
エリア:
- ヨーロッパ>スイス>サンモリッツ
- ヨーロッパ>スイス>ユングフラウヨッホ
- ヨーロッパ>スイス>ゴルナーグラート
- テーマ:観光地 ハイキング・登山 自然・植物
- 投稿日:2016/10/25 14:51
10月初旬。今年の日本は台風が多くてじめじめした毎日でうんざりでしたが、幸運にもスイスではほぼ晴天!飛行機を降りたら少し冷たい冬の空気が迎えてくれました。
今回は欧州エキスプレス様とスイス政府観光局様のご招待にてスイスに行く機会を頂きました!
スイスインターナショナルエアラインで成田から直行で約12時間ほど。
10月末まではサマータイムなのでスイスとの時差は日本と比べて-7時間です。
日本より気温は低く、到着日のチューリッヒは日中15℃くらいでした。
私の人生で初めてのヨーロッパ!しかもスイス!!!
実は高尾山すら登ったことのない私が、富士山よりも高いところまで行くなんて!
高山病にならないか心配になりつつも、ヨーロッパの名峰をしっかりこの目に焼き付けてこなければ!と意気込んでいた。
*今回の旅程*
1日目 インターラーケン泊
2日目 ツェルマット泊
3日目 ツェルマット泊
4日目 サンモリッツ泊
5日目 機中泊→翌日帰国
6日間のコンパクトな旅程だが、スイスの観光ポイントをしっかりおさえた初スイスにはぴったりの旅程。スイストラベルパスを使って移動はほぼ列車利用。
スイスのすごいところは、出発時刻や到着時刻もほぼ正確なので日本と同じ感覚で列車に乗れる!とっても安心!
さらに、このトラベルパスはとても優秀で多くの列車・湖船・バスの乗車が利用でき、観光地へ行くチケットも割引で購入できたり、さらには国内490以上の美術館などの施設の入場も無料になるという!さすが観光大国スイス!
今回はこのパスを最大限に活用して列車三昧の旅を思いっきり楽しみました!(あとあと聞いたら全行程の24時間くらいは列車に乗っていたらしい。)
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スイスの空港はわかりやすいし、とっても利用しやすい。
空港から駅まで直結しているので、飛行機到着直後すぐに列車利用もOK。
ちなみにスーツケースをごろごろ転がして行ってもちゃんと列車内に置き場があるので安心です。
日本のような改札はなく、チケットは車内で車掌さんが全てチェック。
スイスパスをご利用の際はバリデーション(利用開始日のスタンプ)をお忘れなく。
初日はルツェルン乗換えでインターラーケンへ。(約3時間程)
インターラーケンはユングフラウ地方へのゲートシティなので、
到着日にここまで来てしまえば翌日のユングフラウ観光もとってもしやすい!
夕食はスイス名物のラクレットをお腹いっぱい食べた。
まだ薄暗い早朝6時。
ホテルを出発していよいよヨーロッパ最高地点の鉄道駅、ユングフラウヨッホを目指す!
この日はユングフラウ鉄道利用しました。(スイスパスを持っていれば割引あり!)
傾斜を登りどんどん標高が上がっていく・・・
列車に乗っているだけでこんなにも早く3000M級の山の上にたどり着いてしまうなんて。。
スイスの鉄道文化は昔から大変栄えていたようで、今から約120年前頃にはアルプスのでっかい山に穴をあけて列車を走らせる工事が始まっていたという。さらっと書いたが120年前というと日本は明治時代真っ只中!!スイスすごい・・・
終点のユングフラウヨッホ駅は洞窟のようだが、そこを抜けて展望スペースに行けば息をのむような絶景が・・・・!
プラトーテラスへ行けば雪の中をざくざく歩くこともできるが、晴れた日でもとてつもなく寒い・・・。指先は一瞬で感覚がなくなるくらい冷たくなるので手袋必須!あと雪の山はトレッキングシューズなどのすべりにくい靴で歩くのがおすすめ。
それにしても、そこは寒さを忘れるくらい本当に素晴らしい場所だった!
どこまでも続く白銀の氷河が広がり、アルプスの山々がそびえ立つ美しい風景を大パノラマで見ることができる!人生の中でこんな素晴らしい絶景に出会えるなんて!!!!
ユングフラウヨッホの施設内には他にも100周年を記念した見どころいっぱいの展示物もたくさんあるので、ヨーロッパ最高地点の鉄道駅を思う存分楽しむことが出来るのも魅力のひとつ!
ちなみに、途中駅のアイガーグレッチャーには展望レストランもあって、アイガー、メンヒ、ユングフラウの3つの名峰がドーーーンと目の前に広がり、大迫力な景色とともにスイスの郷土料理などを召し上がれます!!!
ユングフラウ鉄道をあとにして、クライネシャイデックからグリンデルワルト経由でインターラーケンへ戻る。
インターラーケンウェスト駅からは遊覧船でシュピーツへ。(1時間20分程)
意外に知られていないようですが、これもスイスパスで乗船可能です!
トゥーン湖はスイスで最も美しいと言われる湖。
周りの緑、街並み、アルプスの山々、青い空・・・それが全て反射して鏡のように映る。
素敵な景色を見ながら優雅なひと時を味わうことができます。
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その後、シュピーツから宿泊場所のツェルマットへ列車移動。
ツェルマットはガソリン車が禁止されているのでとーっても空気が綺麗!
ツェルマットのまわりには4000M超えの峰がなんと29も集中している。
その中のひとつがヨーロッパの名峰、マッターホルン。
マッターホルンを見るのにとっておきの場所があるらしく、翌朝その姿を拝むために早起きして外へ。
メインストリートを少し外れた通りにある川に架かる橋がその場所だが、日本人観光客にはよく知られているようで通称「日本人橋」と呼ばれているとか。。
ツェルマットの南の方にはヨーロッパ最高地点の展望台「マッターホルングレッシャーパラダイス」へ続くロープウェイがある。
ロープウェイは合計3回乗りますが、1つ目のロープウェイは6人乗り、そのあとの2つのロープウェイはなんと120人いっきに乗れる巨大ロープウェイ!
私たちが行った日はちょうど週末の朝。地元のスキーヤーたちがいっぱいで、満員電車状態で山頂へと向かう・・・・この時ばかりはさすがに酸素が薄くて苦しくなった。
到着するとすぐにエレベーターがあり、そこからいっきに展望台へ。
展望台の標高は3883M。
しーんとした音のない世界に絶景だけが目の前に広がる。
富士山よりも高いこの展望台。
あのマッターホルンがなんだか小さく見える。
展望台の寒さで凍えたあとに、あったかいホットチョコレートをいただいた。絶景を横目に美味しいホットチョコレート・・・この上ない幸せです。
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続いてゴルナーグラートを目指す。
ツェルマットまで戻り、今度は登山鉄道に乗車。
トラブルがあって少し遅れたものの、無事ゴルナーグラートへ!
ここでは日本語のアナウンスも流れるのが嬉しい。
終着駅は多くの観光客が訪れており、ハイキングをしに来ている人も多数いた。
ゴルナーグラート付近には初心者にもおすすめコースもある。
ローテンボーデン駅からリッフェル駅までの1区間を1時間程で歩くコース。
確かに歩きやすいが、意外とアップダウンがあり、足場の悪い箇所も少々あったので、もし行く場合はハイキング用の靴と心配であれば杖などもあったほうがベター。
まるで絵葉書!リッフェル湖に映る逆さマッターホルン!
リッフェル湖はハイキングをスタートして約5分くらいで見ることが出来る。
ここでも天候に恵まれ綺麗に反射するマッターホルン様を拝めました。
↑ハイキングコースの目印にこんなマークがついた石がちょこちょこあります。
こちらは至る所に出現するツェルマットのゆるキャラ、WOLLIくん。ちょっとこわい。
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山だらけな日を終えて、ついに大注目の「世界で最も遅い特急」、氷河特急(グレッシャーエクスプレス)に乗りました!
ツェルマットからサンモリッツまで乗り続けると8時間。
そう、8時間乗りました、9時から17時まで!
コースのお食事を予約しておけばちゃんとひとりひとりお料理をサーブしてもらえます!
ちょっと高いかな〜と思ったけれど、サービスも良いし郷土料理が味わえるし、何より氷河特急のコースメニューというプライスレスな付加価値がある!!
この体験は是非とも逃してほしくない。
おじさんが蒸留酒を大パフォーマンスで注いでくれる。
ダイナミックすぎてたくさんこぼれていた。笑
のどかな街並みや風景を見るのもよし、ライン川の流れを眺めるのもよし、乗り心地も良いのでうたた寝するもよし、いろんな時間を過ごせます。
サンモリッツが近くなるといつの間にか外が吹雪に・・・
本当は湖を見たり、展望台へ行く予定でしたが予想外の積雪のため今回は断念。
超ラグジュアリーホテル、ケンピンスキーに宿泊させて頂いたのでそのご紹介を。
今回は雪のサンモリッツとなりましたが、本来はとっても爽やかなマウンテンリゾートなのです!澄んだ空気の中で湖畔をのんびりお散歩なども良いでしょう。
ちなみにサンモリッツは本来年間300日が晴天らしく悪天候は相当珍しいとか。笑
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そんなこんなであっという間に旅程を終えて美しい湖を見ながらチューリッヒへ帰ります。
今回はスイストラベルパスのおかげで大パノラマの絶景に出会い、気持ちの良いハイキングで山歩きの魅力を知り、そして列車ののんびり旅で癒されて・・・思いっきり楽しむことが出来ました!
今回の旅行でもたくさんの新しい発見があり、スイスの優しい人々にも出会えてとってもキラキラした気分になれました。やっぱり旅は素晴らしい!
素敵な国、スイス。いつか絶対にまた訪れたい場所のひとつになりました。
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*ユングフラウヨッホ ★★★★★
4000m級のアルプスの山々とアレッチ氷河が目の前に!
*ゴルナーグラート ★★★★
スイスNo1の展望台!展望レストランでの食事もおすすめ。
*マッターホルングレッシャーパラダイス ★★★★★
いつもと違うマッターホルンを見れる!大パノラマの銀世界!
*リッフェル湖周辺のハイキング ★★★★★
ハイキング初心者でもOK!絵葉書のような素敵な景色がすぐそこに。
(2016年10月 柳)
今回は欧州エキスプレス様とスイス政府観光局様のご招待にてスイスに行く機会を頂きました!
スイスインターナショナルエアラインで成田から直行で約12時間ほど。
10月末まではサマータイムなのでスイスとの時差は日本と比べて-7時間です。
日本より気温は低く、到着日のチューリッヒは日中15℃くらいでした。
私の人生で初めてのヨーロッパ!しかもスイス!!!
実は高尾山すら登ったことのない私が、富士山よりも高いところまで行くなんて!
高山病にならないか心配になりつつも、ヨーロッパの名峰をしっかりこの目に焼き付けてこなければ!と意気込んでいた。
*今回の旅程*
1日目 インターラーケン泊
2日目 ツェルマット泊
3日目 ツェルマット泊
4日目 サンモリッツ泊
5日目 機中泊→翌日帰国
6日間のコンパクトな旅程だが、スイスの観光ポイントをしっかりおさえた初スイスにはぴったりの旅程。スイストラベルパスを使って移動はほぼ列車利用。
スイスのすごいところは、出発時刻や到着時刻もほぼ正確なので日本と同じ感覚で列車に乗れる!とっても安心!
さらに、このトラベルパスはとても優秀で多くの列車・湖船・バスの乗車が利用でき、観光地へ行くチケットも割引で購入できたり、さらには国内490以上の美術館などの施設の入場も無料になるという!さすが観光大国スイス!
今回はこのパスを最大限に活用して列車三昧の旅を思いっきり楽しみました!(あとあと聞いたら全行程の24時間くらいは列車に乗っていたらしい。)
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スイスの空港はわかりやすいし、とっても利用しやすい。
空港から駅まで直結しているので、飛行機到着直後すぐに列車利用もOK。
ちなみにスーツケースをごろごろ転がして行ってもちゃんと列車内に置き場があるので安心です。
日本のような改札はなく、チケットは車内で車掌さんが全てチェック。
スイスパスをご利用の際はバリデーション(利用開始日のスタンプ)をお忘れなく。
チューリッヒ空港
初日はルツェルン乗換えでインターラーケンへ。(約3時間程)
インターラーケンはユングフラウ地方へのゲートシティなので、
到着日にここまで来てしまえば翌日のユングフラウ観光もとってもしやすい!
夕食はスイス名物のラクレットをお腹いっぱい食べた。
まだ薄暗い早朝6時。
ホテルを出発していよいよヨーロッパ最高地点の鉄道駅、ユングフラウヨッホを目指す!
この日はユングフラウ鉄道利用しました。(スイスパスを持っていれば割引あり!)
ユングフラウ鉄道パス
傾斜を登りどんどん標高が上がっていく・・・
列車に乗っているだけでこんなにも早く3000M級の山の上にたどり着いてしまうなんて。。
スイスの鉄道文化は昔から大変栄えていたようで、今から約120年前頃にはアルプスのでっかい山に穴をあけて列車を走らせる工事が始まっていたという。さらっと書いたが120年前というと日本は明治時代真っ只中!!スイスすごい・・・
ユングフラウヨッホ駅
終点のユングフラウヨッホ駅は洞窟のようだが、そこを抜けて展望スペースに行けば息をのむような絶景が・・・・!
スフィンクス展望の景色
プラトーテラスへ行けば雪の中をざくざく歩くこともできるが、晴れた日でもとてつもなく寒い・・・。指先は一瞬で感覚がなくなるくらい冷たくなるので手袋必須!あと雪の山はトレッキングシューズなどのすべりにくい靴で歩くのがおすすめ。
それにしても、そこは寒さを忘れるくらい本当に素晴らしい場所だった!
どこまでも続く白銀の氷河が広がり、アルプスの山々がそびえ立つ美しい風景を大パノラマで見ることができる!人生の中でこんな素晴らしい絶景に出会えるなんて!!!!
ユングフラウヨッホの施設内には他にも100周年を記念した見どころいっぱいの展示物もたくさんあるので、ヨーロッパ最高地点の鉄道駅を思う存分楽しむことが出来るのも魅力のひとつ!
ちなみに、途中駅のアイガーグレッチャーには展望レストランもあって、アイガー、メンヒ、ユングフラウの3つの名峰がドーーーンと目の前に広がり、大迫力な景色とともにスイスの郷土料理などを召し上がれます!!!
アイガーグレッチャーレストラン
ユングフラウ鉄道をあとにして、クライネシャイデックからグリンデルワルト経由でインターラーケンへ戻る。
インターラーケンウェスト駅からは遊覧船でシュピーツへ。(1時間20分程)
意外に知られていないようですが、これもスイスパスで乗船可能です!
トゥーン湖はスイスで最も美しいと言われる湖。
周りの緑、街並み、アルプスの山々、青い空・・・それが全て反射して鏡のように映る。
素敵な景色を見ながら優雅なひと時を味わうことができます。
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その後、シュピーツから宿泊場所のツェルマットへ列車移動。
ツェルマットはガソリン車が禁止されているのでとーっても空気が綺麗!
ツェルマットのまわりには4000M超えの峰がなんと29も集中している。
その中のひとつがヨーロッパの名峰、マッターホルン。
マッターホルンを見るのにとっておきの場所があるらしく、翌朝その姿を拝むために早起きして外へ。
メインストリートを少し外れた通りにある川に架かる橋がその場所だが、日本人観光客にはよく知られているようで通称「日本人橋」と呼ばれているとか。。
朝焼けに染まるマッターホルン
日本人橋からの景色
ツェルマットの南の方にはヨーロッパ最高地点の展望台「マッターホルングレッシャーパラダイス」へ続くロープウェイがある。
ロープウェイは合計3回乗りますが、1つ目のロープウェイは6人乗り、そのあとの2つのロープウェイはなんと120人いっきに乗れる巨大ロープウェイ!
私たちが行った日はちょうど週末の朝。地元のスキーヤーたちがいっぱいで、満員電車状態で山頂へと向かう・・・・この時ばかりはさすがに酸素が薄くて苦しくなった。
約120人がロープウェイを待つ
到着するとすぐにエレベーターがあり、そこからいっきに展望台へ。
展望台の標高は3883M。
しーんとした音のない世界に絶景だけが目の前に広がる。
富士山よりも高いこの展望台。
あのマッターホルンがなんだか小さく見える。
マッターホルン
展望台の寒さで凍えたあとに、あったかいホットチョコレートをいただいた。絶景を横目に美味しいホットチョコレート・・・この上ない幸せです。
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続いてゴルナーグラートを目指す。
ツェルマットまで戻り、今度は登山鉄道に乗車。
トラブルがあって少し遅れたものの、無事ゴルナーグラートへ!
ここでは日本語のアナウンスも流れるのが嬉しい。
終着駅は多くの観光客が訪れており、ハイキングをしに来ている人も多数いた。
ゴルナーグラート付近には初心者にもおすすめコースもある。
ローテンボーデン駅からリッフェル駅までの1区間を1時間程で歩くコース。
確かに歩きやすいが、意外とアップダウンがあり、足場の悪い箇所も少々あったので、もし行く場合はハイキング用の靴と心配であれば杖などもあったほうがベター。
まるで絵葉書!リッフェル湖に映る逆さマッターホルン!
リッフェル湖はハイキングをスタートして約5分くらいで見ることが出来る。
ここでも天候に恵まれ綺麗に反射するマッターホルン様を拝めました。
↑ハイキングコースの目印にこんなマークがついた石がちょこちょこあります。
こちらは至る所に出現するツェルマットのゆるキャラ、WOLLIくん。ちょっとこわい。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
山だらけな日を終えて、ついに大注目の「世界で最も遅い特急」、氷河特急(グレッシャーエクスプレス)に乗りました!
ツェルマットからサンモリッツまで乗り続けると8時間。
そう、8時間乗りました、9時から17時まで!
1等列車
2等列車
荷物もたっぷり置けて安心
コースのお食事を予約しておけばちゃんとひとりひとりお料理をサーブしてもらえます!
ちょっと高いかな〜と思ったけれど、サービスも良いし郷土料理が味わえるし、何より氷河特急のコースメニューというプライスレスな付加価値がある!!
この体験は是非とも逃してほしくない。
おじさんが蒸留酒を大パフォーマンスで注いでくれる。
ダイナミックすぎてたくさんこぼれていた。笑
のどかな街並みや風景を見るのもよし、ライン川の流れを眺めるのもよし、乗り心地も良いのでうたた寝するもよし、いろんな時間を過ごせます。
ランドヴァッサー橋も綺麗でした。
サンモリッツが近くなるといつの間にか外が吹雪に・・・
本当は湖を見たり、展望台へ行く予定でしたが予想外の積雪のため今回は断念。
超ラグジュアリーホテル、ケンピンスキーに宿泊させて頂いたのでそのご紹介を。
ゆったりと広いエントランス
旅の疲れを癒す落ち着きのあるロビー
デラックスルーム
今回は雪のサンモリッツとなりましたが、本来はとっても爽やかなマウンテンリゾートなのです!澄んだ空気の中で湖畔をのんびりお散歩なども良いでしょう。
ちなみにサンモリッツは本来年間300日が晴天らしく悪天候は相当珍しいとか。笑
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
そんなこんなであっという間に旅程を終えて美しい湖を見ながらチューリッヒへ帰ります。
今回はスイストラベルパスのおかげで大パノラマの絶景に出会い、気持ちの良いハイキングで山歩きの魅力を知り、そして列車ののんびり旅で癒されて・・・思いっきり楽しむことが出来ました!
今回の旅行でもたくさんの新しい発見があり、スイスの優しい人々にも出会えてとってもキラキラした気分になれました。やっぱり旅は素晴らしい!
素敵な国、スイス。いつか絶対にまた訪れたい場所のひとつになりました。
----------------------------------------------------------------
*ユングフラウヨッホ ★★★★★
4000m級のアルプスの山々とアレッチ氷河が目の前に!
*ゴルナーグラート ★★★★
スイスNo1の展望台!展望レストランでの食事もおすすめ。
*マッターホルングレッシャーパラダイス ★★★★★
いつもと違うマッターホルンを見れる!大パノラマの銀世界!
*リッフェル湖周辺のハイキング ★★★★★
ハイキング初心者でもOK!絵葉書のような素敵な景色がすぐそこに。
(2016年10月 柳)
- トレッキングを極めたマレーシア(コタキナバル・クチン)の旅6日間
-
エリア:
- アジア>マレーシア>クチン
- アジア>マレーシア>コタキナバル
- アジア>マレーシア>キナバル山
- テーマ:ハイキング・登山 世界遺産 自然・植物
- 投稿日:2016/10/25 13:55
今回はファムトリップでマレーシアのコタキナバルとクチンを訪れる機会を得た。
このツアーのキーワードはなんといってもトレッキング!トレッキング!トレッキング!
(重要なので3回言いました。)
まず日程表を渡され目にはいったのがトレッキング3回、そして6時間の文字。
えっ、わたし日本でもトレッキング未経験、そして運動もそんなに得意ではないのに大丈夫かな…楽しみな気持ちとちょっと不安な気持ち、両方抱えながら迎えた当日だったが、そんな心配皆無なほど楽しい旅となった。(この6日間で流した汗はペットボトル2リットル分くらいだと思う。)
【日程表】
1日目:成田発→コタキナバルへ(コタキナバル泊)
2日目:マフア滝トレッキングと市内観光(コタキナバル泊)
3日目:コタキナバル→クチンへ セメンゴワイルドライフセンター観光(クチン泊)
4日目:バコ国立公園トレッキング(クチン泊)
5日目:クバ国立公園トレッキングとマタンワイルドセンター観光
クチン→クアラルンプール乗り継ぎで成田へ(機中泊)
6日目:成田着
【サバ州コタキナバル】
●マフア滝トレッキング【第1回トレッキング】
コタキナバルといえばアジアを代表するビーチリゾート。そんなビーチリゾートの雰囲気と昔から続く大自然の魅力が残る街がここ、コタキナバルだ。よく知られているのはキナバル山やテングザルの見学。今回はそれに匹敵する新しい魅力を発見しよう!とのことでマフア滝と呼ばれる滝を目指してトレッキング。ここはトレッキングといっても700mくらいの舗装された道を歩くので、体力に自信がない方も安心して参加することができる。近づくと聴こえてくる水の音を聞きながら、ゴールを目指す。到着地点に辿り着くと、透き通った水が流れる滝からマイナスイオンを存分に感じる。歩いて汗をかいた身体も、水のしぶきを浴びて一気に疲れも吹き飛んだ。
ここ、コタキナバルにはシティホテルからリゾートホテルまで、たくさんのホテルが存在している。
その中でもコタキナバルで大人気の2つのホテルをご紹介!
● シャングリラ・タンジュンアル・リゾート
シャングリラ・タンジュンアル・リゾートは世界的にも有名なシャングリラ・リゾートのひとつで、コタキナバルにはラサリア・リゾートとシャングリラ・タンジュンアル・リゾートの2つがある。
タンジュンアルには2つの棟(ウィング)が建っている。1つ目はキナバルウィングで、部屋のカテゴリは「キナバル・マウンテンビュー」と「キナバル・シービュー」の2種類。その名の通り、マウンテンビュールームからはキナバル山を眺め、シービューからはコタキナバルの海を眺めることができる。
もう1つはタンジュンウィングで、ここでは「タンジュン・シービュー」に宿泊できる。
ホテル内には大きなプールやプライベートビーチもあり、カップルから家族連れまで楽しむことができるリゾートだ。また、シャングリラが誇るスパ「氣(chi spa)もコタキナバルの海に囲まれながらうけることができるのも魅力の1つである。
そしてなんといっても感動したのはここ、「スターラウンジ」
ホテルのチェックアウトは12時なのに帰りのフライトは深夜…時間の過ごし方しかり、フライト前にシャワーを浴びたりしたい…なんて思っているのはわたしだけではないはず!ここでは、チェックアウトした後もソファでリラックスしたり、プールで泳いだ後にシャワーを浴びたり、読書だってできる。ここがあれば、チェックアウトした後も出発ギリギリまで思う存分コタキナバルを楽しむことができるのだ。何度も訪れたくなるようなホテル、これがタンジュンアル・リゾート。あなたも次のデスティネーションにはここ、コタキナバルのタンジュン・アルをチョイスしてみては?
●ステラハーバーリゾート
ステラハーバーリゾートはゴルフ場やプールが敷地内にある広大なリゾート。リゾート内には、こちらもふたつの棟(ウィング)があり、2つの棟の行き来にはバスが必要なくらい広い。
まずはパシフィックウィング。ここには「ゴルフビュールーム」と「シービュー」の2種類の部屋があり、洋風の造りが印象的。部屋の中からはそれぞれゴルフ場や海を眺めることができる。
また、もっとアジアンリゾートを楽しみたいという方におすすめなのがマゼランウィング。パシフィックウィングとはうってかわって、開放感溢れるアジアンテイストな造りになっている。ここではマウンテンビューとシービューの2部屋に宿泊することができる。
そしてこのリゾートのおすすめはなんといってもマンダラスパ!世界的に定評のあるスパを一度は体験してみたいというそこのあなた、ステラハーバーに宿泊したときはぜひご予約を。
【サラワク州クチン】
3日目からはサラワク州のクチンに移動した。マレーシア語で猫の街=クチン、その名の通り街中では猫にたくさん出会えることができる。サラワク川に沿って道が通っており、夕暮れに散歩するとその神秘的な風景に酔いしれる。中国系の影響も多く受けているので東南アジアと中華系が混じり合って、独特な雰囲気を醸し出しているのがここ、クチンなのである。
私たちはヒルトン・クチンに滞在した。ヒルトン・クチンは市内中心部に位置し観光にもとても便利なホテル。朝食のビュッフェでは、クチン名物のスパイスの効いた麺料理「ラクサ」も食べられる。
●セメンゴワイルドライフセンター
セメンゴワイルドライフセンターは保護されたチンパンジーを野生に返すための手助けをする施設で、約20頭のチンパンジーが保護されている。彼らをみることができるのは朝と夕方に食べ物をあげる時間。周辺にはロープなども置いてあり、無邪気に遊ぶ赤ちゃんチンパンジーをみるチャンスもある。
おすすめの時期は森の中であまりフルーツがとれない時期だそう。ここではチンパンジー以外にワニも保護されていて、間近であんなに大きいワニを見られるのも貴重な体験になるかもしれない。
●バコ国立公園
今回の旅のハイライトは他でもない、バコ国立公園でのトレッキングである。
バコ国立公園にはトレッキングコースが16種類あり、トレッキング初心者からベテランさんまでいくつものコースが楽しめるようになっている。公園まではボートで移動し、砂浜に上陸するときはアドベンチャーのような気分になってわくわく。ビーチには野生のいのししが歩いていて、それさえも新鮮である。また、トレッキング中もいろいろな動物に遭遇することができる。私たちは今回、片道約2時間のコースを歩いた。(多分これでも短い方…?)スタートはビーチの側を歩くのでみんなお散歩気分だったが、山に入ると急に真剣モード。山では急な斜面があったり、岩に手をついて登るところもあるので、手袋は忘れないように。また、帽子等の暑さ対策も必須。今回はトレッキング中に4種類のサルやここでしか見られない植物をみることができた。
●マタンワイルドライフセンター
クチンにある2つ目のチンパンジー保護施設がここ、マタンワイルドライフセンターである。
セメンゴワイルドライフセンターが、チンパンジーの手助けをするセカンドステージだとすると、マタンワイルドライフセンターはファーストステージにあたる。施設内で暮らすチンパンジーを見ることができる。運が良ければ飼育員さんとお散歩中のチンパンジーにも遭遇できる。
●クバ国立公園
旅行の締めくくりはやっぱりトレッキング!クバ国立公園にもいくつかトレッキングコースがあり、私たちは再度、滝を目指して歩きに歩く。旅の最終日ということもあって私たちメンバーにも疲れがみえていたが、最後はもう気力!ということで熱帯雨林の中を歩く。ここ、クバ国立公園はいろいろな種類のカエルが生息していることで有名な場所。特に、世界最小級のカエルがみつかったことで一躍有名になった場所なのである。私たちも最後の最後、帰りに1匹みることができた。
マフア滝トレッキング ★★★★(コタキナバル初めての方もリピーターの方にもおすすめ)
バコ国立公園 ★★★★★(クチンにきたらここは欠かせない!)
クバ国立公園 ★★★★★(カエルや熱帯雨林が大好きならここへ)
セメンゴワイルドライフセンター ★★★★
マタンワイルドライフセンター ★★★★(セメンゴとマタンはぜひセットでいってほしい)
(2016年7月 若狭由希)
このツアーのキーワードはなんといってもトレッキング!トレッキング!トレッキング!
(重要なので3回言いました。)
まず日程表を渡され目にはいったのがトレッキング3回、そして6時間の文字。
えっ、わたし日本でもトレッキング未経験、そして運動もそんなに得意ではないのに大丈夫かな…楽しみな気持ちとちょっと不安な気持ち、両方抱えながら迎えた当日だったが、そんな心配皆無なほど楽しい旅となった。(この6日間で流した汗はペットボトル2リットル分くらいだと思う。)
【日程表】
1日目:成田発→コタキナバルへ(コタキナバル泊)
2日目:マフア滝トレッキングと市内観光(コタキナバル泊)
3日目:コタキナバル→クチンへ セメンゴワイルドライフセンター観光(クチン泊)
4日目:バコ国立公園トレッキング(クチン泊)
5日目:クバ国立公園トレッキングとマタンワイルドセンター観光
クチン→クアラルンプール乗り継ぎで成田へ(機中泊)
6日目:成田着
【サバ州コタキナバル】
●マフア滝トレッキング【第1回トレッキング】
コタキナバルといえばアジアを代表するビーチリゾート。そんなビーチリゾートの雰囲気と昔から続く大自然の魅力が残る街がここ、コタキナバルだ。よく知られているのはキナバル山やテングザルの見学。今回はそれに匹敵する新しい魅力を発見しよう!とのことでマフア滝と呼ばれる滝を目指してトレッキング。ここはトレッキングといっても700mくらいの舗装された道を歩くので、体力に自信がない方も安心して参加することができる。近づくと聴こえてくる水の音を聞きながら、ゴールを目指す。到着地点に辿り着くと、透き通った水が流れる滝からマイナスイオンを存分に感じる。歩いて汗をかいた身体も、水のしぶきを浴びて一気に疲れも吹き飛んだ。
自然いっぱいの道を歩く
透き通った水が流れるマフア滝。マイナスイオン!
お昼は地元の家庭料理をいただく
蛾の幼虫にトライしちゃいました!
ここ、コタキナバルにはシティホテルからリゾートホテルまで、たくさんのホテルが存在している。
その中でもコタキナバルで大人気の2つのホテルをご紹介!
● シャングリラ・タンジュンアル・リゾート
シャングリラ・タンジュンアル・リゾートは世界的にも有名なシャングリラ・リゾートのひとつで、コタキナバルにはラサリア・リゾートとシャングリラ・タンジュンアル・リゾートの2つがある。
タンジュンアルには2つの棟(ウィング)が建っている。1つ目はキナバルウィングで、部屋のカテゴリは「キナバル・マウンテンビュー」と「キナバル・シービュー」の2種類。その名の通り、マウンテンビュールームからはキナバル山を眺め、シービューからはコタキナバルの海を眺めることができる。
もう1つはタンジュンウィングで、ここでは「タンジュン・シービュー」に宿泊できる。
ホテル内には大きなプールやプライベートビーチもあり、カップルから家族連れまで楽しむことができるリゾートだ。また、シャングリラが誇るスパ「氣(chi spa)もコタキナバルの海に囲まれながらうけることができるのも魅力の1つである。
キナバルウィングの外観
キナバルシービュールーム(部屋から見える景色は最高)
タンジュンウィングの外観
タンジュンシービュールーム(キナバルウィングよりシックな雰囲気?)
ホテル内を散策
大きなプール
氣—chi spa—
そしてなんといっても感動したのはここ、「スターラウンジ」
ホテルのチェックアウトは12時なのに帰りのフライトは深夜…時間の過ごし方しかり、フライト前にシャワーを浴びたりしたい…なんて思っているのはわたしだけではないはず!ここでは、チェックアウトした後もソファでリラックスしたり、プールで泳いだ後にシャワーを浴びたり、読書だってできる。ここがあれば、チェックアウトした後も出発ギリギリまで思う存分コタキナバルを楽しむことができるのだ。何度も訪れたくなるようなホテル、これがタンジュンアル・リゾート。あなたも次のデスティネーションにはここ、コタキナバルのタンジュン・アルをチョイスしてみては?
スターラウンジのソファ
●ステラハーバーリゾート
ステラハーバーリゾートはゴルフ場やプールが敷地内にある広大なリゾート。リゾート内には、こちらもふたつの棟(ウィング)があり、2つの棟の行き来にはバスが必要なくらい広い。
まずはパシフィックウィング。ここには「ゴルフビュールーム」と「シービュー」の2種類の部屋があり、洋風の造りが印象的。部屋の中からはそれぞれゴルフ場や海を眺めることができる。
また、もっとアジアンリゾートを楽しみたいという方におすすめなのがマゼランウィング。パシフィックウィングとはうってかわって、開放感溢れるアジアンテイストな造りになっている。ここではマウンテンビューとシービューの2部屋に宿泊することができる。
パシフィックウィング外観
パシフィックウィング/ゴルフビュールーム(部屋からは広いゴルフ場を眺めることができる)
マゼランウィングにあるプール
マゼランウィング/シービュールーム(開放感あふれる部屋)
そしてこのリゾートのおすすめはなんといってもマンダラスパ!世界的に定評のあるスパを一度は体験してみたいというそこのあなた、ステラハーバーに宿泊したときはぜひご予約を。
マンダラスパ
【サラワク州クチン】
3日目からはサラワク州のクチンに移動した。マレーシア語で猫の街=クチン、その名の通り街中では猫にたくさん出会えることができる。サラワク川に沿って道が通っており、夕暮れに散歩するとその神秘的な風景に酔いしれる。中国系の影響も多く受けているので東南アジアと中華系が混じり合って、独特な雰囲気を醸し出しているのがここ、クチンなのである。
私たちはヒルトン・クチンに滞在した。ヒルトン・クチンは市内中心部に位置し観光にもとても便利なホテル。朝食のビュッフェでは、クチン名物のスパイスの効いた麺料理「ラクサ」も食べられる。
空港では民族衣装を身にまとった女の子たちが出迎えてくれた
ホテル(ヒルトン・クチン)からみたサラワク川の景色
朝食会場のレストラン
猫の街、クチン
●セメンゴワイルドライフセンター
セメンゴワイルドライフセンターは保護されたチンパンジーを野生に返すための手助けをする施設で、約20頭のチンパンジーが保護されている。彼らをみることができるのは朝と夕方に食べ物をあげる時間。周辺にはロープなども置いてあり、無邪気に遊ぶ赤ちゃんチンパンジーをみるチャンスもある。
おすすめの時期は森の中であまりフルーツがとれない時期だそう。ここではチンパンジー以外にワニも保護されていて、間近であんなに大きいワニを見られるのも貴重な体験になるかもしれない。
ロープで遊ぶチンパンジーの赤ちゃん
フルーツを取りにきたチンパンジー
●バコ国立公園
今回の旅のハイライトは他でもない、バコ国立公園でのトレッキングである。
バコ国立公園にはトレッキングコースが16種類あり、トレッキング初心者からベテランさんまでいくつものコースが楽しめるようになっている。公園まではボートで移動し、砂浜に上陸するときはアドベンチャーのような気分になってわくわく。ビーチには野生のいのししが歩いていて、それさえも新鮮である。また、トレッキング中もいろいろな動物に遭遇することができる。私たちは今回、片道約2時間のコースを歩いた。(多分これでも短い方…?)スタートはビーチの側を歩くのでみんなお散歩気分だったが、山に入ると急に真剣モード。山では急な斜面があったり、岩に手をついて登るところもあるので、手袋は忘れないように。また、帽子等の暑さ対策も必須。今回はトレッキング中に4種類のサルやここでしか見られない植物をみることができた。
ボートに乗って国立公園に到着!
テングザルは思っていたよりも大きかった・・・
愛くるしいカニクイザルの赤ちゃん
シルバーリーフモンキー
マレーシア全土でも希少なマレーヒヨケザル!(移動するときはモモンガのようになるそう)
ウツボカズラ
モウセンゴケ(これはバコ国立公園でしか見ることができない)
●マタンワイルドライフセンター
クチンにある2つ目のチンパンジー保護施設がここ、マタンワイルドライフセンターである。
セメンゴワイルドライフセンターが、チンパンジーの手助けをするセカンドステージだとすると、マタンワイルドライフセンターはファーストステージにあたる。施設内で暮らすチンパンジーを見ることができる。運が良ければ飼育員さんとお散歩中のチンパンジーにも遭遇できる。
マタンワイルドライフセンター入り口
器用にペットボトルの蓋を開け、飲む姿には驚き!
カメラをむけるとこんなポーズをしてくれた
●クバ国立公園
旅行の締めくくりはやっぱりトレッキング!クバ国立公園にもいくつかトレッキングコースがあり、私たちは再度、滝を目指して歩きに歩く。旅の最終日ということもあって私たちメンバーにも疲れがみえていたが、最後はもう気力!ということで熱帯雨林の中を歩く。ここ、クバ国立公園はいろいろな種類のカエルが生息していることで有名な場所。特に、世界最小級のカエルがみつかったことで一躍有名になった場所なのである。私たちも最後の最後、帰りに1匹みることができた。
熱帯雨林の中を歩く
到着地点の滝
カエルがうつっていますがどこでしょう?
マフア滝トレッキング ★★★★(コタキナバル初めての方もリピーターの方にもおすすめ)
バコ国立公園 ★★★★★(クチンにきたらここは欠かせない!)
クバ国立公園 ★★★★★(カエルや熱帯雨林が大好きならここへ)
セメンゴワイルドライフセンター ★★★★
マタンワイルドライフセンター ★★★★(セメンゴとマタンはぜひセットでいってほしい)
(2016年7月 若狭由希)
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