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今日も旅する!!ファイブスタークラブ世界探検隊

~お客様の代わりにファイブスタークラブ社員が世界中をチェックしてレポートしてきました。~

プロフィール

ニックネーム:
ファイブスタークラブ
居住地:
東京都
会社名:
ファイブスタークラブ
会社英字名:
Five Star Club
会社所在地:
東京都
会社電話番号:
03-3259-1511
業種:
旅行業
自己紹介:
1.全コース1名より催行保証。ツアーキャンセルはありません。(ごく一部のコースを除く)
2.アレンジ自由自在。延泊や減泊、ホテルグレードUP、航空会社指定、何でもできます。
3.基本的に少人数でのツアーで団体旅行のわずらわしさはありません。(ごく一部のコースを除く)
3.遊牧民のゲルにホームステイやサハラ砂漠でキャンプなど、その国でしかできないユニークなオリジナルツアーを企画。
3.毎週土曜日、各方面の専任スタッフが説明会を実施。疑問、質問は何でもどうぞ。(予約制)

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アイルランド
まだ知られぬアイルランドの大自然を楽しむ旅はいかがでしょうか? 〜ギネスだけじゃないアイルランドの魅力を知る旅〜
エリア:
  • ヨーロッパ>アイルランド>ダブリン
  • ヨーロッパ>アイルランド>ゴルウェイ
  • ヨーロッパ>アイルランド>キラーニー
テーマ:世界遺産 グルメ 自然・植物 
投稿日:2016/06/24 16:12
キラーニー国立公園で野生のシカに出会う!


妖精とケルト神話、そしてギネスの国アイルランド。ビール(お酒?)が大好きな私が若かりし頃より憧れていたダブリンへ、この季節のいい6月に行ける事になりました。
しかし今回の旅はギネスが目的ではありません(本当か?)。まだあまり知られぬ大自然を巡り、ギネス以外のアイルランドの魅力を探しに行く旅となりました。
アラン諸島イニシュモア島


日本からダブリンまでは直行便がありません。今回はKLMオランダ航空でアムステルダム経由にてダブリンへ。アイルランドはシェンゲン加盟国ではありませんので、入国審査はダブリン到着時になります。アムステルダムまでは沢山いた日本人もダブリン行きは私一人、そんなにアイルランドってマイナーな国だっけ?

ダブリン空港から市内までは便利なバス、エアリンクを利用。市内まで片道6ドルの明瞭価格なので旅行者には嬉しいもの。停留所近くのホテルだったので迷わず到着です。
空港のエアリンクバス停


ダブリンのホテルに到着したのは20時間頃でしたが、まだまだ明るく夕食兼ねての散策に出掛けました。気温も18度前後で湿気もなく快適です。
クライストチャーチ目の前のホテルハーディング


今ダブリンの若者に人気なテンプルバーエリア。ここには創業1840年の老舗パブを初め、アイルランド音楽を聞きながらビールを楽しめるアイリッシュパブが軒を連ねます。日の落ちない夜を友人達とビールを飲んで過ごす人達で溢れていました。絶好調の賑やかパブに女子1人で入るのも気が引けたので、シーフードビストロでビールを頂く事に。アイルランド初日はビール&ムール貝で一息。
テンプルバー


ムール貝&ビール


■day2
時差のせいで早目に起床、今日はダブリン近郊の世界遺産のあるミース県を訪れます。アイルランドを代表する世界遺産「ボイン渓谷の遺跡群」はダブリンから北へ約60キロ、ボイン川流域に残る墳墓群です。その中心のニューグレンジは約5000年前に作られたと推測されますが未だその目的ははっきりとせず、謎の遺跡とされています。ニューグレンジの墓内は真っ暗ですが、唯一冬至の朝17分間だけ陽光が真っ直ぐ入る様設計がされています。周辺の巨石には渦巻き菱形の模様が書かれこれも未だ解明されず、謎に包まれています。
ニューグレンジ


ニューグレンジ入口


次に訪れたのはアイルランドで最も有名な十字架のある「モナスターボイス」へ。この教会跡に残るハイクロスは10世紀のもので、見事なレリーフを残しています。文字が読める人が少ない時代に絵による布教を行いました。
そのハイクロスは1000年経つも美しく、威厳を纏ってただひたすら立ち続けている様でした。
モナスターボイス


ランチには元駅舎を利用したstation houseでローストビーフをビールと共に。このホテル兼レストランは結婚式等にも使用される素敵な内装です。
元駅舎を利用


午後はアイルランド人心の故郷「タラの丘」へ。ここは紀元前200年頃タラ王が宗教色の強い国家を築き、後に聖地となり繁栄した場所です。今なお、世界中のアイルランド人にとって「タラに帰る」と言う言葉は望郷の意味を持ちます。
小高い丘の上からの眺めは遥か地まで見渡せ、タラ王の時代までもが重なり見える様でした。
タラの丘


タラの丘に立つ石


ダブリンから高速道路利用で約1時間程の近郊には牛や羊が草を食べ、のびのび育む姿が見られます。町に滞在するだけではなく、ちょっと足を伸ばしてみると、よりアイルランドが理解出来るに違いありません。
のんびりとした風景


■day3
今朝はこの時期だけ早くオープンする「トリニティカレッジ」のライブラリーへ。かなり並ぶと聞いていましたが、8時半オープンはあまり知られていないのか、5分前でもほんの数人が待つだけでした。
ここの見どころはケルズの書とロングルーム。ケルズの書とは、9世紀初めに修道士が作成した装飾写本の傑作です。ケルト特有の模様や動物、人が書かれ、ケルト美術の最高峰とも言われます。
そして、ロングルームは見事!入った瞬間に図書館としての圧倒感を受け、ただ感動します。特にあまり人のいない時間だっただけに、静けさが心地よく時が止まった様でした。
ロングルーム


ロングルームの石像


今日はダブリンからゴールウェイへ向かいます。校外への列車はヒューストン駅から発車。掲示板にはゴールウェイ行き列車のプラットフォーム番号が10分前まで出ていませんでしたが、わらわらと改札に人々が集まり出したので私も続いて行くとちょうど放送が流れ、皆一斉にホームへ。指定席のない列車なだけにみんな小走り。
ヒューストン駅


ダブリンから約2時間半弱でゴールウェイに到着しました。アイルランド西部の中心都市ゴールウェイは学生も多く活気に溢れた町です。中心部のショップストリート、ハイストリート、キーストリートにはパブやレストラン、ショップが並び、時間を問わず賑やかです。
この時期はとても日が長いので21時を過ぎても昼間の明るさ。1日が長く感じられます。
ゴールウェイ中心部


■day4
今日はゴールウェイから車で約1時間のロサビル港からフェリーでアラン諸島のイニシュモア島へ。大西洋にあるアラン諸島はケルト文化の中心地でゲール語が話されています。また、古代遺跡も残り人気の観光地です。この地に住んでいた先住民達が石灰岩の地を均し、放牧が出来る島へと変えました。その削った石灰石を壁の様に積上げた様は、海のブルーと草のグリーンに石のグレーがプラスされ、何とも美しいものです。
イニシュモア島へ渡るフェリー


緑と青とグレーが映える風景


また、9〜15世紀に建てられた修道院跡や、最大の見どころであるドン・エンガスでは大西洋に面する断崖に立つことも。但し、風も強いので、下を覗く時は注意が必要です。(私は高所恐怖症の為、下を見る事は控えました。見たらたぶん気絶します。笑)
まだまだ石灰石の残る海


後ろは見ません。


チャレンジャー


またアラン諸島はアランセーター発祥の地でもあり、デザインに意味がある事で世界的にも知られています。
セーターショップ


島内巡りにはミニバス、サイクリング、馬車、徒歩の方法があります。全長15キロの小さな島ですが、アップダウンもあり、徒歩だと以外に時間もかかりますので、弊社のツアーでは、陽気なおじさんのミニバスを利用して効率良く回ります。ランチは島のカフェでスープやボリュームサラダが食べられます。
島を案内してくれる馬車


ミニバスで回る


ランチのサラダ(12EUR)


せっかくゴールウェイまで来たならば、やはりアラン諸島まで足を伸ばして頂きたい。
手作りの籠も売られている


■day5
今日はゴールウェイから、モハーの断崖を経てケリーリングにあるウォータービレッジへ向かいます。モハーの断崖はアイルランドの中でも1、2を争う人気観光地。モハーはゲール語で「廃墟になった崖」を意味しています。あまりにも有名で既に写真で沢山見ているにも関わらず、目の前に現れた時はその迫力に圧倒されました。断崖の向こうに見える大西洋がまた無限に広がり、自然の偉大さを見せつけている様でした。
モハーの断崖


ここには一応石柵があるのですが、何故かみんなお構い無しで乗り越え、断崖の縁を歩いていました。私も恐る恐る歩いてみたものの、強風が吹いたらバランスを崩して落ちるのではとか、誰かに押されたら絶対落ちるなど、いらぬ心配をしてしまい、そうそう柵内に戻りました。
観光地可されているとはいえ、モハーの断崖はゴールウェイまで来たら行くべきです。
柵越え禁止表示


柵越えで撮影


今回のミッションの1つ、「アイルランド音楽レッスン」を受けにエニスへ。エニスは伝統音楽が息づく町で毎年音楽祭が開かれる事でも有名です。
この町で楽器初級者の私がティンホイッスルのレッスンを受けます。楽器に触るのは中学生以来。リコーダーとホルンを少し齧っていた程度の経験です。
1対1で丁寧にレッスンが始まりました。先生は凄く簡単な英語で説明をしてくれるので、とてもわかり易くすぐに吹ける様に。それにアイルランド風な息遣いをプラスすれば何とか形になりました。
エニスの町


ティンホイッスルに初チャレンジ!


初めてのアイルランド音楽レッスン。短い時間でしたが、楽しく、ついティンホイッスルを購入してしまいましたので、帰国後も練習したいと思います。
少しでも音楽の心得がある方には本場での演奏はいい思い出になりますのでおすすめです。
優しい先生


先生と一緒に


次に向ったのはアイルランドで最もかわいい村と言われる「アデア」へ。素朴な藁葺き屋根が未だ建ち並びます。目的地にするには小さい町なので、立寄り程度に楽しむといいでしょう。
アデアの風景


アデアから一気に南下し、ケリー周遊路にあるウォータービルへ。ここはチャーリーチャップリンの別荘があった町です。目の前に大西洋が広がり本来なら美しい眺めなのですが、あいにくの荒れ模様…。青く見られるはずの海がグレーに・・・。
グレーの大西洋


今回の旅の目的の一つで、とても楽しみにしていたダークスカイリザーブでの星空鑑賞は残念ながら出来ませんでした。アイルランドの晴天は珍しい位なので、それも含めてアイルランドということですね。(しかし、これは本当に残念・・・リベンジせねば、です。)
雨の夜空・・・


■day6
今朝も目覚めると雨風…。基本的に晴れ女なはずでしたが、今回ばかりは負けました。ちょっと落ち込みましたが、気を取り直し素敵な朝食を楽しみます。
スクランブルエッグです


ウォータービルで宿泊した「BUTLER ARMS HOTEL」はかのチャップリンも通ったと言う4つ星のクラシカルなホテルです。
BUTLER ARMS HOTEL


ウォータービルの町並み


ホテルを出発するも雨足は強まるばかり…。暴風雨の中リング・オブ・ケリー(ケリー周遊路)を走ります。霧も深くさすがに雄大な自然は見渡せませんでしたが、道の両側の緑は生き生きとして、一年中この青さを維持出来ているのは雨が多いアイルランドの気候によるものだとつくづく感じました。
リング・オブ・ケリーの看板


キラーニーまでは、途中小さな町スニーム、ケンメアを経由、国立公園内のビューポイントであるモルズ渓谷、レディース・ビューで写真を撮り、約3時間程で観光の町キラーニーに到着です。雨風の中、緑と海と岩々に囲まれた周遊路を走るのは、大自然に全ての方面から迫られている様で少し怖くもありました。それだけに手付かずの自然が残る素晴らしさも感じる事が出来ました。
雨の中のレディース・ビュー


景色が薄暗いので花の写真を


スニームの町


ケンメアの町


午後、雨も上がり、薄日も差し始めたキラーニーの町を歩く事に。ホテルの数がダブリンの次に多い町だとは聞いていましたが、町自体は小さく、端から端まで徒歩30分もあれば回れるサイズです。観光地だけあり、町には観光客も沢山いましたが、ここでも日本人を見かける事はありませんでした。
キラーニーの町


キラーニーでは観光用に馬車が使われています。少し走るとすぐ国立公園なのですが、公共のバスもなく、タクシーも少ないので、観光も兼ねた交通手段として利用されています。馬のパカパカ走る音が優しく、この町にとても似合います。
馬車


■day7
翌朝、雨も降っていなく、太陽も僅かに出ていたのでキラーニー国立公園をリベンジせねばと「ロス・キャッスル」へ行く事にしました。朝7時前と早かったのでレセプションが閉まっていた為タクシーを呼んで貰えず、さらに町まで出てもタクシーは見つからず…。片道30〜40分かかると聞いていたのですが、とりあえず歩く事に。
早朝に知らない道をひたすら歩くのも気持ちがよくただ黙々と歩いていると「ナショナルパーク」と「鹿横断注意」の看板が。きっともうすぐだ、と思ったところで鹿に遭遇!じっと見つめ合ってしまいました。
野生の鹿に遭遇


さらにひたすら歩くと、ようやく城が。やはり30分かかりました。笑
誰もいない薄曇りの中、国立公園の湖の湖畔に佇む城は幻想的で何とも美しかったです。またその周りには鴨が集まって寝ている様子が可愛く、しばらく眺めていました。
ロス・キャッスル


湖畔の鴨達


心残す事なく、ダブリンへ。キラーニーからは途中マーロウ(MALLOW)で乗り換え、約3時間の列車の旅です。
到着はヒューストン駅でホテルまではルアス(LUAS)で向かいます。ルアスもバスもダブリンでは便利です。
ルアスの切符は事前にホームで購入


ダブリン前半に行けなかった「ギネス・ストアハウス」へ。ダブリンは天気もよくビール日和(?)でしたので早速行ってみる事に。
ギネス・ストアハウス


工場見学好きの私はワクワク、さすがの観光スポットで観光客も沢山来ていました。ここは7階建ての建物でギネス造りの工程や歴史が学べるようになっています。また入場料に1パイントのギネスが込となっており、6、7階のバーでダブリンの景色を見渡しながら飲めるのです。
ギネスの歴史を紹介


バーでのギネス


最上階からダブリンを眺める


アイルランドの自然に沢山触れ、ギネスも満喫して9日間の旅を終えました。しとしと雨の多いアイルランドですが、一年中緑と花が生き生きしているので、とても町並みが美しいです。
アイルランドはギネスだけではありませんでした!
自然や歴史に触れるとよりその国が見えてきます。人々がとにかく優しく、やっぱりギネスもシーフードも美味しいアイルランド。一度は行ってみる事をおすすめします。

今回はとにかく星空鑑賞が出来なかったのは残念でなりませんが、皆様に訪れて頂き、素敵な星空写真を送って下さる事をお待ちしております。

<オススメ度>
ニューグレンジ・タラの丘★★★★★・・・謎の世界遺産やアイルランドの故郷
ゴールウェイ★★★★★・・・海も近くシーフードも美味しく歩きやすい町
モハーの断崖★★★★★・・・やっぱり一度は行くべき
エニス★★★★・・・音楽好きなら絶対立ち寄って欲しい!
リング・オブ・ケリー★★★★・・・天気が重要。良ければ最高!
キラーニー国立公園★★★★・・・天気が重要ですが、雲がかった様子も幻想的。

(2016年6月 能祖文子)

ドイツ
赤ちゃんとヨーロッパ旅行 (ハンガリー、ドイツ編)
エリア:
  • ヨーロッパ>ドイツ>ローテンブルク
  • ヨーロッパ>ドイツ>ホーエンシュバンガウ
  • ヨーロッパ>ハンガリー>ハンガリーその他の都市
テーマ:世界遺産 グルメ 歴史・文化・芸術 
投稿日:2016/06/24 16:07
今回9ヶ月の娘を連れて、ハンガリーとドイツへ行ってきました。
離乳食が1日3回になっているので、10日分のオムツと合わせると娘の荷物だけで、ものすごい量になります。
その他にお菓子、お気に入りのオモチャ、着替え、バスグッツ、ベビーカー等 必需品がたくさんあり、準備だけでいつもの倍かかりました。
忘れがちですが、ベビーカーの雨よけは、ないとめちゃくちゃ困ります!雨が多い時期の今回の旅行中かなり重宝しました。

なるべく飛行機に乗る回数は減らしたいので、帰りは直行便になる航空会社を選びました。行きはブタペストへの直行はないので、フランクフルトで乗り継ぎです。通常の乗り継ぎ便だと、1時間の乗り継ぎ時間ですが、不安だったので1本後の便にしました。
赤ちゃん連れだと、途中に何があるかわからないので、最低2時間は乗り継ぎ時間をあけたほうが安心です。
そして、機内でなるべく寝てほしいので、深夜発のフライトにしました。
おかげで、機内でぐずることもなく、爆睡してくれました。

行程もゆったりした内容で組みました。
まずは、ブタペストに3泊です。
予めベビーベッドをリクエストしていたので、部屋にきちんと用意がされていました。
部屋には絨毯が敷かれてはいますが、やはりその上で遊ばせるのは衛生的に気になります。
ベビーベッドに入ってくれていれば、目を離しても落ちる心配がないので安心です。
寝る時は私と添い寝をするので不要ですが、部屋で過ごす時にとても役立ちました。
フォーシーズンズホテルのベビーベッド


フォーシーズンズ グレシャムホテルは、鎖橋の目の前で立地抜群


朝9時着のフライトだったので、ホテルには昼前に到着しました。
チェックインをしましたが、あいにくまだ部屋の用意ができていないので、すぐには部屋を使えませんでした。通常15時から部屋が利用できるホテルがほとんどなので、赤ちゃん連れであれば、アーリーチェックインを予め予約するのをオススメします。
とりあえず大きな荷物をホテルに預け、トイレで着替えをさせ市内を散策することにしました。
長いフライト後に部屋でゆっくりできないのは、かなり辛かったです。
表参道にも支店がある カフェ ジェルボー本店で食べる国宝 マンガリッツァ豚を堪能


翌日は、日本語ガイドさんと市内観光です。
ブタペストで絶対に行きたかった温泉は、ガイドブックには子供は入れないとあったので半ば諦めていたのですが、ガイドさんに聞いたら長く浸からなければ大丈夫ということだったので、午後に自分達で行ってみました。
ホテルからヨーロッパ最大級のセニーチェ温泉までは地下鉄で10分くらいです。
タオルと水着、ビーチサンダルは持参しましょう。
更衣室は男女兼用です。中に鍵のかかる個室が並んでいて、そこで着替えます。少し入場料が高くなりますが、完全個室の更衣室もありました。
お湯は温めで、温泉とゆうより、温水プールという感じでした。赤ちゃんにはちょうど良い温度で、気持ち良さそうにキャッキャ喜んでいました。
スロバキア側からみたエステルゴム


3日目は、日本語ガイドさんとブタペストから専用車で、終日ドナウ川の曲がり角観光に行きました。赤ちゃんを連れての公共交通機関を使っての長距離移動は大変ですが、専用車であれば自分達のペースで周れます。
エステルゴム大聖堂と私たち


セニーチェ温泉は赤ちゃんとも入れます


ドナウ川の曲がり角


道沿いでイチゴを売っていました


1パック200円くらい


4日目は、飛行機でブタペストからフランクフルトに移動し、専用車でローテンブルグまで行く長旅です。
バスでいくと4時間の距離ですが、専用車だと2時間半でローテンブルグに着きました。
この日の宿泊は、城壁内にあるヘルンシュロッシェンホテルです。トリップアドバイザーで1位のホテルなので一番楽しみにしていたホテルです。ローテンブルク最古の建物を利用したホテルで、7部屋しかない小さなホテルです。
建物内は綺麗にリノベーションされ、とても快適でした。
ヨーロッパの高級プチホテル ヘルンシュロッシェン


シニアスイートのお部屋


バスルームからは、緑あふれる中庭が眺められます


このホテルには、2泊したのですが、いつもスタッフが笑顔で迎えてくれとても居心地の良いホテルでした。さすが、口コミナンバー1!
食事も美味しく、最後の日の夕食はホテルのレストランで食事をしました。宿泊客意外も利用できる人気のレストランなので、前もって予約が必要です。




ヘルンシュロッシェンのレストランは 赤ちゃん連れでもOK


ローテンブルクは かわいい雑貨屋さんがたくさん♪


220段の階段を登って 市庁舎塔へ


塔からは、木組の家が並ぶ街並みが一望できる


6日目は、専用車でローテンブルグからロマンチック街道をホーエンジュバンガウまで行きます。途中、かわいい木組の家が並ぶ ディンケルスビュールと隕石のクレーターにできた円形の町 ネルトリンゲンに立ち寄りました。
そして、一番のオススメはフュッセン郊外にある 奇跡の教会 ヴィースの巡礼教会です。
この教会は、涙を流したという伝説を持つキリスト像を祀っています。シンプルな外観とはうってかわり、入口のドアを開けた途端 息をのむほど美しいロココ調の天井画やパイプオルガンが目に飛び込んできます。
あまりの素晴らしさに、その教会で1時間くらい過ごしてしまいました。
交通の便が良くない場所にあるので、人もそれほど多くなくゆっくり見て回れました。
フュッセン郊外の、のどかな村にひっそりと建つかわいらしい教会


キリストの像が祀られた 主祭壇


復活したイエス・キリストが虹の玉座に座る姿が描かれた天井画


ドイツといえば、ノイシュヴァンシュタイン城は外せません。ずっと行ってみたかったお城でした。
ミュンヘンか、フュッセンから日帰りで行くのが一般的ですが、今回はお城の麓の街 ホーエンシュバンガウに2泊しました。
ホーエンシュバンガウに泊まるオススメポイントは
①朝一のお城観光に行ける
日帰り観光だと午後の観光になります。
事前にインターネットでお城内の観光ツアーは予約したほうがいいですが、午前中のツアーは比較的空いていました。お城までは、バスで5分又は、馬車&徒歩で10分又は、徒歩で40分かかります。朝ですと馬車も並ばずに乗れました。
②お城と写真をゆっくり撮れる
団体客が来る午後は、マリエン橋は渋滞します。※マリエル橋は現在工事のため封鎖中です。
ノイシュヴァンシュタイン城と私たち


③テーゲルブルク山のロープウェイから、お城を上から見える
ロープウェイ乗り場は、ホーエンシュバンガウからタクシーで5分ほどのところにあります。フュッセンからホーエンシュバンガウへ行くバスの終点です。
山頂からトレッキングに行く人もたくさんいました。レストランもあり山の景色を楽しみながら、お食事もできます。
晴れていればもっときれいに見られます・・・


④日の角度で夕方のほうが、お城が綺麗に撮れる
ホーエンシュバンガウの北エリアから見たお城


⑤ライトアップされたお城が見える
闇夜にまっ白に浮かび上がる城は幻想的です


今回泊まったホテルは、お城を見上げるホテル ヴィラ・ルートヴィヒです。
全室スイートのゆったりしたお部屋で、ほとんどの部屋からお城が見えます。


ホテルのカフェからお城が見える


朝食もお城を見ながら食べられる


夕食はホテルのカフェは営業していないので、1日目はペンションアルブレヒトのレストランで、2日目はホテルミュラーのレストランで食べました。どちらも美味しかったです。
豚のカツレツ(ペンションアルブレヒト)


ホテルミュラーのレストラン


人見知りを全くしない娘は、いつもニコニコして知らない人にでも笑いかけるので、たくさんの人に声をかけてもらいました。
現地の人とこれほど多く触れあったことは、今までなかったので、赤ちゃん連れならではだなと思いました。赤ちゃん連れでの旅行は大変かと思いがちですが、周りの人々の優しさに触れることができ、トラブルもなく満喫することができました。

ホーエンシュバンガウ☆☆☆☆☆・・・いろんなノイシュヴァンシュタイン城の姿が見られます。
ヴィースの巡礼教会☆☆☆☆☆・・・息をのむほどの美しさです。
セニーチェ温泉 ☆☆☆☆・・・現地の人と触れ合えます。
ローテンブルグ☆☆☆☆・・・かんばって市庁舎塔には登りましょう。城壁を歩いて散策もおススメです。

(2016年6月 崎由香里)

イタリア
イタリアは間違いない! ワイナリー訪問&アグリで料理レッスン トスカーナでかわいい村訪問のススメ
エリア:
  • ヨーロッパ>イタリア>フィレンツェ
  • ヨーロッパ>イタリア>ベネチア
  • ヨーロッパ>イタリア>ローマ
テーマ:世界遺産 グルメ 歴史・文化・芸術 
投稿日:2016/06/24 16:03
イタリアには今回は2回目で、1回目は9年前でかなり昔の話。
今回はベネチア、フィレンツェ、トスカーナとマレンマ地方、ローマに訪問したが主にトスカーナとマレンマ地方についてのご紹介をしたいと思う。
今回のトスカーナとマレンマ地方訪問は専用車で日本人アシスタントの方にも同行いただいての旅。自分のペースで楽々周れるのと日本語でこの地域のことやイタリアのA to Zを教えてもらえるので自分だけで旅行するよりも知識も深まり、旅行しているときの視点も変わってくるのが良いところ。
フィレンツェの渋滞が始まる前の早めの朝に出発し、まず到着したのはサンジミニャーノ。中世から残る14の塔が美しい世界遺産の小さな街。昼間は日帰りの観光客が増えるので早めに訪れるか、泊まるのがおすすめ。
そぞろ歩きが楽しいサンジミニャーノ


かわいい陶器屋さん


町の中心にあるチステルナホテル


チステルナ(井戸)があるので広場の名前はチステルナ広場


地域のチームによって旗が違うらしい


ドゥオーモ広場にて


次にサンジミニャーノの町から近いアグリツーリズモにて昼食。ここはワイン、サフラン、はちみつ、オリーブの農家で、ここでできた食材を使ってのランチはとっても美味しい!お天気もいいのでテラスでいただきまーす♪こんな環境での美味しい食事は心をとても豊かにしてくれる。ワインはキャンティコッレセーネージDOCG赤とヴェルナッチャDOC白の2種。この後の行程でもワイナリーにも行くから、とここでワインを買わなかったことを今とても後悔している・・・うぅ。ここではオリーブオイルとサフランを購入。
周りはブドウ畑が広がる


自家製の手打ち麺タイアテーレ


セコンドは豚のオレンジソース和え


かわいいアグリツーリズモ


次に訪れたのはシエナ。イタリアの3大広場の一つでカンポ広場がこのシエナにある。大きな町でフィレンツェとは長年のライバル同士。
カンポ広場は中心に向かって傾いている


次に訪れたのはオルチャ渓谷にある、ローマ温泉遺跡が残るバーニョヴィニョーニという村。村は小さいが可愛らしいところ。イタリアで温泉と言えばテルマエロマエをどうしても思い出してしまう。
太古から温泉は変わらず湧き出ている


この村からの眺め


流れる温泉


村の中央にある温泉がわき出てるところ。泳げたらいいのに。


今日の宿泊先、オルチャ渓谷にあるアグリツーリズモ。夕食は1キロ離れたところでいただくか、自炊。今回はBBQでジューシーなソーセージをいただきました♪日が長いのでついつい寝るのが遅くなってしまう。
かわいらしいお部屋


広いお庭でのんびり


プール


翌日、視察に訪れたのはここもオルチャ渓谷にある小麦農家のアグリツーリズモ。こちらでの食事はこちらの家族の一員になっていただくのがホームステイ感覚で楽しみなところ。もちろん食材はこちらで生産されているもの。オルチャ渓谷の眺めも抜群、ピエンツァの町も見えます。

敷地内からの美しいオルチャ渓谷の風景


プールサイドからも景色は抜群!


次に訪れたのはピエンツァ。ここからの眺めは素晴らしい。
いつまでも眺めていたいオルチャの谷


ペコリーニチーズはピエンツァの特産品


次に訪れたのがモンタルチーノのワイナリー。この地域でできるワインで有名なのはイタリアの精選ワインの一つブルネッロ・ディ・モンタルチーノ。ここで蔵を見学し、ワイン作りの工程の説明をしてもらったが、生産者のこだわりや苦労、ワインへの熱い情熱を強く感じた。見学ののち、ワイナリーの奥さんの手作り料理をいただく。イタリアのマンマの家庭料理をワイナリーのご家族とみんなでいただいた。本日のメニューはこの地域の名物ピンチという太い麺をポリチーニ茸を含むたくさんのキノコとあわせたパスタ、豚肉とサラダ。パスタは大盛りにしてもらったのにお代わりまでしてしまう美味しさ!!
ワインの蔵


ピンチは歯ごたえがしっかりして美味しかった


天気のいい日はテラスで食事も可


ワイン畑


次にモンタルチーノの街を観光。観光客がさほど多くない、ひっそりとした小さな町でブルネッロ・ディ・モンタルチーノや地元のワインを販売するエノテカがあり、ワイン好きにはたまらない。
城塞


街並み


今日の宿泊はモンタルチーノの街から歩いて10分ほどにあるワイン農家のアグリツーリズモで、オルチャの谷を見下ろせる場所にある。
オルチャの谷の見晴らしがよい


かわいいアグリ


キッチン付の部屋


かわいいベッドルーム


ここのマンマになんと家庭料理のレッスンをしてもらうのだ。メニューは野菜のラザニアとカントゥーチ。今日の生徒は私だけ。16時にスタートしてできたのは21時ころ。
さあ、どんどん作りますよ


ラザニアの野菜を焼いて・・・


ラザニアのパスタは生地から作ります


パスタマシーンを何度も通して薄く薄く・・・


ゆでたパスタに野菜、ホワイトソース、チーズをのせて・・・


できた!あとは焼くだけ!


このアグリのファミリーと一緒に私と先生が作ったラザニアを食べることに!!先生監修の下なので失敗はないとはいえ、なんというプレッシャー!!!家族の皆さんも美味しいと言ってくれてとても嬉しい。自分が作った料理をイタリアのファミリーと一緒に食卓でいただく、なんて素敵な経験なんでしょう!!
「美味しい」の言葉が凄く嬉しい


翌日は日本ではまだあまり知られていない、絶壁の上に建つ街ピティリアーノへ。
切り立った断崖の上にあるピティリアーノ


違う角度より


この絶景をみるだけでもここに来る価値はありますが、街並みもなんともかわいらしいのも魅力。
水道橋


かわいらしい街並み


町はちょうどお祭りの準備をしていた


一つ一つの路地が魅力的


歴史は2000年以上あってエトルリア時代までさかのぼる。またイタリアの小さなエルサレムと呼ばれシナゴーグが残る。

次に訪れたのはチヴィタバーニョレッジョ。たまたま日曜日でローマからの日帰り観光客で溢れかえっていた。駐車場も不足していて、空いている駐車場は片道30分ほど歩く距離。ここは秘境とはもう言えないようだ。しかし外観と間の橋を渡るこのドキドキ感は他よりもすごい。
天空の城


たくさんの観光客


町も小さくてかわいい


世界一美しい田舎と言われるオルチャは季節、天気によって見せてくれる表情が変わってくる。私の訪れたオルチャ渓谷は緑で覆われ美しい。










ベネチア、フィレンツェ、ローマはもちろん必ず行くべきなんだけれど、毎日都市だけの街歩きはちょっと疲れてしまう。プラスアルファで自然に触れて、かつイタリア人にも接して話を聞いて、というのが旅のスパイスになり、より思い出深いものにしてくれるのだ。

アグリツーリズモ宿泊とクッキングレッスン ★★★★★ イタリア料理の真髄は家庭にあり!!その極意を習っちゃおう!
トスカーナの絶景!チヴィタとピティリアーノ ★★★★ 今やチヴィタは秘境ではない。日本人にあまりしられてないピティリアーノと合わせていくべし
ワイナリー訪問 ★★★★ ワイナリー訪問でイタリア人のワインへの愛情と情熱を感じよう

(2016年5月 辻理恵子)

イギリス
英国式旅行 〜ナローボートで真のイギリスを見る〜
エリア:
  • ヨーロッパ>イギリス>コッツウォルズ
  • ヨーロッパ>イギリス>ストラトフォードアポンエイヴォン
テーマ:ホテル・宿泊 グルメ 歴史・文化・芸術 
投稿日:2016/06/24 15:57


古くからの伝統を大切にする国イギリス。
そんなイギリスで、200年経った今でも変わらずに大切に守られているものがある。それはパブでのビールと、「ナローボート」だ。電車が発達する現在でも、まだ伝統を大切にしているイギリス。今回はその「ナローボート」に宿泊させて頂き、イギリスの歴史に浸ってきた。

「ナローボート」と聞いて、あ〜ナローボートね。と分かる人はいるだろうか。私は正直、行くまで全然ナローボートのことを知らなかった。ナローボートとは、その名のとおり、狭い(ナロー)ボート。

今から約200年前、産業革命の頃イギリスでは運河が作られ始めた。運河の設計と同時に、石炭や鉄道のレール、枕木などを運搬するために造られたのがナローボート。産業革命の中心であったバーミンガムを中心に、運河は網目のように張り巡らされ、ナローボートは運搬手段として大活躍してきた。ところが、蒸気機関車が開発されてからは、運河の交通はみるみると忘れ去られてしまう。やっぱり、ボートは列車の速さや運搬量にはとても敵わない。
でも、忘れてはいけないのがここは「古いものを大切にする国、イギリス」だということ。古いもの大好きなイギリス人達の手で、忘れかけられたナローボートをレジャーの目的で、かつてない素晴らしい旅のスタイルとして甦らせたのだ。
エイヴォン川


シェイクスピアの故郷、ストラトフォード・アポン・エイヴォンに1泊した私は、そこから電車で約10分のウィルムコート駅に向かった。周りは何もない、こじんまりした駅。到着すると、日本人のあつこさんと、イギリス人のアンディさんが出迎えてくれた。
そこから歩くこと1,2分で運河に到着。
そこには何艘ものナローボートが並び、その中から赤色のボートに案内された。「アット・イース」という名前が書かれている。


このボートは、あつこさんとアンディさん2人の手作り。以前のボートに住みながら、この新しいボートを1年半かけて作ったという。今は家も車も売り払い、ナローボートで暮らしている。ナローボートは、幅約2.1m×長さ約20mで、この中にダイニングルーム、キッチン、バスルーム、洗面台が2か所と、寝室が2か所ある。
早速船内を案内してもらう。ボートの内装は、私が想像していた簡素な船内とは裏腹に、とても温かく落ち着いたモダンな内装。あつこさんがデザインや設計を手掛けたということもあり、日本人好みな内装かもしれない。
寝室


洗面台


アメニティも完備


ダイニングルーム


キッチン


ボートにはこの狭い空間だけで生活していくための知恵があらゆる所に詰め込まれている。これぞ究極のミニマリスト。隙間を上手く活用し、無駄なスペースが全くない。特にキッチンには思わず見入ってしまった。最大で4名のお客様を乗せることがあるため、その分の食器が必要。食器の高さにあう食器棚を買ったのか、食器棚の幅にあう食器を見つけたのか、食器棚に無駄なスペースを作らず、ぴったりのサイズでたくさんの食器が収納されている。寝室も、スーツケースを広げられるだけの幅がきっちりと確保されており、ベッドの下にはスーツケースがすっぽり入るスペースが設けられている。

一通り船内を見学した後は、ボートでの注意事項を聞き、いざ出発。
アンディさんが舵を切り、あつこさんは紅茶を入れてくれた。ボートは時速4〜6kmの速さでゆっくりと進む。
アンディさん手作りクッキーと紅茶を頂く


両岸には小径が作られていて、そこをジョギングする人、犬の散歩をする人、サイクリングをする人が行き交っている。
運河の脇には小径続いている


この道は絶えることなくずっと続いている。ふと気付けば、ずっと右側にあった道が左側にある。どうしてだろう・・

それは、今のボートを動かしているエンジンが開発されるよりも昔、馬がこのボートを引っ張っていた。この道はかつてナローボートを引っ張る馬のための道だったのだ。
右にあった道が左に変わったのは、馬の筋力のバランスをとるため。ずっと右側から引っ張っていると、馬の筋肉が片方についてしまいまっすぐに歩けなくなる。そのため、時折道を左側に変え、馬への負担を減らしたらしい。運河をわたす橋には、馬が引っ張っていたロープが擦れた跡がいまだに残っている。

ナローボートの運転には特に資格は要らない。そのため、私も少しだけ舵取りにチャレンジさせてもらった。やってみると意外と簡単!行きたい方向と反対方向に舵を引けば良い。
しかし、運河には所々に番号がふられた橋が渡されており、その細いトンネルを船幅すれすれを通らなければいけない。
この先の細-いトンネルをくぐる


舵を切っているところから見ると、さらに難しいのが分かる


さすがにここは私では無理なので、アンディさんにバトンタッチ。乗っていると本当に船幅すれすれを通るので、スリル満点。

誰でも運転できるということで、家族でボートをレンタルしたり、結婚式前のパーティに若い男性陣がわいわいと騒いでいるボートもあったり、どうやらイギリスでは若者からお年寄りまで、幅広く人気があるみたい。いろんな人たちが乗るボートとすれ違い、その度にみんなが挨拶をしてくれるのが楽しい。

しばらくすると、細い橋が見えてきた。これは「水道橋」といって、道路や線路の上をボートで走れるようになっている。
水道橋


線路の上を走る


下を走る車から手を振ってくれる


下から見るとこんな感じ(これは短い水道橋)


さらに行くと、行き止まりが見えてきた。これは、「閘門」と言われる門。この門の向こう側は水位が異なっており、この閘門を設けることによって、水位を調節し、船が行き来できるようになっている。一度船から降り、手作業で開けて通る。
まず、門を通るためにボートを細い通路に通し、スタンバイ。






そして、手でぐるぐるとハンドルを回し、水中にある水路を開け、水を水位の高い方から低い方へと送る。
水中の水路を開ける


そして、反対側の門も閉め、水を貯めて水位を合わせる。
門は重たいので、全体重をかけて




水位がだんだん上がってくる


最初こんなに低かった水位が


ここまで上がる


水位が合うと、もう一つの門を開け、ようやく船を通すことができる。






ナローボートでの旅は「急ぐ」ということはできない。対向するボートが来た場合は、この門を対向ボートが通るまで待って、もう一度水位を合わせて通っていく。

何よりも、ゆっくりと歩く速さで動くボートから眺める景色は最高。鴨の親子が戯れている様子、野生のウサギがぴょんぴょん飛び跳ねている様子、草原で牧草を食べる牛や羊の様子。日本にいると体感できないゆっくりとした時間の流れに身を任せ、何も考えずにこの大自然の景色を眺めているととても心が癒される。

この日はウートン・ワーウェンという所で停泊。ここで、ボートに水を補給。シャワーや飲料水はボートの下部に積まれていて、停泊した際に補給する。




この停泊所近くのパブで夕食。
ナビゲーションイン


このナビゲーションインというパブ。運河沿いに同じ名前のパブが何軒もあるらしい。「Navigation」は「航行する」という意味。かつてこの運河を作っていた頃、作業員の休憩所のために建てられたのがこのナビゲーションイン。運河の工事が進むと、その先々に建てられていたため、運河沿いにはたくさん同じ名前のパブがまだ残っており、このパブに飾ってある写真や絵を見ると、運河ができる様子が年ごとに見ることができて面白いのだとか。

この辺りは明かりがないため、夜はボートから満点の星空を見ることができる。残念ながら、夕食を食べ終えた頃から雨が降り出し、星は見ることができなかった。。。

ボートで寝るって、船酔いは大丈夫?
2人が暮らすボートで寝るって、プライベートは大丈夫?
と心配される方もいるかもしれない。

船酔いに関しては、私も船酔いには弱いため、少し心配していた。が、ボートといっても全く揺れないので、船酔いの心配は不要だった。あつこさんもこれまで船酔いされた方はいないとおっしゃっていた。
また、客室と、あつこさん夫妻が寝る寝室はきちんと仕切られるようにドアがあり、夜はここを閉めて寝るので、きちんとした個室になりプライベートは保たれる。バスルームと洗面台も2か所あるので、自分の好きなタイミングでシャワーを浴びることができる。アメニティやドライヤーも用意されているので、不便を感じないどころか、想像を遥かに超えて快適に過ごすことができた。※ドライヤーは、電気はエンジンが動いている間しか使うことができないので、夜は20時まで、朝は7時以降しか使うことはできない。

朝は、あつこさんが朝食を作って下さった。


まさかボートでこんな豪勢な朝食を食べられるとは思ってもいなかった。何といっても日本人のあつこさんが作ってくれるので味は間違いない。フルーツも私が到着する数時間前に仕入れて下さったということで、とても新鮮。因みにお醤油も用意してくれている。
お腹いっぱいになったところで、ボートは再度ウィルムコート駅に向けて出発。
この日は少し雨が降っていたので、外は少し肌寒かった。船内で曇る窓ガラスをこすりつつ、あつこさんが入れてくれたコーヒーを飲みながら、ナローボートについての興味深いお話をひたすら聞いた。

かつて、ナローボートで生活していた人はたくさんいた。しかし、ナローボートで生まれた子供たちはきちんと学校にも行くことができず、字の読み書きができなかった。その子たちから生まれる子供たちももちろん字の読み書きができない。そのため、かなり苦しい生活をし、その当時のことは本などにも残っておらず、ナローボートで生活する人たちの間で、口頭で伝えられてきた情報しかないのだ。
そんな貴重なお話を聞くことができ、さらに実際に目に見ることができ、行くまで名前も知らなかったナローボートの虜になってしまったことは言うまでもない。

これからコッツォルズを訪れる際には、是非ナローボートも体験して頂きたい。ロンドンだけではもったいない!

ナローボートの旅を通し、イギリスの古き良き伝統と大自然に魅了され、初めてのイギリス訪問にして真のイギリスを見れた気がした。
お世話になりました!


ナローボート ★★★★★ 素晴らしい伝統と大自然に触れることができる。イギリスに行ったことのある人にも、初めての人にもおすすめ!

(2016年5月 池田郁依)

フィンランド
じっくり・ていねいなフィンランドの暮らし〜ガイドブックに載っていない北カレリア〜
エリア:
  • ヨーロッパ>フィンランド>ヘルシンキ
  • ヨーロッパ>フィンランド>フィンランドその他の都市
テーマ:世界遺産 グルメ 自然・植物 
投稿日:2016/06/24 15:50






この度、フィンランド航空が主催のファムトリップに行ってまいりました。なんと総勢50名近い大所帯。参加者はそれぞれタリン/北カレリア/クーサモの3方面におよそ10数人ずつ振り分けられて、最終日にヘルシンキで合流して3班それぞれがプレゼンテーションを行い、お互い訪れた場所のそれぞれの情報を共有します。たった5日間のファムでしたが大きな思い出と沢山の情報をお土産に帰国しました。

私は北カレリア班に参加しました。フィンランドに行かれたことのある方の中でも北カレリアは知らない方は多いのではないでしょうか?フィンランド事体初めの訪問でしたが、北カレリアは「これぞフィンランド」と思える風景の連続でした。
ここにはダイナミックな自然や派手な観光地、歴史ある遺跡があるわけでもありません。でもじっくり心に染み入るような自然の美しさと人々の生活があります。湖のほとりにじっと佇むと誰もが、吹きつける風の気持ちよさ、水の清らかさ、新緑の匂い、鳥たちが自由に空を駆け巡る様子を見たり感じたりすることができるでしょう。私が旅行をしたのは6月初旬で夏本番まではまだまだという感じでした。朝晩は10℃前後までグッと冷えるのですが北カレリアの空は青く澄み渡っているためか、すっと背筋が伸びるようなそんな気持ちの良い朝を毎日迎えることができました。
フィンランドというと冬のオーロラ観光がメインだと思われがちですが、夏は日の長い季節だからこそ、サイクリングやベリー摘みにハイキングなど、自然と共に向き合うフィンランドの人々の生活を覗き込む、そんな体験ができるというものです。北カレリアお勧めです。

〜〜☆〜行程〜☆〜〜
1日目 ヘルシンキ乗継でヨエンスーヘ ヴァラモ修道院にてワイン&ウイスキーテイスティング【ヴァラモ泊】
2日目 ヴァラモ修道院観光、その後ヨエンスー市内立ち寄り、コリ国立公園を観光【コリ泊】
3日目 コリ国立公園観光 船でヴオニスラヒティ近郊を観光後、クオピオ空港からヘルシシンキへ移動 ヘルシンキのレストランにて3班合同の宴会【ヘルシンキ泊】
4日目 朝ヘルシンキの街を散歩、プレゼンテーション後、帰途へ
〜〜☆〜〜〜〜☆〜〜


6月3日 ヴァラモ修道院へ
朝8時半に成田空港に到着し、フィンランド航空にてチェックインを済ませる。朝9時過ぎに東京から出発するメンバーとの初の顔合わせ。名刺交換を終えた後は各自、両替などを行い搭乗口へ。

実は私欧州系の航空会社に乗るのはかなり久しぶり。
ここ最近に乗った航空会社を思い起こしてみると、四川航空・アメリカン航空・キャセイパシフィック航空・ユナイテッド航空・カタール航空・ニューギニア航空・エミレーツ航空・中国国際航空・・・・。とにかく5・6年前まで遡らなくてはならないのは確かだ。特にフィンランド航空は良い評判しか聞かない航空会社なのでいつか乗ってみたい航空会社でもあった。

<フィンランド航空>
真っ白な機体にブルーのロゴが印象的なフィンエアー。機内も同様、オフホワイトを基調にしたカラーリングのためか広く、清潔感を感じた。東京発の配列は2—4—2。ビデオオンデマンドでは邦画は少なかったが劇場公開されていない最新のハリウッド映画がラインナップされており、ヘルシンキまでの片道3本鑑賞した。機内食は出発2時間後と到着2時間前の2回提供され、私は照り焼きチキンと焼うどんの2食とも完食した。飲み物はワインのほかビールやスパークリングワインも無料だった。
今回特別にビジネスクラスの席も見せてもらった。ビジネスクラスは2—2—1の配列。シートはもちろんフルフラット。またコンフォートクラス以上のシートにはマリメッコデザインのアメニティがつくそうだ。
フルフラットになるビジネスクラス


<ヘルシンキ空港>
日本から約9時間半でフィンランドの首都ヘルシンキへ到着。ヨーロッパの主要都市の中でも最も北に位置するヘルシンキは日本からは最も近く移動距離に時間がかからない。ヘルシンキ空港は非常に機能的な構造で、最短乗り継ぎ時間はなんとたった35分。ターミナルはたった一つなので迷うこともない。さらに2012年から自動入国ゲートを導入しており、シェンゲン協定加盟国へ行く場合、EUや日本・韓国のパスポート所持者は有人の入国審査レーンに並ぶ必要もなく、無人の自動出入国審査端末にパスポートをスキャンさせるだけで簡単に通過できる。
空港内には免税店も多く、ムーミンストアやマリメッコ、イッタラなどフィンランドを代表するお店が軒を連ねており乗り継ぎだけでも十分楽しめることだろう。フィンランド国内旅行だけでなく、直行便のないヨーロッパの国へ行くには一押しの航空会社である。
ヘルシンキ空港内の自動入国ゲート




ヘルシンキ空港にて散策後、今回の目的地であるヨエンスー行きのフライトに乗り換え。ヘルシンキからは1時間のフライトだ。
ヨエンスー空港到着。周りには何もない、本当にど田舎の空港だ。空港には北カレリア観光局のスザンナさんが迎えに来てくれていた。バスに揺られること約1時間、向かったのは新ヴァラモ修道院。

<新ヴァラモ修道院>
ヘイナヴェシ(Heinävesi)の森の中、周りには何もない人里離れた湖畔にポツリと佇む新ヴァラモ修道院。
新ヴァラモ修道院はロシア連邦カレリア共和国のロシア正教ヴァラーム修道院から第二次世界大戦の戦火を逃れるためにフィンランドのへ移り住んだ150人のも修道士たちが1940年ごろに建立した修道院だ。そのため「新」ヴァラモ修道院と呼ばれ現在、フィンランド正教会唯一の修道院でもある。そんな歴史的な経緯から修道院の内部にはまるでロシアの教会にいるかのように、立体のキリスト像、マリア像の代わりに美しいイコンにあふれ、教会は玉ねぎ型の屋根と白亜の壁が印象的なつくりとなっている。修道院内には修道士たちの暮らしぶりを伝える博物館や美術館が併設されており、いずれも必見のポイントだ。またこの地域では気温が低いことからブドウが栽培できない。代わりにこの修道院ではベリーを原料にワイン造りを行っている。そのためワインテイスティングできるのもこの修道院の魅力のひとつだ。
修道院は広くレストランのほかに宿泊施設もあるため、是非1泊することをお勧めしたい。早起きすれば朝のお祈りをみることができ、きっと心が洗われる体験になるはずだ。
新ヴァラモ修道院はフィンランドの中でもとりわけ時の支配者に翻弄されたフィンランドの歴史およびロシアとフィンランドの関係を感じられる場所であり、北カレリアに来たのであれば是非訪れたい場所である。
ロシア風の新ヴァラモ修道院の教会


教会内部と髭の司祭


ヴァラモ修道院に到着後、我々は修道院に経営するホテル(宿坊)にチェックイン。

<ヴァラモ修道院 宿坊>
室内は実にシンプルな造り。シングルベッドが2つ、机と電気ポット、懐中電灯、それに宿坊らしく壁にはイコンが飾られ机には聖書があった。トイレとシャワーは各部屋に備わっており、シャワーの温度調整は実に素直に反応し、およそ24時間ぶりにたっぷり温かいシャワーが浴びることが出来た。
ヴァルモ修道院の宿泊施設


宿坊でもプライベートのトイレ・シャワー付き


その後、夕食の前にワインのテイスティング。
赤・白のベリーから造ったワインとウイスキーをテイスティング。フィンランドではブドウが育たないのでフィンランド産のワインというのはほとんどないらしい。ただしこちらではベリーを原料にワインをつくっているのでフィンランド産の珍しいワインを楽しめる。お土産にもうってつけである。
ワインテイスティングの後は司祭を囲んで、フィンランド料理の夕食。ロシアの国境にも近いせいかロシアの影響を受けた料理が多いそうだ。
フィンランドではワインを生産していないがここにはベリーで造ったベリーワインが飲める


修道院で造っている赤・白のベリーワインとウイスキー


旅始まって以来初めての全員集合での食事


食後のお茶はジャムを混ぜるロシア風でいただく


6月4日 ヨエンスー市内観光とコリ国立公園へ

朝7時に教会のお勤めを見させていただく。撮影禁止だったのが残念だが、朝日が差し込む中、信者たちの前で黒装束の僧侶がお祈りの言葉を捧げている光景は神秘的でいて心の現れるような心地になった。
光が差し込み、まるで心が洗われるような教会内部


その後朝7時半から朝食。修道院の朝食にしてはちゃんとしており、温かいパンにオートミール、チーズ、ヨーグルト、そしてサラダなど。豪華ではないが健康的で美味しい朝食だった。
朝食後にヴァラモ修道院の見学ツアーに参加。
修道院内の博物館や美術館を見せてもらう。展示物の多さにここは修道院だとは思えないほどである。
ほかにも湖畔を巡るクルーズツアーなどの用意があるそうだ。こんなに美しい自然のなかでゆっくりできるのであれば修道院に2泊以上ステイしても十分楽しめると思う。
ボートクルーズもできるみたいです


ヴァラモ修道院近くの湖畔




10時半にヴァラモ修道院を出発、約1時間かけてヨエンスー市内を目指す。

<ヨエンスー>
ヘルシンキから北東400kmに位置するヨエンスーは現在人口6万人ほどの運河に面した小さな都市である。かつて1848年にロシア帝国の皇帝ニコライ1世によって開かれ、製材業と水運業の成長によりロシア貿易の要所として発展を遂げた。現在は北カレリアの観光のハイライト「コリ国立公園」の玄関口として知られている。ヨエンスーを都とする北カレリア地方は見渡す限り広がる森林と青く澄んだ湖がで知られる風光明媚な地域である。

ここでカレリアについての説明をしよう。
フィンランド南東部、ロシアとの国境に位置する北カレリアと南カレリア、および現在ロシア連邦に編入されているカレリア共和国を合わせて「カレリア」と呼ぶ。カレリアは独自の言語を持つ民族がすむ地域であったが、中世以来ロシアとスウェーデンの争いの舞台となり、戦後多くの部分がロシア(当時はソ連)に割譲されてしまった。
ロシアとフィンランドに分断されてしまったカレリアだが、フィンランド人にとっては精神的な故郷ともいわれている。それを裏付けるように国民的な叙事詩「カレワラ」はその名のとおりカレリアの伝承や歌謡を元に編まれたものであり、フィンランド生まれの作曲家ジャン・シベリウスの交響詩「フィンランディア」はカレリアの原風景からその着想を得たものだといわれている。他にもシベリウスの作品には「カレリア」を題名に持つ作品も多数あるそうだ。つまりフィンランドを語るうえでカレリアの自然と歴史は外せない場所なのである。

ヨエンスーのマーケット広場に降り立ち、いまヨエンスーで最もお洒落なスポット、タイトコルッテリTaitokortteli へ向かった。タイトコルッテリはかつての資産家の伝統的な邸宅をリノベーションした可愛らしい外観のいわば工芸センターである。北カレリア地方の伝統的な刺繍を施した製品や地元のアーティストたちのギャラリー兼お土産屋さんとなっている。フィンランドらしいデザインの雑貨が多く、見ているだけでもあきない。中でも印象深いのは1日7.5ユーロを支払えば、フィンランド伝統の機織りが体験できる織り物教室。ヨエンスーに滞在しながらひがな一日織りものをつくっているのもそれはそれで楽しいかもしれない。
マーケット広場にてカレリアパイを実演販売していました


タイトコルッテリ


1日7.5ユーロを支払えば、フィンランド伝統の機織りが体験できる


タイトコルッテリ観光後は街の中心・マーケット広場の隣にある、世界的に有名なアールヌーヴォー建築家エリエル・サーリネンの設計による市庁舎の中のシアターレストラン(Teatteriravintola)にて。これまでのトラディショナルな食事とは一風違ったフィンランドとフレンチのフュージョンのようなスタイルで、可能な限りヨエンスーの地の物を使ったという創作料理に舌鼓をうった。
市庁舎の中のシアターレストラン(Teatteriravintola)でのランチコース 前菜


食事の後はヨエンスー中心地に構えるソコス系列のヴァークナ(Vaakuna)ホテルのインスペクション。

<ヴァークナ Vaakuna>
マーケット広場に面した街の中心にあるVaakunaはフィンランドのあらゆる場所に支店を持つSokos系列の4つ星ホテル。スーパーマーケットにも隣接しており、ヨエンスーに滞在するなら利便性はピカイチ。室内はシンプルながらフィンランドデザインのセンスが光る温かみのある空間。冷蔵庫、ドライヤー、湯沸かし器、室内のWIFIあり。セーフティーボックスはない。バスタブやスリッパは部屋のカテゴリーによってはあるようだがあまり多くはないそうだ。ホテルにはサウナも併設されている。
ヨエンスー市内中心部のソコスヴァークナホテル


Vaakunaを後にして向かったのはスーパーマーケット。
というのは「この後のスケジュールでお土産を購入する時間がないから」というフィンランド航空さんの計らいである。これまでの旅行先のお土産はスーパーマーケットで購入することが私にとって嬉しいサプライズだった。
フィンランドに詳しいフィンランド航空の方々がお勧めしていたFazer(ファッツェル)のチョコレートを大量に購入。いろいろなフレーバーがある中、ポップコーン入りのチョコレートが一押しだそうだ。

ヨエンスーから車で1時間。今回の宿泊先であるコリ国立公園に到着。
まずは国立公園内にあるブレイクソコスホテルコリ(Break Sokos Hotel Koli)にてチェックイン。

<ブレイクソコスホテルコリ Break Sokos Hotel Koli>
コリ国立公園内にある唯一の4つ星の宿泊施設。名前の通りソコス系列のホテルである。3階建からなっており、スーペリアルーム以上のカテゴリーであればコリ国立公園の雄大な景色が室内から一望できる。室内は木材を多用した自然と融合したリラックスした空間を演出しており、ドライヤー・湯沸かし器・無料のWIFI、冷蔵庫が備わっている。一方、バスタブやセーフティーボックス、スリッパはなかった。ホテルには眺望の見事なテラスのあるレストランやモダンなデザインのスパとサウナ、さらにはカラオケバーまで併設されており、コリ国立公園でのアクティビティを楽しみながら2泊、3泊したくなるような居心地のよいホテルとなっている。
ブレイクソコスホテルコリ


素敵なホテル内のカフェ


モダンなデザインと壮観な景色のスパ シベリウスの音楽も流れる


<コリ国立公園のハイキング>
ホテルにて一休みした後、コリ国立公園のハイキングに出発。
今回の向かったのはパハコリとウッココリという約1時間のハイキングで訪れることができる展望台である。ホテルをでた我々は坂道を登り自然豊かな遊歩道を抜ける。途中、自生するブルベリーの花、生い茂る白樺や松ぼっくりなど、自然のあるがままの姿を目の当たりにしながら平坦な道を一歩一歩、足を踏みしめて歩く。
しばらく歩くとむき出しの岩盤が地表に現れる。滑らないように気をつけながら歩くと樹木と石で造られた十字架と聖壇のある小さなチャペルが。ここはアッカコリと呼ばれる展望台の一つでウッココリとは逆側に広がる広大な樹海を一望できるスポットになっており、ここで結婚式を挙げるカップルもいるのだそう。
アッカコリと石の教会


アッカコリを後にして歩くこと10数分、パハコリに到着。眼下に広がる樹海とピエリネン湖の組み合わせはまさに我々の中にある「フィンランド」の自然を絵に描いたような美しさ。
パハコリの道からホテル側へ戻るように進み、アッカコリの反対側の展望台・ウッココリに到着。コリ国立公園の中でもひときわ有名な展望台である。崖へ突き出た岩肌に恐る恐る足を踏み出す。日本であれば転落防止用の柵やフェンスなどを設置するような絶壁だ。いまは夏だからよいものの、日の光があたらない冬になると転落事故が起きてもおかしくはない。しかしそういった野暮なものがないもの自然と共生するフィンランド人らしい。自然はあるがままあるべきで人の都合で景観を壊したり、無駄に手を入れることはしないのである。勇気を出して踏み出した展望台からはフィンランドの自然の持つ人の心を包み込むような雄大さと、背筋がピンを伸びるようなちょっとした怖さのようなものを同時に感じた。
パハコリ展望台


ウッココリにて初めてで最後の集合写真


私はアウトドア用の折りたたみ式のスニーカーを用意していたが、滑りやすい岩肌やゴツゴツした岩盤を歩く箇所がいくつかあるので3時間以上のトレッキングを楽しむのであれば本格的なトレッキングシューズを持ってきた方がいいだろう。また気温差も激しいため薄手のダウンジャケットやウインドブレーカーも忘れずに。

ハイキングのあとは夕食。ホテルからバスでおよそ5分。フィンランドの伝統的な小屋(コタ)の中で焚き火にあたりながらのバーベキューのディナー。
夕食の会場近くで飼われていたトナカイ


焚き火の暖かさを同じ空間にいる人たちと共有していると、心の壁も溶けていくような、不思議にアットホームな雰囲気になるのはどうしてだろう。ふわふわした幸福感のようなものを感じながら食べたワインとカレリアパイ、焼きたてのサーモンは最高に美味しかった。
美味しく焼かれているサーモンとパイ


暖かいコタのなかでのディナータイム


メインディッシュのサーモン


食事の後はホテルに戻り、時差の関係かベッドに横になるとコロリとすぐに寝てしまった。

6月5日 コリ国立公園観光、ヘルシンキへ

朝4時頃に起床。会社に提出するためのレポートを作成する。ひと段落したところで朝食に出かける。食後のコーヒーを飲んでいると朝6時でもあまりに青空が広がっていて綺麗だったので、昨日訪れたウッココリの展望台にもう一度いってみようという気分になり、ホテルをでて早速出発。

ウッココリへのルートは昨日アプローチした登山道とはまた別の階段から。階段は急ではあるが直線距離でウッココリまで到達できるので時間がない時や手軽に散歩したい人にはうってつけである。朝の誰もおらず、聞こえるのは風が木々を揺らす音と鳥の鳴き声、そんな中で見たウッココリの壮大な風景は深呼吸をすると身体の中まで透明になってしまいそうなほどのすがすがしさだ。
コリ国立公園にはロープウェイもある


眼下に広がるピエリネン湖








8:45にホテルをチェックアウトしてバスで移動。この日最初のアクティビティであるノルディックウォーキングの出発地点へ向かう。

<ノルディックウォーキング>
ノルディックウォーキングは北欧生まれのスポーツ。2つのポールを使った歩行運動で、通常の歩行よりも上半身の筋肉が積極的につかわれエネルギー消費量も20%アップするという。また足首、膝、腰の負担も通常の歩行よりも40%近く軽減されるそうだ。年齢問わず気軽に楽しめるため病気のリハビリにも活用されている。
ホテルからバスに揺られて約10分。コリ国立公園の山道入り口にて降車。参加者はまず2本のポールを手渡され持ち方と歩き方のレクチャーを受ける。ノルディックウォーキングと聞くとちょっと難しいのかな、と身構えてしまうが、2つのポールで歩行を補助するだけと考えればシンプル。とっても単純である。
この日は約2時間のノルディックウォーキングを行ったのだが、ポールの補助のおかげかそれほど疲れを感じることなく山道を散策できた。途中、ゲストハウスでの休憩や森に咲く花を観賞したり、フォレストヨガ(樹木をつかったヨガ)をしたり、山道も楽しみながら移動できたのが良かったのかもしれない。


馬〜









フォレストヨガ


ノルディックウォーキングで我々が到着したのがコリの港。ここから高速船で20分、コリの対岸の町「ヴオニスラヒティVuonislahti」へ。ヴオニスラヒティVuonislahtiの港はコリの港と比べて寂しいところで到着したのはいいが私達のバスが待つ以外何もなかった。こんな場所に一体何があるのだろうと疑問がよぎったが、港からバスに乗り換え向かったパーテリ(Paateri)にはすばらしい木の教会があった。

<パーテリの木の教会>
港からバスに揺られること20分足らず。到着したのはフィンランドを代表するエヴァ・リューナネン(Eva Ryynanen)という彫刻家がつくりあげた教会とその周囲にあるアトリエ、住居。現在はギャラリーのようになっており入場料を支払えば誰でも入れるようになっている。なお木の教会では実際に結婚式も挙げることができるそうだ。
失礼ながらこの女性の彫刻家の名を初めて知ったのだが、木という温かみのある素材とフィンランドの国に住んでいそうな動物や精霊などを題材がマッチしており、作品の根底に流れるテーマを理解できなくとも感じ入るものがあることだろう。
木の教会ではあらゆるものが木からできており、エアコンがあるわけではないのに教会内はほんのり暖かい。木という材質がもつ機能性とエヴァ・リューナネンの持つほっこりとした世界観が自然と我々にそう感じさせるのであろう。








次に向かったのがヘッランニエミ Herranniemiのゲストハウス。このゲストハウスで本日のランチをいただいた。供されたのはフィンランドの家庭料理で素材はすべてこの地のもの。スタッフの方もすごく気さく。近くにエヴァ・リューナネンのギャラリーやコリ国立公園もあるし、夏にはベリー摘み、冬にはアイスフィッシングなどが楽しめる。もちろんフィンランドの風物詩であるコタやサウナもゲストハウス近くにあるのでローカルな人々に接しながらフィンランドの大自然を満喫するにはこれ以上ない環境である。フィンランドを旅するのであれば都市ではなく、大自然に囲まれたこういったゲストハウスに何泊か滞在しのんびりするのもいいだろう。






ゲストハウスを最後にヨエンスー到着後からお世話してくれた現地観光局のスザンナさんとお別れ。ここからはドライバーさんのみでクオピオの空港へ送迎してもらう。
ヘッランニエミからクオピオ空港へは約2時間。クオピオ空港はヨエンスー空港に勝るとも劣らないほどの田舎の空港だ。本来はヨエンスーの空港からヘルシンキに向かうはずだったのだがヨエンスー発の便が混んでいて取れなかったそうだ。しょうがない。

約1時間のフライトを経てヘルシンキヘ。
ヘルシンキ空港からは列車でヘルシンキ中央駅へ、空港駅と中央駅の列車は環状線のように円状になっているのでどちら方向に乗っても中央駅に行ける。料金は5.5ユーロ。切符は車内スタッフから購入できるので来た列車に乗れば良い。とっても簡単である。
列車マークを辿れば空港駅に到着します






空港から中央駅は約30分。中央駅に到着後、歩いてこの日のホテル、ソコス・プレジデンティへ。
ヘルシンキ中央駅


<ソコス・プレジデンティ>
中央駅から徒歩5分程度にある4つ星大型ホテル。周りにはデパートやレストラン、スーパーマーケットなどあり買い物には困らない。ホテル自体は年代を感じさせるものだが室内は大変清潔でドライヤー、冷蔵庫、バスタブ、室内の無料のWIFIもある。湯沸かし器、セーフティーボックスはない。ホテルにはサウナも併設されている。現在一部の部屋がリノベーション中である。中央駅からこのホテルまでは石畳が続くのでスーツケースの人は難儀していた。
ソコス・プレジデンティ




ホテルに荷物を置いて、この日のレストランへ移動。
3班に別れてそれぞれ各地に飛んでいった各旅行社のスタッフがこの日の夕食で一堂に会する。
レストランはヘルシンキ中心部にあるZETOR。フィンランドの農家をモチーフとした家庭料理を出す店だ。ビールなどの酒類が豊富で日本語のメニューもあるので、気軽にフィンランド料理を体験するにはお勧めである。
フィンランド航空本社スタッフ


約3時間半にも及ぶ大宴会のあとは近くのバー・プラハに二次会へ。ビールを一杯のみいただきようやく(?)解放された。そのあとは仲間内でヘルシンキ駅前にあるカジノへ。カジノではパスポートを提出せねばならず、3人のうち1名はホテルに置いてきたため私ともう1人だけでひと勝負(ルーレットの赤・黒)だけかけてきた。ミニマムは100ユーロだったので2人合わせて50ユーロ出し合い黒にかけたところ見事にあたり1人あたり50ユーロの儲けに。2人で思わずハイタッチ。

フィンランドの最後の夜はひんやり冷たい風が吹いていたが私達の心と財布はあたたかった(?)。。。

6月6日 プレゼンテーション

朝7時半に仲間内で落ち合ってヘルシンキ大聖堂へ向かう。
実はヘルシンキ市内を歩くのはこの日の朝しか時間が取れない。大聖堂のあとは港近くのマーケットをそぞろ歩き。そしてホテルへ戻る、
ヘルシンキ大聖堂からは無料のWIFIが出ています


トラムの線路


マーケット広場


朝食を食べた後、9時半からホテルの会議室でそれぞれ3班に分かれてプレゼンテーションの作成。

我々にカレリア班は団体とFITの2グループに分かれモデルプランを提案するという構成。会社や性別・年齢もバラバラなので3時間でまとまるかしら、と最初は不安ではあったが結果、皆の意見が反映されたプレゼンテーションとなった。お互い意見を出し合うことで自分だけの視点でなく、同じ行程を旅した仲間たちの視点も共有できたことは大きな財産になったと思う。

12時半からホテルでランチ、そして13時半にプレゼンテーション。
プレゼン前はウチの班が一番だ、という思いがあったが各班素晴らしいものであった。同時に楽しそうでもあり「そっちの班でもよかったなぁ」と思うこともしばしば。結果、エストニア班が優勝した。


プレゼンテーションの後は空港へ。
5日間では短いなぁと最初は感じていたが、5日間とは思えないほど内容が詰まったファムトリップとなった。
思い出という「お土産」だけでなくお互いの情報を共有できる素晴らしい機会を作っていただいたフィンランド航空の皆様、JALの皆様、そしてフィンランド観光局の皆様に感謝したい。
本当にありがとうございました。

追記1:
お土産を買う時間はほとんどなかったものの空港ではマリメッコを始めイッタラなどフィンランドブランドのお土産が充実していたおかげで妻からのリクエストされた商品を全部購入できた。見事にお土産探しは空港内の1時間でコンパクトに完結。尚且つ空港内だから免税手続きも簡単。フィンランドの土産物選びに困ったら早めに空港で探すのもおすすめです。
最終日にお世話になった空港内のマリメッコ


追記2:
修道院で出会った年配の日本人ご夫婦の姿がとても印象的だった。まさかこんなところに日本人がとお互い思って思わず声をかけてしまったのだが、なんとこのお二人はフィンランドをレンタカーで観光しているのだそう。このご夫婦の仲睦まじい様子とフィンランドのゆっくり流れる小川のせせらぎのような自然の優美さがぴったり自分の中でシンクロして、私も年をとったらゆっくりこのあたりを気の向くまま旅してみたいなぁと感じ入った。

(2016年6月 橋本康弘)

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