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- トルコの歴史ある景色を巡る旅
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エリア:
- 中近東>トルコ>カッパドキア
- 中近東>トルコ>パムッカレ
- 中近東>トルコ>ボドルム
- テーマ:ビーチ・島 世界遺産 温泉・露天風呂
- 投稿日:2016/01/05 13:52
イスタンブールで国内線に乗り継ぎカイセリ空港へ。ここから1時間ほどで深夜にカッパドキアへ到着です。翌朝、外に出てみると朝日に照らされた変な形の岩が周りにたくさん!奇岩だらけのギョレメの町中の洞窟ホテルなので、お部屋の中も外も岩だらけで、早くもカッパドキアを満喫。
町の周りには更に奇岩がたくさんです。
ガイドさんはキノコ岩と呼んでいましたが、小さな家のようにも見える気がします。
上と下の黒いところは固い玄武岩で、真ん中の白いところは火山灰なので、火山灰の部分だけ強い風で侵食されて、こんな不思議な形になったそうです。
ラクダ岩、これは持って帰りたいくらいかわいい。
カッパドキアの地下には幾つもの地下都市が眠っているといわれていて、その中で最も大きいカイマクル地下都市に入ってみます。地下5階まであって、ワイナリーや石の扉も残っているし、頭をぶつけないように細い道を降りていくのは、探検気分でとても楽しいです。
ランチはトルコ料理店で。壺焼きケバブは壺を開けるのをテーブルで見せてくれるので見た目も面白いです。
一言でケバブと言っても、他に串刺しのシシケバブや、あのぐるぐる回っているドネルケバブ、さらにはお肉も牛、鶏、羊と様々。
夕方にはローズバレーの夕陽をみるのが鉄板。カッパドキア産のワインを飲みながら、夕陽で奇岩の色が変わっていくのを眺めるのはとても贅沢。です。
翌日はまずコンヤへ向かいます。その途中でキャラバンサライに立ち寄り、4時間くらいでコンヤ到着。
白いスカートをひらひらさせながら、くるくる回る踊りで、神との一体化を目指すメフレヴィー教団。その創始者メブラーナの霊廟やモスクなどが、博物館になっています。
色鮮やかな壁の装飾や様々なコーランが楽しく、見ごたえがあります。預言者ムハンマドのあごひげが入った箱もあるんです。
箱の中身は断食明けのお祭りの3日間だけ公開されるそうで、箱は閉まったまま。見られないと言われると、どんなひげが入っているのか気になってしまいます。
コンヤは「ピデ」と呼ばれるピザが美味しい街。薄い生地にジューシーなお肉がたっぷり。トルコ人はヨーグルトが大好きで、塩気のあるヨーグルトドリンク、アイランもよく見かけます。
ここからさらに車で6時間、何度かチャイ休憩を挟み、パムッカレに到着です。
パムッカレと言えば石灰棚。石灰を含む温泉が流れる途中で、結晶化して台地が白くなったものです。雪山のように白い台地を横目にホテルへ。今夜のホテルにも温泉があります。ここパムホテルはニコラスケイジも撮影で宿泊したのだとか。
翌朝、いざ石灰棚へ。このエリアにはヒエラポリスの遺跡があちこちに残されていて、遺跡や木々の間から白い景色が見えてきます。わくわく。近付くと真っ白の地面が段々畑の形に広がっています。小学校の校庭に引く白いラインと同じで、本当に真っ白。
石灰棚に入れる場所もちゃんとあります。そっと裸足で入ると、お湯はあたたかくて、地面は結構ゴツゴツしています。白いところは滑りやすいので、一歩ずつ確かめながら進みます。以前はもっとあちこちで、青いお湯がたっぷりと溜まっていたそうですが、近くに温泉ホテルができて、お湯がかなり少なくなってしまったそうです。が、甘くみていました。予想以上に深かったのです。
お湯が入っているのはこの区画だけだったのですが、この棚にはパステルブルーのお湯が1番溜まっていて、膝くらいまで。スカートが少し濡れてしまったけれど、たぷたぷのお湯に余計にはしゃいでしまいました。
石灰棚を辿って進むと、パムッカレ温泉が見えてきます。ローマ時代の遺跡がごろごろ転がっている温泉で、柱の上に座ったり、歩いたりしながら青い温泉を楽しめる贅沢な観光スポット。意外と水深が深い場所もあって、歩く時は要注意です。見るだけでも楽しいですが、せっかくなので入ってみるのがおすすめです。水着とタオルをお忘れなく。
麓の湖にはカモがいてかわいい。
パムッカレを存分に楽しんだら、エフィソス遺跡へ。車で3時間くらいです。
広大な土地に古代ギリシャの都市が残るエフェソス遺跡。2万人も収容できる大劇場や神殿、図書館、公衆浴場やトイレまで残っていて、あちこちで古代の人々の暮らしを垣間見ることができます。保存状態も良く、フレスコ画やモザイクも綺麗に残っています。
特に面白いのが売春宿。当時の利用客がこっそり利用できるよう、図書館からの地下通路が作られたそうです。
また、地面にこんな足の形が彫られていて、これは広告なのだとか。
靴屋さんか足つぼマッサージかと思いきや、売春宿の広告だそうです。それぞれ、左足は"左側にある"、左上のハートが"あなたの欲しいもの"、右側の小さな足が"可愛い女の子"、その下の四角が"お金が必要"という意味だそうです。わざと分かりにくくしていたのか、勿論歴史や文化の違いもありますが、古代人の読解力恐るべし。
ここから約3時間でエーゲ海&地中海リゾート、ボドルムへ。この辺りの沿岸部には幾つものリゾート地があり、港町ボドルムもその一つ。斜面に並ぶ真っ白の町並みが眩しく、ハーバーは一体何隻あるのかと思うほど、たくさんのクルーザーで埋め尽くされています。ここから近くのカラ島や、ギリシャのコス島、ロードス島へ渡ることもできます。ボドルム城からの眺めも抜群。
ボドルムは港町でビーチはそこまで綺麗ではないので、ビーチで泳ぐなら隣のギュンベットの町へ。ドルムシュと呼ばれるミニバスも出ています。ビーチにずらっとパラソルが並び、蒼い海が目の前!
所々でシリアからの難民を見かけることがありました。とても小さな子が困り果てて道端にしゃがみこんでいたり、助けを求めるボードを持っていたり。トルコから更にヨーロッパを目指しているのでしょうか。彼らの安全を祈るばかりです。
翌日は早起きして飛行機でイスタンブールへ。
カッパドキアやボドルムよりも、色々な人がたくさん!しかもこの日は日曜日なので、トルコ人の観光客も多く、クルーズやバザールは大勢の人でごった返している様子。そこで予定変更して旧市街を観光することに!
☆ブルーモスク(スルタンアフメット・ジャーミー)
ミナレットが6本もあり、たくさんの輝くステンドグラスとブルーのイズニックタイルがとても綺麗。
☆ヒッポドローム
ブルーモスクの横の広場はヒッポドローム、かつての競技場です。ここにはコンスタンティヌス7世のオベリスク、蛇の柱、テオドシウス1世のオベリスクと、3本の柱が建っているのです。3つ目のテオドシウス1世のオベリスクは、エジプトのカルナック神殿から持ってきてしまったのです。トトメス3世のオベリスクなのに。
ヒエログリフもくっきり残っていて、カルナック神殿に返してくれても良いと思うのですが。でもトルコに来てカルナック神殿の一部が見られたのは良かったです。
☆トプカプ宮殿。
謁見の間や幾つものお庭など広大な敷地で、ボスポラス海峡を見渡せる丘の上に建てられているのでとても見晴らしが良いのです。ハレムや宝物館は常に長蛇の列。世界最大のエメラルドや86カラットのダイヤなど、見応え抜群です。
☆アヤソフィア
「ビザンチン建築の最高傑作」と言われるアヤソフィア。ビザンチン帝国時代に教会として建てられ、その後ローマ・カトリック教会として使われましたが、オスマン帝国の時代にはモスクとして改修され、現在は博物館という歴史を積み重ねてきた建物です。イスラムでは偶像崇拝が禁止されているため、キリスト教時代のモザイク画は上から塗り固められ、ミナレットを建てて、アッラーやカリフ達の名前を装飾したカリグラフィーが飾られました。元が教会なのでメッカの方角を示すミフラープは建物の正面から少しずれてしまっています。
現在ではモザイク画が修復され、キリスト教とイスラム教の混在したアヤソフィアならではの光景がみられるようになっています。
翌日こそはバザールでお買い物です。グランドバザールはものすごい広さで、あれこれ見ていたら迷ってしまいそう。日本語で話しかけてくる店員さんもたくさんいます。ここで下見して、価格帯が安いエジプシャンバザールで本格的にお土産探し。魔除けのナザールや陶器、色とりどりのランプや香辛料、あまーいお菓子も揃っています。
お砂糖入りのお菓子は賞味期限が短かくお土産には向きませんが、ハチミツ入りのお菓子なら短くても1ヶ月くらいはもつし、量り売りで好きな量をビニールでピッタリ個装してくれるので、日本でもバクラワやカダイフといったトルコスイーツが食べられます。
ボスポラス海峡のクルーズで眺めを楽しんだら、ガラタ橋をくぐってアジア側に渡り、カドキョイの街へ。
八百屋さん、お魚屋さんもあり、地元の人々の生活する街。
最近注目が高まっていて、レストラン街には人気のお店も多く、アンティークショップが並ぶ通りもあり、可愛らしいトラムバイが走っています。
ヨーロッパ側からはフェリーで30分くらい、ボスポラス海峡の景色を楽しみながら行くこともできるし、地下鉄と海底トンネルなら10分くらいで便利に渡ることもできます。
最近はイスラーム国の報道を見て、トルコは危険だと思っている人も多いようですが、もちろんそっちの国境近くに行く訳でもないので、実際のところ今回の旅でそういった危険を感じるところはありませんでした。変わった事といえば、シリア難民を見かけたことくらいです。
トルコは広く行っていない街もまだまだあるし、現地で出会えたたくさんの優しい人達にまた会いに来たいなと思います。
オススメ度
カッパドキア ★★★★★・・・様々な奇岩や地下都市など、独特の景色は外せない見所!
パムッカレ ★★★★★・・・真っ白の石灰棚は一見の価値あり
ボドルム ★★★★・・・エーゲ海リゾートでトルコのヨーロッパ風な楽しみ方
イスタンブール ★★★★★・・・数日では見きれないほど、言わずと知れた見所満載の街。
(2015年9月 増田里紗)
- 〜ドナウ川の美しいブダペストとスイス大絶景ベルナーオーバーラントの山岳ロッジに泊まる旅〜
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エリア:
- ヨーロッパ>スイス>グリンデルワルト
- ヨーロッパ>スイス>ミューレン
- ヨーロッパ>ハンガリー>センテンドレ
- テーマ:ホテル・宿泊 世界遺産 温泉・露天風呂
- 投稿日:2016/01/05 13:47
メンリッヒンからのアイガー
誰もが一度は行ってみたいと思うスイス、東欧人気3都市の1つブダペスト、まだ訪れたことのないこの2ヶ国へ周遊する事となりました。この2ヵ国、隣国同士ではないし、『ゴシックの世界&大自然』と全く目的の違うこの組み合わせ、ちょっと珍しいかも。
ブダペストの夕暮れ
今回利用したのはKLMオランダ航空。久しぶりに乗りましたが、機内食のパッケージにミッフィーが使われていたのにちょっと癒され、映画も本数も多く10時間半も快適に過ごせました。
ブダペスト空港から中心の街までは約20分、街に近づくと目に飛び込んでくるのがドナウ川に架かる美しい橋達です。ライトアップされたその美しさは初めて見る者を圧巻させます。
今回のホテルは王宮の丘、マーチャーシュ教会の目の前にあるブルグホテル。教会のライトアップも見事で、東欧に来た…と。
マーチャーシュ教会
翌朝のブダペストは天気も良く、教会の背後から朝日が昇る様子が窓からもよく見えました。
今日はハンガリーの海と呼ばれるバラトン湖へ向かいます。海のないハンガリーの人達にとっては夏のバカンス地。周辺に温泉もあるので保養地としても人気です。その湖のすぐそばにある温泉療養地ヘーヴィーズ。そこで有名な温泉湖を体験してきました。蓮の浮いている湖に浮き輪をつけて泳いでいる人多数!しかもご年配多し!おしゃべりしながらプカプカしている人、デッキチェアに寝そべってのんびりしている人、まさに保養地!外気はひんやりしているものの、湖の水が温泉で温かいので、快適です。私も600Ftで借りた浮き輪を付けてプカプカ体験。すぐそばに蓮が浮いているし、小さい魚はいるし、でも温泉だし、何だか不思議な体験でした。
ヘーヴィーズ温泉湖
泳ぐ
温泉湖でさっぱりした後はバラトン湖湖畔にあるワイン産地バタチョニへ。規模は小さいですが、作られているワインの種類は豊富。白はマスカットやリースニングもありますが、テラミン、スルケバラートと言った珍しい品種も。赤はピノ・ノワールもあり、葡萄の香りが濃い美味しいワインばかりでした。
ただし、ワイナリーと言っても見学コースはないので、ワインの飲み比べをして楽しむ感じです。
ワインテイスティング
市内から約2時間で行けるバラトン湖で温泉&ワインの日帰り観光、おすすめです!
バラトン湖
さて、翌日は約20キロ近郊にあるセンテンドレへ。ドナウベントの玄関口として、ドナウ川沿いにある小さな町です。素朴ながらも威厳のある教会が点在し、町はゆっくりとした時間が流れています。
丘の上のカトリック教会から眺めるセンテンドレの赤い屋根とドナウ川、遥か昔から同じ速さで時間を過ごしてきたようです。
可愛い街並み
路地
丘の上から町を眺める
さて、ブダペストに戻って市内観光を楽しむ番です。センテンドレからの列車の止まるバッチャーニ駅からスタート。まずは対岸にある国会議事堂へ。やはりそばで見るとそのスケールに驚きます。
国会議事堂
そこからトラムでヴィガドー広場へ。ぶらぶらヴルシュマルティ広場を通り過ぎデアーク広場からアンドラーシ通りに入って有名なオペラ劇場へ。100年以上の歴史をもつこの劇場は一見する価値ありです。
ちょうどこのオペラ劇場の下を通るM1は1896年開通のヨーロッパでは2番目に古い地下鉄です。駅もシンプルで、道路から1階降りたらすぐホーム、何て解りやすい。
オペラ駅
楽々ヴルシュマルティ広場まで戻ってヴァーツィ通りを散策です。ヴァーツィ通りはブダペストきっての繁華街です。レストランやカフェ、ショップが並び、観光客で賑わいます。
賑わうヴァーツィ通り
この通りの最南端に中央市場が待ち構えるように建っています。
1890年に建てられた中央市場は野菜から果物、肉、香辛料等様々な物が売られています。天井が高く、とても開放的で明るい雰囲気。ついつい長居してしまう市場です。
この市場のそばでドナウ川に架かる橋は自由橋。1896年に造られた美しい橋です。ドナウ川の上をゆっくり歩いて渡ってみました。
自由橋を渡りきったところにあるのがゲッレールトの丘。この丘の頂上からの眺めが素晴らしいと言うことで上り始めるが、どこかで道を間違えたらしく、とんだ遠回りをしてしまいましたが、やっとの事で到着、疲れた後の景色は最高でした。(雨の為靄がかってはいますが)
下りはすんなり最短距離でおりてきました。急ですが、エルジェーベト橋側から上る方が解りやすいです。
エルジェーベト像
夕暮れが近づいてきたので、トラムでくさり橋まで向かいます。そこから王宮までのケーブルカーに乗って王宮前へ。
ホテル近くまで戻ってきました。
ケーブルカー
ドナウ川を挟んでブダ側、ペスト側とほどよく満喫した自由観光でした。
くさり橋
さてブダペストに別れを告げてスイスエアラインにてチューリッヒへ。約1時間半の快適なフライトの後、スイス鉄道でグリンデルワルドへ。空港駅にてスイスパスのバリデェーションを済ませ電車に乗り込みます。この時、乗る車両を間違えないように!今回急いで乗り込んだために、間違えて1等車両に乗ってしまい、スーツケースを引きながら車内を移動する羽目になりました。車両の外側に大きく数字が書いてありますのでご注意下さい。2等車両はとても混んでいるので、早めに車両に乗り込み、スーツケース置き場を確保するといいでしょう。
1等車両
空港駅からベルンまで行き、そこからインターラーケンオストまで。そこからグリンデルワルドへ。約3時間で到着します。
グリンデルワルド行き
グリンデルワルド駅
グリンデルワルドには人も多く賑わいをみせますが、それでも目の前には山々。その雄大さに圧倒されます。こんなに凄い山々を目の前にして町があるとは。素晴らしく眺めのいいカフェで一息つくとやっと来た〜と実感。
町並み
翌日はまずミューレンへ。スイスの鉄道網は素晴らしく見事に繋がっていて、どこに行くにも列車かロープウェイで行く事が出来ます。
グリンデルワルド〜ツヴァイリュッチネン〜ラウターブルンネン〜グリュッチアルプ〜ミューレン、と全て乗り継いで到着です。ハイヒールでも行けます!笑
登山列車
ミューレンからはユングフラウ、メンヒ、アイガーがの連なりがバッチリ見え、素晴らしい景色です。ここにはホテルもあるので滞在も可能です。グリンデルワルドより落ち着いて静かなので、ゆっくりしたい人にはおすすめ。
ここではお花畑ハイキングが出来ます(シーズン6〜7月)。牧草地には牛が放牧され、カランコロンと可愛い音色が。この音ひたすら癒されます。
ミューレンでチーズたっぷりのランチ後、一度ラウターブルンネンに戻りヴェンゲンへ。ここからロープウェイでメンリッヘンへ上ります。本当にスイスの交通網は凄い!無駄なく行きたいところまで上れるのです。
チーズたっぷり料理
ヴェルゲン町並み
メンリッヘンの山岳ロッジのテラスには沢山のテーブルが並び、気持ち良いスペースとなっています。木を生かした温かみのある可愛らしいホテルで、レストランは窓も大きく絶景が見渡せます。ロッジからのちょっとしたトレイルでは、絶景と共に楽しんでいる家族やカップルやご夫婦も。素晴らしい風景は皆をハッピーにしているようです。
メンリッヒン
展望台
アイガーとロープウェイ
レストランの食事は美味しく、とても山岳ロッジだとは思えぬ内容でした。
翌日は朝から曇りで、昨日見えた絶景もどんより雲に覆われていました。
雲に覆われるアイガー
今朝は少し早めに出発してクライネ・シャイデックへハイキングです。このコースは、アイガー北壁を眺めながら歩く約1時間半の初心者向けのトレイルです。
曇ってはいましたが、空気が澄んで気持ちのいい中、牛の鈴の音色が優しく聞こえてのんびり歩ける道のりでした。
クライネ・シャイデックはグリンデルワルドからと、ヴェンゲンから列車で上れるユングフラウ・ヨッホへの起点となる駅です。
雨もパラついて来ましたが、ヨーロッパ最高地点の駅であり、創業100年という歴史を持つユングフラウ鉄道、乗るだけでも価値があります。
クライネ・シャイデック駅
2060mのクライネ・シャイデックから3450mのユングフラウ・ヨッホへは約50分の時間をかけて高所にも体が順応出来るようゆっくり上ります。途中2ヶ所、外が見えるところで停車しますが、今回は雪景色。
ユングフラウ鉄道
ユングフラウ・ヨッホは立派!どこかのアミューズメントパークかと思うほど施設は充実しています。絶景の展望台はもちろんのこと、氷で出来たアイスパレス、ショップ、レストランなど、ゆっくり楽しめます。
アイスパレス
日本宛ポスト
今回はあいにく物凄い吹雪で絶景は楽しめませんでしたが、山の天候の脅威を体験出来ました。
クライネ・シャイデックでスイス名物レシュティランチ後、列車でグリンデルワルドへ。そのうちに危惧していた天気も回復しだし、フィルストに着く頃にはかなりの晴天に。山の天気は本当に変わりやすい。
レシュティ
フィルストロープウェイ
フィルストへはグリンデルワルドからロープウェイで上ります。フィルストからは「アルプスの真珠」と呼ばれるバッハアルプゼーまでハイキングです。このハイキングコースからはアイガーだけでなく、オーベラー氷河、シュレックホルンまで良く見渡せ、片道約1時間半のコースは素晴らしい景色で時間が経つのも忘れます。
少し風が出てしまい湖も波をうっていましたが、シュレックホルンをうっすらと映していました。
展望台
絶景
1日で大吹雪と大晴天、どちらも体験出来て有意義な1日となりました。
旅の最後はチューリッヒ。金融の街という事で殺伐とした街かと思っていましたが、実はトラムが走り、石畳の旧市街に教会、川に湖ととても美しい街でした。
チューリッヒ湖
チューリッヒ街並み
スイスパスを持っていればトラムも湖の遊覧船も乗り放題です。白鳥も寛ぐ美しい湖を走る遊覧船は1時間半のショートコースから楽しめるので、時間がある人にはオススメです。
旧市街の路地には沢山のテーブルが出ていて、賑やか。秋が訪れ始めたチューリッヒで残る暖かい日差しを満喫しているようです。
今回のチューリッヒは半日の立ち寄りでしかありませんでしたが、またゆっくり訪れたい街です。
丘の上からの眺め
水の街 噴水
「ハンガリー&スイス」という珍しい2ヶ国周遊でしたが、言い換えると「文化&大自然」と、全く目的が違うが故に倍の楽しみが満喫出来てしてしまう、かなり贅沢な旅となりました。
ハンガリーもスイスもまたゆっくり時間をかけて再訪したいです。
特にスイスは今回ユングフラウ周辺のみだけでしたので、他のエリアも行ってみたくなりました。
旅には切りがありません…。
◎ブダペスト…★★★★★
ドナウ川の流れる美しい街はやはり一度訪れて欲しい。
◎バーヴィー温泉湖…★★★★
ブダペスト市内にも温泉がありますが、湖自体が温泉という珍しい体験をしたい方にはオススメです。
◎グリンデルワルド…★★★★★L
列車で町に到着すると目の前にアイガーが現れ感動。
◎ミューレン…★★★★★
グリンデルワルドより静かに過ごしたい方にはオススメの絶景の見られる町。
◎メンリッヘン…★★★★★L
山岳ロッジに泊まって山々を目の前に過ごしたい方に!
◎ユングフラウ・ヨッホ…★★★★★
観光客は多いですが、こんな所に駅が!とその造ってしまった事に驚愕できます。
◎チューリッヒ…★★★★
通り過ぎてしまう街ですが、散策して街がわかると意外に楽しめます。
(2015年9月 能祖文子)
- 「旅猿に始まり、ハマムに終わる。平和すぎるトルコの虜になった9日間」
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エリア:
- 中近東>トルコ>イスタンブール
- 中近東>トルコ>カッパドキア
- 中近東>トルコ>トルコその他の都市
- テーマ:世界遺産 歴史・文化・芸術 温泉・露天風呂
- 投稿日:2016/01/04 16:10
「俺、渋谷にあったら通う!!」
東野幸治はそう言った。
「あなたがそう言うのであれば、私も通う!!」
東野もとい、旅猿信者の私はそう思った。
旅猿とは東野幸治と岡村隆史による、人気旅行バラエティ番組の愛称であるが、その番組のトルコ旅編を見て、密かにずっと行きたいと願っていた国トルコ。
大好きな東野が絶賛していた「ハマム」とは一体どんなものなのか。
そんなトルコに、今のタイミングで出張の機会が訪れた。
中東情勢が不安視され、お客様の足も少し遠のいている今、周りに心配されまくりながら、ハマムと東野幸治で頭がいっぱいな私を乗せて、イスタンブールまで直行約12時間の楽々フライトなトルコ航空は出発した。
そんなミーハーな気持ちで出発したトルコから帰国し、私が今お伝えできること。
「トルコめっちゃ平和!ハマム最高!!モスクに住みたい!!!」
気を引き締めて出発したはずが、トルコにメロメロになり、ハマムでだるだるになって帰ってきた今回の旅、ハマムにしか期待していなかった私を大いに裏切ってくれたトルコの魅力にみなさまも是非会いに行ってみてください!
今回、トルコ旅行王道のカッパドキア・イスタンブールに加え、オスマン帝国歴代の都、ブルサ・エディルネを訪れましたが、全体的な感想として、本当に平和。
日本のニュースで流れているような緊張感は全くありませんでした。9日間の旅程の中、日本人観光客にはほとんど出会いませんでしたが、中国やヨーロッパの方などたくさんの観光客で賑わっており、なーんだと肩透かしをくらいました。
海外旅行に付きもの(?)のスリもトルコには少ないらしく、本当にこんなに安心して良いものかと思うぐらい、ゆったりと観光することができました。
カッパドキアでは山ほど乱立している奇岩に圧倒され、ガイドさんが説明する岩の名前の由来を聞いても、いまいち想像力にかける私は頭の上にクエスチョンマークを浮かべながら岩を眺め続けることに。
昔からこの岩を利用して人々は住んでいたのに、今は岩住居に住むには税金をたくさん支払わなくてはいけないらしく、ほとんどホテルやレストランとなってしまっているそうです。なんだか寂しいですね。
そして、カッパドキアと言えば、バルーンに乗り上空から奇岩たちを見下ろすオプショナルツアーが人気ですが、強風により中止となることが結構あるそうです。
以前はバルーン会社が自身で催行するかどうかを決めていましたが、今は政府が風の強さを調べて決定するので、催行率は五分五分程度。
一週間連続で飛ばない時などもありますので、予めご了承の上、ご出発いただければと思います。
元々高所恐怖症の私には絶対無理なので、下から眺めるだけに留めておきましたが、もしバルーンに乗れなかったとしても、地上からでも十分楽しめるので大丈夫です。
そしてついに時は訪れた。
出張に行かせてもらっている身として、大きな声では言えないが、私はこれを体験するために大嫌いな飛行機での13時間ものフライトに耐えたと言っても全く過言ではない。
そう、私的この旅一番のメインイベント、ハマム!!!!
※写真撮影は禁止されているので、私のつたない文章でご想像ください※
ハマムではまず、渡されたスリッパを履き、水着の上から布を巻きます。
(ハマムは水着着用でないと入れないところがほとんどなので、必ず忘れずにお持ちください)
そして番号札を渡され、いざ浴室へ足を踏み入れた瞬間に私の目を奪ったのは、口からお湯を噴出している立派なライオンでも、星形にくり抜かれている見事なアーチ状の天井
でもなく、中央の大理石の上にゴロゴロと並ぶ、ナイスバディなお姉さんのアワアワ裸体であった。
「え?!公開処刑!?水着の意味は!?」
目をそらすこともできずに凝視していると、どうやらみんな下の水着は履いているようである。そうか。下はだめだけど、上は良いのか。
しかし、10人ほどだろうか、肌の色も年齢も体型も様々な女性が並ぶその様は、何と言うか圧巻で、日本の銭湯とは全く違った趣がある。酒池肉林という言葉が頭をかすめる。
そしてよく分からないまま、お姉さんたちに囲まれドキドキしながら、石の上でゴロゴロと順番を待ち、ついに私のターンが回ってきた。
「こんな貧相な体ですみません」と思う間もなく、アカスリおばちゃんにコロンと転がされる。
おおっ、と思う間もなく、うつぶせにされ早速アカスリスタート。
「うっ・・、ぐぅ・・・」かなりの力に押され、口からはうめき声が漏れる。
これは・・・痛い・・・。
いや?・・・おやおや、これは・・・・痛気持ちいい!!!
痛みから快感に変わるまで約10秒。痛気持ちいいという新境地に足を踏み入れ、ついうとうとしそうになる。石鹸も何もつけず背中から足の指まで丹念にアカスリをしてくれるので、終わった後には肌が赤くなりますが、本当にびっくりするぐらいツルピカになります。
ひっくり返され、全面もガシガシと擦られた後「はい、アップ!」と言われ、夢うつつで起き上がり、ギョッとする。
「おお・・垢太郎」と、懐かしの日本昔話が一瞬頭をかすめる程の量の垢が取れていた。
「これ、ノーマル?」と恐る恐る聞く私に、「初めてでこれならグッドグッド!」というアカスリマスター。
・・それはどっちの意味で?
その後、顔もガシガシと擦られ、ライオンが口からお湯を噴出す部屋に連れて行かれたかと思うと、息継ぎもできない勢いでお湯をバッシャバッシャかけられる。そして息も絶え絶えで大理石に戻ってくると、今度はどっから持ってきたのか大量の泡でマッサージが始まる。
これがまた超絶気持ちいい。アワアワの全身マッサージを受け、お姫様気分を味わっていると、また水かけ室に連れて行かれ、お姫さまから一転、拷問のようなお湯かけ祭りを味わい、ハマム体験は終了となる。
ハマムが終わった後は大理石の空いているところでゴロゴロしてゆっくりするもよし、上がってチャイを飲むもよし、未だかつてないくらいツルピカな体をなでまくるもよし、大満足のハマム体験であった。
ハマムにメロメロになった私は結局現地滞在7日間の間に2回ハマムに行った。いや、本当はもっと行きたかったが時間と財布が許してくれなかった。
そう、ハマムは意外と高い。現地の人いわく、最近高くなってきたらしい。
現地の人向けのハマムであれば、ある程度安い所もあるようですが、やっぱり貴重品の管理やセクハラが心配であれば、ガイドブックなどに載っている観光客向けのハマムがお勧めです。
今回私が訪れたイスタンブールにあるチェンベルリタシュ・ハマムは、セリミエ・ジャーミーを設計した天才建築家により建てられており、その素晴らしい建築をみるだけでも価値があります。深夜出発便を利用されるのであれば、ご出発前にハマムでピカピカになるのもいいかも。
そして今回、ハマムの他に私が心を奪われたもの、それがモスク。
私は宗教が大好きで、今までヒンドゥー教や仏教の聖地を訪れてきたが、今回初めてイスラム教の国を訪れ、あっという間にモスクが大好きになった。
ドームの数や大きさ、ミナレットの本数は違えど、どのモスクも目を見張るほど美しい。中に入るにはタンクトップや短パンは許されず、女性はスカーフで髪を隠す必要がありますが、イスラム教徒以外の人のために、どのモスクも入り口にスカーフやスカートなどが置いてあり、無料で貸してくれるので、心配無用。
ただ、置いてあるのはなかなかダサい柄が多いので、もし可愛く写真を撮りたいのであれば、スカーフは持参した方が良いかもしれません。
数あるモスクの中でも、一番気に入ったのが、エディルネにあるセリミエジャーミー。モスクでは基本的に一日五回のお祈りの時間には、観光客立ち入り禁止になるのですが、セリミエジャーミーは隅っこの方であれば観光客もお祈りの時間を見学することができます。
ここはトルコが誇る、偉大な建築家ミナール・スィナンの設計で、アヤソフィアよりわずかに大きいドームは、いくら見ても飽きることなく、気づけば隣にいたガイドもいなくなり、1時間ほど体育座りで見とれてしまっていました。
今回の旅で、山ほどモスクを見ましたが、ドームはいくら見ても飽きることなく、お祈りをする人の姿は美しく、もう住みたくなる程どのモスクも素敵。
旅猿に憧れ出発した今回の旅、トルコの人の好さに心打たれ、モスクの美しさに心打たれ、ハマムのおばちゃんの技に心打たれ、心身ともにとても充実した旅となりました。
案ずるより産むが易し。
トルコでは今も変わらず、素敵な笑顔と、素晴らしいモスク、可愛いにゃんこちゃん達が皆様をお待ちいたしております。
是非、次回の旅の候補にしてみてはいかがでしょうか。
ハマム ★★★★★
トルコに来たなら是非試して欲しい、おもしろ体験!
サバサンド ★★★★★
旅猿でも絶賛されていたローカルフード。何故日本に無いのか不思議なくらい美味しい。
カドキョイ ★★★
アジア側のトルコ。観光地っぽくないので、トルコっ子になった気分に。
2015年4月 大野史子
東野幸治はそう言った。
「あなたがそう言うのであれば、私も通う!!」
東野もとい、旅猿信者の私はそう思った。
旅猿とは東野幸治と岡村隆史による、人気旅行バラエティ番組の愛称であるが、その番組のトルコ旅編を見て、密かにずっと行きたいと願っていた国トルコ。
大好きな東野が絶賛していた「ハマム」とは一体どんなものなのか。
そんなトルコに、今のタイミングで出張の機会が訪れた。
中東情勢が不安視され、お客様の足も少し遠のいている今、周りに心配されまくりながら、ハマムと東野幸治で頭がいっぱいな私を乗せて、イスタンブールまで直行約12時間の楽々フライトなトルコ航空は出発した。
そんなミーハーな気持ちで出発したトルコから帰国し、私が今お伝えできること。
「トルコめっちゃ平和!ハマム最高!!モスクに住みたい!!!」
気を引き締めて出発したはずが、トルコにメロメロになり、ハマムでだるだるになって帰ってきた今回の旅、ハマムにしか期待していなかった私を大いに裏切ってくれたトルコの魅力にみなさまも是非会いに行ってみてください!
猫好きにはたまらない、猫だらけの国
今回、トルコ旅行王道のカッパドキア・イスタンブールに加え、オスマン帝国歴代の都、ブルサ・エディルネを訪れましたが、全体的な感想として、本当に平和。
日本のニュースで流れているような緊張感は全くありませんでした。9日間の旅程の中、日本人観光客にはほとんど出会いませんでしたが、中国やヨーロッパの方などたくさんの観光客で賑わっており、なーんだと肩透かしをくらいました。
海外旅行に付きもの(?)のスリもトルコには少ないらしく、本当にこんなに安心して良いものかと思うぐらい、ゆったりと観光することができました。
地下宮殿の逆さまメデューサ
夜のブルーモスク
お土産に是非買いたいトルコランプ
カッパドキアでは山ほど乱立している奇岩に圧倒され、ガイドさんが説明する岩の名前の由来を聞いても、いまいち想像力にかける私は頭の上にクエスチョンマークを浮かべながら岩を眺め続けることに。
ラクダ岩?
ナポレオンの帽子岩??
オットセイ岩???
昔からこの岩を利用して人々は住んでいたのに、今は岩住居に住むには税金をたくさん支払わなくてはいけないらしく、ほとんどホテルやレストランとなってしまっているそうです。なんだか寂しいですね。
そして、カッパドキアと言えば、バルーンに乗り上空から奇岩たちを見下ろすオプショナルツアーが人気ですが、強風により中止となることが結構あるそうです。
以前はバルーン会社が自身で催行するかどうかを決めていましたが、今は政府が風の強さを調べて決定するので、催行率は五分五分程度。
一週間連続で飛ばない時などもありますので、予めご了承の上、ご出発いただければと思います。
元々高所恐怖症の私には絶対無理なので、下から眺めるだけに留めておきましたが、もしバルーンに乗れなかったとしても、地上からでも十分楽しめるので大丈夫です。
バルーンの交通渋滞
そしてついに時は訪れた。
出張に行かせてもらっている身として、大きな声では言えないが、私はこれを体験するために大嫌いな飛行機での13時間ものフライトに耐えたと言っても全く過言ではない。
そう、私的この旅一番のメインイベント、ハマム!!!!
※写真撮影は禁止されているので、私のつたない文章でご想像ください※
ハマムではまず、渡されたスリッパを履き、水着の上から布を巻きます。
(ハマムは水着着用でないと入れないところがほとんどなので、必ず忘れずにお持ちください)
そして番号札を渡され、いざ浴室へ足を踏み入れた瞬間に私の目を奪ったのは、口からお湯を噴出している立派なライオンでも、星形にくり抜かれている見事なアーチ状の天井
でもなく、中央の大理石の上にゴロゴロと並ぶ、ナイスバディなお姉さんのアワアワ裸体であった。
「え?!公開処刑!?水着の意味は!?」
目をそらすこともできずに凝視していると、どうやらみんな下の水着は履いているようである。そうか。下はだめだけど、上は良いのか。
しかし、10人ほどだろうか、肌の色も年齢も体型も様々な女性が並ぶその様は、何と言うか圧巻で、日本の銭湯とは全く違った趣がある。酒池肉林という言葉が頭をかすめる。
そしてよく分からないまま、お姉さんたちに囲まれドキドキしながら、石の上でゴロゴロと順番を待ち、ついに私のターンが回ってきた。
「こんな貧相な体ですみません」と思う間もなく、アカスリおばちゃんにコロンと転がされる。
おおっ、と思う間もなく、うつぶせにされ早速アカスリスタート。
「うっ・・、ぐぅ・・・」かなりの力に押され、口からはうめき声が漏れる。
これは・・・痛い・・・。
いや?・・・おやおや、これは・・・・痛気持ちいい!!!
痛みから快感に変わるまで約10秒。痛気持ちいいという新境地に足を踏み入れ、ついうとうとしそうになる。石鹸も何もつけず背中から足の指まで丹念にアカスリをしてくれるので、終わった後には肌が赤くなりますが、本当にびっくりするぐらいツルピカになります。
ひっくり返され、全面もガシガシと擦られた後「はい、アップ!」と言われ、夢うつつで起き上がり、ギョッとする。
「おお・・垢太郎」と、懐かしの日本昔話が一瞬頭をかすめる程の量の垢が取れていた。
「これ、ノーマル?」と恐る恐る聞く私に、「初めてでこれならグッドグッド!」というアカスリマスター。
・・それはどっちの意味で?
その後、顔もガシガシと擦られ、ライオンが口からお湯を噴出す部屋に連れて行かれたかと思うと、息継ぎもできない勢いでお湯をバッシャバッシャかけられる。そして息も絶え絶えで大理石に戻ってくると、今度はどっから持ってきたのか大量の泡でマッサージが始まる。
これがまた超絶気持ちいい。アワアワの全身マッサージを受け、お姫様気分を味わっていると、また水かけ室に連れて行かれ、お姫さまから一転、拷問のようなお湯かけ祭りを味わい、ハマム体験は終了となる。
ハマムが終わった後は大理石の空いているところでゴロゴロしてゆっくりするもよし、上がってチャイを飲むもよし、未だかつてないくらいツルピカな体をなでまくるもよし、大満足のハマム体験であった。
ハマムにメロメロになった私は結局現地滞在7日間の間に2回ハマムに行った。いや、本当はもっと行きたかったが時間と財布が許してくれなかった。
そう、ハマムは意外と高い。現地の人いわく、最近高くなってきたらしい。
現地の人向けのハマムであれば、ある程度安い所もあるようですが、やっぱり貴重品の管理やセクハラが心配であれば、ガイドブックなどに載っている観光客向けのハマムがお勧めです。
今回私が訪れたイスタンブールにあるチェンベルリタシュ・ハマムは、セリミエ・ジャーミーを設計した天才建築家により建てられており、その素晴らしい建築をみるだけでも価値があります。深夜出発便を利用されるのであれば、ご出発前にハマムでピカピカになるのもいいかも。
そして今回、ハマムの他に私が心を奪われたもの、それがモスク。
私は宗教が大好きで、今までヒンドゥー教や仏教の聖地を訪れてきたが、今回初めてイスラム教の国を訪れ、あっという間にモスクが大好きになった。
ドームの数や大きさ、ミナレットの本数は違えど、どのモスクも目を見張るほど美しい。中に入るにはタンクトップや短パンは許されず、女性はスカーフで髪を隠す必要がありますが、イスラム教徒以外の人のために、どのモスクも入り口にスカーフやスカートなどが置いてあり、無料で貸してくれるので、心配無用。
ただ、置いてあるのはなかなかダサい柄が多いので、もし可愛く写真を撮りたいのであれば、スカーフは持参した方が良いかもしれません。
幼稚園生みたいなイスラム教ルックに変身
数あるモスクの中でも、一番気に入ったのが、エディルネにあるセリミエジャーミー。モスクでは基本的に一日五回のお祈りの時間には、観光客立ち入り禁止になるのですが、セリミエジャーミーは隅っこの方であれば観光客もお祈りの時間を見学することができます。
ここはトルコが誇る、偉大な建築家ミナール・スィナンの設計で、アヤソフィアよりわずかに大きいドームは、いくら見ても飽きることなく、気づけば隣にいたガイドもいなくなり、1時間ほど体育座りで見とれてしまっていました。
今回の旅で、山ほどモスクを見ましたが、ドームはいくら見ても飽きることなく、お祈りをする人の姿は美しく、もう住みたくなる程どのモスクも素敵。
旅猿に憧れ出発した今回の旅、トルコの人の好さに心打たれ、モスクの美しさに心打たれ、ハマムのおばちゃんの技に心打たれ、心身ともにとても充実した旅となりました。
見てたらケバブを食べさせてくれたおっちゃん
オスマン帝国のマーク
「モスクナウ」とフェイスブックにアップするおっちゃん
ジャパニーズスタイルの礼拝で現地の人の失笑を買う
案ずるより産むが易し。
トルコでは今も変わらず、素敵な笑顔と、素晴らしいモスク、可愛いにゃんこちゃん達が皆様をお待ちいたしております。
是非、次回の旅の候補にしてみてはいかがでしょうか。
フェフミベイ屋上にて
ハマム ★★★★★
トルコに来たなら是非試して欲しい、おもしろ体験!
サバサンド ★★★★★
旅猿でも絶賛されていたローカルフード。何故日本に無いのか不思議なくらい美味しい。
カドキョイ ★★★
アジア側のトルコ。観光地っぽくないので、トルコっ子になった気分に。
2015年4月 大野史子
- 50年前にタイムトリップ!?神秘の国、ブータン
-
エリア:
- アジア>ブータン>ティンプー
- アジア>ブータン>パロ
- アジア>ブータン>プナカ
- テーマ:観光地 街中・建物・景色 温泉・露天風呂
- 投稿日:2015/03/30 15:39
ブータン国王夫妻
幸せの国ブータン!つい何年か前、若き国王夫妻が来日したことで、その国の名を耳にした人も多いはず。そう、某有名プロレスラーにどことなく似た雰囲気のある、あの国王!
今回、ブータンに行く機会を得た。
トランジットのためバンコクで1泊したのち、ブータン唯一の国際空港、パロへ。
徐々に高度を下げ、険しい山の中を切り裂くように降りていく機体。この着陸の様、まさに神秘の国にふさわしい!!と密かに機内で興奮。実はこの空港、周りを囲むヒマラヤの高い山々と短い滑走路のため、世界でも着陸の難しいパイロット泣かせの空港として有名。
普段は通路側をリクエストするが、窓側にして大正解。さらに言うと左側の窓側がベスト!天気が良ければ雲の上にヒマラヤの山が見えるのだ。
窓から見えるヒマラヤ!
ブータン到着!!!
この日からゾン・ラカンなど寺院漬けの毎日のスタートだ。
パロから途中、標高3200mのドチュラ峠を越え、プナカを目指す。プナカは1955年にティンプーが通年の首都になるまで、ブータンの冬の首都であった県である。
各県にはゾンと呼ばれる、寺院と行政の役割を持った建物がある。かつての首都であったプナカのゾンは、ブータンでも2番目に古く、それはそれは見事の一言に尽きる。
なんと、現国王の結婚式もここで行われたのだそうだ。
記憶が混同するほどにたくさんの寺院を見たが、プナカ・ゾンは一番鮮明に記憶が残っている。
プナカ・ゾン
川に挟まれて作られた、プナカ・ゾン
プナカ・ゾンにいた修行僧
プナカを後にし、本日の宿がある、ワンデュ・ポダンへ。
途中、市場を見学。ブータン人の大好きな唐辛子が売られていた。
ブータンの人々は素朴だ。日本人に顔つきが似ているのだけども、少し色が黒い。
伝統衣装の「ゴ」や「キラ」を着ていなければ、色の黒い日本人に見えてしまう。
カメラを向けると恥ずかしがらずに写真を撮らせてくれた。
あとやたらと野良犬が多く、我が物顔で道路に寝そべっている。襲ってくることはなく、吠えることもなく、死んでいるのでは?と疑うほど、ただただ寝ている。
ワンデュ・ポダン近郊の市場
ブータンの伝統的な家々
学生は皆、伝統衣装が制服
あ、起きた(笑)!
3日目、ワンデュ・ポダンより3350mのペレラ峠を越え、トンサへ。
トンサでももちろんゾン。
トンサ・ゾンは500年以上も前に原型がつくられ、何度かの拡張を経て、ブータン最大のゾンとなった。
谷に沿うように建てられており、侵入者を防ぐ見張り穴のようなものもあり、まるで要塞のようであった。
なお、ゾンでは皆、正装が定められている。
民族衣装のゴは普段からも来ている人は多いが、ゾンに参拝するときはさらに白い布をかけなければならない。女性もキラを着て、肩から布をかけている。
観光客とて同様で、過度な肌の露出は許されない。脱帽で、タンクトップや短パン、サンダルはNGだ。
トンサ・ゾン
正装のガイドさん
トンサ・ゾンにいたお坊さん
小学生たちと一緒に
この日から2泊、ブムタン谷にあるジャカルへ宿泊。
ブムタンは4つの谷からなる地方であるが、実際にブムタンという町は存在しない。
集落のほとんどは標高2500Mクラスなので、結構冷える。
ホテルの部屋には薪ストーブがあり、これで暖をとるのだ。火を燃やすのは大人になってもなぜかわくわくしてしまう。
部屋の薪ストーブ
ここで、ブータンの食事を紹介したい。
ブータン料理は世界一辛いと言われていて。唐辛子や山椒をふんだんに使っている。
米は白米よりも赤飯を好み、肉でも野菜でも乾燥させて食べることが多い。
レストランでもホテルでも観光客向けにアレンジしたメニューを出してくれるので、極端に辛い料理には、特別リクエストをしない限りは出会わない。
ただどこに行っても同じようなメニューばかりで非常に飽きる。特にまずいものはいが、特においしいものもない…。もっとこう、味にも料理にもバリエーションが欲しいものだ。
そしてここブムタンはソバで有名。ホテルで朝、ソバ粉パンケーキが出てきたが、びっくりするくらいおいしくなかった。そば粉でおいしく食べられるのはクレープの厚みが限界ではなかろうか。パッサパサのモッサモサで、そば粉そのものを咀嚼しているような気分だった。4枚積み上げられたそば粉パンケーキは頑張って1枚だけコーヒーで胃袋に押し込んだ。
ただ料理はイマイチなことが多いが、レストランでもホテルでもブータン人のホスピタリティーは素晴らしい!ということだけは主張しておきたい。
外国人向け料理
たまにこんなオシャレな料理に巡り合えることもある
終日のブムタン谷観光
ジャカル・ゾン
ジャカルの学生さん
クジェ・カラン
ワンデュ・チョリン御殿
そして、どんなものかと楽しみにしていたホームステイ!
ホストファミリーに会いに、ポプジカという標高3300mの村を目指した。
一般的な農家のおうちはこんな感じ。
ここでホームステイ
昔ながらのキッチン
ブータンの人々は、年に1〜2回ほど、家にお坊さんを呼び朝から夕方5時くらいまでお経をあげてもらうのだそうだ。
そのため、どこの家にも立派な仏間がある。
ホストファミリー宅でお経をあげているお坊さん
ホストファミリー宅でブータン農家式お風呂「ドツォ」を体験した。
たき火で石を焼き
一度水で汚れを落とし
浴槽へ
体の芯までポッカポカ!
ドツォ
お風呂に入るのも一苦労だな。面白い体験だった。
お風呂に入ったら、ホストファミリーと一緒に夕餉の時間
まるで映画で見る昔の日本の食卓のようだ。薪ストーブを囲んで家族みんなでいただきます。
和やかにご飯を食べていたら、突然の停電!!
実はこの村に電気が通ったのは3年前。ちなみにブータンでテレビ放送やインターネットが始まったのはなんと15年前!
この地方では電気が地下を通っているため、停電の度に配線どこだ〜?と地下を探すので復旧に時間がかかるのだそうだ。
非常用の小さなソーラー電気の明かりを頼りに、民族衣装の着付けをしてもらった。
夕ご飯
ホストファミリーと一緒に夕食
女性が着るのはキラ
男性のゴも着てみた
暑いときはこう着る
お部屋
ファミリーとの暖かな夕食を食べ、ガイドさんを通じていろいろな話をした。
親日家のご家族だったようで、受け入れているのは日本人だけなのだ、私たちは日本人が大好きだと言ってくれた。なんだかうれしい。
そして翌朝はおばあちゃんの読経で目が覚めた(笑)。
ホストファミリーに別れを告げ、首都ティンプーまで約4時間のドライブ。
ブータンの道路はまだまだ発展途中である。
いろいろな区間で工事をしていて、ある目的地まで行くための唯一の道が3〜5時間くらい閉鎖され、その合間合間に、1時間通行が許される。しかもその通行可能時間がよく変わるので、時間が読みにくい。通行が許可されている時間に間に合わないと、何もないところで何時間も待たされるわけだ。
ポプジカ〜ティンプー間も3つの工事ポイントがあり、残り7分のところで、ギリギリ通過したが、内心ヒヤヒヤだった。
また工事中の道は険しく、車のすれ違いもままならない場所もある。また、前の車が見えなくなってしまうほど、砂埃がすさまじい。
でも住んでいる人には旅行者の勝手だと思われるが、この不便さにやはりブータンらしさを感じてしまう。
首都ティンプー!
人口も多く、近代的な建物の建築ラッシュが進んでいるという。
とはいえ、建物はすべてブータンらしい様式だし、首都とは思えないほど自然が溢れている。
メインロードにこの国唯一の信号がある。しかもそれは手旗信号!!
集団住宅
手旗信号
タシチョ・ゾン
メモリアルチョルテンでマニ車を廻す人たち
メモリアルチョルテンに参拝に来ていた人
ティンプーから車で走ること約40分、空港のあるパロに戻ってきた。
観光最終日は、ブータン最大の観光地、タクツァン僧院へ。
ここからトレッキングが始まる。去年マチュピチュに行ったとき、ワイナピチュ登山を経験し、二度とこういうことはしたくない、と思っていたがいとも簡単にその二度目は訪れた。運動が大嫌い、富士山は登るものではなく眺めるものだと思う私の、3時間半にも及ぶ苦闘。
悲しくなるほど高いところにあるタクツァン僧院
この日はとても天気が良く真っ青な空、緑の山々のコントラストがそれはもう素晴らしかった。そんな景色を楽しむ余裕は最初の5分で消え失せ、あとは黙々と足を上げて降ろしての繰り返し。
馬で登る人もいるので、道は馬糞に溢れている。
疲れながらも馬糞を踏むことへの抵抗感。馬糞を避け変なステップになるので、疲れに拍車がかかる。
道は当然整地されておらず、急斜面になるので、履きなれた靴を。そしてできれば馬糞を踏んでも気にならない靴を(もしくは心を)。
ガイドさん曰く、急斜面で落馬の可能性があり、馬の扱いに慣れていない日本人には絶対お勧めできない。馬にとってもハードだしかわいそう、とのこと。
虫の息で第一展望台にたどり着いた。
第一展望台からの眺めはこんな感じ。まだまだ遠い…。これでは納得してもらえない。
第一展望台の馬止め
第一展望台からの眺め
ここでお茶を飲み、クッキーをいただき、さらなる高みへ。
ガイドさんに心配され、どうする?行くの辞める?と聞かれた。でも私にはタクツァン僧院のガイドブックのようにきれいに写真に撮るというミッションがあるのだ、と説明すると、ガイドさんがなんと、僕一人で行って写真を撮ってくるという天使のような提案をもちかけた。
えぇっ、いいのん?!
と心を強く揺さぶられたが、申し訳ない思いが勝ち、第二展望台へ向けて歩き始めた。
そしてさらに45分程のトレッキングを経てついにたどり着いた〜!!
第一展望台からの眺め
タクツァン僧院
断崖の中にへばりつくように立つ、僧院。
実は、一度火事で焼失してしまったそう。2004年に再建が完了したそうだが、資材の運搬などはたくさんのボランティアの人が参加したのだという。
私なんて手ぶらで登るだけでもこれだけ文句が噴出するのに、志願して資材を持って登った人たちはなんて立派なのでしょう。
僧院までは第二展望台からさらにV字に800段以上の絶壁階段を上り下りしなければならない。それを往復だ。
が、私にはそんな余力は残っていない。残してない。私のゴールはここです、と第二展望台にて高らかに宣言そして、下山。
あんな苦しかった山道も帰りはラクラク。景色を楽しむ余裕もあり、抜けるような青空を楽しんだ。標高が高いため眼球も日に焼けるようで、翌日は目が充血していた。サングラス持参を持参した方がよいであろう。
ホームステイ先の男の子と
このメインイベントをもって、私のブータン研修は終了した。
日本やほかの海外に比べ、極端に物資が少ないなと思うし、旅行客を受け入れる体制は到底、他国の水準には達していない。
でも豊かさとは、簡単にモノが手に入ること、電気があって便利な生活を送れることとはコールではないのだな、と改めて気付かされる旅であった。
心の豊かな人たち、独特のリズムで生活する人たち、信心深く仏教とともに生きる人たち。
幸せの国ブータンの、“幸せ”の意味が分かった気がした。
スタッフおすすめ度
プナカ ★★★★★ 数あるゾンの中でもプナカ・ゾンは見応えがある
ジャカル ★★★ 街は小さいが周辺の棚田や大自然が美しい
ポプジカ ★★★★★ のどかな湿地帯の散策とファームステイがお勧め
ティンプー ★★★★ ブータンの首都。近代的なブータンを見られる場所
パロ ★★★★★ ブータン最大の観光地、タクツァン僧院がある
(2015年3月 久保井奈々子)
- 地球の熱を感じるアイスランド・・・何もなくても愛すべき島民・キヌフ島(エストニア)
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エリア:
- ヨーロッパ>エストニア>エストニアその他の都市
- ヨーロッパ>アイスランド>レイキャビック
- ヨーロッパ>アイスランド>ブルーラグーン
- テーマ:街中・建物・景色 世界遺産 温泉・露天風呂
- 投稿日:2014/12/26 17:33
日本も涼しくなってきた頃、火山と間欠泉と極寒のイメージがあった世界最北の首都レイキャビックへの出張が決まった。ついでにバルトと北欧の三都市のリーガ、エストニア、ヘルシンキと4カ国を大移動する。
寒いであろうレイキャビックへはスカンジナビア航空を利用しコペンハーゲンで乗継ぎ同日には到着することが出来る。夜遅い到着でもレイキャビック空港からの市内のホテルへはフライバスが安心で便利だ。ホテルによってバスターミナルで乗り換えが必要になるがドライバーがきちんとホテル近くで降ろしてくれるので、昼寝をしてホテル名を聞き逃すと怖い顔をされるので要注意・・フライバスを利用したら、レイキャビック滞在のフリータイムのアレンジの為にシートポケットのオプショナルの案内を忘れずにピックアップしよう!
アイスランドに来たならまずはゴールデンサークルへ。
ツアーの最初に訪れたのはシングヴェトリル国立公園。世界文化遺産に登録された歴史的な場所であるだけでなく、ユーラシアプレートと北米プレートがだんだんと離れている地球の割れ目ギャウがあり興味深い場所です。アメリカ大陸からユーラシア大陸に大移動、パスポートは忘れずに?!
黄金の滝グトルフォス、アイスランド随一の規模を誇り、白い水煙を上げながら流れ落ちる様はまさに豪快そのもので迫力満点。今年の六月に世界三大瀑布のナイアガラフォールズを見たばかりだったが、大自然に囲まれるアイスランドの滝も勝るとも劣らず癒される。
そして個人的に出発前からワクワクだったのが間欠泉(ゲイシール)!世界的にも有名な間欠泉ゲイシール現在では活動を止めてしまったが、すぐ近くにあるストロックル間欠泉は数分に一度吹き出す姿を間近で観ることが出来る。何回見ても飽きることなくひたすらシャッターチャンスを待ち侘びてしまう。
南海岸の青く美しいヨークルサルロン氷河湖
アイスランドの美しい南海岸、ヴァトナーヨークトル氷河からの氷が浮かぶ青く輝く氷河湖は氷河から落ちてきた氷塊が氷山のように浮かぶ。ヨークルサルロン氷河湖では氷の青い美しさを水陸両用のボートで氷の間を通るクルーズをすることが出来た。クルーズ中には氷河から溶けだした透き通った氷を試食も体験できる。
露天温泉ブルーラグーン
ケフラヴィーク国際空港から15分、レイキャビック市内から50分程と近いこともあり、観光スポットのブルーラグーン。やはり日本人には嬉しい露天温泉ですが、外国の温泉は水着を着用して入浴します。ブルーラグーンに浸かりながら泥パックやビールを飲む人も多い。施設も充実していて、ぜひとも1日中リラックスして過ごしたい場所です。残念ながらフライトの時間があり、たったの30分しか滞在できず必ずや再度訪問したいと思った。
アイスランドを後にし、久しぶりに再訪するリーガへ。
そしてリーガからパルヌを経由し“生きた博物館”キヌフ島へ
キヌフ島は、人口は500人ほどの小さな島。エストニアの伝統文化が今でも残っており、この島全体がユネスコの世界無形文化遺産に登録されている。エストニアの夏のリゾート地であるパルヌの沖合にあるこの島は、パルヌ港(2時間半)もしくはムナライド港(50分)から夏の間だけ1日もしくは週何便かだけフェリーが運航している。このフェリーが1日1往復だったので、出発前に苦労したのである。島民の貴重な移動手段というわけだ。
キヌフ島は、車で30分もすれば島を1周出来てしまうキヌフ島。夏のオンシーズンだけオープンするたった一つのレストランや小さな商店が3つしかなく、警察や高校も存在していない。島の人は中学を卒業すると本土のパルヌやタリンに高校に通いに行くそうだ。
島には外灯などひとつない真っ暗な闇の夜空の夜空には、天の川と見違えるほどの満点の星空が望める!!B&Bやホームステイ形式の家では、赤い沢山の縦縞が入ったカラフルなキヌフ島の象徴の民族衣装を身に付けたオーナーが、温かいスープと笑顔で迎えてくれた。夏の間はレンタサイクルで自然を感じるのがベストだろう。
3時間で周るヘルシンキ
キヌフの自然の次はヘルシンキに立ち寄ったが、到着は夜、出発はお昼と時間がない中での観光となった。特急で観光をするにはトラムを利用するのがベストであった。ガイドブックを参考に良いところどりの観光の手始めに世界遺産にも登録されているスオメンリンナ島、マーケット広場、ウスペンスキー寺院、ヘルシンキ大聖堂を速足で駆け回る。残念ながら北欧雑貨のショッピングとはいかなかったが短時間でも大満喫で帰国の途についた。
【スタッフおススメ度】
ゴールデンサークルツアー★★★★ 「レイキャビックに行ったなら、かならず参加しよう」
ブルーラグーン★★★★★「地熱を利用したお風呂に日本人でなくても温泉好きに」
キヌフ島★★★★「島民の魅力を直接触れよう」
2014年10月 大道隆宏
寒いであろうレイキャビックへはスカンジナビア航空を利用しコペンハーゲンで乗継ぎ同日には到着することが出来る。夜遅い到着でもレイキャビック空港からの市内のホテルへはフライバスが安心で便利だ。ホテルによってバスターミナルで乗り換えが必要になるがドライバーがきちんとホテル近くで降ろしてくれるので、昼寝をしてホテル名を聞き逃すと怖い顔をされるので要注意・・フライバスを利用したら、レイキャビック滞在のフリータイムのアレンジの為にシートポケットのオプショナルの案内を忘れずにピックアップしよう!
レイキャビック空港のFLYBUSオフィス
アイスランドに来たならまずはゴールデンサークルへ。
ツアーの最初に訪れたのはシングヴェトリル国立公園。世界文化遺産に登録された歴史的な場所であるだけでなく、ユーラシアプレートと北米プレートがだんだんと離れている地球の割れ目ギャウがあり興味深い場所です。アメリカ大陸からユーラシア大陸に大移動、パスポートは忘れずに?!
黄金の滝グトルフォス、アイスランド随一の規模を誇り、白い水煙を上げながら流れ落ちる様はまさに豪快そのもので迫力満点。今年の六月に世界三大瀑布のナイアガラフォールズを見たばかりだったが、大自然に囲まれるアイスランドの滝も勝るとも劣らず癒される。
そして個人的に出発前からワクワクだったのが間欠泉(ゲイシール)!世界的にも有名な間欠泉ゲイシール現在では活動を止めてしまったが、すぐ近くにあるストロックル間欠泉は数分に一度吹き出す姿を間近で観ることが出来る。何回見ても飽きることなくひたすらシャッターチャンスを待ち侘びてしまう。
シングヴェトリル国立公園
グトルフォス滝
ストロックル間欠泉
ストロックル間欠泉
スカウホルト教会の壁画のキリスト
南海岸の青く美しいヨークルサルロン氷河湖
アイスランドの美しい南海岸、ヴァトナーヨークトル氷河からの氷が浮かぶ青く輝く氷河湖は氷河から落ちてきた氷塊が氷山のように浮かぶ。ヨークルサルロン氷河湖では氷の青い美しさを水陸両用のボートで氷の間を通るクルーズをすることが出来た。クルーズ中には氷河から溶けだした透き通った氷を試食も体験できる。
露天温泉ブルーラグーン
ケフラヴィーク国際空港から15分、レイキャビック市内から50分程と近いこともあり、観光スポットのブルーラグーン。やはり日本人には嬉しい露天温泉ですが、外国の温泉は水着を着用して入浴します。ブルーラグーンに浸かりながら泥パックやビールを飲む人も多い。施設も充実していて、ぜひとも1日中リラックスして過ごしたい場所です。残念ながらフライトの時間があり、たったの30分しか滞在できず必ずや再度訪問したいと思った。
アイスランドを後にし、久しぶりに再訪するリーガへ。
中央市場のお花屋さん
聖ギオルギ教会
聖ギオルギ教会の展望台から
火薬塔
ドゥアマ広場
そしてリーガからパルヌを経由し“生きた博物館”キヌフ島へ
キヌフ島は、人口は500人ほどの小さな島。エストニアの伝統文化が今でも残っており、この島全体がユネスコの世界無形文化遺産に登録されている。エストニアの夏のリゾート地であるパルヌの沖合にあるこの島は、パルヌ港(2時間半)もしくはムナライド港(50分)から夏の間だけ1日もしくは週何便かだけフェリーが運航している。このフェリーが1日1往復だったので、出発前に苦労したのである。島民の貴重な移動手段というわけだ。
パルヌのタリン門
パルヌのビーチ
パルヌの旧市街
ムナライド港
キヌフ島行きフェリー
キヌフ島は、車で30分もすれば島を1周出来てしまうキヌフ島。夏のオンシーズンだけオープンするたった一つのレストランや小さな商店が3つしかなく、警察や高校も存在していない。島の人は中学を卒業すると本土のパルヌやタリンに高校に通いに行くそうだ。
キヌフ唯一の学校
キヌフ島のショップ
キヌフ名物?!カラフルなヘルメット
島の南端にある灯台
灯台からの景色
島には外灯などひとつない真っ暗な闇の夜空の夜空には、天の川と見違えるほどの満点の星空が望める!!B&Bやホームステイ形式の家では、赤い沢山の縦縞が入ったカラフルなキヌフ島の象徴の民族衣装を身に付けたオーナーが、温かいスープと笑顔で迎えてくれた。夏の間はレンタサイクルで自然を感じるのがベストだろう。
クラガファームのオーナーのオイエと
温かい自家栽培の野菜を使ったスープ
クラガファーム
キヌフ島の象徴、女性のスカート
民族衣装を身に纏うガイドの女性
キヌフの家畜たち
3時間で周るヘルシンキ
キヌフの自然の次はヘルシンキに立ち寄ったが、到着は夜、出発はお昼と時間がない中での観光となった。特急で観光をするにはトラムを利用するのがベストであった。ガイドブックを参考に良いところどりの観光の手始めに世界遺産にも登録されているスオメンリンナ島、マーケット広場、ウスペンスキー寺院、ヘルシンキ大聖堂を速足で駆け回る。残念ながら北欧雑貨のショッピングとはいかなかったが短時間でも大満喫で帰国の途についた。
移動に便利なトラム
スオメンリンナ島の潜水艦ヴェシッコ号
世界遺産のスオメンリンナ島
マーケット広場
ヘルシンキの大きな小便宇宙人
ウスペンスキー寺院
ヘルシンキ大聖堂
空港行きの615のバス
【スタッフおススメ度】
ゴールデンサークルツアー★★★★ 「レイキャビックに行ったなら、かならず参加しよう」
ブルーラグーン★★★★★「地熱を利用したお風呂に日本人でなくても温泉好きに」
キヌフ島★★★★「島民の魅力を直接触れよう」
2014年10月 大道隆宏
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