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- 〜ストリートアートで息を吹き返したペナン島ジョージタウンで『フォト・ジェニック・スポット』を探す!〜
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エリア:
- アジア>マレーシア>ペナン島
- アジア>マレーシア>マレーシアその他の都市
- テーマ:買物・土産 世界遺産 グルメ
- 投稿日:2017/03/10 17:26
マレーシア西海岸に浮かぶ島ペナン島。18世紀後半英国東インド会社によってジョージタウンが建てられ、ヨーロッパと中国との交易を中継する貿易港として栄えました。
ジョージタウンは当時に建てられたイギリスのコロニアル建築だけでなく、中国系、インド系、イスラム系の文化も融合され、独特のエキゾチックな街となり世界遺産にも登録されました。
近年、その街におしゃれなカフェや壁アートなどが出来、「フォト・ジェニック・スポット」として注目され始めています。
今回、その変化を続けるペナン島を20年ぶりに見て来ようと娘と弾丸3泊4日女子旅に出ました。
◆◇information◆◇
クアラルンプール国際空港に到着後、国際線サテライトからメインターミナルにエアロトレインで移動します。下車したらすぐ後方にある国内線乗り換え専用イミグレーションで入国審査を受け、ゲートでお待ち下さい。
ペナン国際空港に到着後タクシーでジョージタウンへ。夜だからか道路は少し混雑しましたが、約30分で到着しました。しかし、20年前の風景は全く覚えていませんが、こんなに高層マンションはなかったなぁと成長に驚き。タクシーの運転手さんにも20年前⁉︎全く違うだろ〜?と言われました。笑
◆◇information◆◇
タクシーチケットカウンターで行き先を告げれば定額料金を教えて貰えます。
・ジョージタウンまでの44.7リンギット(約1300円)
・バトゥ・フェリンギまで74リンギット(約2200円)
料金を支払ってクーポンを貰い、ドライバーに渡せばOKです。
ペナン国際空港到着ロビーにあるタクシーチケットカウンター
今夜は『ベイビュー・ホテル・ジョージタウン』に宿泊。E&Oのすぐそば、スタンダードクラスながらお部屋は広く快適です。最上階にあるレストランは眺めがいいと人気。
人気のフードコート屋台『レッドガーデン』も徒歩すぐです。
◆◇information◆◇
フードコートでは好きなメニューを各お店でオーダーし、自分のテーブルを伝えます。出来上がるとお店の人が運んできてくれて、そこで代金を支払います。尚、ビールなどのドリンクはドリンク担当の人達が、テーブルを回っているのでその人に注文。同じくテーブルで支払います。
ベイビューホテル
レッドガーデン
ペナンラクサ 初めての味 笑 5RM(140円)
翌日はペナン島のホテル視察と世界遺産旧市街散策です。
〜〜ホテル案内in RESORT AREA〜〜
ペナン島のビーチリゾートエリアと言えば、バトゥ・フェリンギ、タンジュン・ブンガになります。
【バトゥ・フェリンギ】
○●ベイビュー・ビーチリゾート・ペナン○●
ファミリー向けの大型リゾートホテル。リーズナブルでありながら、敷地が広くプールもゆったり、目の前には海が広がります。少し中心部から離れますが、静かでリゾートを満喫したい方にはオススメです。
○●ローン・パイン●○
モダンでオシャレなインテリアの大人のホテル。敷地こそ広くはありませんが、隠れ家的なリゾートです。
○●ゴールデンサンズ●○
シャングリラ系の大型リゾートホテル。プールも広く、目の前には海が広がります。比較的ファミリーも多く、家族で楽しめリゾートです。
○●シャングリラ・ラサ・サヤン●○
ペナン島のビーチリゾートを代表する老舗ホテル。緑に囲まれたプールの前にはビーチが広がります。シャングリラらしい洗練されたリゾートでペナンでの優雅な休息をお過ごし頂けます。
【タンジュン・ブンガ】
○●レインボーパラダイス●○
ファミリーが多く、リーズナブルなアットホームなホテル。敷地は狭めなので、プールは小さいが目の前にはビーチがあるので海遊びも。
○●コプトーンオーキッド○●
ファミリーだけでなく、友達同士でも楽しめるリーズナブルなリゾート。ビーチから地上へは高さがあるので、地上にあるプールからの眺めは最高です。ホテルの近くにはローカルのフードコート屋台もあるので食事も楽しめます。
〜〜世界遺産ジョージタウン街歩き〜〜
ジョージタウンではイスラム教のモスクやキリスト教の教会、中国の廟や寺院など多様な文化が入り混じっています。チャイナタウン、インド人街、旧市街の中は歩けば歩くほど色々な文化を見ることが出来ます。
○●旧市街内の異文化建造物(歴史的建造物)●○
カピタン・クリン・モスク
クー・コンシー
観音寺
セント・ジョージ教会
マハ・マリアマン寺院
そして、今流行りのストリートアート&針金アートを発見!
○●ストリートアート●○
旧市街のところどころに書かれているアート。『フォト・ジェニック・スポット』として人気です!
○●針金アート●○
こちらも旧市街のいたる所に!
〜〜ホテル案内in GEORG TOWN〜〜
さて旧市街のフォト・ジェニック・スポットを探しつつ散策し、ホテルへ。今日の宿泊は今回のメインホテル、歴史的建造物にも指定されている「チョンファッツィ・マンション」通称「ブルーマンション」です。
〇●ブルーマンション●〇
チョンファッツィは19世紀末のペナンを牛耳っていた「東洋のロックフェラー」とも呼ばれていた人物。彼が愛妻の為に残したこの建物は風水を取り入れたプラナカン建築で、鮮やかなインディゴブルーで染められています。現在1日に3回のガイドツアー(英語)があり、一般に公開されています。ただ宿泊エリアが更に見応えがあるので是非宿泊して頂きたい!
〇●イースタン&オリエンタル・ホテル●〇
1885年創立の由緒ある白亜のホテル。かつて「スエズ運河以東で最上のホテル」と称される程で、多くの著名人滞在したことで有名です。古き良き時代よりジョージタウンの歴史を見守り続けているホテルです。
◆◇information◆◇
ペナン島へ行くのならオススメしたいプランをあげると…
・ビーチに2泊、ジョージタウンに1泊の3泊5日プラン
・ジョージタウンに3泊してオプショナルでサピ島へ行って海を楽しむ5日プラン
など「ビーチ&シティ」をオススメします。
さて、3日目はクアラルンプールへ。
◆◇information◆◇
空港からは「KLIAエクスプレス」が便利。空港地下階から乗車出来、約30分でKLセントラル駅に到着です。ただ昨年急に値上りし、現在55リンギット(約1800円)なので、2名以上の場合はタクシーの方が安くなるかもしれません。
空港駅プラットホーム
KLIAエクスプレス車内
20年ぶりに訪れたクアラルンプール、メインステーションまで変わっていました。
●○クアラルンプール最新オススメスポット○●
・KLタワー
夜景を眼下に見れるスカイデッキがオススメ!ツインタワーをバックに空中に浮かぶような体験が楽しめます。
迫り出しています
定員2名!
・ヘリポートバー
元ヘリポートバーをバーとして営業、知る人ぞ知る隠れ家バーです。夜景に映えるツインタワーを眺めながらお酒を楽しむのはきっといい思い出になります。
美しい夜景を見ながらお酒が飲めます
目の前にはKLタワー
《最後に》
急に思い立って行ったマレーシア3泊4日も時間がない分詰め詰めで内容が濃い充実した旅行となりました。
土日にプラス2日の有休で4日間の旅が出来るのもアジアならでは。クアラルンプールまで約7時間かかりますが、機内のエンターテイメントは充実していますし、以外に遠くありません。ビーチでのんびりは出来ませんが、アクティブ派の方にはちょっとした息抜きにいかがでしょうか?
【スタッフのオススメ】
○ペナン島・・・★★★★★
この夏ペナン島でビーチ&シティを!ジョージタウンでは『フォト・ジェニック・スポット』探しを是非!
○KLタワー・・・★★★★
ツインタワーは登るより眺める方が美しい!是非KLタワーから眺めてみてください!
(2017年3月 能祖文子)
- あれ、ここ地球だよね?奇跡の絶景ウユニ塩湖へ
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エリア:
- 中南米>ボリビア>ラパス
- 中南米>ボリビア>ウユニ
- 北米>アメリカ東部>マイアミ
- テーマ:買物・土産 観光地 自然・植物
- 投稿日:2017/01/30 12:07
塩湖をひた走るワゴン
あれは確か私がまだ高校生の頃だっただろうか。
ピンクのワゴンに乗って若者たちが世界を旅しながら、恋人を探すという人気番組があった。当時その番組にハマっていた私。かわるがわるワゴンの中で繰り広げられる恋愛模様と一緒に、ブラウン管越しに海外を楽しんでいた、まだ海外旅行なんて行ったことのない私。
ある時、その番組のオープニングでこんなものを目にした。
ピンクのワゴンが、永遠に続くのかと思われるほど広大な、鏡張りの湖を延々と走る映像。
なんじゃこりゃぁ!!!!
テレビで見たその映像は後に何年も私の心の中に残ることとなる。どこか分からないけれど、とても綺麗なところ。私も行ってみたいなぁ…、なんて叶うわけがないと思いつつ、そんなことを夢想していた。
そして時はたち、私は旅行会社に入社。
ティーン時代から十数年の時を経て、あの頃の私の夢が現実となる。
高校生の時の私に教えてあげたい“あんた行くよ、行くんだよ!その場所ウユニ塩湖って言うんだよ”と。きっと泣いて喜ぶだろう。
前置きが長くなってしまったが、まだ海外なんて縁のない私を一瞬にして虜にしてしまった、あのウユニ塩湖に行く機会を得たのだ。
憧れの地、ウユニがあるのは南米ボリビア。ボリビアへの道は長い。
成田を出発し、LA、マイアミと乗り継いで、翌朝ボリビアの首都ラパスに到着する予定だ。
意気揚々とLAに出発し、大急ぎでアメリカの乗継を終え、マイアミに到着・・・したものの、到着の時点でボリビア行フライトのボーディングタイムが過ぎている。フライトが遅延したのだ。出発まで残り20分!?うそでしょ。CAさんに頼んで、ラパス行きのゲートに遅れる旨伝えてくれと懇願するも、“それは出来ん、走れ”という無慈悲なご回答。言われるがままにダッシュしてゲートに行くも時すでに遅し。既にゲートは閉まった後だ。誰もいなくなったゲート。なんてこったい。
チケッティングカウンターでネゴシエーションするも、この日はもうラパス行きのフライトが無く、明日、今日と同じ時間のフライトに乗らざるを得なかった。なんてこったい。
とりあえずマイアミの空港ホテルに宿をとり、翌日たっぷりマイアミでも観光するとしよう。
いきなりマイアミ観光となってしまったので予備知識がゼロだったが、マイアミ空港は市内から近く意外と観光しやすそうだ。
まずはムーバーと呼ばれるモノレールとメトロとバスを乗り継いて、リトルハバナへ出かけた。その名の通り、マイアミにある小さなキューバだ。
広場でドミニに興じる人々
リトルハバナのシンボル、ニワトリ
街の雰囲気も良く、そこら中をスペイン語が飛び交っている。シガーショップもあり、どこからか常に音楽が流れてくるあたり、確かにキューバっぽいような気がしないでもない。
レストランでキューバ名物のモヒートを飲みながら一休みした後、やっぱりマイアミビーチ見なきゃ!とバスを乗り継ぎ、ビーチへ赴く。
ところで、この日のマイアミはとても気持ちの良い気候。暑すぎず、のんびりするにはちょうど良かった。とはいえ、私の出で立ちは厚手のロングTシャツにロングスカート、そしてトレッキングシューズ。ビーチではとびきり浮いていた。昨日、スーツケースを受け取ることが出来なかったのだからしょうがない。まさかビーチ来るとは思ってないし。
マイアミビーチ
マイアミにはたくさんのショッピングモールがあり、お買い物にも事欠かない。巨大なモールをふらついた後、今日のフライトは逃すまいと、早めに空港に戻った。
さてさて棚からボタモチならぬ、棚からマイアミを楽しみ、翌朝無事ラパス空港に降り立った。丸1日遅れの到着だ。
本来の行程であれば、ラパス1泊→ウユニ2泊→ラパス2泊→ダラス1泊→帰国の予定だが、初日のラパス1泊はやむなくカット。ラパス到着後はそのままボリビア国内線に乗り継ぎ、ウユニへ飛んだ。
ところで、ラパスは世界で最も高所にある首都として知られている。(正確には首都はスクレという街だが、事実上の首都はラパスとのこと)標高はなんと3650m!ウユニの標高もラパスとほぼ変わらない。高山病にかかってしまうのだろうか。。。
心の片隅に不安を残しつつ、ボリビア初日、ウユニのツアーの始まりだ。
まずは列車の墓場へ。
かつて塩や鉱物を運んでいた蒸気機関車や貨物車両が放置されているのだ。なんとも哀愁を感じる佇まい・・・
鉄道の墓場
そしてウユニの塩産業を独占しているコルチャニ村へ。コルチャニ村の主な産業は塩。村の中には製塩所があり、ウユニの塩を買って帰ることもできる。驚くほど安いのだが、塩は重く、たくさん買って帰れないのが残念だ。
村の入り口にはたくさんのお土産物屋さんが軒を連ねる。ここではアルパカのセーターや帽子、民芸品などいろいろ揃えることができる。
私はここでアルパカのセーターとカラフルな帽子をゲット。これからの旅に役立ちそうだ。
コルチャニ村の製塩所
コルチャニ村
そしていよいよ、念願のウユニ塩湖へ!
塩湖の淵はまだ水が張っていても、地表は茶色い。車を10分位走らせると、ついに憧れてきたような映像が広がってきた。
絶景のウユニ塩湖
高校生の時、テレビで憧れたあの風景!想像を超える絶景を前に、すごい・・・の連発。私の驚きと感動を伝えるにふさわしい言葉がそれ以外に出てこなかった。
さてさて、ウユニ塩湖に来たらやりたかったこと。それはトリック写真撮影。
だがその前に腹ごしらえということで、塩湖のど真ん中でピクニックランチ。ドライバーさんとガイドさんが私の為にテーブルをセットしてくれる。
塩湖でピクニックランチ
簡単だが美味しいランチで空腹を満たし、いよいよ写真撮影スタート。
12月から2月にかけて雨季になるウユニでは、塩湖上に水が張りそれがまるで鏡のようになるのである。ただし運が悪ければ水が十分でないこともある。ひろーい塩湖の中をドライバーさんとガイドさんがベストポイントを探してくれる。
鏡張りに移る私
塩湖でトリック写真撮影
鏡張りの写真を撮るには、ちょうどいい感じの量の雲(多すぎても少なすぎてもダメ)と無風が求められるのだが、残念ながら初日は風が強く、雲が少し多かった。
ウユニは高地だけあって、天候が非常に変わりやすい。特に雨季では日中に雨が降ることもあるので、ウユニには2泊ないと不安だ。
この日このままサンセットツアーも行ったが、ちょうど太陽の沈む位置に雲がかかり、いい感じの写真を撮る事は出来なかった。
ダカールラリーのモニュメントと私
微妙な感じの夕陽
本日マイアミから夜行便で到着したばかりの私は、高所のせいもありかなり疲労がたまっていた。夕飯を摂ることもできず、ベッドになだれ込んだ。
翌日は星空と朝日鑑賞があるので、深夜3時半にホテル発だ。つかの間の休息をとり、深夜目を覚ますと、頭が重い・・・なんか気持ち悪い・・・うぅぅ〜これが高山病か。
だるい体を無理やり起こし、ツアーに備える。事前情報ではとにかく寒いとあったので、タイツの上に毛糸のパンツ、裏起毛のあったかズボン、上半身はヒートテックにロングTシャツ、ユニクロのインナーダウンにモコモコのマウンテンパーカ。靴下は2枚重ね+両つま先にホッカイロをプラス。お手元にもホッカイロ2個持ちでニット帽をオン。
スーパーモコモコ状態でツアーに出かけたが、ガイドさんは昼間の洋服にダウンを着ているだけ。ずいぶんラフだ。
移動中も軽い頭痛を感じていたが、いざ塩湖に到着すると、痛みは一瞬のうちに遥かかなたに消え去った。私にとっては高山病より、よっっっぽど二日酔いの方が辛い。でも人ぞれぞれ、その日のコンディション次第だろう。若くてもなる人はなるし、おじいちゃんおばあちゃんでも元気な人は元気だ。
夕方、かなり雲の量が多かったので、星空観賞には一抹の不安を頂いていたが、やっぱりイマイチな星空だった。(先日、ニュージーランドのポカラで超絶すごい星空を見てしまったからかも知れないが、正直この日のコンディションは想像以下だった)
雲が多い星空・・・
でも夜のウユニの楽しみ方は星だけではない!私はある秘密兵器を日本から持参していた。ペンライト〜〜〜!!
百均で売っているペンライトだ。これを使って、暗闇に文字を書き、なおかつ鏡張りの湖に文字を照らし出す、そんな写真を撮りたい!
ただ、ふつうこういうのは大人数でやるもの。一人一文字ずつ書くのが一般的。一人でやるにはかなり体力がいる。カメラを30秒の撮影にして、暗闇に反転文字を書いていく。もちろんシャッターが下りるまでうまくいっているかどうか分からない。
一生懸命一人で闇夜に向かってペンライトを振っては消し、横に移動して書いてを繰り返す姿はちょっぴりシュール。
全然ダメ。失敗作
残念、途中で時間切れ
yes!成功!
こちらは反転をさらに逆に書き、湖面に文字を映しこんでいる。
スーパーモコモコ状態で上下左右に運動するもんだから、かなり汗ばんだ。実際ウユニが最も寒いのは5月頃だそう。このころはマイナス10度くらいになるとか。
徐々に日が昇るにつれ、雲も消えて行った。そして無風。絶好のコンディション到来!
朝と夜の間の時間
真っ暗だった世界が徐々にピンクに色づいていく・・・
朝が夜に溶け込んでいくような、まどろみの時間。空なのか地上なのか分からない不思議な風景。言葉に出来ないほどの美しさ。
朝日鑑賞
満足すぎる星空&朝日ツアーを終え、朝食を食べにホテルへ戻った。ホテルと言えば、今回私は塩湖周辺にある、塩のホテル“ルナサラダ”に宿泊していた。ホテルは壁やベッドの台などがすべて塩のブロックで出来ている。廊下にも塩が撒かれ歩くとザクザクという感触が楽しい。雰囲気満点のユニークなホテルだ。
塩で出来た壁
室内
こちらはまた別の塩のホテル、パラシオ・デル・サル
素敵な室内
塩のホテルでおいしい朝食を食べ、この日も引き続きウユニ塩湖観光。
塩湖に行く前に、まずはコケサのミイラを見に出かけた。
竪穴住居のようなところにミイラがドーンと寝ていて、お供え物が散乱している。
なんていうか、、、ありのままだな(笑)
コケサのミイラ
樹齢200年のサボテン
今日は昨日よりももっとコンディションが良い!
程よい雲と青空、風もなし!
ウユニの水量は非常に変わりやすく、昨日あたり一面鏡張りだったところが、今日の午前中にはすべて水が干上がっている。昨日よりも更に塩湖を走り回り、鏡張りのポイントを探してもらった。それにしても広大な広さに張っていた水が一晩にしてなくなってしまう不思議。本当に神秘に満ちた湖だ。
絶好のコンディション
トリック写真撮影
我がウユニ旅行に一遍の悔いなし!
存分にウユニを楽しみ、翌朝ウユニを立ち、首都ラパスへ飛んだ。
既に初日、1泊分のラパス泊を失っているため3日分の観光を2日間に詰め込んでいる。
チチカカ湖クルーズ、ティワナク遺跡、月の谷と駆け足で巡った。
チチカカ湖クルーズは浮島に上陸しても全く人がおらず、閑散としていた。ペルーサイドのイメージをもって行くとかなり期待は裏切られる。
チチカカ湖の浮島 どんより天気が寂しさに拍車をかける
世界遺産のティワナク遺跡
その名の通り、月面のような月の谷
月の谷にいたチョリータと一緒に
ラパスの街は前述の通り、世界で最も高所にある首都だ。街全体大きなすり鉢状になっていて、そこに行くほど裕福な人が暮らしているそう。高低差の多いラパスの街で市民の足となっているのがロープウェイである。このロープウェイは2014年に開通したばかりで、現在3区間のロープウェイが走っている。このロープウェイはとってもお勧め!
すり鉢状の斜面に並んだ赤レンガの家々がそれはもう見事に見渡すことができる。始発から終点まで乗ると、途中乗継を含めて30分ほど。ラパスの街の大パノラマを楽しむことができる。現在新たに2区間を建設中で、更に標高の高い隣町まで行けるようになるという。
そして、夜はミラドール・キリキリ展望台へ夜景を見に行った。これがまたすごい!すり鉢状に街が広がっているので、夜景に取り囲まれたような絶景なのだ。そう、ラパスの夜景は上から見下ろすのではなく、下から眺める夜景なのだ。下からとはいっても、キリキリ展望台は高台にあり、郊外までよく見える。でもそれ以上に高い位置にも夜景が見えるというわけだ。世界に有名夜景スポットは数あれど、包まれるような夜景に出会えるのはラパスだけ(多分!)だろう。
ミラドール・キリキリからの夜景
そしてラパスで私が一番心ときめいたもの、それはショッピング。
南米でも物価の安いラパスはまさに買い物パラダイス!アルパカセーター1500円、エケコ人形400円、南米らしいカラフルなマンタと呼ばれる大判の布600円、アルパカの磁石50円etc・・・。この独特の色使い、たまりません!もっと買いたかった〜
土産物屋が並ぶサガルナガ通り
三つ編み&ハットのチョリータ
十数年の時を経て辿りついたボリビア。
百聞は一見にしかず、何もかもが想像以上だった。まるで違う星に来たかと思うような絶景の連続に、何度言葉を失ったことか。
例え帰国の際、ボリビアを出発するフライトが運休になって、2時間も3時間も待たされて、航空会社に明後日までフライトはないと言われて、なぜかペルーを経由して帰ることとなろうとも、おつりがくるくらい素晴らしい経験となった。
マイアミ ★★★★ ビーチにショッピングになんでも楽しめる!
ウユニ ★★★★★ これぞ絶景!一生忘れることのできない風景がそこに
ラパス ★★★★★ 買い物天国。街中を歩くチョリータも素敵
(2017年1月 久保井奈々子)
- 【驚きがいっぱい!列車でめぐる北インド周遊の旅】
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エリア:
- アジア>インド>アグラ
- アジア>インド>ベナレス(ワーラーナシー)
- アジア>インド>ブッダガヤ
- テーマ:買物・土産 世界遺産 歴史・文化・芸術
- 投稿日:2017/01/16 11:18
ついに来た、来てしまった、インド。
いつか来たいとは思っていたが、ついに叶ってしまった!!
全日空の直行便に乗り約10時間。
往路はスターウォーズ仕様の機材のため、旅立ちのBGMはスターウォーズのテーマ曲で華々しいスタートになった!が、しかし全く目的地のイメージに合っていない。
R2D2のエプロンをしたCAさんが可愛かったなあ…
この時はまだインドで様々な出会いがあり、まだ見ぬ体験するなんて想像もつかなかっただろう。
インドは広い。そのせいかインドに暮らす人も動物も心が広いというか、自由に生きているのがお国柄によく表れている。
日本にはないごちゃごちゃした空間に最初は緊張していたが、いつの間にか大きな声で話すヒンディー語も、どこでもお構いなしに流すインド音楽も、何にも縛られずに生きる野良犬や野良牛たちも何となく受け入れている自分がいた。
***今回の9日間の北インド周遊の旅程***
1日目 深夜到着 <デリー泊>
2日目 デリー観光 <寝台列車泊>
3日目 列車移動 <ブッダガヤ泊>
4日目 ブッダガヤ観光 ベナレスへ列車移動
<ベナレス泊>
5日目 ベナレス観光 <寝台列車泊>
6日目 列車移動 <オルチャ泊>
7日目 オルチャ観光、アグラへ列車移動
<アグラ泊>
8日目 アグラ観光 <機中泊>
9日間 帰国
到着日に不可欠なのが両替。
インドルピーは日本で両替できないので必ずインドで行う。
空港内にある両替所はどこも大行列。
2016年12月現在、先日ニュースで突然発表された500ルピー紙幣と1000ルピー紙幣が使えなくなるという経済政策が旅行者にもこんな打撃を与えているなんて。
空港両替所のルールは毎日変わるらしいが、私が行った時は5000ルピーを上限にすることに加え9000円以上の両替を求められた。ちなみにこの時は住所や電話番号を記入する用紙の提出も必要だった。
(よく変わるようなので、今はもう変わっているかもしれない)
結局両替に1時間程かかった。最近は混んでいると2時間以上かかることもあるらしい・・・。
その後空港からホテルに向かう途中、市内のATMには夜中2時過ぎ頃なのに大行列ができていた。
なんでも1日に引き出せる金額に上限があってなかなか苦労している様子。
早く安定することを心から願う。
さて、とりあえず入国までクリア。
2日目からはついに観光が始まる!
この時期のインドはとにかく朝晩の濃霧がひどい。夜は空港からホテルへ向かう道なんて真っ白で何にも見えなかった。朝はガイドさんが30分だけ出発時間を遅らせてスタートしてくれて少しでも霧の影響を受けないように気を使ってくれた。ラージガート、レッドフォート、インド門、タンドリーチキンのランチ、フマユーン廟、クトゥブミナール、という感じで定番観光へ。
初インドの私にとっては時代背景を連想させる壮大な遺跡の数々に興奮が止まなかった。
そんな順調な観光とは裏腹に、インドの第一関門がやってきた、、、寝台列車だ。
濃霧のせいで仕方ないが3時間半の遅延。遅延するのは重々わかっていたから気長に列車の旅を楽しむことにする。23時にやっと出発。疲れていた私はすぐに眠ってしまった。
朝、ふと目が覚めた。静かだった。
電車は止まっている。あれ。動いたと思ったらのろのろ運転。
ガイドさんと合流して話を聞いたらその時点でトータル8時間遅延だという…
まじか、、、声に出てしまっていた。
デリーからガヤまで普通に行っても17時間くらいかかるのに、さらに8時間…。
乗っても乗っても着かない電車の中ではいろんな音がする。
あっちからもこっちからも、目の前のガイドさんのケータイからも
どんな時であろうとインド音楽ががちゃがちゃと響く車内。
車内販売の掛け声も騒がしい。お弁当を売るおじさんの掛け声は何回聞いても「カネクレカネクレ〜」にしか聞こえてこない。笑 (ほんとは「ご飯売るご飯売るー」と言っているらしい。)
車内の食事はほぼカレー弁当だった。いくつか種類があってごはんやナンも選べる。
そういえば食事のときに、隣のおばちゃんから家庭料理のお裾分けもいただいた!
サモサと一緒に食べるレモンのすっぱい付け合せ、とても美味しい!人の温かさにふれて心から気持ちが安らいだ。インドのこういうところは好きだ。
そんなこんなでやっとこ列車が到着。なんと全部で28時間の列車の旅となった、長い…。
翌日、早朝からブッダガヤの観光。デリーよりとても冷える。
ここはブッダが覚りを開いた地で、仏教徒にとっては最強の聖地でもあるのだ。
スジャータ村、スジャータ寺、マーハボディ寺。
マーハボディ寺にはタイやミャンマー、チベット、スリランカ、などなど色んな国の人が集っている。ちなみにここは携帯電話の持ち込みは禁止されているので預ける必要がある。
ブッダが覚りを開く際のキーパーソンとなったスジャータという女性に出会う場所から、
実際に覚りを開いたところまで同じ道を1つ1つ辿っていく。
これこそ本物の聖地巡礼だ!!仏教信者でなくてもなんだかパワーを感じてしまう。
ブッダガヤはものすごいパワースポットかもしれない。
その後、ガヤからベナレスへ。
ベナレスでは早起きが基本。ガンジス川のボートに乗るからだ!
本当は朝日とともに聖なるガンジス川を拝む予定だったがやっぱり霧がひどい。
噂によるとイルカがいるらしい。ガイドさんも見たと言っていたが本当だろうか。
生と死が行き交う聖なる地、母なるガンジス川。
目の前で火葬されていく光景。お祈りをしながら沐浴をする人々。
岸に辿り着く動物の死骸。ボートで魚を釣る人々。
川の上を優雅に舞うシベリアから来る渡り鳥の群れ。
霧の中に神秘的に浮かび上がるそれらをボートからゆっくり眺めた。
この河で沐浴すればすべての罪が報われるらしい。
その日、バラナシの定番の場所へも訪れた。
バラーナスヒンデゥー大学、インドの模型が見られる寺院、ラームナガル城、サルナート。
ラームナガル城の近くで有名だというラッシー屋さんにも立ち寄る。
日本人の感覚からするとこれがラッシー??という見た目だがおそるおそる口をつけると予想外に美味しい!甘いヨーグルトドリンクにチーズや豆腐のような食感のものが混ざっているのが特徴。
全部飲み干すとあとあとお腹を壊す気がしたので途中まで飲んだところで申し訳ないがおわりにした。
そのあとはサルナート。
サルナートはブッダガヤのあとに訪れることに非常に意味がある。
ブッダがブッダガヤで覚りを得たあとにサルナートを訪れて、かつての弟子たちと出会う場所なのだ。
ベナレスにてホテルをいくつか見学したのでご紹介します。
①ラマダプラザホテル(すぐ隣がショッピングモールで立地◎)
スタンダードルーム
②ゲートウェイホテル(警察が近くにあるらしく警察官が多く宿泊していた。安全性◎)
エグゼクティブルーム
③SURYAUDAY HAVELI(ガンジス川沿いのホテル。レストランはベジタリアンミールのみだが、宿泊者はヨガ体験もできる。こぢんまりとした女性が好きそうなかわいいホテル!)
デラックスルーム
さて、この夜は2度目の寝台列車!!!
1度目散々な目に遭ったのでまさか2度はないだろう、なんて思っていたらさっそく3時間遅延とのこと。駅に着くと人でごった返している。ああ、このパターン…案の定、もっと遅れるようだ。もともとの予定は17:45。深夜0時を回っても電車がこない。眠気と寒さに耐えていたがそれに加えて突然停電する駅!さすがインド!笑
そんな状況を乗り越えて深夜02:00ついに電車が!!!即寝ました。
ちょっと硬めの寝台列車のベッドにももう慣れたものでゆっくり休むことができた。
それにしてもインド人の忍耐強さは本当にすごい。あんなに寒いホームで全然電車が来ないのにみんな何時間もじっと待っている。こんなに何時間も予定が狂ってみんな大丈夫なのだろうか?不思議だ。
ジャンシー駅に到着し、オルチャまでは車で約30分ほど。夜でも入れるラームラージャ寺院に行ってみた。多くの参拝客を集めるイスラム教の寺院だったが、驚くほどのキラッキラの装飾が…!でも中に入ると熱心な信者みんなお祈りをするまじめな寺院だった。(寺院内は撮影禁止でした。)
翌朝、前日に行けなかったオルチャの宮殿群へ。
ラージマハル&ギャハーンギールマハル
予想していたよりも大きな宮殿でその存在感に圧倒された。
イスラム・ヒンドゥーなど様々な建築様式を融合したムガル帝国時代の建築。
宮殿を取り囲む大きな壁も、宮殿内の彫刻や色鮮やかな壁画も比較的綺麗に残っていた。鍵がかかっているところ以外は自由にみることが可能だがまるで迷路のようだった。
その後、お馴染みの列車でアグラへ。もちろん遅延している。
夜には到着したので、アグラのホテルをいくつか見学させてもらった。
①フォーポインツシェラトン(新しいホテルでとにかく設備がきれい)
□エグゼクティブルーム/タージビュー(窓からタージマハルが見れる部屋もあり)
②アマールヴィラス(アグラで一番のホテル。サービス・立地・お部屋全て文句なし!)
スイートルーム(バスルームからタージマハルを見ることができる贅沢な部屋)
③ジャイピーパレス(すべての部屋がガーデンビュー!ホテル内の施設も充実)
□デラックスルーム
最終日、早朝からサリーを着付けてもらい憧れの姿に!アグラ城とタージマハルをるんるんで観光させてもらった。
タージマハルは王様が妃のために巨額な予算をつぎこんで建てたお墓。それだけ聞くと勝手だなあと思うかもしれないけれど、本当に愛する人のためにだけ作った王様からの最後の贈り物だと思うとなんだか切なくて美しささえ感じる。(でもそのあと国力が傾いてしまったらしい。。。)
大理石で造られた大きなお墓。細かい装飾の絵や彫刻は何百年経った今でも色褪せない。
インドで一番有名かつ定番の観光地とはいえ、心から美しいと感じてしまう。
アグラをあとにして向かったのはマトゥラー。地球の歩き方にも半ページしか載っていないこの場所。ヒンドゥー教4大聖地のひとつでヴィシュリヌ神巡礼の中心地。熱心なヒンドゥー信者が生命力に溢れて熱心にお祈りをしていた。
クリシュナ誕生の地であるクリシュナジャンマブーミーではカメラ、ケータイなど持ち込み禁止。バッグから財布とパスポートだけを抜き取ってすべてクロークに預ける。靴と靴下も脱いで寺院へ。
神様が生まれたところと言われるとやはりパワーを感じざるを得なかった。
ちなみにこの町のレストランは全てベジメニューらしい。
続いてヴリンダーバン。こちらはもっっっと強烈!!小さな町だがメインロードは密度でいうと新宿や渋谷と並ぶのではないかと思うくらいの人々で溢れかえっている。圧倒されすぎてその場に5分いるのも辛かった。
ここではなんと22kmもある距離をひれ伏しては拝んで、というのを繰り返して何時間もかけて聖地を目指すという人々がたくさんいる。しかもしかも地元の人は毎日やっているとか!驚いて何も言えなかったし、その場のエネルギーが強すぎて立っているのが精一杯だった。。
マトゥラーでは初めてオートリクシャーとサイクルリクシャーに乗ったがそこらのアトラクションより数百倍怖かった!笑
安全性バッチリの設備とシートベルトをつけてカーブや段差でキャッ!と楽しめる日本のテーマパークとは違い、何の安全の保証もない乗り物でズボンに穴の開いたおじいさんが立ち乗りで漕いでくれるサイクルリクシャーはスリル満点もいいところだ!なかなか乗ることもないだろうししがみついて楽しんだ。走行中は危険すぎてあまり写真を撮る余裕がなかった。
観光を終えてやっとこデリーに戻る。ああ9日間。なんて濃いんだろう…。
率直な気持ちでいうと、私はまだインドを好きになりきれていない。笑
でもなんというか、クセのある食べ物をまた食べたくなるような中毒性は感じた。
まだ帰国してないうちに次回はここに行きたい!と具体的に考えてしまうくらいに。
かなりパンチ効いた旅だなあと思ったがガイドさんと共に色んな初めてを体験して、インド独特の文化に触れるのはとても面白かった。
昨今インドのイメージは悪くなるばかりで日本人観光客も昔に比べて減っているのは事実。でもこんなに素晴らしい遺跡や興味深い文化、ちょっとクセのあるインド人たちとの触れ合いをしないのはもったいない。1度じゃまわりきれない大きさだからこそ、きっと何度行っても新しい発見があるに違いない。
“人生観を変える旅”というのをインドなら叶えられると実感!
スリル満点な旅をありがとうインド!
***スタッフおすすめ度***
*ブッダガヤ ★★★★
ブッダの歩んだ道を辿ることができる。世界の仏教徒が集う最強の場所!
*タージマハル ★★★★★
インドに行ったら欠かせない!ため息が出るほど美しい大理石の宮殿は必見!
*オルチャ宮殿群★★★★★
彩り豊かな壁画は見どころ。ムガル帝国時代の建築が今も綺麗に残っている。
*マトゥラー ★★★★
博物館ではクシャーナ朝やグプタ朝時代の貴重な展示品も見ることができる。
(2016年12月 柳舞美)
いつか来たいとは思っていたが、ついに叶ってしまった!!
全日空の直行便に乗り約10時間。
往路はスターウォーズ仕様の機材のため、旅立ちのBGMはスターウォーズのテーマ曲で華々しいスタートになった!が、しかし全く目的地のイメージに合っていない。
R2D2のエプロンをしたCAさんが可愛かったなあ…
この時はまだインドで様々な出会いがあり、まだ見ぬ体験するなんて想像もつかなかっただろう。
インドは広い。そのせいかインドに暮らす人も動物も心が広いというか、自由に生きているのがお国柄によく表れている。
日本にはないごちゃごちゃした空間に最初は緊張していたが、いつの間にか大きな声で話すヒンディー語も、どこでもお構いなしに流すインド音楽も、何にも縛られずに生きる野良犬や野良牛たちも何となく受け入れている自分がいた。
***今回の9日間の北インド周遊の旅程***
1日目 深夜到着 <デリー泊>
2日目 デリー観光 <寝台列車泊>
3日目 列車移動 <ブッダガヤ泊>
4日目 ブッダガヤ観光 ベナレスへ列車移動
<ベナレス泊>
5日目 ベナレス観光 <寝台列車泊>
6日目 列車移動 <オルチャ泊>
7日目 オルチャ観光、アグラへ列車移動
<アグラ泊>
8日目 アグラ観光 <機中泊>
9日間 帰国
到着日に不可欠なのが両替。
インドルピーは日本で両替できないので必ずインドで行う。
空港内にある両替所はどこも大行列。
2016年12月現在、先日ニュースで突然発表された500ルピー紙幣と1000ルピー紙幣が使えなくなるという経済政策が旅行者にもこんな打撃を与えているなんて。
空港両替所のルールは毎日変わるらしいが、私が行った時は5000ルピーを上限にすることに加え9000円以上の両替を求められた。ちなみにこの時は住所や電話番号を記入する用紙の提出も必要だった。
(よく変わるようなので、今はもう変わっているかもしれない)
結局両替に1時間程かかった。最近は混んでいると2時間以上かかることもあるらしい・・・。
その後空港からホテルに向かう途中、市内のATMには夜中2時過ぎ頃なのに大行列ができていた。
なんでも1日に引き出せる金額に上限があってなかなか苦労している様子。
早く安定することを心から願う。
さて、とりあえず入国までクリア。
2日目からはついに観光が始まる!
この時期のインドはとにかく朝晩の濃霧がひどい。夜は空港からホテルへ向かう道なんて真っ白で何にも見えなかった。朝はガイドさんが30分だけ出発時間を遅らせてスタートしてくれて少しでも霧の影響を受けないように気を使ってくれた。ラージガート、レッドフォート、インド門、タンドリーチキンのランチ、フマユーン廟、クトゥブミナール、という感じで定番観光へ。
初インドの私にとっては時代背景を連想させる壮大な遺跡の数々に興奮が止まなかった。
レッドフォートの出口ゲート。
レッドフォートのラングマハル。細かい彫刻や絵が美しい。
フマユーン廟
クトゥブミナール
そんな順調な観光とは裏腹に、インドの第一関門がやってきた、、、寝台列車だ。
濃霧のせいで仕方ないが3時間半の遅延。遅延するのは重々わかっていたから気長に列車の旅を楽しむことにする。23時にやっと出発。疲れていた私はすぐに眠ってしまった。
出発前の寝台列車
朝、ふと目が覚めた。静かだった。
電車は止まっている。あれ。動いたと思ったらのろのろ運転。
ガイドさんと合流して話を聞いたらその時点でトータル8時間遅延だという…
まじか、、、声に出てしまっていた。
デリーからガヤまで普通に行っても17時間くらいかかるのに、さらに8時間…。
乗っても乗っても着かない電車の中ではいろんな音がする。
あっちからもこっちからも、目の前のガイドさんのケータイからも
どんな時であろうとインド音楽ががちゃがちゃと響く車内。
車内販売の掛け声も騒がしい。お弁当を売るおじさんの掛け声は何回聞いても「カネクレカネクレ〜」にしか聞こえてこない。笑 (ほんとは「ご飯売るご飯売るー」と言っているらしい。)
車内の食事はほぼカレー弁当だった。いくつか種類があってごはんやナンも選べる。
車内販売のカレーのお弁当
そういえば食事のときに、隣のおばちゃんから家庭料理のお裾分けもいただいた!
サモサと一緒に食べるレモンのすっぱい付け合せ、とても美味しい!人の温かさにふれて心から気持ちが安らいだ。インドのこういうところは好きだ。
そんなこんなでやっとこ列車が到着。なんと全部で28時間の列車の旅となった、長い…。
翌日、早朝からブッダガヤの観光。デリーよりとても冷える。
ここはブッダが覚りを開いた地で、仏教徒にとっては最強の聖地でもあるのだ。
スジャータ村、スジャータ寺、マーハボディ寺。
マーハボディ寺にはタイやミャンマー、チベット、スリランカ、などなど色んな国の人が集っている。ちなみにここは携帯電話の持ち込みは禁止されているので預ける必要がある。
ブッダが覚りを開く際のキーパーソンとなったスジャータという女性に出会う場所から、
実際に覚りを開いたところまで同じ道を1つ1つ辿っていく。
これこそ本物の聖地巡礼だ!!仏教信者でなくてもなんだかパワーを感じてしまう。
ブッダガヤはものすごいパワースポットかもしれない。
マーハボディ寺
寺院内の仏像
覚りを開いた菩提樹のお供え
その後、ガヤからベナレスへ。
ベナレスでは早起きが基本。ガンジス川のボートに乗るからだ!
本当は朝日とともに聖なるガンジス川を拝む予定だったがやっぱり霧がひどい。
噂によるとイルカがいるらしい。ガイドさんも見たと言っていたが本当だろうか。
生と死が行き交う聖なる地、母なるガンジス川。
目の前で火葬されていく光景。お祈りをしながら沐浴をする人々。
岸に辿り着く動物の死骸。ボートで魚を釣る人々。
川の上を優雅に舞うシベリアから来る渡り鳥の群れ。
霧の中に神秘的に浮かび上がるそれらをボートからゆっくり眺めた。
この河で沐浴すればすべての罪が報われるらしい。
その日、バラナシの定番の場所へも訪れた。
バラーナスヒンデゥー大学、インドの模型が見られる寺院、ラームナガル城、サルナート。
バラーナスヒンデゥー大学
BraratMata寺院
ファイブスターのステッカー発見!
ラームナガル城
ラームナガル城の近くで有名だというラッシー屋さんにも立ち寄る。
日本人の感覚からするとこれがラッシー??という見た目だがおそるおそる口をつけると予想外に美味しい!甘いヨーグルトドリンクにチーズや豆腐のような食感のものが混ざっているのが特徴。
全部飲み干すとあとあとお腹を壊す気がしたので途中まで飲んだところで申し訳ないがおわりにした。
そのあとはサルナート。
サルナートはブッダガヤのあとに訪れることに非常に意味がある。
ブッダがブッダガヤで覚りを得たあとにサルナートを訪れて、かつての弟子たちと出会う場所なのだ。
ベナレスにてホテルをいくつか見学したのでご紹介します。
①ラマダプラザホテル(すぐ隣がショッピングモールで立地◎)
スタンダードルーム
②ゲートウェイホテル(警察が近くにあるらしく警察官が多く宿泊していた。安全性◎)
エグゼクティブルーム
③SURYAUDAY HAVELI(ガンジス川沿いのホテル。レストランはベジタリアンミールのみだが、宿泊者はヨガ体験もできる。こぢんまりとした女性が好きそうなかわいいホテル!)
デラックスルーム
さて、この夜は2度目の寝台列車!!!
1度目散々な目に遭ったのでまさか2度はないだろう、なんて思っていたらさっそく3時間遅延とのこと。駅に着くと人でごった返している。ああ、このパターン…案の定、もっと遅れるようだ。もともとの予定は17:45。深夜0時を回っても電車がこない。眠気と寒さに耐えていたがそれに加えて突然停電する駅!さすがインド!笑
そんな状況を乗り越えて深夜02:00ついに電車が!!!即寝ました。
ちょっと硬めの寝台列車のベッドにももう慣れたものでゆっくり休むことができた。
それにしてもインド人の忍耐強さは本当にすごい。あんなに寒いホームで全然電車が来ないのにみんな何時間もじっと待っている。こんなに何時間も予定が狂ってみんな大丈夫なのだろうか?不思議だ。
夜のジャンシー駅
ジャンシー駅に到着し、オルチャまでは車で約30分ほど。夜でも入れるラームラージャ寺院に行ってみた。多くの参拝客を集めるイスラム教の寺院だったが、驚くほどのキラッキラの装飾が…!でも中に入ると熱心な信者みんなお祈りをするまじめな寺院だった。(寺院内は撮影禁止でした。)
キラッキラなラームラージャ寺院
意外にきれいな噴水ライトアップ
翌朝、前日に行けなかったオルチャの宮殿群へ。
ラージマハル&ギャハーンギールマハル
予想していたよりも大きな宮殿でその存在感に圧倒された。
イスラム・ヒンドゥーなど様々な建築様式を融合したムガル帝国時代の建築。
宮殿を取り囲む大きな壁も、宮殿内の彫刻や色鮮やかな壁画も比較的綺麗に残っていた。鍵がかかっているところ以外は自由にみることが可能だがまるで迷路のようだった。
その後、お馴染みの列車でアグラへ。もちろん遅延している。
列車/ジャンシー駅にて
ひたすら列車を待つ人々
夜には到着したので、アグラのホテルをいくつか見学させてもらった。
①フォーポインツシェラトン(新しいホテルでとにかく設備がきれい)
□エグゼクティブルーム/タージビュー(窓からタージマハルが見れる部屋もあり)
②アマールヴィラス(アグラで一番のホテル。サービス・立地・お部屋全て文句なし!)
スイートルーム(バスルームからタージマハルを見ることができる贅沢な部屋)
③ジャイピーパレス(すべての部屋がガーデンビュー!ホテル内の施設も充実)
□デラックスルーム
最終日、早朝からサリーを着付けてもらい憧れの姿に!アグラ城とタージマハルをるんるんで観光させてもらった。
タージマハルは王様が妃のために巨額な予算をつぎこんで建てたお墓。それだけ聞くと勝手だなあと思うかもしれないけれど、本当に愛する人のためにだけ作った王様からの最後の贈り物だと思うとなんだか切なくて美しささえ感じる。(でもそのあと国力が傾いてしまったらしい。。。)
大理石で造られた大きなお墓。細かい装飾の絵や彫刻は何百年経った今でも色褪せない。
インドで一番有名かつ定番の観光地とはいえ、心から美しいと感じてしまう。
朝方のアグラ城
アグラをあとにして向かったのはマトゥラー。地球の歩き方にも半ページしか載っていないこの場所。ヒンドゥー教4大聖地のひとつでヴィシュリヌ神巡礼の中心地。熱心なヒンドゥー信者が生命力に溢れて熱心にお祈りをしていた。
クリシュナ誕生の地であるクリシュナジャンマブーミーではカメラ、ケータイなど持ち込み禁止。バッグから財布とパスポートだけを抜き取ってすべてクロークに預ける。靴と靴下も脱いで寺院へ。
神様が生まれたところと言われるとやはりパワーを感じざるを得なかった。
ちなみにこの町のレストランは全てベジメニューらしい。
博物館
クリシュナジャンマブーミー
町の人々
続いてヴリンダーバン。こちらはもっっっと強烈!!小さな町だがメインロードは密度でいうと新宿や渋谷と並ぶのではないかと思うくらいの人々で溢れかえっている。圧倒されすぎてその場に5分いるのも辛かった。
ここではなんと22kmもある距離をひれ伏しては拝んで、というのを繰り返して何時間もかけて聖地を目指すという人々がたくさんいる。しかもしかも地元の人は毎日やっているとか!驚いて何も言えなかったし、その場のエネルギーが強すぎて立っているのが精一杯だった。。
マトゥラーでは初めてオートリクシャーとサイクルリクシャーに乗ったがそこらのアトラクションより数百倍怖かった!笑
安全性バッチリの設備とシートベルトをつけてカーブや段差でキャッ!と楽しめる日本のテーマパークとは違い、何の安全の保証もない乗り物でズボンに穴の開いたおじいさんが立ち乗りで漕いでくれるサイクルリクシャーはスリル満点もいいところだ!なかなか乗ることもないだろうししがみついて楽しんだ。走行中は危険すぎてあまり写真を撮る余裕がなかった。
観光を終えてやっとこデリーに戻る。ああ9日間。なんて濃いんだろう…。
率直な気持ちでいうと、私はまだインドを好きになりきれていない。笑
でもなんというか、クセのある食べ物をまた食べたくなるような中毒性は感じた。
まだ帰国してないうちに次回はここに行きたい!と具体的に考えてしまうくらいに。
かなりパンチ効いた旅だなあと思ったがガイドさんと共に色んな初めてを体験して、インド独特の文化に触れるのはとても面白かった。
昨今インドのイメージは悪くなるばかりで日本人観光客も昔に比べて減っているのは事実。でもこんなに素晴らしい遺跡や興味深い文化、ちょっとクセのあるインド人たちとの触れ合いをしないのはもったいない。1度じゃまわりきれない大きさだからこそ、きっと何度行っても新しい発見があるに違いない。
“人生観を変える旅”というのをインドなら叶えられると実感!
スリル満点な旅をありがとうインド!
***スタッフおすすめ度***
*ブッダガヤ ★★★★
ブッダの歩んだ道を辿ることができる。世界の仏教徒が集う最強の場所!
*タージマハル ★★★★★
インドに行ったら欠かせない!ため息が出るほど美しい大理石の宮殿は必見!
*オルチャ宮殿群★★★★★
彩り豊かな壁画は見どころ。ムガル帝国時代の建築が今も綺麗に残っている。
*マトゥラー ★★★★
博物館ではクシャーナ朝やグプタ朝時代の貴重な展示品も見ることができる。
(2016年12月 柳舞美)
- 格式高い古くからの伝統的な信仰や生活を守り生きる素朴な町バリ島チャンディダサへ
-
エリア:
- アジア>インドネシア>バリ島
- アジア>香港>香港(ホンコン)
- テーマ:買物・土産 ビーチ・島 ホテル・宿泊
- 投稿日:2017/01/11 16:46
広い海と大自然が織りなす美しい景観と素朴な人々が魅力的なインドネシアの島、バリ島。"神々の国"と呼ばれるバリ島はその信仰対象に多様な神を持つ崇高なヒンドゥー教を大切に生きる国です。
今回そんなバリ島へキャセイパシフィック航空、エムエムインターナショナル(株)及びチャンディビーチリゾート&スパ共催の2泊4日という弾丸ファムツアーに参加しました。
クタやレギャンといった代表的なビーチリゾート、中部はウブドの森林地帯が有名なバリ島ですが、この度訪れたのはまだ知名度の低い南海岸東部のチャンディダサ。
観光地化が進む南部とは異なり、手付かずの自然が残ったままです。
*1日目(10/14)*
香港乗継ぎでデンパサール国際空港へ到着。ホテルの送迎車でチャンディダサまで約1時間半の道のりを走ります。近年車やバイクの通りが多くなり、特に夕方は空港から市内へ出る際に渋滞に巻き込まれやすいので時間に余裕を持っての行動がおすすめです。
夕方にホテル到着のため、観光はせずにホテルで夕食を食べそのまま就寝。食後はちゃっかり夜のプールに入りました。途中から水深が深くなるのでご注意を。
*2日目(10/15)*
朝からホテル自慢の美味しいブッフェを食べ。取り過ぎ食べ過ぎ、苦しいお腹をかかえながら近くの村までトレッキングに出発です。
ホテルの近くには素敵な石鹸屋さんが!こちらは日本人の方が経営しているそうです。色んな種類の可愛らしい石鹸が並びます。
お店に立ち寄り、いよいよ森の中へ・・・
しばらく歩くと突然、牛に遭遇!こちらを凝視しております。こんなことも度々あります。鶏たちもコッココッコ雛鳥を連れながら周辺を歩いています。どうやら近くの民家の家畜のようですが、随分自由に放牧されているようです。
途中、森の中のコーヒー農園で休憩もはさみつつ・・・
1時間ほど山道を歩き、ついに力尽きた私達は車に乗り込み、バリアガの人々が住むトゥガナン村へ到着です。もちろんトレッキングで行く事も出来ますがチャンディダサ中心部からこの村まで歩くと約2時間かかるそうですので、脚力に自信がありましたら是非お試し下さい!
“バリアガ”とは、現在広く信仰されているジャワ島からバリ島へ16世紀頃に伝えられたヒンドゥー文化よりも以前の、バリ島土着のヒンドゥー文化を引き継ぎ守って生きる人々のことです。
トゥガナン村は、世界でも有数の縦横絣のグリンシンと呼ばれる美しい織物や、アタというツルで作る工芸品の製作を後世に受け継ぎながら暮らしています。
村の中ではピンク色に染まった鶏や
空飛ぶカエルの工芸品も見つけ、独特な雰囲気が漂います。
今も歴史を胸に古くからの伝統を静かに守り続ける村の人々は温かく素朴で、ここに居ると別の時代にタイムスリップしたかのようです。
トゥガナン村を後にし、バリの地酒アラックの製作過程を見に村はずれの民家へお邪魔しました。
採ったばかりの樹液を飲んでみると、マッコリのようなまろやかな味がします。
これを蒸留させてアラックというお酒が出来上がります。蒸留させると、味はウイスキーのような濃く強いものに変わります。
アラックの製作過程を見学したあと、昼食は丘の上のガゼボで!
緑のヤシの木や青々とした稲、青い空に海と美しい色で彩られた絶景が広がります。
メニューは、玉子に包まれた珍しいナシゴレン!サテも美味しく頂きました。
お腹を満たしたあとはシュノーケリングへ出発です。
泳ぐことに必死で写真をあまり撮れなかったことが悔やまれます。
ブルーラグーンというシュノーケリングにおすすめのスポットで、ボートに乗って出発!
海に入るとすぐ珊瑚礁の周りをくるくるとしている沢山の魚たちに囲まれ、青い世界を満喫しました。私は泳ぎが得意ではありませんが、そういった場合でもライフジャケットを着せてくれるのですっかり安心して潜り込んで行けます!
このあとはホテルに戻り釣り体験をすることに。
しかし私は釣り初心者中の初心者です。とりあえず竿を借り、ビーチへ。ルアーのつけ方がわからずあたふたしていると近くにいた現地の釣り少年が餌をつけてくれました!
夕暮れの海でのんびり釣ります。しかしやはり初心者、うまく餌だけ持って逃げられます。バリの魚は手ごわそうです。
そうこうしているうちに日も暮れ暗くなってきました。少年も帰る時間です。結果は案の定・・・何も釣れません!それでも言葉も通じない少年と一緒に釣りが出来てとても充実した時間でした!
この旅行でお気に入りの写真第1位です。本当に頼もしくて可愛らしい少年でした!
夜は街歩きも兼ねて大人の雰囲気漂うレストラン”VINCENT’S”でビールを1杯。
店内は広く、屋外の席も備えてあり地元でも人気なようで賑わっていました。内装も美しく落ち着ける場所です。
「”VINCENT’S”店内の様子」
*3日目(10/16)*
この日は早朝4:45出発です。目覚まし時計、刻みました。
朝日を見に山へ登ります。
しかし、残念ながら雲がたちこめてサンライズはお目にかかれませんでした…
が、バリ島で最も標高の高い山、アグン山を目の前に見ることができました!雲に覆われておりますが標高3031mと富士山より数百mほど低い山です。山を崇拝するバリの人々にとって大事な存在です。
それから山を下り、ランプヤン寺院へ。個人的に今回の行程で一番楽しみにしていた場所です。もうわくわくが止まりません。
ふもとに着き、ヒンドゥー教では不浄とされる人間の下半身を隠すため、腰にサロンを巻いていざ入域です。
ランプヤン寺院とは、光の神を祀るヒンドゥー教寺院です。標高の高い山の上に位置し、その門からの景色は"天国への入り口"と形容される神秘的な場所となっています。
そしていざ、天国へ!
門への階段を登り振り向くと、向こう側は満面の空!向こう側に吸い込まれてしまいそうな息を呑む景色です!まさに天国への入り口。
それからさらに上へ登ります。真ん中の階段は神様の通る道なので、今回は左から。登りきった所で振り向くとこの景色。
標高の高さが窺えます。聳える山々を見下ろし、今にも飛べるのではないかと錯覚します。
チャナンと呼ばれる供物から花を摘み、手を額の前で合わせながら私も祈りに参加します。聖水を頭にかけられ、右手で水を受け3口飲み、最後にお米を手にとって飲みこみ、額と首にはりつけます。善い思考、善い言葉、善い心を持てるようにとの意味があるそうです。
祈り終わって階段を下る際、その目は長い間ここで何もかもを見てきたのだというように真っ直ぐ前を見据え静かに佇む像たちの横を通ると、改めてこの地の古い歴史がひしひしと伝わってくるようでした。
ここから塩の製作で有名なクンサバという村へ寄り、サヌール地区の5つ星ホテルマヤサヌールにて昼食です。
海から汲み上げた海水を砂浜に撒き、海水を含んだ砂ごと濾過をしてそこから抽出された水を天日干しすることによって塩を取り出すというのが、クンサバの塩の製作過程です。
このクンサバの天然塩はミネラルたっぷりで味も濃厚と人気の産物となっています。
見学が終わり、旅の行程最後のマヤサヌールホテルへ向かいます。
ホテル”マヤサヌール”は人気のサヌール地区に広大な敷地を構える豪華な5つ星ホテル。のびのびと寛げる客室に、海へと伸びる長いラグーンプールが独特な美しい内装のホテルです。レストランやバーも充実しており、日本食レストランも併設しています。
昼食後は近くのマーケットに寄って空港へ・・・
*4日目(10/17)帰国*
テリマカシ〜!
*観光おすすめ度*
ランプヤン寺院 ★★★★★
トゥガナン村 ★★★★
ブルーラグーン ★★★★
*宿泊ホテル*
チャンディビーチヴィラズ、チャンディビーチリゾート&スパ
空港から車で1時間半ほどの場所に位置するチャンディダサのビーチフロントホテルです。スタッフの皆さんとても親切で気さくな方々ばかりで、すれ違う度に笑顔で挨拶をして下さいました。フロントをくぐりぬけるとガーデンは緑いっぱいに彩られ、プールは2つ完備されておりジャグジーもついています。お部屋も可愛らしく清潔で、併設のレストランやスパも居心地良く素敵なチャンディダサの海を目の前に心から落ち着けるホテルです。
*利用航空会社*
香港ドラゴン航空
キャセイパシフィック航空
(2016年10月山口優)
「青く広い海」
「神を祀る寺院」
今回そんなバリ島へキャセイパシフィック航空、エムエムインターナショナル(株)及びチャンディビーチリゾート&スパ共催の2泊4日という弾丸ファムツアーに参加しました。
クタやレギャンといった代表的なビーチリゾート、中部はウブドの森林地帯が有名なバリ島ですが、この度訪れたのはまだ知名度の低い南海岸東部のチャンディダサ。
観光地化が進む南部とは異なり、手付かずの自然が残ったままです。
「夕暮れ時のビーチ」
「手つかずの自然がいっぱい」
*1日目(10/14)*
香港乗継ぎでデンパサール国際空港へ到着。ホテルの送迎車でチャンディダサまで約1時間半の道のりを走ります。近年車やバイクの通りが多くなり、特に夕方は空港から市内へ出る際に渋滞に巻き込まれやすいので時間に余裕を持っての行動がおすすめです。
「空港周辺、バイクがたくさん」
夕方にホテル到着のため、観光はせずにホテルで夕食を食べそのまま就寝。食後はちゃっかり夜のプールに入りました。途中から水深が深くなるのでご注意を。
「夕食 ルンピアゴレン(揚げ春巻き)」
「バリ島の地酒アラック」
「様々な料理が一皿に!バリニーズ・リスタフェル」
「チャンディビーチリゾート 夜のメインプール」
*2日目(10/15)*
朝からホテル自慢の美味しいブッフェを食べ。取り過ぎ食べ過ぎ、苦しいお腹をかかえながら近くの村までトレッキングに出発です。
「朝食ブッフェ パン」
「トロピカルフルーツ」
ホテルの近くには素敵な石鹸屋さんが!こちらは日本人の方が経営しているそうです。色んな種類の可愛らしい石鹸が並びます。
「石鹸屋さん”アラムセンポール”」
「中に入ると良い香り!」
お店に立ち寄り、いよいよ森の中へ・・・
「緑が眩しい」
しばらく歩くと突然、牛に遭遇!こちらを凝視しております。こんなことも度々あります。鶏たちもコッココッコ雛鳥を連れながら周辺を歩いています。どうやら近くの民家の家畜のようですが、随分自由に放牧されているようです。
「木の陰からひょっこり」
「見渡す限り緑に覆われる森」
途中、森の中のコーヒー農園で休憩もはさみつつ・・・
「大きなカカオの実」
「コーヒーやお茶のテイスティング!」
「ジンジャー風味やレモン風味等いろんな味が楽しめる」
1時間ほど山道を歩き、ついに力尽きた私達は車に乗り込み、バリアガの人々が住むトゥガナン村へ到着です。もちろんトレッキングで行く事も出来ますがチャンディダサ中心部からこの村まで歩くと約2時間かかるそうですので、脚力に自信がありましたら是非お試し下さい!
「トゥガナン村 入り口」
“バリアガ”とは、現在広く信仰されているジャワ島からバリ島へ16世紀頃に伝えられたヒンドゥー文化よりも以前の、バリ島土着のヒンドゥー文化を引き継ぎ守って生きる人々のことです。
「歴史を語る写真が並ぶ」
「祭礼の時などにも使用される伝統的な楽器”スロンディン”」
トゥガナン村は、世界でも有数の縦横絣のグリンシンと呼ばれる美しい織物や、アタというツルで作る工芸品の製作を後世に受け継ぎながら暮らしています。
「模様が美しいグリンシンが並ぶ」
「アタで作られたカゴ」
村の中ではピンク色に染まった鶏や
空飛ぶカエルの工芸品も見つけ、独特な雰囲気が漂います。
「ピンク色の鶏」
「グリンシンと共に吊るされていた空飛ぶカエル」
今も歴史を胸に古くからの伝統を静かに守り続ける村の人々は温かく素朴で、ここに居ると別の時代にタイムスリップしたかのようです。
「村の様子」
トゥガナン村を後にし、バリの地酒アラックの製作過程を見に村はずれの民家へお邪魔しました。
「樹液を採取する様子」
採ったばかりの樹液を飲んでみると、マッコリのようなまろやかな味がします。
これを蒸留させてアラックというお酒が出来上がります。蒸留させると、味はウイスキーのような濃く強いものに変わります。
「蒸留されたお酒が、先にかかる瓶に溜まっていく」
アラックの製作過程を見学したあと、昼食は丘の上のガゼボで!
緑のヤシの木や青々とした稲、青い空に海と美しい色で彩られた絶景が広がります。
「山道の中丘の上に現れる可愛らしいガゼボ」
「目の前は広々とした山と海が彼方まで見渡せる」
「この展望を前に食事」
メニューは、玉子に包まれた珍しいナシゴレン!サテも美味しく頂きました。
「美しい景色の中で食べると美味しさも膨れ上がる!」
お腹を満たしたあとはシュノーケリングへ出発です。
泳ぐことに必死で写真をあまり撮れなかったことが悔やまれます。
「シュノーケルへ!」
ブルーラグーンというシュノーケリングにおすすめのスポットで、ボートに乗って出発!
「空も晴れて青さを増す海」
海に入るとすぐ珊瑚礁の周りをくるくるとしている沢山の魚たちに囲まれ、青い世界を満喫しました。私は泳ぎが得意ではありませんが、そういった場合でもライフジャケットを着せてくれるのですっかり安心して潜り込んで行けます!
このあとはホテルに戻り釣り体験をすることに。
しかし私は釣り初心者中の初心者です。とりあえず竿を借り、ビーチへ。ルアーのつけ方がわからずあたふたしていると近くにいた現地の釣り少年が餌をつけてくれました!
「暮れてきた空と釣竿」
夕暮れの海でのんびり釣ります。しかしやはり初心者、うまく餌だけ持って逃げられます。バリの魚は手ごわそうです。
「少年も隣で構えている」
そうこうしているうちに日も暮れ暗くなってきました。少年も帰る時間です。結果は案の定・・・何も釣れません!それでも言葉も通じない少年と一緒に釣りが出来てとても充実した時間でした!
この旅行でお気に入りの写真第1位です。本当に頼もしくて可愛らしい少年でした!
「釣り少年と」
夜は街歩きも兼ねて大人の雰囲気漂うレストラン”VINCENT’S”でビールを1杯。
店内は広く、屋外の席も備えてあり地元でも人気なようで賑わっていました。内装も美しく落ち着ける場所です。
「”VINCENT’S”店内の様子」
*3日目(10/16)*
この日は早朝4:45出発です。目覚まし時計、刻みました。
朝日を見に山へ登ります。
しかし、残念ながら雲がたちこめてサンライズはお目にかかれませんでした…
「雲がたちこめ・・・」
が、バリ島で最も標高の高い山、アグン山を目の前に見ることができました!雲に覆われておりますが標高3031mと富士山より数百mほど低い山です。山を崇拝するバリの人々にとって大事な存在です。
「雲の隙間から見えるアグン山」
それから山を下り、ランプヤン寺院へ。個人的に今回の行程で一番楽しみにしていた場所です。もうわくわくが止まりません。
ふもとに着き、ヒンドゥー教では不浄とされる人間の下半身を隠すため、腰にサロンを巻いていざ入域です。
「別世界への入り口のような木々」
ランプヤン寺院とは、光の神を祀るヒンドゥー教寺院です。標高の高い山の上に位置し、その門からの景色は"天国への入り口"と形容される神秘的な場所となっています。
「標識」
「例の門が見えてきた」
「くぐります!」
そしていざ、天国へ!
「今にも吸い込まれそうな門の中心で」
門への階段を登り振り向くと、向こう側は満面の空!向こう側に吸い込まれてしまいそうな息を呑む景色です!まさに天国への入り口。
「”そちら側”へ」
「門の先にある寺院への階段」
それからさらに上へ登ります。真ん中の階段は神様の通る道なので、今回は左から。登りきった所で振り向くとこの景色。
「ランドスケープ」
標高の高さが窺えます。聳える山々を見下ろし、今にも飛べるのではないかと錯覚します。
「中では祈りを捧げる人々」
チャナンと呼ばれる供物から花を摘み、手を額の前で合わせながら私も祈りに参加します。聖水を頭にかけられ、右手で水を受け3口飲み、最後にお米を手にとって飲みこみ、額と首にはりつけます。善い思考、善い言葉、善い心を持てるようにとの意味があるそうです。
「供え物”チャナン”」
「寺院中心部」
祈り終わって階段を下る際、その目は長い間ここで何もかもを見てきたのだというように真っ直ぐ前を見据え静かに佇む像たちの横を通ると、改めてこの地の古い歴史がひしひしと伝わってくるようでした。
「所々に佇む像」
「物語る横顔」
ここから塩の製作で有名なクンサバという村へ寄り、サヌール地区の5つ星ホテルマヤサヌールにて昼食です。
「製作所の看板」
海から汲み上げた海水を砂浜に撒き、海水を含んだ砂ごと濾過をしてそこから抽出された水を天日干しすることによって塩を取り出すというのが、クンサバの塩の製作過程です。
このクンサバの天然塩はミネラルたっぷりで味も濃厚と人気の産物となっています。
「水を汲み上げ砂浜に撒く」
「強い太陽の下で天日干し」
「出来上がった塩をかき集める」
「塩山」
見学が終わり、旅の行程最後のマヤサヌールホテルへ向かいます。
ホテル”マヤサヌール”は人気のサヌール地区に広大な敷地を構える豪華な5つ星ホテル。のびのびと寛げる客室に、海へと伸びる長いラグーンプールが独特な美しい内装のホテルです。レストランやバーも充実しており、日本食レストランも併設しています。
「ラグーンビュールームの様子」
「ラグーンプール」
「人気のツリーバーからは青く光るサヌールの海!」
「レストランREEFのテラス席」
「スパのフラワーバス」
「レストランでの食事 白身魚の蒸し焼き」
昼食後は近くのマーケットに寄って空港へ・・・
*4日目(10/17)帰国*
テリマカシ〜!
「バリサラバ!」
*観光おすすめ度*
ランプヤン寺院 ★★★★★
トゥガナン村 ★★★★
ブルーラグーン ★★★★
*宿泊ホテル*
チャンディビーチヴィラズ、チャンディビーチリゾート&スパ
空港から車で1時間半ほどの場所に位置するチャンディダサのビーチフロントホテルです。スタッフの皆さんとても親切で気さくな方々ばかりで、すれ違う度に笑顔で挨拶をして下さいました。フロントをくぐりぬけるとガーデンは緑いっぱいに彩られ、プールは2つ完備されておりジャグジーもついています。お部屋も可愛らしく清潔で、併設のレストランやスパも居心地良く素敵なチャンディダサの海を目の前に心から落ち着けるホテルです。
「夕暮れ時のガーデンの様子」
「スイートルーム」
「コテージのお部屋のベッド」
「朝食 レストランの様子」
「レストランは2つ併設」
「プライベートビーチ」
*利用航空会社*
香港ドラゴン航空
キャセイパシフィック航空
「香港空港 CXビジネスクラスラウンジの様子」
「香港空港 CXビジネスクラスラウンジ おすすめのヌードルバー風味坊」
「機内食 トマトパスタ」
「香港空港内の様子」
(2016年10月山口優)
- サルベーションマウンテンに憧れて…ノープランで人任せの無責任旅in LA☆
-
エリア:
- 北米>アメリカ西部>ロサンゼルス
- 北米>アメリカ西部>ロング ビーチ
- 北米>アメリカ西部>アメリカ西部その他の都市
- テーマ:買物・土産 観光地
- 投稿日:2016/10/25 15:01
最近社内で人気沸騰中のアメリカ!
今まで辺境ばかりを旅していて、王道のアメリカを旅するのはほぼ初めて。
数年前からSNSなどでサルベーションマウンテンという場所が気になっていた。
でも、調べても広いアメリカの砂漠のど真ん中にあるという事で、どうやって行くものかと手をこまねいていた。
そんな私に朗報が!ファイブスタークラブを卒業された大先輩がその砂漠の近く(と言っても車で数時間走っていただく)に住んでいるというではないか。
先輩にも会えて、憧れの地に行くこともできて、まさに一石二鳥!いや、二鳥以上の価値がある!
約1年計画を温めてついにこの秋、実行に移す時が来た〜〜〜!
ロサンゼルスとその近郊のみで5日間という、比較的コンパクトな日程のため、LAの観光はギュッと1日に濃縮。
早くから朝食を摂りにサンタモニカへ向かった。
イメージしていた通りの青空とヤシの木の並木道に、心が弾む。
サンタモニカの街並み
先輩オススメのオシャレレストランFIGにてオシャレブレックファスト。
朝からボリューム満点でとっても美味しく、雰囲気もスタッフのサービスもよく大変満足な朝食だった。
FIG
エッグベネディクト
優雅なひと時を過ごした私たちはサンタモニカピアを目指すべく、ビーチ沿いをお散歩。
この美しいビーチを写真に収めようとカメラを探すも、なんと先ほどのレストランに忘れていた!
でも優しいスタッフさんの手により、カメラはちゃんと保護されていてほっと一安心。
無事カメラが手元に戻り、サンタモニカのお散歩仕切り直し!
サンタモニカビーチ沿いをお散歩
そしてサンタモニカピアの桟橋へ。
サンタモニカピア
このアーチをどうしても写真に収めたかった私。
このショットって誰でも一度は目にしたことがあるのではないか?
アーチをくぐり、桟橋へ。1909年にできた桟橋は木造でとっても雰囲気が良い。また桟橋の上には遊園地もあって驚いた。
アメリカについては本当に全く知識の無い私。ここサンタモニカがかの有名なルート66の終着点とは知らなかった。ルート66はバイカー憧れの地らしく、マッチョなバイカーたちが記念写真を撮っていた。
バイカーたちを盗撮
サンタモニカピアにて
青空、ヤシの木、桟橋、バイカー、ビーチ、遊園地、路上ライブをする人・・・この雰囲気、楽しすぎる!
そしてショッピングも楽しみにしていた私。日本未上陸のセレクトショップをハシゴしてもらう。
それにしても、なんの下調べもせずにアメリカまでやってきた私たち。
アテンドしてもらった先輩頼りで、お店を探すのもすべて丸投げ…。旅行会社失格であります。
日本未上陸のセレクトショップ、アンソロポロジー
かわいい内装のショップ、あれもこれも持って帰りたくなるようなセレクトに、お店にいるだけで心もハッピー。
これで満足しない私たちは、続いてウェストサイドへ。
ウェストサイドはかの有名なUCLAやビバリーヒルズなどがある、セレブの街。
ビバリーヒルズ青春白書好きの私は、ここにブランドンとブレンダが引っ越してきて、ディランマッケイとあんなことがあったり、ケリーとそんなことがあったりしたんだな〜…とか、そういえば途中から主役級のブレンダが無理な設定で姿消したよな〜…などと思い出さずにはいられなかった。日本帰ったらまたシーズン1から見直そうかな。
といっても、やはり庶民の私には縁遠い街。
ロデオドライブ
液体窒素でアイスを作ることで有名な、ICE CREAM LAB で一休み。
アイスクリームラボ
まだまだLAの観光は終わらない!
〆に向かったのはハリウッド。
ハリウッドスターの手形があることで有名なチャイニーズシアターを目指して歩いていると、ハリウッドスターに遭遇。マリリンモンローと一緒にドゥドゥッピドゥー♪
マリリンモンロー
チップはしっかり取られる。
ウォーク・オブ・フェイム
チャイニーズシアター
チャイニーズシアターの前にはいろいろなハリウッドスターの手形、足形がたくさん。
ジョニーデップ、トムハンクスなどの大スターだけではなく、ドナルドダックやスターウォーズのR2D2、C3POなどもあって遊び心を感じられる。
とりあえず手を合わせてみる
ドナルドダックの足形
スターウォーズ
こうしてめまぐるしいLA1日観光は幕を閉じた。
そしていよいよ、サルベーションマウンテンを目指す日。
LAを出発したのが朝の8時過ぎ。
ハイウェイをひた走り、途中LA発祥のバーガーチェーン、IN & OUT でアメリカらしいジャンクフードを堪能。日本のバーガーと違って、肉、トマト、レタス、オニオン、それぞれの存在感がすごい!大味かと思いきや、ちょっとした塩味も効いていてとってもおいしい。日本のファストフードよりレベル高い!
ジャンクフードに食らいつく
イン&アウト
途中休憩を挟みつつ、14時前に念願のサルベーションマウンテンへ到着。
周りに何もなさすぎて(ただの砂漠が続いていた)、本当にこんなところにあるのか?と不安になるが、遠くにカラフルな山が見えると思わず車を止めて写真を撮ってしまった。
弾む心を抑えきれず、そのカラフルな山へ近づいていく…
ここからはもう、想像以上のかわいさにため息の連続。どこもかしこもフォトジェニック!!
サルベーションマウンテンをたった一人で、28年もの歳月をかけ作り上げたのはレナード・ナイト氏。彼はもともとキリスト教の信仰があったわけではない。自動車整備工として生計を立てていたが、ある日突然、信仰に目覚める。神からの啓示があったのだろうか。
1984年に旅行で訪れたこの地を気に入り、神の言葉を広く世に広めたいと思った彼は、この土地で一人、神への愛・神の言葉を表現し始めたのだ。
これはアートではなく、彼の信仰の表現なのである。
砂漠の中に突如現れる色彩に満ちた山。思わずかわいい!と声を上げてしまうが、それだけではない魅力がここサルベーションマウンテンにはあるように我々は感じた。
この土地には、レナード氏の神への愛が満ち溢れていた。信仰心の無い私だけれども、ここにいるだけでパワーをもらえるというか、ピースな気持ちになれるというか、なんだかとっても神聖な気持ちがおりてくる。とても細かいところまで鮮やかなペンキが塗られ、メッセージが描かれている。いつまでの飽きることなく眺めていられる…
砂漠の中の過酷な環境故、放っておけばいずれ崩壊する運命にある。
レナード氏は2014年82歳で亡くなったが、今ここは数名のボランティアと寄付によって守られている。
サルベーションマウンテンから車で少し走ったところに、スラブシティと呼ばれるエリアがある。
スラブシティは政府からは認可されていない街だ。そのため、電気、水道のインフラはもちろん、ごみの収集や、警察も存在しない。
住民はトレーラーハウスに住んでいる。つまりホームレスという事だ。
彼らはこの地に集まり、独自の秩序をもって生活している。
こういう人たちを一般的にヒッピーと呼ぶのだろうか。
少しだけ彼らの街の入り口にお邪魔したが、それがなんとも独特な場所だった。
靴のなる木
おかしなトラック
一本の木にたくさんの靴がちりばめられていたり、へんてこなトラックがあったり、荒れた無人トレーラーがあったり、異様な雰囲気だ。へんてこトラックには何百個もの缶のプルトップ、ドライヤーや扇風機の網、バケツ、貝殻などのガラクタが張り付けられていて、100ドルで売りに出されていた。
無人トレーラー
無人トレーラーの中
スラブシティの入り口
これはアート?狂気?
あまりの独特さに気圧され、うすら寒い気持ちでスラブシティを後にした。
この近くにある、死にゆく湖、ソルトン湖もまたかなりユニークな場所。
湖というから、リゾートなのかと思い行ってみると。。。
車を降りた途端、臭い!くっさい!!
なんだこの匂いはと思い、湖に近づいていくと匂いはどんどんキツくなっていく。
見ると大量のお魚が打ち上げられ、干からびている。
臭いのもとはこれか。
大量の死んだ魚
魚の下にあるのは砂地に見えるがすべてブジツボの殻だ。フジツボの殻と死んだ魚が延々と続いている。
ソルトン湖は農業用水の氾濫でできた湖で、水が流れ出る川もない。
そのため、砂漠の強い日差しで水が蒸発し、塩分濃度もどんどん高くなり、有害物質が出ているのだとか。
今後死にゆく湖なのだ。
臭さと大量の魚の死骸に騒いでばかりで、肝心の湖の写真が一枚もないことに気付くのは帰国後…。
なんだかテンションが下がるけど、そんなときは、サルベーションマウンテンを思い出して、気持ちをあげていこう!
さて。これで今回のLA旅行で楽しみにしていたミッションはすべて終了だ。
この日はサルベーション〜LAの途中にあるパームスプリングという砂漠のリゾートで休息をとった。
翌日はLA最後の日。
スーパーマーケットで食材を買って、先輩宅でホームパーティー。これまた楽しいひと時であった。
スーパーでお買い物
ホームパーティー
あっという間で、中身の濃い5日間だった。
社員旅行以外ではほとんどが一人旅だが、こうやって食事も感動もシェアできる友人がいると旅行の楽しさは何倍にもなるのだな、と今さらながら、気づかされた旅であった。
サルベーションマウンテンで心を洗われたのか、感謝の気持ちが溢れ、清らかな心で帰国の途に着いた。
(…嘘です、機内食のメニューと映画の少なさと、私の席の画面だけ画像が汚い事に悪態つきました)
ロサンゼルス★★★★★ サンタモニカ、ビバリーヒルズ、ハリウッドなど、買い物も観光も飽きることなし!
サルベーションマウンテン★★★★★ どこを切り取っても絵になる、まるでお菓子の国!
(2016年10月 久保井奈々子)
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