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- 墓場で運動会どころの騒ぎじゃない!死者の日IN オアハカ!!
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エリア:
- 中南米>メキシコ>メキシコシティ
- 中南米>メキシコ>オアハカ
- 中南米>メキシコ>グアナファト
- テーマ:お祭り・イベント 鑑賞・観戦 世界遺産
- 投稿日:2014/12/25 16:53
何年も前からずっと憧れていた、メキシコの死者の日のお祭り!
女1人でメキシコ大丈夫かなとか、遠いしな、とかいろいろと理由をつけ見送っていたけど、ついに今年、実行に移す時が来た。
メキシコに行く目的は、オアハカで死者の日のパレードを見る事、ルチャリブレ(メキシコプロレス)を見る事の二つ。今回は11日間と長く休みをもらったので、どうせ行くなら、コロニアルな世界遺産の街も見よう、ということでメキシコシティ、グアナファト、オアハカの3都市を目指し、日本を出発した。
長時間のフライトを乗り越え、メキシコシティに到着した。
ホテルにチェックインして、早速ルチャリブレ観戦に出かける。
ルチャリブレが行われる会場は2つで、曜日が限られているので、自分が見たい試合や会場などこだわりがあるのであれば、事前にチェックが必要だ。
会場に着くと、周りにはすでにいくつか露店が出ていた。
プロレスには詳しくないが、グッズはとてもかわいいので購買意欲をそそられる。
会場はカメラの持ち込みが禁止されているので、入口のセキュリティチェックでカメラを預けなければならない。
じゃあ撮影できないの?というとそうではない。なぜかスマホのカメラで撮影していても全然怒られない。むしろ、係員の人にシャッターを押してもらった。
だったら、カメラも許してほしいんですけど・・・。
なんとなく、ノリでマスクを買ってみた。
満員御礼!とは言えないが、テレビの生放送もあり、会場はそこそこの入り。
日本のプロレスと言えば、流血があったりパイプイスで殴られたり、大仁田厚みたいなおどろおどろしいイメージだったのだけども、ルチャリブレはもっとコミカル!
空中技が飛び交い、そこここに笑いの要素がちりばめられている。もっと、うおぉぉぉーっという怒号を予想していたが、会場は笑いの渦だった。
レスラーのキャラも濃い!ちっちゃいおっさん(超デブ)とか色気ムンムンのマッチョなタフガイとか、驚いたことに日本人の萌え系女子のレスラーもいた。
日本人の女の子レスラーはとても細く、試合中もひゃぁとか、ん〜っとかかわいい声を出していた。ガタイのおばちゃんチャンピオンに案の定負けてしまったが、異国の地でプロレスをしている彼女にエールを送りたい。
最前列で見ていたのだが、場外乱闘になるとすぐ目の前で繰り広げられるので柵越しにぶつかりそうになる。迫力満点だ。あの熱気と空中戦は是非生で感じて頂きたいが、会場の周辺は決して治安が良くない。試合が終わるころには夜になっているので、安全には十分注意が必要だ。
翌日、メキシコシティから世界遺産のテオティワカンへ向かった。
テオティワカン行きのバスは街の北にあるバスターミナルから出ている。まず、ローカルバスに揺られて、北バスターミナルへ。テオティワカン行のバスの窓口は一つだけなので、迷うことはないだろう。ここからさらに1時間弱で目的地に到着。
まず、太陽のピラミッドに登ってみた。標高が高いこともあって、これがかなりハード。
頑張って登り切ったが、そこからの眺めはたいしたものだった。
もうお気づきの方もいるかもしれない。私はこの手の遺跡にあまり興味を持てない。街歩きとかの方が好きなのだ。
という訳で私のような存在がここにいること自体、歴史に対する冒涜なので、早々にメキシコシティへ戻った。
治安の悪い(と言われている)街を歩く上で気を付けたことは、地図を見ながら歩かない、極力手ぶらに近い恰好、カメラを隠す、道に迷ってる感を出さない、ということ。
地図やカメラを持っていたら狩られる!と思っていたので、地図を頭の中に叩き込み、自分の行きたい場所は予めスペイン語で紙に書いておいて、迷いそうになったらお店の人に紙を見せて道を聞いて周った。でも街歩きはやはり昼間だけ!夕方以降の一人歩きは避けよう。正直怖い。メキシコの買い物をとても楽しみにしていた私は、シティでの滞在時間の多くを市場で過ごした。お土産を買うのであればシダデラ市場が一番!規模も大きく、他の都市よりも品ぞろえが豊富で、値段も割と安い。もちろん商品に値段がついていないので、値切り交渉が必要だが、そもそも、そんなにボッタくろうという人がいないようで、どこに行っても料金はさほど変わらず、料金も大幅に安くなることはなかった。
ホテルはガリバルディ広場近くに用意していた。というのは、ガリバルディ広場では夜な夜なマリアッチの演奏が楽しめる場所だから。
マリアッチ楽団の人たちは20時ころから徐々に集まり始めて、深夜まで広場は音楽にあふれている。これを見に行くには帰りが危険なので、広場の中にあるホテルを選んだのだ。
ただ、ガリバルディ広場の周りは治安の悪さを肌で感じる、というか、ガラが悪い。
昼間歩いている分には問題ないが、このあたりにホテルを取ることはお勧めできない。しかも夜中の2時3時まですごくうるさいのだ。
広場にはツアーできているような外国人もいたので、個人ではなくオプショナルツアーで来る方がベターであろう。マリアッチはお金を払うと演奏をしてくれるのだが、ケチな私は人がお金を払っている横で、遠慮も悪びれもせず、写真を撮りまくっていた。
メキシコシティーを後にし、世界遺産のコロニアル都市、グアナファトへ向かった。
グアナファトへはテオティワカンに行くときと同じく、北バスターミナルからのバスに乗り約5時間だ。
グアナファト…。到着して10分で悟った。この街好きーーー!
カラフルな家々が丘にずーっと広がり、石畳みの街並み、かわいいカテドラル、映画に出てくるようなクラッシクカー。たまりません!もう目に映るすべてがかわいくて、カメラには収めきれない。
ちょうどこの時期、死者の日だったので、祭壇にかざる砂糖菓子の露店がたくさん出ていた。
市民の台所、イダルゴ市場は屋台も出ている。観光客向けのお土産は2階へ。
グアナファトに来たら絶対に行くべきところは、ピピラ記念像の丘。ここから街を一望できるのだが、夕方から夜にかけての眺めが最高だ。
またグアナファトの名物となっているのが街中を走っている地下道だ。かつてこの街は鉱山として栄え、その時の坑道や地下用水路を道路として使っている。バスやタクシーで通ることができるのだが、この地下道がまたかっこいい。
今回の旅の目的はオアハカの死者の日のお祭りで、グアナファトはおまけ程度に思っていたのだが、良い意味で期待を裏切られる結果となり、大満足だった。
そして、いよいよ憧れの地オアハカへ。
メキシコシティーから国内線で1時間。オアハカ州は先住民の文化が色濃く残るエリアで、先住民の青空市(ティアンギス)や様々なお祭りを目当てに来る観光客が多い。
オアハカ空港から乗り合いバスに乗り20分程度でオアハカの街へついた。
さて、今まで死者の日、死者の日と言ってきたがそもそもこれはどういったものなのか。
今や日本でもメジャーになってきたがメキシコ版ハロウィンである。こちらの人々にとってのハロウィンとは日本のようにコスプレを楽しむというものではもちろんなく、言わば日本人にとってのお盆なのだ。
10月31日、お墓へ故人を迎えに行く。この時の様子がとても面白いのだが、お墓はまるで夢の国のようにかわいく飾りつけされる。ランタンやマリーゴールドなどお花、ロウソク、お人形でデコレートをし、マリアッチを呼ぶ。家族は個人のお墓の前でお酒を飲み、ご飯を食べ明け方まで、故人との思い出に浸る。死ぬことは悲しいけど、“今”を楽しく生きるというメキシコ人らしい考え方だ。
31日はいわば前夜祭だが、おは墓の街は30日からすでにお祭りムード一色。
街は至る所にドクロが溢れ、レストランやホテルなど死者の日の祭壇がたくさん。
到着して街を探検していると、遠くに陽気な音楽が聞こえた。
音のする方に引き寄せられていくと、なんともかわいいパレードの一団と遭遇。
ブラスバンドの音楽、かわいく仮装した子供や女の子たち!なんということでしょう!!
そして、31日死者を迎える為に墓地へ。
こんなに墓地がかわいくなっているなんて信じられない!墓場で運動会どころの騒ぎじゃないよ!!
本当にマリアッチがお墓の前で陽気に歌を歌っている。露店まで出てとても賑やかだ。墓地の装飾はまるで競うように趣向が凝らされている。
11月1日はまさに故人が戻ってきている日ということで、死者の日の本番である。
昼間は大きなイベントがないため、近郊のイエルベ・エル・アグアへ出かけた。ローカルバスを乗り継ぎ約2時間。スペイン語で沸騰した水を意味するこの場所は、まるでトルコのパムッカレのような場所。沸騰した水と名付けられているが、水の温度はとてもぬるい。天然のプールになっているので、ある程度の寒さを覚悟の上、泳いでみるのもよい。ただしもちろん、きちんとした更衣室やシャワー施設はない。このあたりの水はミネラル分が多く、岩が滝上に溶けてしまったという、不思議な景観も見える。
1日の夜は、オアハカの街はパレード本番。かわいい仮装をした人々、音楽隊が街を練り歩く。大きなガイコツの人形が空を舞い、昼間のパレードとは違って、ここに参加している人はもっと本格的。花のかごを頭にもって、伝統衣装+ガイコツメイクの子供や女性がいたり、棺桶から出てきたガイコツを担ぐ司祭のような男性。スカートをなびかせながら踊りを踊る。もうあまりの楽しさに涙が出そう。
11月2日 この日、死者は自分たちの世界へ帰っていく。またお墓では朝までパーティーして死者に別れを告げるのだ。日本で言うなら送り火だ。
日曜日だったこの日はちょうど、最も大きなティアンギス(青空市)が近郊のトラコルーラにて行われる日だ。村では民族衣装を着た女性たちがお店を出していた。少し歩いていくと大きなアーケードの市場もある。生肉をその場で買って、BBQをしている人もいて驚いた。トラコルーラに行ったらぜひ町の中心にある教会を訪ねてみてほしい。小さな村ながら、教会の装飾は大変素晴らしい。
トラコルーラから戻り、死者の日最終日の夜を待つ。
21時前、一番盛り上がる墓地、サンフェリーぺへ向かった。タクシーで20分、片道約500円ほど。
10月31日のように、お墓では夜通しパーティーだ!
初めて死者の日の写真を見てから、憧れつづける事、約3年。
こんなに楽しいお祭りがこの地球上に存在しているとは思わなかった!
もし行くことを悩んでいる人や、写真を見て少しでも興味を惹かれる人がいたのであれば、来年の10月末、メキシコ行きの航空券を用意して、みっちり4日間オアハカに滞在してほしい。
今回、満足度120%のメキシコ旅行となった。
そしてもう既に、またいつかこの日に戻ってくることを夢見ている自分がいる・・・。
おすすめ度
メキシコシティ ★★★★ 歴史の深い首都。買い物も楽しいが、治安には十分気を付けて
グアナファト ★★★★★ コロニアルな世界遺産都市 カラフルな街並みがとてもかわいらしい
オアハカ ★★★★★ 民族文化が色濃く残る世界遺産都市
(2014年10月 久保井奈々子)
女1人でメキシコ大丈夫かなとか、遠いしな、とかいろいろと理由をつけ見送っていたけど、ついに今年、実行に移す時が来た。
メキシコに行く目的は、オアハカで死者の日のパレードを見る事、ルチャリブレ(メキシコプロレス)を見る事の二つ。今回は11日間と長く休みをもらったので、どうせ行くなら、コロニアルな世界遺産の街も見よう、ということでメキシコシティ、グアナファト、オアハカの3都市を目指し、日本を出発した。
長時間のフライトを乗り越え、メキシコシティに到着した。
ホテルにチェックインして、早速ルチャリブレ観戦に出かける。
ルチャリブレが行われる会場は2つで、曜日が限られているので、自分が見たい試合や会場などこだわりがあるのであれば、事前にチェックが必要だ。
ルチャリブレの殿堂 アレナメヒコ
会場に着くと、周りにはすでにいくつか露店が出ていた。
プロレスには詳しくないが、グッズはとてもかわいいので購買意欲をそそられる。
会場はカメラの持ち込みが禁止されているので、入口のセキュリティチェックでカメラを預けなければならない。
じゃあ撮影できないの?というとそうではない。なぜかスマホのカメラで撮影していても全然怒られない。むしろ、係員の人にシャッターを押してもらった。
だったら、カメラも許してほしいんですけど・・・。
なんとなく、ノリでマスクを買ってみた。
マスク購入!
ルチャグッズ
満員御礼!とは言えないが、テレビの生放送もあり、会場はそこそこの入り。
日本のプロレスと言えば、流血があったりパイプイスで殴られたり、大仁田厚みたいなおどろおどろしいイメージだったのだけども、ルチャリブレはもっとコミカル!
空中技が飛び交い、そこここに笑いの要素がちりばめられている。もっと、うおぉぉぉーっという怒号を予想していたが、会場は笑いの渦だった。
レスラーのキャラも濃い!ちっちゃいおっさん(超デブ)とか色気ムンムンのマッチョなタフガイとか、驚いたことに日本人の萌え系女子のレスラーもいた。
日本人の女の子レスラーはとても細く、試合中もひゃぁとか、ん〜っとかかわいい声を出していた。ガタイのおばちゃんチャンピオンに案の定負けてしまったが、異国の地でプロレスをしている彼女にエールを送りたい。
最前列で見ていたのだが、場外乱闘になるとすぐ目の前で繰り広げられるので柵越しにぶつかりそうになる。迫力満点だ。あの熱気と空中戦は是非生で感じて頂きたいが、会場の周辺は決して治安が良くない。試合が終わるころには夜になっているので、安全には十分注意が必要だ。
小っちゃいおっさんレスラー
日本人萌え系レスラー
ラウンドガールはみんなセクシー美女
翌日、メキシコシティから世界遺産のテオティワカンへ向かった。
テオティワカン行きのバスは街の北にあるバスターミナルから出ている。まず、ローカルバスに揺られて、北バスターミナルへ。テオティワカン行のバスの窓口は一つだけなので、迷うことはないだろう。ここからさらに1時間弱で目的地に到着。
まず、太陽のピラミッドに登ってみた。標高が高いこともあって、これがかなりハード。
頑張って登り切ったが、そこからの眺めはたいしたものだった。
太陽のピラミッドからの眺め
月のピラミッド
もうお気づきの方もいるかもしれない。私はこの手の遺跡にあまり興味を持てない。街歩きとかの方が好きなのだ。
という訳で私のような存在がここにいること自体、歴史に対する冒涜なので、早々にメキシコシティへ戻った。
治安の悪い(と言われている)街を歩く上で気を付けたことは、地図を見ながら歩かない、極力手ぶらに近い恰好、カメラを隠す、道に迷ってる感を出さない、ということ。
地図やカメラを持っていたら狩られる!と思っていたので、地図を頭の中に叩き込み、自分の行きたい場所は予めスペイン語で紙に書いておいて、迷いそうになったらお店の人に紙を見せて道を聞いて周った。でも街歩きはやはり昼間だけ!夕方以降の一人歩きは避けよう。正直怖い。メキシコの買い物をとても楽しみにしていた私は、シティでの滞在時間の多くを市場で過ごした。お土産を買うのであればシダデラ市場が一番!規模も大きく、他の都市よりも品ぞろえが豊富で、値段も割と安い。もちろん商品に値段がついていないので、値切り交渉が必要だが、そもそも、そんなにボッタくろうという人がいないようで、どこに行っても料金はさほど変わらず、料金も大幅に安くなることはなかった。
メトロポリタンカテドラル
ベジャス・アルテス宮殿
シウダデラ市場
ホテルはガリバルディ広場近くに用意していた。というのは、ガリバルディ広場では夜な夜なマリアッチの演奏が楽しめる場所だから。
マリアッチ楽団の人たちは20時ころから徐々に集まり始めて、深夜まで広場は音楽にあふれている。これを見に行くには帰りが危険なので、広場の中にあるホテルを選んだのだ。
ただ、ガリバルディ広場の周りは治安の悪さを肌で感じる、というか、ガラが悪い。
昼間歩いている分には問題ないが、このあたりにホテルを取ることはお勧めできない。しかも夜中の2時3時まですごくうるさいのだ。
広場にはツアーできているような外国人もいたので、個人ではなくオプショナルツアーで来る方がベターであろう。マリアッチはお金を払うと演奏をしてくれるのだが、ケチな私は人がお金を払っている横で、遠慮も悪びれもせず、写真を撮りまくっていた。
マリアッチ楽団
マリアッチのおじさんと
メキシコシティーを後にし、世界遺産のコロニアル都市、グアナファトへ向かった。
グアナファトへはテオティワカンに行くときと同じく、北バスターミナルからのバスに乗り約5時間だ。
グアナファト…。到着して10分で悟った。この街好きーーー!
カラフルな家々が丘にずーっと広がり、石畳みの街並み、かわいいカテドラル、映画に出てくるようなクラッシクカー。たまりません!もう目に映るすべてがかわいくて、カメラには収めきれない。
グアナファトの街並み
バシリカ教会
ちょうどこの時期、死者の日だったので、祭壇にかざる砂糖菓子の露店がたくさん出ていた。
砂糖菓子
市民の台所、イダルゴ市場は屋台も出ている。観光客向けのお土産は2階へ。
イダルゴ市場
グアナファトに来たら絶対に行くべきところは、ピピラ記念像の丘。ここから街を一望できるのだが、夕方から夜にかけての眺めが最高だ。
丘からの夜
またグアナファトの名物となっているのが街中を走っている地下道だ。かつてこの街は鉱山として栄え、その時の坑道や地下用水路を道路として使っている。バスやタクシーで通ることができるのだが、この地下道がまたかっこいい。
地下道の入り口
今回の旅の目的はオアハカの死者の日のお祭りで、グアナファトはおまけ程度に思っていたのだが、良い意味で期待を裏切られる結果となり、大満足だった。
そして、いよいよ憧れの地オアハカへ。
メキシコシティーから国内線で1時間。オアハカ州は先住民の文化が色濃く残るエリアで、先住民の青空市(ティアンギス)や様々なお祭りを目当てに来る観光客が多い。
オアハカ空港から乗り合いバスに乗り20分程度でオアハカの街へついた。
さて、今まで死者の日、死者の日と言ってきたがそもそもこれはどういったものなのか。
今や日本でもメジャーになってきたがメキシコ版ハロウィンである。こちらの人々にとってのハロウィンとは日本のようにコスプレを楽しむというものではもちろんなく、言わば日本人にとってのお盆なのだ。
10月31日、お墓へ故人を迎えに行く。この時の様子がとても面白いのだが、お墓はまるで夢の国のようにかわいく飾りつけされる。ランタンやマリーゴールドなどお花、ロウソク、お人形でデコレートをし、マリアッチを呼ぶ。家族は個人のお墓の前でお酒を飲み、ご飯を食べ明け方まで、故人との思い出に浸る。死ぬことは悲しいけど、“今”を楽しく生きるというメキシコ人らしい考え方だ。
31日はいわば前夜祭だが、おは墓の街は30日からすでにお祭りムード一色。
街は至る所にドクロが溢れ、レストランやホテルなど死者の日の祭壇がたくさん。
街中に溢れる死者の日ムード
かわいすぎる祭壇
到着して街を探検していると、遠くに陽気な音楽が聞こえた。
音のする方に引き寄せられていくと、なんともかわいいパレードの一団と遭遇。
ブラスバンドの音楽、かわいく仮装した子供や女の子たち!なんということでしょう!!
そして、31日死者を迎える為に墓地へ。
こんなに墓地がかわいくなっているなんて信じられない!墓場で運動会どころの騒ぎじゃないよ!!
本当にマリアッチがお墓の前で陽気に歌を歌っている。露店まで出てとても賑やかだ。墓地の装飾はまるで競うように趣向が凝らされている。
11月1日はまさに故人が戻ってきている日ということで、死者の日の本番である。
昼間は大きなイベントがないため、近郊のイエルベ・エル・アグアへ出かけた。ローカルバスを乗り継ぎ約2時間。スペイン語で沸騰した水を意味するこの場所は、まるでトルコのパムッカレのような場所。沸騰した水と名付けられているが、水の温度はとてもぬるい。天然のプールになっているので、ある程度の寒さを覚悟の上、泳いでみるのもよい。ただしもちろん、きちんとした更衣室やシャワー施設はない。このあたりの水はミネラル分が多く、岩が滝上に溶けてしまったという、不思議な景観も見える。
イエルベ・エル・アグア
滝のように目るが、実は溶けた岩
1日の夜は、オアハカの街はパレード本番。かわいい仮装をした人々、音楽隊が街を練り歩く。大きなガイコツの人形が空を舞い、昼間のパレードとは違って、ここに参加している人はもっと本格的。花のかごを頭にもって、伝統衣装+ガイコツメイクの子供や女性がいたり、棺桶から出てきたガイコツを担ぐ司祭のような男性。スカートをなびかせながら踊りを踊る。もうあまりの楽しさに涙が出そう。
夜のパレード
11月2日 この日、死者は自分たちの世界へ帰っていく。またお墓では朝までパーティーして死者に別れを告げるのだ。日本で言うなら送り火だ。
日曜日だったこの日はちょうど、最も大きなティアンギス(青空市)が近郊のトラコルーラにて行われる日だ。村では民族衣装を着た女性たちがお店を出していた。少し歩いていくと大きなアーケードの市場もある。生肉をその場で買って、BBQをしている人もいて驚いた。トラコルーラに行ったらぜひ町の中心にある教会を訪ねてみてほしい。小さな村ながら、教会の装飾は大変素晴らしい。
トラコルーラのティアンギス
トラコルーラの教会
トラコルーラから戻り、死者の日最終日の夜を待つ。
21時前、一番盛り上がる墓地、サンフェリーぺへ向かった。タクシーで20分、片道約500円ほど。
10月31日のように、お墓では夜通しパーティーだ!
サンフェリーぺの墓地の様子
初めて死者の日の写真を見てから、憧れつづける事、約3年。
こんなに楽しいお祭りがこの地球上に存在しているとは思わなかった!
もし行くことを悩んでいる人や、写真を見て少しでも興味を惹かれる人がいたのであれば、来年の10月末、メキシコ行きの航空券を用意して、みっちり4日間オアハカに滞在してほしい。
今回、満足度120%のメキシコ旅行となった。
そしてもう既に、またいつかこの日に戻ってくることを夢見ている自分がいる・・・。
おすすめ度
メキシコシティ ★★★★ 歴史の深い首都。買い物も楽しいが、治安には十分気を付けて
グアナファト ★★★★★ コロニアルな世界遺産都市 カラフルな街並みがとてもかわいらしい
オアハカ ★★★★★ 民族文化が色濃く残る世界遺産都市
(2014年10月 久保井奈々子)
- キングスキャニオンで愛を叫ぶ!
-
エリア:
- オセアニア>オーストラリア>キングスキャニオン
- テーマ:観光地 ハイキング・登山 鑑賞・観戦
- 投稿日:2011/10/11 08:03
早朝よりキングスキャニオンのリムウォークへ。
リゾートより30分少々にて登山口に到着!
リムウォーク6キロ 3.5時間
クリークウォーク1キロ 1時間
選択可能です。違いは登るか登らないかとなります。
体はクリークウォークへ向いていたが、我に帰りリムウォークへ!
よーいどん!
最初で最後の難関の急勾配な石段!朝7時からやることではないですね(汗)それなりに体力には自身のある私も息が切れます。段差ももも上げ級です。
一気に行く方、ゆっくりペースを守る方性格がでます。
ガイドさんのアドバイスもマチマチなので自分のペースを守りましょう。(今回のガイドさんは一気に行く女性でした。)
登り切ってしまうと足場は悪いですが比較的平坦の散策路!?となります。
<こんな感じ>
キターーーー(汗)
これぞガイドブックで見た光景!!!
高所恐怖症の方はご注意下さい。私はそうでなくても足がすくみました。
カメラもブラインドを覗くと吸い込まれそうな感覚に陥るおでので、画面を見ながらの撮影に切り替えました。。。
撮影箇所(立ち入り禁止)
どうやって撮影許可をとったのは不明だそうです。
うーん間違いなく怖くて行けない。。。
通常のツアーでは危険なので案内をしないそうだが、少人数で時間に余裕がある場合は脇道にそれた展望台に案内をしてくれるそうです。その展望台とは映画「世界の中心で愛を叫ぶ」にて主人公が遺灰をまいた撮影箇所なのです。
ガイドさん曰く、皆さんは撮影場所をエアーズロックと良く間違えているとのことです。
確かに道中は少し危険でした!
自己責任となるので、出発前にガイドさんへ確認しましょう。
(愛を叫ぶのも自己責任です。)
私はせっかくなんでちゃんと叫びましたーーー(恥ずかしいので心の中で)
そこから、岩の隙間にできた滝壺とか、断崖絶壁の数々やここにしかない植物などはみながら散策します。
アクティブなガイドさんの元、私たち三名は2.5時間というハイペースにて散策しました。
その後に熱心なガイドさんにもう一つのクリークウォークも散策させられる羽目になるとはつゆ知らず。。。
<元気一杯の女性ガイドさん>
どうせなら精神の日本人には良いかもしれませんね。
少人数の場合はガイドさんにリクエストをしてみましょう。
終了後は、取材班はにっこり笑顔で(膝がっ)キャニオンを後にしました。
リゾートより30分少々にて登山口に到着!
リムウォーク6キロ 3.5時間
クリークウォーク1キロ 1時間
選択可能です。違いは登るか登らないかとなります。
体はクリークウォークへ向いていたが、我に帰りリムウォークへ!
よーいどん!
最初で最後の難関の急勾配な石段!朝7時からやることではないですね(汗)それなりに体力には自身のある私も息が切れます。段差ももも上げ級です。
一気に行く方、ゆっくりペースを守る方性格がでます。
ガイドさんのアドバイスもマチマチなので自分のペースを守りましょう。(今回のガイドさんは一気に行く女性でした。)
登り切ってしまうと足場は悪いですが比較的平坦の散策路!?となります。
<こんな感じ>
キターーーー(汗)
これぞガイドブックで見た光景!!!
高所恐怖症の方はご注意下さい。私はそうでなくても足がすくみました。
カメラもブラインドを覗くと吸い込まれそうな感覚に陥るおでので、画面を見ながらの撮影に切り替えました。。。
撮影箇所(立ち入り禁止)
どうやって撮影許可をとったのは不明だそうです。
うーん間違いなく怖くて行けない。。。
通常のツアーでは危険なので案内をしないそうだが、少人数で時間に余裕がある場合は脇道にそれた展望台に案内をしてくれるそうです。その展望台とは映画「世界の中心で愛を叫ぶ」にて主人公が遺灰をまいた撮影箇所なのです。
ガイドさん曰く、皆さんは撮影場所をエアーズロックと良く間違えているとのことです。
確かに道中は少し危険でした!
自己責任となるので、出発前にガイドさんへ確認しましょう。
(愛を叫ぶのも自己責任です。)
私はせっかくなんでちゃんと叫びましたーーー(恥ずかしいので心の中で)
そこから、岩の隙間にできた滝壺とか、断崖絶壁の数々やここにしかない植物などはみながら散策します。
アクティブなガイドさんの元、私たち三名は2.5時間というハイペースにて散策しました。
その後に熱心なガイドさんにもう一つのクリークウォークも散策させられる羽目になるとはつゆ知らず。。。
<元気一杯の女性ガイドさん>
どうせなら精神の日本人には良いかもしれませんね。
少人数の場合はガイドさんにリクエストをしてみましょう。
終了後は、取材班はにっこり笑顔で(膝がっ)キャニオンを後にしました。
- 絶景!!!オレンジに染まるウルル〜
-
エリア:
- オセアニア>オーストラリア>エアーズロック
- テーマ:観光地 鑑賞・観戦 世界遺産
- 投稿日:2011/10/07 23:10
日中の観光を終え、日も傾きかけた頃ウルルはオレンジ色に染まります。
国立公園内でビューポイントが有り、そちらから絶景をいただくわけですが、
あらあらご丁寧に軽食&シャンパンが用意されております。
日が暮れるまでは、シャンパン片手にその瞬間を待ちます!
オージーも粋な演出しますね〜
<シャンパン越しの逆さウルル!>
そうこうしているうちにその瞬間は急に訪れます!
<綺麗なオレンジ>
<地上の靄が夜空のコントラクト>
<一番星がでました>
その瞬間ごとに色味をかえるウルル!まるで、夕日がウルルを塗り絵して楽しんでいるようでした。
絶景すぎてシャンパングラス片手にあんぐり口が開きっぱなしでしたので、
シャンパンを一気に飲み干し余韻にひたるのでした。。。
これは見ておかなきゃです!
以上現場からでした!
国立公園内でビューポイントが有り、そちらから絶景をいただくわけですが、
あらあらご丁寧に軽食&シャンパンが用意されております。
日が暮れるまでは、シャンパン片手にその瞬間を待ちます!
オージーも粋な演出しますね〜
<シャンパン越しの逆さウルル!>
そうこうしているうちにその瞬間は急に訪れます!
<綺麗なオレンジ>
<地上の靄が夜空のコントラクト>
<一番星がでました>
その瞬間ごとに色味をかえるウルル!まるで、夕日がウルルを塗り絵して楽しんでいるようでした。
絶景すぎてシャンパングラス片手にあんぐり口が開きっぱなしでしたので、
シャンパンを一気に飲み干し余韻にひたるのでした。。。
これは見ておかなきゃです!
以上現場からでした!
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