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03-3259-1511
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旅行業
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1.全コース1名より催行保証。ツアーキャンセルはありません。(ごく一部のコースを除く)
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3.基本的に少人数でのツアーで団体旅行のわずらわしさはありません。(ごく一部のコースを除く)
3.遊牧民のゲルにホームステイやサハラ砂漠でキャンプなど、その国でしかできないユニークなオリジナルツアーを企画。
3.毎週土曜日、各方面の専任スタッフが説明会を実施。疑問、質問は何でもどうぞ。(予約制)

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ヨルダンからイスラエルを越えてきました。-私的聖地巡礼の旅-

2014/12/19 17:34
ペトラ遺跡
エリア:
  • 中近東 > イスラエル > 死海
  • 中近東 > ヨルダン > ペトラ
テーマ:
  • 観光地
  • / 世界遺産
  • / 歴史・文化・芸術
ついにやってきた。
高校生の頃から、いつかこの目で見たいと思い続けたペトラ遺跡へ。
ペトラ遺跡は心踊るバラ色の遺跡だった。


アンマンから車で約3時間。その道中のほとんどは荒涼とした砂漠地帯。
ペトラ遺跡のゲートそばにあり、遺跡に最も近いホテル、ペトラゲストハウスにチェックイン。
ホテルでローカルガイドさんと落ち合い、早速遺跡見学へ出発。


まず見えてくるのは聖霊が宿ると伝えられる墓、ジンブロックス。
右手に3つの巨大なモニュメントが建っている。そして左手にはエジプトのオベリスクを模したようなバーブ・アッシーク・トリクリニウム。


エルハズネへと続くシークに差し掛かかる頃には、いつエルハズネが見えるのかと期待がどんどん高まってくる。
しかしこの峡谷は長さ1.2Kmと意外と長い。途中、下半身だけ残った巨大なキャラバンの像や、ナバタイ人の知識の高さが窺える水路跡など、おもしろい。


そして、ガイドさんのエルハズネ、チラ見せ案内の後、岩影から現れたのがバラ色のエルハズネ!会いたかったー‼


しかし、ペトラ遺跡はエルハズネだけではなかった。
さらにさらに奥には王家の墓や大神殿、円形劇場など、巨大建造物が次から次へと姿を現わす。








なんと、まだ発掘されたのは全体の1%に過ぎないらしい。
どれだけ大きな都市だったのか想像すらできない…。

夜は、ペトラ・バイ・ナイトへ。
20:30にゲート前に集合して、かすかなロウソクの火に灯された道をエルハズネ目指してゆっくりと徒歩で進む。真っ暗なエルハズネ前の広場は何百ものロウソクで埋め尽くされていて幻想的な雰囲気。
広場に座り、振舞われたミントティーを飲みながら、ウードの音色に耳をすませる。
暗闇のなかにぼんやりと浮かぶエルハズネ。2000年前のナバタイ人の生活が蘇ってくるようだ。なんとも神秘的な夜会に感動。




翌日は、極上の休日を過ごすべく死海のリゾートへ。
ケンピンスキーホテルに滞在した。


円形のインフィニティプール

チェックインをしたら、早速プライベートビーチへ。
初めての死海浮遊体験。
12月初めだが、日中は20度を超える暖かさ。
そして、死海の中はもっと温かかった。
心配していたほどのテクニックも必要なく、あっという間にプカリと浮かぶ。
カナヅチな私でも、スイスイと平泳ぎ。


溺れかけても….


ほらこの通り!



ベタですが、本も読めます。


ケンピンスキーのプライベートビーチ

なんとも楽しい体験に興奮した。

死海で遊んだ後は、ホテルのスパで泥パック。




死海に沈む夕陽を眺めながら、ジンジャーティーをいただく至福のひと時。
時間があれば2泊はしたいところ。
ただ、予想外のハエの多さには少し辟易するかもしれない。

翌日は、少し緊張の国境越え。
アレンビー橋を渡り、イスラエルへ入国。
ヨルダン側での出国審査は、まずパスポートコントロールの建物へ入り、係員に出国税の10jodを支払う。パスポートはそのまま係員に預けておく。




建物前には国境越えのバスが待機していて、係りの人にバスのチケット7jodと預け荷物代1.5JODを支払い、バスに乗り込む。待つこと約15分。バスの中でパスポートが返却され、出発。バスは前方も横も後方もカーテンがしてあり、ほとんど外が見えない。なんだか物々しい雰囲気だ。


カーテンの隙間からは、荒涼とした大地が広がっていた。走ること約10分でイスラエルに到着。早速のヘブライ語に感激してしまう。
そこからの入国審査は戦場のよう。
まず、荷物を預ける所では、人々の怒号が飛び交い荷物が宙を舞う。
なんとか窓口で荷物のタグをもらい、パスポートをチェックしたあとはセキュリティチェック。その後パスポートコントロールへ向かう。入国審査は質問攻め。誰と来たのか、ヨルダンにはどれくらいいたのか、イスラエルではどこに行くのか、なぜベツレヘムへ泊まるのか……等々。
そこを抜けると、またパスポートチェックがあり、もう一度入国審査のチェックがある…。
ようやく荷物をピックアップし、最後に荷物検査の長蛇の列。到着後から1時間以上かかり、やっとこさ出口に向かった。


パスポートにイスラエルのスタンプを押さないように、出入国ではこのような証明書がもらえる。

国境でピックアップしてもらったドライバーさんの車でパレスチナ自治区からエルサレムに入り、もう一度パレスチナ自治区へ。
ベツレヘムにやってきた。
イスラエル入国の第一印象は街も大地も白い!


これは、建物はすべてイスラエル産のライムストーンで作るように規制があるかららしいと知った。
カタカナのようなかわいいヘブライ語が並ぶ街から、パレスチナ自治区となるベツレヘムに入った途端にアラビア語表記の街並みに変わる。複雑なバックグラウンドを持つ国に入ったことを実感する。




ホテルにチェックイン後、フリータイムにベツレヘムを散策してみる。


イスラエルとパレスチナ自治区を隔てる分離壁






初めての街、そしてパレスチナということで少し緊張しながら歩いたが、人々が優しすぎて驚いた。
道を尋ねれば親切に教えてくれる。カメラを向ければ笑顔。日本で得るニュースから勝手に想像していた悲愴感は全くなかった。
名物のローカルフード、ファラフェルを食べながら、ぶらぶらと街の中心となるキリストの聖誕教会を目指す。聖誕教会前のメンジャー広場には巨大なツリーが飾られ、クリスマスムード満点。


聖誕教会裏にあるミルクグロットヘ。かわいらしいマリア伝説の残る真っ白い教会を訪れた。ちょうどシスターたちのお祈りの時間で、教会に響き渡る美しい歌声を聴くことができた。




そしてミルクグロットで居合わせた陽気なナイジェリア人たちと大声で歌いながら広場まで戻ってきた。




アジアより整然、
ヨーロッパより混沌。
長く深い歴史のある町特有の、少し近寄りがたさもかもし出すエルサレム。


いざ、聖なる街へ!!


オリーブ山からは旧市街が一望できる。ひときわ目立つのが金色に輝く岩のドーム。


イスラエルのライムストーンを使っていて、旧市街は白く輝いている。


嘆きの壁は真ん中に仕切りがあり、男女別になっている。








嘆きの壁にて、にわかユダヤ教徒になりお願い事を書いた紙を壁の間に挟み込む。








ヴィアドロローサを辿り、イエスキリストに心を寄せる。


キリストが三度目につまづいた地点の柱には、人々の手あかがびっしりとついている。







旧市街の中のムスリム地区。

今回、案内してくれたガイドさんは、エルサレム(イスラエル)に住むパレスチナ人でイスラム教徒。ドライバーさんは、同じくエルサレム(イスラエル)に住むパレスチナ人でクリスチャン。頭が混乱してきた。
パレスチナ人はパレスチナ自治区にしか住めないんじゃないの?
パレスチナ人でもクリスチャン?イスラム教徒じゃないの?
そして、2人で話している言語はアラビア語?
複雑なようでとてもシンプルなこと。宗教が違えど、ここキリスト教、ユダヤ教、イスラム教の聖地エルサレムでは宗教による差別も偏見もないようだ。
ただ、旧市街にはアラブ人が多く住み、新市街にはユダヤ人が多く住んでいるらしい。
また、イスラエルに住むイスラエル人はパレスチナに入ることはできず、パレスチナに住むパレスチナ人はイスラエルに入ることはできない。どちらもビザのような許可証がいるらしい。

2日目は、ガイドさんなしのフリータイムで昨日は入れなかった神殿の丘からスタート。


黄金に輝く岩のドーム






旧市街のスークをぬけ、ダマスカス門へ。


トラムに乗って新市街へ移動。


広々とした通りにオープンテラスのカフェ。
まるでヨーロッパの都市のよう。








新市街の台所、マハネー・イェフダー市場へ。


ビールの調査。ベツレヘムではパレスチナ産ビールしか見なかったが、
イスラエルビールは意外と種類が豊富。しかし、ヘブライ語のみの表示で全く読めない。






俺のザクロ切りテクニックを見ていけ、というドヤ顔のオヤジさん。




市場の中におしゃれなカフェを発見。
色使いがかわいい。


ユダヤ人男性が頭につけるキッパ。


さすがに、こんなのつけている人はいない。。。




超正統派ユダヤ教徒の住むメアリージェム地区へ。
カメラを向けると睨まれるので、どうしても隠し撮りのようになってしまう。


超正統派ユダヤ人の兄弟。
もしゃもしゃの長いもみあげがトレードマーク。
もみあげは生まれてから一度も切らないそう。




ランチは日本食に手を出してみた。
味噌汁の出汁がしっかりきいていておいしい。
蕎麦にはなぜか、ごま油が入っている。




おしゃれな雑貨屋さんのお姉さん。




最新ショッピングモール、マミラへ。
ブランドショップから、イスラエル人デザイナーのジュエリーショップミハエルネグリン、コスメショップなど、とてもおしゃれなエリア。






18歳から男女共に兵役義務のあるイスラエル。至る所で銃を持った若い兵士を見かける。
こうでもしないと国を守れないのかもしれない。イスラエルの置かれている状況に胸が痛んだ。




何ともかわいらしいヘブライ語

今、治安・情勢の最も気になるヨルダンとイスラエルを訪れてみて、
思った以上に安心して旅ができることを再確認した。
そしてイスラエルに関しては、何も知らないのだということを実感させられた。
こんなに知的好奇心をくすぐられる場所に来たのは初めてだ。
驚きと興奮の連続!面白すぎるイスラエル、たった3日の滞在では全く足りなかった。
エルサレムは、また行きたい町ランキング、ナンバー1にあっさりと躍り出た。

【スタッフおすすめ度】
エルサレム・・・★★★★★ 絶対的聖地。旧市街の中は入り組んでいるので1日はガイ
ドさんと街歩きをするのがおすすめ。
ベツレヘム・・・★★★★ キリスト教の聖地だがパレスチナ自治区。エルサレム
とはまた違ったアラブ色の強い町並みがおもしろい
ペトラ遺跡・・・★★★★ 一度は自分の目で見てみたいバラ色に輝くエル・ハズネ。
死海・・・・・・ ★★★★ どんなカナヅチさんでも浮くことができる不思議な海。癒しと驚きの極上リゾート。



(2014年12月 山本みな)
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