1. 旅行比較サイト トラベルコ
  2. 特派員ブログ
  3. ファイブスタークラブさん
日経トレンディ総合力BESTに続きオリコン顧客満足度®でも1を獲得 [プレスリリース]

  海外エリア: ヨーロッパ > ポーランド の他のブログはこちら|

今日も旅する!!ファイブスタークラブ世界探検隊

~お客様の代わりにファイブスタークラブ社員が世界中をチェックしてレポートしてきました。~

プロフィール

ニックネーム:
ファイブスタークラブ
居住地:
東京都
会社名:
ファイブスタークラブ
会社英字名:
Five Star Club
会社所在地:
東京都
会社電話番号:
03-3259-1511
業種:
旅行業
自己紹介:
1.全コース1名より催行保証。ツアーキャンセルはありません。(ごく一部のコースを除く)
2.アレンジ自由自在。延泊や減泊、ホテルグレードUP、航空会社指定、何でもできます。
3.基本的に少人数でのツアーで団体旅行のわずらわしさはありません。(ごく一部のコースを除く)
3.遊牧民のゲルにホームステイやサハラ砂漠でキャンプなど、その国でしかできないユニークなオリジナルツアーを企画。
3.毎週土曜日、各方面の専任スタッフが説明会を実施。疑問、質問は何でもどうぞ。(予約制)

カレンダー
9月<2016年10月    
1
2345678
9101112131415
16171819202122
232425 26 272829
3031

記事一覧

1 - 5件目まで(9件中)

ポーランド
ショパンの街・ワルシャワを堪能する旅〜
エリア:
  • ヨーロッパ>ポーランド>ワルシャワ
  • ヨーロッパ>ポーランド>ポーランドその他の都市
テーマ:世界遺産 グルメ 歴史・文化・芸術 
投稿日:2016/10/26 15:11
今回はポーランド政府観光局主催の商品企画ツアーにご招待いただきました。今回の目的は、ポーランド航空の就航により成田から直行便でアクセス出来るようになったワルシャワと近郊の観光名所を視察し、ポーランドの魅力を日本市場に訴求できればとの事です。
4年ぶりのポーランド訪問ですが、前回は強制収容所のアウシュビッツをメインとしたが、
今回は前回そぞろ歩きしかしなかったワルシャワおよび近郊を訪問する。
なおLOTポーランド航空は今年の1月14日より成田〜ワルシャワ間を週3便も運航をしている。使用機材はボーイング787-8型機(ドリームライナー)で、スターアライアンスにも加盟している。所要時間もおよそ11時間でワルシャワに到着することができるので、直行便はやはり有難い。ワルシャワ市内へは鉄道やバスで15分から20分程度と空港へのアクセスも非常に良い印象を受けた。






<ワルシャワの旧市街と新市街>
「旧市街は復元されたからこそ登録に値する。もし旧市街が破壊と復興の歴史がなく、残っていなければ登録しようとも思わない」この一文は世界遺産登録の際に、「復元文化財」は登録に値しないという理由からと登録が危ぶまれた際に説得した時の言葉です。かつてポーランド首都のワルシャワは、「北のパリ」と呼ばれる洗練された美しい街でした。しかしドイツ占領軍に対して市民が一斉蜂起したことにより、ほとんどの建造物が跡形もなく破壊されました。旧市街に広がる一見古い街並みは、ワルシャワ市民達が過去の絵や写真、生き残った住民の記憶を元に「壁のひび1本にいたるまで」忠実に再現したといわれています。旧市街にはひとつひとつに特徴がある石造りの建物がならび、旧王宮前の広場は年間を通じて観光客で賑わい、古きよき時代の魅力あふれるワルシャワの雰囲気を感じることができます。毎日18:00に開催される旧市街のショパンコンサートは敷居も高くなく、ショパンの音楽を堪能するのには最適でした。また旧市街のお土産物屋さんでは日本でも人気のポーランド陶器を安価に手に入れることが出来るのでお勧めです。


文化科学宮殿展望台からのワルシャワ市街








王宮広場


ポーランド陶器


旧市街のショパンコンサート


サスキ公園


無名戦士の墓


大統領官邸


文化科学宮殿のライトアップ


<ショパンの生家・ジェラゾヴァ・ヴォラ>
ショパンの生家のある街として有名なジェラゾヴァ・ヴォラは、ワルシャワから車で約一時間の人気観光地となっています。ショパンが生まれた部屋、出生証明書、ショパンが幼少時に始めて書いた楽譜の複製など貴重な品を見学できるショパン博物館などが見どころです。夏季には毎週日曜にピアノコンサートも行われています。生家の周りは公園として整備されており記念碑やショパンの像も設置されておりショパンの音楽が流れる庭園の散策も楽しいです。近郊のブロフフ村のショパン一家と深い繋がりのある教会も併せて訪れるのをお勧めする。ショパンの両親や姉の結婚式、ショパン自身の洗礼も聖ロフ教会で行われたそうです。残念ながらショパンの生家は、10月末より改修の為クローズしますが、来年夏に再オープン予定なので来年の夏に訪問をお勧めいたします。
また入口には充実したショッパングッズもあり、お土産に最適です。
























<ウッチ県とは?!>
正直、出発前はウッチに関する情報は皆無に等しかったです。しかし訪れてみるとポーランド人やヨーロッパの人々にとっては、ウッチといえば映画と紡績産業というイメージが強くあるのです。文化創造と近代工業のさきがけを担った、現代ポーランドにとっては無くてはならない地域になっていました。ポーランドの中部に位置しワルシャワからも車で2時間とアクセスも良く広大な森林があり木材にも恵まれていたことから繊維産業が発達したそうです。
そして今回ウッチを訪れた10月7日からの3日間は年に一度3日間だけ開催されるヨーロッパでは徐々に有名になってきた『Light Move Festival 』というライトムーブイベントが開かれていました。
近年、日本でも話題のプロジェクションマッピングやアニメーションも見所の一つです。一つの建物のみならず、夜の街全体をスクリーンに光で美しいアートを生み出し、普段のイメージとは全く異なる”街”を見ることが出来ます。フェスティバルは年々規模も大きくなりポーランド内やヨーロッパの他の国からも多くの人が訪れるそうです。




















ウッチは目抜き通りであるピョートルコフスカ通りと、織物工場跡地を再開発したポーランド版赤レンガ倉庫が「マヌファクトーラ」です。産業都市ならではのレンガ造りの紡績工場がショッピングモールに美しく生まれ変わり、劇場、映画館、博物館、美術館、ホテル、レストランと全てのものが揃っています。












ウッチといえばポーランド第3の都市でもあり19世紀に繊維産業で大きくなった工業都市の為、織物工場の一部を利用した博物館も訪問が必須になります。当時の機械や写真、テキスタイルやファッションなども展示されている。アメリカやイギリスからも多くの人が訪れ、博物館の規模は大きく興味がある人は一日過ごすことも出来るでしょう。
























ウッチ県のウォヴィチの聖体祭は、日本ではほとんど知られていませんが、鮮やかな民族衣装のお祭りがありポーランドでも非常に重要で、伝統のある宗教的行事だそうです。
また今回の研修では、民族衣装を纏った伝統の結婚式を古民家にて再現してくれました。


ウォヴィチの大聖堂










ウォヴィチの博物館
















<ワルシャワを歩けばショパンを感じる>
ワルシャワ市民にとって偉大なピアニストであり作曲家のフェレデリック・F・ショパンは天才音楽家として、今なお誇るべき存在であり続けています。ワジェンキ公園からクラクフ郊外通りを通って王宮広場へ続く道は「ショパンの道」と呼ばれ観光スポットが沢山ある。ワルシャワ観光局お勧めの「Chopin in Warsaw 」のアプリをダウンロードすれば、オーディオガイドとして機能して大変便利です。
また博物館隣のレストラン「TAMKA43」ではショパンメニューを食してみるのも良いだろう。
クラクフ郊外通りのショパンの曲が流れるベンチ


聖十字架教会


聖十字架教会にはショパンの心臓が安置されている






ショパン博物館


ショパンのデスマスク


ショパンの髪の毛


ワジェンキ公園のショパン像


ショパンメニュー










今年から直行便も就航し、近くなったポーランドへの玄関口ではなく、フレデリック・ショパンの音楽が溢れるワルシャワに音楽の旅をしてみてはいかがでしょうか。市内にはショパンコンサートを始め、オペラ劇場やジャズバーと毎晩楽しめるでしょう。
また貴重な機会をいただいたポーランド政府観光局および現地で歓迎して頂いた現地観光局のスタッフの方に心より御礼を申し上げます。

【スタッフおススメ度】
ライトムーブ・フェスティバル★★★★ 今後はさらに大きなイベントへ。
ワルシャワの歴史地区★★★★★ ワルシャワ市民の熱意を探しに。
ジェラゾヴァ・ヴォラ★★★★ ショパン生誕の地へ

(2016年10月 大道隆宏)

アメリカ
サルベーションマウンテンに憧れて…ノープランで人任せの無責任旅in LA☆
エリア:
  • 北米>アメリカ西部>ロサンゼルス
  • 北米>アメリカ西部>ロング ビーチ
  • 北米>アメリカ西部>アメリカ西部その他の都市
テーマ:買物・土産 観光地 
投稿日:2016/10/25 15:01


最近社内で人気沸騰中のアメリカ!
今まで辺境ばかりを旅していて、王道のアメリカを旅するのはほぼ初めて。
数年前からSNSなどでサルベーションマウンテンという場所が気になっていた。
でも、調べても広いアメリカの砂漠のど真ん中にあるという事で、どうやって行くものかと手をこまねいていた。
そんな私に朗報が!ファイブスタークラブを卒業された大先輩がその砂漠の近く(と言っても車で数時間走っていただく)に住んでいるというではないか。
先輩にも会えて、憧れの地に行くこともできて、まさに一石二鳥!いや、二鳥以上の価値がある!
約1年計画を温めてついにこの秋、実行に移す時が来た〜〜〜!

ロサンゼルスとその近郊のみで5日間という、比較的コンパクトな日程のため、LAの観光はギュッと1日に濃縮。
早くから朝食を摂りにサンタモニカへ向かった。
イメージしていた通りの青空とヤシの木の並木道に、心が弾む。
サンタモニカの街並み


先輩オススメのオシャレレストランFIGにてオシャレブレックファスト。
朝からボリューム満点でとっても美味しく、雰囲気もスタッフのサービスもよく大変満足な朝食だった。
FIG


エッグベネディクト


優雅なひと時を過ごした私たちはサンタモニカピアを目指すべく、ビーチ沿いをお散歩。
この美しいビーチを写真に収めようとカメラを探すも、なんと先ほどのレストランに忘れていた!
でも優しいスタッフさんの手により、カメラはちゃんと保護されていてほっと一安心。
無事カメラが手元に戻り、サンタモニカのお散歩仕切り直し!
サンタモニカビーチ沿いをお散歩


そしてサンタモニカピアの桟橋へ。


サンタモニカピア


このアーチをどうしても写真に収めたかった私。
このショットって誰でも一度は目にしたことがあるのではないか?
アーチをくぐり、桟橋へ。1909年にできた桟橋は木造でとっても雰囲気が良い。また桟橋の上には遊園地もあって驚いた。
アメリカについては本当に全く知識の無い私。ここサンタモニカがかの有名なルート66の終着点とは知らなかった。ルート66はバイカー憧れの地らしく、マッチョなバイカーたちが記念写真を撮っていた。
バイカーたちを盗撮


サンタモニカピアにて


青空、ヤシの木、桟橋、バイカー、ビーチ、遊園地、路上ライブをする人・・・この雰囲気、楽しすぎる!

そしてショッピングも楽しみにしていた私。日本未上陸のセレクトショップをハシゴしてもらう。
それにしても、なんの下調べもせずにアメリカまでやってきた私たち。
アテンドしてもらった先輩頼りで、お店を探すのもすべて丸投げ…。旅行会社失格であります。
日本未上陸のセレクトショップ、アンソロポロジー


かわいい内装のショップ、あれもこれも持って帰りたくなるようなセレクトに、お店にいるだけで心もハッピー。
これで満足しない私たちは、続いてウェストサイドへ。
ウェストサイドはかの有名なUCLAやビバリーヒルズなどがある、セレブの街。
ビバリーヒルズ青春白書好きの私は、ここにブランドンとブレンダが引っ越してきて、ディランマッケイとあんなことがあったり、ケリーとそんなことがあったりしたんだな〜…とか、そういえば途中から主役級のブレンダが無理な設定で姿消したよな〜…などと思い出さずにはいられなかった。日本帰ったらまたシーズン1から見直そうかな。
といっても、やはり庶民の私には縁遠い街。


ロデオドライブ


液体窒素でアイスを作ることで有名な、ICE CREAM LAB で一休み。


アイスクリームラボ


まだまだLAの観光は終わらない!
〆に向かったのはハリウッド。
ハリウッドスターの手形があることで有名なチャイニーズシアターを目指して歩いていると、ハリウッドスターに遭遇。マリリンモンローと一緒にドゥドゥッピドゥー♪
マリリンモンロー


チップはしっかり取られる。
ウォーク・オブ・フェイム


チャイニーズシアター


チャイニーズシアターの前にはいろいろなハリウッドスターの手形、足形がたくさん。
ジョニーデップ、トムハンクスなどの大スターだけではなく、ドナルドダックやスターウォーズのR2D2、C3POなどもあって遊び心を感じられる。
とりあえず手を合わせてみる


ドナルドダックの足形


スターウォーズ


こうしてめまぐるしいLA1日観光は幕を閉じた。

そしていよいよ、サルベーションマウンテンを目指す日。
LAを出発したのが朝の8時過ぎ。
ハイウェイをひた走り、途中LA発祥のバーガーチェーン、IN & OUT でアメリカらしいジャンクフードを堪能。日本のバーガーと違って、肉、トマト、レタス、オニオン、それぞれの存在感がすごい!大味かと思いきや、ちょっとした塩味も効いていてとってもおいしい。日本のファストフードよりレベル高い!
ジャンクフードに食らいつく


イン&アウト


途中休憩を挟みつつ、14時前に念願のサルベーションマウンテンへ到着。
周りに何もなさすぎて(ただの砂漠が続いていた)、本当にこんなところにあるのか?と不安になるが、遠くにカラフルな山が見えると思わず車を止めて写真を撮ってしまった。
弾む心を抑えきれず、そのカラフルな山へ近づいていく…
ここからはもう、想像以上のかわいさにため息の連続。どこもかしこもフォトジェニック!!






















サルベーションマウンテンをたった一人で、28年もの歳月をかけ作り上げたのはレナード・ナイト氏。彼はもともとキリスト教の信仰があったわけではない。自動車整備工として生計を立てていたが、ある日突然、信仰に目覚める。神からの啓示があったのだろうか。
1984年に旅行で訪れたこの地を気に入り、神の言葉を広く世に広めたいと思った彼は、この土地で一人、神への愛・神の言葉を表現し始めたのだ。
これはアートではなく、彼の信仰の表現なのである。

砂漠の中に突如現れる色彩に満ちた山。思わずかわいい!と声を上げてしまうが、それだけではない魅力がここサルベーションマウンテンにはあるように我々は感じた。
この土地には、レナード氏の神への愛が満ち溢れていた。信仰心の無い私だけれども、ここにいるだけでパワーをもらえるというか、ピースな気持ちになれるというか、なんだかとっても神聖な気持ちがおりてくる。とても細かいところまで鮮やかなペンキが塗られ、メッセージが描かれている。いつまでの飽きることなく眺めていられる…
砂漠の中の過酷な環境故、放っておけばいずれ崩壊する運命にある。
レナード氏は2014年82歳で亡くなったが、今ここは数名のボランティアと寄付によって守られている。

サルベーションマウンテンから車で少し走ったところに、スラブシティと呼ばれるエリアがある。
スラブシティは政府からは認可されていない街だ。そのため、電気、水道のインフラはもちろん、ごみの収集や、警察も存在しない。
住民はトレーラーハウスに住んでいる。つまりホームレスという事だ。
彼らはこの地に集まり、独自の秩序をもって生活している。
こういう人たちを一般的にヒッピーと呼ぶのだろうか。
少しだけ彼らの街の入り口にお邪魔したが、それがなんとも独特な場所だった。
靴のなる木




おかしなトラック


一本の木にたくさんの靴がちりばめられていたり、へんてこなトラックがあったり、荒れた無人トレーラーがあったり、異様な雰囲気だ。へんてこトラックには何百個もの缶のプルトップ、ドライヤーや扇風機の網、バケツ、貝殻などのガラクタが張り付けられていて、100ドルで売りに出されていた。
無人トレーラー


無人トレーラーの中


スラブシティの入り口


これはアート?狂気?
あまりの独特さに気圧され、うすら寒い気持ちでスラブシティを後にした。
この近くにある、死にゆく湖、ソルトン湖もまたかなりユニークな場所。
湖というから、リゾートなのかと思い行ってみると。。。
車を降りた途端、臭い!くっさい!!
なんだこの匂いはと思い、湖に近づいていくと匂いはどんどんキツくなっていく。
見ると大量のお魚が打ち上げられ、干からびている。
臭いのもとはこれか。
大量の死んだ魚


魚の下にあるのは砂地に見えるがすべてブジツボの殻だ。フジツボの殻と死んだ魚が延々と続いている。
ソルトン湖は農業用水の氾濫でできた湖で、水が流れ出る川もない。
そのため、砂漠の強い日差しで水が蒸発し、塩分濃度もどんどん高くなり、有害物質が出ているのだとか。
今後死にゆく湖なのだ。
臭さと大量の魚の死骸に騒いでばかりで、肝心の湖の写真が一枚もないことに気付くのは帰国後…。
なんだかテンションが下がるけど、そんなときは、サルベーションマウンテンを思い出して、気持ちをあげていこう!
さて。これで今回のLA旅行で楽しみにしていたミッションはすべて終了だ。
この日はサルベーション〜LAの途中にあるパームスプリングという砂漠のリゾートで休息をとった。

翌日はLA最後の日。
スーパーマーケットで食材を買って、先輩宅でホームパーティー。これまた楽しいひと時であった。


スーパーでお買い物




ホームパーティー


あっという間で、中身の濃い5日間だった。
社員旅行以外ではほとんどが一人旅だが、こうやって食事も感動もシェアできる友人がいると旅行の楽しさは何倍にもなるのだな、と今さらながら、気づかされた旅であった。
サルベーションマウンテンで心を洗われたのか、感謝の気持ちが溢れ、清らかな心で帰国の途に着いた。
(…嘘です、機内食のメニューと映画の少なさと、私の席の画面だけ画像が汚い事に悪態つきました)

ロサンゼルス★★★★★ サンタモニカ、ビバリーヒルズ、ハリウッドなど、買い物も観光も飽きることなし!
サルベーションマウンテン★★★★★ どこを切り取っても絵になる、まるでお菓子の国!

(2016年10月 久保井奈々子)

イギリス
イギリスの食事は不味いなんて誰が言った!? 食、ガーデン、中世ヨーロッパ、大自然、アンティーク・・・いろんな要素がたくさん詰まった「本当のイ
エリア:
  • ヨーロッパ>イギリス>ロンドン
  • ヨーロッパ>イギリス>スカイ島
  • ヨーロッパ>イギリス>イギリスその他の都市
テーマ:世界遺産 歴史・文化・芸術 自然・植物 
投稿日:2016/10/25 14:57


中世ヨーロッパ時代の景色そのままの田舎町ライの景色 私のお気に入り


海賊の根城としても使われた「マーメイドイン」私のお気に入り

どうしてイギリスで食べる食事はまずいと言われているのでしょうか? それも世界的な常識となっているかのような言われ方で・・・。 当のイギリス人でさえそれを自虐的なジョークとして使うので、それを聞いた人は信じてしまうでしょう。

ネットで調べてみると、不味い理由となっている説をたくさん見つけましたので、いくつかご紹介します。

①地理的な条件
地中海沿岸の地域と比べ、寒冷地帯が多く日照時間も短いため作物が育ちにくい。 特に緑黄色野菜がほとんど獲れなかった。

②食材の特徴を生かすことなく焼き過ぎ・煮込み過ぎ調理法
農業から工業へと社会が移り変わった18世紀後半の技術革新により、急激に多忙となった人々は料理をする時間も無くなり、食への意識も低下していきました。 「産業革命」と呼ばれた時代です。当時から階級社会が根強かったイギリスでは、大半の庶民は貧しく、新鮮な食べ物が手に入りづらいため、しっかりと火を通すことが重要で、焼き過ぎる、煮込み過ぎる調理法が最も良い方法として根付いてしまった。
しかし、私、ネス湖でフィッシュ&チップス、ロンドンでハンバーガー屋さんのチップスを食べましたが、揚げ過ぎることなく普通に日本と同じでした。


ネス湖の人気店のフィッシュ&チップス屋

③宗教的な習慣
イギリスの国教はキリスト教のイギリス正教会でプロテスタントの部類に入り、贅沢を「悪」、倹約を「美徳」とする傾向があります。 そのため、食事は空腹を満たすための単なる行為であるという考えが根強かった。

④ 伝統を重んじ過ぎる教育
先祖からの家の伝統や習慣、祖父母、父親、母親からの教えを守るよう教育されてきたため、時代が移り変わっても他国からの新しい文化を積極的には採りいれてこなかった。

⑤ 民族的な特徴
イギリス人は主にゲルマン系アングロサクソン人を祖としています。 人間には食べ物の味を感じる「味蕾(みらい)」というセンサーが舌にあり、この数が多ければ多いほど様々な味を感じることができるそうです。 アングロサクソン人は、この味蕾の数が少ないために民族的に味音痴だとされた。


諸説ある中の一部ですが、「これだ!」という有力な根拠になるものではないようです。
ただ、イギリスの食事は不味い根拠を探る情報が山ほど存在していることは確かです。
しかし、これらの事実と相反する情報もあります。

それは・・・
イギリスで生産されている世界的に有名な食材や製品ってけっこうあるのです。

たとえば・・・




**<魚類>*******
日本と同じように島国なので漁業が盛んでたくさんの種類の魚が獲れます。 スコットランドのスモークサーモン、イングランド南部の天然牡蠣や養殖牡蠣は特に有名で、私は今回の旅でこれらの両方を食べてきました。うまかったです。





ガーリック味とスモーク味。もちろん生牡蠣もある


ウィスタブルの地ビール。強烈な地ビール感



**<肉>*******
イギリスの牛肉、豚肉、ラム肉は産地直送であり、地産地消でもあります。 また、それに付随した製品のチェダーチーズ、スティルトンチーズなどチーズの種類は豊富で、世界中から高品質であるとの評価を得ています。 ロンドンにあるチェーン店のハンバーガー屋さんで食べたのですが、チーズハンバーガーはボリュームたっぷりで旨みがあり、本当においしかったです。 マクドナルドのハンバーガーは半年に1回くらいしか食べる気が起きませんが、これだと月に何度も食べることができます。


肉が旨い


これはチェコのバドワイザー



**パン*******
オーツ麦、ライ麦のパンなど、パンの種類が豊富で、イギリスでは、すべての家から徒歩圏内に必ずパン屋さんがあると言われています。 従って、パンを焼く技術は高く、フランスのクロワッサンやバゲットももちろんおいしいです。 材料となる麦系の作物はイギリス古来の農作物で多く輸出されています。


**果物*******
これは、あるガイドさんから聞いたお話ですが、ヨーロッパでは「イギリスのいちごは世界一」だとの評価を得ているそうです。 他にはラズベリーはじめベリー系各種、リンゴ、ラフランス、サクランボなど果物が豊富でヨーロッパ各地に輸出されています。 イギリスのイチゴは7〜8月の夏が旬で他の地域では一般に春先が旬なので季節のずれも知名度アップに一役買っているそうです。 また、テニスの4大大会のひとつ、ウィンブルドンでの大会中にイチゴ&クリームがイギリス名物として飛ぶように売れます。 イギリスのイチゴは日本産と比べ酸味が強いので練乳のような甘いクリームがぴったり合うそうです。今回は季節が合わず、イギリスのイチゴを食べることができませんでした。 残念。


**ウィスキーとビール*******
スコッチウィスキーは言うまでもなく、世界中で愛飲されているスコットランド原産のウィスキーです。スコットランドのあちらこちらに蒸留所があります。 今回私は、そのひとつの蒸留所を訪れ、ゴージャスな雰囲気の中ウィスキーのテイスティングを体験しました。ウィスキー1種類に付き、テイストの違ったチョコレートが付いてきます。 これが本場の嗜みだそうです。




「ダルウィニー」シングルモルトスコッチウィスキー蒸留所(インヴァネス近郊)




初体験! ウィスキーのテイスティング




また、ビールも種類が豊富で、各地に地ビールの醸造所があり日本同様すごい種類のビールの銘柄があり、味も多様でこれまた言うまでもなく旨い!

因みに、2012年サントリーが調査した世界のウィスキー消費量ランキングでイギリスは5位。日本は4位、1位はインド、アメリカは2位、6位にミャンマー。
また、同じく2012年にキリンビールが調査した世界のビール消費量ランキングでイギリスは8位。日本は7位、1位は中国、アメリカは2位。
総消費量なので人口が多い国が上位になりがちですね。




スカイ島のビール工場




「スカイビール」豊富な商品ラインナップ


「ハーベイズ」のビール工場(ロンドン近郊のルイス)


直営ショップの商品ラインナップ










直営パブ 素敵!


つまり、サーモンや牛肉に塩胡椒して焼き上げたお魚料理やお肉料理とビール、そして、ラズベリージャムに濃厚バターを塗ったおいしいオーツ麦のパンやバゲット。 デザートには酸味たっぷりの真っ赤なイチゴを食べ、寝る前にスコッチウィスキーをロックで、くいっ。
これを読めば、もう、「食に貧困な国・イギリス」と言う人は誰もいなくなるでしょう!?他にもヒラメやムール貝、肉などおいしい料理を食べてきましたので、後ほどご紹介します。


さて、今回の旅の目的は、大きく2つ。 お料理がメインテーマではありません。
1. スコットランド・スカイ島を中心にハイランド地方の大自然に触れる
2. 南イングランドの中世ヨーロッパの雰囲気がそのまま残る小さな田舎町周辺を訪れエレガントな
古城や英国式庭園の代表のひとつとされる庭園を見学




アムステルダムで乗り換え、イギリス最初の訪問地・エジンバラに到着です。アムステルダムでは1時間25分という乗り換え時間の中、非常に厳しいセキュリティーチェックでしたが、チェックするスタッフがたくさんいたからなのか、ハイテクノロジー機器を駆使し、とてもスムーズに進むことができました。



空港から市内へ「トラム」が便利


スコットランドの首都はエジンバラで、人口が最も多い都市はグラスゴーになります。 エジンバラは、中世の重厚なレンガ造りの建物がひときわめだつ旧市街と都市計画の最高傑作と称される新市街があり、ともに街全体が世界遺産に登録されています。 最初、「新市街なのに世界遺産なのか」と少し違和感を覚えましたが、新市街の建設は1700年代の中頃に始まったので日本ではまだ江戸時代ですから決して新しくはありません。 当時からずっと名称を変更することなく、新市街と呼ばれ続けているということですね。





エジンバラの目抜き通り「ウォーターループレイス」付近



旧市街のシンボルは岩山に築かれたエジンバラ城です。 街を見下ろすように建つ重厚な石造りの要塞はスコットランドとイングランドの長い攻防の歴史を語るのに欠かせない存在です。その物語は、映画「ブレイブハート」で描かれています。 今もスコットランドの英雄であるウィリアム・ウォレスの闘いの半生を描いた映画です。



スコットランド・ハイランドの雄大な大自然


ウィリアム・ウォレスは歴史上の実在の人物で、当時のイングランド王の過酷なスコットランド支配に対して一般民衆の国民感情を高め抵抗運動を推し進めただけでなく、その運動をイングランドからの独立運動にまで進化させた中心人物です。 しかし、その運動に非協力的だったスコットランド貴族の裏切りにあい、志し半ばで処刑されてしまいます。皮肉なことに、彼を処刑したことがかえって反イングランド感情に火と油を注ぎ、イングランドからの独立を果たす未来につながっていくのでした。 ウィリアム・ウォレスは今もスコットランド国民にとってのヒーローなのです。

因みに、この映画の監督は、主演も務めたメル・ギブソンで、アカデミー作品賞はじめ、アカデミー音響効果賞、アカデミーメイクアップ賞、アカデミー監督賞、アカデミー撮影賞を獲得し世界から絶大な評価を得ました。



このエジンバラ城を起点に聖ジャイルズ大聖堂、地下洞窟都市、ホリルードハウス宮殿など歴史的建造物が見どころ。新市街は18世紀に計画されたため比較的古い時代の新市街と言えます。 中心はプリンセス通りでヨーロッパの巨匠の絵画などが多く収蔵されている国立スコットランド美術館、ギリシャ神殿のような佇まいのロイヤルスコティッシュアカデミー、スコットモニュメントなど見どころが集中しています。 また、夕暮れ時にカールトンヒルからエジンバラの街全体を見渡すのが定番観光です。 しかし、私は時間がなく訪れることができませんでした。 残念!



スカイ島はじめハイランド地方の観光はバスツアーが便利です。 1泊から数泊する多彩なコースがあるので希望に合わせて選択することができます。 当社では2泊3日のコースを組み込んだツアーがございます。 今回私が参加してきました。


1日目は、エジンバラ→カランダー→グレンコー→フォート・ウィリアム→エレンドナン城→スカイ島のポートリーと辿ります。


スコットランド歴代王家ゆかりのリンリスゴー城やスターリング城を眺めながら16人乗りの小型バスを利用してスカイ島へ向かいます。 グレンコーの壮大な景色をドライブして、ハイラインド第2の都市フォート・ウィリアムにて休憩



フォート・ウィリアム中心地の町並み


薄く霧のかかったグレンコーの谷



グレンコーは、1692年イングランド政府内強硬派およびスコットランド内の親英勢力による虐殺事件があった村です。 「グレンコー」はスコットランド・ゲール語で「嘆きの峡谷」を意味します。 現在も小さな村があり、美しい景観で知られる観光地で、映画「ハリーポッター」のロケ地になっています。 「アズカバンの囚人」ではハグリッドの小屋のロケ地、「炎のゴブレット」でもグレンコーの山々が背景として使われました。
すぐ近くのグレンフィナン高架橋とシエル湖も、「ハリーポッターと秘密の部屋」のロケ地です。 現在も蒸気機関車「ジャコバイト号」が走る世界最古のコンクリート製高架橋がグレンフィナン高架橋です。 ロケ地として使われたため「ハリーポッターブリッジ」と呼ばれるようになりました。
※この付近の道路は車が猛スピードで走行しているので、基本的に下車して観光しませんが、どうしても写真を撮りたい時はあらかじめガイド兼ドライバーさんに伝えておく必要があります。



フォート・ウィリアムは、イギリス最高峰のベン・ネイビス山の麓にある町です。 休憩後スコットランドで最も美しく、神秘的なエレンドナン城(アイリーンドナン城)へ向かいます。スカイ島ではカラフルで可愛らしい港町、ポートリーに2連泊しました。




ポートリーの海岸沿いのかわいらしい町並み



エレンドナン城は、スコットランド本島とスカイ島を結ぶ、スカイブリッジから約10kmほど手前にあります。 ここも、映画「ハイランダー・悪魔の戦士」や007シリーズ「ワールド・イズ・ノット・イナフ」のロケ地で使われました。 写真で見てもわかると思いますが、お城の外観は寂れた感が甚だしく廃城ではないのかと思ってしまうほどでした。 往時の華やかな様子が再現された城内を見学後、再び外観を見ると、その寂れた感が、王者の風格に見えてしまうので人の感覚や思いほどいい加減で危うく、おもしろくもあり、恐ろしくもあるもの、であると感じます。





エレンドナン城(内部は撮影禁止)



かなりの時間をバスの車内に座って居眠りしているだけでも疲れるものです。 1日目の最終目的地、スカイ島のポートリーには5時30分頃の到着になります。



スカイ島はスコットランドで2番目に大きい島でスコットランドゲール語が日常的に話されているスコットランドの中でも稀有な地域です。 ポートリーはスカイ島で一番大きくすべてが徒歩圏内のこじんまりした町です。 人口はスカイ島全体で約1万人。
雨天と晴天が目まぐるしく変化するため虹や霧が多く、幻想的な雰囲気を満喫することができます。 スカイ島が別名「霧の島」と呼ばれる所以です。 晴天と雨天(しかも豪雨)が繰り返される中、私は、何度も180度近い状態に架かる虹を見ました。 それもダブルレインボウで。


「鮭とブロッコリーのクリームソースのスープパスタ」


基本的に常温で出されるビール



ポートリーは、鮭の養殖で有名な町と聞いていたので、夕食はサーモン料理をいただきました。 次の日の体力を補てんするために鮭とブロッコリーのクリームソースのスープパスタをチョイス。 そしてもちろんビールはスカイ島の地ビールです。「スカイレッド」「スカイブルー」「スカイイエロー」「スカイグレー」「スカイプレミアム」戦隊物のテレビ番組みたいですが、全部で何種類あるのか、その後に立ち寄ったスカイビールの醸造所で質問するのを忘れてしまいました。 どこのレストランもそうだったのですが、基本的にビールは常温で出てきます。 冷たいビールが欲しいときは店員さんに希望を伝えた方がよいと思います。 それと、ほとんどのレストランで量が多く食べきれませんでした。ごめんなさい!!



「ザ・ローズデール・ホテル」も素敵



ホテルはイギリスらしいB&B「ザ・ローズデール・ホテル」です。 チェックインするときのウェルカムドリンクはスコッチウィスキーでした。 さすがスコットランドです。 建物は何度も増築していて迷路のようでした。 お部屋は少々狭いと感じましたが大柄なイギリス人が泊まることを考えるとこんなものなのでしょう。 朝食は、スコットランド式の朝食で、卵料理(スクランブル、ポーチド、フライド、ゆで卵などからのチョイス)と10種類くらいのサイドメニューの中から自分の好きなものを選びます。 全部選ぶこともできます。食べれるならの話ですが・・・。 サイドメニューは、ベーコン、ソーセージ、マッシュルームのソテー、煮豆、焼きトマト、ハギスなどです。




「ザ・ローズデール・ホテル」の朝食


ハギスは日本ではなかなか食べられないスコットランドの伝統料理で、茹でた羊の内臓のミンチ、オート麦、たまねぎ、ハーブを刻み、牛脂とともに羊の胃袋に詰めて茹でる、もしくは蒸す詰め物料理の一種です。 スコットランドでは一般的で、肉屋の総菜としても売られている最も有名な羊肉料理です。 ツアーバスで移動中にドライバーさんのハギス(写真がありません!ごめんなさい)のランチを少しいただきましたが日本人のお口には合わないと思います。基本的に何でも食べる私ですが、強烈な個性を持つすごい食べ物です。食文化の違いが成せる業ですね。 日本人が好んで食べる納豆やくさやがこれにあたるのでしょうか・・・。



2日目は・・・
荒々しくワイルドな姿を見せる岩山、複雑なフィヨルド地形の断崖絶壁の海岸線、遥か彼方の山の裾野まで続く広大な草原など世界屈指のすばらしい景観が魅力のスコットランド・ハイランドエリアの人気の名所を訪れます。


かわいい港町ポートリーを南下し、スカイ島最西端のニースポイントに向かい、次に北端へ。北側の海岸は、壮大な絶壁や岩々であるオールドマン・オブ・ストーやキルト岩などが連なるエリアになります。 どのポイントに訪れるかはドライバーさんがその日の気象条件に合わせて立ち寄り先を決めて連れて行ってくれます。



スカイ島最西端の「ニースポイント」











スカイ島の北側はワイルドな景色の連続



映画「ブレイブハート」で見た景色が目の前に広がります。内陸よりも気温が下がるそうなので、各季節1枚多めに服が必要です。 また、強風が吹き荒れるため帽子や身に着けている物が吹き飛ばされないように注意しましょう。 それらだけでなく自分自身にも注意しましょう。 それほど突風が吹くこともあるそうです。

途中、ブレイブハートでも出てきた中世時代の一般庶民の家を見学できます。 まさに映画通りでした。




ひときわ真っ赤な実が映える「ローワンマウンテンアッシュ」






再現したものだが間近で見ると不思議な迫力がある(有料の博物館)



この日の晩ご飯は、またシーフードにしました。 マッスル(ムール貝)のワイン蒸しカレー風味です。 なんでまたカレー風味なのか怪訝に思いましたが、レストランのお奨め通りの味でおいしくいただきました。 スパイシーなので体が温まる効果があります。 私が旅した10月頭は夜朝の最低気温が3度。 もうしっかりと寒いです。




カレー風味のマッスルポッドとスカイビールの黒



そして、エジンバラに戻る最終日は・・・

スカイ島(ポートリー)→フェリーを利用してスコットランド本土へ→ネス湖→エジンバラ

いよいよバスツアーの最終日は、エジンバラに戻る途中、ネッシー伝説で有名なネス湖に立ち寄ります。 ランチ休憩も含めた立ち寄りになりますが、その時間によって楽しみ方が変わってきます。 今回はそんなに長く時間が取れなかったので、ネス湖の写真撮影と、フィッシュ&チップスのランチと少しの休憩で終了です。
時間があればネス湖クルーズやミステリアスな廃墟、アーカート城まで散策するなどして楽しめます。






ネッシーはいないか!?



ネッシーの最初の記録は、なんと西暦565年。 ネッシーが湖から首を出したあの有名な写真が発表された遥か昔にまで遡ります。 その写真の真偽はさほど重要ではなく他にも多くのネッシー伝説の「証拠」が残されているのです。 またさらに、ネス湖の湖底は海と繋がっているため様々な憶測を生み、伝説の真相は未だ謎のまま。ネッシー探索クルーズに参加した観光客は皆、船外の景色を見ることなく、しばらくの間ずっと湖底を映す船内のモニターに見入っているそうです。




ネッシーのモニュメント



スコットランドからイングランドへの移動は飛行機ではなく列車を利用し、エジンバラからロンドン・キングスクロス駅に向かいました。(所要時間約4.5時間)イギリスの列車の場合、予約は日本でしても実際の乗車(指定)券は駅の自動発券機を利用して取り出します。その際、名前の確認が必要なため、必ずクレジットカードが必要です。自動発券機にまずクレジットカードを差し込み、読み取りはすぐ終わるのでクレジットカードを取り出し、次に予約番号を入力したらそれで完了です。 お金の引き落としは一切ありませんのでご安心を。






駅構内に目立つように自動発券機が置かれている(有人の窓口もある)


乗車指定券


座席番号は背もたれ上に刺さってる紙で確認(違う席に座ると罰金と書いてある)



発券された乗車(指定)券を持って自分が乗るべき正しい列車に乗り込むだけです。 車内ではビールやスナックの車内販売もあり快適な列車の旅を楽しみました。











エジンバラ・ウェイヴァリー駅発ロンドン・キングスクロス駅行きの列車



残るは、あと3泊4日、第二のテーマである・・・

南イングランドの中世ヨーロッパの雰囲気がそのまま残る小さな田舎町周辺を訪れエレガントな古城や英国式庭園の代表のひとつとされる庭園を見学



あと3泊4日あるとは言え、ロンドンはほとんど寝るだけの時間しかありませんので、実際は1泊2日でこのミッションを遂行しなければなりません。


エレガントに湖水に浮かぶ「リーズ城」



まず、訪れた場所や体験したことをご紹介します。

★ライ・・・中世ヨーロッパの雰囲気がそのまま残る田舎町(1)海賊や密輸業者が跋扈し た時代があった。
★シーフードカフェ・・・ライ特産の舌平目料理とエビと鮭のブイヤベースを食べ、ライ特産地ビールを飲む。





旨かった!


★マーメイド・イン・・・海賊が根城にしたいわく付きのホテルに宿泊
★ルイス・・・中世ヨーロッパの雰囲気がそのまま残る田舎町(2)特に、プロも買い付けにくる良質で安価のアンティークの町。
★ブリティッシュパブ・・・イギリスの有名ビールメーカー「ハーベイズ」の直営パブで昼ビール。ルイスはハーベイズの企業城下町。
★トラディショナルパブ・・・歴史あるマーメイドインのバーでスコッチ「ラフロイグ10年物」をロックでいただく。
★セブンシスターズ・・・丘陵地をナイフで切りとったような白亜の絶壁
★ホテルでコース料理の夕食・・・泊まったマーメイド・インのレストランにて
★焼きたてのクロワッサンが出る朝食・・・泊まったマーメイド・インのレストランにて
★カンタベリー大聖堂・・・イギリス正教会の総本山であり世界遺産
★ウィスタブル・・・王室御用達の牡蠣の町として有名。養殖牡蠣ばかりでなく天然も食べれる。
★リーズ城と英国式庭園・・・英国で最もチャーミングな城。施設内のB&Bに宿泊もできる。ここの庭園はイングリッシュガーデンの代表。


1泊2日の限られた時間でしたが、こんなに内容の濃い充実した時を過ごせたのは、ひとえに専用車を利用したことによる効果です。 専用車を利用するとお値段はそれなりにかかってしまいますが、限られた時間の価値を飛躍的に高めてくれます。 当社では専用車を利用するコースがございます。 詳細は当社スタッフまでお問い合わせください。








ライの町のシンボル「セントメリー教会」






セントメリー教会の鐘楼から眺めたライの町


数百年前は教会のすぐ前は海だった


実は、リーズ城に併設されているB&Bに宿泊する予定でしたが満室のため、ライにある「マーメイド・イン」に宿泊することになりました。が、これが掘り出し物でした。 今回の旅の大きな収穫の一つです。 ライの歴史あるインで、12世紀のノルマン様式のセラーや隠し部屋。教会へ通じる地下通路が造られています。これは海賊や密輸業者の根城だったため、禁制品などを隠す部屋として造られました。 また、教会への地下通路は、何とその禁制品を教会に隠すための通路だったのです。 つまり、教会の牧師(または神父)と協力して密輸品を隠していろんな利益を得ていたわけです。 このいわくつきのホテルには少なくとも5体の幽霊が、今も尚住んでいるのだそうです。このホテルに行けば、その詳細がわかります。






マーメイドインの外観


暖炉のあるラウンジ




すべてのお部屋に名前が付けられている




実は本棚は隠し扉。隠し部屋や地下通路へと続く(普段は鍵が掛かってて入れません)




天蓋付きベッドのデラックスルーム




スタンダードルーム



こんな裏の顔とは別に・・・

1420年に基礎部分を残して再建され現在に至ります。エリザベス女王、皇太后、エドワード王子をはじめ、多くの有名人やアーティストが訪れている由緒あるホテルです。お部屋にはかわいらしいアンティーク家具が置かれ中世ヨーロッパの雰囲気満点です。
私も満喫させていただいたレストランは、イギリスで権威ある、AAロゼット(日本で言うJAFのようなものでホテルガイドや地図を発行している)の2つ星を受賞しているレストランで洗練されたイギリス料理やフランス料理を楽しめます。雰囲気もとても素敵です。


バーのカウンター






おいしくゴージャスにいただきました






焼きたてパンの朝食


バーもまた大きな暖炉のある素敵な雰囲気で、名だたるスコッチウィスキーを(日本に比べると)安価で楽しめます。
ただ、歴史ある建物のため、幾度とない改修、改装を繰り返した結果、平面であるべき場所に段差があったり、異様な盛り上がり部分があったり、地面と平行だと思われる部分が少なく、常に斜めに立っている感覚になりますが、それはご愛嬌で気にしないことにいたしましょう。








ウィスタブルの町の様子



ウィスタブルは、王室御用達の牡蠣の町として有名で養殖牡蠣ばかりでなく天然牡蠣も食べれます。海岸沿いに牡蠣のカウンターバーやレストランが点在していて、夜だけでなく、ランチ時からオープンしています。テイクアウトもできますので、ビール片手にビーチに座ってのんびりできます。








ルイスにあるアンティークショップ


ルイスは、プロも買い付けにくる良質で安価のアンティークの町で日本からも多くのバイヤーが来るそうです。掘り出し物が見つかることも多いそうなので日本のアンティークショップの値段表を片手にルイスのアンティーク街をはしごしてみるのも面白いでしょう。
また、ハーベイズのビール工場がある企業城下町でもあり、ビール工場直営のショップやパブで安価にビールをゲットできます。


リーズ城は、イギリス歴代の6人の王妃が住んだことから「貴婦人の城」とも呼ばれています。英国式庭園の美しさはもちろんのこと、中世王室の暮らしをそのまま再現したインテリアや調度品も必見です。










リーズ城と庭園。ここの庭園はイングリッシュガーデンの代表と称えられています



庭園を含め敷地内はどこも花が咲き誇り、四季を通じて楽しめるようガーデナーたちのがんばりでいつも満開状態になることから 「イングランドの庭」と呼ばれています。
敷地内のB&B(宿泊客はお城の入場料が無料)に泊まると日帰り観光客のいない静かな時間を利用してのんびり散策することができ、とっておきの時間を過ごすことができると思います。マーメイドインに泊まらずに、リーズ城のB&Bに泊まるのもお奨めです。 どちらも捨てがたく悩んでしまいます。


最後に、イングランドにもスコットランドに勝るとも劣らない大自然の驚異があります。


丘陵地をナイフで切りとったような白亜の絶壁がドーバー海峡に面した海岸沿いにあります。その様子が、ベールをかぶった7人の修道女のように見えるためにセブンシスターズと名付けられました。













いろんな表情を見せてくれる「セブンシスターズ」



ビューポイントは主に2つでセブンシスターズの名前の由来である7人のベールをかぶった修道女(シスター)のように見える様子がよくわかるのがシーフォードヘッド側からで駐車場から往復約50分のウォーキングコースになります。また、断崖のふちまで近づくことができるのがバーリングギャップ側のポイントになります。駐車場から片道約15分で旧灯台(現在はB&Bとして利用)まで行け、より高いポイントからセブンシスターズを眺めることができます。ただ、このあたりは断崖のへりまで行くことはできますが強度の弱い石灰岩の地盤になりますのでいつ何時崩れ落ちるかわかりません。ヘリには決して近づかないようにしてお楽しみください。


皆様も、食、ガーデン、中世ヨーロッパ、大自然、アンティークなどの要素がたくさん詰まったイギリスの旅を是非お楽しみください。


あらためてイギリスの偉大さを再認識するとともに、イギリスで食べる食事を不味いと思っている皆様には「目からうろこ」の旅になることでしょう。


スカイ島はじめスコットランドハイランドエリア ★★★★★ 圧倒される大自然

ライ ★★★★★ 中世ヨーロッパの雰囲気そのままの田舎町。教会からの景色が最高

イギリス料理 ★★★★ 海岸沿いの漁業が盛んな町の料理はグッド!!

リーズ城 ★★★★ エレガントなお城はもちろんワイルドフラワーのようにも見せる英国式庭園の 技に感激

セブンシスターズ ★★★★ ここからの夕日が最高。白い絶壁をドローンで空撮したい


(2016年9月28日〜10月6日 森裕)

スイス
スイストラベルパスを使いこなす!大自然と心温かい人々の国、スイス6日間のたび
エリア:
  • ヨーロッパ>スイス>サンモリッツ
  • ヨーロッパ>スイス>ユングフラウヨッホ
  • ヨーロッパ>スイス>ゴルナーグラート
テーマ:観光地 ハイキング・登山 自然・植物 
投稿日:2016/10/25 14:51
10月初旬。今年の日本は台風が多くてじめじめした毎日でうんざりでしたが、幸運にもスイスではほぼ晴天!飛行機を降りたら少し冷たい冬の空気が迎えてくれました。






今回は欧州エキスプレス様とスイス政府観光局様のご招待にてスイスに行く機会を頂きました!
スイスインターナショナルエアラインで成田から直行で約12時間ほど。
10月末まではサマータイムなのでスイスとの時差は日本と比べて-7時間です。
日本より気温は低く、到着日のチューリッヒは日中15℃くらいでした。

私の人生で初めてのヨーロッパ!しかもスイス!!!
実は高尾山すら登ったことのない私が、富士山よりも高いところまで行くなんて!
高山病にならないか心配になりつつも、ヨーロッパの名峰をしっかりこの目に焼き付けてこなければ!と意気込んでいた。

*今回の旅程*
1日目 インターラーケン泊
2日目 ツェルマット泊
3日目 ツェルマット泊
4日目 サンモリッツ泊
5日目 機中泊→翌日帰国

6日間のコンパクトな旅程だが、スイスの観光ポイントをしっかりおさえた初スイスにはぴったりの旅程。スイストラベルパスを使って移動はほぼ列車利用。
スイスのすごいところは、出発時刻や到着時刻もほぼ正確なので日本と同じ感覚で列車に乗れる!とっても安心!
さらに、このトラベルパスはとても優秀で多くの列車・湖船・バスの乗車が利用でき、観光地へ行くチケットも割引で購入できたり、さらには国内490以上の美術館などの施設の入場も無料になるという!さすが観光大国スイス!
今回はこのパスを最大限に活用して列車三昧の旅を思いっきり楽しみました!(あとあと聞いたら全行程の24時間くらいは列車に乗っていたらしい。)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

スイスの空港はわかりやすいし、とっても利用しやすい。
空港から駅まで直結しているので、飛行機到着直後すぐに列車利用もOK。
ちなみにスーツケースをごろごろ転がして行ってもちゃんと列車内に置き場があるので安心です。
日本のような改札はなく、チケットは車内で車掌さんが全てチェック。
スイスパスをご利用の際はバリデーション(利用開始日のスタンプ)をお忘れなく。
チューリッヒ空港


初日はルツェルン乗換えでインターラーケンへ。(約3時間程)
インターラーケンはユングフラウ地方へのゲートシティなので、
到着日にここまで来てしまえば翌日のユングフラウ観光もとってもしやすい!
夕食はスイス名物のラクレットをお腹いっぱい食べた。


まだ薄暗い早朝6時。
ホテルを出発していよいよヨーロッパ最高地点の鉄道駅、ユングフラウヨッホを目指す!
この日はユングフラウ鉄道利用しました。(スイスパスを持っていれば割引あり!)
ユングフラウ鉄道パス


傾斜を登りどんどん標高が上がっていく・・・
列車に乗っているだけでこんなにも早く3000M級の山の上にたどり着いてしまうなんて。。
スイスの鉄道文化は昔から大変栄えていたようで、今から約120年前頃にはアルプスのでっかい山に穴をあけて列車を走らせる工事が始まっていたという。さらっと書いたが120年前というと日本は明治時代真っ只中!!スイスすごい・・・
ユングフラウヨッホ駅


終点のユングフラウヨッホ駅は洞窟のようだが、そこを抜けて展望スペースに行けば息をのむような絶景が・・・・!


スフィンクス展望の景色


プラトーテラスへ行けば雪の中をざくざく歩くこともできるが、晴れた日でもとてつもなく寒い・・・。指先は一瞬で感覚がなくなるくらい冷たくなるので手袋必須!あと雪の山はトレッキングシューズなどのすべりにくい靴で歩くのがおすすめ。




それにしても、そこは寒さを忘れるくらい本当に素晴らしい場所だった!
どこまでも続く白銀の氷河が広がり、アルプスの山々がそびえ立つ美しい風景を大パノラマで見ることができる!人生の中でこんな素晴らしい絶景に出会えるなんて!!!!

ユングフラウヨッホの施設内には他にも100周年を記念した見どころいっぱいの展示物もたくさんあるので、ヨーロッパ最高地点の鉄道駅を思う存分楽しむことが出来るのも魅力のひとつ!




ちなみに、途中駅のアイガーグレッチャーには展望レストランもあって、アイガー、メンヒ、ユングフラウの3つの名峰がドーーーンと目の前に広がり、大迫力な景色とともにスイスの郷土料理などを召し上がれます!!!
アイガーグレッチャーレストラン


ユングフラウ鉄道をあとにして、クライネシャイデックからグリンデルワルト経由でインターラーケンへ戻る。
インターラーケンウェスト駅からは遊覧船でシュピーツへ。(1時間20分程)





意外に知られていないようですが、これもスイスパスで乗船可能です!
トゥーン湖はスイスで最も美しいと言われる湖。
周りの緑、街並み、アルプスの山々、青い空・・・それが全て反射して鏡のように映る。
素敵な景色を見ながら優雅なひと時を味わうことができます。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

その後、シュピーツから宿泊場所のツェルマットへ列車移動。
ツェルマットはガソリン車が禁止されているのでとーっても空気が綺麗!
ツェルマットのまわりには4000M超えの峰がなんと29も集中している。
その中のひとつがヨーロッパの名峰、マッターホルン。
マッターホルンを見るのにとっておきの場所があるらしく、翌朝その姿を拝むために早起きして外へ。
メインストリートを少し外れた通りにある川に架かる橋がその場所だが、日本人観光客にはよく知られているようで通称「日本人橋」と呼ばれているとか。。
朝焼けに染まるマッターホルン


日本人橋からの景色


ツェルマットの南の方にはヨーロッパ最高地点の展望台「マッターホルングレッシャーパラダイス」へ続くロープウェイがある。
ロープウェイは合計3回乗りますが、1つ目のロープウェイは6人乗り、そのあとの2つのロープウェイはなんと120人いっきに乗れる巨大ロープウェイ!
私たちが行った日はちょうど週末の朝。地元のスキーヤーたちがいっぱいで、満員電車状態で山頂へと向かう・・・・この時ばかりはさすがに酸素が薄くて苦しくなった。
約120人がロープウェイを待つ


到着するとすぐにエレベーターがあり、そこからいっきに展望台へ。
展望台の標高は3883M。
しーんとした音のない世界に絶景だけが目の前に広がる。




富士山よりも高いこの展望台。
あのマッターホルンがなんだか小さく見える。
マッターホルン




展望台の寒さで凍えたあとに、あったかいホットチョコレートをいただいた。絶景を横目に美味しいホットチョコレート・・・この上ない幸せです。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

続いてゴルナーグラートを目指す。
ツェルマットまで戻り、今度は登山鉄道に乗車。


トラブルがあって少し遅れたものの、無事ゴルナーグラートへ!
ここでは日本語のアナウンスも流れるのが嬉しい。
終着駅は多くの観光客が訪れており、ハイキングをしに来ている人も多数いた。






ゴルナーグラート付近には初心者にもおすすめコースもある。
ローテンボーデン駅からリッフェル駅までの1区間を1時間程で歩くコース。
確かに歩きやすいが、意外とアップダウンがあり、足場の悪い箇所も少々あったので、もし行く場合はハイキング用の靴と心配であれば杖などもあったほうがベター。




まるで絵葉書!リッフェル湖に映る逆さマッターホルン!
リッフェル湖はハイキングをスタートして約5分くらいで見ることが出来る。
ここでも天候に恵まれ綺麗に反射するマッターホルン様を拝めました。


↑ハイキングコースの目印にこんなマークがついた石がちょこちょこあります。


こちらは至る所に出現するツェルマットのゆるキャラ、WOLLIくん。ちょっとこわい。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

山だらけな日を終えて、ついに大注目の「世界で最も遅い特急」、氷河特急(グレッシャーエクスプレス)に乗りました!
ツェルマットからサンモリッツまで乗り続けると8時間。
そう、8時間乗りました、9時から17時まで!


1等列車


2等列車


荷物もたっぷり置けて安心




コースのお食事を予約しておけばちゃんとひとりひとりお料理をサーブしてもらえます!
ちょっと高いかな〜と思ったけれど、サービスも良いし郷土料理が味わえるし、何より氷河特急のコースメニューというプライスレスな付加価値がある!!
この体験は是非とも逃してほしくない。


おじさんが蒸留酒を大パフォーマンスで注いでくれる。
ダイナミックすぎてたくさんこぼれていた。笑




のどかな街並みや風景を見るのもよし、ライン川の流れを眺めるのもよし、乗り心地も良いのでうたた寝するもよし、いろんな時間を過ごせます。
ランドヴァッサー橋も綺麗でした。




サンモリッツが近くなるといつの間にか外が吹雪に・・・
本当は湖を見たり、展望台へ行く予定でしたが予想外の積雪のため今回は断念。
超ラグジュアリーホテル、ケンピンスキーに宿泊させて頂いたのでそのご紹介を。
ゆったりと広いエントランス


旅の疲れを癒す落ち着きのあるロビー


デラックスルーム


今回は雪のサンモリッツとなりましたが、本来はとっても爽やかなマウンテンリゾートなのです!澄んだ空気の中で湖畔をのんびりお散歩なども良いでしょう。
ちなみにサンモリッツは本来年間300日が晴天らしく悪天候は相当珍しいとか。笑

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

そんなこんなであっという間に旅程を終えて美しい湖を見ながらチューリッヒへ帰ります。


今回はスイストラベルパスのおかげで大パノラマの絶景に出会い、気持ちの良いハイキングで山歩きの魅力を知り、そして列車ののんびり旅で癒されて・・・思いっきり楽しむことが出来ました!
今回の旅行でもたくさんの新しい発見があり、スイスの優しい人々にも出会えてとってもキラキラした気分になれました。やっぱり旅は素晴らしい!


素敵な国、スイス。いつか絶対にまた訪れたい場所のひとつになりました。

----------------------------------------------------------------
*ユングフラウヨッホ ★★★★★
4000m級のアルプスの山々とアレッチ氷河が目の前に!
*ゴルナーグラート ★★★★
スイスNo1の展望台!展望レストランでの食事もおすすめ。
*マッターホルングレッシャーパラダイス ★★★★★
いつもと違うマッターホルンを見れる!大パノラマの銀世界!
*リッフェル湖周辺のハイキング ★★★★★
ハイキング初心者でもOK!絵葉書のような素敵な景色がすぐそこに。

(2016年10月 柳)

ロシア
かつての栄光の街・サンクトペテルブルグ・ビリニュス・リーガ・ミンスクを訪ねて
エリア:
  • ヨーロッパ>ベラルーシ>ミンスク
  • ヨーロッパ>リトアニア>ビリニュス
  • ヨーロッパ>ロシア>サンクトペテルブルグ
テーマ:観光地 世界遺産 歴史・文化・芸術 
投稿日:2016/10/25 14:39
ペテルゴーフ宮殿の噴水


かつてはロシアの首都・サンクトペテルブルグ、かつてはリトアニア大公国の首都・ビリニュス、かつてはロシア第三の都市・リーガ、そしてかつてはメネスクの名でバルト海と黒海を結ぶ貿易の中心地・ミンスクを訪問した。
イスタンブール経由で最初の訪問地サンクトペテルブルグに夕方到着。明日からはガイドさん付の観光はあるものの、少しでも街を見ておこうと気がはやる。やはり何と言ってもエルミタージュ美術館の姿だけでも見ておきたいと寒い中、街に出た。それは広いスペースの宮殿広場を真正面に、左にエルミタージュ美術館、右に旧参謀本部、何かこみ上げてくる充実感。ここはこの街の中心、観光の出発点だ。
広々とした宮殿広場とエルミタージュ美術館


宮殿広場と旧参謀本部


宮殿広場にいる記念撮影のためのモデルさん(1ショット5ドルでした)


入館は明後日にして、宮殿橋を渡ると、この街が港街であること、昔は沼沢地であったことが偲ばれる。元に戻ってネフスキー大通りを散歩すると、街の両側には由緒ある建物がこれでもかと並んでいる。ビックリするほど人も多く圧倒されそうだ。ここが本当にロシアなのだろうか。まるでパリかロンドンのようである。
ネフスキー大通りの夜景


最初の晩は有名なレストラン「文芸カフェ」で名物「ボルシチ」と「ビーフストロガノフ」を楽しんだ。もちろん本場の料理の味は最高。
ロシア料理・ボルシチ


ロシア料理・ビーフストロガノフ


2日目の午前中は市内から約1時間の所にある、有名な「エカテリーナ宮殿」を観光。
1724年にピョートル大帝の妃、エカテリーナ1世のために建てられたこの青い塗装のロシア・バッロク様式の宮殿は豪華そのもの。建物内部の大広間、琥珀の間、絵画の間、緑の食堂、青の客間等とその贅沢さにため息がでる。公園も宮殿に劣らぬ美しさ。浴場や小宮殿、橋やモニュメント、彫刻が点在している。
エカテリーナ宮殿の外観


エカテリーナ宮殿の内部


エカテリーナ宮殿の公園


浴場


午後は、噴水と庭園と宮殿のアンサンブルのペテルゴーフ宮殿を訪れる。やはりここもピョートル大帝によって1714年に建設が開始された。大宮殿の中は残念ながら撮影禁止だがその内部はエカテリーナ宮殿にも負けない豪華さ。ここの噴水は私がこれまで見た中で最も美しい。やっと晴れた青空に映えて、黄金の輝きの水を噴き上げている。大滝だけでも37の銅像、64の噴水、142の噴出し口がある壮大なスケールだ。
ペテルゴーフ宮殿と大滝


ペテルゴーフ噴水


ペテルゴーフ噴水の銅像


ペテルゴーフ噴水の運河が海に向かって続いている


3日目はサンクトペテルブルグの街歩き。かつての帝政ロシアの首都であったサンクトペテルブルグには数え切れないほどの宮殿・教会がある。どこを歩いても他の町では名所となるものばかりなので焦点を絞って回りたい。先ずは町全体が見渡せるイサク聖堂の展望台に登って町全体を見渡すことにした。建物も40年もかけて建てられた世界でも有数の荘厳たる聖堂だ。
移動は地下鉄利用


地下鉄の切符も簡単に買えます


雨の中のイサク聖堂


豪華なイサク聖堂の内部


見事なステンドグラス


イサク聖堂の展望台からの遠景


イサク聖堂の展望台からの眺め


展望台までは階段を登らければなりません


次にメインストリートのネフスキー大通りを歩いて、両側にある由緒ある建築群を見ながらウインドーショッピングやピープルウオッチング。仕上げは通りから少し北に入った所にある純ロシア風教会の「血の上の救世主教会」を訪れた。
ネフスキー大通り


血の上の救世主教会


きらびやかな血の上の救世主教会の内部


本日のメーンイベントは世界屈指の美術館の一つであるエルミタージュ美術館。サンクトペテルブルグを訪れる人は必ず行くと言っていい。収蔵美術品は約300万点。展示室を歩いて回ると20キロメートル以上に及ぶ。エルミタージュの意味は「隠れ家」だが、当時のエカテリーナ2世がこっそり自分自身のために楽しんでいた館が、今では壮大な美術館に変身した。建物は4つに分かれているが、それぞれ廊下で繋がっているので見学するときは気づかず歩いている。先ずは宮殿装飾そのものに圧倒され、イタリア、フランドル、オランダ、スペイン美術と名作が揃っている。
エルミタージュ美術館の内部


豪華な宮殿装飾


レンブラントの名作「ダナエ」


最近の人気エリアは近代美術が展示されている旧参謀本部新館だ。モネ、セザンヌ、ゴーギャン、マテイス、ピカソ、ゴッホ、ルノワール、アンリ・ルソーが一挙に見られる必見の館である。
モダンな新館(旧参謀本部内)


ルノワール「扇子を持つ女」


マティス「ダンス」


チャールズ・ホフバウアー「In London 1907」


セザンヌ「サント・ヴィクトワール山」


エドガー・ドガ


ゴーギャン「果実を持つ女」


ピカソ 「Dance with Veils」


サンクトペテルブルグを去る前に、ロシア美人を紹介。
美人揃いのガイドさんたち


レストラン・カチューシャの可愛いメイドさんたち


4日目は早朝2時半にホテルを出発して、飛行機にてリトアニアのビリニュスへ向かう。
世界遺産のビリニュスの旧市街を回るには、先ずは町の全貌が見渡せる北の端にあるゲディミナス城の登ってみるのが定番のようである。石畳の回り階段を登りきると、カトリック特有の柔和なバロック建築の多い和やかな町が一面に見えてくる。
ゲディミナス城の塔


ビリニュスの街の眺め


ビリニュスの街の眺め


反対側は新市街だがこちらも整然としてきれいな町だ。
新市街の遠景


この旧市街の景色を頼りに下に降りていくと、見事な大聖堂、王宮、カテドゥロス広場がある。
カテドゥロス広場と大聖堂とベルタワー


王宮


さらに南に下ると有名なビリニュス大学が見える。中も見学可能だ。
ビリニュス大学と聖ヨハネ教会


ビルニュス大学構内


道を左に折れると、かのナポレオンが自分の国に持ち帰りたいと言ったゴシック造りの聖アンナ教会にぶつかる。
聖アンナ教会


聖アンナ教会


城から見える聖アンナ教会の遠景


通りに戻り、さらに南下すると町に中心の旧市庁舎と市庁舎広場にあたり多くの人で賑わっている。
市庁舎広場


市庁舎


市庁舎広場に集う市民の皆さん


聖カジミエル教会の前での結婚記念撮影


さらに行くと旧市街の南端「夜明けの門」に突き当たる。歩いて回るのに丁度いい広さの町だ。
夜明けの門


街のいたる所で結婚式(今日はおめでたい日かも)


5日目は専用車でカウナスの街にある「杉原記念館」を訪れる。ビザを発行して多くのユダヤ人の命を救った杉原千畝の実際の職務室や写真を見ると、尊敬の念と感謝の気持ちが沸き起こってくる。日本人の誇りである。
杉原記念館


杉原記念館


杉原ご家族


通過査証


午後はシャウレイの街の北東約12キロメートルにある、「十字架の丘」を訪れる。それは遠くからみるとまるで小山のように見える。大小無数の十字架が建ち並び、積み重ねられて丘を形成している。神聖さと荘厳さを感じさせる異空間だ。
十字架の丘


十字架の丘


十字架の丘


6日目はラトビアの首都リーガの旧市街巡り。リーガはバルト3国の中での最大の都市。世界遺産の旧市街は見所満載だ。先ずは聖ペテロ教会の123mの塔(展望台は72m)に登り、町全体を見渡してみる。9ユーロの入場料はいささか高いと思ったが、元は十分は取れた。数多くの教会、ハンザ商人の商家、市庁舎など所狭しと並んでいる。新市街とのバランスもいい町だ。
聖ペテロ教会


リーガの街の遠景


リーガの街の遠景


リーガの町並み


次にリーガを代表する建築・ブラックヘッドの会館へ。大時計や数々の彫像、レリーフが美しい。
ブラックヘッドの会館


ブラックヘッドの会館


市庁舎


市庁舎の脇を抜けて行くと、街の中心・ドゥァマ広場には沢山の人が溢れており、その前にバルト3国最古の教会「リーガ大聖堂」がでんと構えている。高さ90mの塔を持つ教会はその威厳を今も放っている。
リーガ大聖堂とドゥァマ広場


リーガ大聖堂のライトアップ


三人兄弟の家や趣のあるトゥルァクシュニュ通りには城壁が残り火薬塔へと続いている。
城壁


トゥルァクシュニュ通り


火薬塔


三人兄弟の家


リーヴ広場の北側の建物の屋根の上に伸びをする猫が見えるのが通称「猫の家」だ。今も悪いねずみを屋根の上から見張っているかのようだ。
猫の家


「猫の家」の屋根の上の猫


リーヴ広場


屋根の上ばかり見ていたら、いくつもの風見鶏を見つけることができた。
屋根の上の風見鶏


屋根の上の風見鶏


屋根の上の風見鶏


屋根の上の風見鶏


旧市街と新市街の境界にある自由記念碑塔


ビルセータス運河の公園


7日目はベラルーシのミンスクへ。この日は近郊の2つの世界遺産、ミール城とニャースヴィシュ宮殿を訪問。ミール城は16世紀前半に、地元の有力者ユーリ・イリイーニチによって築かれた中世の城である。緑豊かな公園と湖に囲まれ、のどかな景色とレンガ色の城が調和した人気スポットだ。2,000年には世界遺産に登録された。5つの塔はそれぞれ異なったデザインで建てられているが形状はほぼ同じ。可愛いゴシック様式の城だ。
ミール城


ミール城


ミール城内


ミール城内部


湖とミール城


ガイドのユリヤさん


ミンスクから南西約90キロメートルにあるニャースヴィシュ宮殿は2005年に世界遺産に登録された。16世紀にリトアニア大公国の最高実力者ラジヴィル家の富と名声を誇示するために建設が始まった。以降1939年にソ連の侵攻によって追放されるまで改築が繰り返された。今は博物館となり、当時の豪奢な内部を回覧できる。この宮殿(城)の立地環境は実に見事だ。ゲートから700〜800m続く道は両側の池に囲まれ、訪れる宮殿に対する期待を膨らませる。その池はまるで魔法のように空の雲を池面に映しだし、絵画そのものだ。城も堀に囲まれ、美しい姿を際立たせている。
ゲート


逆さ絵の池


こんなきれいな池に囲まれている


ニャースヴィシュ宮殿


ニャースヴィシュ宮殿


ニャースヴィシュ宮殿


ニャースヴィシュ宮殿


ニャースヴィシュ宮殿


ニャースヴィシュ宮殿


ニャースヴィシュ宮殿内


ニャースヴィシュ宮殿内部


ニャースヴィシュ宮殿内部


ニャースヴィシュ宮殿と私


最終日はミンスクの街の観光。ベラルーシ共和国の首都・ミンスクは第2次世界大戦によって破壊されたが、旧ソ連風の町並みにすっかり復興された。印象はやはり機能的なクールな整然とした感じを受ける。10月広場や勝利広場はその代表といえる。
ミンスクの町並み


10月広場


勝利広場


一方で、レーニン通りにあるフリーダムスクウエア(通称、歴史センター)はヨーロッパ的な雰囲気が味わえる地区だ。旧シテイホール、聖霊大聖堂を中心にレストランやパブなど大いに観光客で賑わっている。
フリーダムスクウエア


旧シテイホール


聖霊大聖堂


象徴の市長像は大人気(触ると願いが叶うと言われている)


ガイドのダーシャさん


私も真似をして


近くのトラエツカヤ旧市街区も戦前の家々を復元した一画だ。石畳の小道でつながれ、民芸品や薬局など点在し、散歩に最適だ。スヴィスラテ川の中程にはアフガニスタン出兵慰霊碑「涙島」もある。
トラエツカヤ旧市街地区


トラエツカヤ旧市街地区


トラエツカヤ旧市街地区


涙島


3日間お世話になった親切なドライバー「ニコラ」さん


冒頭のコピーでかつての街などと、4つの街を過去の街のような表現をしてしまったが、大きな間違いだった。美しい町並み、歴史を感じさせる町並み、中世ヨーロッパを思い起させる建物群、教会、大聖堂、美術館等、それでいてそれぞれの街に特徴がある。再訪する時があったら選ぶのに苦労するに違いない。

2016年9月20日〜29日
本山 泰久

おすすめポイント
*サンクトペテルブルグ ★★★★★ エルミタージュ美術館、聖堂、教会、美味しい料 理。言うこと無しの街。
*ビリニュス ★★★★ カトリック特有の柔和なバロック建築の多い和やかな街
*リーガ ★★★★★ 活気溢れる新旧入り混じった歴史の街
*ミンスク ★★★★★ ヨーロッパとロシアの中間の匂いがする不思議な街

1 - 5件目まで(9件中)


国一覧
アジア
ベトナム(8)
カンボジア(8)
タイ(6)
インドネシア(5)
スリランカ(4)
中国(4)
マレーシア(4)
ブータン(4)
トルクメニスタン(3)
香港(3)
インド(3)
ラオス(2)
ウズベキスタン(2)
シンガポール(2)
ネパール(2)
ミャンマー(2)
モンゴル(1)
キルギス(1)
ブルネイ(1)
台湾(1)
中近東
トルコ(6)
ヨルダン(3)
アラブ首長国連邦(3)
イスラエル(3)
パレスチナ自治区(2)
イラン(1)
レバノン(1)
ヨーロッパ
イタリア(7)
スイス(5)
ドイツ(5)
クロアチア(4)
ギリシャ(4)
フランス(4)
イギリス(4)
スペイン(4)
フィンランド(3)
ポーランド(3)
ロシア(3)
チェコ(3)
オランダ(3)
ボスニア・ヘルツェゴビナ(2)
アイスランド(2)
アルメニア(2)
グルジア(2)
ルクセンブルク(2)
ポルトガル(2)
リトアニア(2)
アイルランド(2)
エストニア(2)
オーストリア(2)
ハンガリー(2)
ブルガリア(1)
ルーマニア(1)
セルビア(1)
スウェーデン(1)
ベルギー(1)
マケドニア(1)
スロバキア(1)
ノルウェー(1)
モンテネグロ(1)
アゼルバイジャン(1)
ベラルーシ(1)
アフリカ
モロッコ(17)
エジプト(5)
南アフリカ共和国(3)
ボツワナ(3)
ジンバブウェ(2)
タンザニア(2)
チュニジア(2)
ケニア(2)
アルジェリア(2)
マダガスカル(1)
エチオピア(1)
ガーナ(1)
ザンビア(1)
トーゴ(1)
ベナン(1)
ハワイ
オアフ島(1)
ハワイ島(1)
オセアニア
オーストラリア(6)
パプアニューギニア(4)
ニュージーランド(4)
南太平洋
ニューカレドニア(2)
バヌアツ(2)
クック諸島(1)
タヒチ(1)
カリブ海
キューバ(3)
セントルシア(1)
セントマーチン(サンマルタン)(1)
プエルトリコ(1)
中南米
メキシコ(6)
ボリビア(4)
グアテマラ(2)
エクアドル(1)
ペルー(1)
ベリーズ(1)
ブラジル(1)
パナマ(1)
ニカラグア(1)
コロンビア(1)
コスタリカ(1)
北米
アメリカ西部(5)
アメリカ東部(4)
カナダ(2)
インド洋
モルディブ(3)
セイシェル(1)