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エリア:
- アフリカ > モロッコ > エルフード
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テーマ:
- 街中・建物・景色
- / 自然・植物
【これらはいったい何なのか?】

今回、モロッコを旅していて、"砂漠"を感じ始めたのは、カスバ街道の終点にほど近い、エルフード近郊あたりからだった。道路脇に盛り上がる細かい砂に取り囲まれ、強風に吹き飛ばされた砂が視界を遮り辺り一帯が黄色い世界になる。そして、ほどなく、砂漠の中に広がる異様な光景を目にする。砂漠の平原に無数の小山が形成されていて、大きなアリ塚のようにも見えなくはないがアリ塚にしては大きすぎるような気がした。
「これらはいったい何なのか?」
それは、約1000年も前に人間の手(ベルベル人)によって掘られた井戸だった。ガイドさんの話を聞くと、昔は、地下に多くの水脈が通っていて、その無数の穴から滑車を使って水を汲み上げていたそうだ。井戸は、すべて地下で繋がっていたのだが、水が取れなくなってからは、地盤沈下や、風化で大部分の地形が変わってしまったという。ガイドさんは、その証拠に、ひとつの井戸から入って、別の井戸から出てくるといった実演を見せてくれた。今でも25mくらいある深さの井戸を器用に下りていき、真っ暗闇の中を通って見事に別の井戸から上ってきた。拍手喝さい!!

【この様に足を使って水を汲み上げる】

【穴は深くて真っ暗】

今回、モロッコを旅していて、"砂漠"を感じ始めたのは、カスバ街道の終点にほど近い、エルフード近郊あたりからだった。道路脇に盛り上がる細かい砂に取り囲まれ、強風に吹き飛ばされた砂が視界を遮り辺り一帯が黄色い世界になる。そして、ほどなく、砂漠の中に広がる異様な光景を目にする。砂漠の平原に無数の小山が形成されていて、大きなアリ塚のようにも見えなくはないがアリ塚にしては大きすぎるような気がした。
「これらはいったい何なのか?」
それは、約1000年も前に人間の手(ベルベル人)によって掘られた井戸だった。ガイドさんの話を聞くと、昔は、地下に多くの水脈が通っていて、その無数の穴から滑車を使って水を汲み上げていたそうだ。井戸は、すべて地下で繋がっていたのだが、水が取れなくなってからは、地盤沈下や、風化で大部分の地形が変わってしまったという。ガイドさんは、その証拠に、ひとつの井戸から入って、別の井戸から出てくるといった実演を見せてくれた。今でも25mくらいある深さの井戸を器用に下りていき、真っ暗闇の中を通って見事に別の井戸から上ってきた。拍手喝さい!!

【この様に足を使って水を汲み上げる】

【穴は深くて真っ暗】


