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今日も旅する!!ファイブスタークラブ世界探検隊

~お客様の代わりにファイブスタークラブ社員が世界中をチェックしてレポートしてきました。~

プロフィール

ニックネーム:
ファイブスタークラブ
居住地:
東京都
会社名:
ファイブスタークラブ
会社英字名:
Five Star Club
会社所在地:
東京都
会社電話番号:
03-3259-1511
業種:
旅行業
自己紹介:
1.全コース1名より催行保証。ツアーキャンセルはありません。(ごく一部のコースを除く)
2.アレンジ自由自在。延泊や減泊、ホテルグレードUP、航空会社指定、何でもできます。
3.基本的に少人数でのツアーで団体旅行のわずらわしさはありません。(ごく一部のコースを除く)
3.遊牧民のゲルにホームステイやサハラ砂漠でキャンプなど、その国でしかできないユニークなオリジナルツアーを企画。
3.毎週土曜日、各方面の専任スタッフが説明会を実施。疑問、質問は何でもどうぞ。(予約制)

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ジンバブエ
想像以上にワイルドで想像以上にモダン!期待の数段上を行く南アフリカの旅☆
エリア:
  • アフリカ>ジンバブウェ>ビクトリアフォールズ
  • アフリカ>南アフリカ共和国>ケープタウン
  • アフリカ>ボツワナ>チョベ
テーマ:世界遺産 自然・植物 動物 
投稿日:2016/01/05 14:15
去年のケニアに次ぎ、人生2度目のアフリカへ!今回の行き先はジンバブエ、ボツワナ、ザンビア、南アフリカの4か国。前回のケニアではサファリ三昧だったが、今回の日程ではサファリは1回のみ。私にとってアフリカはまだまだ未知の国々。イメージできるのは動物、民族、大自然。さて、今回はどんな旅になるのだろうか…。


まず私が降り立ったのは、ヴィクトリアフォールズ空港。そう、世界三大瀑布の一つ、ビクトリア滝のある場所だ。到着後早速、滝の観光へ。
私の訪問した10月は乾季にあたる時期で、雨量は少ない。とはいえ、遠くまで轟く爆音と乾季とは思えない水量に驚きを隠せない。乾季とはいえ、滝に近いポイントは噴霧でまるで熱帯雨林のよう。常に舞い上がる水しぶきで、周辺は雨が降ったようにしとしとしている。もっとも深いところで落差108mもあり、滝の幅は約1700m。ジンバブエからザンビアに2か国またがっている。驚くことに、4〜5月の雨季、最大雨量は1分間に5億リットルもの水が落下するのだとか。想像を絶する数字だ。でも乾季であっても驚きの水量なのだ!雨季には見えない滝壺も見られるし、カメラが壊れる心配もない。なにより、とっておきのアクティビティーが楽しめる。(これについては後ほど詳細を語らせて頂くとして…)
乾季のビクトリア滝


この後、ザンベジリバークルーズに参加し、初日の夜は更けて行った。
ザンベジリバーの夕陽


この後、ザンベジリバークルーズに参加し、初日の夜は更けて行った。
ザンベジリバーの夕陽


翌日、陸路で国境を越え、ボツワナへ。
イミグレーションはかなり簡素なつくりで、あっけなくボツワナに入国!
国境から約10分で本日の宿泊先、レインボーホテルにチェックイン。熱帯の植物がそこかしこに植えられ、ホテルの中に川が流れている。トロピカルなイメージの素敵なホテルだった。早速ビュッフェの昼食。ここの食事がまた美味しい!アフリカ滞在中、一番おいしい食事だった。
レインボーホテルのロビー


ワニの肉も楽しめる


夕方からはホテルからチョベ川のボートサファリへ出かけた。チョベ川はビクトリアフォールズから流れてきている川だ。チョベ国立公園はゾウの楽園とも呼ばれているほど、たくさんのゾウが生息しており、生息密度は世界一なのだ。この国立公園をボートに乗り川からサファリを楽しめるというわけだ。ゾウを始めワニ、カバ、ジャッカル、キリン、ヌー、バッファロー、インパラそして遠くにライオンの群れを発見する事が出来た。






ボートクルーズ


でも私はやっぱりサファリカーに乗って、風を受けながら動物を探すほうがワクワクしてしまう。
夕方のボートクルーズを楽しんだら、翌朝からはジープサファリだ!
日が昇り切る前にいざ、チョベ国立公園へ。
今回は運が悪かったらしく、残念ながら大型の肉食動物を見ることはできなかった…。
サファリカー


ゾウさん


そして再びジンバブエに戻る…。ジンバブエの国立公園でエレファントバックサファリだ。ゾウさんの背中に乗ってサファリをするのだ!
大人三人が乗っても余裕のゾウさん。時より鼻を持ち上げておやつをねだってくる姿がかわいい。ジープでのサファリと違い、獣道やアップダウンの激しい道を行くのでキャーキャーいいながら楽しめる。動物を見る事よりも、ゾウの背中に乗っていることの方に楽しさを覚えた。


エレファントバックサファリ


そして翌日、先ほど述べた、乾季の楽しいアクティビティーに参加するためジンバブエからザンビアへ向かった。
ここで何をするのかというと…。デビルズプールに入るのだ!
悪魔のプール…名前がすごい(笑)
水量の少なくなる乾季、ビクトリア滝の崖っぷちに自然のプールが現れる。そこに飛び込むというなんともクレイジーなツアーなのだ。一寸先は100m下の滝つぼ。落ちればもちろん命はないだろう。
まずは、ザンビアサイドの川辺にあるホテルへ。そこで死んでも文句言いません、というような書類にサインをする。
そして小舟に乗って、乾季の間に現れる、滝上の中州へ。
中州に向かう船。


中州に上陸したら、まずは記念撮影。

中州にて


滝にかかる虹が本当に円の形に見る事が出来る。今まで見たことのある虹は大きくて半円のものだったが、これは…そうだな、たぶん270度くらい?この虹を見られただけでも、感動の嵐。そして川幅10mくらいの、流れの緩やかな川を泳ぎ渡る。この時、大事なカメラはガイドさんが運んでくれる。
そしてこれが、デビルズプールだ!




飛び込む人もいるのだろうが、チキンな私はゆっくり入水。ガイドさんが常に体の一部をもっていてくれるので、怖い!という気持ちにはならなかった。とにかくテンションが上がって、終始笑っていた。ガイドさんたちはなれたもので、100mの絶壁の上を恐れることなくスタスタと歩いていた。崖の下をのぞきこんで写真を撮ってあげている。恐ろしや〜。
正直、サファリより胸がドキドキした。
プールから上がると、中州に素敵な朝食が用意されていた。美味。
エッグベネディクト


そして日帰りでザンビアを後にし、南アフリカはケープタウンへ飛んだ。
ザンビア、ジンバブエに比べて穏やかな気候。ちょっと寒いくらいだ。
自然、野生動物、美食と楽しみの多いケープタウンでぐるっと半島1周終日観光ツアーへ向かった。
まずはマーケットやパフォーマーで賑やかなハウト湾から、オットセイの群れを見に、ドイガー島へのクルーズ船に乗り込む。10分程度でドイガー島が見えてきた。島の上にも海の中にも、どこもかしこもオットセイだらけ!水面にヒレを出しながら泳いで、この仕草は体温調節の為に行っているらしいが、まるでこちらにバイバイしているかのよう。


賑やかなハウト湾




オットセイの群れ


そしてチャップマンズ・ピーク・ドライブというドライブルートを通って、喜望峰を目指す。途中、大西洋の素晴らしい展望が広がり、楽しいドライブだ。そして道路脇に、普通に野生のダチョウが歩いている(笑)!これがアフリカか!!
きれいな海岸線


野生のダチョウ


車窓風景を楽しんでいるとあっという間に喜望峰に到着。
ケーブルカーを登り、喜望峰のシンボルでもある灯台を散策。ちょっと天気が悪いのが残念…。
喜望峰にて


灯台


喜望峰を後にし、ケープタウンで一番楽しみにしていたボルダーズビーチへ!ここは年間600万人もの観光客が訪れる人気観光スポット。野生のペンギンが間近に観察できる、世界でも珍しいビーチなのだ。
住宅街を少し抜けただけで、ペンギンさんが現れるからびっくり!人を恐れないらしく、かなりカメラを近づけてもびくともしない。きゃ、きゃわいい。






ここまでケープタウンの野生動物を楽しんできたが、私の訪れた10月はシーズンで言うと春であり、喜望峰の自然保護区やカーステンボッシュ植物園は鮮やかな花が咲き乱れていた。
カーステンボッシュ植物園


翌日、ワインランドのワイナリーとダチョウ牧場を訪問しに、郊外へ出かけた。
ワインについてはあまり知識がないのだが、ステレンボッシュというところにはたくさんのワイナリーがあり、気軽にテイスティングやワイナリーの見学ができる。中でも1692年から300年以上もの歴史のあるスピアーはとてもおすすめ。数々の受賞歴のあるワインをテイスティング&購入できるのはもちろんの事、広大な敷地にはブドウ畑が広がり、デリカテッセンで食材を買い、ピクニックランチに行くこともできる。そしてここには宿泊施設もあるので、ゆっくりとワインや自家栽培の野菜を提供してくれるレストラン、スパを楽しむのも良いだろう。
なぜかここにはフクロウセンターがあり、フクロウとの触れ合いも楽しめる。(入場料別)


名門ワイナリー「スピアー」




スピアーホテル


メンフクロウ


フクロウと戯れる


この日、私はダチョウとチーターとも戯れた。
ダチョウ産業で栄えたオーツホーンにはダチョウ牧場がいくつかある。
ここではダチョウに餌付けをしたり、背中に乗ることができるのだ。もちろんダチョウの生態についても学ぶことができる。ダチョウの身長は2mを超えるが、脳みそがピンポン玉程度だったことに驚いた。脳みそ小っさ!
ダチョウに餌付け


子供のダチョウ


ダチョウの背中に乗ってみる


チーターアウトリーチセンターを訪問し、生後3か月の赤ちゃんチーターとご対面。


赤ちゃんチーター


仕草はネコなのに、たくましいお手て。がぶっといかれたら、赤ちゃんとはいえ、ただでは済まないだろう。

こうして人生2度目のアフリカの旅は終わりを告げた。
大自然に圧倒され、デンジャラスなアクティビティーを楽しみ、動物をたくさんみて、美しい景色に感動して、豊かな緑を満喫した。
今回、思った以上にジンバブエは観光がしやすく(一人で街中を歩けると思わなかった)、ケープタウンは思った以上にヨーロッパのようなモダンな街だった。
夜、ケープタウンの空港から街に向かっていたときに車窓からみた素晴らしい夜景が今でもまぶたの裏に焼き付いている。
やっぱりアフリカは想像以上の場所だった。

おすすめスポット
ビクトリア滝・・・★★★★★
言わずと知れた、世界三大瀑布の一つ。乾季であってもその圧倒的な迫力に感動させられる。
チョベ国立公園・・・★★★★
ゾウの楽園。水辺から、ジープからいろいろな角度でサファリを楽しむ事が出来る。
デビルズプール・・・★★★★★
乾季にしか現れない悪魔のプールはとってもスリリング!
ケープタウン・・・★★★★★
自然も都会も動物も!何もかもが楽しくて見どころに満ち溢れた街。

(2015年10月 久保井奈々子)

フランス
海、山、人々の暮らし---本物を知る大人の冒険(南西フランス、バスク地方)
エリア:
  • ヨーロッパ>スペイン>サン・セバスチャン
  • ヨーロッパ>フランス>ロカマドール
  • ヨーロッパ>フランス>フランスその他の都市
テーマ:世界遺産 グルメ 歴史・文化・芸術 
投稿日:2016/01/05 14:10


海、山、そして人々の暮らしの中に、昔から変わらない本物の姿が残されている---
世界的に活躍するフレンチの巨匠、アラン・デュカス氏が感嘆する美しさ。それはフランスとスペインの国境エリア、バスク地方にあるらしい。
大切にされ続ける伝統、自然と調和した暮らし、郷土への深い愛情。バスク人のシンプルで変わることのないスタイルは、世界からも注目されている。
今回はそんなバスク地方に加えて、フランスでも特に美しい田舎町が点在する南西フランスへ。ヨーロッパの原風景を専用車で訪ねる、大人の冒険旅となった。

<南西フランス コルド・シュル・シエル>


ガイドの足元を追いかけながら、慣れない砂利の坂道をずんずん歩いていく。この先に何があるんだろう・・・ドキドキなのか息切れなのか、鼓動が激しい。小高い丘の細道が急に開けて、ふと正面を見る。そこには素晴らしい絶景が広がっていた!

コルド・シュル・シエルは空に浮かぶ、南西フランスで最も古い城塞都市。小高い丘に渦巻くように並んでいるかわいらしい民家。この町は13世紀、カタリ派撲滅を目的とする北フランスからの軍の侵攻を防ぐ拠点として作られた。今となっては趣のある田舎町。その美しさに心惹かれ、多くのアーティストや職人たちがこの村へ住み着いたという。トゥールーズ名産のスミレのお土産も、この街で選ぶのがおすすめ。職人たちの自信作に出会うことができる。


パステル(名産の青色染料)のハンドメイドのお店


スミレの花びらのチョコレート漬け シャンパンに入れて楽しむのがおすすめ


<南西フランス コンク>


コンクは、山あいにひっそりとたたずむ巡礼の宿場村。非常にこじんまりしていて20分もあれば1周できてしまう規模だが、中心にあるサント・フォア教会は世界遺産に登録されている。ザ・ロマネスク!なタンパン(入口の扉の上の彫刻)が描くのは、最後の審判。正面から見て左側には天国、右には地獄が広がる。ほのかに残る着色の跡は、この教会がこの世に生まれてから経過した月日を想像させる。






ひんやりとした空気に包まれ、ひっそりとした夜のコンク。夜遅くまで空いている数少ないレストランでは、観光客たちがワイン片手に一日の出来事を語らっている。9世紀以降、サンチャゴ・デ・コンポステーラを目指す巡礼者たちは、どのような思いでコンクの夜を過ごしていたのだろう。教会にて祈りを捧げ、翌朝には西へ向け歩き出していたのだろうか。






サント・フォア教会では、夜9時半からパイプオルガンのコンサートとライトアップがはじまる。ロマネスク様式の小さな窓にはめ込まれているのは、現代の芸術家ピエール・スラージュ氏デザインのステンドグラス。シンプルで現代的な窓の光は、まるで命を宿しているかのようにやさしく変化していた。
近年フランスの大聖堂は、プロジェクションマッピングなどのイベントを行っているところも多い。この村には、そんな文明の楽しみを知らないままでいてほしいと思う。

<南西フランス ロカマドゥール>


日本には「岸壁の母」という名曲があるが、この村のマリアは絶壁の母と呼ぶのがふさわしいのかもしれない。町の対岸からでもはっきりと見ることのできるおおきな聖母像は、長い道のりをかけてここまでやってくる巡礼者たちに微笑みかけながら、無事を祈っているかのようだ。
礼拝堂の聖母像 町の対岸からもよく見える


ロカマドゥールは切り立った絶壁に建てられた、小さな巡礼の町。初期キリスト教徒だった聖アマドゥールの遺骸が、全く腐敗していない状態にて発見されたという伝説がある。教会の中には、フランスで最も有名な黒い聖母像。この聖母の頭上にある小さな鐘がひとりでに鳴ると、奇跡が起こるとされている。
黒い聖母像(奇跡の礼拝堂)




聖アマドゥールの遺骸が見つかった場所。聖アマドゥールの墓が岩窟にあることから、町はRoc-Amadour(岩窟のアマドゥール)と名付けられた。


黒い肌の聖母像は世界中に約500体あり、その中でも200体以上がフランスにあるらしい。肌が黒い理由については、ロウソクのススで汚れてしまったからだと言われていた。しかし研究が進むにつれ、黒が聖母像本来の色であることが分かった。謎は深まってしまったのだ。ロカマドゥールの聖母においても例外ではなく、なぜ黒い肌をしているのか未だ分かっていない。



くるみオイル


ライヨールナイフ


ロカマドゥールワイン


ふもとの町には可愛らしい土産物屋の目抜き通りがささやかなにぎわいを見せる。この地方のお土産物を探すなら、この通りを散策するのがいいだろう。名産のくるみワインやくるみオイル。名産のナイフブランド、ライヨールやトリュフ、ロカマドゥールワイン、カベグーと呼ばれる山羊のチーズ・・・都市部では見られないハンドメイド作品を扱う店も見逃せない。教会をゆっくり見学した後にふもとの町を訪れ、町のパノラマを眺めることができるレストランでランチをとるのがベストルートだ。

ロカマドゥールを望むレストランのテラス


<フランスバスク サン・ジャン・ド・リュズ>


どこを切り取っても可愛らしいバスクメゾンの町並み。のどかな海辺と、ほどよく華やかな広場。この町が生んだベストセラー、元祖マカロンやエスパドリーユ、ベレー帽やバスク織・・・それらを片手に下げた観光客たちと、何度も何度もすれ違う。皆にこにこ顔で嬉しそう。お目当てのものを見つけることができたのだろうか。
海辺のホテルにチェックインすると、フロントのお兄さんが町の地図くれた。町自慢のレストランやバルの場所、営業時間までわかりやすく書き込まれている。どうやらここは美食の町でもあるらしい。サン・ジャン・ド・リュズを訪れる旅人は、なんて幸せ者なんだろうか!




この街が発祥のエスパドリーユ


バスク織の日用品


ベレー帽専門店


マカロンといえば、高級菓子店ラデュレなどのパステルカラーが定番のイメージ。しかし元祖であるメゾン・アダムのそれは、もっともっと素朴なもの。まるでカントリーマアムのようなシンプルな見た目に、口の中で広がるアーモンドのやさしい甘み。ルイ14世婚礼の際に初めて作られ、贈呈されたのがはじまりだとか。このお店では、このレシピを当時のまま守り続けている。
元祖マカロンの店 MAISON ADAM


マカロンは1つから購入可能


朝目が覚めて、ふと窓を横目に見る。
「これは直ぐにでも外へ出なくては・・・!」
昨日街で手に入れたエスパドリーユに、慌てて両足をはめ込む。目についた食べかけのグレープフルーツを掴んで部屋を飛び出した。







やわらかい朝陽が海辺のバスクメゾンを照らしていて、波は変わらずやさしく穏やか。欧米人は、水の中を構わず裸足で歩いていた。かなり冷たそうだが、そんな姿がうらやましくなって思わず海辺へ来てしまった。この町からバスク湾へ船を出して漂流したら、どんな町にたどり着くことができるのだろう。そこはフランスだろうか、スペインだろうか。昼間の華やかな町が嘘のよう。静まりかえった海を独り占めして、幸せを噛みしめた朝だった。

<スペインバスク サン・セバスチャン>
バル激戦区!Fermin Calbeton通り


車の中でうとうとしていると、いつの間にか国境を越えたらしい。
スペインバスクの中心地であり世界一の美食の街、サン・セバスチャンはあいにくの曇り空。旧市街を歩いていると、ゲリラ豪雨にあってしまった。びしょびしょになりながらバルへ駆け込む。
Fermin Calbeton通りは、どうやらバルの激戦区だったよう。店内では若者からおじいちゃん、おばあちゃんまで、ワイン片手に一日の出来事を語らいピンチョスをほうばっている。屋根があれば大雨だって気にしない。外での立ち飲みもへっちゃらだ。




有名店Borda Berriは鴨のステーキ、牛の頬煮込みが自慢


チャコリ(バスクの微発泡ワイン)は空気を含みながら注ぐのが旨さの秘密みが自慢


La Casa Urolaの看板メニュー、ロブスターサラダは絶品!


人気店Goiz Argiは英語メニューもある


ピンチョスとはスペイン語のピンチョ(串)が語源。バルの小皿料理全般を指す。近年この街ではレストラン並みの絶品ピンチョスを出すバルが大流行り。他にも、早い・安い・うまい!なバル、エスニック料理の要素を取り入れた個性派バル・・・バリエーションは様々。どのピンチョスも共通しているのは、自慢の地元産の食材を使っていること。「GOXO!!」(バスク語で「おいしい」の意味)を連発してしまう。
サン・セバスチャンのバルははしごするのが大常識!既にたくさんの店が日本の雑誌にも紹介されているが、下調べ無しだとどのバルに入ればいいのかわからなくなってしまうかもしれない。
美味しいバルを見つけるコツは、カウンターの下に落ちた紙ナプキンのゴミの数。沢山落ちていればいるほど繁盛店なのだとか。日本でも「のれんの汚い店は美味い」とはよく言ったもの。日本のこの文化はもう衰退しているかもしれないが、この街では紙ナプキンのゴミが道しるべとなって、世界各国から来た呑兵衛をおすすめのバルへと導いている。




南西フランスもバスク地方も魅力的な町ばかりなのに、どこも移動には車が欠かせない。道路標識も日本ほど点在していないし、日本ほどカーナビも詳しくない。専用車で回るのが賢く安心だ。専用車利用なら現地ドライバーおすすめの、秘蔵のビュースポットへも連れて行ってくれるかも・・・!?

どんな小さな町にも深い歴史と、何百年も人々に愛される理由がある。今回訪れた13の町、村の物語ひとつひとつを紐解くことは叶わなかった。全ての町にもっと長く滞在して、町の時計の進みに身を任せることができたら素敵だろうなぁ・・・
そうすればきっとアラン・デュカス氏の言う「本物の姿」に、もっともっと寄り添うことができるだろう。
コンクのビュースポットにて


【スタッフおすすめ度】
コンク★★★★・・・山あいの宿場村。静かな夜は巡礼者たちとオルガンコンサートへ
ロカマドゥール★★★★★・・・黒い聖母像マニア必見!?お土産探しにも◎
サン・ジャン・ド・リュズ★★★★・・・可愛い建物と海と美食!ハネムーナーにもおすすめ
サン・セバスチャン★★★★・・・世界一の美食の街。お気に入りのバルを発掘したい。

(2015年10月 仙波佐和子)

ニューカレドニア
ニューカレドニアで暮らそう 暮らしてわかる本当の豊かさ
エリア:
  • 南太平洋>ニューカレドニア>イルデパン島
  • 南太平洋>ニューカレドニア>ヌメア
テーマ:ビーチ・島 ホテル・宿泊 世界遺産 
投稿日:2016/01/05 14:07
今回の旅行先はニューカレドニア。ヌメア計3泊とイルデパン4泊という旅程。

イルデパンには有名な美しい3大ビーチがあり、そのうち一つはクトビーチでパウダーサンドのビーチとエメラルドグリーンの海が素晴らしい!クブニーはこのビーチの目の前にありいつでも行けるのが嬉しい。夕日もこのビーチに沈むのでビーチでビールやワインを持ってきて移りゆく海と空の色を楽しみながら乾杯するのもよし、ホテルのレストラン、バーはビーチにあるのでバーでゆっくり過ごすのも素敵な過ごし方だ。
「美しいクトビーチ」


「美しい自然の中にあるホテルクブニー」


「クブニーの土曜のビュッフェ」


また3大ビーチの一つで潮が引いたら小島への道が現れるカヌメラビーチへも徒歩5分なのが嬉しいところ。クトビーチは美しいけれど魚がいないのでスノーケリングはここで楽しもう。
「シークレットビーチのようなカヌメラビーチ」


このクブニーはホテル主催のツアーをたくさん催行していて、島内観光、もう一つの3大ビーチのピッシンヌ・ナチュレへ伝統的な船ピローグで訪れるツアーや、有名なノカンウイ島ツアーなどにも参加でき、毎日充実した時間を過ごせること間違いなし!ホテルには日本語スタッフもいるのも安心。

ノカンウイ島とモロ島でのBBQツアー
ノカンウイ島は数ある無人島でも一番有名で、海に溶け込む長いサンドバンクのビーチが美しい。
「不思議なサンドバンク」


「いつまでも眺めていたいほど美しい」


次に訪れたのは無人島のモロ島。ここでシュノーケリングとランチ、ハンモックでのお昼寝タイム。
「モロ島が見えてきた」


「モロ島に到着」


「ランチのロブスターのBBQ」


「ハンモックに慣れてない私」


ピローグ船とピッシンヌ・ナチュレのツアー
メラネシアンの伝統的な帆かけ船「ピローグ」に乗ってウピ湾に向かう。
「さあ、ピローグ船に乗り込もう」


「キノコみたいな変な岩」


1時間ほど船に乗り、上陸後、原生林の中を45分ほど歩く。その後、川の浅瀬を歩き、ようやくピッシンヌ・ナチュレに到着!気分はまるで探検隊!水着をきて、その上にショートパンツをはき、靴は山も水の中も歩くので底が厚めのマリンシューズがお勧め。

山歩きも楽しめる


満ちているときの水位はふとももあたりまで来るところを横断する!


イルデパンの3大ビーチの一つ、ピッシンヌ・ナチュレは美しい入り江の天然のプールで魚もたくさんいる絶好のシュノーケリングポイント。
「遠浅で美しいピッシンヌ・ナチュレ」


「ピッシンヌ・ナチュレでのシュノーケリング」


「ピッシンヌ・ナチュレ サンゴの近くには魚がたくさん」


次の日は体験ダイビングに挑戦!日本人インストラクターがいて安心。(いない時もあるそうです)普段はシュノーケラーの私もいつもと違う視点で魚が見れて大満足&大興奮!!




















その次の日はホテルクブニーから往復3時間ほどで行って帰れるンガ山ハイキング。スニーカー以上の靴で登ろう。ンガ山はイルデパン島で一番高いが、子供も行ける簡単なハイキングコースで、山の上からはクトビーチやカヌメラビーチが見下ろせて絶景!
「頂上への道」


「頂上にある十字架」


「標高200mちょっとの山だけど見晴らしは抜群」


4泊したイルデパンはアクティブに過ごす人にものんびりしたい人にも美しい海が満足させてくれるところ。道を歩いていて車とすれ違うとき、かなり高い可能性で手を挙げて挨拶してくれるのが嬉しかった。びっくりしたことは女の人でも立派なひげが生えていた人が数人いたこと。パプアニューギニアでもそういえばいた。日本では女性はひげが生えたら急いで剃るけどねぇ。後日、ガイドさんに聞いたことだけど、南太平洋にある、とある島では立派なひげのある女性からお嫁に早く行けるのだとか。美的感覚が全く違うのでしょうね。今や日本では男性でさえひげの脱毛にエステサロンに行ってるんだよ、と教えたらきっと彼らも驚くのだろうか。

まるで南国にある南仏のよう!ヌメアの楽しい過ごし方

ヌメアはフランスとメラネシアの文化が融合した南仏の風が漂うリゾート地で治安もよく、女性だけでも安心して過ごせる街。街はココティエ広場を中心に碁盤の目のようになっているのでここを目印にショッピングや観光を楽しめる。朝市やスーパーマーケットでお土産を探すのもおすすめ。年中爽やかな気候に恵まれ、青空の下ウィンドサーフィンなどを楽しむ人も多く、朝や夕方に海沿いのヤシの木が並ぶ南国らしいプロムナードにはランニングやウォーキングを楽しむたくさんの地元の人がいるので、一緒に体験してみるのも素敵。気候も爽やかなので朝夕のランニングは気持ちよかった!日帰りのオプショナルツアーやタクシーボートで近くの離島でのんびり過ごすのも人気です。
「朝市」


「水族館」


「夕暮れのビーチ」


「セントジョゼフ大聖堂」


暮らすように過ごそう!立地抜群のコンドミニアム カサ・デル・ソル

シトロン湾にあるカサ・デル・ソルはバス停、レストラン、ショッピングモール、水族館も近くにありヌメアの滞在に理想的な立地にある。部屋はリビング、ダイニングも広々で全室オーシャンビュー、またキッチン、冷蔵庫、洗濯機も部屋に完備しているのでまるでヌメアの住人になったかのように滞在することが可能。この国は治安もよく食事も美味しいですが物価が高く毎食外食をするととんでもない出費になってしまう。(レストランでの夕食は一人5000円〜)近くのお店や朝市で食材やワインを買ってキッチンで調理、海の見えるテラスで優雅に乾杯、というのもこのホテルならではの楽しいバカンスの過ごし方なのだ。また、フランス領の国なのでバケットもおいしい。朝ごはんにしてもよいし、サンドウィッチを作って地元の人に交じってランチを公園で食べてもよい。さあ、あなたもヌメアに気軽にすんでみませんか?夜中のフライトの方にはレイトチェックアウトもおすすめ。(空きがあれば有料で可能)

ヌメアで道を渡ろうと車が通るのを待っていたら、かなりの確率で私が道を渡るために車を止めてくれるドライバーが多く、そのうち何人かは「どうぞ」と笑顔で合図してくれた。ガイドさん曰く「彼らには急ぐ必要がないからです」とのこと。私は日本で一本でも早くの電車に乗るために駅まで走ったりするし、日本で車がわざわざ止まって道をゆずるなんてことがないから、彼らの心の余裕、大きさは見習わなきゃ、と反省したのだが、日本に戻るとすぐにそんなことは忘れてしまっていた。やっぱり忙しい都会の中で同じようにするのは実際難しいし、それは仕方がない。あんなにゆったりとした南国の生活から日本の生活に戻るとうんざりしてしまうことが多い。毎朝満員電車に乗ること、人々が無表情で知らない人同士が笑顔であいさつしあうことなんてないこと、多くの人が携帯ばかりを見ていることなどなど。でも、都会の生活は一日で私をそのうちの一人に戻してしまった。
ガイドさんに聞いた話だとメラネシアンの人々は「何もしない」のが理想の人生だそう。外国がどうなっているかも興味がないので海外旅行などはほとんど行かず、自分の生まれたところで死ぬことを理想とし、着るものや食べ物にも執着なく、外からの動きがあっても自分たちは変わらない。日本人とは完全に逆で本当に理解しがたいのだけど、それが彼らの考え。
都会の生活はたくさんのものがあり、人が多く刺激的で楽しい。けれども時間の流れが速すぎて疲れることもあるだろう。そんなときはニューカレドニアに来て暮らしてみてください。きれいな海と優しい人々の笑顔で心が自然と豊かになるから。

おまけ
カサデルソル滞在に持って行ってよかったものリスト
洗濯洗剤、柔軟剤(1回に1パックになっているもの)、洗濯ネット、塩、醤油、マヨネーズ(ニューカレドニアのマヨも割とおいしいけど)、カレーのルー、お米、即席みそ汁(だいたいのホテルには湯沸かし器がある)、cook doなどの材料さえあればすぐできるもの(全ての調味料を日本から持っていく訳にもいかないし、料理すると言っても時間を短縮したい)、お箸、コーヒー
持っていけばよかった・・・!ものリスト
油、洗濯バサミ(高層階のテラスは風が強い)、ハンガー、入浴剤(お風呂に入れてゆっくりつかりたかった)
「カサデルソルの広々としたリビングルーム」


「キッチンも広い」


「プールでのんびりもできる」


お部屋からの眺め


オススメ度

イルデパン ★★★★★・・・日帰りなんてもったいない!ゆっくり宿泊して美しい3大ビーチを制覇しよう!
ヌメア ★★★★・・・治安も良くて住むように旅するところとしてはぴったり

(2015年10月 辻理恵子)

ドバイ
常に進化するドバイの今を見る!
エリア:
  • 中近東>アラブ首長国連邦>ドバイ
テーマ:買物・土産 観光地 ホテル・宿泊 
投稿日:2016/01/05 14:04




成田からエミレーツ航空の直行便で約9時間、ドバイに到着です。
ドバイで乗り継いで、ヨーロッパや中近東に向かう人も多いですが、世界中の人が集まるドバイを体験してきます。

ドバイは特にここ5年程で急速に発展してきたため、最近できたばかりだったり、建設中のいくつもの高層ビル、ホテルやショッピングモールがあります。


その一方で、それ以前の街並みは低い建物が並び、旧市街として残っていて、街の周りには砂漠が広がっています。

ドバイにはアラビア湾(ペルシャ湾)につながるクリークが流れていて、このクリークを渡って旧市街側へ。クリークを渡るにはアブラと呼ばれる渡し舟が便利です。地元の人に混じって乗ってみると風がとても気持ち良いです。


このあたりにはスカーフや布製品が売られるテキスタイルスークや、香辛料が並ぶスパイススーク、金銀が輝くゴールドスークがあります。世界一大きな指輪も。




UAEはアラブの国ですが、9割もの人は外国からやってきていて、世界各国の人々が暮らしています。そのせいか、アラブ諸国の中では、街のイスラム色は弱い気がしますが、それでも全身黒いアバヤという民族衣装を着た女性とすれ違ったりします。目や顔だけしか表に出していないですが、美人な女性ばかりです。
当然モスクもあるのですが、観光客向けにも作られていたりして、民族衣装を着て、モスクでイスラムについて説明をしてもらい、アラブならではのデーツ(ナツメヤシの実)とアラブコーヒーを頂きました。


このアルファルークモスクはイスタンブールのブルーモスクを真似て作られたそうです。実は先月、本物のブルーモスクを見てきたばかりでしたが、確かに綺麗に作られています。

おすすめは砂漠サファリ!モールやホテルがこんなに建ち並ぶ街から、車で少し離れるだけで、景色が一変して一面の砂漠に変わります。車を乗り換え、トラックの荷台に椅子をつけたような感じで、道のない砂漠の中を走って行きます。


4WDの本格的にスリル満点なドライブではなかったので、ジェットコースター以上のあの迫力というものではありませんでしたが、それでも360度砂漠が広がっていて、風がとても気持ち良いです。風と一緒に砂も飛んでくるので、スカーフで口元を覆ったり、サングラスがあると便利!でもあっても砂まみれにはなるけど。
砂漠では他にもラクダに乗って見たり、ヘナというタトゥーみたいな装飾を体験したり、色々なアクティビティがありました!




それさら今回、水上飛行機に乗りました!小さなプロペラ機で、水上から飛びたちます。ドバイの高層ビル群やバージュ・アル・アラブ、ザ・ワールドなどが上空から見られて、とても楽しい体験でした。

そしてドバイにはショッピングモールが多い!!今回訪れた一つがシェラトン・モール・オブ・エミレーツ。


シェラトンホテルに隣接していて、高級チョコレートショップのパッチをはじめ、様々なブランドが並びます。
その並びにスキー・ドバイというアミューズメント施設があります。夏の気温は50度にもなるというこの暑いドバイで、スキーができるという驚きの空間です。
靴や防寒具を貸出していて、スキーだけでなく、そりや氷の部屋体験、ペンギンとの触れ合い体験、アイス・バーなんかもあります。




ただ、こんなに本格的に寒いとは思っていなかったので、寒すぎてホットチョコレートが飲みたくなります。

ここよりさらに大きいのがドバイモール。こちらももちろんショップだけではなく、水族館やスケートリンク、キッザニアまであり、噴水のショーも人気です。




そしてドバイでは「世界一」のものが色々あります。
世界一高いタワー、バージュカリファ
世界一ねじれたタワー、カヤンタワー
世界一ハイレベルな7ツ星ホテル、バージュ・アル・アラブ
世界一高い住居、プリンセスタワー
世界一大きな人工島パーム・アイランド
などなど、まだまだたくさん。

ただ、これらの記録を更新するような、新たに建設中の施設もたくさんあるので、どんどん世界一が変わっていく予定のようです。特に世界一高い建物は世界各地で競い合っていますし。

毎年新しいモールやホテルができ、どんどん進化して行くドバイ。ドバイはリゾートやショッピングだけでなく、思っていた以上に観光もできて、アラブっぽい体験もできるようになっているので、様々な楽しみ方ができて、これからの進化も楽しみな国でした。

オススメ度
ドバイ ★★★★★・・・常に進化するエンターテイメントシティ

(2015年10月 増田里沙)

ギリシア
2015夏ギリシャ観光産業の「底ヂカラ」を見た! 最っ高にきれいな景色と素っ敵なホテルとすっごくおいしい酒と料理
エリア:
  • ヨーロッパ>ギリシャ
テーマ:ビーチ・島 クルーズ グルメ 
投稿日:2016/01/05 14:01
<ザキントス島のシップレックビーチ>


ギリシャ経済破たんの危機が取り沙汰された今年の夏。これで、しばらくはギリシャを旅することはできなくなるのだろうかと嘆いておりました。が、しかし、アテネの現地旅行社に聞いてみると予想していた答えとは全く逆のものでした。「サントリーニ島のホテルは、相変わらず空きがなく困っている」と。そんな中、私のギリシャ視察が決まり、アテネ⇔サントリーニ島間のフライトの混み具合を調べたところ、かろうじて早朝か夜遅いフライトに空席があるだけという状況が9月末までずっと続いていました。一時的に銀行は閉まり、ATMから引き出せる金額が制限されていたというのに・・・。

しばらく、日本からのギリシャツアーの予約は減りました。しかしながら、ギリシャへの海外からの渡航者数は過去最高を記録する勢いだというニュースが現地で流れたそうです。恐るべしギリシャ観光産業の底力。

さて、今回の視察の最も大きなミッションは、ザキントス島のシップレックビーチの写真撮影にありました。

ザキントス島。ザ・キントス島ではありません。一気にザキントス島です。

ガイドブックでその景色を初めて見たとき、「うわっ」と思わず叫んだのですが、目に飛び込んでくるパーツすべてが美しい。

でもどうやって撮影したんだろう。
ガイドブックを閉じても、その景色は目の奥に張り付いたままでした。
実際、本物の景色を見たときの感想は、「来てよかったぁ〜」

写真をご覧ください。何の説明もいりません。たっぷりとご覧ください。






<展望台から撮影>












<断崖絶壁から撮影>


ところで、この光景を見て、「あ〜あれねっ」とか、「へ〜ここかぁ」と思った方もいらっしゃるでしょう。そう、スタジオジブリの映画「紅の豚」のポルコの隠れ家のモデルになった場所のひとつと言われています。
私がこの場所に辿りついて初めてこの景色を見たとき、海の底に飛行機の黒い影が映っているように見えました。ポルコの真っ赤な飛行艇の影。でしょ?



<ポルコの赤い飛行艇の影?>


このビーチには、ボートに乗って海からアクセスする方法しかありません。ザキントス島のいろんなビーチからシップレックビーチへのボートツアーが出ています。また、ザキントス島のいたる場所に、波の浸食によってできた洞窟があり、光と碧い海の幻想的な世界「ブルーホール=青の洞窟」も楽しむことができます。

ところで、ビーチの真ん中に船が横たわっています。これは30年ほど前に難破して打ち上げられた密輸船です。それ以来、シップレックビーチと呼ばれるようになりました。難破船は、長い年月で朽ち果て瓦解寸前です。地元の人たちは、このビーチをナヴァギオビーチと呼んでいました。




<シップレックビーチの難破船>


一方、岸壁の上のビューポイントには小さな展望台があります。しかし、そこからでは身を乗り出してもビーチの全貌を眺めることができません。ビーチのほぼ対面まで岸壁が伸びているので、そこまで移動すると、全貌を見ることができます。でも、柵が何もないので、際まで行き過ぎると転落の危険が・・・。要注意です。私は、高所恐怖症なので先端の方までは行けず、途中で妥協し、震える手でレンズを望遠や広角に変えながら写真を撮り続けました。岸壁から完全に離れるまで心臓はドキドキ、めまいが止むことはありませんでした。他の観光客は、岸壁の縁まで行って景色を眺めたり写真撮ったり・・・。それを見ただけで、私はさらに心臓バクバク。お股が「ひゅん」となりました。





<怖いもの知らずの人たちです>


不思議なことに、こんな絶景が見れる、このビューポイントには、大型のツアーバスは入れません。禁止されているのです。十分なスペースがあるにもかかわらずです。小型専用車かタクシーをチャーターすることになります。私は、近くのヴォリメス村に住むタクシードライバーのおじさんに連れてきてもらいました。途中、「あれが俺の家だ」と指さした家は、白い壁と青い窓枠の大きな家でした。村を行きかう人全員に、運転しながら挨拶する、陽気で愉快なおじさんでした。


<タクシーのおじさん>


私「なぜ大型バスが入れないのですか?」
おじさん「わからない」
ホテルに戻ってフロントで聞いてみると「道路が狭いからですよ」
アテネに戻って現地旅行社のスタッフに聞いてみると「イギリス政府の要請って聞いています」
ちゃんと、事情を知っている人を見つけることはできませんでした。

私がこの場所を訪れたのは午後4時頃です。そのため、太陽の光が向こう側の岸壁に遮られ影ができています。もし、午前中に来ていたら、手前の岸壁で遮られ影ができます。だから、12時頃にくると影のないビーチの景色を撮影することができるでしょう。また、西側を向いているので、夕日とビーチの撮影も可能です。車をチャーターする時間を選んで撮影を楽しむことができます。広角や、望遠レンズもあった方がよいと思います。

次の日、シップレックビーチへのボートツアーに参加しました。今度は、ビーチから岸壁を見上げる景色を見ます。参加したツアーは海賊船をモチーフにしたヨットでシップレックビーチと青の洞窟(ブルーケーブ)を訪れます。
<乗客を出迎える海賊>


<海賊船には大砲が>


途中のビーチで休憩がてらスイミングタイムがあります。10月中は泳げるそうですが、元々、水温は低いので覚悟は必要です。泳ぐつもりはなかったので水着を持っていきませんでしたが、シップレックビーチには桟橋はないので、碧く透明な海に入ってから歩いて上陸します。だから、少なからず服は濡れます。またあの美しい景色をゆっくり見られるので楽しみにしていました。しかし、残念ながら風が強く波が荒かったので、青の洞窟に近づけず、また、シップレックビーチに上陸することはできませんでした。残念。でも、快晴の中、クルーズすることができたので、良しとしましょう。船内には売店があり、ビール、ワインはじめ飲み物、サンドイッチなどいろんなものが売られていました。














<ブルーケーブやシップレックビーチに到着したが波が荒い>






<スイミングタイム>


ブルーケーブには行けませんでしたが、別の日、ザキントス島の西側にある、ポルト・ヴロミの青の洞窟を見学することができました。ツアーでは、小さなボートで洞窟の中に入ります。また別に、小さな手漕ぎボートのレンタルもあって自由に洞窟に入ることができ、洞窟の中で泳ぐことができます。










<ポルト・ヴロミの青の洞窟ツアー>


おまけで、ザキントス島から高速フェリーを使ったケファロニア島バスツアーにも参加しました。ザキントス島から2時間くらいで到着するイオニア海最大の島です。ザキントス島をさらに田舎にした雰囲気で、のんびり過ごせます。ケファロニア島の見どころのひとつに「メリッサニ洞窟」があります。ここは、海の青の洞窟とは違い、淡水と海水が混じり合った地底湖です。ここも太陽の光が差し込みどこまでも澄みきったターコイズブルーの水面が幻想的な空間を造りだすケファロニア島一番人気の場所です。



<ケファロニア島ツアーの高速フェリー>












<メリッサニ洞窟ツアー>


ザキントス島もケファロニア島も、自然豊かなグルメの島です。オリーブやピスタチオ栽培はもちろんのこと、漁業、畜産、農業、そしてワイン醸造も盛んで、新鮮な食材を使った、おいしいお料理とワインを楽しめます。ギリシャの料理は酒の肴になる料理が多いよう思いました。思わずビールやワインがすすみます。新鮮な魚は、店頭の冷蔵庫の中から選べる店もあり、調理方法もグリルかフライか、シンプルな塩味か、トマトソースの煮込みかなど、メニューにこだわらず、いろんな注文を聞いてくれます。初めてランチを食べる時、「グリークサンドウィッチ」の文字に目が留まり注文し、日本では不足がちの野菜も食べなきゃということで、思わずグリークサラダを注文しました。ギリシャ名物のヤギ乳で作ったチーズがボンッとサラダの上に乗っているやつです。胃にやさしくヘルシーでおいしくいただきましたが、グリークサラダをパンに挟んだものがグリークサンドウィッチなので、最後はちょっと飽きてしまいました。日本で言うと、きつねうどんといなり寿司をセットで注文したようなものですね。
ロブスターなどの豪華な食材じゃなくても、心の底から満足できる充実したひとときを過ごせます。


<グリークサラダとグリークサンドウィッチ>


<マッスルのグリル>


<玉ねぎとコリアンダーのサラダ>


<わかさぎに似た揚げアセリーナ>


<夏の定番トマト料理のゲミスタ>


<おなじみオイルサーディンのビネガー漬け>


<新鮮いわしのグリル>


<新鮮たこのから揚げ>


ザキントス島や、ケファロニア島は、イギリスを中心にヨーロッパからの観光客が多く、人気の観光地となっています。特にザキントス島には、オンシーズンの期間限定で、ロンドンなど主要ヨーロッパ都市から直行便が飛んでいます。びっくりです。美しいビーチもいたることころにありますが、豪華ホテルと言えるほどのホテルはありません。サントリーニ島やミコノス島の魅力のひとつである、どこまでも贅をつくした豪華なホテルに泊まるのとは対照的で、のどかでゆったりとした素朴な雰囲気が味わえることが観光客から支持される理由なのではないかと思います。

<ザキントスタウンの夜明け>


<ロンドンに帰るチェックイン待ちの大行列>


もうひとつ楽しみにしていたのが、エーゲ海1DAYクルーズでした。エーゲ 海のクルーズと言えば、一般的には短くても3泊4日。長くなると1週間前後です。そんなクルーズを手軽に1DAYで体験するのでエーゲ海ミニクルーズ(現在の名称はエーゲ海1DAYクルーズ)と呼ばれていました。


<クルーズの船内>




<ダンス教室>


<ビュッフェランチ>


でも、ミニとは言っても所要時間約14時間の長時間のツアーです。朝、7時30分に決められた集合場所に集合し、戻ってくるのは夜9時頃です。クルーズは、アテネから車で30分くらい離れたピレウス港を08:30に出発し、イドラ島、ポロス島、エギナ島の3つの島々を巡ります。ピレウス港からイドラ島まで約3時間、ポロス島まで約2時間。この間に船内で品数豊富なビュッフェスタイルのランチ。(飲み物は別料金)エギナ島まで約2時間。あとは各島での滞在時間です。最初に訪れるイドラ島での滞在時間が一番長くなります。3つの島の中で最も華やかで一番人気の島です。
<イドラ島に到着>


<再乗船の時間をはっきり知らせてくれる>






<絵になる町並み>




<アクセサリーショップを営むカロリーナさんは関西弁を話します>


最後に訪れるエギナ島では、希望者に季節ごとに2つのオプショナルツアーが用意されています。私が参加したのは歴史散歩コースで、アフェア神殿と聖ネクタリオス修道院をみました。なかなか見応えがありました。お申し込みは船内でどうぞ。移動中の船内では、ギリシャ伝統舞踊のスィルタキダンス講習会や歌と踊りのショーが催され、乗客を飽きさせないよう工夫されています。船は客席階、食堂・ラウンジ階、デッキ階の3層の造りになっています。一応外洋なので、風が強い日は多少揺れます。乗り物酔いが心配な方は、酔い止め薬を持っておきましょう。
この日もクルーズ日和の快晴でした。爽やかな海風にあたり景色を見ながらビールを飲んだり(最高ですよ!)、ギリシャ伝統楽器、ブズーキの演奏を聴いたり、客室でうたた寝をしたり、のんびり気ままに過ごせました。
<エギナ島のアフェア神殿>


<聖ネクタリオス修道院>


<ブズーキの演奏>


ギリシャは晴天率が高い国だと言われています。私のギリシャ滞在の7日間で雨が降ったのは、たった1日だけ。他の日は、快晴または、晴れ時々くもり。確かに晴天率は高かったです。雨の日はパルテノン神殿や古代アゴラを観光していました。アテネの街の中心
地の中の中心にありますので、地下鉄を使っても、徒歩のみでも簡単に観光が可能です。
9月末だったので夏のピークは過ぎてはいましたが、どこへ行っても観光客でいっぱい。サントリーニ島でもメインストリートは多くの観光客が行き交い、活気に溢れていました。いくつかのホテルに見学希望を伝えていたものの、ほぼすべての部屋が予約済みで、部屋の中を見られたのはごくわずかでした。




<ゴージャス感が溢れ出るサントリーニの豪華ホテル>


<イア(サントリーニ島)のメインストリート>


<大規模修復中のパルテノン神殿>


<古代アゴラのテセウス神殿>


ギリシャの観光産業は、経済危機の国にありながらも大盛況でした。


<韓国人経営の韓国料理店>


最後に・・・。ギリシャ料理はおいしかったものの、アジアの味がどうしても恋しくなります。そんな時は、アテネのプラカ地区に行きましょう。そこにはいろんな国のレストランがあります。私は、韓国料理レストランに行って、シーフードプルコギ、キムチチゲを
いただきました。落ち着きました。

おススメスポット
・シップレックビーチ ★★★★★
息をのむ美しさです!

・ギリシャ料理 ★★★★★
肉料理も充実していますし、特にシーフードが日本人の口に合います。

・ギリシャのお酒 ★★★★★
ワインの産地なので種類もたくさん。ビールも旨い!

・各種洞窟ツアー ★★★★★
透き通ったブルーの海が綺麗

・エーゲ海1デイクルーズ ★★★★★
朝から晩まで1日たっぷり楽しめる

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