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今日も旅する!!ファイブスタークラブ世界探検隊

~お客様の代わりにファイブスタークラブ社員が世界中をチェックしてレポートしてきました。~

プロフィール

ニックネーム:
ファイブスタークラブ
居住地:
東京都
会社名:
ファイブスタークラブ
会社英字名:
Five Star Club
会社所在地:
東京都
会社電話番号:
03-3259-1511
業種:
旅行業
自己紹介:
1.全コース1名より催行保証。ツアーキャンセルはありません。(ごく一部のコースを除く)
2.アレンジ自由自在。延泊や減泊、ホテルグレードUP、航空会社指定、何でもできます。
3.基本的に少人数でのツアーで団体旅行のわずらわしさはありません。(ごく一部のコースを除く)
3.遊牧民のゲルにホームステイやサハラ砂漠でキャンプなど、その国でしかできないユニークなオリジナルツアーを企画。
3.毎週土曜日、各方面の専任スタッフが説明会を実施。疑問、質問は何でもどうぞ。(予約制)

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アメリカ
苦手な国だったはずが、一転大好きな国へ!大地のパワー浴びまくりの旅
エリア:
  • 北米>アメリカ西部>グランドキャニオン
  • 北米>アメリカ西部>サンフランシスコ
  • 北米>アメリカ西部>セドナ
テーマ:ハイキング・登山 世界遺産 自然・植物 
投稿日:2016/06/24 15:11
旅行の計画を立てたり、飲み会の幹事をしたりするのは大好きだが
直前になると、全て投げ出してしまいたくなってしまうという持病が、私にはある。

ここだけの話、今回ほど出発前にテンションが上がらない国も珍しかった。
メジャーすぎる行先、よく写真で目にする有名すぎる観光地、英語を母国語とする国に行く時の何となく感じる引け目・・。
持病を発病させるのに十分な条件が揃い、周りのお客さんたちが、ガイドブックを広げ和気あいあいとしている機内で、爆音でK-POPを聞きながら爆睡するというやる気の無さを発揮させるという暴挙に出た。

そんな失礼な私が今回お邪魔させていただいたのは、かの有名なアメリカ合衆国。
ここまで読んで「アメリカってそうなんだ・・・残念。テンション下がるわー」と思った方もいらっしゃるでしょう。
安心してください。アメリカは素晴らしい国でした。

今、「もう一度行きたい国はどこですか?」と問われれば、「アメリカ」と即答できる自信があります!
あんなに興味が無かったのに、毎日わくわくしてドキドキして、9日間の旅程がアッという間すぎて、いつもならホッとする帰国便の機内でも、もう帰らないといけないという残念な気持ちでいっぱいになりました。
アメリカある方向に向かって五体投地したい気分です。

恥ずかしながら、今回研修に行かせてもらうまで、アメリカの地理も曖昧だった私が、今回訪れたのは、ラスベガス・セドナ・サンフランシスコ。

ラスベガスか・・・。金と欲望の町と名高い街。酒も博打も女(男?)もやらない私が、そんなところ行って楽しいのだろうか。
セドナね・・・。パワースポットという噂のあそこね。
サンフランシスコ・・・あ、フルハウス!!!!

ということで、乏しすぎる知識を補うために、たくさんのガイドブックを抱えて、いざ出国!
行く先々で、未婚の女一人旅であることを心配され、入国審査官にパスポートの写真が犯罪者みたいだねと言われ、たくさんの優しさに触れ、泣いて笑って大満足の旅行でした。

元から好意を持っていた人ではなく、基準値ゼロ(もしくはマイナス)から入った人間を、こんなに虜にするアメリカ大陸の持つパワーを、今回みなさんにご紹介できればと思います。
いざ、赤い大地にパワーをもらう旅へ!

【ラスベガス&グランドキャニオン】

みなさんラスベガスのイメージはどんなものをお持ちでしょうか。
咥え葉巻でチップを山のように並べたおじさんと、美しいドレスで着飾ったお姉さんが、一夜の遊びに興じる町。
ほぼ、映画「オーシャンズイレブン」から引用されていた私の乏しすぎるイメージは、一瞬で吹き飛ばされることになりました。

砂漠の中にぽつんとあるラスベガス。
元々、砂漠の中の盆地にできたオアシスに人が集まってきたのが町の始まりというだけあり、ラスベガスの中では、昔オアシスの水で喉の渇きを癒した時と同じく、みんな羽を伸ばして生き生きとした表情をしています。
敷居の高いイメージがありましたが、意外にもラフな格好をしている人たちばかり。
元々マフィアが作り上げたギャンブルの町も、今ではファミリー層まで楽しめる平和な町となっていました。
世界中のVIPが集まってくるため、町の至る所に監視カメラが備え付けられ、夜も出歩くことができます。ただし、酔っ払いなどはいますので、最低限の気配りは必要です。






ラスベガスはカジノの町だけでなく、国立公園や大自然への玄関口としても有名です。
モニュメントバレー、ザイオン国立公園など、様々な有名観光地へアクセスできますが、今回はアンテロープとグランドキャニオンへ行ってきました。

アンテロープキャニオンにはアッパーとローワーがあり、今回訪れたのは急な階段を下りていくローワーアンテロープキャニオン。
息をのむほどに美しい岩肌は、まるで生き物のようであり水の流れのようであり、誰がシャッターを押しても素晴らしい写真が撮れます。
鉄砲水がこの美しい曲線を作り上げたというのですから、自然の力には敵いません。
ローワーアンテロープへの冒険スタート!








そして有名すぎる観光地、グランドキャニオンへ。
実際に見ていただかないと、この感じは伝わらないかもしれませんが、これほどまでに非現実感が強い景色に出会ったのは初めてかもしれません。
この世の景色とは思えない


いくら目を凝らして見ても、写真を撮ってみても、まるでCGの世界に迷い込んでしまったような気持ちになります。
グランドキャニオンは全長約446キロメートル、日本で例えるならば東京〜琵琶湖間の距離に匹敵します。(なぜに、あえての滋賀ではなく“琵琶湖”なのか気になりますが、みんなそう言っていました)
コロラド川の浸食によってできあがったとされるグランドキャニオンですが、渓谷という形容詞には到底当てはまりません。
今回は一泊二日のツアーでしたが、一週間いても飽きることはない気がしました。
今回訪れた有名所以外にもビューポイントは数多くあり、谷底へのハイキングツアーや乗馬、ラフティングなど、興味をそそられるものがたくさんありました。
こんなに広大な遊び場で心行くまで遊びつくしてみたいものです。




可愛いココペリ(精霊)グッズも充実!


すっかりグランドキャニオン、アンテロープキャニオンに心奪われた私でしたが、それ以上に強烈に私の印象に残ったのがここ。
絶景!!


アンテロープからすぐのところにある、ここホースシューベントは、ガイドブックでもあまり取り上げられていない場所だったため、特に期待もせずとぼとぼと歩いて向かったのですが、待ち受けていたのは、まさに絶景でした。
ホースシューベントという名前の通り、馬の蹄形にこれまた水の力によって削られているのですが、柵も何もないので足元は断崖絶壁。でも柵が無い分、縁まで近づくとその広大な景色に吸い込まれていくような錯覚に陥ります。
岩の形といい、蹄型に流れる水の色の美しさといい、この旅一番の絶景でした。
一日中でも見ていたかった〜!皆様も是非、忘れずに見に行ってください!
落ちないかひやひや


撮ってくれたおじさん、、、良さが伝わらないよ!涙


【セドナ】

日本でも「パワースポット」として人気のあるセドナですが、実際どんな街なのかみなさんご存知でしょうか。
在住者の平均年齢は50歳前後と、世界中から老後を快適に幸せに暮らそうと移住してきたリタイア組が多いセドナでは、約4割の人が働いていないそう。またアートの町としても有名なため、多くのアーティスト、そして自由を求めてヒッピーたちも移住してきました。

では、なぜセドナがパワースポットとして有名になってきたのか。
元々セドナは、ネイティブアメリカンの人たちが聖地として大切にしてきた土地。
鉄分を多く含んだ赤い岩山が町をぐるりと囲んでいます。
ネイティブアメリカンは、セドナには特別な儀式を行う以外では足を踏み入れることが無かったとのこと。聖地としてあがめていたため、セドナは元々人が住んではいけない土地だったのですね。
しかし1900年代に、セドナでリンゴの栽培を始めようと開拓者たちが住みつき、1970年代にセドナに約10か所あるといわれるボルテックスが有名となり、セドナは一躍「スピリチュアルな癒しの町」として世界的に有名になり、癒しを求める人やヒッピーたちが大挙し、今の町ができあがりました。

ずっと聖地として守ってきた土地に家が建てられ、町として発展していく流れを、ネイティブアメリカンの人たちはどんな思いで見ていたのでしょうか。
そんなしんみりした気持ちにもなりますが、ネイティブアメリカンの方がそれほどまでに大事にしていた土地ということを心に留めた上で、お邪魔させてもらっているという気持ちを忘れずに、いざ観光へ!
右の小さい岩がスヌーピーロック、左の大きい岩の上にルーシーが座っています


本当にまっすぐに育つ木。セドナでは、パワーを受けてくねくねになってしまいます


土の中に水晶が混ざっています


セドナを一躍世界的なパワースポットへと変身させた「ボルテックス」とは、直訳すると「渦」、地球のパワーが渦を巻く場所のことを指します。
セドナの町全体がボルテックスとされていますが、その中でも、特にパワーが強い4つのボルテックスを「4大ボルテックス」といいます。
セドナが人体に何かの影響を与えると言う科学的な証明はありませんが、実際に行ってみると、確かに感じる「何か」がありました。

その「何か」を感じたのが、4大ボルテックスの一つ、ボイントンキャニオンへの道をハイキングしていた時。
少し開けた広場のような所に出たところで急に「ここに立って手のひらを地面に向けてみてください」とガイドさんに誘われ、手のひらを地面に向ける。そのままじっとしていると、段々指先が痺れてきた。
「え、怖い!なんだか指先が痺れてきました!」
「そうですか。ここはネイティブアメリカンの方たちがお祈りをしたりする場所です。パワーが伝わってきたのですね」
なんと!前情報の無い状態だった私でも、体が反応するほどのパワーをこの土地は持っていました。その後も若干プルプルと震える指先を見つめ、この土地が持つパワーをひしひしと感じた場面でした。
精神統一をしている人もいました


ほとんどのボルテックスは、町から離れているので車がないと行くのが難しいですが、町の近くにエアポートメサという、これまた4大ボルテックスの1つであるパワースポットがあります。
私が滞在していたホテルから徒歩圏内だということなので、夕陽鑑賞スポットでもあるエアポートメサへお散歩も兼ねて歩いていってみました。
緩やかな山道ですが、ほぼ歩道はないので、歩いているのは私のみでした。
また、夕日が落ちた後は、一気に暗くなるので、徒歩で夕日鑑賞に行かれる場合は、なるべく陽が落ち切らない内の下山をお勧めいたします。
エアポートメサへの道


エアポートメサからの眺め


エアポートメサではとっても暖かいパワーを感じることができ、集まっている人たちもギター片手に歌を歌っている人がいたりして、とってもピースフルなゆったり時間を楽しむことができます。
刻一刻と岩肌の色が変化していく様を、最初はひたすら写真に収めていましたが、ただ座ってゆっくりと色を変えていく贅沢な時間を独り占めすることにしました。
みなさんも、この贅沢を味わってみたいと思われたら、是非行ってみてください。
写真や文章では伝わらない暖かなエネルギーがセドナを包み込んでいました。

また、セドナの夕日と朝日は格別でした!
行かれるのであれば、是非2泊はしてほしい町です。
夕日

朝日


【サンフランシスコ】
ついに旅の最終地点、サンフランシスコの地に降り立つ。
空港から市内までは電車が走っており、今までに訪れた砂漠の中のオアシスや、岩山に囲まれたパワースポットに比べて、とっても便利。急に大都会に突入です。

住みたい町上位にいつもランクインするというサンフランシスコ。
信じられない程の傾斜を誇る坂道、町を走る可愛らしいケーブルカー、真っ赤なゴールデンゲートブリッジ・・。

小さいころから引きこもりだった私に、日本から遠く離れたこの異国の素晴らしい街を教えてくれたのは、ある海外ドラマでした。
昔NHKで放送されていた、大人気番組をみなさん覚えていらっしゃるでしょうか。
オープニング曲を聞けば、今でも歌いだしてしまうあのドラマ。

「え〜びうぇ〜、ゆーるーっく(Everywhere you look)え〜びうぇ〜、ゆーごー(Everywhere you go)♪」
ということで、そうです、サンフランシスコは、みんな大好き「フルハウス」のモデル地なのです!
奥さんを事故で無くしたダニーが、親友ジョーイと義弟ジェシーと協力し、三人の娘を育てていくという、とってもハートフルなドラマに出てきた場所があるなんて!是非見てみたい!
テンションの低かった出発前から、心ひそかに唯一下調べをしていたサンフランシスコ、半日しかないフリータイムを目いっぱい楽しむため、ホテルに荷物をほり込み、いざ出発!

まずは、ジェシーおいたんも乗っていたサンフランシスコ名物、ケーブルカー乗り場へ!
なんと、日曜日ということもあり、約一時間待ち。


まぁサンフランシスコにきて、ケーブルカーに乗らないっていうのも勿体ないので、大人しく順番待ち。
ユニオンスクエアにある、始発駅から乗ったのですが、ケーブルカーは、方向を変えるのにまさかの人力でした。重たいだろうに、逞しい!





そしてついに乗車〜!
おお!本当に立ち乗りしている!
こういう乗り物を乗りこなせると、地元民になれたような気がしてわくわくしますね。
風を感じて町中を走るケーブルカーは、すっかり街並みに溶け込んでおり、始発から終点まで約30分の素敵時間を楽しみました。


そんなケーブルカーの横には、あの有名な「世界一曲がりくねった坂道」ロンバートストリートが。
坂の上から下への一方通行で、腕自慢のドライバーたちが長い行列を作っていました。
私の運転技術だったら確実にどこか擦ってしまうだろうなぁと、ひやひやしながら、横を颯爽とすり抜けていくマリオカートの恰好のドライバーに目を奪われていました。
・・・どこの国にもファンキーな人っているものだな。




もはや何が何だか分からない程の傾斜


そして今回のフルハウスロケ旅、どうしても行きたかった場所へ、ヨセミテツアーへ向かう前、朝の5時にホテルを出発し、行ってきました!
フルハウスで最後にみんながピクニックをしていたアラモスクエア!このシーンをみて、あぁここに住みたいと子ども心に思ったのを覚えています。
まだ薄暗い中到着して、愕然。
なんと、公園をぐるりと柵が囲っているではないですか!
えええ!入れない!でも、もう時間がない!
ということで、泣く泣く有名なビクトリアンハウスだけを楽しんできました。
あぁ、ピクニックしようと前日にサンドイッチまで買ったのに・・。
ビクトリアンハウスは美しかった


サンフランシスコの町は、私の期待を全く裏切らない素敵な町でした。
やっぱりこの町にだったら住みたい!
他にも、フィッシャーマンズワーフで有名なクラムチャウダーを食べたり、絶対脱獄不可能と言われたアルカトラズ島を遠くから拝んだりと、短時間なのに大充実の滞在でした。
全てシマシマ、アルカトラズ島土産


名物クラムチャウダーとクラブサンド


サンフランシスコから日帰りのヨセミテ国立公園ツアーにも参加してきました。
なんと片道5時間もかかりますが、本当に行って良かったです。
グランドキャニオンとは全く違った、緑がたくさんな山森林浴を楽しみ、滝でマイナスイオンを浴びることができます。

国立公園のものは何一つとして持って帰ることは許されていません。
とっても大きな松ぼっくりなど、是非お土産に持って帰りたくなりましたが、我慢我慢。
また、持ってきたものは全て持って帰るのも国立公園のお約束。
ただ、3つだけ置いて帰ってもいいものがあるそう。
それは「思い出」「足跡」「お金」。
みなさんも是非いかれた際には、こちら3つをたくさん置いてきてください。
つい持って帰りたくなる、可愛い松ぼっくり


ヨセミテ滝でマイナスイオン浴


ロッククライミングしてる人がいました

大自然生き返る!


そして最後に、今回の旅行でとても心が暖まる出来事があったので、ご紹介。

セドナでパワーを堪能した後、有名な老舗レストラン「カウボーイクラブ」へ。
ガイドさんからこのお店ではセドナでしか食べられない料理が楽しめますよ!と教えてもらいわくわく。
西部劇に出てきそうな店内にもわくわくしながら、「セドナならではの料理をお願いします」と注文する。

ウェイターさんがプレートを私の前に置き、料理の説明をしてくれる。
「こちらが、バッファローのバーベキュー、サボテンのフライ、ガラガラヘビのソーセージですね。エンジョイ!」


おお、想像以上にすごいものがでてきたなと、半笑いでパシャパシャと写真を撮っていると、ふと感じる視線。顔をあげると、周りのテーブルの人たちみんなが私の料理を凝視していた。

目があったので、笑いかけると、一気にみんなからの質問が飛んでくる。
「え、それヘビの肉なの?それ食べるの?嘘でしょ?」「あなたどこから来たの、わざわざアメリカまできてそんなの食べなくてもいいのに!」「ちょっと写真撮って良い?」と、周りを巻き込み、大騒ぎとなった。

その中でも、ラスベガスから来ていた隣席の夫婦が「あなた一人なの?大丈夫?何で一人で旅してるの?なんでアメリカでサボテンなんて食べてるの?」と、アメリカの片田舎で奇怪な食べ物に挑戦している私の事を、本気で心配し始めた。
「大丈夫ですよ!一人旅慣れているので寂しくないです!」と、どうにか納得してもらい、いざ実食!

周りのみんなが見守る中、ガラガラヘビのソーセージをいただく。
思っていたよりも美味しかったです。何の味に似ているから問われても難しいので、周りのお客さんに「一口あげる」と進めるも、みんな頑なに拒否し、最後には嫌がりすぎて女の子が号泣し始めるという、本当にカオスな状況に陥りましたが、そんなに恐れる程の味ではなかったです。
サボテンはゴーヤに似た触感で、バッファローは臭みもなく独特の美味しさが口の中に広がります。
一人でヘンテコ料理に挑戦している間も、周りから質問が飛んできて、何とも楽しい時間を過ごすことができました。

そして、帰ろうかと、ウェイターに会計を頼むと「いえ、お支払は必要ないですよ」と、にっこり。
文字通り、きょとーんっとする私に「あなたと過ごした楽しい時間に感動された方が、あなたのお支払も済ませてくれています。セドナを楽しんでいただいて、私からもお礼を申し上げます」と、またにっこり。

なんと、隣席の夫婦が私の支払いを済ませてくれていたのです!
辞退しようと必死に伝えるも「あなたは一人でアメリカまで来て、私はあなたをとっても誇りに思います。楽しい時間をありがとう。アメリカを楽しんでね」と、こちらもにっこり。

人生で涙を流すことはたくさんありますが、人の優しさに泣けるほど幸せなことはないですね。
日本から遠く離れ、言葉も十分に通じない土地で、人生で初めて「あちらのお客様にお支払していただいております」という粋な心遣いに出会い、とても心が暖まり、周りのお客さんにも手を振り見送られ、半泣き状態、胸いっぱいで帰路につきました。

海外に行くと、やっぱり楽しい事ばかりでなく、辛い事や悔しいこともたくさんあり、心が折れることもたくさんありますが、こういう出会いがあるから旅は止められないなと、再認識。
また会いたいと思える人や景色に出会う度に、嬉しくてたまらなくなります。

「アメリカなんてスタンダードな旅先、興味ないね!」と、出発まで言っていた自分が恥ずかしいくらい、アメリカは見どころ満載の楽しすぎる国でした。
まだまだ西海岸の一部しか見ていないアメリカ、次はどんな一面を見せてくれるのか、また会える日が楽しみで待ちきれないです。

みなさん、私みたいに食わず嫌いしている場合ではないです。
是非次のご旅行には、ビッグパワーをもらいにアメリカへ!
ガラガラヘビが繋いでくれた出会い!


おすすめ
セドナ★★★★★
滞在するだけでデトックス!パワーストーンも安く手に入ります

ホースシューベント★★★★★
必ず見て欲しい観光地。行けば素晴らしさが分かります。

サンフランシスコ★★★★★
暮らすように滞在を楽しんでください。

(2016年5月 大野史子)

クロアチア
イケメンと言うならイケ国と言ってもいいじゃないか! かなりイカしてる・・・と思う ワインカントリーとして楽しむクロアチア
エリア:
  • ヨーロッパ>クロアチア>ドブロブニク
  • ヨーロッパ>クロアチア>ザダール
  • ヨーロッパ>クロアチア>クロアチアその他の都市
テーマ:世界遺産 グルメ 歴史・文化・芸術 
投稿日:2016/06/24 15:05


私のワインの知識はほとんどないも同然ですが、飲むことにかけては自信があります。家にワインがないことはほとんどありません。いつでもワインが飲めるように常備しています。ただ、千円しないワインばかりで、千円を超えるワインを家で飲むことはめったにありません。

今回の旅は、行く場所行く場所でワイナリーに立ち寄り、ワインはじめ併設のワイナリーレストランでクロアチアのお料理も堪能し、空腹感を感じることのない幸せな旅を満喫しました。

いろんな青が混じったどこまでも続く海の遥か彼方の水平線に白くたなびく長い長い雲が交わり、射すような太陽光線に耐えられなくなる頃に爽やかな風が「ヒューン」と通り過ぎる。そんな中でワイナリーに整然と並ぶブドウの木を見ていると、何とも言えない幸福感に包まれます。

私はワイナリーが大好きです。そこで食べるワインとお料理はもっと好きです。
ワインについて熱く語るワイナリーオーナー


最初に訪れたワイナリー「バルトロヴィッチワイナリー」は、ドブロブニクから車で約1時間のプリズドリナ村にありました。テイスティングをさせていただくにあたり、ワイナリーの歴史やぶどう栽培について、英語で説明してくれたのですが、なかなか終わらないので目の前にあるワインや食事に手をつけることができません。ガイドさんが見事なタイミングで話を切ってくれなければいつまで続いたわからないほど情熱たっぷりにお話をしてくださいました。あとでワインのことに詳しいそのガイドさんに聞いてみると日本語に訳してくれました。こういうことだったようです。もちろん要約しています。
看板にある「KONOBA」とは、お酒を飲みながら料理を食べる場所の意味


お話はまだまだ続きます


現代のぶどう栽培では、昔ほど「土」へのこだわりはなくなり、それよりもむしろ「気候」、つまり太陽がぶどうの実にあたる角度や時間、強さ、そして水などの外的要因が与える影響の方を重視し、それらの要因に人が何らかの変化を加えることにより、思い描く良質のブドウが育つよう努力しているそうです。また、水分供給についても重要で、わざと水を与えないことで良質なぶどうが収穫できることもあるそうです。もちろん、その他の要因が複雑にからみ合うので思い通りにいくことばかりではありません。


白ワインとブドウ畑


ワイン造りの世界にも科学の進歩により昔では知りえなかったことがたくさんわかるようになり、ワイン造りに生かされているのだとあらためて認識しました。日々、情報を集め研究し、トライ&エラーの繰り返しで一歩一歩進んでいくのですね。
この情熱のかたまりのようなオーナーさんじゃないとブドウ栽培などできるものではないのだと強く感じました。ものづくりとは果てしない物語です。

ところで、ワインの味の方なのですが・・・
ワイン無知の私が説明するのは本当におこがましいのですが敢えて述べさせていただきます。いや、その前に・・・。

話の中に出てきたクロアチアワインのブドウの種類は、今まで聞いたことのないものばかりでした。シラーズやカベルネソービーニヨン、シャルドネなどお馴染みの品種も栽培されているそうですが、以下、ご覧ください。

<白ワイン>
ポシップ、クルク、クラリェヴィーナ、マルヴァジァなど
<赤ワイン>
フルヴァツィツァ、プラーヴァッツ・マリ、プラーヴィナなど

私は知らないものばかりです。呼び方が違うだけなのではないかと思い聞いてみましたが、これらはクロアチアの土着品種だそうです。




ワインセラーに眠るワイン畑


では、味のお話に戻ります。
私は、白は辛口で爽快感のあるもの、赤は重たく深い味わいのものが好きです。白は好みに合うものばかりでした。赤は、最初はヘビーに感じる味が、飲み続けるうちにどんどんライトな感じに変わってきたように思いました。聞いてみると、クロアチアでは若めのブドウを使って醸造し、完成するとすぐに飲んでしまうのがクロアチアのワインの飲み方だそうです。そのため、クロアチアのワインはライトで飲みやすいものが多いそうです。

少し、クロアチアのワインの歴史を調べてみました。
もともと、クロアチアのワイン造りの歴史は古く、紀元前4世紀にまで遡ります。緯度は概ね、フランスのボジョレーやローヌ、イタリアのキャンティやトスカーナ地方とほぼ同じです。昔からの栽培品種に加え、最近では輸入品種も栽培されるようになり多種多様なワインが生産されています。
内陸部では総生産量の60%が生産され、その内、白が90%です。内陸部では白ワイン品種が育てやすいのですね。一方、沿岸部は、残りの40%が生産され、その内、赤ワインが70%、白ワインが30%で、内陸部と沿岸部で見事に特徴が表れています。合計1000種類以上のワインブランドがあるそうです。

面白いことに、ワインのブランド名はぶどう品種になっているものが多いです。たとえば、白ワインだと、品種のひとつであるPOSIP(ポシップ)と大きく書かれたラベルが貼ってあります。だから、店頭には「POSIP」と書かれたボトルがやけに目立つことになります。それは実際、いろんなブランドの白ワインが置いてあることになります。もちろんラベルのデザインは違うのですが、そのあたりの事情を知らない人が見たら、クロアチアのワインは「POSIP」ばかりだった、となります。ラベルをよく見ると生産地かと思われる地名が小さめに書かれています。なぜ、このような習慣になったのかを聞き忘れてしまいました。次回、クロアチアを訪れる機会があったら、是非、質問してみたいと思います。
このボトルはブランドが大きくブドウの種類の文字が小さい


次に訪れたのがコルチュラ島の「CHAKULA」です。時間がなかったので、ワイナリー訪問はできませんでしたが、町の中心にある海沿いの直営レストランで夕食をいただきました。
シーフードが中心のお料理で、酢漬けのオイルサーディンは絶品でした。コルチュラ島はワイン栽培が盛んな島です。


充実のシーフード料理


せっかくなので、コルチュラ島の説明を少しさせていただきます。
世界遺産のドブロブニクの旧市街と比べると、スモールというのではなく、タイニーという言葉がぴったりくるような、愛着の湧くかわいらしい感じの町並みです。綺麗な左右対称ではないですが、旧市街の中心に縦に1本の目抜き通りがあり、その通りから横に何本もの通りが左右にのびています。魚の骨のような感じでもあり、人間の肋骨のようでもあります。おわかりいただけますでしょうか。
中世の町と洗濯物-絵になる風景??


小さな町なので隅々まで見ることができました。
中世のままの街並みが残り、石畳の路地が歴史の重みを感じさせてくれます。あたたかい南風が、既に乾いたであろう洗濯物をやさしく揺らす風景とのコントラストは、なぜかしら興味をそそります。


南からの風が歴史ある石畳の狭い路地を吹き抜ける


南風で思い出しました。話はそれますが、ガイドさんから教えてもらったお話です。クロアチアなど数か国が1991年にユーゴスラビアから分離独立しました。そのユーゴは「南」を意味します。スラビアは「スラブ人の国」。ユーゴスラビアは、南スラブ人の国という意味です。
かつて、ユーゴスラビアは6つの共和国で成り立っていました。ガイドさんからこの国を説明するためのおもしろい方法を教わりました。
「7つの国境、6つの共和国、5つの民族、4つの言語、3つの宗教、2つの文字、1つの国家」です。
1991年から始まったユーゴスラビア崩壊以降、各地で終結しては勃発を繰り返した血みどろの内戦が完全に収束するまで10年もかかりました。
聖マルコ大聖堂


鐘楼


下が丸見え


そんなユーゴの風を全身で感じることができる素晴らしい場所が聖マルコ大聖堂です。有料(少額)ですが、この鐘楼にのぼることができます。小柄な女性同士でもすれ違うことができないとても狭く暗い階段をのぼっていきます。上ると30mくらいの高さになりますが、下が丸見えのシースルーの床を通って鐘楼の外の展望台に出ます。高所恐怖症の私は、お股が「ヒュン」となりました。でも、かわいらしいコルチュラ島の旧市街の風景を爽やかな風に吹かれながらたっぷりと楽しむことができました。お奨めの場所です。




鐘楼からの旧市街の景色


マルコポーロ博物館


コルチュラ島は「東方見聞録」で有名なあのマルコポーロが生まれた町としても有名です。ただ、そういう説が言われているだけで確かな証拠があるわけではないようです。旧市街にはマルコポーロに因んだ観光用の施設がたくさんありました。また、マルコポーログッズを取り扱っているお店がいくつかあったのですが、全部閉まっていました。残念。
食前酒でお出迎え


レストラン全景


伝統料理の仔牛のペカ


大好き!酢漬けのオイルサーディン


次に、沿岸部をさらに北上したところにあるザダルのワイナリーをご紹介します。これぞ「ザ・ワイナリー」と言えるすばらしい場所に「ロイヤルワインヤード」があります。そのワイナリーに併設しているレストランが「クラリエスキー・ヴィノグラディ」です。天気の良い日は屋外で、雨や風が強い日は屋内で楽しめます。

このワイナリーのオーナーは、かつての内戦時にクロアチアの英雄と称えらた戦士でした。その戦士が、平和な今、ワイン生産者として、我々にすばらしい世界を提供してくれます。

無料の体験メニューは、
★クロアチア伝統料理のペカ調理見学
★ホームメイドパン作り
★伝統料理教室
★ワイン作り体験
など

これと合わせ、ランチまたはディナーで4種類のワインを飲みながら肉料理コースまたは2種類のシーフード料理コースの中からひとつ選びます。ホテルの送迎も合わせて面倒をみてくれるのもうれしいです。
当レストランが力を入れているマグロ料理「マグロの塩炙りと焼き野菜の付け合せ」シンプルだか絶妙の味!


当レストランが力を入れているマグロ料理「マグロの塩炙りと焼き野菜の付け合せ」シンプルだか絶妙の味!


ブラックボディの赤ワインがかっこいい

ワイナリーオーナーにもお見送りいただきました


ここでいただいたマグロ料理は絶品でした。ザダル市が一丸となってマグロの養殖に力を入れているそうです。各種ワインそれぞれに合う調理方法で新鮮なマグロ料理を食べさせてくれました。生でも食べてみたかったですね、日本人ですから。

ザダルは、今年2016年のヨーロピアンベストディスティネーションに輝いた注目都市です。広いヨーロッパの中で最も注目される都市として選ばれたのだからすごい栄誉なのではないでしょうか。


ザダルのシンボル聖ドナド教会


公園にあったかわいらしいWi-fiアンテナ


因みに過去の受賞都市をご案内します。

2015年 ボルドー(フランス)
2014年 ポルト(ポルトガル)
2013年 イスタンブール(トルコ)※イスタンブールもヨーロッパなのですね。

ザダルは、かつてダルマチア地方の中心地として栄え、起源は紀元前9世紀にまで遡る歴史ある町です。港湾都市であるがゆえに周辺国から何度も攻撃を受け続けてきました。
聖ドナド教会は9世紀に建てられた町のシンボルで、奇跡的に戦火を逃れた歴史上重要な建造物です。他にも歴史ある教会関連施設が数多く残されじっくりと見学してみるのがよいでしょう。他にモダンでおしゃれな雰囲気の「ザダルの太陽」や「シーオルガン」もおもしろいです。「ザダルの太陽」は夕方になると7色に光り、「シーオルガン」は風が吹くと地面に埋め込まれたオルガンが音を奏でるしくみになっています。
ここには、のんびりとした田舎町のザダルならではの楽しみ方があります。


ザダルの太陽


シーオルガン(Sea Organ)


新市街には、大きなドーム型の建物があり、サッカーの試合や陸上競技はじめ、いろいろなイベントが行われています。人口8万人に満たないザダルに、こんな立派なサッカー施設があるとは少し驚きました。そう言えば、クロアチアはサッカー強国でした。比較してよいのかわかりませんが、人口7万に満たない鹿嶋市に巨大なサッカー場があるので、驚くのは鹿嶋市に失礼ですね。

因みに、ダルマチア地方は黒いぶちが特徴の犬、101匹ワンちゃんでお馴染みの「ダルメシアン」の生まれ故郷です。が、しかし、残念ながら、一度もダルメシアンに会えませんでした。どこにいたのでしょうか。
スプリットの魚市場


これも好き!塩が効いた「アンチョビ」


広い沿岸部を持つクロアチアだけあって魚介類は充実しています。手長エビやムール貝、今回は食べませんでしたが、牡蠣も多く出回るとのことで、9〜4月頃までがシーズンだそうです。内陸部では酪農が盛んで肉料理やチーズ類も見逃せません。久しぶりに食べたステーキはぶ厚いけど柔らかく、食べごたえ満点でした。恐らく300g以上はあったと思います。
300gの牛ひれステーキ


穏やかな気候と豊かな食文化、そしておいしいワインやビールが揃ったクロアチアがずっと平和でありますように。イケ国のイカしたクロアチアを皆様も是非体験してください。

ドブロブニク★★★★★
多くの観光客が訪れるだけあって見応え十分の美しい旧市街
城壁を一周してみよう!最近、アメリカの歴史ドラマ『GAME OF THE THRONES』の撮影が旧市街のメインストリートで行われたそうです。私は聞いたことがなかったのですが、世界中で大人気のドラマだそうです。

コルチュラ島★★★★★
歴史ある旧市街だが全長約200mほどしかないためか何故か心地よい

ザダル★★★★★
静かでのんびりした田舎町。歴史は古く貴重な教会施設も多い。ワイナリーレストランが素晴らしかった。

(2016年5月13日〜20日 森 裕)

インドネシア
2島2様5街5様100種100様のインドネシア
エリア:
  • アジア>インドネシア>バリ島
  • アジア>インドネシア>コモド島
  • アジア>インドネシア>スンバワ島
テーマ:買物・土産 世界遺産 グルメ 
投稿日:2016/06/24 15:01
300以上の民族が共存する国。世界人口第4位の国。島の数が1万を超える国。ナシゴレンの国。
宗教も文化も違う人々が交わって生きているエネルギッシュで魅惑的な国、インドネシア。
今回はそんなインドネシアの中の2島、バリ島とスラウェシ島を訪れた。

【バリ島&スラウェシ島7泊9日の旅】
1日目:成田→バリ島【バリ島泊】
2日目:バリ島観光【バリ島泊】
3日目:デンパサール→マナド【マナド泊】
4日目:マナド市内観光/タンココ自然保護区ジャングルトレッキング【タンココ自然保護区】
5日目:タンココ自然保護区ジャングルトレッキング→メナド→マカッサル【マカッサル泊】
6日目:マカッサル市内観光→タナトラジャ【タナトラジャ泊】
7日目:タナトラジャ観光【タナトラジャ泊】
8日目:タナトラジャ→マカッサル【機中泊】
9日目:成田

●バリ島
日本でも人気の旅行先でお馴染みのバリ島。空港についた瞬間から感じる南国特有の暑さと世界中から集まるサーファーや観光客。その中にいる、それだけでテンションがあがる。
今回滞在したクタ・レギャン地区はビーチだけでなくショッピングや多国籍レストランも集まる人気のエリア。最近はショッピングモールやおしゃれなカフェも多く、世界中から多くの観光客が集まり、昼夜問わず賑わっている。バリ島ビーチはクタ・レギャンだけでなく、スミニャック、ジンバラン、ヌサドゥアなど様々なエリアがある。その中から個人的お気に入りのホテルベストツーをご紹介。

★ONE ELEVEN
スミニャックエリアに位置する2012年9月にオープンした高級プライベートヴィラ。全9棟のヴィラは完全なプライベート空間になっていたり、ヴィラ内にゲスト専用のスパトリートメントルームも完備されており、ハネムーンやホテルステイを楽しみたい方にはおすすめのホテル。また、日本人のマネージャーがいるため、日本人のニーズに応えたつくりとなっている。また、ここONEELEVENがあるスミニャックはのんびりと時間が流れるエリア。ビーチでのんぶりと過ごした後はおしゃれなショップが並ぶエリアを探索するのもおもしろい。
プライベートな空間と静かな雰囲気


スパトリートメントルームも完備


リビングは吹き抜けになっている


アメニティも充実


★AYANA RESORT & SPA
ロックバーがある場所としても知られているアヤナリゾート。ジンバランにあり、ホテルの中でパターやプールも楽しめるまさに楽園。中庭から見える海は壮大で、まさに死ぬまでに見たい世界の絶景にランクインしそうなムードが満点。バリ島のホテルステイを楽しみたい、と考えているなら必ず候補に入るのがここ。
私もバリ島でどこでも泊まっていいと言われたらここを選びます。はい。
ロビーを抜けるとこんな風景が


私の頭上にあるのがロックバーです


スパルームも広々


この日の夕方はサヌールでサンセット鑑賞。わたしがビーチが好きな理由のひとつはこれだ。太陽がゆっくりと海に沈んで行く様子はとても神秘的。今回もそう。地元の人も多く集まるビーチで静かに見るサンセットは雰囲気があってだんだんと夕陽の色が変わっていく時間は言葉では表すことのできない一瞬なのだ。
サヌールのビーチでみるサンセット


今回はビーチ周辺の滞在だったが、ひとつだけどうしても心残りなことがある。それは、ウブドに行けなかったこと。最近もっぱらヨガにはまっているわたしにとってヨガの聖地、バリ島のウブドでヨガをすることは夢のまた夢!クタ・レギャンでもヨガができるところを探したが時間が合わず断念…最近ではヨガ留学や、ヨガをやりにバリ島へ訪れる人もいるらしい。次は必ずヨガをやりにバリ島へ戻ると誓い、デンパサール空港をあとにした。

●マナド
マナドの空港へ到着すると、ザーザー降りの雨がお出迎え。さすが東南アジア、夕方頃になるとスコールが降る。マナドの海はきれい、と聞いていたのでその日は海沿いでゆっくり…と思っていたから残念だなあ。ホテルに着いてもいっこうに雨はやまずあきらめかけていたが、だんだんと雲がひき明るくなってきた。気をとりなおして街へ出る。海岸のテトラポットへ上ってサンセットをぼーっと眺める。インドネシアで2度目のサンセット。いつの間にか陽がだんだんと落ちて海へぽっと落ちる。あの瞬間は格別で何度見ても素敵な光景だ。

マナドはさすが港町だけあって朝の市場から活気があり歩いているだけでとても楽しい。日本では見られないような色の魚やフルーツがよりどりみどりだ。魚屋さんがその場で魚をさばいてくれる。わたしもランサと呼ばれるインドネシアのフルーツをいただく。ライチがもっとさっぱりしたような味でおいしい。
マナドにはキリスト教を信仰する人々や中国系の人などさまざまな人種の人々が集まっていて、観光名所もそれにちなんだものが多い。中国寺院も観光名所のひとつである。
インドネシア名物ナシゴレン


ここからブナケン島へむかうボートがでる


色鮮やかなインドネシアのスパイス(市場にて)


魚をさばく漁師さん


ランサを試食してみました


マナドの海


● タンココ自然保護区
【ジャングルトレッキング夕方編】
太陽が傾いてきた夕暮れ、いよいよタンココ自然保護区に出発。
道なき道を歩いて、登って。そんなこんなしているとレンジャーガイドのメリさんが急に「そこ!」と木のてっぺんを指差す。目をこらしてよーく見てみると、そこにいるのはクスクス!クスクスって食べ物だけではないんです。コアラの仲間なんです。なんとも言えないまったりした表情でこちらをみているクスクス。双眼鏡で見てみると表情もよくわかる。少し微笑みながらこっちをじーっとみるクスクスなのでした。
こっちをじっと見ているクスクス


バードウォッチングもできる


そしてだんだんと日が暮れてきたのでタルシウスミーティングポイントへ。個人的に1番見られるのを楽しみにしていた動物なので、本当に見れるのかわくわくどきどき。タルシウスはここ、タンココでしか見られない世界最小級のサルで、日中は木の隙間にある巣で寝ている。暗くなると巣から出て食糧を探しに外へ出る。そのタイミングを見計らって私たちは巣の前で待機。メリさん、みつけてくれてありがとう!
じっと待っていると、いつのまにかひょこっと顔を出しているタルシウス。そのあまりの小ささは本当におサルさん?かわいい。かわいすぎる。愛くるしい。大きな瞳でこっちをジッと観察しているが少しでもこちらが動くとすぐに巣の中に戻ってしまう。また顔を出すまでそこで待つ、の繰り返し。すると突然バッとなにかが外へ飛び出した。音のする方向へ目を向けるとタルシウスが木の枝に!カメラの音がするとすぐにそっぽをむいてしまうタルシウス。シャッターチャンスはほんの一瞬なので要注意!そしてぱしゃぱしゃ撮りすぎてわたしのカメラにはびっくりするくらいのタルシウスが残ったのである。
巣の中には2匹のタルシウスが


タルシウスベストショット!


【ジャングルトレッキング早朝編】
朝5時、若干薄暗い中再びタンココのジャングルへ。少し歩くとブラックマカカのファミリーに遭遇。20〜30匹の群れの後を追って行く。見た目は少し怖いと思っていたわたし(ごめんなさい)。でも実際のマカカはとてもおだやかで思っていたより至近距離まで近づくことができた。木から木へジャンプしたり歩いたり1時間程一緒に歩く。途中でリラックスしたり毛繕いしたり自由気ままに動く彼ら。ここでは日本ではなかなか出来ない体験をすることができた。1つはメスのブラックマカカに跳び付かれたこと。お互いが突然接近したのでびっくりしたんだと思うが、わたしもその瞬間は息が止まるかと思ったが思い返してみるとおもしろい経験になったかな。
少し一緒に歩くと警戒心もたいぶとれてくるようで、ブラックマカカの赤ちゃんが近寄ってきてくれる。カメラに興味を持ったようでぴょんぴょん近づいてくる。枝からぶらさがってカメラをぺたぺた。そのかわいらしさといったら言葉にはできずこのままだっこしちゃいたいと思ったけれどそこは野生の生き物。ちょっとどきどきしながらじっとしていた。これが日本ではなかなか経験できないことの2つ目である。
ブラックマカカの親子

おしりのハートがとってもキュート


ブラックマカカと一緒にぱしゃり


ガイドのフレディさんとメリさん


●タナトラジャ
今回の最終デスティネーション、タナトラジャ。マカッサルから車で7時間、揺られに揺られ山を越えるとトンコナンのミニチュアがそびえる門がみえてくる。タナトラジャへの入り口だ。タナトラジャに入るといたるところでこの地区に伝わる船形の伝統家屋、トンコナンハウスとそれと対になる米蔵、アランが目に入る。最近は古いトンコナンハウスの老朽化が進み新しく建てかえられたり、屋根がトタンになっていたりと、本当に昔から建っているトンコナンハウスを見られるのも難しくなっているそう。それでもタナトラジャには独特の雰囲気が漂っていて秘境感は満点。隔離された村に連れて行かれた気持ち?
タナトラジャの人々の死生観は独特で、その考え方に基づいたお葬式などの行事も観光客には必見のものとなっている。タナトラジャのお葬式は亡くなってからすぐに開かれるものではなく、中には10年後に行われる場合もある。家族や親戚が水牛や豚などを買い、完全に準備が整った段階でお葬式は執り行われる。葬式が終わると、村にある墓穴に棺が運ばれる。故人の身代わり人形タウタウも棺の近くに置かれる。
おいしいコーヒーとして知られるタナトラジャのコーヒー


車と同じ値段で売買される水牛


今回はタナトラジャの3つの村を訪れた。1ヶ所目はケテ・ケス村。トンコナンが残る集落のひとつである。ケテ・ケス村は地元の人々も訪れる場所のようで、近くの町からきた中学生の団体を見かけた。ここではトンコナンだけでなく、タナトラジャの典型的なお墓も見学することができる。
トンコナンハウスが並ぶケテ・ケス村


トラジャ文字が描かれている


地元の中学生と一緒にぱしゃり


人骨がそのままの状態で置かれている


2ヶ所目はレモ。ここでは岩壁に並ぶ死者の身代わり人形タウタウを見ることができる。高いところにあればあるほど地位が高いことを表すそうだ。3ヶ所目はロンダ。ここでは洞窟穴につくられた伝統的なお墓を見学することができる。
タウタウが並ぶレモ村


洞窟穴におさめられている棺(ロンダ村)


ロンダ村でもタウタウを見ることができる


今回はビーチ、ジャングル、ユニークな村という、まったくちがうタイプの3カ所を訪れることができた。バリ島は言わずとしれたビーチリゾートの魅力を再確認。タンココ自然保護区では刺激的で珍しい経験、そしてタナトラジャでは異文化を感じることができた。それぞれの街にそれぞれの雰囲気があり、皆がインドネシア人、そして自分の民族に誇りを持っていることを感じられる旅だった。

(2016年4月 若狭由希)

カンボジア
カンボジア初訪問にしてカンボジアの達人?? 綺麗すぎる隠れ家リゾート「ロン島」と天空寺院プレアヴィヒアを制覇!! カンボジアの新たな魅力を求
エリア:
  • アジア>カンボジア>シェムリアップ
  • アジア>カンボジア>シアヌークビル
  • アジア>カンボジア>カンボジアその他の都市
テーマ:世界遺産 グルメ 歴史・文化・芸術 
投稿日:2016/06/24 14:58
ロン島にてファムトリップのメンバーと(ロン島)


カンボジアといえばアンコールワットが有名ですが、アルコールワット以外にも見所はたくさんあります。今回ベトナム航空さんからのご招待でカンボジアの新たな魅力を探すことを目的としたカンボジア・ファムトリップに参加させて頂きました。お天気にも恵まれ充実の研修となりました。本当にありがとうございました。
アンコールワットをはじめベンメリア・コーケー・プノンクーレンなどいくつかの有名な遺跡群を訪れましたが、その中でもタイとの国境付近にある「プレアヴィヒア寺院」の存在感には圧倒されました。アンコールワットはいったという人にも是非訪れてほしい遺跡です。また、カンボジア随一のビーチリゾート「シアヌークビル」からスピードボートで約1時間の「ロン島」には抜群の透明度の海とサラサラの白砂のビーチがあり、カンボジアにこんなにもきれいなリゾートがったのかと驚かされました。「遺跡と一緒にリゾートも楽しみたいけど、日本人がいっぱい来ている場所はいや!」なんて人にうってつけの隠れ家リゾートです。最近密かな人気となっているハーブのコスメ作り体験は難しい手順など一切なく、お手軽に世界に1つだけのハーブ石鹸作りが体験できるとあって女子ばかりではなく男性にもおすすめしたい内容でした。併せて以下で一部ご紹介いたします。

シアヌークビル
カンボジアの首都プノンペンより車で約3時間行った所にある人口約20万人のカンボジア唯一のビーチリゾートがシアヌークビルです。
青い海と白砂の浜がどこまでも続く隠れ家リゾートで、 日本人にはまだ馴染みのないリゾートですが、シーズン(11〜4月頃)にはヨーロッパ方面からチャーター便で押し寄せるほどの人気リゾートです。 マリンスポーツをはじめ、国立公園もあり野鳥や野生動物に出会うこともできます。シアヌークビル随一のリゾート「ソカビーチリゾート」は、2004年に完成したシアヌークビル唯一の5つ星リゾートホテルです。 1.5kmにも続く白砂のプライベートビーチを持ち、敷地面積は15ヘクタールにも及んでいます。あまりにも広いため敷地内はゴルフカードで移動します。 その広大な敷地内にはテニスコート、フィットネスセンター、スイミングプール、プールバー、マッサージサラ等があり、その施設の充実ぶりは 先行している他のアジアのリゾートにもひけを取りません。 現在の滞在客はほとんどがヨーロピアンなので、日本人が少ない今はお薦めの穴場リゾートです。日本からはこれまでプノンペンからの陸路で入るか、空路で一度シェムリアップなどに入りそこから翌日乗り換えていく形でしたが、2016年6月17日からアンコール航空によるホーチミン⇔シアヌークビル間の定期便が就航するため、シアヌークビルへの移動がぐっと便利になります。現在の予定時間では日本からホーチミン同日乗継でシアヌークビルに到着できる予定です。ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
5つ星ソカビーチリゾートの部屋(ソカビーチリゾート)


5つ星ソカビーチリゾート併設のカジノ(ソカビーチリゾート)


5つ星ソカビーチリゾート(ソカビーチリゾート)


5つ星ソカビーチリゾートの部屋(ソカビーチリゾート)


美しいプライベートビーチ沿いにあるレストラン(ソカビーチリゾート)


日本人経営の日本料理店「侍」(シアヌークビル)


日本人経営の日本料理店「侍」のお弁当(シアヌークビル)


抜群の透明度の真っ白なビーチが広がる秘境ロン島
海の街、シハヌークビル。各ビーチがみるみる賑わいを見せる今、その勢いは沖合の島々にも波及しつつある。中でもカンボジアで2番目に大きい島「ロン島」は、その急先鋒。本土と段違いの透明な海で、カンボジアビーチリゾートの新定番になりつつある。
シハヌークビルとロン島間は定期船で結ばれており、シハヌークビルからはセレンディプティビーチ発で、多くの船がトーイビーチに到着する。高速船は片道約45分、普通船は片道2時間ほど。ロン島が近づくと抜群の透明度の海とビーチに驚かされます。シアヌークビルのビーチもきれいなんですがロン島のビーチはそれ以上。 海の色が全然違います。
ため息が出るほど本当にきれいです。
漁師の島、ロン島が観光地としてスタートしたのはおよそ5年前。透明度の高い海、深いジャングル、秘境オーラを湛えたこの島に、ひとつふたつと欧米系バンガローができたのが始まりだ。その後、ダイビングやトレッキングなどアクティビティも充実。訪問客は増え、南東側のビーチには店舗が立ち並ぶまでになった。特に、トーイビーチは本土と島を結ぶ定期便の玄関口であり、最も賑わっているエリア。バンガローやレストラン、各種アクティビティの窓口などが集中、多くの旅行者がここに宿をとり、島散策の拠点にしている。ビーチでは、欧米人が寝そべって本を読んだり日光浴を楽しむ姿が。カンボジア人は、観光客相手の商売に精を出している。ビーチ北側に行くにつれ、静かで洗練された雰囲気になっている。船着場近くのレストラン・バーは、夜になるとガンガン音楽をかけ、シェムリアップのパブストリートのようになるそうだ。
ロン島一の繁華街があるトーイビーチ(ロン島)


ロン島一の繁華街があるトーイビーチ(ロン島)


ロン島一の繁華街があるトーイビーチ(ロン島)


香港島ほどの面積がある、実は広いロン島。南東のトーイビーチだけでも楽しめないことないが、トーイビーチの反対側にあるロングビーチやソクサン村など、他の場所にも訪れたい。特にロングビーチは全長7kmにもおよぶ白い砂浜で、ロン島の中でも抜群にきれいなビーチエリアです。足の裏が砂をつかみ、離すたびにキュッキュッとなる「鳴き砂」エリアでもある。
宿は6つほどしかなく、広く、そして静か。のんびり派におすすめのエリアだ。ビーチ南端には、とびきり水の澄んだポイントがあり、シュノーケリングにもうってつけ。
島内の移動は徒歩か船だが、島は起伏が多く、森に覆われているため、徒歩での長距離移動はお薦めできない。船はバンガローで手配可能で、トーイビーチからロングビーチなら往復15US$程度で移動可能です。ぜひ訪れてみては。
スピードボートでロン島へ(シアヌークビル)


ロン島の船着き場に到着(ロン島)


抜群の透明度のロングビーチ(ロン島)


抜群の透明度のロングビーチ(ロン島)


抜群の透明度のロングビーチ(ロン島)


ソクサンビーチリゾートホテル(ロングビーチ)


遺跡からの大パノラマが広がるクメール文明最大の山岳寺院!絶景!プレアヴィヒア寺院

ナガの欄干にて(プレアヴィヒア寺院)


カンボジアにある「天空の遺跡」とも呼ばれるプレアヴィヒア寺院は、9世紀、クメール王朝によって建てられたシヴァ神をまつった寺院。 「プレアヴィヒア」はクメール語で「神聖な寺院」という意味を指します。長らくタイとの領有権を巡っての紛争があったため、つい最近まで外務省から出ている渡航情報の危険度が高かったこともあり、まだ観光で行く人は少ない世界遺産です。2013年11月に国際司法裁判所が寺院周辺の土地も含めカンボジアに帰属すると判断したことから、一応ようやく長年の領土問題に決着がついたのと、2014年の12月に、外務省から出ている渡航情報の危険度が下がったため、ツアーにも組み込まれるようになったため、今注目の世界遺産です!弊社のスタッフもシェムリアップから日帰りでは何度か訪れておりますが、その後どうなっているのか大変興味を抱いての訪問となりました。
かつては舗装道路もなく、赤土のダートに足を取られながらやっとたどり着くような場所でしたが、今回訪問してみると道がかなり舗装されスムーズに行くことが可能となっておりました。
また今回はシェムリアップからの日帰りではなく、2012年にできたばかりのプレアヴィヘアのホテル「プレアヴィヒア・ブティクホテル」に前泊し翌日プレアヴィヒア寺院を訪れました。このホテルは寺院から約30KMほどの距離にありプレアヴィヘア寺院を訪れるには非常に便利です。バスタブはなくシャワーのみとなります。室内は、エアコン、ミニ冷蔵庫が用意されており、レストラン付近であればWi-Fiも利用可能です。またレストラン、カフェ、バー、屋外プール、駐車場も完備されております。ホテルから遺跡のふもとまで車で約30分、そこで4WDに乗り換え急坂の舗装道路を登ること約30分で遺跡入り口の駐車場に到着します。駐車場付近にはいまだにカンボジア軍の兵士がつめており、緊迫した雰囲気はないものの、防空壕も多数残っていました。
まずは途中から上がるのではなく、中央階段を下り真のスタート地点であるタイ国境付近にいったん戻ることにする。タイとの検問付近には有刺鉄線が張り巡らされ、警備兵がいるものの、紛争がひと段落したためかその場の雰囲気は平和そのもの。兵士はバズーカー砲を持たせてもらっての記念撮影などにも快く応じてくれる。
山のふもとに車で到着すると、ここからは片道20-30分の山登りが始まります。道中5つの塔門(ゴープラ)を順番に通ります。それぞれの塔門は違った形をしており、段々と大きくなっていくのでテンションがあがります。寺院の中は崩れ落ちて積み重なった1つ1つの石にも彫刻がほどこされており、それぞれに意味があるようです。寺院に着いてから最初に見える第一塔門は、現在修復中で、鉄パイプで支えられていました。2000リエル札のデザインにもなっていますので、訪れた際にはぜひ本物と2000リエル札を見比べてみてください。ゆるやかな坂道を上り、第一塔門第二塔門第三塔門と次々姿を現す塔門を抜けます。 政府によるこの寺院の修復作業は紛争の影響からかほとんど進んでおらず、回廊や最奥部の祠堂(しどう)は崩落が目立つ。加えて、石の表面が削れた跡が新しいくぼみが所々にある。ガイドさんによると銃撃戦の弾痕という。カンボジア側がタイの砲撃が原因と主張する、壁の破損や崩れもあちこちにあった。様々な要因で、他の遺跡と比べ保存状態は良くないが、その姿は何とも言えない圧倒的な存在感を放っていました。さすが世界遺産になった所以か。
第四第五塔門を越え中央祠堂の裏側に回り込むとそこは別世界!付近に高い山はなく、タイとカンボジアの大平原が一望できる。まさに絶景です!古(いにしえ)の祈りの場が戦場となった理由は、ここが世界遺産であることだけでなく、国境紛争の戦略拠点でもあるかもしれません。
崖の上から見える景色に国境はありませんでした。カンボジアとタイは長い間この寺院の領有権を争っていましたが、この神聖な寺院は国境ができる前から、そこに住んでいる人にとってとても大事な場所であり、簡単にどちらの持ち物、と言ってしまえる場所では無いのかなとも思います。目に見えない国境のためにこの神聖な寺院が破壊され、ここに住む人の笑顔が減るようなことが、二度と起こらないでほしいと願うばかりです。
プレアヴィヒア・ブティクホテル(プレアヴィヒア)


プレアヴィヒア・ブティクホテルでの昼食(プレアヴィヒア)


塹壕が残る駐車場付近(プレアヴィヒア寺院)


第一塔門(プレアヴィヒア寺院)


石段のある旧道にて(プレアヴィヒア寺院)


バズーカーを持ち記念撮影(プレアヴィヒア寺院)


地雷原を示す看板(プレアヴィヒア寺院)


タイとの国境付近に住む村の子供たち(プレアヴィヒア寺院)


第五塔門(プレアヴィヒア寺院)


眼下には絶景が!(プレアヴィヒア寺院)


男性にもおすすめ!ハーブのコスメ作り体験
今回シェムリアップにてハーブのコスメ作り体験をしました。
今回訪れたのは日本人女性が経営するオーガニックハーブコスメブランド『クルクメール』。もともとコスメづくりをしていたクルクメールが『スパクメール』を今年4月にオープン。
ここではアンコール王朝時代から受け継がれてきたカンボジアの伝統医療をベースに当日の体質診断によって、カスタムメイドの施術をお楽しみ頂けます。
また、ハーブを調合して、石鹸や入浴剤など世界で1つだけのコスメを作る体験ができます。
今回はオリジナル石鹸作りとハーブによる足湯&マッサージがセットのなった90分のセットを体験しました。
石鹸作りはまず調合に使う数種のハーブの説明をきき、香りを嗅ぎながら、自分の体調や好みに合ったバーブを選びます。その後、鍋でハーブを調合し型に流し込みます。
固まる間に、ハーブによる足湯&マッサージをうけるとあっという間にオリジナル石鹸の出来上がり!
女性向けかなという思いで参加したのですが、これが参加してみると意外と面白く男性でも楽しめるのではないかと思いました。
個人的にはおすすめです
クルクメールの庭(クルクメール)


ハーブの説明を受ける(クルクメール)


ハーブを調合する(クルクメール)


おすすめポイント
プレアヴィヘア寺院 ★★★★★
シアヌークビル ★★★
ロン島 ★★★★
コスメづくり体験 ★★★

(2016年4月 渡邊竜一)

モンテネグロ
モンテネグロで乾杯! バルカン半島3国7大世界遺産9日間・ちょっと濃い目の美しい旅
エリア:
  • ヨーロッパ>クロアチア>スプリット
  • ヨーロッパ>クロアチア>プリトビチェ
  • ヨーロッパ>モンテネグロ>ポドゴリツァ
テーマ:世界遺産 グルメ 歴史・文化・芸術 
投稿日:2016/06/24 14:50


旅はどこに行くかではなく誰と行くかが重要なときがある。
もちろん1人の方が気楽な旅もあるが、確実に2人の方が楽しめる旅がある。
今回はまさに後者。好きな人と行くのが断然良いと先に結論づけておく。
1度に3か国7遺産と過去に経験のないほど濃密で行くところ見るものすべてが美しかった
バルカン半島のスポットをいくつか紹介したい。

まず1つ目の世界遺産プリトヴィツェ湖群国立公園
日本から直行便はないのでターキッシュエアーのイスタンブール乗継ぎで首都ザグレブへ。
簡単に観光した翌日に定期バスでおよそ2時間かけてプリトヴィツェに到着。


広大な森に大小16の湖と92か所の滝を有するプリトヴィツェ湖群国立公園はその自然の美しさから
世界遺産に登録されている。湖・滝・緑のハーモニーはとにかく綺麗、この一言に尽きる。
滞在時間に合わせていくつかモデルコースがある。日帰りではなく宿泊するので時間は比較的ある。
当然、全てを周るコースを選ぶ。
まずエコロジーバスで上湖群からスタート。迷わないよう動きやすいように遊歩道が整備されている。


まもなく視界に入るエメラルドグリーンに輝く幻想的な湖の姿に忽ち感動。
時間や日照角度によって姿が変化するというのがとても興味深い。


来る前にネットやガイドブックで見たことはあるが、写真ではこの美しさを感じるのに限界がある。
やはり肉眼で見るのが一番だ。湖の透明度がとても高くて魚の姿がはっきりと見える。


緑豊かな森の新鮮な空気はおそらくマイナスイオンたっぷり。そんな空気を感じながらの散策は日頃の
不摂生を癒す絶好の時間。


じつに良い旅をしていると体感しながら遊覧船に乗って下湖群へ。


残念なレストランで残念なハンバーガーを食べた後は洞窟へ


さらに残念なことに水量の問題で公園内最大のヴェリキ滝に近づくことが出来なかった。後半は残念の3連続ではあったがそれでも十分に大自然の美しさを堪能できた。次に機会があったら秋に来てみたい。


2つ目の世界遺産 シベニク
プリトヴィツェから車でおよそ1時間半かけて南のシベニクへ。
人間の頭部の彫刻が71もある聖ヤコブ大聖堂


聖ミカエル要塞に登ってシベニクの街を見下ろす。
陽気な地元の父子。日本人だと告げると熊本の地震を心配していた。


3つ目の世界遺産 トロギル
城壁に囲まれた小さなそして静かな島。


聖ロヴロ大聖堂はトロギルを代表する教会で観光の中心。


4つ目の世界遺産スプリット
アドリア海沿岸最大の港町スプリットは宮殿がそのまま旧市街になったというレアな世界遺産。


たまたま土曜日で結婚式に遭遇!国旗を振って発煙筒を焚きながら、いわゆるクロアチア民謡を皆で歌って新郎新婦の門出を祝う。友人だけでなく通行人も加わって盛り上がる。屋外でこの熱気、グルーヴ感あふれるウェディングは感動的。こんなシーンに出くわしてラッキー






この日の夕食はアドリア海名物のブルデット。


トマトで魚を煮込んだ素朴な家庭料理でこれが実に美味い。

5つ目の世界遺産モスタール
国境を越えてボスニア・ヘルツェゴビナの古都、モスタールに入国
わずか2時間の滞在だが渡航国の数が1つ増えた。ここのシンボルであるスターリモストはお金が集まればいつでも飛び落りるという若者が橋の上でスタンバイ。


でも一番の思い出はボスニア産のビール


と笑顔の素敵な女性


6つ目の世界遺産ドブロヴニク
クロアチア観光で最もメジャーなアドリア海の真珠、ドブロヴニク。
城壁に囲まれた旧市街は歩くのが楽しいが、やはり城壁に登って周遊するのが一番。


さらにロープウェイでスルジ山に登って見下ろすのも良いと聞いていたので行ってみたがこちらは曇天で残念。やはり天気の良い時間帯に行くべきだった。その代わり意外に楽しかったのが沖のロクルム島。
旧港から船でおよそ20分。代金は往復100クーナなので日本円でおよそ2千円くらい。
船は1時間に1本往復している。何もない素朴な島だが散歩が気持ちいい。


島の中央には要塞があったので登ってみた。


ここでも他国から来ているラブラブカップルに遭遇。喜んでカメラの前で遠慮のないポーズを取ってくれた。




ドブロヴニクの1番の思い出は外壁の外の断崖にある小さなカフェ。まず入り口がわかりづらい、
でもそれがイイ。迷路のような旧市街の細い道を歩いていて、偶然見つけた。ここで海を眺めながら好きな音楽をBGMにひと休み。しかもオジュイスコがうまい!これぞ至福の時間。




車で国境を越えてモンテネグロに入国
ドブロヴニクからちょうど2時間。北はボスニア・ヘルツェゴビナ、西はクロアチア、東はセルビアと
コソボ、南はアルバニアと国境を接しているモンテネグロは旧ユーゴから独立した6つの中では最も小さな国で、その面積は福島県とほぼ同じとのこと。通貨はユーロなのでわかりやすい。黒い山の意味を持つモンテネグロは生い茂る木々で山が黒く見えたことが由来といわれるほど自然が豊富。確かに移動の車窓から次々に見える山は黒い。やや退屈な風景の連続と寝不足からついうとうとしてしまったが途中、
綺麗な湖に目が覚める。眺めながらワインディングロードを走り抜けるこのドライブは気持ち良い。


コトル湾の畔、小さな町ペラスト


岩礁のマリア教会と呼ばれる小さな島に建つ教会


プログラムに入れていなかったので途中下車をし損ない、車窓からだけとなってしまったことを
後悔している。

7つ目の世界遺産 美しき秘境・港町コトル
アドリア海に面したコトルは要塞に囲まれた堅固な城塞都市でモンテネグロに2つある世界遺産のうちの1つでモンテネグロ1番の観光スポット


ドブロヴニクからは車で片道2時間くらいなので
日帰りツアーで来る人が多いと聞く。
旧市街は山の麓に建てられた城壁の中にある。細い迷路のような石畳の道が破壊されずに中世のまま残っているというのが凄い。入口の観光案内所で地図をもらって時計台や教会、広場など迷路のような街を
散策。かかる時間は30分くらい、つまり街自体はとても小さい。


さすがに日本人はほとんどいないし、中国人団体もみかけない。一番の見どころは旧市街の背後の山に沿って築かれた城壁からの景色。頂上からはコトルの街並みと緑色に輝くはずだったアドリア海が一望できる。はずだったというのは曇っていたから。そもそも晴天の写真を撮るのが目的の1つであったからそれは残念な結果に・・
登るのは有料、入口で3ユーロ払う。


下からてっぺんを見上げるとそんなに遠くには見えないので楽勝と侮っていたがこれがなかなか険しくて時間がかかる。


ドライバーとは1時間以内に戻る約束をしてしまったためにペースを上げて登らなければならない羽目に。計画性のない約束に大後悔。これでもかと階段が連続する。


ただ振り返った時の風景が上るにつれ変化していくのが楽しい。ここは時間をかけてゆっくり登っていくのがいいんだろうなと。




体力的に最低1時間半、精神的には3時間は要ると思う。山の中腹には救世聖女教会がそびえている。


自然の中に歴史を感じる。頂上にモンテネグロの国旗がはためくが登っても登っても辿りつかないくらい、意外に距離がある。


この距離、運動量は4年前に登ったワイナピチュよりハードに感じる。ここ最近、覚えがないくらい心臓がバクバクしている。もう若くないからこのままここで倒れて
しまうかもしれないような恐怖を覚えるので休憩。ただ、あまり休むとかえってつらくなるので呼吸を整えて最後は一気に駆け登る。登りつめた瞬間の達成感と視界に広がる絶景に幸せを感じる。
簡単には来れない、これぞまさに秘境




山頂のラブラブカップル、幸福のショット。


下りも猛スピードで。骨折、捻挫しないよう慎重に下りた。

以上、これがラストの世界遺産。でも他にもモンテネグロには良いところがたくさんあるので
いくつか紹介したい。

ブドヴァ
モンテネグロ屈指のリゾートタウン




さすがに4月はオフシーズンなのでビーチは閑散としているが5月くらいから一気に賑やかになるらしい。ここでも城壁に登ってみる。


気が付くと今回の旅、城壁に5回も登っている。

世界中から巡礼に訪れるツェティニェ修道院
噛みそうな地名、ツェティニェはかつてのモンテネグロの首都。今は人口わずか1万5千人ほどの小さい静かなところだがここにあるツェティニェ修道院は日々世界中から多くの巡礼者が訪れる。
最初に建てられたのは15世紀末でその後度重なるオスマン朝との戦争で崩壊された。現在のものは18世紀に建てられた。


原則として信者と関係者、観光ならグループでないと入れないらしく
最初は断られたがグループが去った後、そっと入れてくれた。こういった優しさに触れるとモンテネグロに惚れてしまう。でも内部は一切撮影禁止




ここにはイエスの磔刑に使われた十字架の一部や洗礼者ヨハネの右手、そして聖ルカが描いたと言われるフィレルモの聖母という聖母マリアのイコンがある。

断崖絶壁・秘境の聖地オストログ修道院
首都のポドゴリツァから車でおよそ1時間にあるオストログ修道院はバルカン半島有数の巡礼地。
標高約800メートルの山奥の断崖絶壁に埋め込まれるように建っている。中でも17世紀前半に建てられた聖十字架教会はモンテネグロ最大のセルビア正教の聖地で渓谷を見下ろす切り立った岩の隙間に埋め込まれるように佇んでいる。


その姿はとても印象的。そして遠くから見える小さな姿が山を登って徐々に近づくにつれ大きく見えてくるのが感動的。世界中から宗教宗派を問わず訪れる全ての人々を平等に迎え入れてくれる、まさに奇跡の聖地。巡礼者は誰しもが魂が震えるような感覚を覚えるらしい。
私は巡礼者ではないのでそのレベルにまでは達せないが、自分なりに感動した。






モンテネグロの首都ポドゴリッツアの夜
首都とは思えないほど静かでのんびりしたポドゴリツァ。宿泊したホテルは1階がトヨタの販売店。
そうとは全く知らずに手配をしていたのでちょっとしたサプライズ。さすが世界のトヨタ、日本人として誇らしい。


街の中心、共和国広場までは歩いて20分。途中、何もない田舎道なのでちょっと遠く感じる。


共和国広場を中心としてレストランやお店が並んでいるが1時間もあれば歩いてまわれるほどの広さ、つまり小さい首都。
ドライバーもいないので今日も一人飯。いつものように軽くすませたものの、
さすがに最後の夜ともなるとこのままホテルに帰るのは寂しい。ここは積極的に現地の人とのふれあいを求めて2件目のバーを物色。ほどなくいい感じの店と男女4人組を発見。声をかけてみると
反応とノリがむちゃくちゃ良い。


そのうちの女性が日本の大学に留学していたということで多少日本語が話せる。この偶然の出会に感激。


彼女からブドウから作られたというローザというラキヤを勧められる。ラキヤは旧ユーゴ諸国では広く親しまれているブランデーのことで樽などに詰めて熟成させないので無色透明なのが特徴。日本酒を飲む時に使うようなグラスにいれてチビチやる感じ。


主に食前酒としてモンテネグロ人に最も親しまれているらしい。
ものすごく香りがいい、でも辛い!アルコール度数は50度を超える強いお酒。最初の印象が強烈。
体に沁みる!これは土産に帰りの空港で買っていこうかなと。
モンテネグロはあまり英語が通じないと感じていたが幸いにもこの人たちは話せるので盛り上がった。
楽しい空気になったおまけに御馳走になってしまった。一夜限りのつかのまの酒盛りではあったが、さらにモンテネグロに惚れてしまった。ジヴェリ!!(乾杯)








以上
3国7世界遺産というとても内容の濃い贅沢な旅でしたが、あらためて大切な人と来るべき旅、思い出を共有すべき国であると思います。モンテネグロに興味のある方はドブロヴニクから日帰りで行くのではなく泊まりでじっくり滞在、周遊することをおすすめします。個人的には今回行けなかったもう1つのビーチタウン、ヘルツェグノヴィや降り損なったペラスト村、世界遺産のドゥルミトル国立公園にも行き、
もっと多くの人とふれあってさらにモンテネグロを極めたいと思います。

<おすすめ>
プリトヴィツェ★★★ 癒しの大空間。季節ごとに異なる表情が楽しめる。
スプリット★★★★ 地元の人とふれあってゆっくり過ごしたい世界遺産。
コトル★★★★★ 晴天を狙ってじっくり時間をかけて頂上を制覇して下さい。
オストログ修道院★★★★ 世界中からの巡礼者が絶えない絶壁の秘境。その姿は必見。


(2016年4月 櫻本竜一)

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