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- 世界の絶景シリーズ13弾! 封印された魔境セピックへ!謎の民族が住むパプアニューギニアの最深部に挑む! セピック川の集落に滞在!-そして神話
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エリア:
- オセアニア>パプアニューギニア>ゴロカ
- オセアニア>パプアニューギニア>パプアニューギニアその他の都市
- テーマ:観光地 ハイキング・登山 自然・植物
- 投稿日:2017/01/13 15:01
〜セピック、パリンベ、チャンブリ、アイボム、カンガナム、ウェワク、マプリック、ゴロカ、アサロ、ケマセ、マッドメン、クロコダイルマン〜



今回機会あって、おそらく世界でもっとも石器時代に近いであろうパプアニューギニアの最深部・セピック川中流域の集落に行ってきました。世界中に秘境といわれる地域は多数ありますが、今回訪れたパプアニューギニアセピック川中流域では最近まで首狩が行われていたというのですから誰が見ても間違いなく秘境中の秘境です。うっそうと繁る広大なジャングルの中を静かに蛇行する大河セピックは全長1,000kmを超え、その流域には小さな村落が点在し、土着の文化が根強く残っています。精霊信仰、精霊の家、プリミティブアート(原始美術)や独自の生活様式を守る民族たち・・・。何世紀に渡り文明と隔絶してきた神秘のエリアでは我々の想像を絶する世界を体感することができます。
今回の旅程は以下の通りです。
11月2日
21:05分:成田発ニューギニア航空でポートモレスビーへ
11月3日
04:55:ポートモレスビー着。入国審査・税関審査。トランジットホテルで朝食休憩
09:00:ニューギニア航空・国内線でゴロカへ。
10:00:ゴロカ着。ホテルにて昼食後アサロ渓谷のマッドメンの村訪問
11月4日
09:00:ケマセ村奇石・洞窟探検ツアー
11月5日
09:35:ニューギニア航空・国内線でポートモレスビーへ。
10:45:ポートモレスビー着。トランジットホテルでランチ休憩
15:10:ニューギニア航空・国内線でウェワクへ。
17:20:ウェワク着。
11月6日
午前:大きな荷物をウェワクのホテルに預け、パグイに移動。
午後:カヌーでセピック川を下り、パグイからパリンベ村へ。精霊の館「ハウスタンバラン」訪問
11月7日
終日:ミドルセピック流域の村訪問ツアー
チャンブリ村、アイボム村、カンガナム村を訪問しマーケット、精霊の館「ハウスタンバラン」、シンシン鑑賞
11月8日
午前:カヌーでパグイへ
午後:マプリックのアバンガイ村にて精霊の館「ハウスタンバラン」、シンシン鑑賞後ウェワクへ。
11月9日
11:05:ニューギニア航空・国内線でポートモレスビーへ。
12:55:ポートモレスビー着。トランジットホテルでランチ休憩
14:10:ポートモレスビー発ニューギニア航空で成田へ。
19:55:成田着。
ゴロカ近郊のアサロ渓谷訪問ツアーに関してはすでにほかスタッフの報告がありますので割愛させて頂き、今回は上記の旅程のうち、2泊3日のセピック中流域・カヌーサファリの様子をメインに報告いたします。
痛快!冒険心をくすぐるセピック川カヌーサファリ







ウェワクで前泊した翌朝07:30頃、ツアーをオーガナイズするSepik Adventure Toursのガイドさんが笑顔でお出迎えしてくれた。天気は快晴!まずはセピック川流域の旅の玄関口パグエイまでセピック・ハイウエーを車で約4時間の旅。舗装された道路脇に民家が見え始めるとやっとパプアニューギニアに来た気分になってなんだか興奮してくる。初めは快適に走っていたのだが、このハイウエー、進むにしたがって道路があなぼこだらけで、とにかく揺れる。途中フルーツマーケットなどに立ち寄って休憩をとったのち、やっとパグエイに到着。ここで2時間ほどランチ休憩を取り、迎えのガイドさんが到着したので、いよいよセピック川へ乗り出す。モーター付きのカヌー(一本の丸太をくくり抜き作られる丸木舟)で川を下るのですが、これが爽快!!大きなセピック川を、ジャングルや水辺を飛ぶ鳥、時折見える高床式住居の村を眺めながら進む体験は最高。時々カヌーですれ違う人や岸辺にいる人たちがみんな手を振ってくれる。しばらくすると、ショートカットだと言ってジャングルの中の細い川(もともとは道)に入ってくれた。時にサバイバルナイフで水草をカットし丈の高い水草が茂っている中を縫うようにして上流を目指す。熱帯雨林の中をカヌーで進んで行くその体験は、まさにアドベンチャー!現実だとは信じられないようなその光景に私は圧倒され、この上なく興奮しました。
そして夕方ごろ、今回2泊の宿をとるパリンベ村に到着した。基本的に電気も水道もない集落でのウルルン滞在の始まりです。ここでの滞在がどのようなものなのか、これからどんなものを見ることができるのか考えるとワクワクがとまりません。
ここパリンベ村は高床式の草葺屋根の原始的な家が数件建つ小さな集落です。早速村の村長さんと挨拶。村の人たちはみんな親切で奥ゆかしくはにかみ屋が多い。川で水遊びに興じる子供たちも愛嬌がありとても可愛らしい。セピック訪問前に心配していた蚊は想像していたほど多くはなかったのですがそれでも多少いるので長袖や蚊取り線香、マラリア予防薬の服用はやはり必須です。蚊帳やマッドレスは用意してくれます。ホームステイとして村人と同じ家に滞在するのではなく、基本的にはゲストハウス用に用意された比較的新し目の高床式の家が旅行者の滞在先となります。あくまで訪問者向けに建てたものではあるものの施設は文明社会とはかけ離れた原始的なものでホテルに滞在するよりもずっと刺激的でテンションもあがります。早速家の内部へ。内部は質素で家の中には、調理器具や食器、少しの衣類やバッグ、寝具にソーラーライトがあるだけという感じでTV などはありません(ただ最近は携帯電話だけは持っている村人やお金のあるところは発電機を持っている家もあるそうです。)水道はないため、顔や手を洗ったりする場合は、雨水をためる貯水タンクの水を利用する形となります。ただしゲストの飲料水としては使えないため、ゲスト用には内地から持ってきたミネラルウオーターを用意しているのでご安心ください。ただしシャワーなどはないため、体を洗いたい場合はセピック川で沐浴するしかありません。トイレもありますが、小屋の中に盛り土を作りその上に便座を載せた簡易的なものです。文明社会とは分断された集落での生活は慣れるまで一見不便を感じますが、慣れてしまえば住めば都です。自然を壊すことなくその懐に抱かれながら生活する彼らの生活が心地よく感じるかもしれません。
精霊の館ハウスタンバランへ。クロコダイルマンとの遭遇!!









仕切られたゲスト用の部屋に荷物を置き、カヌーで近くのハウスタンバラン見学に連れて行ってもらいました。セピック川流域には村落が点々とありますが、それぞれ異なる部族が住み、今も伝統的な生活様式を守っています。中でも有名なのが精霊の館ハウスタンバランです。祭祀(タンバラン)を司る館(ハウス)という意味で、精霊信仰に基づく独特の文化の中心的存在です。この館には祖先の霊や自然全ての精霊が降臨すると信じられていて、数々の伝統的な秘儀が伝えられています。特に、部族の男にとって重要な場所で、女性の子宮だと考えられていて、そこで成人になるための痛みを伴う通過儀礼(イニシエーション)を受け、部族の一員になるための様々な教育が施されるのです。セピック流域に数多いワニ信仰の場合、男たちはある年齢(15歳前後)に達すると、ハウスタンバランの2階に集められ、鋭く尖った竹で体中を傷つけられます。血まみれになりあまりの痛さに気絶し、やがてその傷が突起となって体に刻まれるころ、彼らは一人前の男(クロコダイルマン)となるのです。そんな神聖な場所の為原則女性や他部族の立ち入りを厳しく禁止していますが、一部のハウスタンバランでは観光客は入ることが認められているそうです。
パリンベ村には2つのハウスタンバランがあり、村の奥に突如現れる大きな建物は、他の建物とは全く異なる圧倒的な神秘的雰囲気をまとっていました。薄暗い内部にあるおびただしい数の仮面もまた、ある種異様とも言える独特な神聖さを醸し出していました。
はしごを注意深く登り二階へ上ると、十数名の村人が待機していました。その中によく見ると背中に突起状の傷が無数にある男がいました。クロコダイルマンです。興奮してシャッターを切りましたが撮影する場合は10〜20キナのチップを要求されますのでご注意ください。内部にある仮面やストーリーボード、ハウスタンバランのパーツなどの民芸品を製作できる人は信仰の変化とともに年々減ってきており、そのほとんどが一点もので貴重です。比較的安価で購入することができるため、気にいったものがあれば機会を逃さずその場で購入されることをおすすめします。
見学後、ゲストハウスへ戻り夕食。さすがにセピックの食事は外国人の口に合わないのであろう。ガイドさんは船に積んであった食料を持ち込んで食事を作りはじめる。チキンとスチームライス、デザートにパイナップルを出してもらった。そして、蚊が多いため、蚊帳の中に用意してくれた布団へ入り午後10時頃就寝した。
夜のセピック川へ。クロコダイルハンティングツアーに大興奮!!















翌朝村で飼っているニワトリの鳴き声で起床。サンドイッチの朝食後、カヌーで村のマーケットへ。不定期で行われるそうで、各家庭で収穫した果物などを持ち寄った青空市。ビートルナッツやウオーターメロン、スイカ、ココナツ、パイナップル、サクサクなどが並んでいて家族総出できているためかなり賑わっていました。その後、釜戸などの土製品の制作でしられるアイボム村へ行き、続いてチャンブリ湖までカヌーで進み、チャンブリ村を訪問し、パリンベとは雰囲気が異なるハウスタンバランを見学しました。その後、カンガナム村へ。ここでは高さ15mはあろうかという古代の神殿のようなハウスタンバランを見学。内部には様々な彫刻やペイントがなされていて、同時に神社の境内のような、張りつめた空気も感じました。中には数名クロコダイルマンもいました。ここでシンシンを見学しました。建物の下の方で大きな民族太鼓の音が「ポンポンポン」と聞こえてきてシンシンが始まった。脚を交互に音に合わせて持ち上げ踊る。仮面に取り付けられた真っ赤な花が揺れ、2人の微妙に異なる動きが一体となってシンシンをつくり出す。これでその年の収穫などを祝うのだそうです。ガイドさんの話では9月の収穫祭ではかなり大きなスケールのシンシンが見られるらしい。乾季ではあるが、シンシンを見るならばその時期がベストのようです。 その後、その後パリンベの宿へ戻りました。夕食まで時間があったので宿帳の書き込みを見ていたら、夜のセピック川で行うクロコダイルハンティングが絶対参加すべきとの書き込みを発見し、急遽ガイドさんに頼んでアレンジしてもらった。夕食後、クロコダイルハンティングが得意だと豪語する村長さんと船頭さんと3人で夜のセピック川へ繰り出す。蚊が多いと踏んで虫よけ対策をばっちりしていったが、思ったほどかに悩まされることはありませんでした。月明かりの中懐中電灯で遠くからクロコダイルが身を隠しそうな岸辺を照らし、光に反射して光るクロコダイルの目を手掛かりに探すというアナログな捕獲方法でしたが、夜のセピック川をクルーズしているだけでも神秘的で刺激的な体験でした。なかなか見つからないため半ばあきらめかけていたその時村長が何かを叫び槍を岸辺に放ちました。クロコダイルがいたというのです。しかもかなり大きいクロコダイルが。槍を放った場所へカヌーを近づけます。緊張感が半端じゃありません。そんな大きなクロコダイルに襲われたら丸木舟にのる我々はたまったものではありません。残念ながら取り逃がしたようですが、約2時間の夜のハンティング体験はスリリングで貴重な体験となりました。ちなみに蛇足となりますが、私がパグイへ戻る日の夕方よりパリンベ村の対岸のカンガナム村でガチのイニシエーションがありました。イニシエーションのスケジュールは事前にはわからず通常旅行者は見ることはできません。今回もこの日の夜突然ガイドより500キナ(約2万円)であのクロコダイルマンの儀式を生でみるチャンスがあることを知らされたのです。私はスケジュールの関係でみることができませんでしたがたまたまパリンベで会った日本人女子Yさんは迷った挙句大枚をはたいてこの儀式を見たそうで、想像を絶する神秘的な光景にめちゃくちゃ感激したそうです。うらやましい!!通常村などいく場合、仮面などの民芸品の購入以外はお金を使うことがないため大金を両替し持参することはないかと思いますがこんなこともあるので、ある程度両替しそれなりの現金を持参していたほうがいいかもしれません。
漫画” マッドメン”の世界へ!異空間のハウスタンバラン内に潜入!!









翌日朝、セピックをあとにしパグイヘ。出発まで村の子供たちとトランプで遊びました。名残惜しい思いを旨に村をあとにしました。カヌーの上で心地よい風を受けながら、2日間の記憶が走馬灯のようによみがえってきます。11時頃パグイに到着。ガイドにお礼をいってお別れです。パグイでボックスランチを食べている間にSepik Adventure Toursのガイドさんと合流。ウェワクへ戻る前に、マプリックにある村に立ち寄ってもらいました。ここのハウスタンバラン(精霊の家)は、漫画” マッドメン”(諸星大二郎著) に出てくるのです。マプリックでは、ビッグマン(村のリーダー)をはじめとして複数の人が案内してくれた。このハウスタンバランは道路のすぐ横にあって秘境感がないのが残念でしたがそれを吹き飛ばすくらいその存在感はすごかったです。セピック川沿いの村でもいつつかハウスタンバランを訪れましたが入口の装飾的にはマプリックのものが一番であろう。少し色はくすんでいるものの、圧倒的な大きさと佇まいは独特な神聖な雰囲気を出していました。裏に回るように言われてそちらから入ると、中には暗い中に男たちと太鼓。さらに奥に行くように促され、壁で隔てられた先に一面樹皮絵で飾られた部屋があった。真ん中にチーフだという等身大の像があり、両側に化粧と衣装で全身を包んだ若い男性が二人、黙って立っている。目をとじてリズムを取るように体を揺らしていてなんだか神話の世界へ紛れ込んだような気分だった。熱気と暗闇の雰囲気にのまれて夢中でシャッターをおしたのは言うまでもない。このハウスタンバランは男性しか入れず(観光客は別)、年に2回の収穫祭などで使用するとのこと。
そこから狭い入口をとおって外へでると、最初に見た三角形の正面に出た。そこでまた化粧した男女のパフォーマンスを見せてもらう。こちらも見ごたえ十分でした。
ウェワクへ戻り帰国の途へ。
高床式の原始的な家に住み、手漕ぎのカヌーで魚を釣り、ジャングルの一部を開拓して農業を営む、精霊を信仰し、巨大な精霊の館ハウスタンバランでイニシエーションが行われる・・・。なんだか日本の原始時代にタイムスリップしたようなセピックでの日々。「われわれは生かされている。自然の力によって・・・」そんなパリンベ村の村長さんの言葉が忘れられない。文明社会で失われてしまった大切なものがここには残っている。そんなことを感じた2日間での体験をこの先ずっと忘れることはないだろう。弊社でもセピックを訪れるツアーを催行しておりますので一度訪れてみてはいかがでしょうか。きっと忘れられない貴重な体験となるはずです。


お勧め度
ミドルセピック 5つ星
秘境中の秘境!想像を絶する神秘的な体験をしたい方におすすめです
アサロ渓谷のマッドメンの村訪問 4つ星
泥人間マットメンの村はパプアへ行ったら必ず訪れたい
ケマセ村奇石・洞窟探検ツアー 3つ星
奇石・洞窟がある森の中の探検も楽しいが愛嬌がある村人との交流も楽しい
(2016年11月 渡邊竜一)

マプリックのハウスタンバランにて

カンガナム村のハウスタンバランにて

クロコダイルマンと記念撮影
今回機会あって、おそらく世界でもっとも石器時代に近いであろうパプアニューギニアの最深部・セピック川中流域の集落に行ってきました。世界中に秘境といわれる地域は多数ありますが、今回訪れたパプアニューギニアセピック川中流域では最近まで首狩が行われていたというのですから誰が見ても間違いなく秘境中の秘境です。うっそうと繁る広大なジャングルの中を静かに蛇行する大河セピックは全長1,000kmを超え、その流域には小さな村落が点在し、土着の文化が根強く残っています。精霊信仰、精霊の家、プリミティブアート(原始美術)や独自の生活様式を守る民族たち・・・。何世紀に渡り文明と隔絶してきた神秘のエリアでは我々の想像を絶する世界を体感することができます。
今回の旅程は以下の通りです。
11月2日
21:05分:成田発ニューギニア航空でポートモレスビーへ
11月3日
04:55:ポートモレスビー着。入国審査・税関審査。トランジットホテルで朝食休憩
09:00:ニューギニア航空・国内線でゴロカへ。
10:00:ゴロカ着。ホテルにて昼食後アサロ渓谷のマッドメンの村訪問
11月4日
09:00:ケマセ村奇石・洞窟探検ツアー
11月5日
09:35:ニューギニア航空・国内線でポートモレスビーへ。
10:45:ポートモレスビー着。トランジットホテルでランチ休憩
15:10:ニューギニア航空・国内線でウェワクへ。
17:20:ウェワク着。
11月6日
午前:大きな荷物をウェワクのホテルに預け、パグイに移動。
午後:カヌーでセピック川を下り、パグイからパリンベ村へ。精霊の館「ハウスタンバラン」訪問
11月7日
終日:ミドルセピック流域の村訪問ツアー
チャンブリ村、アイボム村、カンガナム村を訪問しマーケット、精霊の館「ハウスタンバラン」、シンシン鑑賞
11月8日
午前:カヌーでパグイへ
午後:マプリックのアバンガイ村にて精霊の館「ハウスタンバラン」、シンシン鑑賞後ウェワクへ。
11月9日
11:05:ニューギニア航空・国内線でポートモレスビーへ。
12:55:ポートモレスビー着。トランジットホテルでランチ休憩
14:10:ポートモレスビー発ニューギニア航空で成田へ。
19:55:成田着。
ゴロカ近郊のアサロ渓谷訪問ツアーに関してはすでにほかスタッフの報告がありますので割愛させて頂き、今回は上記の旅程のうち、2泊3日のセピック中流域・カヌーサファリの様子をメインに報告いたします。
痛快!冒険心をくすぐるセピック川カヌーサファリ

セピック川カヌーサファリ

セピック川カヌーサファリ

パリンベ村に到着

パリンベ村の素朴な住居

ゲストハウスではガイドさんが料理してくれる

蚊帳つきのゲストハウス

カヌーで奥地へ進む
ウェワクで前泊した翌朝07:30頃、ツアーをオーガナイズするSepik Adventure Toursのガイドさんが笑顔でお出迎えしてくれた。天気は快晴!まずはセピック川流域の旅の玄関口パグエイまでセピック・ハイウエーを車で約4時間の旅。舗装された道路脇に民家が見え始めるとやっとパプアニューギニアに来た気分になってなんだか興奮してくる。初めは快適に走っていたのだが、このハイウエー、進むにしたがって道路があなぼこだらけで、とにかく揺れる。途中フルーツマーケットなどに立ち寄って休憩をとったのち、やっとパグエイに到着。ここで2時間ほどランチ休憩を取り、迎えのガイドさんが到着したので、いよいよセピック川へ乗り出す。モーター付きのカヌー(一本の丸太をくくり抜き作られる丸木舟)で川を下るのですが、これが爽快!!大きなセピック川を、ジャングルや水辺を飛ぶ鳥、時折見える高床式住居の村を眺めながら進む体験は最高。時々カヌーですれ違う人や岸辺にいる人たちがみんな手を振ってくれる。しばらくすると、ショートカットだと言ってジャングルの中の細い川(もともとは道)に入ってくれた。時にサバイバルナイフで水草をカットし丈の高い水草が茂っている中を縫うようにして上流を目指す。熱帯雨林の中をカヌーで進んで行くその体験は、まさにアドベンチャー!現実だとは信じられないようなその光景に私は圧倒され、この上なく興奮しました。
そして夕方ごろ、今回2泊の宿をとるパリンベ村に到着した。基本的に電気も水道もない集落でのウルルン滞在の始まりです。ここでの滞在がどのようなものなのか、これからどんなものを見ることができるのか考えるとワクワクがとまりません。
ここパリンベ村は高床式の草葺屋根の原始的な家が数件建つ小さな集落です。早速村の村長さんと挨拶。村の人たちはみんな親切で奥ゆかしくはにかみ屋が多い。川で水遊びに興じる子供たちも愛嬌がありとても可愛らしい。セピック訪問前に心配していた蚊は想像していたほど多くはなかったのですがそれでも多少いるので長袖や蚊取り線香、マラリア予防薬の服用はやはり必須です。蚊帳やマッドレスは用意してくれます。ホームステイとして村人と同じ家に滞在するのではなく、基本的にはゲストハウス用に用意された比較的新し目の高床式の家が旅行者の滞在先となります。あくまで訪問者向けに建てたものではあるものの施設は文明社会とはかけ離れた原始的なものでホテルに滞在するよりもずっと刺激的でテンションもあがります。早速家の内部へ。内部は質素で家の中には、調理器具や食器、少しの衣類やバッグ、寝具にソーラーライトがあるだけという感じでTV などはありません(ただ最近は携帯電話だけは持っている村人やお金のあるところは発電機を持っている家もあるそうです。)水道はないため、顔や手を洗ったりする場合は、雨水をためる貯水タンクの水を利用する形となります。ただしゲストの飲料水としては使えないため、ゲスト用には内地から持ってきたミネラルウオーターを用意しているのでご安心ください。ただしシャワーなどはないため、体を洗いたい場合はセピック川で沐浴するしかありません。トイレもありますが、小屋の中に盛り土を作りその上に便座を載せた簡易的なものです。文明社会とは分断された集落での生活は慣れるまで一見不便を感じますが、慣れてしまえば住めば都です。自然を壊すことなくその懐に抱かれながら生活する彼らの生活が心地よく感じるかもしれません。
精霊の館ハウスタンバランへ。クロコダイルマンとの遭遇!!

パリンベ村のハウスタンバラン

パリンベ村のハウスタンバラン

ハウスタンバラン内に待機する男たち

ハウスタンバラン内に並ぶ仮面の数々

ハウスタンバラン内の仮面

ハウスタンバラン内の仮面

ハウスタンバラン内の木彫

クロコダイルマン

夕暮れのセピック川は神秘的
仕切られたゲスト用の部屋に荷物を置き、カヌーで近くのハウスタンバラン見学に連れて行ってもらいました。セピック川流域には村落が点々とありますが、それぞれ異なる部族が住み、今も伝統的な生活様式を守っています。中でも有名なのが精霊の館ハウスタンバランです。祭祀(タンバラン)を司る館(ハウス)という意味で、精霊信仰に基づく独特の文化の中心的存在です。この館には祖先の霊や自然全ての精霊が降臨すると信じられていて、数々の伝統的な秘儀が伝えられています。特に、部族の男にとって重要な場所で、女性の子宮だと考えられていて、そこで成人になるための痛みを伴う通過儀礼(イニシエーション)を受け、部族の一員になるための様々な教育が施されるのです。セピック流域に数多いワニ信仰の場合、男たちはある年齢(15歳前後)に達すると、ハウスタンバランの2階に集められ、鋭く尖った竹で体中を傷つけられます。血まみれになりあまりの痛さに気絶し、やがてその傷が突起となって体に刻まれるころ、彼らは一人前の男(クロコダイルマン)となるのです。そんな神聖な場所の為原則女性や他部族の立ち入りを厳しく禁止していますが、一部のハウスタンバランでは観光客は入ることが認められているそうです。
パリンベ村には2つのハウスタンバランがあり、村の奥に突如現れる大きな建物は、他の建物とは全く異なる圧倒的な神秘的雰囲気をまとっていました。薄暗い内部にあるおびただしい数の仮面もまた、ある種異様とも言える独特な神聖さを醸し出していました。
はしごを注意深く登り二階へ上ると、十数名の村人が待機していました。その中によく見ると背中に突起状の傷が無数にある男がいました。クロコダイルマンです。興奮してシャッターを切りましたが撮影する場合は10〜20キナのチップを要求されますのでご注意ください。内部にある仮面やストーリーボード、ハウスタンバランのパーツなどの民芸品を製作できる人は信仰の変化とともに年々減ってきており、そのほとんどが一点もので貴重です。比較的安価で購入することができるため、気にいったものがあれば機会を逃さずその場で購入されることをおすすめします。
見学後、ゲストハウスへ戻り夕食。さすがにセピックの食事は外国人の口に合わないのであろう。ガイドさんは船に積んであった食料を持ち込んで食事を作りはじめる。チキンとスチームライス、デザートにパイナップルを出してもらった。そして、蚊が多いため、蚊帳の中に用意してくれた布団へ入り午後10時頃就寝した。
夜のセピック川へ。クロコダイルハンティングツアーに大興奮!!

村の青空市

村の青空市

村の子供たち

チャンブリーのハウスタンバラン

チャンブリーのハウスタンバラン

ハウスタンバラン内にあるクロコダイルの模型

カンガナムのハウスタンバラン

奇妙な仮面

ヤム・シンシン

ヤム・シンシン

ヤム・シンシン

クロコダイルハンティングツアー

ワニと私

愛嬌たっぷりの子供たち

イニシエーションの儀式の準備がされている村のハウスタンバラン
翌朝村で飼っているニワトリの鳴き声で起床。サンドイッチの朝食後、カヌーで村のマーケットへ。不定期で行われるそうで、各家庭で収穫した果物などを持ち寄った青空市。ビートルナッツやウオーターメロン、スイカ、ココナツ、パイナップル、サクサクなどが並んでいて家族総出できているためかなり賑わっていました。その後、釜戸などの土製品の制作でしられるアイボム村へ行き、続いてチャンブリ湖までカヌーで進み、チャンブリ村を訪問し、パリンベとは雰囲気が異なるハウスタンバランを見学しました。その後、カンガナム村へ。ここでは高さ15mはあろうかという古代の神殿のようなハウスタンバランを見学。内部には様々な彫刻やペイントがなされていて、同時に神社の境内のような、張りつめた空気も感じました。中には数名クロコダイルマンもいました。ここでシンシンを見学しました。建物の下の方で大きな民族太鼓の音が「ポンポンポン」と聞こえてきてシンシンが始まった。脚を交互に音に合わせて持ち上げ踊る。仮面に取り付けられた真っ赤な花が揺れ、2人の微妙に異なる動きが一体となってシンシンをつくり出す。これでその年の収穫などを祝うのだそうです。ガイドさんの話では9月の収穫祭ではかなり大きなスケールのシンシンが見られるらしい。乾季ではあるが、シンシンを見るならばその時期がベストのようです。 その後、その後パリンベの宿へ戻りました。夕食まで時間があったので宿帳の書き込みを見ていたら、夜のセピック川で行うクロコダイルハンティングが絶対参加すべきとの書き込みを発見し、急遽ガイドさんに頼んでアレンジしてもらった。夕食後、クロコダイルハンティングが得意だと豪語する村長さんと船頭さんと3人で夜のセピック川へ繰り出す。蚊が多いと踏んで虫よけ対策をばっちりしていったが、思ったほどかに悩まされることはありませんでした。月明かりの中懐中電灯で遠くからクロコダイルが身を隠しそうな岸辺を照らし、光に反射して光るクロコダイルの目を手掛かりに探すというアナログな捕獲方法でしたが、夜のセピック川をクルーズしているだけでも神秘的で刺激的な体験でした。なかなか見つからないため半ばあきらめかけていたその時村長が何かを叫び槍を岸辺に放ちました。クロコダイルがいたというのです。しかもかなり大きいクロコダイルが。槍を放った場所へカヌーを近づけます。緊張感が半端じゃありません。そんな大きなクロコダイルに襲われたら丸木舟にのる我々はたまったものではありません。残念ながら取り逃がしたようですが、約2時間の夜のハンティング体験はスリリングで貴重な体験となりました。ちなみに蛇足となりますが、私がパグイへ戻る日の夕方よりパリンベ村の対岸のカンガナム村でガチのイニシエーションがありました。イニシエーションのスケジュールは事前にはわからず通常旅行者は見ることはできません。今回もこの日の夜突然ガイドより500キナ(約2万円)であのクロコダイルマンの儀式を生でみるチャンスがあることを知らされたのです。私はスケジュールの関係でみることができませんでしたがたまたまパリンベで会った日本人女子Yさんは迷った挙句大枚をはたいてこの儀式を見たそうで、想像を絶する神秘的な光景にめちゃくちゃ感激したそうです。うらやましい!!通常村などいく場合、仮面などの民芸品の購入以外はお金を使うことがないため大金を両替し持参することはないかと思いますがこんなこともあるので、ある程度両替しそれなりの現金を持参していたほうがいいかもしれません。
漫画” マッドメン”の世界へ!異空間のハウスタンバラン内に潜入!!

マプリックのハウスタンバラン

ハウスタンバラン内部でのダンス

ハウスタンバラン内部でのダンス

ハウスタンバラン内部の独特の雰囲気がなんともいえない

ハウスタンバラン内部の独特の雰囲気がなんともいえない

ハウスタンバラン内部の独特の雰囲気がなんともいえない

ハウスタンバラン前でのシンシン

ハウスタンバラン前でのシンシン

ハウスタンバラン前でのシンシン
翌日朝、セピックをあとにしパグイヘ。出発まで村の子供たちとトランプで遊びました。名残惜しい思いを旨に村をあとにしました。カヌーの上で心地よい風を受けながら、2日間の記憶が走馬灯のようによみがえってきます。11時頃パグイに到着。ガイドにお礼をいってお別れです。パグイでボックスランチを食べている間にSepik Adventure Toursのガイドさんと合流。ウェワクへ戻る前に、マプリックにある村に立ち寄ってもらいました。ここのハウスタンバラン(精霊の家)は、漫画” マッドメン”(諸星大二郎著) に出てくるのです。マプリックでは、ビッグマン(村のリーダー)をはじめとして複数の人が案内してくれた。このハウスタンバランは道路のすぐ横にあって秘境感がないのが残念でしたがそれを吹き飛ばすくらいその存在感はすごかったです。セピック川沿いの村でもいつつかハウスタンバランを訪れましたが入口の装飾的にはマプリックのものが一番であろう。少し色はくすんでいるものの、圧倒的な大きさと佇まいは独特な神聖な雰囲気を出していました。裏に回るように言われてそちらから入ると、中には暗い中に男たちと太鼓。さらに奥に行くように促され、壁で隔てられた先に一面樹皮絵で飾られた部屋があった。真ん中にチーフだという等身大の像があり、両側に化粧と衣装で全身を包んだ若い男性が二人、黙って立っている。目をとじてリズムを取るように体を揺らしていてなんだか神話の世界へ紛れ込んだような気分だった。熱気と暗闇の雰囲気にのまれて夢中でシャッターをおしたのは言うまでもない。このハウスタンバランは男性しか入れず(観光客は別)、年に2回の収穫祭などで使用するとのこと。
そこから狭い入口をとおって外へでると、最初に見た三角形の正面に出た。そこでまた化粧した男女のパフォーマンスを見せてもらう。こちらも見ごたえ十分でした。
ウェワクへ戻り帰国の途へ。
高床式の原始的な家に住み、手漕ぎのカヌーで魚を釣り、ジャングルの一部を開拓して農業を営む、精霊を信仰し、巨大な精霊の館ハウスタンバランでイニシエーションが行われる・・・。なんだか日本の原始時代にタイムスリップしたようなセピックでの日々。「われわれは生かされている。自然の力によって・・・」そんなパリンベ村の村長さんの言葉が忘れられない。文明社会で失われてしまった大切なものがここには残っている。そんなことを感じた2日間での体験をこの先ずっと忘れることはないだろう。弊社でもセピックを訪れるツアーを催行しておりますので一度訪れてみてはいかがでしょうか。きっと忘れられない貴重な体験となるはずです。

ケマセ村奇石・洞窟探検ツアー

マッドメンと記念撮影
お勧め度
ミドルセピック 5つ星
秘境中の秘境!想像を絶する神秘的な体験をしたい方におすすめです
アサロ渓谷のマッドメンの村訪問 4つ星
泥人間マットメンの村はパプアへ行ったら必ず訪れたい
ケマセ村奇石・洞窟探検ツアー 3つ星
奇石・洞窟がある森の中の探検も楽しいが愛嬌がある村人との交流も楽しい
(2016年11月 渡邊竜一)

- 小さな街巡りがおもしろい!秋深まるスロバキアの旅
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- ヨーロッパ>スロバキア>スロバキアその他の都市
- テーマ:観光地 世界遺産 歴史・文化・芸術
- 投稿日:2017/01/13 14:43
今回、秋が深まるチェコとハンガリー、そしてスロバキアを訪れる機会を得ました。
チェコは「百塔の町」プラハが有名ですし、ハンガリーといえば「ドナウの真珠」ブダペストが名高いです。それではスロバキアといえば何でしょう。あんまり日本人にはイメージが湧かないかもしれません。渡航前、友人にスロバキアのイメージを聞いてみたら「白人の美人」という返事がきました。うーむ。同感。まだまだ日本人には未知の国、スロバキアを少しばかりご紹介しようと思います。

スロバキアの広さは北海道の5分の3という、国土としては小さな国です。国土のほとんどが山岳地帯で、周辺国のリゾート地として人気です。実際、現地で案内していただいた日本人の方は夏に山登りをするのが楽しみの1つとのことでした。ひと夏でいくつも山を登るそうです。ほとんどの国民の趣味が山登りなのか、どうなのか、スロバキアの歩行者用の道路標識は距離ではなく、徒歩何分かという案内になっています。中には徒歩○時間で○○バス停に到着という標識があって笑いました。数時間歩いて目的地ではなく、やっとバス停にしか着かないなんて・・スロバキアの人は健脚です。小さなところに文化が垣間見えてとても興味深いです。
スロバキアの首都、ブラチスラバにもお城や大聖堂など、見どころが多いですがよりディープなスロバキアに触れるには、地方の小さな町へでかけるのがおすすめです。その中で私が訪れたのが、バンスカー・ビストリツァとバンスカー・シュティアヴニツァです。
<バンスカー・ビストリツァ>
旅行へ持っていくとずっしり重い地球の歩き方にも、わずか4ページしか割かれていない、バンスカー・ビストリツァ。14世紀から16世紀にかけて銅の生産は最盛期で、この町で採れた銅はヨーロッパ各地に輸出されていきました。やがて鉱山資源が枯渇していっても、18世紀後半からスロバキア民族運動の中心地としてこの町が盛り上がります。第二次世界大戦末期、ナチス・ドイツの支配に対してスロバキア人がおこした民族蜂起は、この町からおこりました。
バンスカー・ビストリツァへはブラチスラバから列車で3時間ほどです。ローカルな列車が旅情をそそります。駅はバンスカー・ビストリツァで下車するのではなく、1つ前のバンスカー・ビストリツァ・メスト(BANSKA BYSTRICA MESTO)で下車するのがポイント。バンスカー・ビストリツァで下車してしまうと、町の中心までは15分ほど歩かなくてはならなくなります。メスト駅で下車すると、川にかかる橋を渡って、しばらく歩くともう町の中心に出てしまいます。徒歩5分ほどです。
町の中心は、SNP広場。城と時計塔が建つ、シンプルで町の中心にしては静かな広場ですが、広場の周りにはカフェやレストランがあり、雰囲気がいいです。SNP広場から西へ延びるドルナー通りに並ぶ建物は、建築当時の様子をほぼ留めているといいます。ドルナー通りの突き当たりには、近代的なショッピングモールもあります。





次に向かったのは、バンスカー・シュティアヴニツァです。バンスカー・シュティアヴニツァはブラチスラバや、バンスカー・ビストリツァから列車を乗りついで向かうことは可能ですが、ファイブスタークラブのコースは、その間の移動に車を利用して、小さな村の観光をします。
☆木造教会☆
バンスカー・ビストリツァから車で10分ほど走ったところにある、フロンセック村には木造教会があり、世界遺産に指定されています。プロテスタントの教会で、建設の時にはカトリックから様々な条件が出されたといいます。木造にすること、釘などは使わず木材だけで建てること、高い塔を立てないこと、湿地の上に建てること・・・などなど、細かく制限がありました。教会は隣に住むおばあさんが管理していて、ちょっとしたガイドをしてくれます。祭壇のカラフルな画まで木でできているので、独特の雰囲気があります。



☆家庭料理☆
スロバキアのご家庭にお邪魔して、昼食をご馳走になりました。
スロバキアグルメ、鶏肉のスープです。鶏肉と一緒に野菜を煮て、小さなパスタが入っています。味が濃くなく、素材の味が生きた優しい味です。

メインは鹿肉。旦那様が狩りで狩ってきたそう。ブルーベリーソースをかけていただきます。こちらのお宅は庭も広く、食卓に家庭菜園で育った作物が並ぶことも少なくないそう。狩りで狩ってきたお肉と家庭菜園の野菜で食卓が彩られるとは、それだけで生活が充実していることがうかがえます。




☆ワイン蔵☆
スロバキアはワインが有名。スタラーホラという小さな村にはワイン蔵とワイン博物館があります。私が訪れた日は人っ子一人いませんでしたが、ワインのお祭りの日になるとどこからか人が集まってきて、スタラーホラが原宿の竹下通り状態になるそう。冷たい秋風が吹きぬける静かなスタラーホラが原宿のように人でごったがえす様子はなかなか想像できません。



蔵で作られたワインの色は、どちらかといえば白ワインですが、色も味もそれとは異なります。かなりのアルコール度数です。色はりんごジュースのような、少し黄みがかった色味。味は少し酸っぱいでしょうか。ワイン蔵を管理しているおばあさんは、私と同い年の孫をもつこともあってか、関西弁で表すとすると「ほれ飲み飲み」とばかりに嬉々として私にワインをすすめてくれました。おばあさんの期待に応えたいものの、先ほどご馳走になった昼食ですでにワインと強いお酒をいただいていた私はグラスの半分ほどしか飲めませんでしたが、風味豊かな美味しいお酒でした。
ワイン蔵の横には、伝統的な民族衣装や、おばあさんの若き日の写真プレートまで、興味深いものが博物館として多く展示されています。





<バンスカー・シュティアヴニツァ>
バンスカー・シュティアヴニツァはなんと、地球の歩き方で2ページしか割かれていません。どうしてでしょうか・・この町はユネスコ世界遺産に登録されている町で、18世紀に鉱山都市としてピークを迎えました。1年間に600kgもの金が採れたというから驚きです。小さいながらも居心地がよく、素朴な色とりどりの家々が目を楽しませてくれる、バンスカー・シュティアヴニツァ。町の中心は三位一体広場です。広場の周りにはカフェやレストランがあります。町には新城と旧城があり、坂が多い町の、長いメインの坂を上った先にある新城からは、まるで中世から時が止まったような景色が広がります。






有名なレストランがあります。このお店で出しているERBビールは、4つ星以上のホテルにしか卸していないとのこと。お店に入るとすぐに目に飛び込んでくる巨大な2つのビールタンクも特徴的です。お酒でだけでなく、お料理もおいしいです。ある家族が注文していたのは豚ひざ肉のローストで、そのビジュアルはお肉の塊にナイフが上からブサリと刺さっているという、なんとも刺激的なもの。チェコ料理ですが、複数で訪れた際にはぜひ注文してみたいです。私はお昼にさんざん家庭料理をたらふくご馳走になり、ワインもいただいたのでお腹がいっぱいで、ビールとサラダとスープだけ注文しましたが、それもボリュームたっぷりで、でもサラダは瑞々しく、かぼちゃのスープは濃厚で美味しかったです。



今回は、スロバキアの自然と素朴な村に癒される旅でありました。
スロバキアで出逢った人々は柔らかく笑い、動物と暮らし、草花を育てていました。どの家も庭が綺麗に整えらえていたのが印象的です。心の豊かさについてまた考えさせられました。またいつかスロバキアに再訪できたら、と思います。


スタッフおすすめ度
バンスカー・ビストリツァ★★★
小さいながらも居心地のよい町
バンスカー・シュティアヴニツァ★★★★
カラフルで目にも楽しい町。周辺の小さな村とも組み合わせて訪れたい。
(2016年11月 楠本悠子)
チェコは「百塔の町」プラハが有名ですし、ハンガリーといえば「ドナウの真珠」ブダペストが名高いです。それではスロバキアといえば何でしょう。あんまり日本人にはイメージが湧かないかもしれません。渡航前、友人にスロバキアのイメージを聞いてみたら「白人の美人」という返事がきました。うーむ。同感。まだまだ日本人には未知の国、スロバキアを少しばかりご紹介しようと思います。

曇ってるけど綺麗な町なんです。バンスカー・シュティアヴニツァ。
スロバキアの広さは北海道の5分の3という、国土としては小さな国です。国土のほとんどが山岳地帯で、周辺国のリゾート地として人気です。実際、現地で案内していただいた日本人の方は夏に山登りをするのが楽しみの1つとのことでした。ひと夏でいくつも山を登るそうです。ほとんどの国民の趣味が山登りなのか、どうなのか、スロバキアの歩行者用の道路標識は距離ではなく、徒歩何分かという案内になっています。中には徒歩○時間で○○バス停に到着という標識があって笑いました。数時間歩いて目的地ではなく、やっとバス停にしか着かないなんて・・スロバキアの人は健脚です。小さなところに文化が垣間見えてとても興味深いです。
スロバキアの首都、ブラチスラバにもお城や大聖堂など、見どころが多いですがよりディープなスロバキアに触れるには、地方の小さな町へでかけるのがおすすめです。その中で私が訪れたのが、バンスカー・ビストリツァとバンスカー・シュティアヴニツァです。
<バンスカー・ビストリツァ>
旅行へ持っていくとずっしり重い地球の歩き方にも、わずか4ページしか割かれていない、バンスカー・ビストリツァ。14世紀から16世紀にかけて銅の生産は最盛期で、この町で採れた銅はヨーロッパ各地に輸出されていきました。やがて鉱山資源が枯渇していっても、18世紀後半からスロバキア民族運動の中心地としてこの町が盛り上がります。第二次世界大戦末期、ナチス・ドイツの支配に対してスロバキア人がおこした民族蜂起は、この町からおこりました。
バンスカー・ビストリツァへはブラチスラバから列車で3時間ほどです。ローカルな列車が旅情をそそります。駅はバンスカー・ビストリツァで下車するのではなく、1つ前のバンスカー・ビストリツァ・メスト(BANSKA BYSTRICA MESTO)で下車するのがポイント。バンスカー・ビストリツァで下車してしまうと、町の中心までは15分ほど歩かなくてはならなくなります。メスト駅で下車すると、川にかかる橋を渡って、しばらく歩くともう町の中心に出てしまいます。徒歩5分ほどです。
町の中心は、SNP広場。城と時計塔が建つ、シンプルで町の中心にしては静かな広場ですが、広場の周りにはカフェやレストランがあり、雰囲気がいいです。SNP広場から西へ延びるドルナー通りに並ぶ建物は、建築当時の様子をほぼ留めているといいます。ドルナー通りの突き当たりには、近代的なショッピングモールもあります。

SNP広場

SNP広場

城

宿泊したホテルナーロドニ・ドム

舞台やライブも盛ん
次に向かったのは、バンスカー・シュティアヴニツァです。バンスカー・シュティアヴニツァはブラチスラバや、バンスカー・ビストリツァから列車を乗りついで向かうことは可能ですが、ファイブスタークラブのコースは、その間の移動に車を利用して、小さな村の観光をします。
☆木造教会☆
バンスカー・ビストリツァから車で10分ほど走ったところにある、フロンセック村には木造教会があり、世界遺産に指定されています。プロテスタントの教会で、建設の時にはカトリックから様々な条件が出されたといいます。木造にすること、釘などは使わず木材だけで建てること、高い塔を立てないこと、湿地の上に建てること・・・などなど、細かく制限がありました。教会は隣に住むおばあさんが管理していて、ちょっとしたガイドをしてくれます。祭壇のカラフルな画まで木でできているので、独特の雰囲気があります。



☆家庭料理☆
スロバキアのご家庭にお邪魔して、昼食をご馳走になりました。
スロバキアグルメ、鶏肉のスープです。鶏肉と一緒に野菜を煮て、小さなパスタが入っています。味が濃くなく、素材の味が生きた優しい味です。

メインは鹿肉。旦那様が狩りで狩ってきたそう。ブルーベリーソースをかけていただきます。こちらのお宅は庭も広く、食卓に家庭菜園で育った作物が並ぶことも少なくないそう。狩りで狩ってきたお肉と家庭菜園の野菜で食卓が彩られるとは、それだけで生活が充実していることがうかがえます。


デザートのアップルパイ


☆ワイン蔵☆
スロバキアはワインが有名。スタラーホラという小さな村にはワイン蔵とワイン博物館があります。私が訪れた日は人っ子一人いませんでしたが、ワインのお祭りの日になるとどこからか人が集まってきて、スタラーホラが原宿の竹下通り状態になるそう。冷たい秋風が吹きぬける静かなスタラーホラが原宿のように人でごったがえす様子はなかなか想像できません。



ペンションもある
蔵で作られたワインの色は、どちらかといえば白ワインですが、色も味もそれとは異なります。かなりのアルコール度数です。色はりんごジュースのような、少し黄みがかった色味。味は少し酸っぱいでしょうか。ワイン蔵を管理しているおばあさんは、私と同い年の孫をもつこともあってか、関西弁で表すとすると「ほれ飲み飲み」とばかりに嬉々として私にワインをすすめてくれました。おばあさんの期待に応えたいものの、先ほどご馳走になった昼食ですでにワインと強いお酒をいただいていた私はグラスの半分ほどしか飲めませんでしたが、風味豊かな美味しいお酒でした。
ワイン蔵の横には、伝統的な民族衣装や、おばあさんの若き日の写真プレートまで、興味深いものが博物館として多く展示されています。

ワイン蔵




伝統的なウエディングケーキ
<バンスカー・シュティアヴニツァ>
バンスカー・シュティアヴニツァはなんと、地球の歩き方で2ページしか割かれていません。どうしてでしょうか・・この町はユネスコ世界遺産に登録されている町で、18世紀に鉱山都市としてピークを迎えました。1年間に600kgもの金が採れたというから驚きです。小さいながらも居心地がよく、素朴な色とりどりの家々が目を楽しませてくれる、バンスカー・シュティアヴニツァ。町の中心は三位一体広場です。広場の周りにはカフェやレストランがあります。町には新城と旧城があり、坂が多い町の、長いメインの坂を上った先にある新城からは、まるで中世から時が止まったような景色が広がります。




カフェ

町の中心、三位一体の像

有名なレストランがあります。このお店で出しているERBビールは、4つ星以上のホテルにしか卸していないとのこと。お店に入るとすぐに目に飛び込んでくる巨大な2つのビールタンクも特徴的です。お酒でだけでなく、お料理もおいしいです。ある家族が注文していたのは豚ひざ肉のローストで、そのビジュアルはお肉の塊にナイフが上からブサリと刺さっているという、なんとも刺激的なもの。チェコ料理ですが、複数で訪れた際にはぜひ注文してみたいです。私はお昼にさんざん家庭料理をたらふくご馳走になり、ワインもいただいたのでお腹がいっぱいで、ビールとサラダとスープだけ注文しましたが、それもボリュームたっぷりで、でもサラダは瑞々しく、かぼちゃのスープは濃厚で美味しかったです。



今回は、スロバキアの自然と素朴な村に癒される旅でありました。
スロバキアで出逢った人々は柔らかく笑い、動物と暮らし、草花を育てていました。どの家も庭が綺麗に整えらえていたのが印象的です。心の豊かさについてまた考えさせられました。またいつかスロバキアに再訪できたら、と思います。


スロバキアのローカルレストランにて
スタッフおすすめ度
バンスカー・ビストリツァ★★★
小さいながらも居心地のよい町
バンスカー・シュティアヴニツァ★★★★
カラフルで目にも楽しい町。周辺の小さな村とも組み合わせて訪れたい。
(2016年11月 楠本悠子)

- 大人男子(?)童心に帰るコスタリカとパナマの巻&テキサス
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エリア:
- 中南米>コスタリカ>モンテベルデ
- 中南米>コスタリカ>コスタリカその他の都市
- 中南米>パナマ>パナマシティ
- テーマ:世界遺産 自然・植物 動物
- 投稿日:2017/01/13 14:33



今回中米のコスタリカとパナマを旅しました(最後にテキサスも)。これらの国には子供時代にワクワクしたことやドキドキしたことを再度思い起こさせてくれる要素でいっぱいでした。
中米というと一般的には旅行の目的地としては馴染みのない国が多いかもしれませんがコスタリカとパナマはカリブ海に面した国で海はいうまでもなく美しい上に、子供から大人までも夢中になる魅力的な資源に溢れています。
まずコスタリカでは蝶々や昆虫をはじめとした小さな生き物たちが「いかに奇跡的で神秘的な存在であること」を思い知らされました。テレスコープ越しに見た彼らの姿は、ありふれた‘絶景’よりも感動的です。ユニークな生き物たちとそれらを育むこの豊かな自然をもつ地球に生まれてよかったなぁと思わせる素晴らしい体験でした。
一方、パナマでは男の子が好きな‘巨大合体ロボット’の世界をそのものでした。パナマ運河をクルーズするとたくさんの日頃見たことないような大型の船舶を見ることができます。私がクルーズした時はアメリカ軍の潜水艦と日本の巨大貨物船が隣と後ろで通過していました。そしてパナマ運河観光のハイライトと言えるのがまるでエレベーターのように水位を上下に調節する巨大な仕掛け。車のみならずヘリコプターや飛行機までも収納することもあるという巨大貨物船が通れるくらいのパナマ運河の閘門ですからそれだけでこの仕掛けの大きさを理解していただけると思います。それらは子供時代によく見ていたロボットアニメや戦隊モノを思い起こさせ、おじさんの年齢に差しかかろうとしている私の男心をくすぐるのです。小さなお子さんはもちろん初心を忘れた(?)男性はぐっとくること間違いない場所です。
是非、次回の家族旅行には近場のアジアやリゾートでなく、コスタリカやパナマで一味違った家族旅行を楽しんではいかがでしょうか?お子様連れだけでなく男1人、男性同士の旅行でも盛り上がること間違いないと思います。
===============今回の行程===============
1日目 日本発、夜パナマ着【パナマ泊】
2日目 ランブラス諸島観光【パナマ泊】
3日目 パナマ運河クルーズ、その後サンホセへ移動【サンホセ泊】
4日目 モンテベルデへ 午後観光【モンテベルデ泊】
5日目 モンテベルデ周辺終日観光【モンテベルデ泊】
6日目 マヌエル・アントニオへ 途中クロコダイルクルーズ【マヌエル・アントニオ泊】
7日目 マヌエル・アントニオ観光、その後サンホセへ【サンホセ泊】
8日目 ダラスへ テキサス・農場見学【ダラス泊】
9日目 ダラス発
10日目 日本帰国
===================================
ただ一つ残念なことに私が滞在した期間、パナマは毎日雨でして、良い写真が全然取れませんでした。できればバッチリ快晴なパナマ運河クルーズとランブラス諸島をみなさんに見せたかったのですが、残念です。コスタリカは70%位が晴れて気持ちがいい日が続きました。現地の方がいうにはコスタリカは11月後半から4月、パナマは少し遅れて12月から4月までが乾季で過ごしやすいそうです。
1日目/11月5日
10:30のアメリカン航空ダラス行きに乗るべく、自宅を5時に出て地下鉄とバスを乗り継ぎ成田空港に到着したのは07:30。
早すぎたのかまだアメリカン航空のカウンターにはグランドスタッフが誰もいなかった。自動チェックインが出来るキオスクでとりあえずチェックインだけ済ませ荷物預けのカウンターの前で約30分待つ。無事荷物も預けたあとはのんびりラウンジで過ごし出国手続き。ダラス行きの飛行機も定刻通り出発。何事も問題ない理想的なすべりだしである。
ダラスまでのフライトでは1本と半分、映画を見てあとは食べたり本を読んだり音楽を聞いたり寝たりして過ごした。食事は2回、軽食が1回出た。
ダラスに到着。自動入国審査システムが導入されかなりスムーズになったアメリカ乗り継ぎ。荷物をピックアップして再度預けて手荷物検査、いつも通りの工程をこなして搭乗エリアへ。私が乗るマイアミ行きはターミナルDのため国際線が到着したのターミナルAからDへはターミナル間を走るモノレールで移動。搭乗口の前では昼ごはん(?)を食べて搭乗時間まで待つ。そして特に大きな問題もなくマイアミ、そしてパナマシティへ。
少し気になった点はダラスからマイアミ、マイアミからパナマシティのフライトは飲み物しか出なかったことだ。それぞれ2時間半くらいのフライトなので出ないといえば当たり前なのかもしれないが、念のためダラスで食べておいてよかった。
無事パナマ到着。
まず到着して感じたのは「え、パナマってこんなに寒いの?」ということ。後からわかったことだが空港は冷房でガンガン冷やしているらしい。(ガイドブックにも長距離バスなど公共の乗り物もかなり冷えるらしい)
空港内を歩き、入国審査へ向かう。入国審査はパナマ国民とそれ以外の2列に別れる。しかしすでに長蛇の列だった。加えてなかなか列が進まないので、トイレに行くことに。トイレに行くために階段を上がり空港内をうろちょろしていると、もう一つ入国審査所が100mほど先にあったのでそこに降りてみることに。そうすると誰も並んでいない。ラッキー。というかパナマ空港職員ちゃんと誘導しろよ。
荷物をピックアップし税関を受け到着ゲートへ。
荷物をピックアップした時、便名がなぜかアメリカン航空便名でなくコパ航空の便名だった。仮に共同運航便であっても普通アメリカン航空の便名も表示するものだからアメリカン航空の便名を探して荷物のレーンをうろうろしてしまった。また税関では食べ物持ち込みありにしていたが何もおとがめはなかった。
入国審査の件やら荷物の件やらで到着の時点から良くも悪くも中米らしい「ゆるさ」を感じたのだった。
パナマ空港では現地旅行社のホルヘさんと中村さんが迎えてきてくださっていた。
ホルヘさんは流暢な日本語を話すパナマ人で、これまで日本で観光局やキューバの旅行社などでも働いていたという経歴の持ち主。
キューバ?そういえば私が7年前にキューバに行った時迎えにきてくれたのは、ホルヘさんに似たような優しそうな面構えのおじいちゃんだったなぁ、と何となく思い出し、もしかして〇〇ツアーで働いてなかった?と聞くとそうそう、出迎えの仕事をやっていた、と答える。間違いない。私は7年前にホルヘさんに会っている。まさか再会するとは、しかもパナマで。ホルヘさんのことはゲバラの3ペソを集めに奔走してくれた(http://www.fivestar-club.jp/blog/traveler/archives/2009/06/post_233.html の写真参照)優しいガイドさんとして心に刻んでいたので私もすぐに思い出した。予期せぬ嬉しい再会。
空港から新市街のヴィクトリアホテルまでは約30分。
新市街に近づくと西新宿も顔負けの巨大なビル群が目の前に広がる。すでに夜10時を過ぎていたが人通りは少なくなく、ホテルに近づくとちらほら小さな商店やレストランは営業していた。
ヴィクトリアホテルに到着。夕食を食べていなかったので、スーパーでちょっとしたものを買いたいというと、ホルヘさんは近くにスーパーマーケットがあるよ、と言って連れていってくれた。
ヴィクトリアから歩いて7分くらいの場所にあるスーパーマーケットREYは24時間営業の大型店。
みなさんお土産にどういうものを購入されますか、と聞くと、ラム酒なんかがいいかな、とホルヘさん。パナマのラム酒は有名らしく、ラム酒工場ツアーも欧米人に人気があるとのこと。ラム酒で最も有名なブランド「ロン・アブエロ」の200mの小瓶がたったの2ドル。酒好きな人へももちろん料理好きな方へのお土産にもおすすめ。お財布にも優しい。
私の目的はセルベサ、つまりビール。ビールコーナーには山のように積まれたビールの山。パナマ人てこんなにビールが好きなの??輸入ビールも豊富でアメリカのクラフトビールも主要な銘柄はおさえているし、ベルギービールまで扱っている。ここ最近、私はIPAにはまっているのでまだ見ぬIPAビールを飲むことも考えたがせっかくパナマに来たのでここはやはり国産を飲まなければならない。パナマにはドメスティックなブランドが3つある。バルボア、パナマ、アトラス。バルボアがパナマ人には一番人気。アルコール高めのガツンとした味。売り場面積もダントツで広い。バルボアに比べるとパナマやアトラスがスッキリした味わい。全て飲んだ中ではアトラスが麦の風味が感じられ日本人好みかもしれない。


ホルヘさんと中村さんと別れ、ヴィクトリアホテルに戻り荷物の整理。
<ヴィクトリアホテル>
パナマシティの新市街の目抜き通り、スペイン通りにほど近い4つ星ホテル。周囲にはレストランや売店など夜遅くでも食事や買い物にも便利な立地。中米の中でも比較的治安のいいパナマ。ホテル周辺であれば夜遅くでもさほど問題はなさそうだ。室内はかなり広めで清潔。エアコンに大型のテレビ、無料のWIFI、無料の水にセーフティーボックス。バスタブやスリッパ、ミニバーはなかった。正直そこまで期待していなかったが大変満足。


翌日に備えて就寝。
2日目/11月6日
朝4時半に起床。
この日はサンブラス諸島への終日ツアー。
<サンブラス諸島ツアー>
パナマの観光というと「パナマ運河しかない」と思われがちだがそうではない。サンブラス諸島こそ、まさにパナマでしかみられないユニークな島々なのだ。まずそのアクセスが独特。太平洋に面したパナマシティから車に揺られることたった2時間でカリブ海に面した港町カルティに到着。太平洋とカリブ海の最も近い距離で挟まれたパナマだからこそ、陸路であっというまにカリブ海へとアクセスできる。もちろん海は目にも鮮やかなカリビアンブルー!美しいサンゴ礁とカラフルな魚たちが私たちを出迎えてくれる。さらに驚くべきことにこの365もの島々が散らばるサンブラス諸島はパナマの先住民族・クナ族の自治区となっている。そのためほかのカリブ海のリゾートと違い開発から取り残された手つかずの自然が残っているのだ。
そのサンブラス諸島に暮らすクナ族でもっとも有名なのが「モラ」だ。モラとはクナ族の女性がきている民族衣装の胸と背中の部分に縫い込まれる手芸の飾り布のことである。アメリカを中心にその素朴でアーティスティックなデザインがうけ、1980年ごろ日本でも知られることとなった。今では世界各国にその愛好家がいるとのこと。色木綿布を幾重にも重ね、切り込みや刺繡にアップリケなど20数種類ものテクニックを凝らし、貝や魚に花、動物など漁村に住むクナ族にとって身近なものをモチーフに様々な模様を描き出すことが一般的。近年では身近なモチーフのみならず、人気歌手やスポーツ、飛行機など乗り物などを題材として取り入れ、見ているだけでも楽しい。サンブラス諸島の集落やリゾートの土産物屋さんにもモラを販売しているクナ族の人々がいるので是非みてみよう。中には縫い目の細かい芸術性の高いモラやヴィンテージのオールドモラなど高値で取引されるモラもあるのでパナマに訪れたらそういったモラをじっくり探すのもいいかもしれない。
ホテルロビー集合は朝5:45。それまでにシャワーを浴び水着を着込み、荷造りをして準備。タオルはホテルから拝借した。また途中にパスポートチェックがあるので必ずパスポートを携帯すること。ホテルの朝食は食べられなかったので事前に日本から軽食を持っていくことがおすすめ。また現地の島でもちょっとしたレストランはあるが種類が少ないためできれば現地で食べられるようおつまみもあったほうがベター。ソフトドリンクやビールは島でも購入可能。
現地のドライバーがホテルロビーまで4WDで迎えに来てくれた。
他のお客さんをピックアップしてパナマシティから約2時間かけてサンブラス諸島への船着場カルティ(CARTI)を目指す。パナマシティを抜けて約1時間は両脇に草原が広がる自然豊かな幹線道路をひたすら進む。その後、ドライバーがおもむろに車を止めて、ここからかなり急勾配だからと皆に伝える。4WDをつかうのはこういう理由なのだろう。後半の1時間は日本では見ることがない急な上りと下り坂の連続。だんだん車酔いしてきた。パスポートチェックを経て、その後も続く狭くて細い山道を進む。海が視界に入ったらもうすぐだ。ようやくカルティの駐車場に到着。


8:00
駐車場にはすでにたくさんの4WDが到着していた。すべて観光客なのだろうか。こんなに山奥にたくさんの人が来るなんて、あの鬱蒼としたジャングルを越えてきたばかりの身としてはちょっと信じられなかった。目の前に青い海が広がり、そこにいる人々もこれからのバカンスに心ときめかせている陽気なカルティの雰囲気はそれまでの道のりとはまさに対照的。
現地のドライバーとはここで一旦お別れ。ドライバーは私に、このおじさんについて行け、というのでこのスペイン語しか喋れない小さなおじさんについて行くことにした。おじさんは私のために船のチケットを購入し、桟橋まで案内して「そこから船が出るのでそこに行け」らしいことをスペイン語で言う。私も言われるがまま桟橋の先まで移動し、それらしい船のスタッフにチケットを見せるもどうやら船が違うようで乗せてくれなかった。とりあえず桟橋でしばらく待つと先ほどの小さなおじさんが「おーい」とモーターボートでポッポッポとエンジンをふかしてやって来る。
モーターボートに乗り、ライフジャケットを着込む。カルティの港から約20分かけてまず目指したのは「ISLA AGUJA」。日本語に訳すると「針の島」。


09:00
船頭のおじさんが私の代わりに入島税を払い、島の中へ。おじさんは誰かと携帯で連絡をとり、私と代わってくれた。相手はどうやら次のガイドらしく、彼は英語が喋れた。11時ごろに迎えにくるから、針の島でリラックスして過ごしてね、と言う。11時まであと2時間、せっかくカリブの島に来たんだから泳がなきゃ損だ、ということで船頭のおじさんと別れて、水着になり海で泳ぐ。さすがカリブ海の無人島だけあり透明度抜群。遠浅で子供にも泳ぎやすく、カラフルな魚もたくさんいる。そのためか家族連れも多かった。
午前中は曇り空だったので真っ青なブルーオーシャンというわけではなかったが晴天の日に訪れたならまさに天国であろう。
島内にはクナ族の土産物屋さんや小さなレストランがある。もちろんトイレやシャワーも完備。宿泊する用のヴィラも数軒あった。島を訪れる観光客の中にはテントを持ち込んでいる人もいた。
かるく泳いだ後は肌寒いのでビーチで日光浴をしてリラックス。しばらくすると雨が降ってきた。くもり空だったので雨が降る予感はしていたものの、予感は現実となった。雨降りのリゾートほど人の心を憂鬱にさせるものはないな、と思った。雨は強くなったり弱くなったりを繰り返しやむことはなかった。仕方なく屋根付きのレストランで雨をしのぎながらビールを飲み、本を読んだ。



11:00
本を読んでいると見知らぬおじさんが声をかけて来た。時間的にさっき電話で話したおじさんだと思い、そのおじさんの船に乗り込む。船には他のお客さんと若い乗組員が1人すでにスタンバイしていた。「針の島」を後にして雨の中をモーターボートで飛ばす。吹きつける雨と風は強く、まるでひょうが体に当たっているような感覚だった。「針の島」からさらに20分ほど。到着したのは「犬の島」。スペイン語だとISLA DE PERRO。かわいい名前だ。さっきの針の島を一回り大きくしたような島で、観光客も多く賑やかだ。美味しいシーフードを食べさせてくれるレストランもある。おじさんにランチのメニューを聞かれた。ロブスターとフィッシュどっちがいい?迷いなくロブスターと答える。


12:30
ランチタイム。ロブスターで注文していたのが、実は期待半分、不安半分であった。なぜかというとこれまで海外で食べたロブスターの中には名ばかりロブスターが多く、ほとんど硬い殻に覆われ食べられる身が半分もないといいうロブスターがほとんどだからだ。
しかしここのロブスターは違った。これまで食べたロブスターの中では間違いなくトップランク(パプアニューギニアのケビエンで食べたロブスターも美味しかったなぁ)。身が尻尾までぎっしり詰まった理想的なヤツだった。程よく蒸しあげた厚めの肉にガーリックソースの香りが食欲をそそる。ツアー料金にランチが含まれていたので実際にはこの料理はいくらなのかは分からないがまず日本ではこのサイズはお目にかかれない。お目にかかったとしても高級料理店くらいでしか扱わないであろうことと、料金は1万円くらいするだろうから普通は食べられない。パナマのロブスターがこんなに美味いなんてサプライズ。ロブスターを食べにサンブラス諸島にまた来てもいいくらいだ。
(周りのお客さんはほとんど白身魚のフライを食べていたのが驚きだった。あとで聞いてみるとこちらの方はあまりロブスターを食べる習慣がないそうだ。)

14:30
ロブスターをたっぷり堪能したあとは、一向に止む気配がない雨降りを屋根のあるベンチで眺めて過ごす。空は薄暗いくもり空に覆われており、数時間経ってもやむ気配は見せない。時差ボケのせいかベンチでウトウトしていたところ、犬の島まで連れて来てくれたボートのスタッフの若い方が起こしてくれた。どうやら出発の時間らしい。
他のお客と船に乗り込み、どしゃ降りの中カルティの港を目指す。
15:30
港に到着。カルティの桟橋からとぼとぼ駐車場めがけて歩いて行くと、向こうから見たことがあるトヨタの4WDがこちらにやってくる。私をパナマシティからカルティまで連れて来てくれた車だ。体はびしょ濡れだが乗ってもいいとドライバーがいうのでびしょ濡れのまま助手席に乗り込む。パナマシティから来た時に一緒だったほかの観光客はすでに乗っていた。
来た時と同じように山道を越えてパナマシティを目指す。私は安心してしまったのか寝てしまい、起きた時にはすでにパナマシティに差し掛かっていた。パナマシティでは雨は降っていなかった。
18:00
夕方のパナマシティは日曜に関わらず渋滞していた。少し時間はかかったが無事ヴィクトリアホテルに戻った。ドライバーに感謝を伝えて別れた。
ドライバーがいうにはこのように1日中降り続くのは滅多にないことらしい。この日訪れていた観光客の多さから、きっとドライバーの言うことは本当のことなんだろうと思った。誰も予想はできなかったのだろう。天候に恵まれなかったのが本当に残念だが、サンブラス諸島はカリブ海と太平洋がもっとも近く接するパナマだからこそ簡単に訪れることができるユニークなリゾートなので是非皆さんにも訪れてほしい。
ホテルにチェックインし、濡れた服を着替えて夕食を食べに街をうろうろ。
夕食はホテル近くの地元客で人気のレストラン「MANOLOS」にてモッツァレラのピザとアトラスビール。締めて9ドル。

3日目/11月7日
朝8時集合のため6:30には朝食を食べて荷造り。8時前にはホテルロビーへ。すでにホルヘさんとドライバーさんはホテルの前で待っていてくれた。
この日はパナマ観光のハイライトとも言えるパナマ運河のボートクルーズである。
<パナマ運河ボートクルーズ>
一般的なパナマ運河観光とはミラフローレス・ビジターセンターという、パナマシティから最も近いミラフローレス閘門そばに建てられた展望台から船の通過する様子を見下ろすことを指すことが多い。しかし今回、私はパナマ運河を実際観光船で閘門を通過するというパーシャルクルーズを体験してみて、やはりパナマ運河は見るだけでなく、実際に通過してみることを強くお勧めしたい。というのはパナマ運河をクルーズしていると列車や飛行機を積んだ巨大な貨物船や作業船などこれまで見たこともないくらいの様々な大きな船を間近にみることができるのである。冒頭でも述べたが、私のクルーズの際にはアメリカ軍の潜水艦と日本の巨大貨物船が隣と後ろにぴったり並走してきた。そしてパナマ運河観光のハイライトと言えるエレベーターのように水位を上下に調節する巨大な仕掛け。是非クルーズで、展望台では伝わらない水位の変化や水門の開く音を身体で実感してほしい。
08:20
ボートクルーズの出発地に到着。ツアー開始までまだ時間がかかるそうなのでツアー会社のオフィスの前でしばらく待つことに。1時間くらい待つとツアー客がぼちぼち集まって来た。それでもまだまだ始まる様子は感じられない。時計が10時を回ったところでガイドらしき人があと40分後に出発です、という。
今回ボートクルーズに付き添ってくれることになったホルヘさんは「日本だったらこれはありえないねー」という。日本であれば遅れるのであればその理由は言うし、遅れるにしても何分遅れるかを最初に言うそうだ、なるほど。自分が日本人だからあまり気づかなかったが、さすが日本人相手にガイドをしてきたホルヘさんだけある。
外で待つのも暑くなってきた。近くの売店でビールを買ってホルヘさんと休憩。10:40ごろにバスに乗り込み出発(これは予定通り)。
我々のルートはまずパナマシティ近くの船着場からバスで北上してガンボアの街近くの船着場へ(車で30分くらい)。



11:10。
ガンボアの船着場についたものの一向に船に乗せてもらえずバスで待機。理由を聞くもパナマ運河の運転手を待っているとのこと。ホントかなぁ。
確かにパナマ運河を渡るときはパナマ運河専門の運転手に交代する必要があるらしい。そのため運転手を待つことは必要になるかもしれないが、パナマ運河を通過する時間は完全予約制だからそれが原因で大きな遅れになることはない。バスで待っている間どんどん天候が崩れ、ザーザー降りになっていた。
雨で濡れないように我々が船内に入った頃には12時を過ぎていた。8時前にホテルを出てまだ何もしていないのに、お昼ご飯を食べてもおかしくない時間である。
12:10ごろ、ようやく出航。我々は3階の屋根付きのデッキに陣取り通りすぎる景色を眺めた。向こうから誘導船や後ろに巨大なコンテナ船、パトロール中らしい巡視船がやって来る。運河の脇では川の中の土砂をすくい取っている大型のクレーンを搭載した作業用の船舶もあった。お台場のクルーズなら乗ったことはあるけど、ここまで間近に色々な種類の船を見るのはもちろん初めてで想像もしていなかったので感動。最初は雨降りですこしがっかりだったけど、なんだか楽しくなってきた。


しばらく運河を進んでいると巨大なセンテニアル橋が見えてくる。センテニアル橋は2004年に開通したパナマ運河に架かる橋で、1962年に開通したもう一つのパナマ運河に架かるアメリカ橋の交通渋滞を緩和するために造られたそうだ。現在のパンアメリカンハイウェイはアメリカ橋に代わりセンテニアル橋を経由するルートになっている。さすがに大型の貨物船が通れるだけあって橋桁の高さがはるかに高い!レイボーブリッジの比ではない。






出発から1時間半ほど経つと最初の閘門であるペドロ・ミゲル閘門に到着。
後ろから来る大きな貨物船(日本籍の船だった)が閘門で仕切られる閘室に入って来るのを待ち、閘門が閉まるのを待つ。閘室に入って来る船の数は1隻でなくとも良いみたいだ。両端の閘門がしまると、水位の調整のためにゆっくりと水が引き、ボートは閘室の中を沈んでいく。20mくらい沈むと前方の閘門がゆっくりと開き、我々のボートはエンジンをふかしてさらに運河を進んで行く。

遠くに見えるペドロ・ミゲル閘門

カナダから旅をしているというカタマラン


アメリカ軍の船

隣の閘室にはアメリカ軍の潜水艦

日本の貨物船が閘室近くへ

閘室の水門が開きはじめ

閘室の水門が大きく開き。。。

水門が完全に開き貨物船は閘室へ

間近に迫る貨物船)

徐々に水位が下がり。。。

約20m水位が下がったところでストップ

閘門が開き。。。

さらに運河を進んでゆく。。。

ペドロ・ミゲル閘門を過ぎ10分ほど船を走らせるとパナマ運河の代表的な閘門ミラフローレス閘門に到着。ミラフローレス閘門の近くにビジターセンターがあり船が通過する様子を見学できる。私はクルーズでパナマ運河を観光したが手軽に観光したい方にはミラフローレスの展望台からの眺めもおすすめだ。

ミラフローレス閘門には計2つの閘門があり、ペドロ・ミゲル閘門と同様に通過した。





そうして太平洋側に出た我々を乗せた船はアメリカ橋を越えて、ツアーの出発場所だったパナマシティの港へ向かう。ツアーが終了したのはすでに午後5時をまわっていた。



パナマ運河専属の操縦士の乗せて帰る船

17:00
「こんなに遅くまで時間かかったのは初めてだよ〜」とホルヘさん。時間にルーズなパナマ人でもさらにヒドい日にあたってしまったようだ。おかげでこの後予定していた旧市街の観光や買い物、夕食の時間が取れずそのまま空港へ行くこととなった。パナマシティの旧市街は300年続く歴史ある場所なのでゆっくり観光したかったが、それができなかったので大変残念だ。

フランス広場からのパナマシティの夜景
サンホセ行きのコパ航空は夜の10時出発だが、パナマシティは渋滞がひどいため今から行かないと間に合わないらしい。ホルヘさんが言う通り、船着場から空港まで約2時間近くかかった。途中、街の中心でホルヘさんとお別れ。とても陽気で優しい笑顔の印象的な人だった。日本語は少しわからない部分もあるけど人柄がいいのでおそらくお客さんから例外なく好かれることだろう。
午後7時ごろに空港に到着。ドライバーがコパ航空のチェックインのところまで案内してくれた。とりあえずチェックインしたあとは空港の中で夕食。コーヒーとハンバーガー。しめて13ドル。
そして出国審査へ。パナマの出国審査はパスポートチェックだけの簡単なものだった。その後荷物検査を受けて搭乗エリアへ。搭乗エリアは出発フロアと比べてお土産屋さんが充実していた。搭乗ゲートまでしばらく歩き、出発までの時間をベンチで過ごす。ほぼ定刻通りにコパ航空は出発。
約1時間のフライトを終えてコスタリカのサンホセへ。コパ航空は1時間足らずのフライトなのに軽食とドリンクのサービスがでた。
到着したサンホセの空港はパナマの空港と同様に比較的新しめで清潔感がある空港だった。一部入国カードの質問の意味がわからず未記入で提出したが特にお咎めなし。意外に簡単に入国できた。
荷物をピックアップして税関をぬけるとすでに現地スタッフが待っていてくれた。挨拶をして車の中へ。
現地のスタッフはラウラさんとラケルさん。どちらも英語が上手な女性だ。空港からサンホセ中心部のプレジテンテホテルまで車で約20分。現地時間ですでに夜の11時近くになっていたので特に混雑はしていなかったが日中は市内への移動に1時間はかかるらしい。
ホテルに到着し、現地スタッフの皆さんとお別れ。
<プレジテンテ>
サンホセ中心部の4つ星ホテル。文化広場の目抜き通り近くに位置しているため買い物や食事には困らない抜群の立地だ。夜出歩いてもこのエリアは治安の問題は少ないという。地上階は駐車場となっており、レセプションは2階。ニューヨークのブルックリンをモチーフにしたような煉瓦造りのおしゃれなデザインとポロシャツでラフなスタイルのフレンドリーなスタッフ。モダンなスタイルの室内にはエアコン、冷蔵庫、ドライヤー、室内まで届く無料のWIFI、セーフティーボックスあり。バスタブやスリッパはない。


4日目/11月8日
朝6:30に朝食。朝食は2階のレセプションのある奥のレストランにて。客層の90%は欧米人だった。
8時にフロントにてラケルさんと合流。
この日はモンテベルデ自然保護区に行くためにモンテベルデ観光の起点となる町・サンタエレーナ行きの9人乗りの混載バンに乗る。
サンホセ市内でいくつかのホテルを巡回しお客をピックアップアップしてから約4時間かけサンタエレーナへ向かう。サンホセの市内を抜けると青々と茂った森が道の両脇に姿を見せる。ラケルさんが言うには、11月中旬は雨季が終わり乾季への移り変わりの時期のため、カンカン照りで空気は乾燥しているのだが緑は美しい時期だそうだ。
途中、ポリスが延々と流れる土産物屋さんでの15分の休憩をとってさらに進むこと2時間。最後の1時間はぐねぐねと曲がった山道をどんどん進んでいった。9人乗りのバンに9人乗っているので窮屈でサンタエレーナの町に到着したころには疲れた。
12:30ごろ、この日の宿泊施設であるモンテベルデカントリーロッジに到着。
<モンテベルデカントリーロッジ>
サンタエレーナの町の中心部からは少し離れた自然に囲まれた立地(町までは徒歩15分、タクシーなら片道3$)。木材を取り入れた温かみのあるデザインで室内にはセーフティーボックス、ドライヤーが完備。スリッパやバスタブ、エアコンはない。WIFIはレストランやレセプションのみ無料で使うことができる。ホテルの近くにはコスタリカ産の珍しい蝶々や昆虫などを集めたバタフライガーデンがあり気軽に見に行くことができる。


ホテルのレストランで昼食をとった後は歩いてバタフライガーデンに出発。
<バタフライガーデン>
サンタエレーナの町の中心部からは約2.5km。名前の通り蝶を中心にコスタリカで採集した昆虫などの生き物の見学できる。人数が集まると1時間半ほどかけてツアーが行われる。蝶の生態に合わせた4つの温室や人工的に造られた巨大な蟻塚を見学した後は生きたタランチュラや巨大なゴキブリ、棒のように長細いカマキリなどを実際に見ながら我々が一般的に知っている昆虫と比べてどのようなユニークな特徴があるかをレクチャーを受ける。
20年近く虫とは無縁の生活を送ってきたが、このように興味深い虫たちを目の前にすると少年時代の昆虫採集のようにワクワクした気持ちになった。
蟻たちが一生懸命自分よりも大きな餌を運んでいる様子は、子供のころ自宅の庭に砂糖の山を築き蟻がたかってきたところを見計らい巣までのルートを調べたことを思い起こさせた。朝早くおきて、前日仕掛けたスイカにたかるカブトムシを目当てに森に取りに行ったこともあったなぁ。そういえば小学校の図書館で昆虫の図鑑をカブトムシの中でも一番強そうなヘラクレスカブトムシの原産はコスタリカと書いてあって子供ながらに「遠すぎて行けないじゃん」と途方にくれていたこともあったけ。クラスの中でも昆虫に詳しい方でもなかったけど橋本少年が当時ワクワクしたこと、夢中になったことを思い出して童心にかえって大変楽しんだ。1時間半しかいなかったけど可能であれば温室の中で綺麗な蝶々を見ながらボーッと過ごしてみたい!

キリギリスの一種 LEAF MIMICKING KATYDID

オレンジが美しいFIVE SPOTTED LONGWING

アリ塚の見学

がんばるアリ

ガイドのラケルさんとモルフォ蝶

Millipedes ヤスデ

ヘラクレスオオカブト Hercules beetle)

ガラスのような羽を持つ蝶 Glass wing
バタフライガーデンを後にしてサンタエレーナの町へ歩いて見ることに。宿泊施設のモンテベルデカントリーロッジからは坂道を下って15分ほど。町の中心にはお土産屋さんはもちろんいくつものレストランにホテルや旅行会社、アウトドアグッズの販売店などもあった。
私はスーパーマーケットでコスタリカを代表するビール・インペリアルと虫除けスプレーを購入。アウトドアグッズ店では丈夫そうなポンチョ(10$)を購入した。町の中心からはタクシーを使い3ドル。
夕食はホテルにて。ハラペーニョと牛肉を炒めたおかずをトルティーヤに包んで食べた。
5日目/11月9日
朝6時に朝食を食べて、6:45にホテルロビーに集合。
この日はモンテベルデ自然保護区を観光する。
<モンテベルデ自然保護区>
コスタリカは単位面積当たりの動植物種がもっとも多い国といわれている。その割合は全世界で生息する動植物種の内のなんと5%。蝶類に限定するとその数は10%もの割合を占めているという。なぜこのような恵まれた生態系をコスタリカはもっているのだろうか?それは北海道の6割ほどしかない国土の3分の一が3000m級の高山と800mから1400mの高山盆地。残りは熱帯低地および太平洋、カリブ海に沿った低地で複雑に構成されているためだ。さらに太平洋・カリブ海の両大洋岸からの環境の差が多種多様な動植物種を生み出す要因となっている。また自然保護についてもコスタリカはその先進性が注目されている。特に1996年に制定された生物多様性法は画期的で自然全体を一つにとしてとらえ、憲法で自然の生態系を何より重要視することを定めたものだ。その甲斐あって今日では欧米諸国のみならず世界中からコスタリカ特有の昆虫や動物達を一目見ようと大勢の人々が押し寄せている。
国土の4分の1が国立公園・自然保護区といわれるコスタリカにおいて最も人気のある保護区がここモンテベルデ自然保護区だ。モンテベルデ自然保護区は熱帯雲霧林地帯に属し、ほとんど1年中霧に覆われた熱帯の密林である。ここでは約100種もの哺乳類動物、2500種の植物が生育していると言われる。中でも鳥類は400種以上いる「バードウォッチングの聖地」。マヤ文明では聖なる鳥と崇められた「ケツァール」の数少ない観察場所でもある。
ホテルからツアー会社の車が我々をピックアップして車で10分くらいかけてモンテベルデ自然保護区を目指す。トレイルの入り口にてモンテベルデ専属のナチュラリスト、オスカーさんと合流。オスカーさんの持ち物は双眼鏡と三脚付きのテレスコープ(望遠鏡)。鬱蒼と茂ったジャングルの中で、小さな音や動き、色で動植物を見つけるプロである。


トレイルを歩き出してまずオスカーさんが見つけたのはサポーテという木の実。
人間が食べると腹を壊すみたいだが鳥たちは食べるらしい。







あいにくケツァールは11月前半だとまだ早すぎるようで目にすることはできなかったが、幾つかの小さな鳥と木の上で寝ているナマケモノの赤ちゃんを見てモンテベルデ自然保護区の入り口まで戻り、入り口近くのカフェにて休憩。カフェではハチドリを餌付けしているので近くでカラフルな可愛らしいハチドリ達を間近で見学できる。


駐車場に飛びだしたクアティ(Cuati)

駐車場近くで発見したタランチュラ
恐らく素人だけでこの森に観光すると、この森にどのような鳥がいるのか見つけられないし見分けもつかなかったと思う。ナチュラリストのオスカーさんは自分の力だけでなく他のガイドの情報を元にいろんな動物を発見してくれたのでモンテベルデの楽しさを2倍、3倍に増幅してくれたと思う。
車でホテルに戻り、昼食。サーロインステーキとご飯とサラダのワンプレート料理をいただく。
昼食のあとはしばらく休憩し午後2時から吊り橋ツアーへ。
<吊り橋ツアー>
ホテルから車で約20分、セルバトゥーラパーク(SELVATURA PARK)へ。
セルバトゥーラパークはモンテベルデの自然を一度に沢山のアトラクションで楽しめる場所である。今回の目的である8つの吊り橋を渡るトレイルにバタフライガーデン、ハチドリギャラリー、爬虫類ギャラリーにジップラインまで。
受付を済ませてまず向かったのはバタフライガーデン。昨日訪れたバタフライガーデンは小さな温室が4つありガイドが丁寧に蝶々の生態を教えてくれるものだったがセルバトゥーラパークのバタフライガーデンはもっと大雑把。巨大な温室の中に様々な種類の蝶々が放し飼いにされている。ガイドの説明も目新しいものはなく、ぐるっと温室の中を一周して終了。約15分くらいだったと思う。どんな種類の蝶々がコスタリカに生息しているかがすぐにわかるので時間がないのであればこれもアリだが、個人的には昨日訪れたバタフライガーデンの方が説明も丁寧でじっくり蝶々を観察できたので面白かった。そして次に向かったのはハチドリギャラリー。これも今日訪れたモンテベルデ自然保護区のハチドリギャラリーと内容は同じ。ハチドリを餌付けしており、甘い蜜を吸いに来るハチドリ達を間近に観察できる。


そして本来の目的である吊り橋ツアーに出発。約1時間半かけてトレイルを練り歩き、途中8つもの吊り橋がありそこからの景色を楽しむというもの。もちろん山道を歩いていると様々な動植物との出会いもある。モンテベルデ自然保護区をぎゅっと凝縮したような場所である。しかし実際我々はモンテベルデ自然保護区を午前中に訪れているので特に新鮮に感じるものはなかった。吊り橋からの景観は素晴らしいものだが、モンテベルデ自然保護区の中でも吊り橋は楽しんだ。それに吊り橋を8つ渡ったとしても常に同じテンションではないので、3つほど渡れば少し飽きてしまう。セルバトゥーラパークをお勧めできるのは、すでにモンテベルデ自然保護区やバタフライガーデンなど行き尽くしてもなお時間が充分にある人向けか、時間があまりになく一度に色々なものを体験したい人、もしくは吊り橋愛好家のいずれかである。


そして午後5時にホテルに戻り、5時50分にナイトウォーキングツアーに出発。
もともとは今回のツアーに組み込まれていなかったのだが、午前中にモンテベルデ自然保護区を案内してくれたガイドのオスカーさんに勧められたのだ。
<ナイトウォーキングツアー>
ナイトウォーキングツアーとはその名の通りモンテベルデ自然保護区近郊の森でアニマルウォッチングするツアー。夜中に森を歩くのはどこか探検めいたものがあり昼間とはまた違ったワクワクを感じるはず。動物の中には昼間は寝ており姿を現さないが夜になると活発になる動物も多く、日中モンテベルデ自然保護区で見られる動物は鳥達がメインだが、日が暮れると蛇やクモ、サソリにカエルなどの小さな生き物からアライグマ科の哺乳類の一種・キンカジューまで見ることができた。特にサソリはブラックライトを当てると青白く発光するため、夜のツアーだからこそ面白みが何倍にもなる虫の一種といえよう。ツアーガイドが常備しているテレスコープを借りてそれらの生き物達をのぞいて見ると、人間の目には小さすぎてこれまで知ることができなかった虫たちの神秘的な美しさに気付くはずだ。ツアー最後のサプライズはまんまるなお月様をテレスコープで天体観察。クレーターまではっきりと見えるその姿に感動。身近なもの過ぎて見落としてしまうが、我々の生きている世界というのはこんなにも美しく神秘的なものなのだなと気付かされたツアーだった。


ブラックライトで発光するサソリ

キリギリス

クサリヘビ

モルフォチョウ

オレンジ膝タランチュラ

テレスコープで見た月
ナイトウォーキングツアー終了後、ホテルに戻り夕食をいただき就寝。
6日目/11月10日
朝6時半に朝食、7時半にモンテベルデカントリーロッジを出発。
この日目指すのはマヌエル・アントニオ国立公園。その途中でカラーラ国立公園の近くを流れるタルコレス川にてボートクルーズを行う。モンテベルデを出発して3時間ほどでタルコレス川下流のボートクルーズの出発地に到着。
<タルコレス川ボートクルーズ>
60人ほど乗れる中型のモーターボートで、約1時間半かけてタルコレス川に周辺に生息する水鳥を観察するツアーだ。何と言ってもこのツアーの主役はクロコダイル。野生のクロコダイルを間近に観察できるとあって観光客に人気がある。
船に乗り込んだら席は川沿いのところに座ろう。約30人になったところでボートは出発。まずは乗組員から野鳥のリストを手渡される。これをもとに乗組員が解説してくれるのでこのリストを見ればどの種類の鳥がいま見えるのか一目瞭然だ。似たような模様であっても生物学的には別の種類の鳥も多いため、鳥の名前とともにリスト上の番号も知らせてくれるのはありがたい。



まず姿を現したのがシラサギ(Snowy Egret)。真っ白な姿と黄色いくちばしが特徴的な水鳥だ。そして木立のてっぺんをとまり木にして周りを見渡す鷹(Yellow headed Caracara)とアオサギ(Little blue Heron)もいた。特に鷹はその姿が勇ましく印象に残った。
鬱蒼と茂ったマングローブに囲まれたエリアに到着すると、乗組員がおもむろにエンジンをきりクルーズのガイドがここで1分間沈黙して下さいという。なぜだろうと思いつつも言われた通りに静かに周辺を眺めた。するとエンジン音やしゃべり声で聞こえていなかった鳥達の様々な鳴き声が聞こえてくる。甲高い鳴き声に低い鳴き声、一定して鳴き続ける鳥もいれば思いついたようにひと鳴きしかしない鳥もいる。鳴き声だけでも多様な鳥達がいることが手を取るようにわかり、タルコレス川が育む豊かな生態系に感動した。
マングローブから離れ、川べりが沼地になっているエリアへ。クロコダイルは体温調整のために日光浴をすることが多く、川べりで休んでいるためこの辺りは絶好の観察場所だ。しかし最初に目に飛び込んできたクロコダイルは生きてはいなかった。ハゲタカがやけに群がっているなぁと思ったら死んだクロコダイルをついばんでいるのだった。クロコダイルは仰向けにひっくり返っていた。クロコダイルはこの一帯では頂点捕食者であり、ワニの種類の中でもとりわけ獰猛で牛も殺してしまうほどらしいが、やはり死んでしまうと他の動物達の餌にされるんだなと、食物連鎖上では当然のことだがそれを目の当たりにすると妙に感心させられるものがある。その後、無事生きているクロコダイルを2匹発見。ボートはかなりクロコダイルのそばに近づいてくれる。ボートがこんなにも近寄ってもピクリともしないクロコダイル。その鋭い目つきから、いきなり襲いかかってきたらどうしようとハラハラした。乗組員のお兄さんがクロコダイルに向かって石を投げた時は、正気か!と思ったほどだった。
そうしてもとに船着場へ戻りツアー終了後。

マングローブ林の奥からは様々な鳥の声

周りを見渡すアオサギ(Little blue Heron)と勇ましいキバラカラカラ(Yellow headed Caracara)

死んだクロコダイルをついばむハゲタカ

ダイサギ Great egret

クロコダイルに接近
私の訪れた11月中旬は雨季の終わりかけなのでタルコレス川は水かさが高く茶色く濁っているのだが、乾季に入ると水はもっと透明になり、ワニがボートの下を通り過ぎるのが見えるほどだそうだ。
クルーズ終了後は近くのレストランで食事をして、マヌエル・アントニオを目指し出発。
国内線空港のある小さな街・ケポスを抜けてマヌエル・アントニオのホテルに到着。マヌエル・アントニオ国立公園の入り口近くは観光客向けの小さなヴィレッジになっており、ビーチ沿いにレストランやホテル、土産屋が軒を連ねる賑わいのあるエリアになっている。今回その賑やかな通りにほど近いCabinas Espadillaに宿を取った。
<Cabinas Espadilla>
マヌエル・アントニオのビーチまで徒歩3分ほど。賑やかな通りから路地を少し入った、喧騒からは離れつつも観光に便利な立地の3つ星ホテル。ホテルの中心にはプールがあり、建物はすべて1フロアで構成され開放感のある造り。室内にはキッチンに冷蔵庫、調理器具・食器も完備。エアコン、セーフティーボックス、室内でも使えるWIFIも備わっている。バスタブ、スリッパはなかった。なおレストランは併設していないため、朝食は50mほど歩いた系列ホテルにて。



荷物を整理した後、マヌエル・アントニオのビーチへ。少し波は高め。サーフィンを楽しむ人も多かった。私が訪れたのはまだ雨季の終わりかけの季節だからか海の透明度は低かった。ビーチそばのスーパーマーケットでビールとおつまみを購入してホテル外のテラスに腰掛けてチルアウト。なおマヌエル・アントニオのスーパーマーケットではクレジットカードが使えた。




18:00ごろケポスにあるMarina pez velaにて食事。
Marina pez velaは7年前にできたスポット。クルーズ船が停泊している港沿いに日本食レストランやピッツェリア、バー。そしてスポーツウェアなどのアパレルショップにワインショップや土産物屋さんが連ねるこれまでにないコスタリカのお洒落スポットだ。ここで食事をすればマヌエル・アントニオからの往復送迎の無料シャトルバスサービスが使える。今はまだオフシーズンとあってお客は少なめだったがオンシーズンになると多くの外国人が訪れるのだろう。
私達はここのシーフードレストランにて食事。私はマヒマヒ(シイラ)のセビッチェとトマトソースのフィットチーネを食べた。港の近くなのでもう少し幅広いシーフードが食べられるのかなと思ったのだが、刺身はもちろん貝類などもなかったのが少し残念。それでも十分美味しかった。




ホテルに戻り就寝。
7日目/11月11日
朝7時に朝食をとるために近くの系列ホテルへ。
この日はマヌエル・アントニオ国立公園にてアニマルウォッチングだ。
<マヌエル・アントニオ国立公園観光>
コスタリカ国内に数ある国立公園・保護区の中で欧米人のバカンス地として最も人気が高いのはマヌエル・アントニオ国立公園。国立公園の内外には熱帯雨林とヤシの木にふちどられた美しいビーチがある。宿泊施設やレストランが充実しているため多種多様な過ごし方が可能な国立公園だ。ビーチで日がな一日読書にふけるもよし、サーフィンなどのウォータースポーツに興じるもよし。国立公園では野鳥やアニマルウォッチングを思い思いに楽しむのもよいだろう。海からジャングルまで、オールラウンドで自然LOVEな人にとっては楽園のような場所だ。なおマヌエル・アントニオ国立公園はイグアナやナマケモノにノドジロオマキザル、さらにコンゴウインコやオオハシなどカラフルな野鳥との遭遇率が高いことで知られている。特にナマケモノはほかの国立公園と比べて見やすく、運が良ければコスタリカに生息する2種類のナマケモノが両方見ることもできるそうだ。
8時にロビーに集合し、マヌエル・アントニオ専属のネイチャーガイドと合流。マヌエル・アントニオ国立公園の入り口はホテルエリアからすぐそばなので歩いて向かう。
入口で入場券を購入し公園内へ。公園内への道にはたくさんの土産物屋やガイドが客引きをしている。モンテベルデでは見られなかった光景だ。雨がポツポツと降ってきたのでポンチョを頭から被った。天気予報で今日は降水確率が90%あった。この時はポンチョをもってきてよかったと思ったが、すぐに止んでしまった。コスタリカの天気予報はあまりあてにならない。
公園内で最初に見つけたのはコウモリ。光から隠れるために大きな葉っぱの裏側に隠れている。コウモリはどちらかというと気味の悪い哺乳類のイメージで捉えていたが実際こうやって葉の裏で休んでいるコウモリたちをみているといじらく可愛げがある。さらにトレイルを歩くと川沿いを歩くカニやトンボ、ムカデ、モンテベルデのバタフライガーデンにもいた蝶々を見ることができた。面白いのはクモ。モンテベルデでみたクモはまさに「タランチュラ」のイメージそのままに巨大でグロテスクな奴だったが、マヌエル・アントニオで見られるクモはもう少し愛らしい。ディアブロ(悪魔)と呼ばれているのだがその理由は一目瞭然。まるで2つの尖った角のような体が悪魔の顔のようにも見える。でも体はタランチュラでなくスパイダーなのでかなり小さめ。そのギャップが面白い。またイグアナもいくつか見ることができた。メキシコやグアテマラで見たような体調が30センチあるようなヤツもいれば、頭だけ大きなヤツもいる。そしてマヌエル・アントニオのアイドルといえばナマケモノ。モンテベルデでは1匹しか見ることができなかったナマケモノだが、マヌエル・アントニオでは3匹も見られた。しかも顔もはっきりと見えたのでラッキー。ナマケモノは動きがほとんどないため顔をこちらに向けて寝ていない限り顔を見るのは不可能に近いのだ。欲をいえばオオハシ(TOUCAN)とコンゴウインコ(ARA MACAO)がすんでのところで飛び去っていってしまったので、それらを見られれば完璧だった。



CHESTNUT BACKED ANTBIRD クリセアリドリ





マヌエル・アントニオのトレイルを突き進むとビーチに行き当たる。ビーチは街中よりも人が少なく透明度は高かったように思う。泳ぐために訪れる人がすくなく手入れが行き届いているのだろう。近くにシャワーブースもあったので時間があればこちらで泳ぐのも楽しそうだ。ただし公園内をうろちょろしているノドジロオマキザルが食べ物を狙ってかビーチでくつろいでいる欧米系のお姉さんのところを襲撃していたのでちょっとハラハラものかもしれない。
ビーチで少し時間をとり、トレイルを戻りツアー終了。





ツアー終了間際に、国立公園の入口ではホテルの工事音が聞こえた。国立公園に一番近い場所にあるのをウリにしているホテルからだ。「こんなところにホテルは建てるべきじゃないんだ」、ネイチャーガイドのひとことが印象的だった。本当にその通り。コスタリカは環境保護の先進国とは言われているものの、アメリカなどと比べるとまだその認識は甘いものであるように感じた。
自然保護区・国立公園というくくりがあるにせよモンテベルデ自然保護区は動物優先の環境保護が目で見て感じられたが、マヌエル・アントニオ国立公園は利益優先の形だけの「国立公園」にしかどうしても思えなかった。つまりこのマヌエル・アントニオ国立公園は、第3者が管理するよりも国が利益を度外視して自然を守ること優先する意味の「国立公園」ではなく、国が管理する「公園」だから国の利益になることを優先して運営するし、どなたでもどんどんウェルカムという意味の国立公園なのである。例えば下記の3点。
1、街に近すぎる
観光客にとっては便利ではあるが街近いことで生じる騒音や食べ物の匂い、排気ガスなどは自然とは程遠いものであるから動物達にとっては住みやすいとは言えないだろう。
2、トレイルの幅が広すぎる
車が通れるくらいの道幅なので、人がお喋りしながら群れて歩くと、これもやはりうるさい。もちろん時には車も通る。
3、人の手が入りすぎている
気になったのが国立公園内に電信柱がいくつもあったこと。国立公園で電信柱をこんなにたくさんの見ることはあまり一般的でないように感じた。公園内のビーチは遊泳禁止にして、公園の半径1キロ圏内には建築物は撤去したらいいと思う。
推測の部分が多いので杞憂なのかもしれないがマヌエル・アントニオ国立公園が今のように動物や虫を観察できる環境を維持するには自然により近い形で運営していくのが望ましいと思う。アメリカなんかは国立公園の入場料や公園内のホテルの料金もうんと高くしている代わりに環境維持には非常に力を入れており、素晴らしい自然があれば料金高くても観光客が来ることを見事に証明している。
ネイチャーガイドと別れてホテルに戻り、荷造り。
ホテルをチェックアウトした後はEL SOLというスーパーマーケットの2階にあるビーチを見渡せるバーにて昼食。ハンバーガーを食べる。
13:00にサンホセ行きのシャトルバスに乗り込みサンホセへ出発。
ラケルさんが言うには普通は3時間ほどの道のりらしいがサンホセに入る前の渋滞が長く結局ホテルの部屋に入る頃には18時になっていた。
(途中、モンテベルデに行く時にも立ち寄った土産物屋さんにてやはり15分の休憩があった。往路と同じくやはりずっとポリスが流れていた。)
18時ごろにサンホセの初日と同じプレジテンテホテルに到着。ラケルさんとお別れ。彼女は明日また迎えに来てくれると言う。ありがたい。
明日は早朝にホテルをでてコスタリカを出発するので、すでに街は暗かったが市内へ繰り出した。
プレジテンテホテルはサンホセ中心部の最も賑やかな通り、アベニーダ・セントラルのすぐ側なので観光に非常に便利。この通りには若者向けのファッションブラントや洒落たカフェにファストフード、スーパーマーケットなどが充実しているので夜でも若者を中心に賑わっていた。街をうろうろしてスーパーマーケットでクラフトビールを購入(コスタリカにもクラフトビールブームの流れは来ていた)。なおサンホセでクレジットカードを使うときはなぜかパスポートの提示を求められたのでクレジットカードを使うのであればパスポートは携帯するようにしたい。街をぶらぶらしていると雨が降って来たので予定を切り上げてホテルに戻り、室内で夕食。
明日に備えて就寝。
8日目/11月12日
朝8時発のコスタリカの便に乗るために朝5時にホテルを出発。
渋滞もなく約20分で空港に到着。コスタリカ滞在中にお世話になったラケルさんとお別れ。
いつもながらアメリカン航空のキオスクにてチェックイン。チェックインを進めると「手荷物を預けますか?預ける個数を選択してください」という質問があり1個を選択すると有料になった。日本から出発するときはなかった質問だったので戸惑ったが、預け荷物は2つまでOKなはずなので追加荷物に関しての誤訳なのではないだろうか?と思い、預け荷物なしを選択してそのまま荷物預けのチェックインのカウンターにそのまま向かった。そうしたらやはり追加料金なしで預けられた。本当に紛らわしいのでアメリカン航空の方は早めに日本語訳の見直しを行って欲しい。
チェックイン後2階のカフェにて朝食。
その後出国審査。パナマもそうだったがコスタリカの出国審査は本当にあっけない。荷物審査も特に厳しくはない。中南米だとベリーズやボリビア、エクアドルなど出国審査や荷物審査厳しかったようなイメージなのだがパナマやコスタリカはそうでもないのか。
無事ダラス行きの飛行機に乗り込み約3時間のフライト。
往路のパナマまでの移動の時はダラスからマイアミ、マイアミからパナマはオンデマンドのテレビも食事なかったのだが、今回のサンホセからダラスは食事もテレビもついていた。移動時間が3時間以上になると食事をださないといけない決まりなどがあるのだろうか。
ダラス空港にてアメリカに入国。
見た目が怪しいからか税関検査に引っかかる。特に変なものは持ち歩いていないのにドキドキする。無事通過して、マイクさんと合流。マイクさんは日本生まれながらもテキサスで牧場を営み、まさにカウボーイのような生活をされている方だ。マイクさんの牧場ではファームステイを受け付けており、今回の是非ファイブスターのツアーにファームステイ体験を組み込みたいと思いマイクさんに無理を言ってマイクさんの牧場を見せてもらうことに。
通常、ダラス空港からマイクさんの牧場まで愛車のクライスラーで約2時間。今回は道すがらテキサスらしいお店に立ち寄ってくれた
<アメリカらしい大型店にてショッピング>
ここ数年日本でも増えている郊外の大型店舗。アメリカはショッピングモールや郊外の大型店の小売業の先駆けであり、日本の小売業界では「日本の小売業の未来を知りたければアメリカを見ろ」とまでいわれるほど。ここテキサスは全米の小売店の数はナンバー1。他州よりも税制が優遇されているので大型店が進出しやすいのだ。
私が今回はマイクさんに連れて行ってもらったのはバスプロ、コスコ、キャベンダーズ(Cavenders)の3店。
まずバスプロ。ここは日本人のアウトドア好きであれば1日中いられる。アウトドアに関するすべての商品が揃っている。バーベキュー用のチリソースからクリスマス用のオーナメントはもちろん、クルーズ船まで。売られているサイズも日本では手に入らない大ぶりなものばかり。堅牢なつくりのアメリカ製アウトドアグッズは男心をくすぐられる。特にバーベキュー道具などは、アメリカ製のものを使えば気分も大いに盛り上がること間違いない。さらに驚くべきことに狩猟用の弓のみにならずホンモノのライフルやピストルまで売っている。もちろん購入するには許可書が必要なので旅行者は購入できるはずもないのだが、こういった誰もが入れるお店に銃が売られているというのもまた一つのアメリカの姿なのだろう。




そのあと向かったのはコスコ、日本ではコストコと呼ばれている。まるで倉庫そのままをお店にしたような巨大スーパーだ。(念のため説明すると)商品の種類を数点に絞り、業者向けのサイズやまとめ買い等で安価に商品を提供する比較的新しい形態のスーパーマーケットだ。お店のつくりはほとんど日本と同じ、入り口に家電があり、そのまま進むと衣料品に酒類、そして生鮮食品に肉・魚、それから保存食品にお菓子類。会計を抜けた後にはフードコートがある。またこのフードコートのホットドックが安いんだ。日本ではホットドックとソフトドリンクのセットでたしか150円、アメリカでは1.5$だった。カロリー過多で身体に悪いと知りつつも食べてしまう。アメリカで注目すべきなのはやはりそのサイズ。日本でも「誰が食べるの?」というほどのサイズが売っているが、さすがアメリカ。日本で見るよりも遥かに大きいお肉が売っていた。さらに「どこに置くのよ?」と言いたくなるくらいなでかい金庫まであり、日本のコストコとの微妙な違いでアメリカの暮らしが垣間見ることができる。
最後に向かったのはキャベンダーズ(Cavenders)。カウボーイ用品専門店だ。カウボーイ専門用品店なんてあってもいまだ買う人いるの?と不思議に思ったが、やはりアメリカ。アメリカ人でもカウボーイスタイルに憧れを持っている人も多く、多種多様な皮のブーツやカウボーイハットが所狭しと並んでいる。マイクさんの日本のバーベキュー仲間をこの店に連れて行くと皆トランクいっぱいに買い物をするらしい。確かにこのカウボーイルックでバーベキューをすると気分は盛り上がるかも。カウボーイとバーベキューは切っても切れない関係なのかもしれない。




<テキサスのスポーツ>
そうこうしているうちにマイクさんの牧場のあるダラス郊外コマースに到着。
コマースにはテキサス農工大の分校があり、ちょうど通りかかった際フットボールの試合の準備をしていた。地元の人々は2週間に1回あるこのフットボールの試合を楽しみにしているそうで、試合が始まる前から試合会場前の芝生で皆でバーベキューをして楽しんでいた。私もこのアメリカならでは光景を浮かれ気分で写真を撮りまくっていたらバーベキューをしていたお兄さんに食べる?と言われてありがたいことにお裾分けをいただいた。バーベキューしている写真を物欲しそうにパシャパシャ写真に撮りまくっていたかもしれない。
このテキサス農工大はコマースの街のシンボルのようなところになっており、プラネタリウムやコンサートホールもあり地元の人々の憩いの場所になっている。




テキサスのスポーツといえば日本に馴染み深いのはダルビッシュ投手有するテキサス・レンジャーズで知られる野球だろう。しかしマイクさん曰く、ここテキサスでは野球よりもフットボールが人気だという。ダラスに本拠地を置くプロのアメリカンフットボールチームであるダラス・カウボーイズは毎回超満員でチケットも取れないほど。フットボールは試合数が少ないので大学対抗の試合であっても毎回ホームゲームでは満席になる。確かにアメリカンフットボールの頂上決戦「スーパーボール」の話題は日本でも耳にするほどなので、アメリカのアメフト人気は納得できる。それに比べ野球は試合数が多いのでチケットは取りやすいらしいので野球好きの日本人としてはありがたい。またバスケットボールも人気らしく、テキサス州にはバスケチームが3チームありいずれも強豪だそうだ。
テキサス滞在中に迫力あるアメリカンスポーツを間近に見ることもアメリカならではの楽しみであろう。

そしてマイクさんの牧場へ。
<テキサスの農場でファームステイ>
マイクさんの牧場の大きな門を潜るとワンちゃんがお出迎え。ドイツシェパードで名前はトラ。ご主人が大好きなようで、マイクさんが運搬用のトラクターを農場で動かす際にはいつもついてきてタイヤを噛んでくるという癖もある。これまで幾つもタイヤをパンクさせてきたようで、マイクさんもこれには困り顔。しかしご機嫌を伺うように牧場から拾ってきた丸太をご主人にもってくるという愛くるしい一面も。柴犬派だった私も、このドイツシェパードのトラには心動かされた。

ご自宅に到着後、まず農場の説明を受けた。
まず広さは16万坪。これは新宿御苑とほぼ同じ程度、東京ドームで例えると13、14個ほどの広さである。
買っている牧畜は牛40頭 馬3頭程度で、すべて放牧させており、厩舎ほとんど使わない。そのため日本で考えられる一般的な牧場のように一頭一頭手間をかけて世話をするようなイメージでなく、冬場の12月〜3月だけ夏の間刈り取った干し草を与えるだけでほとんど手間はかからないそうだ。仔牛達も自然交配・自然分娩で生まれてくるとのこと。なので1人で切り盛りしているマイクさんだけでも多くの動物達のお世話ができるのである。
<ファームステイの過ごし方>
ファームステイをする人達の過ごし方は様々だ。
日がな一日大草原の中のんびり過ごしてもいいし、芝刈りやフェンスの修理、餌やりなど農場の手伝いもできる。馬もいるためインスタラクターをつけて簡単な乗馬体験もできる(予約制)。またこんなに広大な牧場なので植物鑑賞や自然に現れる野生の鹿などの動物観察もできるとのこと。
もちろんファームステイ中の過ごし方は農場内にはとどまらない。前述した大型店でのショッピングやアメリカンスポーツ観戦に加え、近郊のダラスやフォートワースなど西部開拓時代の面影が残る街の市内観光やテキサスの醍醐味とも言えるロデオ観戦。さらに土地勘のある人しか知らない近所のフリーマーケットや家畜の競り市などローカルな体験も可能だ。





<Slow and Low 本場のバーベキューとは?>
最後に忘れてはならないのはマイクさんお手製のバーベキュー。マイクさんはバーベキューに関しては専門家中の専門家で全米バーベキュー大会に参加しており、尚且つ日本バーベキュー協会のアメリカ支部長である。
マイクさんに言わせれば日本のバーベキューは「焼肉」の範疇であるとのこと。本場のバーベキューというのは日本みたいにチャチャッと切った野菜や薄切りの肉をそのまま焼くようなお手軽なものではない。バーベキューは本来「slow and low」であるべきというのがマイクさんの考え。分厚い肉を弱火で長い時間かけていぶりながら焼く。高級な部位であるサーロインやヒレ肉というのはどう料理しても美味しいが、安い肉を手間をかけていかに美味しく調理するかがバーベキューの醍醐味だそうだ。マイクさんは12時間ほどかけて肉を焼いていくのだそうで、場合によっては前日から仕込みをするらしい。聞いているだけでヨダレが出てきそう。そんなマイクさんのつくるバーベキューは旨いに決まっているのだがあいにくこの日は都合がつかないため次回に持ち越し。

<西部開拓時代のノスタルジックなアーリーアメリカンスタイル>
マイクさんの農場を訪れて一番驚いたことがその農場に併設された瀟洒なご自宅。まるで西部開拓時代にあるお屋敷に招かれたような佇まい。こういったお家の様式をアーリーアメリカンスタイルと呼ぶらしい。ゲストルームは計4部屋。さすがはこれだけのお屋敷のゲストルームになるとそれぞれのお部屋にバス・トイレが完備している(一部の部屋は共同)。いずれもまるで古き良きアメリカ映画からそのまま飛び出してきたかのような可愛らしさだ。すべてこれはマイクさんの数年前に他界されたアメリカ人の奥様のご趣味だそうだ。本当にいいセンスをしてらっしゃる。農場自体に興味がなくとも、博物館にもなりそうなこのアーリーアメリカンスタイルのお屋敷に宿泊してほしい。(なおWIFIは完備)







マイクさん曰く日帰りする人や1ヶ月以上滞在する人もいるけど少なくとも3泊4日あればファームステイとテキサスの魅力を満喫できるのでは、とのことだった。
その後、マイクさんの車で今回の宿泊ホテルであるダラス・ダウンタウンのクラウンプラザへ。
<クラウンプラザ ダラス ダウンタウン>
ダラスフォートワース空港と直結している路面電車DART駅のすぐそば、街の中心部に位置するクラウンプラザはダラスのダウンタウン滞在に最適なホテルだ。値段は手頃ながらも場所はもちろんクオリティもお墨付き。室内はモダンで、ドライヤー、バスタブ、エアコン、冷蔵庫、無料のWIFI完備。セーフティーボックスとスリッパは付いていなかった。近くには街の移動に便利なDART駅やバス停の他にウエストエンド歴史地区にJ.F.K.メモリアルなどの観光地があり、その周辺にはコンビニエンスストアやお洒落なレストランがいくつもある。


この日は周辺にあったファストフード店にて夕食を食べた。
9日目/11月13日
朝7時に身支度を整えて朝8時にホテルをチェックアウト。
ホテルから空港へは無料のシャトルバスはないため、ダラスの交通機関DARTにてDFW空港駅へ。
DARTに乗るには事前に駅に備え付けられている券売機にてチケットを購入。チケットはクレジットカードでも購入ができる。2時間乗り放題で1名2.5ドルから。DFW空港までは片道約1時間かかるのでこの2時間有効のタイプを購入した。DARTにはスーツケース置き場はないので席に座りつつもスーツケースのハンドルは握ったまま過ごす。DFW空港駅に到着したら、ターミナル間を行き来するシャトルバスでターミナルをAからDへ移動。
そしてようやくアメリカン航空にチェックイン。

空港を出たのが4時間前だが、DARTを待ったり空港内でもターミナル間を移動するなどで時間を要したので結局、2時間近く時間を要した。ダラスのダウンタウンから空港に向かう際は時間配分に余裕もつように心がけてほしい。
空港内で最後の食事をした後は成田に向けて出発。10日間に渡る今回の旅行を無事終えることができた。
【スタッフおすすめ度】
ランブラス諸島ツアー★★★★(乾季であれば+★) カリブ海と太平洋の距離が近いパナマだからこそパナマシティから気軽にアクセスできる少数民族のクイ族の住むカリブ海の島。ローカルさとビーチの美しさがたまらない。
パナマ運河クルーズ ★★★★(こちらも上に同じ) 世界のモノの流れを変えたパナマ運河。そのダイナミックな仕組みは是非クルーズで体感してほしい。
モンテベルデ自然保護区 ★★★★★ 訪れたコスタリカの保護区の中でももっとも環境保護の考えが進んでいる公園。日中のアニマルウォッチングも充分楽しいがカラフルなバタフライガーデンとナイトウォークも外せない。
マヌエル・アントニオ国立公園 ★★★★ ビーチと動物を気軽に楽しめるコスタリカ人気No. 1の国立公園。しかし環境保護の観点では近くにホテルがいくつもあって便利ではあるが動物たちがいつまでいまと同じようにいてくれるかが心配。
テキサスにてカウボーイ体験 ★★★★ 広大な牧場でのどかなひととき。アメリカンスポーツファン、 西部劇好きにはたまらない体験になるはず。
(2016年11月 橋本康弘)

- 遺跡・紅茶畑・ビーチリゾート あなたの好みはどれですか? スリランカ13都市周遊7泊9日の旅
-
エリア:
- アジア>スリランカ>ポロンナルワ
- アジア>スリランカ>シギリア
- アジア>スリランカ>ゴール
- テーマ:ビーチ・島 世界遺産 動物
- 投稿日:2017/01/13 14:25
インドの右下にある北海道の3分の2くらいの大きさの島国。
その形は、まるで涙のようです。
今回はこの小さな国、スリランカにギュッとつめこまれている魅力をお伝えします。
【日程】
1日目:成田→コロンボ【ニゴンボ泊】
2日目:ニゴンボ→アヌラーダプラ【シギリア泊】
3日目:シギリア→ポロンナルワ【シギリア泊】
4日目:ダンブラ→キャンディ【マドゥケレ泊】
5日目:ピンナワラ→キャンディ【キャンディ泊】
6日目:キャンディ→アダムスピーク→ヌワラエリヤ【エッラ泊】
7日目:エッラ→ゴール【ヒッカドワ泊】
8日目:ヒッカドワ→コロンボ【機中泊】
9日目:コロンボ→成田
●スリランカに行ったら外せない世界遺産「シギリアロック」
スリランカに行ったら訪れるスポットとして欠かせないのはここ、シギリアロックです。シギリアロックは自分の父親を殺してしまった王様が自責の念にかられてつくられた宮殿。南北約400m、高さ約180mの宮殿は、どのようにつくられたのか今現在も謎が多く残っています。
私が訪れたときはあいにくの雨でしたが、それでもそびえたつシギリアロックは圧巻でした。頂上までは1210の階段を登ります。シギリアレディは1年程前から写真撮影が不可になっているようです。




●最古の王都「アヌラーダプラ」
イスルムニヤ寺院
イスルムニヤ寺院はスリランカで最も古いと言われているお寺です。スリー・マハー菩薩樹と同じように、スリランカ人にとって神聖で大切な場所です。

スリー・マハー菩薩樹
アヌラーダプラは約2500年前に王が都を置いたスリランカ最古の王都です。
その中でもスリー・マハー菩薩樹は世界に現存する最も古い菩薩樹と言われています。シンハラ人にとってこの菩薩樹は神聖で大切なもの。日本人が神社にお祈りにいくように、シンハラ人も重要なこと(試験の前、出産前etc…)の前にはここを訪れお祈りをし、うまくいったらお礼のために戻ってきます。

●第2の王都 ポロンナルワ
ポロンナルワはシンハラ王朝2番目の都です。巨大な一枚岩に刻まれた仏像「ガル・ヴィハーラ」はもちろん、巨大な寺院や仏舎利など、全部をみてまわると1日かかります。自転車遺跡巡りサイクリングもおすすめです。




上の4枚の仏像全てが巨大な一枚岩に刻まれているのです。
●ダンブラ石窟寺院
約2000年前から信仰を集めてきた石窟寺院です。巨大な洞窟は時代とともにいくつもの層がつくられてきました。合わせて100以上の仏像が置かれていて、ひとつひとつじっくりみていくと作り手の思いが伝わってくるようです。寺院に登る途中からは天気がよければシギリアロックを見ることができます。



●最後の王都 キャンディ
キャンディはシンハラ王朝最後の王都で、街全体が世界遺産になっている都市です。仏歯寺がおかれている場所でもあります。またイギリスの影響も多く受けた土地で、西洋風の建物も多いので古代のスリランカの雰囲気と西洋が混ざり合った独特な雰囲気が魅力です。
仏歯寺では、たまたまプージャ(お祈り)の時間に訪れることができ、金色に輝く仏歯寺を見ることができました。また、その時間にしか開かれない仏像の部屋や図書館も見学することができました。



ペラヘラ祭でも披露されるキャンディアンダンス。10種類以上のダンスがあり中にはバク転をしたりファイアーダンスをしたり迫力満点です。
[img0527jpg]
【番外編②】サリー試着体験をしてみました
スリランカ風の着こなしとインド風の着こなし、どちらも体験できました。
写真はインド風です。スリランカ風はあまりにも似合っていないのでのせられません。
●ゾウの赤ちゃんが保護されている ピンナワラ
キャンディから車で1時間程の距離にある村、ピンナワラにはなんらかの事情で両親を失ったゾウの赤ちゃんが保護されている孤児院があります。何十頭の赤ちゃんゾウが水浴びをする様子はとてもかわいらしいです。また、ゾウに哺乳瓶をあげる体験をすることもできます。孤児院で通常、ゾウさんと一緒に写真撮影をすることは禁止されているので要注意です。



●紅茶畑と高原地帯(マドゥケレ・ヌワラエリヤ・エッラ)
一面に広がる紅茶畑や緑が広がる高原地帯は、同じスリランカでも今まで訪れたエリアとはまた違う雰囲気を感じられるエリアです。
ヌワラエリヤは観光地としても有名ですが、実はその周辺に日本ではまだまだ知られていない2つのエリアがあります。マドゥケレとエッラです。両方とも欧米からの観光客が多く、現在注目されているエリアです。
①マドゥケレ
マドゥケレはキャンディから車で1時間程の所にある紅茶畑が広がる村。
その中の【MADULKELLE TEA & ECO LODGE】は全ての部屋がテントタイプのロッジになっており、ホテルまではトゥクトゥクで移動します。そこまでの道程やホテルは紅茶畑で囲まれており、緑豊かな景色が見られます。レストランでは、ホテルで栽培している野菜をふんだんに使用したオーガニックなメニューがそろいます。紅茶畑に囲まれて、時間がゆっくりと流れるひとときをお過ごしください。




②エッラ
キャンディから列車で3時間程に位置するエッラは今欧米からも人気を集めるホットなエリア。周りは紅茶畑や森に囲まれた自然いっぱいの土地です。リトルアダムスピークとよばれる山にトレッキングに行ったり、観光したりとエッラでできるアクティビティがたくさんあるので長期滞在の方もあきることはありません。
そこにある【98 acres resort & spa】はエッラのラグジュアリーホテルです。全ての部屋がロッジタイプになっていてゆっくりとした時間が流れます。バルコニーからもリトルアダムスピークや木々を眺められます。外を歩いているときは自然に囲まれた空間でリフレッシュできるはず。スパのメニューも豊富に取り揃えてあります。




●ゴール
ゴールは植民地時代の雰囲気が色濃く残る港町。旧市街を歩くとオランダ統治時代の名残りがみられます。夕暮れは街全体がオレンジ色に染まり、ノスタルジックな雰囲気につつまれます。ゴールなどの南西海岸を訪れたらマングローブボートサファリもおすすめです。
また、ゴールからコロンボまでは海岸沿いを走る列車が通っています。日本では信じられませんが、ドアは走っているときもカギがかからず開閉自由なので、そんな地元気分も味わうことができます。







シギリアロック ★★★★★ スリランカのハイライトは外せません
アヌラーダプラ ★★★★ 遺跡好きの方は外せません
ポロンナルワ ★★★★ ここに行くならぜひ1日観光を
ダンブラ ★★★★ お気に入りの仏像を探してみては?
キャンディ ★★★★★ 仏歯寺とキャンディアンダンスはぜひ堪能してください
ピンナワラ ★★★★★ かわいいゾウの赤ちゃんに癒されてください
高原地帯 ★★★★★ 紅茶畑が続く風景と自然いっぱいの土地が続きます
ゴール ★★★★ ノスタルジックな雰囲気は最高です
(2016年11月 若狭由希)
その形は、まるで涙のようです。
今回はこの小さな国、スリランカにギュッとつめこまれている魅力をお伝えします。
【日程】
1日目:成田→コロンボ【ニゴンボ泊】
2日目:ニゴンボ→アヌラーダプラ【シギリア泊】
3日目:シギリア→ポロンナルワ【シギリア泊】
4日目:ダンブラ→キャンディ【マドゥケレ泊】
5日目:ピンナワラ→キャンディ【キャンディ泊】
6日目:キャンディ→アダムスピーク→ヌワラエリヤ【エッラ泊】
7日目:エッラ→ゴール【ヒッカドワ泊】
8日目:ヒッカドワ→コロンボ【機中泊】
9日目:コロンボ→成田
●スリランカに行ったら外せない世界遺産「シギリアロック」
スリランカに行ったら訪れるスポットとして欠かせないのはここ、シギリアロックです。シギリアロックは自分の父親を殺してしまった王様が自責の念にかられてつくられた宮殿。南北約400m、高さ約180mの宮殿は、どのようにつくられたのか今現在も謎が多く残っています。
私が訪れたときはあいにくの雨でしたが、それでもそびえたつシギリアロックは圧巻でした。頂上までは1210の階段を登ります。シギリアレディは1年程前から写真撮影が不可になっているようです。

シギリアロックまで続く長い道

今もきれいに残るミラーウォール

昔はライオンの頭や身体もあったと言われているが現在もみつかっていない

1210の階段を登りきりました!
●最古の王都「アヌラーダプラ」
イスルムニヤ寺院
イスルムニヤ寺院はスリランカで最も古いと言われているお寺です。スリー・マハー菩薩樹と同じように、スリランカ人にとって神聖で大切な場所です。

アヌラーダプラ代表石像のひとつ「恋人の像」
スリー・マハー菩薩樹
アヌラーダプラは約2500年前に王が都を置いたスリランカ最古の王都です。
その中でもスリー・マハー菩薩樹は世界に現存する最も古い菩薩樹と言われています。シンハラ人にとってこの菩薩樹は神聖で大切なもの。日本人が神社にお祈りにいくように、シンハラ人も重要なこと(試験の前、出産前etc…)の前にはここを訪れお祈りをし、うまくいったらお礼のために戻ってきます。

スリー・マハー菩薩樹
●第2の王都 ポロンナルワ
ポロンナルワはシンハラ王朝2番目の都です。巨大な一枚岩に刻まれた仏像「ガル・ヴィハーラ」はもちろん、巨大な寺院や仏舎利など、全部をみてまわると1日かかります。自転車遺跡巡りサイクリングもおすすめです。

ブッダ坐像

僧院窟

ブッダ立像または弟子のアーナンダ

ブッダ涅槃層
上の4枚の仏像全てが巨大な一枚岩に刻まれているのです。
●ダンブラ石窟寺院
約2000年前から信仰を集めてきた石窟寺院です。巨大な洞窟は時代とともにいくつもの層がつくられてきました。合わせて100以上の仏像が置かれていて、ひとつひとつじっくりみていくと作り手の思いが伝わってくるようです。寺院に登る途中からは天気がよければシギリアロックを見ることができます。

何十体もの仏像が置かれている

美しい壁画も残されている

【番外編】ホロスコープ(占星術)で占ってもらいました
●最後の王都 キャンディ
キャンディはシンハラ王朝最後の王都で、街全体が世界遺産になっている都市です。仏歯寺がおかれている場所でもあります。またイギリスの影響も多く受けた土地で、西洋風の建物も多いので古代のスリランカの雰囲気と西洋が混ざり合った独特な雰囲気が魅力です。
仏歯寺では、たまたまプージャ(お祈り)の時間に訪れることができ、金色に輝く仏歯寺を見ることができました。また、その時間にしか開かれない仏像の部屋や図書館も見学することができました。

ブッダの歯が奉られている仏歯寺

ここはプージャの時間のみ開かれる

【番外編】キャンディアンダンスショー
ペラヘラ祭でも披露されるキャンディアンダンス。10種類以上のダンスがあり中にはバク転をしたりファイアーダンスをしたり迫力満点です。
[img0527jpg]
【番外編②】サリー試着体験をしてみました
スリランカ風の着こなしとインド風の着こなし、どちらも体験できました。
写真はインド風です。スリランカ風はあまりにも似合っていないのでのせられません。
●ゾウの赤ちゃんが保護されている ピンナワラ
キャンディから車で1時間程の距離にある村、ピンナワラにはなんらかの事情で両親を失ったゾウの赤ちゃんが保護されている孤児院があります。何十頭の赤ちゃんゾウが水浴びをする様子はとてもかわいらしいです。また、ゾウに哺乳瓶をあげる体験をすることもできます。孤児院で通常、ゾウさんと一緒に写真撮影をすることは禁止されているので要注意です。

ゾウの赤ちゃんの水浴び見学

カメラにむかってポーズしてくれました

おうちに帰ります
●紅茶畑と高原地帯(マドゥケレ・ヌワラエリヤ・エッラ)
一面に広がる紅茶畑や緑が広がる高原地帯は、同じスリランカでも今まで訪れたエリアとはまた違う雰囲気を感じられるエリアです。
ヌワラエリヤは観光地としても有名ですが、実はその周辺に日本ではまだまだ知られていない2つのエリアがあります。マドゥケレとエッラです。両方とも欧米からの観光客が多く、現在注目されているエリアです。
①マドゥケレ
マドゥケレはキャンディから車で1時間程の所にある紅茶畑が広がる村。
その中の【MADULKELLE TEA & ECO LODGE】は全ての部屋がテントタイプのロッジになっており、ホテルまではトゥクトゥクで移動します。そこまでの道程やホテルは紅茶畑で囲まれており、緑豊かな景色が見られます。レストランでは、ホテルで栽培している野菜をふんだんに使用したオーガニックなメニューがそろいます。紅茶畑に囲まれて、時間がゆっくりと流れるひとときをお過ごしください。

テントタイプの室内 静かでゆっくりとした時間が流れる

紅茶畑の中に転々とロッジがある

朝は地元の人々が紅茶摘みをしている風景も

畑でとれたほうれん草を利用したスープ
②エッラ
キャンディから列車で3時間程に位置するエッラは今欧米からも人気を集めるホットなエリア。周りは紅茶畑や森に囲まれた自然いっぱいの土地です。リトルアダムスピークとよばれる山にトレッキングに行ったり、観光したりとエッラでできるアクティビティがたくさんあるので長期滞在の方もあきることはありません。
そこにある【98 acres resort & spa】はエッラのラグジュアリーホテルです。全ての部屋がロッジタイプになっていてゆっくりとした時間が流れます。バルコニーからもリトルアダムスピークや木々を眺められます。外を歩いているときは自然に囲まれた空間でリフレッシュできるはず。スパのメニューも豊富に取り揃えてあります。

エッラに向かう前のティーファクトリーで食べたカレー

美しい景色が広がります

部屋も広々としています

石でつくられた壁が美しい
●ゴール
ゴールは植民地時代の雰囲気が色濃く残る港町。旧市街を歩くとオランダ統治時代の名残りがみられます。夕暮れは街全体がオレンジ色に染まり、ノスタルジックな雰囲気につつまれます。ゴールなどの南西海岸を訪れたらマングローブボートサファリもおすすめです。
また、ゴールからコロンボまでは海岸沿いを走る列車が通っています。日本では信じられませんが、ドアは走っているときもカギがかからず開閉自由なので、そんな地元気分も味わうことができます。

ゴールの海岸にて

街のランドマークのひとつである灯台

マングローブボートサファリ

バードウォッチングをすることもできます

コロンボまで列車でむかいます

親切にしてくれた地元のおばあさん

列車から見える風景
シギリアロック ★★★★★ スリランカのハイライトは外せません
アヌラーダプラ ★★★★ 遺跡好きの方は外せません
ポロンナルワ ★★★★ ここに行くならぜひ1日観光を
ダンブラ ★★★★ お気に入りの仏像を探してみては?
キャンディ ★★★★★ 仏歯寺とキャンディアンダンスはぜひ堪能してください
ピンナワラ ★★★★★ かわいいゾウの赤ちゃんに癒されてください
高原地帯 ★★★★★ 紅茶畑が続く風景と自然いっぱいの土地が続きます
ゴール ★★★★ ノスタルジックな雰囲気は最高です
(2016年11月 若狭由希)

- メキシコの原風景が見れる場所 〜ロスカボス・メキシコシティ〜
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エリア:
- 中南米>メキシコ>メキシコシティ
- 中南米>メキシコ>ロス カボス
- テーマ:ビーチ・島 世界遺産 自然・植物
- 投稿日:2017/01/13 14:21

メキシコといえばサボテン?

入社後初めての海外はメキシコ!!

メキシカン料理「タコス」!
メキシコと言えば、サボテンとテキーラ!そんなイメージを抱いていた国へ、新しい魅力を発見するべく、下調べした知識を頭に入れて、メキシコへと旅立った。
今回、アエロメヒコ航空様・トラベルファクトリー様のFAMツアーに参加させて頂きました。

アエロメヒコ航空専用ラウンジ

アエロメヒコ航空専用ラウンジ

アエロメヒコ航空ビジネスクラス

アエロメヒコ航空航空機
メインはバハ・カリフォルニア半島最南端のビーチリゾート「ロスカボス」
メキシコの西部、バハ・カリフォルニア半島の最南端に位置する2つの町、カボ・サンルーカスとサンホセ・デル・カボを結ぶ海岸地域を「ロスカボス」と呼ぶ。
日本人にとっては馴染みが薄く、知名度も低いかもしれないが、アメリカ西海岸やカナダからの観光客が多く、メキシコでも有数のビーチリゾートである。
野生のアシカが住んでおり、シーライオンコロニーと言われ世界屈指のダイビングポイント。
カリブ海を代表するリゾート地「カンクン」に比べ、アジア人の観光客が少ないところも「ロスカボス」の魅力の一つである。

美しい砂浜と、紺碧のカリフォルニア湾

仲良くなったホテルマンの人たち

ロスカボスで有名な奇岩 「ザ・アーチ」
アエロメヒコ航空の直行便でメキシコシティまで約12時間半。
中南米と聞くと、行ったことがないせいか、日本の裏側にあるようなイメージで、手の届かないところにあるような感覚を抱いていた私にとって、ヨーロッパよりも近い?なんて、少し身近に感じることができた往路の時間であった。
メキシコシティから国内線で約2時間、メインのロスカボスへ到着。

ロスカボス空港内

空港の周りにもサボテンを発見!
空港を出た途端、サボテンの荒野が広がる。
これぞメキシコ!
メキシコの原風景を楽しみながら「ロスカボス」を形成する町の1つ、カボ・サンルーカスへ。
サボテンの大地からヤシの木が生い茂るリゾート地へ。
砂漠とビーチの共存とはまさにこのこと。
「ロスカボス」は、荒涼とした大地の終着地点にあるのだ。

このビーチで愛を誓うと永遠に結ばれる?「ラバーズビーチ」

紺碧のカリフォルニア湾は、ビーチ沖になるとエメラルドグリーンに輝く
最初に訪れたカボ・サンルーカスはダイバーや若者で賑わい、フィッシングなどのイベントも多い地域。もちろんマリンアクティビティや、ATV、ジップラインなど種類豊富なツアーも盛んである。ナイトライフを楽しめるのもこの町の魅力の1つ。
ただし、治安は悪くないと言えど、女の子だけで夜の街を歩くのは不安である、貴重品も注意しなければならない。
町の人々はとても陽気で親切な方々ばかり。
街並みを写真に写そうとカメラを向けると、勝手にポーズをして入ってきたり、ただ歩いているだけでもにこやかに挨拶したり、
カメラを首にかけ、手にもデジカメを持ち、携帯のカメラもスタンバイしている私は、ザ・ツアーリストという雰囲気しかないからなのかもしれないが・・・
お土産屋さんも多く、カラフルな刺繍の入ったポーチやカバン、象徴的なドクロの置き物など、買い物好きの私は見ているだけで楽しめる。
“タラベラ焼き”という伝統的な陶器屋さんに訪れると、できあがるまでの工程を説明してくれた。
全て手作業で色鮮やかなタラベラ焼きは、たくさんの種類があり、細部までこだわっているのが見て取れる。
もちろん値段はお高めなので、私は買うことができなかったが、「ロスカボス」の記念には1番おススメできる1品である。
というのも、「ロスカボス」には、独特のお土産品がこれと言ってない。
「ロスカボス」のお土産屋さんに打っているものは、大抵メキシコシティやカンクンでも手に入れることができる。
物価もメキシコ内で1番と言っていいほど高いので、私は「LOSCABOS」とロゴが入っているものをお土産としてたくさん購入した。
できればタラベラ焼きを自分のお土産に買いたかったな〜

フィッシングイベントに参加していたお兄さんと一緒に

カボ・サンルーカスの街並み

歩いているだけで楽しいカラフルなお土産屋さん

色鮮やかな「タラベラ焼き」

「タラベラ焼き」
全て手作り。
カボ・サンルーカスはレストランも豊富にある。
メキシコ料理といえばタコス!
ということで、トルティーヤとタコスを堪能。
メキシコ人はスープ好き、これは今回初めて知った一面である。
確かに美味しいスープばかりで、メニューに書かれていれば毎回の食事でスープを注文した。
ご存知の方もいらっしゃると思うが、タコスは1人前で1食分以上のカロリーを摂取したことになる。
メキシコは肥満大国でもあるらしい・・・
少し気が引けるが、とにかく美味しい!
辛い物好きな私にとっては飽きない食べ物である。
我慢するのは日本だけ!
心行くまでメキシコ料理を堪能した。

食事には必ず出てくるトルティーヤチップス

トルティーヤスープ とっても美味しいけどカロリーも素晴らしいっ!

レストランで歌う陽気なおじさんたち
マリンアクティビティが盛んなカボ・サンルーカスで、何もせずにはいられない!
車で約2時間、アシカのコロニーで有名なスポットがある「ラパス」へ。
この日は、私たちFAM TOURの参加者含め、36名がアシカ・シュノーケルへ参加。
泳いでいる野生のアシカを近くで見れるなんて!
心を躍らせて豪華な船に乗りこむ。
広々としたフカフカな待機スペースで足を伸ばし、紺碧のコルテス海を見つめる。

ボートの上で優雅に朝食タイム
朝食はビュッフェ形式。フルーツやヨーグルトが並ぶ。
“なんて贅沢なんだろう。”
何度口に出しただろうか。
口に出さなかった分もカウントすれば、軽く100回は超える。
この日は波が高く、予定地のシーライオンコロニーに行くことができず、予定地よりも小さめ?なコロニーへ。
シュノーケルのイケメンインストラクターさんは、ルールや方法の他に、ロスカボスの歴史まで語ってくれた。

カリフォルニア湾 ボートから

アシカ・シュノーケルのインストラクターさん

アシカのコロニー
コロニーの近くにはシュノーケルやダイビングの船がたくさん。
日光浴中のシーライオンもたくさん!!
早く泳いでください!
そう願いながら、いざ、コルテス海へ。
始めて10分ほどで泳ぐシーライオンを発見。
テンションが上がる。
ずっと見ているともう1匹。
顔が可愛くて、まるまるとした体は愛嬌がある。
あまり近づきすぎるとインストラクターさんに怒られてしまうのでご注意を。
結局、泳ぐアシカを見ることができたのはこの2匹だけだったが、熱帯魚やカラフルな魚の群れ、私たちの下を泳ぐダイバーさんを見ることができた。
アシカ・シュノーケルの後は船の上でランチタイム♪

シュノーケルの後のランチタイム
ランチは豪華で、ボリューミー!
この写真で2人前である。1時間も泳いで、疲れていたせいか、全部食べることができなかった。残念!!
ランチの後は少し場所を移動すると、紺碧の海からエメラルドグリーンの透き通るような海へと表情を変えた。
近くにはビーチもあるが、上陸してはいけないらしい。
ここからはフリータイム。
船でのんびりも良し、自由にシュノーケルも良し、船からの飛び込みも良し。
私は迷うことなく透き通る海へ飛び込んだ。

フリータイムのシュノーケへ!

好きなように泳ぎ、好きなように潜る。

みなさん自由に楽しむ時間♪
ちなみに浮き輪はなし。
ゴーグルのみで、足が底につくはずもない海へ飛び込んだのは初めてである。
魚は見当たらなかったが、ツアーのメンバーといろいろなお喋りをしながら、海をプカプカ。
潜って底に沈んでいる貝殻を拾って来たりしていた。(私は潜る勇気はなかった)
野生のアシカと多様な熱帯魚を近くで見て、エメラルドグリーンの海で自由に過ごす。
感動を超える、言葉にできない時間であった。
ロスカボス2日目は、サンホセ・デル・カボへ★
サンホセ・デル・カボは静かで洗練された雰囲気の町。
コルテス海を囲むように豪華なラグジュアリーホテルが建ち並び、ゴルフフィールドも多く、ゴルファーの楽園でもあるそう。
サーフィンのポイントとなるビーチもあり、サーファーも多いとか。
車窓からは、ホテル、ホテル、ホテル・・・
プライベートだったら、選ぶのに困りそうである。
そんな街並みのサンホセ・デル・カボでは、オールインクルーシブのホテルをおススメしたい。
大型スーパーやコンビニはポツポツとあるものの、レストランなどは豊富にあるとは言えない。
加えて道路の横断が困難である。
ロスカボスでの道路には、基本的に信号がない。
横断歩道もなければ、歩道橋もないのである。
車は平均100km/hで走るのだとか。
日本で言う高速道路のようなもの。
極力横断は避けて頂きたい。
それに対応するかのように、ホテル内にはレストランの種類が豊富である。
今回インスぺクションとして見させて頂いたオールインクルーシブのホテル(4つ)は、メキシコ料理や和食、フレンチやイタリアンまで。
私が宿泊させて頂いた、「HAYATT ZIVA LOS CABOS」には、カフェあり、軽食あり、24時間オープンで、食事がとれるスペースもあった。

ホテル「HYATT ZIVA LOS CABOS」 ウェルカムフラワー 女の子限定♪

ホテル「HYATT ZIVA LOS CABOS」 これをつければオールインクルーシブを満喫できるっ

ホテル「HYATT ZIVA LOS CABOS」ジーバスイートルームのキングサイズベッド

ホテル「HYATT ZIVA LOS CABOS」正面ロビー
夕方になると、バザーのように出店がプールサイドに並び、アクセサリーや雑貨、Tシャツなどが買える。(もちろんこれはオールインクルーシブのはずはなく、値段もお高め)
ピアノバーやスポーツバー、朝食のビュッフェ式レストラン、ステーキ屋さんにカフェ!
2泊じゃとても制覇できないし、選択も迷ってしまうほど。
昼間は欧米人がプールサイドで日光浴をしながら本を読んだり、子連れのファミリーはプールに入って遊んだりしている。
私も2時間だけ、その優雅な景色の1部となり、プールサイドでリッチな気分を味わったのであった。
ちなみに、紫外線は日本の9倍と言われているので日焼け止めは必須!
<img0213.jpg>
ホテル「HYATT ZIVA LOS CABOS」 ジーバスイートオーシャンビューの眺め
いつまでも見ていられる・・・

ホテル「HYATT ZIVA LOS CABOS」朝食
ロスカボスを満喫した後、空路、メキシコシティへ。
メキシコシティは2,200mを超えているので高山病にも念のため注意を。
酸素は日本の約70%、頭痛や腹痛は高山病かも?
水分補給をマメにするだけで未然に防げる。
無理はしないように。
昼間は半袖で十分だが、11月となればもう冬。朝晩はやはり冷える。
この時期のメキシコシティはとても過ごしやすいが、脱ぎ着がしやすい服装が好ましい。
メキシコシティでは1泊。
“連邦区”と呼ばれる日本の“東京都”のような地域の歴史に触れ、メキシコ州にあるテオティワカン遺跡へ。
連邦区からメキシコ州へは、東京から神奈川へ行くような距離感。
連邦区では世界遺産に登録された図書館のある国立自治大学、国立宮殿のあるソカロ広場、メトロポリタン大聖堂、サントドミンゴ教会、グアダルーペ大寺院。
メキシコシティの歴史に触れることができた1日。

国立自治大学 世界遺産に登録されている図書館の壁画、フアン・オゴルマンさんの作品

オリンピックスタジアム ディエゴリベラさんの壁画

国立自治大学 シュケーロスさんの壁画

国立自治大学 世界遺産に登録されている証
メキシコでオリンピックが開かれた際の球技場は、聖火台が残り、ディエゴ・リベラさんが描いた壁画が残る。
黒人を描くことで、人種差別のない世界を、鳩を描くことで平和を訴えている。
彼は球面の壁全体に描く予定だったが、途中で病死してしまったのだそう。
病気にならずに描きつづけていたら、どんな作品になっただろうか。
この球技場や、世界遺産に登録されている国立自治大学のフアン・オゴルマンさんの壁画、大学の図書館前にあるシュケーロスさんの壁画は全て迫力があり、意味を持った絵が描かれている。
それらだけでなくシティを車で移動する道中、たくさんの壁画を見つけた。
壁画運動として、壁画を通して個々の思いを伝えようとしていた。
そして今も、その思いや生き様が私たちに語り継がれている。
ただ観光をするだけでもその迫力に感銘を受けるであろう壁画の数々。
歴史を知るからこそ、何か感じることができる作品の数々。
独立戦争や革命戦争を経て、暗い時代を生き抜いた歴史上の偉人たちが、次世代の若者に何を伝えたかったのか。
宗教を超え、私の胸も熱くなった。

メトロポリタン大聖堂

メトロポリタン大聖堂

メトロポリタン大聖堂 今でも地下に眠るピラミッドの基盤が見ることができる。床を全部はがせば、巨大ピラミッドの跡地が残っている・・・

ソカロ広場 死者の日の余韻が少しだけ残っていました

メキシコシティを少しだけ散策♪
今回のFAMツアー最終目的地は謎多きテオティワカン遺跡。
この壮大にして巨大な都市の建造の時期については様々な説があるが、当時のテオティワカンは20万人を越す人々が暮らしていたと推定されており、当時のヨーロッパと比較してみると、コンスタンチノープル以外には人口2万人以上に達する都市が見られないことから、この都市がいかに壮大なものであったかが分かる。
中央をほぼ南北四キロにわたって走る「死者の大通り」沿いに、「太陽のピラミッド」「月のピラミッド」「城塞」といった巨大なピラミッドや神殿群が無数に立ち並ぶ。
今は月のピラミッドは頂上まで登ることはできないが、高さ65mの太陽のピラミッドは、270段の階段を上り頂上のパノラマビューを堪能した。
このピラミッドの頂上は、パワースポットとも言われている。

月のピラミッド!頂上まで行かないものの、一段一段が大きくて疲れました!

月のピラミッド

太陽のピラミッド頂上はまさにパワースポット!!
バハ・カリフォルニア半島最南端のビーチリゾート「ロスカボス」では、シュノーケルなどの豊富なツアーを満喫するアクティブな旅と、オールインクルーシブホテルで過ごす、贅沢かつ優雅な旅の両方を味わうことができた。
メキシコシティでは歴史に触れ、壁画や遺跡を通して歴史の中の人々に思いを馳せた。
メキシコシティやカンクンでは見ることのできないサボテンが広がる荒野を見れるのも「ロスカボス」の魅力の1つである。
そう考えると、私にとって初めてのメキシコは、メキシコの原風景で始まる旅となった。
次回は是非、死者の日のメキシコを訪れてみたい。
<img0510.jpg>
今回のFAMツアーに一緒に参加した方々との記念写真。
今回ご招待いただきました、アエロメヒコ航空様とトラベルファクトリー様に、深く御礼申し上げます。
ありがとうございました。
ロスカボス ★★★★
晴天率が高く、常に青空。カラッとしているのでとても過ごしやすい。
物価は高めだが、マリンアクティビティにかぎらず、その他のツアーも豊富!
ホテルも豪華で過ごし方が自在に選べることが素敵♪
メキシコシティ ★★★★
歴史が古く、遺跡あり、教会や大聖堂ありの大都会。渋滞にハマることがなければ、たくさんのスポットを巡って、メキシコの歴史をしることができる。
(2016年11月 須能麻葵)
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