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今日も旅する!!ファイブスタークラブ世界探検隊

~お客様の代わりにファイブスタークラブ社員が世界中をチェックしてレポートしてきました。~

プロフィール

ニックネーム:
ファイブスタークラブ
居住地:
東京都
会社名:
ファイブスタークラブ
会社英字名:
Five Star Club
会社所在地:
東京都
会社電話番号:
03-3259-1511
業種:
旅行業
自己紹介:
1.全コース1名より催行保証。ツアーキャンセルはありません。(ごく一部のコースを除く)
2.アレンジ自由自在。延泊や減泊、ホテルグレードUP、航空会社指定、何でもできます。
3.基本的に少人数でのツアーで団体旅行のわずらわしさはありません。(ごく一部のコースを除く)
3.遊牧民のゲルにホームステイやサハラ砂漠でキャンプなど、その国でしかできないユニークなオリジナルツアーを企画。
3.毎週土曜日、各方面の専任スタッフが説明会を実施。疑問、質問は何でもどうぞ。(予約制)

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タイ
歴史に触れる旅♪ 〜タイでは象に乗ってトラと戯れる!2か国盛りだくさんの9日間〜
エリア:
  • アジア>タイ>スコタイ
  • アジア>タイ>チェンマイ
  • アジア>ベトナム>ホーチミン
テーマ:観光地 世界遺産 グルメ 
投稿日:2017/01/13 16:31










12/2〜12/10!タイとベトナム9日間の旅!

ハノイ、バンコクを乗り継いで最初の目的地「チェンマイ」へ。
バンコクでの乗り継ぎ★


チェンマイはバンコクの北方約720キロに位置するタイ北部で最大の都市で、「北方のバラ」とも称される美しい古都。

ランナー王朝の首都として建設されて以来、さまざまな民族が交流し、建築や仏像の様式、言葉や料理、工芸の分野などで「ランナー文化」と称されるタイ北部独自の文化・伝統が育まれてきました。
現在でもシルクなどの工芸が盛んな街として知られています。




大都市としての発展ぶりと、歴史溢れる建築仏や寺院と出会えるチェンマイを出発地点として、大好きなアジアの歴史に触れる旅、始まります♪

サンデーマーケットにて


2日目はメーサー・エレファントキャンプ、ラン公園、タイガーキングダムへ!!

メーサー・エレファントキャンプは象の楽園。




タイの北方で一番大きい象のキャンプ「メーサー・エレファントキャンプ」。
メーサー渓谷にあり、大自然に囲まれた環境の中に、何十頭もの象が暮らします。

象に適する自然の環境の中で、象を保護し、繁殖させることを目的としているらしい。
素晴らしいですね!





入口のゲートをくぐるとすぐ、川で水浴びをする象たち。

ショーの前には必ず水浴びをして体を綺麗にするそうです。
私たちがお風呂に入るようなもの♪

頭までもぐったり、鼻で水をかけあったり、とっても可愛い象が見られます。

その後はメインイベントのショーを見学!






ショーを良い席で見たいなら、ちょっと早めに水浴びの見学を終わりにして、席を取りに行くことがおススメです!

席は全て自由席です!

約1時間のショーは感動と笑いで溢れていました。

象と象使いの巧みなコンビネーションは圧巻。








象は目が悪いため、自分のパートナーを匂いで覚えているそうです。
インド象は、アフリカ象に比べて賢く、おとなしい性格ですが、担当の象使いが側にいないときに近寄ったりすると、機嫌が悪くなってしまうそうです。

象使いはずーーーーっと同じ象の面倒を見ます。
そのため、2人(正確には1人と1匹)の絆はより深まるんですね。

象使いを体に乗せたり、おろしたり、象使いのハットを鼻で取ってまた戻したり。
象使いの頭を鼻でポンポンする象もいました。

ハーモニカを吹いて、フラフープを回して!

私たちが拍手や笑いを起こすと、大きな鼻をグルグル回して喜びます。

千鳥足のように歩く象もいます。

とってもチャーミングな象にメロメロ!
ハーモニカを吹いている


フラフープを回す象




象のお絵描きタイムです。










先程も申したように、象は目が悪うえに見える色は白黒だそうです。

なので、色は全て象使いが選び、象の耳をひっぱってどこに色をつければいいか指示するそうです。

ここでも2人のコンビネーションに感動!

とっても丁寧な絵がたくさんできあがりました。








その他にも象のサッカーや象同士の競争、象と人間の対決などなど・・・

盛りだくさんのショーが見れました。







ショーが終わるとエサやチップをねだりに観客席へ近寄ってきます。

エサは自分の口へ、チップは上に乗る象使いへ渡していきます。






かわいく賢い象たちをたくさん見ることができました。






ショーの後は象乗りを体験!




象の上に乗せられた椅子に座って出発です!★

約20分のお散歩♪

坂を上ったり、下ったり。
象の上からの景色を堪能。
緑がたくさんの道を、ゆったりと、でも1歩はとっても大きく。あっという間の20分でした。


象使いの人に写真を撮ってもらいました。




散歩中にお食事




たっぷりと象に触れ合って、エレファントキャンプ場は終了!

お昼を食べに、ラン公園へ♪








エレファントキャンプからラン公園へは車で5分程度。

タイではランの養殖が盛んで有名です。

国花はランではなく、ゴールデンシャワーですが!笑

公園内にはバタフライ ファームと呼ばれる蝶々ばかりのコーナーもあります。




色とりどりのランが咲き、綺麗な写真が撮れました!!


ラン公園で美味しいビュッフェランチを食べて、今回のビッグイベント!タイガーキングダムへ!
ラン公園でのビュッフェランチ


タイガーキングダム


タイに行けることが決まる前から知っていたこのタイガーキングダムは、トラと触れ合える場所。

子供のトラはスモールサイズ

大人のトラはジャイアントサイズ

その中間はミディアムサイズ

3つの種類を楽しめます★

セットプランもあり、2種類を組み合わせたり、カメラマンに写真を撮ってもらってDVDをお持ち帰りしたりできます!

私はスモールサイズとジャイアントサイズの組み合わせをチョイス!
まずはスモールサイズから♪


大型犬くらい?いや、もっと大きいかも!
これでスモールサイズ!!




スタッフさんに聞くと、生後5か月だそうです!
この大きさで生まれてまだ半年も経っていないなんて!

やんちゃで、じゃれ合う姿はまさにネコ!
とっても可愛いです。

そうです、トラはネコ科であることを忘れてはいけません。
かといって、飼い猫のように扱ってもいけませんね!






トラと触れ合える時間は約20分。
ちょっと短いかも!と思うかもしれませんが、20分間トラを独り占めです!
広いスペースに、スタッフさんとトラと自分のみ!

納得いくまで写真を撮らせてくれます!

担当のスタッフさんがしっかりとアシストしてくれるので安心♪
ポージングもばっちりです!

可愛いトラと触れ合って、可愛さに癒されたら・・・
いざ!ジャイアントへ!!




ジャイアントサイズとの触れ合い場に行く途中、柵にいるトラの大きさがだんだんと大きくなるのが分かりました。

寝ているトラ

グルグル歩いているトラ

トラってこんなに大きかった??

なんて疑問を抱きながら触れ合い場へ。






ジャイアントサイズは本当にジャイアント!!!

係りの方がおもちゃでじらすと、檻が壊れそうになる勢いで飛びつくトラちゃん・・・

ネコみたい!!
・・・とは思えませんでした。笑

びっくりです。

唖然です。


注意事項を説明してもらって、トラが2匹いる大きな広場へ。

ジャイアントサイズの時は、スタッフさんが3人一緒についてくれます。

いざ近寄って見ると!やっぱり可愛い!!

大人でも毛並みは柔らかくて、スモールサイズでは感じられなかった迫力とかっこよさもあります。

この佇まいなんて最高です!!(私じゃなくて、トラの方ですよ!)



ここでもたっぷりと触れ合って、写真もたくさん撮ることができました。








チェンマイはバンコクに比べても物価が安いため、タイガーキングダムでの料金は少しお高めに感じるかもれませんが、コストパフォーマンスは抜群です。

トラをペットにしたーい!と思いました。本当です!笑

象に乗り、トラと遊んだチェンマイ初日。
夜はサタデーマーケットでお買い物♪

チェンマイでのホテル「THE IMPERIAL HOTEL」からはナイトバザールも、サタデーマーケットも、サンデーマーケットも全て徒歩圏内!!

週末の金曜日からチェンマイに宿泊した私は、全部たっぷりと楽しむことができました!!


まずは、サタデーマーケット!
アジア系雑貨や、Tシャツ、象やタイダイ柄のズボン、ワンピース、アクセサリーもたくさん!

まだまだあります

シルクのスカーフや象柄の巾着や財布。物だけでなく食べ物もたくさん!

焼き鳥や串揚げのようなもの、マンゴージュース、たこやき(?)とにかくたくさんです!!






値段はないようなものなので、まとめ買いすれば値引きしてくれるのがアジアンマーケットの特徴★
私も頑張って交渉!
それも楽しみの1つですねっ

3日目はチェンマイ市内観光へ

標高1,080mにある「ドイ・ステープ寺院」




仏舎利を乗せた神聖なる象が自らこの地に赴き、時計回りに3回まわった後大きな声で鳴いて死んでしまった。

そこに仏舎利塔を築きあげたのが「ドイ・ステープ寺院」だそう。

ランナー王朝の6代目の王様によって建立されました。
仏舎利を運んだ象の像(ゾウのゾウ・・・笑)




車を降りてから寺院まで、300段以上の階段!

階段の両端には、いくつもの頭を持つ蛇を口から出す竜の姿。


ワニも描かれていました。


これからこの口から蛇を出す竜を何度も目にすることになる。

現地のガイドさんによると、蛇も竜も神聖な生き物のため、どちらかだけを描くことができなかったそう。

そこで考えられたのが竜の口から蛇を出すこと。
なんともユニークなアイディアだな!と思いました。


迫力があり、つい立ち止まって見てしまう自分がいました。


さて、300段を超える階段をガイドさんとともにのぼります。

ちなみに、ケーブルカーに乗って、階段を1段も踏むことなく上までのぼれますのでご安心ください。

階段は勾配もなかなか急なので無理はしないように。


とは言いながらも、ケーブルカーで上がったら、下りは階段で降りることをおススメします。

階段の途中で周りを見渡すと緑だらけの景色が広がり、“山奥にあるお寺“を実感できます。

観光客が多い時期には、山岳民族がここまでおりてきて、子供たちはかわいらしい民族衣装をまとい、お化粧をして私たちを出迎えます。


もちろん、一緒に写真を撮ったらチップが必要です★

景色を楽しみながら寺院へ到着!


敷地内には、シンボル、黄金の仏塔を始め、礼拝堂や本堂など見どころはたくさん!

仏塔には、仏教を広めるようスコタイからチェンマイに持ち帰ったと言われる仏舎利が納められています。












この日は参拝客もたくさんです。

象にちなんで、時計回りに歩いてからお参りをするそうです。

また、月曜日から日曜日まで曜日の仏像があり、自分の生まれた日の曜日の仏像を知っていることはチェンマイでの常識。

また、西暦ではなく仏歴が一般的だそうです。

宗教は仏教がメインでも、同じアジアの国でも、日本とは全く異なる文化や信仰の仕方がありました。

こういった発見や面白さが旅の醍醐味。

私は自分の生まれた曜日は知りませんでしたので、(日本人は知らないですよね?)ガイドさんに調べてもらったら金曜日でした!

金曜日は立像でしたよ!


↑写真、右から2番目の仏像です。

ちなみに金曜日生まれの女性は、美を創造する仕事や芸術活動に向いている、明るい、華や、愛嬌があるなどなど・・・

なんて、良いことしかないじゃないですか!

やったー!!

と思っていたら、ガイドさんに「これは当たってないからねー」って言われました!

2人で笑いました。

仏歴を使う日本人もなかなかいないはず。
仏歴は、西暦+543年です。

なので、きたる2017年は、仏歴2560年ということになりますね!
(プチ情報でした♪)
展望台に建つ建物


ドイ・ステープ寺院には展望台もありますが、この日は霧がかかっていて、何も見ることができませんでした。

晴れていたら、チェンマイ市内を一望できるそうです。




ドイ・ステープ寺院を1周して、帰りはケーブルカーに乗ってみました。

下まで約2分、混んでいなければラクラクです。
ケーブルカー乗り場


ドイ・ステープ寺院から、ワット・プラシンへ。

チェンマイ市内で最も大きい寺院であり、チェンマイ1美しいと言われる礼拝堂があります。

礼拝堂の壁には色とりどりの壁画が施されていて、私も堂内に座ってただただ美しい壁画に見とれてしまいました。










日曜日ということもあり、敷地内にはお店も出ていました。

チェンマイの伝統的な食べ物や、可愛らしい雑貨が売っています。




その後、ワット・チェディルアンへ。

先程のワット・プラシンはチェンマイ1美しい礼拝堂でしたが、ワット・チェディルアンには、チェンマイ1大きな仏塔(チェディ)があります。




創建当時で高さ約80メートル、四角いかたちをした基壇の一辺も約60メートルと巨大な仏塔でしたが、1545年の大地震で先が壊れ、後に文化庁が現在のかたちに修復したそうです。

今も修復中で、塔中間にいる何体もの象が途中で終わっている状態でした。




崩れていても、壮大な価値観を感じさせられるこの仏塔は、崩れているからこそ感じ取れる何かもあるのかもしれません。

本堂は、ランナー様式の仏像が数多く祀られています。

それだけでなく、境内には様々な建物がありました。




境内にあった寝仏




その中でも特に感銘を受けたのが、有名なお坊さんを蝋人形にしたもの。




まるで本当に人が座っているかのように繊細に作られています。

有名な人を蝋人形にする、というのも日本にはない発想です。

3つの寺院を巡り、お昼はチェンマイでの伝統料理、「カオ・・ソーイ」を頂きました。
開放的なレストラン




カレーラーメンのようなカオ・ソーイ


そして伝統工芸の街、「サンカーペン」へ。

チェンマイの東郊外にある通りの名前で、古くから伝わる伝統工芸品を活かしたショップや工場があります。

今回は銀工房、シルク、傘を見学。










ショップもありますが、制作過程を見たり、職人技を見ることができる。

もちろん買い物もできて、ここでしか買えないものや、他では売ることができない安い値段で買うことができます。

シルク工房で有名な「シナワット・タイ・シルク」では、初めて本物の蚕を見ました。

人生で1回見ることができたら、もういいですね!笑

写真も、遠目からしか撮れませんでした・・・


サンカーペンから少し離れた「ボー・サーン」というエリアには、竹と紙で作られたチェンマイ特有の傘を作成する「アンブレラ・メイキング・センター」があります。

全て手作業で作られる傘が出来上がる工程をみることができました。










観光を終え、夜はサンデーマーケットからのナイトバザールです!

サンデーマーケットでは、昨日のサタデーマーケット以上の人々が!!

みんなの流れに身を任せて、ひとつひとつのお店を見て回りました。

売られているのはサタデーマーケットとあまり変わらないですが、開かれる場所も違うせいか、雰囲気も異なる気がしました。

私はここでも買い物を満喫♪

極限まで値切ってもらいました。

マンゴージュースも飲みました★








土曜、日曜はサタデーマーケットやサンデーマーケットに人が集中するため、ナイトバザールは落ち着いていました。

お店も平日より少ないそうです。

4日目はチェンマイから南東へ車で約4時間、「スコタイ」へ。

<img0459>
スコタイ遺跡で最も需要なワット・マハータート

「幸福の夜明け」という意味を持つスコタイ王朝は、タイ人にとって心の故郷でもあり、タイ民族最初の王朝で、タイ文字を作り出し、スリランカから伝来したテーラワーダ仏教をタイ国内に普及させました。

まさにこのスコタイ王朝が今のタイの基礎を築いたと言えます。

スコタイ遺跡エリアに入ると、あちこちに遺跡が点在していて、車窓から眺める風景にひたすら「すごい」の繰り返しでした。

リポートとか向いてないな〜と、今になって思います。笑

城壁の内外を合わせると、193か所もの遺跡があり、今回は以下を見学しました。

城壁内
ラム・カム・ヘーン国立博物館
ラム・カム・ヘーン王の銅像
ワット・マハータート
ワット・シー・サワーイ
ワット・スラ・シー

城壁外
ワット・プラ・パーイ・ルアン
ワット・シー・チュム

以上の合計の7つを見学しました。
ラム・カム・ヘーン国立博物館


ラム・カム・ヘーン国立博物館


ラム・カム・ヘーン国立博物館


ワット・マハータート



スコタイ遺跡を心行くまで満喫したいなら、スコタイに1泊することをおススメします。

チェンマイからの日帰りだと、往復で8時間の時間を費やすことになるので、あまり遺跡を回ることができません。

また、遺跡は点在し、1つ1つに距離がある場合もあるのでレンタサイクルやツアーへの参加をおススメします。

歩いて回ると、暑いですし大変ですね!

紫外線対策もお願いします。

銅像にまでなっているラム・カム・ヘーン大王は、スコタイ最盛期を築き、タイ国民に敬愛されている王様です。
ラム・カム・ヘーン王の銅像


ラム・カム・ヘーン王の銅像のある広場


この像は経典を持ち、人民に教えを説いている姿をしていて、王様の生涯を表し、偉大な性格を物語っています。

ワット・マハータートはスコタイでメインでもある重要な王室寺院です。

スリランカ様式の塔やタイ様式やスコタイ様式の仏塔など、構造は複雑でした。

増築や修復を繰り返されているからだとガイドさんは言います。

修復が施されていない状態はどんな姿なんだろうと、ありのままの姿が見たい気持ちをぐっとこらえながら、ここまで精巧に修復できる技術にも驚き、感動しました。

遺跡の中に入ると、まさにタイムトリップしたかのよう。

平日のせいもあると思いますが、幸運にも観光客が多くなく、約200mの境内にたたずむと空気が変わっていくような、そんな錯覚を味わいました。










ワット・シー・サワーイはクメール式の仏塔がある寺院。
塔の中は全て空洞になっていて、中に入ることもできました。






どことなく重みがあるこの寺院は、先程のマハータート寺院とは異なる雰囲気を楽しめました。
ワット・スラ・シー


ワット・スラ・シー


ワット・スラ・シー


ワット・スラ・シー


ワット・スラ・シー


城壁を出て、まずはワット・プラ・パーイ・ルアン








わずかに残るウォーキングブッダ

この寺院はワット・マハータートの次に重要で、最も古い寺院です。
他の寺院に比べると、崩壊が大きく、原型をとどめていません。

3つの仏塔がありましたが、現在残っているのは北側の1つのみでした。
壁には細かい彫刻が施され、仏像もありましたが、頭がとれていました。

周りには芝生が広がり、歴史の薫る落ち着いた雰囲気のある場所です。

ワット・シー・チュムには、巨大な仏像が納められています。

屋根のない本堂内いっぱいに仏像が座っていて、堂の壁の間から大きな仏像がこちらを覗きます。




その手の爪は参拝者が貼った金箔で金色に輝いています。


この仏像は「アチャナ仏」と呼ばれ、“おそれないもの”、“かわらないもの”として、人々の信仰を集めているそうです。

スコタイ遺跡を代表する仏像と言えます。




チェンマイ、スコタイでランナー王朝時代やスコタイ王朝時代の寺院・建築・遺跡に出会い、タイが築かれた土台を知り、学び、感じることができました。

様々な宗教の混ざり合いや、文化の数々。
それらは今もなお、人々の習慣や信仰の様子で感じ取ることができます。
チェンマイ・スコタイを案内してくれたガイドさん。ドライバーさん


そして次の目的地は、大都会「バンコク」。

スコタイ空港から国内線で、1時間程度で着きます。

スコタイ空港は大自然の中に、国立公園の1部のような雰囲気の空港でした。

ゲートはとってもオープンなエリアで、周りを見渡していると・・・

なんとキリンを発見いたしました!
シマウマもいました!!

空港内で動物を見たのは初めてです。

思わず写真に収めました。


どこにいても発見がたくさん。
早朝にホテルを出発したので、眠気に襲われていましたが、驚きでテンションが上昇。
機内でも寝れませんでした!
スコタイ空港




バンコクには5日目〜6日目の、1泊のみの滞在でしたが、見どころが多い魅惑の大都市を満喫しました。

5日目は、ホテル周辺の市内散策と1000を超えるお店が建ち並ぶナイトスポット「アジアティーク」へ。

アジアティークには観覧車やゴーカートなど、遊園地要素もあり、フードコートもあるので、もてあます時間なく存分に楽しむことができます。








私はここでも買い物をして、(チェンマイほど値切れませんでしたが・・・笑)トムヤムクンに麺が入ったトムヤムラーメンをいただき!!

辛いもの好きな私にとっては絶品の味でした。


6日目はバンコク市内寺院めぐり。

混載ツアーに参加して、日本人の方々と楽しく寺院を巡りました。

王宮、ワット・プラケオ(エメラルド寺院)、ワット・アルン、ワット・ポーを巡り、「キング・パワー」という免税店で解散♪

4つの寺院は同じエリアに位置し、移動距離はとっても短いです。

王宮とワット・プラケオは同じ敷地内にあります。








この日は王様のお通夜が開かれていたため、たくさんの人々が。

宮殿は、ヨーロッパ様式とタイ様式が綺麗に融合した壮麗な建物。
人が多かったため、立ち止まって見ることはできませんでしたが、写真はばっちり撮ってもらいましたよ!!


ワット・プラケオは別名「エメラルド寺院」。
その名の通り、エメラルド色に輝く小さな仏像が奉られています。
本堂内は写真撮影禁止のため、入口で・・・!


チャオプラヤ川をボートで渡り、対岸にそびえるワット・アルンへ。

バンコクはとにかく渋滞がすごい!
平日や休日関係なく、いつも道路は車でいっぱいだそうです。




ワット・プラケオからワット・アルンまで、もちろん車でも行けますが、渋滞のため、ボートを使った方がラクラク。

川を横断するだけなので、3分くらい、しかも日本円で約6円です★

ワット・アルンは有名な三島由紀夫さんの作品の題材にもなっていて、日本人にも馴染みのある寺院です。

雄大にそびえたつ大仏塔には、気が遠くなるほどの細かい陶器が埋め込まれています。

今回は修復のため工事中だったので残念。

でもその代わり、職人さんたちの細かい技術力を拝見することができました。(遠目で!)










ワット・アルンの後は、皆さんご存知のワット・ポーへ。






黄金の巨大寝仏で有名です。

想像を遥に超える大きさで、写真に収めるのも一苦労でした。

足の裏には須弥山図、捧げもの、神々などのバラモン教の心理が描かれていて、足が偏平足になっているのも超人であることを示しているそうです。

・・・という知識だけ頭に入れておいたものの、くるぶしから下だけが修復中で、全く見ることができませんでした。

いつかリベンジしようと思います!

観光後、タイスキをいただいて、アソーク駅でスクチャイラウンジの見学。

ツアーの集合場所にもなっているようです。お土産も買えます!★




スクチャイラウンジ

そして、タイでの6日間が幕を閉じます。

バンコクから約1時間半飛行機に乗り、ベトナムのホーチミンへ。

ベトナムではホーチミンのみ、3泊です。

ホーチミンでは、プチパリを味わうべく、統一会堂や中央郵便局、サイゴン大教会を観光した後、おまちかねのショッピング!ベンタン市場へ。

ホテルをいくつか見させていただいた後、夜はサイゴンスカイデッキからホーチミンの夜景を心行くまで堪能しました。
サイゴン大教会


サイゴン大教会


サイゴン大教会


サイゴン大教会


サイゴン大教会内の様子


サイゴン大教会内の様子 ステンドガラスが綺麗♪


ホーチミンには19世紀後半のフランス領時代に、フランスの建築家によって建てられた建物が数多く残っています。

東洋と西洋の文化が交わるホーチミンは「プチパリ」と呼ばれているそうなんです!

ということで、駅のような見た目の中央郵便局や、ステンドガラスの窓がとってもきれいなサイゴン大教会など、午前中は私もプチパリを楽しみました。


中央郵便局


郵便局前で揚げパンを売るお兄さんと


すごく重たいのでびっくりしました!


遠足にきていた幼稚園児たち


統一会堂







夜はホーチミンで1番高いビル「サイゴンスカイデッキ」の49階より、ホーチミンの夜景を楽しみました。






いよいよ最終日。
この日はホーチミン市内より車で約1時間半、メコンデルタ入口の町「ミトー」へ。

ミトー市内からはモーター付きの木造船に乗って中州の島へ。


ココナッツジュースを飲みながら♪


風が気持ちい〜


ミトーの南側を流れるメコン川には4つの島があり、1番大きい島は「トイソン島」です。

トイソン島にはいくつもの果樹園があり、ココナッツ工場や蜂蜜農園もあります。

町の中を歩いていると、マンゴーやココナッツ、ジャックフルーツ、りゅうがんなど種類豊富なフルーツがたくさん。








そして町の人はとても親切で、陽気な人ばかりでした。

のどかな町をゆっくりと散策。

もちろん蜂蜜農園とココナッツ工場も見学させていただきました。

蜂蜜農園では、蜂の巣を持たせてくれたり、なぜか大きなニシキヘビを首に巻いたり・・・

これテレビで見るやつだーー!

と嬉しくなりました。








刺されないか、とか噛まれないか、とか思いましたけどね!

また、取れたての蜂蜜を試食したり、ロイヤルゼリーを少し頂けたりします。

女性には嬉しいですね!

そして最後はヤシの木が生い茂る水路を小舟でクルーズです。






鳥の鳴き声が聞こえてきて、まるでジャングルにいるかのような気持ちになります。

ゆっくり、のんびりと小舟に乗って、楽しいクルーズのひとときでした♪




お昼にはミトーの名物料理「エレファント・フィッシュ」と「フー・ティウ」をいただきました。




大学時代、卒業研究をメコン川に捧げた私にとって、“やっと来れたメコン川”。




蜂に蛇にクルーズに!
タイ・ベトナム9日間の旅は最高な形で終わりました。
ぐるぐる巻きのお線香で有名なティエンハウ寺






・・・・と思っていました。

でも、これで終わらないのが旅行というものです。

家に帰るまでが遠足ですよ、と良く言われたことを思い出します。
オペラハウス


ドンコイ通り


市内の広場


ミトーからホテルへ帰り、夕食までの時間、ドンコイ通りや広場などを散策しようと出かけました。

30分後!

まさかの大雨。

どしゃ降りです。
傘も何もないので、しょうがない!と思って、ずぶ濡れになってホテルへ帰りました。

フロントの綺麗なお姉さんは笑っていました!

笑いがとれたのでオッケー!

乾季なのに!!
雨も降るんですね。

良い経験になりました!
市内の街並み




レストランから帰る頃には小雨になっていました。

こうして私の9日間は終わりを告げます。

チェンマイからスコタイ、バンコク、ホーチミン。
9日間で多くの歴史に触れ、現在を知り、またアジアが好きになりました。

そしてたくさんの方々との出会い、多くの発見や感動、また旅が好きになりました。

チェンマイ ★★★★★
まさに「北方のバラ」!朝から晩まで楽しめます!
週末に滞在すれば、3種類のナイトマーケットを楽しめるのでおススメ!
スコタイ ★★★★★
タイの始まりを感じれる場所。遺跡の多さに驚きです。
たっぷりと遺跡を回るには1泊することがおススメ!
バンコク ★★★★
魅惑の大都会!上手にMRTを使えば、フリータイムも充実。
観光スポットを巡りたいならツアー参加がおススメ!
ホーチミン ★★★★★
プチパリやショッピングが楽しめる都市。
ミトーやベンチェーにも是非足を運びましょう!

(2016年12月 須能麻葵)

ニュージーランド
2016年ニュージーランド・シンガポール社員旅行A班
エリア:
  • アジア>シンガポール>シンガポール
  • オセアニア>ニュージーランド>クイーンズタウン
  • オセアニア>ニュージーランド>テカポ
テーマ:観光地 グルメ 自然・植物 
投稿日:2017/01/13 16:19
今年の社員旅行の舞台はニュージーランド&シンガポール!












★日程は以下の通り★
1日目 成田空港発 (シンガポール乗り継ぎ)
2日目 クライストチャーチ着、国内線乗り継ぎでクィーンズタウンへ
3日目 クィーンズタウンを満喫
4日目 マウントクック・テカポへ
5日目 クライストチャーチ発 シンガポールへ
6日目 シンガポール観光後、羽田空港へ










入社して初めての全体会議で、社員旅行の行先の投票に参加する。
いくつもの魅力的な選択肢の中から、今回ナンバー1に選ばれたのはニュージーランドであった。

先に出発したA班は、シンガポールでの乗り継ぎを経て、いざ、ニュージーランドへ!!








最初に降り立った地はクライストチャーチ。
(ランチのみの滞在)












天気は快晴。日本とは違って、春のポカポカな空気が私たちを出迎えた。




クィーンズタウン、ガイドさんと合流♪


国内線でクィーンズタウンへ。

クィーンズタウンはニュージーランド1の観光地。透き通った水を湛えたワカティプ湖のほとりには、いくつもの別荘が並び、圧巻の山々に囲まれたクィーンズタウンは、名前の通り女王様にふさわしい街。












クィーンズタウン宿泊のロッジ「REAVERS LODGE」

11月のクィーンズタウンは日本でいう春の季節だが、山に囲まれた地形のため、天気は非常に変わりやすい。
1日の中で晴れと曇りと雨を体験できる。

晴れている日には芝生で寝転んでいたくなる・・・
のんびりとした時間が過ぎていくような、穏やかな街であった。

クィーンズタウンには究極のアウトドア・アクティビティが豊富。バンジージャンプ、スカイダイビング、ジェットボート、乗馬トレッキング、ラフティングなど、通年楽しめるものがたくさん。

クィーンズタウンにて最初に、ゴンドラに乗って大定番の景色を堪能。










展望台にて集合写真撮影★












スカイラインレストランの大きな窓から、景色を堪能。
雨が上がり、虹もかかる。










虹を見ることができた!!


デザートの豊富さにびっくり!




そしてスカイラインにもたくさんのアトラクションが!






ちなみに商業用のバンジージャンプはニュージーランドが発祥の地である。

今回の社員旅行では、A班に1人、B班に1人がバンジージャンプに挑む予定であった・・・

・・・が、A班は3人の勇者が爽やかにジャンプを決めた。










写真が良くないことには理由がある。

私が撮ったからである。

大事な写真に残せなかったこと深く反省しながらも、必死に言い訳を考えた一晩となった。













クィーンズタウン2日目には「蒸気船TSSアーンスロー号」でウォルターピーク牧場へ。


歴史ある蒸気船


下に下がってエンジンをみることができる!




ウォルターピークでは羊の毛刈りや、牧羊犬のショーを楽しみ、ビュッフェ形式のBBQランチの後、クィーンズタウンへ帰着した。















集合写真★






BBQランチ♪






クィーンズタウンにて2連泊の後、マウントクックへ。






天気は良好。
途中フルーツの街「クロムウェル」にて休憩を取りながら、たくさんの牧場に囲まれる道路をひたすら走る。










マウントクックとは、ニュージーランド南島南アルプス山脈に位置するニュージーランド最高峰の山。標高3,724メートル。正式名称は「アオラキ/マウントクック」。

「アオラキ」とは、ニュージーランドの先住民族マオリ族の言葉であり、マオリ語で「雲の峰」という意味である。「クック」はニュージーランドを探索したイギリスの海軍士官ジェームズ・クックの名が由来となっている。







登山は非常に困難で、1度目の登山で足を失い、両足義足で再挑戦し登頂したMark Joseph InglisとPhilip Dooleのお話をドライバーガイドさんから伺った通り、世界最高峰の山と比べると標高は低いが、登頂難易度は非常に高い。
年間数百人の登山家がサミットを目指すが、その大半は途中で下山しているそうだ。

登頂難易度が非常に高いことに加えて、その全貌を目にすることも非常に確立は少ないらしい。

ガイドさんによると、マウントクックの頂上まで見ることのできる確率は30%。

なんと私たちA班は、その30%に入ることができた。

30%といっても、曇りでも見えるマウントクックも含めての値である。
となると、青空が背景のマウントクックはさらに低い確率であると考えることができる。

私たちは、30%以下の確率でしか見ることのできない景色を見た。














素晴らしい天候のもと、氷河湖めぐりツアーに参加。

氷河湖とは、地球温暖化の影響で氷河が溶け、末端部分にできる湖のこと。
タスマン氷河が作り出したタスマン湖をボートでめぐる。









氷河湖ツアーでのガイドさん






氷河湖ツアーの後、マウントクックからテカポへ。






テカポはミルキーブルーの湖と湖畔に佇む小さな「善き羊飼いの教会」が織りなす風景が有名な小さな街。
夜の星空も忘れてはいけない。

紫色のルピナスが咲き乱れ、湖と空の青色がさらに鮮やかに見える。






善き羊飼いの教会






「湖畔レストラン」にて、サーモン丼や天ぷらをいただき、夜の星空ツアーに向けて、少しの休憩・・・


名物、サーモン丼


心配された天気も悪化することなく、多少の雲はあるものの、マウントジョン天文台へ!

のはずが、強風の影響でマウントジョン天文台から、コーワンズヒル天文台へ変更。

コーワンズヒル天文台は、車で7分ほどの所にある小高い丘である。

南十字星や星団・星雲、最も明るい星であるシリウス、マゼラン雲など、時間が経つごとに表情を変える満点の星空は、いつまでも眺めていたいほどの輝きであった。



星空ツアー EARTH & SKY オフィス










社員旅行5日目の朝はカフェで朝食をとったあとクライストチャーチからシンガポールへ。

ニュージーランド3泊4日間の滞在は幕を閉じる。


カフェにて朝食♪






シンガポールではB班と合流。

6日目午前中にマーライオンやインド街、アラブ街、サンズスカイパーク展望台などを観光後、空路羽田へ。












アラブ人街にて






マーライオンのトリック写真★






ニュージーランドの大自然を満喫した2016年社員旅行。
6日間の社員旅行はあっという間に過ぎたが、中身はとても濃い時間であった。


クィーンズタウン ★★★★★ 大自然に囲まれた観光地!アクティビティが充実していて、ショッピングもできる。楽しみ方がたくさん!!
マウントクック ★★★★ 澄んだ空気と大自然を堪能。天気が良ければ様々なアトラクションが楽しめる。
テカポ ★★★★★ ミルキーブルーの湖と満点の星空は圧巻。いつまでも忘れられない風景となるでしょう。

(2016年 11月 須能麻葵)

イタリア
ナポリを見て死ね?いやいや、他も見ないと死ねません!イタリアの風景・人に癒されまくりの旅
エリア:
  • ヨーロッパ>イタリア>カプリ島
  • ヨーロッパ>イタリア>シラクーサ
  • ヨーロッパ>イタリア>イタリアその他の都市
テーマ:世界遺産 グルメ 歴史・文化・芸術 
投稿日:2017/01/13 10:48
昔、イタリア嫌いなイタリア人の友人が「イタリアなんて何もないよ!良いところはピッツァくらいだね」と言った言葉が忘れられない。

それから私にとってイタリアとは、何もないけどロミオとジュリエットの国ぐらいの認識であって、まぁいつか行くことがあるとしても、ロミジュリごっこでもしに、舞台となったヴェローナぐらいかなと思っていた。
自ら行く可能性はほぼほぼ0パーセントであった国に、今回出張でお邪魔することになった。しかも行先はナポリ、カプリ、シチリア。
ロミオもジュリエットも短い人生の中、一度も行った事がないであろう行先。

家族には「いいやん、シチリア!ゴッドファーザーがいるよ!憧れのマフィアの聖地やで!」と送り出された。
いやいや。極道の妻になるのが夢だったのは小学生までの話であって、私ももういい大人である。イケメンマフィアに騙されないようにと、心新たに出発した。

そして数日後。
見知らぬイタリア人に誘われ、カフェでへらへらお茶をしている私がいた。
人生何があるか分からないから面白い。

残念ながらマフィアに会うことはありませんでしたが、景色・建築物の素晴らしさもさることながら、ほとんど言葉の通じない会話でありながらも、お茶を御馳走になり、夕食を御馳走になり、イタリア人の優しさにすっかり心奪われた今回の旅。
少しでも皆様のご旅行の参考になりますように。
このサイズのピザも6ユーロ!

まず訪れたのはカプリ島。
ナポリからフェリーで向かうのですが、事前にフェリーチケットはインターネットで購入済みだったので、簡単に乗ることができました。

カプリ島と言えば、青の洞窟。
青の洞窟と言えば、カプリ島。
沖縄にある青の洞窟にはよく遊びに行っていたので、ずっと本物はいかほどに美しいのかと興味があったのです。

それはそれは楽しみにしていた本家青の洞窟。
「今日はね、水位が高いからでないよ」
ええええ!カプリには一泊しかしないのに・・・ナンタルチヤ!サンタルチア!(最近の子には通じないギャグ)

急遽ガイドブックを取り出し、レストランのおじさんに聞いたお勧めハイキングコースへと出発した。
ハイキングコースは約2時間。ハイキングをする予定など毛頭なかった私は、重たいブーツで息を切らしながらコース途中にある心臓破りの階段を登ることになったが、このハイキングコースからの眺めも絶景!






そしてカプリの町並みはとても可愛らしくて、タイルやお花を使って上手に住んでいるお家を見ているだけで楽しくなってきます。




ワンちゃん用のバー


可愛い呼び鈴


港のある中心地、カプリ地区はやはり観光客が非常に多く、色んなお店から日本語や韓国語で話しかけてもらいました。
滞在ホテルは、中心地からバスで20分程度かかるアナカプリ地区だったのですが、こちらは団体客がいないので、のんびりとお散歩することもできます。バスでの移動は少し面倒ですが、バスも頻繁に出ているので、宿泊はアナカプリ地区が正解なのかなという感じがしました。

青の洞窟に入れなかったらどうしよう・・ホテルで寝るか、などと考えていたのですが、全く問題なくカプリ島を楽しむことができました。
もし青の洞窟に入れなかった時のために、しっかりした靴を一足持っていかれるのをお勧めします。

その後訪れたシチリア島では、専用車・バス・列車を駆使して素朴で美しい島を満喫しました。
カターニアのフィッシュマーケット


生きてるカタツムリちゃん


ラグーザ


モディカ名物のチョコレート


花のじゅうたん祭りが行われるノート


さて、そんなシチリアにある「パラッツォ・アドリアーノ」という街を、みなさんご存じでしょうか。
パレルモから車で約二時間もかかるその小さな街に行くには、専用車を利用しなくてはならず正直実際に行ってみるまで、ちょっとしんどいなどと考えていたのですが、車から降りた瞬間、映画のセットの中に迷い込んだような錯覚を覚えました。

それもそのはず、この街はある名作映画のロケ地として、公開から28年が経った今なお、世界中のファンが集まってくるのです。
映画好きでなくても一度は聞いたことがあるであろう「ニューシネマパラダイス」
イタリア国内だけではとどまらず、日本で上演された際にも大ヒットした、不朽の名作として知られるこの作品ですが、撮影時よりは多少建物はキレイになっているものの、ほぼ映画の中のままの姿を見ることができます。映画の中と同じく、素朴で優しそうな人たちが行きかう広場に立つと、今にも主人公トトが笑顔で走ってきそう。
町の中では、トトがエレナをくどいた教会や、トトの家を実際に見ることもできます。
残念ながら映画館は現在ありませんが、すぐ近くの建物で、主人公トト役をした俳優、カシオの親戚などが「ニューシネマパラダイス博物館」を運営しており、撮影当時の貴重な写真や小道具などを見ることができます。
映画のままの広場


ニューシネマパラダイス博物館


映画で使われた小道具




原田マハの本が飾ってありました






「今でもこの町の唯一の娯楽は映画ですよ」と言われたら信じてしまいそうなくらい、大きなスーパもなければゲームセンターももちろん無い町の中には、とても心地いい静けさが流れていました。
少し遠いですが、映画ファンであれば是非お勧めの観光地です。

パレルモはシチリア2番目の都市というだけあり、見所がたくさんあって、一日では回れないくらいでした。
建築や歴史が分かっていればもっと面白かったと思うのですが、無知な私がみても素晴らしいと感じるものがたくさん。

パラティーナ礼拝堂


サン・カタルド教会


原田マハの本が飾ってありました


マルトラーナ教会


マリオネットも有名(怖い・・)


そして、一風変わった観光地へも足を運んできました。
旧市街から少し離れた場所にあるそこは、入り口も小さくひっそりとしています。
そして、地下へと降りていくと、さっきまで外で大笑いしていた観光客たちも段々、神妙な顔つきになってくる。それもそのはず、そこに並んでいるのは8,000体ものミイラたちなのです。
カプチン派のカタコンベは、バスに乗って少しの距離にあります。
手を伸ばせば届きそうな距離にずらりと並ぶその姿は、最初はとても怖く難じるのですがそのうちにとても不思議な気持ちへと変わっていきます。
生きると云う事は死へと日々進んでいくことであって、生きている時間より死んでいる時間の方が圧倒的に長いという当たり前のことを気づかせてくれます。
そして二歳のままで時を止めてしまった少女のミイラは、1920年に亡くなったとは思えないほど、約100年の時を経た今でもなお、眠り続けているようにその姿をとどめていました。
写真撮影は禁止されていますが、日本ではなかなかできない体験でもありますので、お時間があれば足を運んでも面白いかもしれません。

今回の旅で、観光客が多い街や観光客相手の人には英語でも問題なく話すことができましたが、英語が通じない場面も多々ありました。
しかしそんな旅の中、たくさんの温かいイタリアの人達に助けていただき、無事に旅を終えることができました。
日本では考えられない事ですが、8時間もかかる列車移動で仲良くなった夫婦に夕食をご馳走になり、タクシーの運転手さんに朝ご飯をご馳走になるという、なんともありがたい経験もすることができました。どちらもほとんど英語は通じなかったのに、見ず知らずの私にこんなに良くしてくれる人たちの優しさにとても心が温かくなりました。
果たして逆の立場だったとして、そこまで旅行者に優しくなれるだろうか。自分自身を省みるいい機会にもなりました。

コーヒーとマフィンを御馳走してくれたタクシー運転手さんは、今までイタリアを出たことが無いそう。(と思う。片言なのでもしかしたら違うかも知れない)でも、日本は大好きだと言ってくれていた。(と思う)
日本は決して運転手さんが言うように良いところばかりの国ではないと思うのですが、今後彼が出会う日本人が、優しい彼の心を傷つけることの無いようにと心から祈るばかりです。

そして彼がしきりに言っていた「アーモンド!」「ナッツ!」という言葉が頭から離れない。
果たして、彼は私に何を伝えようとしていたのか。
彼の実家がアーモンド農園なのか、もしくはアーモンドは健康に良いよということなのか、アーモンドの花の季節はキレイだから見においでということなのか。
謎は謎のまま、彼は優しい笑顔で、旅立つ私を見送ってくれた。
世界に新たに一つ増えた謎は、いつかまた私をイタリアへ呼んでくれるかもしれない。

海外では特に、十分に安全に気をつけなくてはいけないが、こういった出会いも旅の醍醐味だと再認識。
旅とは観光地を見ることだけではないから面白い。

ローマやベネチアのTHE観光地を巡る旅行も、とても魅力的で楽しいと思いますが、素朴で優しい人たちが暮らすシチリアへのご旅行はいかがでしょうか。
アーモンドの謎を解きに、また戻ってこれますように


パラッツォ・アドリアーノ★★★★★
是非映画を見た後に!映画を見れば必ず行きたくなるはずです。

カプリ★★★★
海が好きな人なら大満足のリゾート

イタリアの人たち★★★★★
出会った人達みな良い人でした。出会いに感謝。

(2016年11月 大野史子)

スイス
ハイジの世界だけじゃないスイス! 〜トラベルパスをフル活用してディープにめぐるスイスの旅〜
エリア:
  • ヨーロッパ>スイス>ローザンヌ
  • ヨーロッパ>スイス>ベルン
  • ヨーロッパ>スイス>ロカルノ
テーマ:ハイキング・登山 世界遺産 グルメ 
投稿日:2017/01/12 15:29
評判通りやっぱりイケメンなマッターホルン様。朝焼けは必見!


ベルン郊外、エメンタール地方のチーズ工場で大人の社会見学


のあとはやっぱりスイス名物チーズフォンデュ!


今回、レイルヨーロッパ様のご招待でスイスへのファムツアーに参加させていただくことになった。訪問地はベルン、ティチーノ州(ベリンツォーナとロカルノ)、ツェルマット、モントルー、ローザンヌ。ドイツ語圏、フランス語圏、イタリア語圏すべてを訪れるまさに大周遊の旅。
スイスといえばやっぱりアルプスの少女ハイジ。スイス旅行の目的も、アルプスの山々を眺めて、「口笛はなぜ〜」と口ずさみながらハイジの世界に出てくるような草原と村をハイキング、、、という方が大多数(のはず)。けれど、今回スイスを大周遊したことでスイス旅の新たな魅力・可能性を見つけてきました。そんなディープなエリアにスポットを当ててみたいと思う。
<歩くもよし眺めるもよし!旧市街全体が世界遺産の首都ベルン>

スイスの首都は最大の都市チューリッヒではなく、人口10万人台のベルン。私たちがイメージする「首都=大都市」のイメージと全く違う、静かで落ち着いた街だ。日本からの直行便があるチューリッヒ空港からは列車で約1時間20分、成田空港からバスで東京駅までの時間とほぼ同じ。
この街の特徴はなんといっても旧市街全体が世界遺産に登録されていること。他のヨーロッパの街が度重なる戦火の被害に遭ってきたのに対し、永世中立国のスイスは大きな戦争を経験したことがない。それゆえベルンの街は中世の姿がそのまま残っている。





街歩きの際に見逃せないベルンならではの風景が、ヨーロッパ最長の全長6kmに及ぶアーケードと約100か所の交差点や広場にある泉、そして街の中心にそびえる時計塔。旧市街のサイズは街歩きにぴったりの広さなので、これらのポイントを見て回ってもそれほど時間がかからない。
アーケード内の時計屋さん


シムソン泉。水はそのまま飲むことができるのだとか



1時間に一回からくり仕掛けが動く、ベルン一のランドマーク時計塔


また朝にはスイスらしくチーズや肉が並ぶマーケットも開かれるので、こちらもぜひチェック。



よほど私が物欲しそうな目をしていたのか、売り物のソーセージを一切れくれたイケてるおにいさん


そんなベルン旧市街の全体を眺めるなら、歩いて気軽に行けるバラ園へ。ベルンの街は三方をアーレ川に囲まれ、崖の上に広がるような地形になっているので、立体感があり家々がぎゅっと詰まったような美しい街並みが手に取るように見える。


チューリッヒ空港とグリンデルワルトやツェルマットの間にあり、アクセスもいいベルン。アルプス観光のついでに街歩きを楽しんでみては?おっと、ついでというには失礼なほどいい街ですよ!

<所変われば言葉も変わる、言葉変われば雰囲気も変わる ベリンツォーナとロカルノ>

スイスがドイツ語圏とフランス語圏、イタリア語圏、ロマンシュ語圏の4つのエリアに分かれるのは有名な話。でもドイツ語圏の人口が6割以上と大多数なのに対し、イタリア語圏の人口は1割にも満たない。さらに州でいえば南部のティチーノ州だけで、ここがスイス旅行のメインになることも滅多にない。
そんなわけで、今回訪れたベリンツォーナとロカルノも他の都市に比べると圧倒的に観光客は少なかったが、もったいないほどのいい街だった。
まずはベリンツォーナ。街に立派な城が3つもデンと鎮座しており、すべて世界遺産に登録されている。
今回は街の中心部にあるカステルグランデに入場。
街のどこからでも目に入るカステルグランデ




なんと城内にブドウ畑が。そしてここで採れたブドウでつくられたワインを、城内のレストランでちゃっかり味わうことができる。ブドウ畑にレストランにと、ちょっと破天荒な城なのだ。
ワインの名前はそのまま「カステルグランデ」。ラベルもかわいい!


さらにスイス秋の味覚ジビエ料理も!いただいたのは鹿肉ステーキ


そのベリンツォーナから電車で30分、ロカルノへ。マッジョーレ湖の湖畔にある明るいリゾート地とのことだが今は秋、そしてあいにく雨模様だったので街歩き中心の観光。その街並みが色鮮やかで、ベルンなどとは全く違う完全に南欧な雰囲気が漂っていた。



内装が美しいキエーザ・ノーヴァ教会


またカフェが多く、どこも地元の人でにぎわっているのもイタリアを思わせる。



そしてなんといってもイタリア語。ベリンツォーナもロカルノも、イタリア語の響きが聞こえるだけで街全体がどこか陽気で楽しそうに思えてしまう。言葉だけでここまで街の印象が変わってしまうとは・・・。改めてスイスという国の多様性に魅了される。

今年ティチーノ州へとつながる新トンネル、ゴッタルドベーストンネルが開通しアクセスがさらに良くなることが期待される。このゴッタルドベーストンネル、なんと全長57kmと世界最長のトンネル。国じゅうを走るアルプス山脈をものともせず古くから多くのトンネルや登山鉄道をつくりまくってきた鉄道大国スイスでもこのトンネル工事には相当気合いが入っていたようで、定期運行が始まるまでの期間限定で「ゴッタルディーノツアー」を企画し、トンネル内を観光客に公開している。今回、幸いなことにそのツアーに参加させていただくこととなった。
ツアー参加者限定パスポート。やっぱり気合い入ってる!


パネルに「Seikan Tunnel」の文字。そう、ここの前は青函トンネルが世界最長だったのだ


トンネル工事のドキュメンタリー映像。プロジェクトXのようで感動的!


17年の歳月と1兆円の費用を費やしたこのトンネル開通によりチューリッヒからイタリアのミラノまでの所要時間は今までより1時間も短縮され、スイス内のみならず周辺の国々への移動も一気に便利になるとのこと。鉄道大国スイスの集大成といっても過言ではないこのトンネル、通過する際はその気合いに思いをはせてみては?


<ブドウ畑+レマン湖+アルプス=大絶景!ラヴォー地区でほろよい散策>

数ある世界遺産のなかで、唯一その対象がブドウ畑になっている場所が実はスイスにある。フランス国境近く、レマン湖沿いのラヴォー地区がそこで、知る人ぞ知る質の高いワインの生産地。とはいってもこちらはワインのワの字も知らないど素人、行って楽しめるのだろうか・・・。
ラヴォー地区はブドウ畑のまっただ中を歩くハイキングコースが整備されており、まずヴヴェイから「ワイン列車」に乗って斜面の中腹の駅で下車してレマン湖沿いの村まで歩いて行くのが一般的。ワイン列車といっても普通のローカル列車と変わりはないのだけど、そのネーミングを聞くだけでなんとなくテンションが上がってしまう。
車窓にはさっそくブドウ畑。こんな中を歩けるなんて!


シェーブル駅で降り、ハイキングコースをどんどん下っていく。期待通り目の前にはブドウ畑とレマン湖、そして遠くアルプスが織りなす大絶景が広がった。


湖畔の小さい村が見えるのもまた美しい!


ここで美味しいワインが生まれるのもこの絶景があるからこそ。ラヴォー地区は本物の太陽、湖の反射光、石垣が蓄える熱の「3つの太陽」に恵まれているといわれ、ここのブドウでつくられるワインはそれはそれは絶品なのだそうだ。

途中の村では、観光客がカヴォー(ワイナリー)に寄って農家の方と談笑している。ここでカヴォーをはしごしながらテイスティングさせてもらい、ほろよい気分で散策を楽しむのがおすすめとのこと。


それはちょっとハードルが高い・・・、そんな方におすすめなのがレマン湖畔のリヴァ村にあるビジターセンター、「ヴィノラマ」。ここではラヴォーじゅうのワインが集まり、専門家のアドバイスを聞きながらテイスティングや購入が可能ということで人気の施設。ワイン生産の過程を撮った日本語のドキュメンタリー映像も見れる。



ワインのプロが注ぐ一杯


スイスのワインはほぼ国内で消費されるため国外輸出量が少なく、しかもここラヴォー地区のブドウ畑は斜面に沿っているため手入れの手間がかかり、これから生産量が減ってしまうかも。。。とのこと。日本の棚田と同じく、美しい景観は関わっている人々の苦労のたまものなのだ。
そういうわけで、この貴重なラヴォー産ワインをぜひスイス土産に!ボトル2000円程度のものもあり、値段もお手頃ですよ。

ワインど素人でもこんなに楽しめるラヴォー地区、もっと多くの人に来て欲しいような、でもまだまだ穴場でいて欲しいような・・・。とにかく今までのスイスのイメージを覆されるような、100%オススメできる場所に間違いありません。

<スイスの鉄道を使いこなしてストレスフリーな旅行を!>

今回こんなにスイスの国じゅうを周遊できたのは、弊社ツアーでも使っているスイストラベルパスがあってこそ。このパスがあるとスイス全土でほとんどの鉄道、バス、湖船、路面電車などの都市交通が「乗り放題」。スイス自慢の登山鉄道やロープウェイなども割引になり、しかも490以上の美術館、展覧会の入場も無料となる優れもので、これを旅行に使わない手はない。スイスと聞くととにかく物価が高い!というイメージがあるけれどこのパスを使えばおトクに旅行でき、いちいち駅で切符を買う手間が省けるのも嬉しいところ。今回の旅程ではほぼ毎日列車に乗っていたので、このパスの圧倒的な威力と利便性を身をもって体験することになった。
一回乗ると軽く400円ほど飛んでしまう路面電車もスイストラベルパスなら乗り放題


レマン湖では船の旅も楽しめる!


そしてスイスを旅して感じるのが鉄道システムの優秀さ。駅構内にはいくつもモニターがあり自分が乗る列車のホームや乗車位置などを一目で確認できる。日本では当たり前のように思えるけれど、実はこんなに列車案内が充実している国はなかなか数少ない。つまり優秀な鉄道システムのおかげで日本と同じ感覚で旅行できるのはスイスぐらいなのだ。
ベルン駅構内にて


チューリッヒ空港は地下へ降りるとすぐに駅があり、入国してすぐ列車移動も可能!


それどころかラゲージサービスという日本のはるか上を行くようなシステムもある。出発駅で荷物を預け到着駅で受け取るという、旅行しながら宅配便を利用しているような新感覚。これを使えば列車に乗るたびにスーツケースの置き場所に悩んだり、コインロッカーを探してうろうろしたり・・・という海外鉄道旅行あるあるともおさらば!
しかも預けたその日のうちに目的地で受け取れてしまうエクスプレスラゲージサービスもあり、かなり利用価値は高い。
ラゲージサービスカウンター


カウンターにあった小学校の歴史教科書レベルの落書き


そのほか列車の遅延はほぼないし、国土が小さいうえ国じゅうで路線網が充実しているので移動時間が少ないし、、、とスイスの鉄道に感心しているときりがないほど。ストレスを感じることなく移動でき、気軽にあちこち旅できるのがスイスの最大の魅力なのかも。

スイスという国は他のヨーロッパ諸国に比べ、リピーターの方や特別な思い入れを持っている方が多いある意味特殊な国。今回訪れたところは、私のような初スイスの方も、何度も旅行経験があるスイスマスターな方も思いっきり楽しめるはず。ハイジには申し訳ないけれど、いかにもスイスな定番観光地だけでなくそんな穴場スポットをこれからも掘り起こしていけたら・・・と思う。

【スタッフおススメ度】
●ベルン ★★★★★
よくあるヨーロッパの古都かと思いきや実は他のどんな街にも似ていない不思議な都市。いい意味で首都らしくない、落ち着いた時間がゆっくり流れる。
●ベリンツォーナとロカルノ ★★★★
日本人がほぼ行かないイタリア語圏。ベリンツォーナの世界遺産の3つの城とロカルノのカラフルな街並みは見ごたえあり!夏はイタリアから避暑に行くのもおすすめ。
●ラヴォー地区 ★★★★★
ブドウ畑、レマン湖、アルプスが織りなす世界でもここだけの絶景は、どこを撮っても絵になる。空港があるジュネーブや人気の観光都市ローザンヌから近く、思い立ったらすぐ行けるのも嬉しい。

(2016年10月 伊藤卓巳)

バヌアツ
こんなにバヌアツって楽しめるの?女子1人旅・南太平洋へゆく!ニューカレ&バヌアツ☆
エリア:
  • 南太平洋>ニューカレドニア>ヌメア
  • 南太平洋>バヌアツ>タンナ島
  • 南太平洋>バヌアツ>エスピリツ サント島
テーマ:ビーチ・島 グルメ 自然・植物 
投稿日:2017/01/11 17:01




今回この旅で、私はすっかりバヌアツの虜になってしまいました。
初めて訪れる国には、よくそういう感情は持つタイプですが、
バヌアツはぶっちぎりで1位です。
みんながよく行くような旅行先で、買い物や食べ歩きをするのをこよなく愛していたTHE王道大好きな私が、
秘境と呼ばれるバヌアツへ、絶対また行きたい!なんならいつか結婚したら、ハネムーンはバヌアツにしたい!
そう思えるくらいハマってしまった、バヌアツの魅力をお届けできたらなと思います。
前後1泊はニューカレドニアにも滞在しました。


☆旅のスケジュール
1日目 成田→ヌメア ヌメア泊(ル・メリディアンヌメア)
2日目 ポートヴィラ泊(メラネシアンホテル)
3日目 サント島泊(ザ・エスプリットホテル)
4日目 サント島泊(ザ・エスプリットホテル)
5日目 ポートヴィラ泊(グランドホテル)
6日目 タンナ島泊(ホワイトグラスオーシャンリゾート)
7日目 ヌメア泊(ラマダプラザヌメア)
8日目 機中泊
9日目 成田着

という行程で、時計の針を2時間進めて9日間の旅スタート。
エアカラン座席


◇1日目◇
日本からニューカレドニアまでは、エアカランの直行便で約8時間。
映画の種類が豊富で、日本語の表記もあるので、あっという間のフライトになりました。
時差は日本より2時間進んでいます。
ヌメア国際空港は、コンパクト。とても分かりやすいので、迷うことはないでしょう。
空港から市内までは、車で約50分。
この日のヌメアは快晴!


ヌメアでは主にホテルインスペクションをしたので、いくつかホテルをご紹介します。

☆ル・メリディアン
日本人一番人気のこのリゾート。ヌメア随一の高級リゾートで、パームビーチショッピングセンターにへ徒歩圏内という便利な立地でありながら、静かな環境でゆったり過ごせます。
ル・メリディアン スーペリアルーム


ル・メリディアン 中庭プール


☆シャトー・ロワイヤル・ビーチリゾート&スパ
ル・メリディアンの横にあるのが、このリゾート。全室キッチン付きのコンドミニアムタイプで、暮らすように設計されているのがうかがえます。洗濯機・乾燥機が無料で利用でき(受付にて洗剤購入要)、製氷機に利用も無料です。またチェックアウト後もフィットネスセンターのシャワーが無料で利用できます。「あったら便利」なサービスが充実しているので、個人的にはここがいちばんおすすめです。
シャトーロワイヤルリゾート プレスティージュルーム


シャトーロワイヤルリゾート プレスティージュルーム


シャトーロワイヤルリゾート 広々キッチン付き


☆ヌバタパークコンプレックス
旅のスタイルに合わせて選べる3つのタイプの客室が入っています。最もグレードが高いのがル・パーク、その次がエキゾチックな雰囲気のル・ヌバタ、そしてル・パシフィック。
ヌバタパーク ル・パシフィック


ヌバタパーク ル・ヌバタ


ヌバタパーク ル・ヌバタ


☆ヒルトン・ヌメア
アンスバタの中心に建つ4つ星ホテルで、全室にキッチンやオーブン、電子レンジなどが備わっているコンドミニアムタイプです。ホテルの裏にはショッピングセンターがあります。

ヒルトンプロムナード 3ベッドルーム


ヒルトンプロムナード 3ベッドルーム


ヒルトンプロムナード ウエディング用チャペル


◇2日目◇
この日はエアカラン国際線に乗ってバヌアツへ入国します。
ヌメアからだと約1時間で着いてしまうので、なんだか国際線な感じがしません。
大雨の中のエアカラン


到着すると、とてつもなく激しい大雨が私を出迎えてくれました。ありがとうございます。
バヌアツ牛のステーキ 焼き加減は自分次第


バヌアツ牛のタルタル ほっぺたが落ちる


バヌアツ牛ステーキはボリューム満点


バヌアツへ行ったら絶対食べてほしいのが、バヌアツビーフ。赤身の肉なんですが柔らかくて、とろけます。
ステーキでも、カルパッチョにしても、タルタルにしても、全部美味しい!
メラネシアンホテル


◇3日目◇
エア・バヌアツ


この日はポートヴィラから国内線でサント島へ。
エア・バヌアツという航空会社を利用します。
バヌアツの国内線は、受託手荷物の上限は10kgまで。手荷物は4kgまでです。
バヌアツで離島に行くときは、スーツケースなどの大型荷物はホテルで預かってもらうことになります。
ポートヴィラ国内線チェックインカウンター


搭乗券。ぺらぺら。


出国税を払うとスタンプを押してもらえる


チェックインを済ませたら、すぐ近くにある窓口で出国税200バツを支払います。
支払うと搭乗券にスタンプを押してもらえます。これで搭乗準備はOK。

エア・バヌアツ機内


サント島空港


約1時間でサント島に到着です。
カヌー乗り場へ到着


リリーカヌーに乗ってゆらゆら


ベテランガイドのまゆみさんに出迎えられ、そのままリリーカヌー&シャンパンビーチツアーに出発です。
グリーンがかった水の色


リリーブルーホールに到着


恐ろしいほど透き通ったブルーホール


十分に堪能したあとは、車で北へ走り、ジャッキーズブルーホールへ。
ジャッキーズブルーホール


シュノーケリングに挑戦


ジャッキーズブルーホールは、リリーブルーホールより濃い青をしています。
海中を見るのは苦手ですが、せっかくなのでシュノーケリングもしました。
魚たちが鮮明に見える


優雅に泳ぐ魚たち


うう、魚がたくさん。魚群が苦手なので、魚の写真はガイドのまゆみさんが撮ってくれました。
パパイヤと生アーモンド


人がいないので独り占めできるシャンパンビーチ


シャンパンビーチではしゃぎまくる


シュノーケリングを楽しんだあとは、さらに北上してシャンパンビーチへ。
とてつもなく美しい水色でした。そして何より、人がいない。
バヌアツのビーチはいつだってプライベートビーチなんだそうです。
プライベート感溢れるシャンパンビーチ


ポートオリーに到着


素敵なお家


ココナッツクラブは絶品


ポートオリーに移動して、ランチタイム。
ここのレストランで食べるココナッツクラブは絶品です。
バヌアツのビールといえば、TUSKER!


◇4日目◇
この日はミレニアムケーブツアーに参加します。このツアーでは4つのingが楽しめます。
・トレッキング
・ケイビング(洞窟の中を探検すること)
・キャニオニング(岩をよじ登ったり、隙間を這っていったりすること)
・スイミング
とんでもなくアドベンチャーなツアーです。
普段使わない筋肉をふんだんに、すべて使います。
健康の方でも、へとへとのぼろぼろになって帰ってきます。
ツアー内容

ツアーの順路は、こんな感じ。
竹の橋を渡ります。ガイドさんはビーサン。


最初はゆるやかな下り坂


ガイドさんが植物の説明をしてくれる


まずは洞窟を目指してトレッキングスタート。途中、現地ガイドさんが植物の説明をしてくれながら、歩きます。
はしごで下ったり


河を渡ったり


洞窟の入り口が見えてくる


無事に洞窟へ入れるように、おまじない


洞窟の入り口に近づくと、無事に行ってこれるようにフェイスペイントを施してもらいます。
おまじない完了


洞窟へ潜入!


洞窟の入り口はひんやり


そして、いざ洞窟へ。
洞窟な中はひざ下まで水が浸かる


ライトは必須です


洞窟の中はまっっ暗です。ライトがないと何も見えません。
コウモリやツバメが住みついていて鳴き声が響き渡るし、何より先が見えなくて、不安・・・
とにかくガイドさんに掴まりながら、ひたすら進みます。
出口の光が・・・!


待ちわびた出口の光


神秘的な1枚


ライトを頼りにひたすら暗闇の中を進むと・・・出口の光が見えてきます。
ほっと一安心。
洞窟の出口から出てくる人たち


河辺でランチ


頼もしいガイドさんたちと一緒に


洞窟の出口には河が広がっていて、河辺でランチ休憩をした後は、キャニオニングのはじまり。
岩と岩をつなぐはしご


鎖のロープが命綱


ボルダリングでもしているみたい


大きな岩をのぼったり、すき間を這いでいったり。
え、こんなとこ通るの?という道なき道を進みます。

ガイドさんだけが頼りです。


川を泳ぎます


ライフジャケットがあるから安心


30分ほど進み、次はスイミングです。足がつかないほど深い川を、ライフジャケットをつけてぷかぷか浮きながら進みます。


ぷかぷか


こんなことになると思っていなかったであろうということが、彼の服装からうかがえる


スイミングがいちばん気持ち良い


最後は地獄の壁を登る


40分ほど泳いで、最後は地獄の壁と呼ばれる崖を登って村に戻ります。


急な角度すぎて体力が・・・


同行してくれたガイドさんと


これがいちばんつらかった・・・
傾斜角度85度の崖を、はしごを使ったり、ロープに掴まりながらのぼったり。
途中何度かくじけそうになりながらも、無事に村に帰ってきました。
村に無事帰還


頼もしいガイドさん


かつてない程ハードなツアーでしたが、終わった後の達成感はなんとも言えません。
バヌアツの人がこよなく愛するカバに挑戦!



◇5日目◇
この日はサント島にお別れを告げ、ポートヴィラに帰ります。
グランドホテル


グランドホテル ベランダからの景色


ポートヴィラにあるグランドホテル。全室に専用バルコニーがあり、オーシャンビューなので景色が最高です。また市内中心部にあり、マーケットまでもすぐなので、立地も◎です。

◇6日目◇
この日はタンナ島へ向かいます。
ホワイトグラスオーシャンリゾート


ホワイトグラスオーシャンリゾート


ホテルスタッフの方に出迎えられ、10分ほどでホワイトグラスオーシャンリゾートに到着。
カスタムビレッジツアー 調理中のみなさん


ラプラプを作ってくれる


数秒で火がついた!


午前中はカスタムビレッジツアーに参加しました。
昔からの生活を今なお続けている、原住民の暮らしを見学することができます。
伝統的料理「ラプラプ」を目の前で作ってくれたり、火起こしを見学できたり。
歌って踊ってくれる


子供たちも踊ってくれる


ウェルカムダンスも踊ってくれました。
カメラを向けると嬉しそうにポーズを取ってくれます。


ヤスール火山ツアー ここから火山口まで歩いていく


午後からはヤスール火山ツアーに参加しました。
やや急な上り坂を10分ほど歩く


ホテルからヤスール火山までは、車で約1時間半。
火山口までは、途中まで車で向かうことができます。
車を降りて、10分ほど歩いて、火山口に到着。
黒煙が目の前に広がる




日が落ちてくる


とにかく迫力が尋常じゃありません。
不定期に鳴り響く、どーーーん!という凄まじい爆発音とともに、黒煙が上がります。
あまりの近さに怖くて、後ずさりするほど。
そしてそれを見た女性ガイドさんがずっとそばにいてくれました。優しい。
あたりが暗くなると、火花がよく見える


夜になると花火のようにきれい


18時頃になると日が落ち、火花が花火のように舞い上がります。
夜の方が火山活動は盛んなので、迫力ある光景が見られます。
数日前まで火山活動レベルが上がっていて入場禁止になっていたので、どうなることやら不安でいっぱいでしたが、行く頃には無事レベルが下がっていました。
地球が力強く生きてるということを、全身で感じることができました。
風がとてつもなく強く、また砂ぼこりが舞っているので、ウインドブレーカーとマスクは必須です。

◇7日目◇
エア・バヌアツ プロペラ機


気さくな機長さん


人生初サーフィンに挑戦!


タンナ島に別れを告げ、ポートヴィラへ。
ヌメアまでのフライトにだいぶ時間があったので、サーフィンに連れて行ってもらうことになりました。
人生初サーフィンがバヌアツだなんて、なんだか素敵。
生まれたての小鹿のようなへっぴり腰ではありましたが、無事立つことが出来ました。
ポートヴィラの海も透き通っていてきれいで、カラフルな魚を鮮明に見ることができました。(実際はそんな余裕などありませんでした。)
ポートヴィラの海もきれいなんです


巨大ハンバーガーを食す


あごが外れそうなくらい大きい


ラマダプラザ 1ベッドアパートメント


バヌアツからヌメアへ戻り、ラマダプラザ&スイートへチェックイン。
モダンなインテリアに囲まれたホテルで、スーペリアルーム以外には、食器や調理器具を備えたシステムキッチンが備わっています。

◇8日目◇
アメデ島ツアー船乗り場


船内の様子


最終日はアメデ島日帰りツアーに参加。
ヌメアから45分のクルーズで、アメデ島に到着します。
トレードマークの灯台がお出迎え






グラスボートや木登りショー、パレオの着付けショーなどアクティビティは盛りだくさん。
シュノーケルセットやパドルボートなどもレンタル可能です。
もちろんビーチで1日ゆっくり過ごすのもあり。
おみやげ屋さんも充実




ハネームーナーの聖地という認識が強かったニューカレドニア。
そんなところに1人で行くなんて・・・精神的にやられること間違いない。と思いきや、
春休みの学生旅行としても人気の国になっているそうで、年齢層は若めが多く、また1人旅の方も意外といました。ニーズに合わせたホテルがたくさんあったので、家族連れ、カップル、女子旅、1人旅、あらゆるタイプの方が楽しめるリゾートだと思います。


大きなハイビスカス


そしてバヌアツ。ここはみんな知らないだけで、自然、文化、食べ物、どれをとっても本当に、魅力がぎゅうぎゅうに詰まった素晴らしい国です。
他のビーチリゾートに勝るほどの美しい海を持ち、地球の力強さを目の前で見学でき、昔からの人々の生活も垣間見れる・・・
そして何より、バヌアツの人はみーんな楽しくて幸せそう。(笑いのツボが浅いようで、よく笑ってました。)そして優しくて、人懐っこい。
空港で1人待機してると絶対誰かと仲良くなれるし、車に乗っているとすれ違うたびみんなが手を振ってくれます。私がどこの誰かも知らないのに・・・
子供にいたっては、車が通るたび全力で手を振って叫んでいました。
そんな温かくてほっこりするバヌアツの人々と、世界一幸せな国に惚れ込んだ旅となりました。




【スタッフおすすめ度】
●ミレニアムケーブツアー ★★★★★
ジャングル探検の極み!帰還したあとは、なんともいえない達成感が!
●ヤスール火山ツアー ★★★★
火山活動をこんなにも間近で見られるのはここだけ!
●アメデ島日帰りツアー ★★★★
ヌメアに行くなら絶対参加すべし!

(2016年10月 酒井優紀)

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