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日経トレンディ総合力BESTに続きオリコン顧客満足度®でも1を獲得 [プレスリリース]

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今日も旅する!!ファイブスタークラブ世界探検隊

~お客様の代わりにファイブスタークラブ社員が世界中をチェックしてレポートしてきました。~

プロフィール

ニックネーム:
ファイブスタークラブ
居住地:
東京都
会社名:
ファイブスタークラブ
会社英字名:
Five Star Club
会社所在地:
東京都
会社電話番号:
03-3259-1511
業種:
旅行業
自己紹介:
1.全コース1名より催行保証。ツアーキャンセルはありません。(ごく一部のコースを除く)
2.アレンジ自由自在。延泊や減泊、ホテルグレードUP、航空会社指定、何でもできます。
3.基本的に少人数でのツアーで団体旅行のわずらわしさはありません。(ごく一部のコースを除く)
3.遊牧民のゲルにホームステイやサハラ砂漠でキャンプなど、その国でしかできないユニークなオリジナルツアーを企画。
3.毎週土曜日、各方面の専任スタッフが説明会を実施。疑問、質問は何でもどうぞ。(予約制)

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ジンバブエ
象の背中に乗ってリアルアフリカを・滝の飛沫を浴びてパワフルアフリカを ザンビア・ジンバブエ・ボツワナ3国めぐり
エリア:
  • アフリカ>ザンビア>ルサカ
  • アフリカ>ジンバブウェ>ビクトリアフォールズ
  • アフリカ>ボツワナ>チョベ
テーマ:世界遺産 自然・植物 動物 
投稿日:2016/01/04 17:14


出発・入国・ビザ
2年ぶり2度目のアフリカ行の機会が巡ってきた。今回の旅は大雑把に分けると前半が動物、
後半が滝の2部構成。5月初旬にしては珍しい大型の台風の影響をまともに受けて羽田発が4時間近くディレイした。そのため最終目的地のルサカまでの同日接続がほぼ不可能だろうと早くもあきらめた状態で搭乗開始。その先をどうしようかなと考えを巡らせながらドバイまでの11時間を皮肉にも飽きることなく過ごした。そしてドバイ到着。案の定乗り継げず、手際よくエミレーツのスタッフが私を待っているが手には翌日の航空券とホテルバウチャーが・・・それは絶対NG。ここで躓くとすべてがダメになるほど予定が詰まっている。ここからが交渉の腕の見せどころ、なんとか頼み込んでナイロビ経由のルサカ行きの手配をしてもらってゲートまで全力ダッシュ。今回のエミレーツさんの対応にとても感謝している。予定より10時間遅れてようやく夜中0時過ぎにルサカ空港に辿りついた。ところがイミグレーションわかりづらく、かなりテキトーで1時間近くも並ばされた。ビザの取得そのものはいたって簡単でただお金を払うだけで入国カードの類は一切ない。今回はザンビア・ジンバブエ両方行くのでユニビザを取るのがベストということで$50を払った。これはとても便利なビザで30日の間に何度も行き来ができるので滝の観光には最適。ただし今回は行程中ボツワナに1泊したのでジンバブエに再入国する際にあらためてビザを取らなければならなくなり、さらに$30出費した。


カパニロッジとサファリ
ルサカで1泊した翌朝またまた飛行機。昨日1本多く乗ったのであらためて今回の搭乗回数を数えると9回もある。飛行機苦手の私にとって1度の旅で9回は多すぎる。
ルサカからは1時間のフライトでムフェへ、



そこから車でおよそ40分、カパニロッジに到着。
ここは野生動物保護のパイオニアと言われているノーマンカー氏が造った高級ロッジ。





氏は最初のウォーキングサファリ提唱者として有名。宿泊費にはと朝・夕2回のゲームドライブが含まれている。しかもオールインクルーシブなので冷蔵庫の飲み物も全て宿泊費に含まれている。但しなぜかWIFIだけは有料で電気がからむものは別格らしい。



部屋には電話がない。なのでモーニングコールの代わりにスタッフのモーニングノックで目が覚める。朝食後はゲームドライブ、戻って美味なランチ、軽く昼寝をして3時過ぎに太鼓の合図で目を覚ましてアフタヌーンティーへ、軽く1杯しばいた後は再びサファリドライブへ。そして暗がりの中でビールを思いっきり流し込み、美味しいごはん、夜は早く、そして思いっきり闇に包まれる。聞こえるのはヒポの鳴き声くらいか・・・こんなサイクルで1日が流れていく。



自然の中の自然、そして静寂。本当の夜ってこんな感じなんだろう、星がものすごく多く輝いている。街の灯りが当たり前で24時間お店が空いているのが常識国から来た者にとってここはリアルに別世界、都会で暮らす私にとって最高の“非日常空間”がここにあった。舌の肥えた、味にうるさいヨーロピアンのゲストが多いからだろうか、食べものは総じて美味しい。
今回の旅行の中でもっとも食事のレベルが高かった。





ちなみに夜は象やヒポ(=カバ)がうろつくらしく外出しないよう注意をされる。
でももし部屋から出るようなことがあっても見張りのスタッフがしっかりサポートしてくれるので安心。朝から晩まで24時間、このロッジはスタッフ全員のホスピタリティが高く、自然な心配りがとても気持ち良い。







このホテルを経営しているノーマンカーサファリという会社は他にもその広大な公園内に4つの宿泊施設を保有している。インスペクションをさせてもらったがそこにはさらに静かで隔絶されたいたって素朴な空間があった。1週間後のオープンを控え準備中ということもあってゲストはいない。
また一部手直し中のため写真はあまり撮っていない。

ルウィブッシュキャンプ


オープンスペースのシャワールーム


ンソロブッシュキャンプ




カクリブッシュキャンプ




ムチェンジャブッシュキャンプ


基本は5月半ばから10月いっぱいまでの季節営業だが
ムチェンジャのみ11月の2週目から1月の1週目がオフという以外は年間営業している。
手つかずという表現が適切なのだろうか、まさに自然と共生するロッジ。
道中、偶然に動物たちに出あうことも楽しい。

道をふさぐバファッロー


いきなり現れるキリン


サウスルアングア国立公園



マサイマラやクルーガーと比べて知名度は低いが、実は100年近い歴史を誇る、世界屈指のサファリパークでヒポ(=カバ)の生息数が世界一らしい。あまりピンとこなかったが一番というのは凄いことだ。またここは徒歩によるサファリ、いわゆるウォーキングサファリ発祥の地である。広さは9050平方キロメートル。この数字がどれくらい広いか調べてみると鹿児島県並みの広さらしい。
ここではザンビア国内で最も多くの野生動物がいてビッグ5と呼ばれるライオン、レパード、象、バッファロー、サイを確実に見ることが出来る。ちなみに今回のプログラムにウォーキングは含まれておらず、すべて車で楽しませて頂いた。

公園の門番をするバブーン


なんとか見られてラッキーなライオン


寝起きのレパード


あふりか象が好き!


世界一の割にちょっとしか見かけないヒポン


チョベマリナロッジ
空路でジンバブエへそして陸路でボツワナへ。入国にビザは要らない。
入国する際に、マットを踏んで靴の裏を軽く消毒させられる。
これが実に踏み応えがなく、とりあえずやってます的な感じでとても効果があるようには思えない。
拠点となる町はカサネ。まずは滞在するチョベマリナロッジへ





ウェルカム感に溢れる部屋はおっさん一人で泊まるにはちょっと恥ずかしい、可愛いベッド。
バスルームも広くバスタブもしっかりある。またベープマットも備えられていてマラリア対策も万全。WIFIは無料だがロビーでしか使えずしかも電波が弱い。といってもこの前のサウスルアングアもそうだが、自然とふれあい、動物を見る目的で来たのだからそもそもネットなんて必要ないくらいの気構えがないといけない。せっかくなのでいくつか部屋をみせてもらったが一番良い部屋はハネムーンスイート。

メゾネットタイプになっている。


しかしなぜか玄関がなくゲストは窓から入るのがユニーク。空き巣のようだと言ったらもの凄いリアクションで笑われた。



チョベ国立公園
アフリカ大陸の中で多くの動物が生息している地域の一つに数えられるだけあって世界各国から多くの観光客が訪れるボツワナで2番目に大きい国立公園。ホテルでのプログラムは2つで
まず初日は午後から夕方にかけてチョベ川をボートクルーズ。



インドから来たお金持ち(にしか見えない)ご家族、オーストラリアから来た、品のあるやや熟年のご夫婦らとともに会話を楽しみながらのクルーズ。お酒やおつまみも積んであるがそれはしっかり別料金で部屋にツケられる。川はおだやかなので揺れも少なく酒酔い、船酔いの心配はほとんどない。
さっきのランチで食べた(かもしれない)ワニ



ねばった甲斐むなしくこれ以上姿を見せないヒポ



水遊びをする象


チョベは象が多い。サウスルアングアはカバが世界一だがこっちは象の生息密度が世界一で7万頭近くいるらしい。これまたピンとこなって感じだけど一番という事は凄いことだ。1頭単位で見るよりこのような群れの方が美しく感じる。もし一気に7万群れていたらどんな感じなんだろう?想像することが恐ろしい。川の左手にはナミビアが見える。



象のファミリーと沈む夕陽が印象的だった。





翌朝は4時半起き。5時前にはホテルを出発してゲームドライブへ。



昼間は暑いが朝はかなり冷える。出発の時に毛布が配られた。
朝は思ったより動物が少ない、というかたまたまなのかほとんどいない。
出発時の興奮もだんだん冷め、あきらめかけてきたところでライオンが登場。





サファリの定番、やはりこれが一番かなと思う。今回は多く見られたのが収穫だった。
そして途中でお決まりのコーヒーブレイク



エレファントバックサファリ
エレファントバック、つまり象の背中に乗るために、チョベホテルから約40分かけてスタンレーアンドリビングストーンプライベートゲームリザーブというとても1度で覚えられない長い名前のところへ出かけた。



時々落ちる人がいるらしく、乗る前にガイドからいくつか注意事項を聞かされる。また他の動物が襲ってくるかもしれないという、もしもの場合に備えてガイドがライフルを持って先導・護衛する旨の説明と、何かあった場合は自己責任だよということをしっかり念押され、やや怯えながら書類にサインをしていざ出発。



インドで乗って以来、5年ぶり人生2度目の乗象。あらためて象はデカいと思った。



前にガイドが乗っていわゆる運転をするのだが、象はとてもおとなしくて従順な動物であることを知り、ついでに何年か前に読んだ秋元康氏の「象の背中」はとても印象的で忘れられない小説だったなと繋がっていく。今の自分と同じくらいの年齢の主人公が会社の健康診断で余命数日と宣告され、今まで関わっていた人たちと最後の時間を過ごす旅に出るような、そんなストーリーだったと記憶している。急にそれを思い出し、象に乗りながら少し人生を(というと大げさだが)最近会っていない友達や昔のことを振り返ってしまった。そのせいでガイドの話を全く聞いていない。時折何か叫びながら一生懸命話しかけてきたが思いっきり無視してしまい申し訳なかった。



サファリそのものはほとんど動物が見られず単なるお散歩で終わってしまった期待外れの内容だったが、高い位置から眺める360度の景色は見応えがあり、あっと言う間であったが貴重な体験となった。



このツアーには参加者の思い出のためにCDとDVDの販売用のカメラマンも同行していた。



買わなかったらかなりの無駄足になるんだろうな・・・なんて密かに同情している私を下から後ろから前から激しく撮っていた。遊園地や観光地にあるこの手の写真は絶対買わない主義ではあるが、今回ばかりは終了後のデモCDを見たら欲しくなってしまい、つい勢いで20ドルを払って買ってしまった。

大迫力のビクトリアフォールズ
そして今回のメインであるビクトリアフォールズへ。
まず先にザンビア側から。玄関となるリビングストーン空港からは車で10分ほど、いよいよビクトリアフォールズへ。滝がナマで見られると思うと徐々に興奮してくる。口数の少ないガイド同行でザンビアのモシオトゥニャ国立公園のゲートをくぐる。轟く音を聞きながら熱帯雨林のような緑に覆われた道を抜けるとついに滝が姿を現した。



まさにその瞬間が最も感動的。最初は肉眼と決めていたのでカメラにはおさめず、しっかりと脳裏に焼き付けた。このシーンは一生忘れないであろう。20代の頃ナイアガラを見た時もえらく感動したがそれよりはるかにいい。友人から聞いていたが、そもそもスケールが違う。まさに久しぶりの百聞は一見にしかず体験で、目だけでなく耳からもその凄さがガツンと伝わってくる。



ビクトリアフォールズは1年中観光を楽しめるが雨期と乾期では水量に大きな差がある。
雨期のピークでは水量が増え過ぎるため水煙で滝が見えなくなる場合もあり、逆に乾期では水量が激減し迫力に欠ける場合もある。そのため4月から6月の乾期が始まったばかりの頃が観光のベストシーズン、つまり一番いい時に行ったことになる。ただし残念ながら水量が多すぎるため悪魔のプールには入れなかった。



来る途中、車の中でガイドからカッパや傘、サンダルなどの持ち物チェックを受けたがナイアガラのイメージで臨んだため何の準備もせず、はっきりいってナメていた。飛沫がハンパじゃないため途中でカッパを借りることに。このカッパコーナーがとても都合のいい場所にある。カメラも覆える大き目のサイズを選んで再出発。前に進めば進むほど飛沫が激しくなり、ヤバイ・ヤバイと心の中でつぶやきながら、なんとか写真におさめようとトライする。
予想以上の水量に同じ場所に長く立ってはいられなかった。



中で最もスリリングなポイントはナイフエッジブリッジだろう。



橋の手前、左手に見える虹が綺麗だ。



先端にはリビングストーンが立ったというデンジャーポイントが見える。



この橋は狭い!すべる!揺れる!前が見えん!のマイナス要素に溢れるが逆に前向きに捉えると
轟音・飛沫・振動の3拍子揃ったとてもエキサイティングな体験ができる、これぞ天然のテーマパークではないだろうか。



すぐ目の前は切り立った崖。身を乗り出したらアウトか、という角度からもかなりスリリングな絶景を楽しめる。 水の少ない時期は迫力こそ劣るが全体が見通せるらしくザンビア側では崖の縁まで行くことができるそうだ。以上、中身の濃い30分だった。
そして中1日置いて今度はジンバブエ側からの観光。滝の見られるビクトリアフォールズ国立公園へは泊まっていたレインボーホテルからは車で5分、歩いても30分くらいのところにある。



こっちは大きく6つのパートに分かれていて順路に沿って効率よく見られるのがポイント。観光距離がザンビア側より長い。公園内は遊歩道が整備されているので歩きやすいジャングルの中といった感じか。園内に入ってもしばらくの間は木で隠れているので滝がすぐには見えないが、森の向こうから轟音がする雰囲気がたまらなく、歩くにつれて興奮してくる。

デンジャーポイント


イースタンキャタラクト


レインボーフォール


ホースシューフォール


メインフォールズ


デビルズキャタラクト


このようにポイントによって楽しめる。晴れたり曇ったり、タイミングで表情が変わるのでおそらく1日中いても飽きないだろう。ザンビアで心得たので一応、カッパを借りたがデンジャーポイント以外は飛沫も少なく、思ったより濡れない90分だった。このように両方を体験したがどっちがいいのか?
となると難しい。ザンビア側は公園入ってすぐ、意外と早くにその姿を現す。そして滝そのものが近く感じる。虹も綺麗に見えるし、なんといってもブリッジがスリリング。歩く距離は短くあっという間の30分そこそこで終わってしまうが中身は濃い。一方ジンバブエ側は6つのポイントがあって歩く距離が長く、やや滝が遠くに見える。こっちの方が写真を撮りやすい。まとめると最初のインパクトが強く相対的に滝が近くに見えて、迫ってくる感じに興奮するのがザンビア側、ゆっくり時間をかけて、探検気分でいろいろな角度から楽しめるのがジンバブエ側、しかしどちらも行く時期、見る時間、その時の天候によってかなり表情が変わるであろうからたった1回の体験で判定は不可能だ。残念ながら時間をうまく使えず、もっと見たかったという欲求と悔いが残る旅ではあったが無事帰ってきたので良しとしたい。そしていつかイグアスの滝を見て社内でも数少ない3大滝制覇をすることが目標に加わった旅であった。



ご計画中の方へ
滝を極めるのでしたらまずリビングストーンに入り、シマウマのいるザンベジサンホテルにステイし、自分のペースでザンビア側を午後、午前とじっくり楽しみ、次に国境を越えてジンバブエに入って最低2回、タイミングを見てじっくり楽しむことをお勧めします。
この3国はほぼUSドルでまかなえるため現地通貨は全くと言っていいほど触りませんでした。また今回の旅では珍しくドバイから先、日本人を一人も見ませんでした。いたるところに日本人がいる時代にそれほど辺鄙な場所でもなく、むしろ世界有数の観光地であるのに奇跡的な結果です。エボラやテロなどのマイナス情報の影響なのでしょうか、こんなに素敵で安全なアフリカをあえて避ける人が多くいるのはとても残念です。実際行って見て感じるのですが治安も衛生面も良く、まったく不安なく旅行できるのでもっともっと積極的に冒険をしていただきたいと思います。

【スタッフおススメ度】
<カパニロッジ>★★★★★
自然と生きる!サファリ三昧。一生に一度はこんな生活を!

<ビクトリアフォールズ>★★★★★
しぶきを浴びる!説明要らずの感動。一生に一度はこの迫力を!

<エレファントライド>★★★★
これぞリアルアフリカ!
サファリを極めるなら一度は乗ってみたい象の背中

(2015年5月 櫻本竜一)

マダガスカル
ドキドキがいっぱい!!究極のミステリーツアー!不思議の国 マダガスカルへ
エリア:
  • アフリカ>マダガスカル>アンタナナリボ
  • アフリカ>マダガスカル>モロンダバ
  • アフリカ>マダガスカル>ノシベ
テーマ:ビーチ・島 世界遺産 動物 
投稿日:2016/01/04 16:22


バンコクから搭乗したアンタナナリボ行のマダガスカル航空の機内はすでに多くの中国人乗客で埋まっていた。そうだ、この便は広州発バンコク経由の便だった。アンタナナリボに到着。標高が高いので夜はひんやり涼しかった。ガイドさんと会って、明日の午後のモロンダバ行きのフライトは早朝出発に変更になったとのこと。数時間しか寝れないけど仕方ないか、と思うことにした。翌朝チェックインするとオーバーブッキングで10時代にもう一便、プロペラ機で飛ばすとのことだ。大きく日程は変わらないにしても前もってわかってたらもうちょっと寝られたのにと思ってしまう。マダガスカル航空よりミールクーポンをもらい、クロワッサンとコーヒーのサービスを受ける。
プロペラ機で到着したモロンダバの空港はとっても小さな空港。アンタナナリボの気候とは異なり、じりじりと太陽が地面を照りつける。モロンダバを訪れる多くの観光客の目的はなんといってもバオバブの並木道だ。特に夕暮れ時の刻一刻と変わりゆく空と背にするバオバブの巨木は何とも幻想的な世界を作り出し忘れない風景だ。ホテルがあるモロンダバの街から並木道までは車で1時間弱ほど。思いのほか観光客でにぎわっていた。
バオバブの並木道


夕日の中のバオバブの木々


翌朝も朝日のバオバブを見るために04:30にホテルを出発。並木道には犬だけで人はいない。真っ暗な中、空を見上げると降りそうな星の数で、まだ朝日の「あ」の字も予想できない空。永遠に続くのではないかと思われる夜ももちろん朝が訪れる。バオバブの並木道はあけぼの。やうやう白くなりゆく地平線、少し明かりて、紫だちたる空を背に続く並木道。夕日もそうだけど、朝日を待ち、変わりゆく空を見ながら過ごす時間と機会があるってなんて幸せなことだろう。日常生活ではない、旅だからこそもてる特別な時間。それをこのバオバブの並木道で過ごせる幸せは何事にも代えがたい。美しい空を幻想的で不思議な世界に映しだすバオバブの並木道は是非訪れたい。
朝日の中のバオバブの木々


幻想的な空の色


朝日がまぶしい


モロンダバは漁民を中心とする素朴な村で、ビーチにでれば地引網で漁をする村民の姿を見かけることができる。牛車や自転車のタクシーで行き来する人々やゆっくり流れる村の時間を感じることができ、のんびり過ごすのも素敵な過ごし方だ。
地引網で漁をする人々


たくさん魚がとれました


クラシックカーを思わせる古い車


牛車で移動する村人


マングローブの木々が茂る川で彼らが漁に使う木製の舟に乗り、行き交う人々の様子をみたり、漁村に訪れ彼らの住まいの様子を間近に観察できるのも面白い。都会とは違うのんびりとした滞在ができるのも魅力的だ。
マングローブクルーズの様子


漁村にお邪魔しまーす


印象的だったのが、女性で黄色い粉を顔につけていることで、まるでミャンマーのタナカのようだ。ガイドさんによると木からとれる粉をつけているので、きっとタナカと同じような成分の木を使っているに違いない。ミャンマーの女性と違うところはうっすら塗るのではなく、こってりと塗って顔が真っ黄色なのだ。効用は日焼け止めと「for beaty」 とのことだ。要するに美容のためだということだろうが、肌にいいパックのような存在であっても真っ黄色の顔はちょっとびっくりする。美容というものは周りからきれいに見られたいがために人目につかないところでこっそりする行為であって、美しくなるためであってもびっくりするような姿を外にさらけ出してしまうのは本末転倒ではないだろうか。日本でいうと泥パックをしてスーパーに買い物をしに行くようなものだ。そんな風に思ってしまうのもきっと日本の物差しで計ってしまっているからでマダガスカルではごく当たり前の風景なのだ。日本の常識にとらわれていたことを気づかせてくれたマダガスカルの黄色い顔の女性に感謝!

モロンダバに訪れるならぜひ旅程に加えたいのがキリンディ森林保護区。ここにはキツネザル8種、鳥類やカメレオンなどが生息しており、モロンダバからの日帰りも可能だが、夜行性の動物も多く、宿泊してナイトウォーキングに参加するのがおすすめ。キツネザルなどの夜の様子を知ることができるのも魅力だが、夜の森をガイドさんと探検できるのはワクワクドキドキの体験だ。シーンと静まり返る夜の森に入れるのはここの宿泊者のみの特権なのだ。宿泊は本当にシンプルですが降りそうな星空と豊かな森に囲まれて眠るのはとても素敵な体験。是非キリンディに宿泊してみてはいかがでしょうか。
ベローシファカに遭遇!


アンタナナリボの郊外にあるレミューパークは田園と4ヘクタールもの公園を分かつ川を自然の境界線にしている。豊かな自然の中にある園内ではワオキツネザル、チャイロキツネザル、シロクロエリマキキツネザル、2種のシファカなどが放し飼いにされており、パークのガイドが生態について説明しながら案内してくれる。自然保護区だと木の葉に隠れてたりすばしっこく動いてなかなか写真でとらえるのも難しいですが、このパークだと近くで観察することが可能です。自然保護区に行く人も違う角度からキツネザルを見て知ることができるチャンス!是非訪れてみてください。地元の小学生が校外学習としてきていることが多い。
シロクロエリマキキツネザルもこんなに間近に


ワオキツネザルはとってもキュート


美しい離島にある天国 コンスタンス・サルバンジナ

今回の大きな目的の一つはコンスタンス・サルバンジナへの訪問だ。ノシベの港からスピードボートで1時間以上もかかり、日中の移動しかできない。ノシベへのマダガスカル航空のフライトが前日に夜に変更となったため、コンスタンスが1泊目を代わりにマンガソアロッジに変更してくれた。このリゾートはロッジタイプで豊かな自然の中にあり、サービスも素晴らしかった。
天蓋つきのベッドはロマンチック


部屋はとても広々


お庭もこんなに広い


海を眺めながら朝食


マンガスワロッジのビーチにコンスタンスの舟が迎えに来てくれる


翌朝、スピードボートで約1時間、到着したサルバンジナ島では手を振るスタッフとコバルトブルーの海が我々を出迎えてくれた。
スタッフの出迎えがうれしい


客室はわずか25室で全てが独立したヴィラタイプ。ベッドルームはプライベートテラスへとつながり、コバルトブルーの海を眺めながらくつろげるようになっている。茅葺屋根で室内は木を多く使い、周りの美しい自然と見事に融合させている。
豊かな緑に囲まれたヴィラ


広々とした部屋


プライベートテラスからは美しい海が臨める


広々とした部屋


ナチュラル感あふれる洗面所


部屋の横にあるハンモックでくつろいでみてはいかが?


朝と昼はビュッフェスタイルで、夜はメイン、デザートなどが選べるセットメニュー。宿泊客はイタリア人やフランス人も多いが彼らもうならせる美味しい食事が自慢。
ランチのビュッフェの様子


敷地内は美しい自然にあふれている。

挨拶に来てくれたかわいい小鳥


客室からレストランへは気持ちいい散歩道が続く


美しい木のトンネル


美しいビーチ


食事やアルコールはオールインクルーシブで、ほとんどのアクティビティも料金に含まれる。シュノーケルセット、ビーチテニス(ラケットとボールの貸出)、セーリング(カタマランはビーチでコーチ無しでも有りでも可能。カヤックもご用意。)、バレーボールとペタンク(ボールによるゲーム)、朝の海でのアクアジム、ウォーキング(ガイド付き島の中の長距離散歩)、天体の観測、ゲーム各種(バーで貸出)などはオールインクルーシブプランに含まれ無料だ。
有料なのはスキューバダイビング(PADI)、スポーツフィッシング、様々なエクスカーション(サンセットクルーズ、夜釣り、ノシ・コンバ訪問など)などだ。
珊瑚礁に囲まれ、穏やかで透明度の高い海、手つかずの白砂のビーチに縁どられた小島で、完璧なほどの静寂と限りない自然をご堪能ください。

マダガスカルの見どころ
地図でみるマダガスカルはアフリカ大陸の横にあるため小さい島のように見えるが実は日本の1.6倍も大きい島で、それぞれの地方によりさまざまな見どころがある。幻想的なバオバブの並木道、この国固有のキツネザルなどの動植物、世界遺産で無数の切り立った針山のようなツィンギー、美しいビーチと素朴な漁村があるノシベなど、旅行者が求めるものが何かで、その旅程は無限に存在するのだ。また人々の素朴な眼差しも魅力の一つ。あなたも不思議の国マダガスカルでたくさんの魅力にふれてみてはいかがでしょうか。

スタッフおすすめ

○モロンダバのバオバブの並木道 ★★★★
一度は訪れたい絶景ポイント。夕焼け、朝焼けを背にするバオバブの木々の風景はとても幻想的!

○コンスタンス サルバンジナ
★★★★★
ノシベからボートで90分、知る人ぞ知る究極のハイダウェイ。ハネムーンの方に特におすすめ。

○アンタナナリボのレミューパーク
★★★
キツネザルを間近で見るチャンス!

(2015年4月 辻理恵子)

インドネシア
故郷へ里帰り!不思議な生態系と世界最大級のドロップオフ インドネシア10日間
エリア:
  • アジア>インドネシア>バリ島
  • アジア>インドネシア>マナド[スラウェシ島]
  • アジア>インドネシア>コモド島
テーマ:ビーチ・島 世界遺産 動物 
投稿日:2016/01/04 16:19
私事ですが、社会人として一番最初に就職をしたのがバリ島専門店の旅行会社でした。入社するまで、インドネシアには、全く知識も興味もなかったのですが、今では渡航回数が何と30回以上を数えるまでに・・・。

インドネシアは約1万3千島からなるとても大きな国です。
最も有名な島と言えば、バリ島です。今回は、バリ島をはじめ、不思議な生態系のジャングルと世界最大級のドロップオフで、世界のダイバーを魅了する島スラウェシ島、コモドオオトカゲで有名なコモド島を10日間で周遊してきました。まだまだ底知れない魅力があるインドネシア。微力ではありますが、第二の故郷を少しご紹介したいと思います。

●古くから香辛料貿易で栄えた港町「メナド」



まず、最初に向かったのは、日本からシンガポールを経由して、スラウェシ島のミナハサ半島最北端に位置する北スラウェシ州の州都である、「メナド」(ガイドブックなどでは、マナドとも書かれています。)です。
ここに訪れる旅行者の目的は、世界最大級とも言われる水深1500m以上から急激に立ち上がった、豪快なドロップオフで、世界中のダイバー達が「一度は潜りたい海!」として知られるメナド沖のブナケン国立海洋公園です。
私は、かれこれ20年ほど前にダイビングのライセンスを取得してから、ほとんど潜っていない、いわゆるペーパーダイバーなので、今回はシュノーケリングを楽しんできました。(笑)
※ボートから見るブナケン島


※ボートの上からでも珊瑚が綺麗に見る事が出来ます。


※ビーチ前からでもシュノーケリングが楽しめます。


ブナケン国立海洋公園には、ホテルもあり宿泊も可能。
是非、ダイビングライセンスをお持ちの方は、朝から1日ダイビング三昧がお勧めです。もちろん、ライセンスをお持ちでない方でも、ホテル前のビーチや、ボートに乗って少し離れたポイントに出てのシュノーケリングでも十分にメナドの海を体感する事が出来、最高です。珊瑚の種類は70以上、魚の種類は何と250以上とも言われています。メナドからは日帰りトリップも可能です。

※メナド市内のシンボルマーク


※タクシー以上に街で見かけるブルーバス


※メナド市内を見下ろす「イエスの祝福像」


●不思議な生態系が見れる「タンココ自然保護区」に行ってきました。



メナドの市内から車で約2時間ほど走った、マルク海沿いの小さな漁村パトゥプティ村から数分歩いた所に、8800ヘクタールの広大なタンココ自然保護区があります。アジア区の動物で世界最小だったサル「タルシウス」やアフリカのヒヒを連想される黒ザル「マカカ」、さらにクスクスなどの有袋類も見る事が出来る、世界的にも非常に特殊な生態系の森で、世界の生物学者さんや、各国のテレビ取材なども多くくる場所です。

宿泊は、タンココ自然保護区から数分のロッジに宿泊。
綺麗なロッジで、エアコンも完備。ただ、電力が村に多く供給されておらず
夜はエアコンかけると停電が何度も起きるというハプニングも。シャワーはちなみに、水シャワーですが暑い場所なので問題ないと思います。





保護区内へは、日没(夕方17時頃)に合わせて地元のレンジャーガイドさんと一緒にジャングルトレッキングを楽しみながら、動物探し探検の開始です。
少し険しい山道を歩くと突然レンジャーガイドさんが、上を見ろ!というので
見上げてみると、有袋類の「クスクス」が木のかなり上の方にいる事が確認出来ます。(後で聞いたら、クスクスはなかなか見る事が出来ないそうで、とても貴重な体験が出来たそうです。ホンマかいな!?)
※木のはるか上にいるクスクス


さらに、ジャングルを進むと、サルの鳴き声が大きくなってきたと思った瞬間気が付いたら、黒猿「マカカ」の群れに囲まれてしまう事に・・・。
驚く事に、餌付けなど一切されていないのに、猿の方から私に近づいてくるのです。(おい、ボス猿ちゃうで〜!?)何でも、ジャングルの中にはいくつかの群れが存在するらしく、群れの順路が決まっていて、決まった時間にその場所にどれかの群れが現れるとかで。かなりの確率でその群れに遭遇するとの事。







しかも、数分の間、人間がいるにも関わらずその場所を離れずにまるでどこかのお猿さんショーを見ているかのように、いろんな表情やポーズを取ってくれるんです。(笑)そこで、急所、黒猿「マカカ」のグラビア撮影会をする事に。
いくつかいいショットをご紹介。カメラを向けると、本当にポーズ取るんですよ。赤ちゃんマカカも発見!どーですか、このショット!!











※ちなみに、写真を撮り終えた瞬間に群れ達は、瞬く間に消えていきました。
自然のものなので、今回のような写真が撮れるか、また群れに遭遇出来るかは
100%補償は出来ないとの事です。(地元のレンジャーガイドさんいわく。)
しかし、かなりの確率で遭遇させてみせるぜ〜と言ってました。(ワイルドだろ)

※地元レンジャーガイドさん


撮影会が終了した頃には、すかり日も落ち辺りは真っ暗に。さらに奥地に行くという事でしばらく歩くと、大きな木の前でガイドさんが立ち止り、ペンライトで木を照らすと世界最小の猿と言われている「タルシウス」の巣を発見!
すると木の間から、本当に小さな猿が数匹確認出来ました。しかし、あたりも
真っ暗で木の上にある巣はかなり高いところにあり、なかなかシャッターチャンスがなく、あきらめて帰路につこうとした瞬間奇跡が・・・。
何と、つがいのタルシウスが木から出てきて、木の枝につかまったのです!
先ほどのマカカと違い、声を出したり、光を当てたりするとすぐに逃げてしまうようで、シャッターチャンスは数秒のみと言われて、撮れた写真が下記です。
どうですか?ガイドさんが、地元のwebページに投稿出来るよ!と言ってくれました。(ホンマかいな!?)でも、自画自賛のベストショットが撮れましたよ。









夢中になってジャングルトレッキングを楽しんでいて時間を忘れてしまうくらいでしたが、約3時間の探検でした。今回は、タイミングよく、タンココ自然保護区にいる3大動物が1回のチャンスで見る事が出来、とてもラッキーでした。1泊2日のメナドからのショートトリップですので、もし夕方見れなくても翌朝にも再チャレンジが可能です。実際に、翌朝ビーチにマカカが現れるかも?というので早起きしてレンジャーさんと一緒に出掛けてみましたが、残念ながら遭遇する事は出来ませんでした。(涙)

※猿には遭遇出来ませんでしたが、綺麗な早朝のビーチ


●世界自然遺産に登録された、オオトカゲが生息する島



次に向かったのは、世界大のトカゲ「コモドオオトカゲ」の生息地として有名な島コモド島です。コモド島へは、バリ島から飛行機で空港のあるラブハンバジョまで行きます。(約1時間30分)ちなみに、ラブハンバジョにはコモドドラゴンはいません。コモド滞在の楽しみ方は2パターン。1つはホテルに宿泊する方法と、もう1つは船に宿泊する方法です。今回は、船に滞在するパターンを体験してきましたので、ご紹介します。

※空港から港へ向かう途中の写真ポイント


空港から港まで車で移動(約10〜15分)し、いざ乗船です。

※まずは、船内をチェック。(今回は、視察という事で特別に1名で乗船をしてきましたが、普段は1名様での乗船は不可となります。2名様以上でのご参加が条件となります。)宿泊スペースは、2名で寝るにはちょっと狭めですが、ダブルベットで、お部屋にはエアコン、ファンが完備。また、シャワー(水のみ)、水洗トイレ、洗面台、ドライヤー、タオルなども完備しています。石鹸、シャンプーなどは持参して下さい。船の後方にはレストランスペースや、2階のデッキではお昼寝が出来る、デイベットも完備で、快適な船の旅が楽しめます。

※2名1室の船


※寝室(ダブルのみ)


※お部屋のトイレと洗面台


※レストランスペース


※2階のデイベット


船内チェックが終了したら、いよいよ出向です。ここからコモド島へ向けて1泊2日のクルージングがスタートします。まずは、数多くの島々を眺めながらゆったりと船の旅。最初の目的地「リンチャ島」へは2時間ほど。ベットでお昼寝するもよし、船からの景色を楽しむもよし、ゆっくたりとくつろぐ事が出来ます。







いよいよ島へ上陸です。上陸した瞬間に、「気を付けてコモドオオトカゲに注意して!」の看板が・・・。コモドオオトカゲの大きなゲートをくぐった瞬間ガイドさんが、コモドオオトカゲのう○ち跡発見!(ホンマかいな!?)まるであの恐竜映画を思い出すような雰囲気でテンションはMAXに。







すると早速入園受付の建物の下で発見。島では、レンジャーガイドさんと一緒にトレッキングを楽しむ事が出来ます。コモドオオトカゲを探すトレッキングスタートです。この日はかなり暑かったので、バテてましたよ。



トレッキングでは、コモドオオトカゲの他に、島に生息する猿、蛇、鳥などさまざまな動物達に遭遇する事が出来ます。また、大きな樹木、コモドオオトカゲの巣なども見る事が出来て充実したトレッキングが楽しめます。ちなみに、コモドオオトカゲは人を食べる危険もある為、決してレンジャーガイドさんがいう距離以上は近づかないように注意して下さいね。本当に。島には水牛がいるみたいですが、牛をまるまるペロリと1頭食べるらしいですよ。(怖)
ガイドさんが日本語で「コモドノコドモ!」って指さした先には、子供のコモドが現れました。子供は何と親に食べられてしまうらしいので、普段は木に登っているそうです。木に登っていない子供の貴重な写真も撮れました。しかし親に食べられてしまうとは・・・恐るべし、コモドドラゴン!!











コモドオオトカゲを満喫した後は、再び船に戻りちょっと遅めのランチ。
食事は、1泊2日のプランの場合、昼食、夕食、朝食の3食が付き、全て船の上での食事となります。かなり本格的インドネシア料理を楽しむ事が出来るので船での食事も楽しめますよ。(夕食はかなり凄いスコールの為、写真撮れませんでした。すみません。大雨でも美味しく頂けましたよ。)

※昼食メニュー


※朝食メニュー


食事を楽しんだ後は、ビーチへ!船に備え付けしてある小型ボートに乗り換え無人島へ上陸。シュノーケリングを楽しむ事が出来ます。ちなみに、コモド島の海はとても綺麗で透明度が高いです。また、先にご紹介したシラウェシ島と一緒でダイビングスポットとしても有名な場所です。オオトカゲだけでなくダイビング目的で訪れる世界中の方も多い島です。











2日目は、ラブハンバジョに戻り、下船後、「BATU CERMIN CAVE」という洞窟観光へ。その後、地元の市場を散策後、お土産店に立ち寄り空港へという流れになります。ダイビングをされる方は2泊以上がお勧め。ダイビングなしの方は1泊でも十分に満喫出来る観光です。昔にタイムスリップしたような島へ是非、一度足を運んでみてはいかがでしょうか?お勧めです。










●故郷インドネシアの最後はやっぱりバリ島




ちょっと待って、ちょっと待ってお兄さん!やっぱり、バリ島の紹介も忘れちゃダメよ〜ダメダメ。って事で、近年新しく世界遺産として、バリの伝統水利システム「スバック」が登録され、その関連した地域として、オプショナルツアーの人気寺院だった、タマンアユン寺院と、パノラミックな棚田が圧巻な「ジャティルイ」をご紹介いたします。そもそも、スバックって何ですの?

古来、棚田に農業用水を行き渡らせることは、バリの農家の人々にとっては死活問題でした。そこで、水の分配を平等に行うために「スバック」という水利システムが活用されたのだそうです。そして、この「スバック」の根源にある思想というのが、バリヒンドゥーの哲学とされる「トリヒタカラナ」というものです。教理は、人間の平和と自由は三つの調和された関係を敬い実行する事によって得られる。

1、神々によって与えられた命が自然を創造した。
2、自然は生存に必要な食料や環境を人間に与える
3、人間は村の組織を作り、礼拝する寺院を造り、奉納儀式を行い、自然保護に努め、そして問題を討議し力を合わせて解決する義務を負う。

とされており、バリの人々が心柱とする神や自然との深い係わりというものが理解できます。(だそうです。)

※タマンアユン寺院
バリ島で2番目に大きな寺院で境内を掘割が囲み、アグン山をイメージした10基の美しいメルが建ち並ぶバリ島で最も優美と言われている寺院です。
普段は中に入る事が出来ませんが、囲われている壁が低い為、外からでも中の全貌が見る事が出来ます。しっかり、スバックシステムが使われていましたよ。







※ジャティルイの棚田
バトゥカウ山保護地区に位置し、水利システム「スバック」で作られたパノラミックな棚田は圧巻です。ジャティルイは現地語で、「本当に素晴らしい」という意味だそうです。ライステラスの中を、お散歩出来るようになってます。
しっかりと、スバックシステムが使われてました。







●総括
約3年ぶりのインドネシア訪問。しかも今回は、これまで訪れた事がない場所が多く、新しい発見、体験が出来た旅になりました。やっぱり、ナシゴレンやミーゴレン、サテなどを食べるとどことなく落ち着き、他の海外では味わえない感覚になるのが、インドネシアです。バリ島などは大変リピーターが多い島ですが、今回ご紹介したバリ島以外のメナド、コモドなどもまだまだ情報が少ない場所ではありますが、日本の方は気に入ると思います。そして、まだまだ未知数な自然と広大な面積を誇るインドネシアはかなり奥深い国だなあと改めて実感しました。また機会があれば他の場所にも、是非足を運びたいと思ってます。リゾート派?動物派?観光派?どれでもOKです。是非、皆様も、インドネシアへ足を運んでみませんか? テ・リ・マ・カ・シ!!







<スタッフおすすめ度>
○スラウェシ島(ブナケン島)★★★
世界最大級のドロップオフと、珊瑚、魚の数は圧巻

○スラウェシ島(タンココ自然保護区) ★★★★★
世界でも不思議な生態系がみれるジャングル。マカカとタルシウスに会える

○コモド島 ★★★★
恐竜の生き残り?コモドオオトカゲは迫力満点

○バリ島(タマンアユン寺院&ジャティルイ) ★★★
バリ島観光に、世界遺産の新名所。パノラミック棚田は圧巻

(2015年4月 池田 知隆)

ひとりぼっちのあいつ
Message in a bottle フロム エクアドル〜沖縄にUSJができる〜
エリア:
  • 中南米>エクアドル>ガラパゴス諸島
  • 中南米>エクアドル>キト
  • 中南米>エクアドル>グアヤキル
テーマ:世界遺産 自然・植物 動物 
投稿日:2015/03/30 15:44
ひとりぼっちのあいつ


これはすごい坂道のキト旧市街


顎を休ませるゾウガメ


ウミイグアナとアシカ


エクアドルから帰宅後、妻からの一言「沖縄にUSJができるって」の言葉に驚いた。沖縄とUSJとは私の中ではジャガイモとシャーペンの芯の違いくらいイメージのかけ離れたものである。

ところで今回の旅行先のエクアドルはガラパゴス諸島で知られる国である。
エクアドルは私にとっては「一生に一度は行ってみたいが実際はなかなか行けない旅行先」場所である。何故ならエジプトやマチュピチュに行くツアーよりも更にその1段階、2段階も予算がかさむからだ。(ちなみにその私の中の同じカテゴリーにチリのイースター島も含まれる。)

今回、そのあらゆる人々一度は行きたいと思っているだろうエクアドルのガラパゴス諸島に行く貴重な機会を得た。こんな機会は一生に一度もないため、一人で行くのももったいなく思い、父も誘った(もちろん二つ返事で参加した)。

おそらく日本に何千万人といるだろうガラパゴス諸島旅行者予備軍の方々のプランの手助けになれば幸いである。

●今回の行程(3月中旬)
1日目 キト着 キト泊
2日目 キト旧市街&赤道観光 キト泊
3日目 キトからサンクリストバル島へ サンタクルス号乗船 午後サンクリストバル島 プンタピット観光 船内泊
4日目 午前サンタフェ島観光、サウス・プラザ島観光 船内泊
5日目 終日サンタクルス島観光 船内泊
6日目 エスパニューラ島観光 午前プンタ・スアレス、午後ガードナー・ベイ 船内泊
7日目 クルーズ下船 バルトラ空港からグアヤキルへ グアヤキル観光後 空港へ



1日目
朝5時半に家をでて伊丹空港を目指す。31年間生きてきて生まれて初めて使う伊丹空港。いたって普通の国内空港だがこれまで仕事で何度もお客様に使っていただいているのでなんだか感慨深い。
今回キトまでのフライトはアメリカン航空を使う。伊丹から成田までの日本国内線は同じワンワールドのJAL。
伊丹空港のカウンターには国際線乗り継ぎ用の専用カウンターがあり、国際線乗り継ぎのお客はそのカウンターで手続きを行う。伊丹からキトまではスルーでボーディングパスがでて荷物のタグもキトまでだった(伊丹でもらえた搭乗券は成田空港到着後、アメリカン航空搭乗口でアメリカン航空の搭乗券に引き換えた。また荷物はダラスにて引き取った後すぐまた預ける)。

伊丹空港でトイレに行っている間にアナウンスで、ビジネスクラスが+1000円でアップグレードできると、父が聞いたというので試しに乗ってみることに。1時間少しの距離で飲み物しかでないがフルフラットで快適だった。

成田空港到着後、道なりにすすむとバゲージクレームに着く。荷物は受け取らないのでそのまま税関をぬけてすぐ右手に国際線出発口がある。荷物検査と出国手続きを終えて、搭乗口へ。

アメリカン航空は定刻通り出発、前日あまり寝ていなかったので飛行機では熟睡。
ダラス到着後。3年前ほどに同じくダラス空港で入国検査を受けたことあるが今回再訪してびっくり。すべてキオスクのような専用電子端末で入国手続きが行われ、その後ランダムで半数の人が有人のカウンターにて再度チェックを受ける流れになっていた。そのため大幅に時間が短縮できて以前みたいに2時間ほどの乗り継ぎでも焦ることはなくなった。ダラスでは一旦荷物を取り出して再度預ける。その後手荷物検査を受けて搭乗口へ。
変わったのは乗り継ぎだけでなく、空港のインフォメーションスタッフもカウボーイのような西部開拓時代の出で立ちでなかなか面白くなっていた。
そしてマイアミを経てキトへ。
キト出発が1時間ほど遅れてしまったがこれくらいの遅れであればなんのその。ほぼ予定通りに到着してホッと一安心。キトの空港では特に難しいことを聞かれることなく、税関も厳しくはなかった(食べ物をたくさん持ってきていたので少しびくびくしていた)。

税関を抜けたところで今回お世話になる現地スタッフ(石倉さん)と合流。エクアドルではそのままドルが使えるので特に両替などはせず、そのままホテルへ。キト市内のホテルまで約50分。去年できたという新しい空港とハイウェイを抜け、キト市内へ。
夜10時を越えたキト市内には人はほとんどいない。こちらの人はあまり出歩かないのだろうか。

この日宿泊するメルキュールに到着。

<メルキュールアラメダ>
空港から約50分。キト新市街に位置する4つ星ホテル。5つ星ホテルと見まごうような品のある広々とした立派なエントランス。ウェルカムドリンクのサービスクーポンが嬉しい。室内はスーツケースを広げるには十分なゆとりのある造りになっており、バスタブもある。もちろんミニバーやドライヤー、セーフティボックス、湯沸かし、無料のWIFIもある。スリッパはない。またキトは日中涼しいためエアコンはない。ホテルそばにはメルカド・デ・インディヘナ(先住民族のマーケット)や国立博物館、ショッピングセンターもあり、観光に便利。

メルキュールアラメダのお部屋


メルキュールアラメダの外観


すでに0時をまわっていたのでこの日はそのまま就寝。

2日目

朝、5時に目がさめる。時差ぼけの影響だろう。
少しの早いがお腹が空いたので6時半には朝食を食べ、集合時間の9時まではのんびり過ごした。
9時に石倉さんと合流。

<キト市内観光>
何と言っても外せないのはアンデス山脈の名峰に囲まれた美しきキトの旧市街。キトはボリビアのラパスに次いで2番目に標高高い首都(2800m)としても知られており、キト旧市街はガラパゴス諸島と並び、世界で最も古く登録された世界遺産の一つである。これはキトの人々の誇りにもなっている。
かつてインカ帝国の都市として栄え、16世紀スペイン統治時代に設計された街並みは、独立広場を中心に大統領府や市庁舎などの行政機関が立ち並び、格子状に整然と広がっている。旧市街の保存状態としては中南米一と言われており、中世にタイムスリップしたかのような錯覚を味わえる。キトの旧市街に宿をとってライトアップされる街並みを楽しむのも大変お勧め。

大統領府


椅子を運ぶおじさん


お茶を売っていたおじさん


お土産売りのインディヘナ


真面目な衛兵が着るのはエクアドルカラーの軍服


サンフランシスコ教会は金ぴか


中でもキトの旧市街を特徴付けているのは点在する急勾配の斜面。山並みに歴史的な建造物が広がるキトならではの風景。旧市街まで来たならパネシージョの丘にも是非訪れてほしい。キト旧市街から約180mの高さのこの丘からは山なりに歴史ある建物が立ち並ぶ壮大なキトの展望を楽しめる。

パネシージョの丘でエクアドル風ドーナツをたべた


パネシージョの丘からのバジリカ教会


市街に立ち並ぶ教会を見て歩くのも面白い。建立された時代によってゴシック様式、バロック様式など様々にミックスされている。特に興味深いのは街のどこからでもその大きな時計台が見えるキトのシンボル、バジリカ教会。1892年に着工された比較的新しい教会で、外観はパリのノートルダム教会を彷彿とさせるゴシック様式。このファサードが大変ユニーク。ここではガーゴイルの代わりにガラパゴスやアマゾンにちなんだ動物たちが魔除けとして上空から我々を見下ろしているのである。

バジリカ教会


バジリカ教会の魔除けのイグアナ


バジリカ教会内部


祈りをささげるおばあさん


キト旧市街をあるいていると目につくのは警官の数。南米というと治安面を心配される方も多いかもしれない。しかしキトは中南米一安心して歩ける古都とも言われており、旅行者の安全確保に力をいれている。もちろん自己管理は必要だが、美しいこの旧市街をきままにそぞろ歩きできるのは他の中南米にはない嬉しいポイント。

キト市街から車で走ること50分。ここにエクアドルの名前の由来となった場所がある。17世紀にフランスの調査隊がここを赤道と定義したとされ、大変立派な赤道記念碑が建てられている。スペイン語で赤道は「ECUADOR」、つまりエクアドルは赤道の国なのだ。赤道が通っている国であれば世界各国あるはずだが、世界でもっとも古く制定され、また首都にも近いという意味ではやはりエクアドルの右にでる国はないのだろう。
しかしこの赤道記念碑、近年の科学技術の発展により、実は正確には赤道直下でないことがわかった。実際には赤道とされる地点から200m離れた場所に本当の赤道があるとされ、赤道直下を私有地としてもつ家主はそこに赤道博物館を建設し、観光客で賑わいを見せている。ほかにも赤道直下を私有地としてもつ家主もいくつかいるはずだが、この博物館のオーナーの商売が上手だったということだろう。

on the 赤道


悪戦苦闘するおじさん


卵を立たせると証明書をもらえます


お昼は赤道記念碑のそばのエクアドル料理屋さんで。
エクアドル風シュラスコはブラジルのそれとは違い、ご飯の上に薄い牛肉のステーキとアボガト、フライドポテト、揚げバナナ、目玉焼きなどをトッピングしたワンプレート料理。
フリターダスはエクアドルの幕の内弁当的な存在。トウモロコシや豚肉のフライ、アボガト、フライドポテト、ジャガイモ団子のようなジャピンガチョなどの盛り合わせ。
チキンのスープには大ぶりの鶏肉とゆで卵、ジャガイモ。あっさりした味わい。

エクアドルビール


エクアドルのシュラスコ


キト市内に戻ったのは午後4時頃。帰りにスーパーマーケットに立ち寄ってもらい、妻に頼まれていたキヌア、日本で買うよりも安そうなココアの粉を購入。どちらも500gで2.5$くらい。

石倉さんとお別れし、1人でキトの街をぶらぶら。
ホテルからほど近い、メルカド・デ・インディヘナへ。そこへ突然雨が降ってきた。3月は雨季で、午後3時くらいから降り出すそうである。
メルカド・デ・インディヘナはその名の通り、インディヘナ(先住民族)達が開くマーケット。お土産物に最適な織物やTシャツをはじめアクセサリーやチョコレートも売っており、エクアドルのお土産は大抵ここで揃えることができる。私は自分の記念にTシャツを購入。7ドルのところを5ドルにしてもらった。

雨が小雨になったところでホテルに戻る。時差ぼけと高山病の兆候か、眠くなってきたので、この日は夕方に就寝。

3日目
朝4時に朝食をとり、朝5時のクルーズスタッフの迎えを待つ。係員の方がやってきて、用意されたバスに乗り込む。どうやら我々が一番初めのお客のようだ。その後、ヒルトンなどいくつかのホテルを経由して乗客はバスいっぱいになる。そして空港へ向かう。
キト空港の国内線ターミナルに到着。ガラパゴス行きの場合はスーツケースなど機内預けの荷物をまずX線に通す必要がある。
その後、入島管理の窓口にて1人20ドルを支払い、入島申請書を受け取る。
ラン航空のチェックインなどはクルーズのスタッフがすべて行ってくれて、搭乗券を受け取るだけ、あとは各自搭乗ゲートまで移動し、ボーディングを待つ。
今回利用した、サンクリストバル空港行きのラン航空はグアヤキル空港を経由する。グアヤキルではそのまま飛行機の中で待機。キトを出発して3時間35分。ようやくガラパゴス諸島に上陸。

外国人用の入島管理窓口に並び、ここで入島税100ドルを支払い、簡単な荷物のチェックを受ける。実はかなりの量のおやつと食料を持ってきていたので、持ち込みに厳しそうなガラパゴスでは没収されるかなと思ったが大丈夫だった。

空港にて荷物を受け取ると空港外にクルーズのスタッフが待機している。
クルーズの乗客達を乗せて、船着場へ出発。5分くらいで船着き場に到着。

バスを降りると潮の香りのいっぱい広がる。桟橋まで歩く途中に人だかりができているなと思って目を凝らすとなんとアシカがお出迎え。しかも呑気にお昼寝。ガラパゴスの動物は人を恐れないと聞いたことがあるが、到着初日から嬉しいサプライズだ。

桟橋からはゴムボートに乗って、今回4泊5日の船旅をお世話になるサンタクルス号に乗船。

ウェルカムドリンクをいただいた後はそれぞれの部屋にチェックイン。
私達はM10というツインベットのお部屋を利用。

<サンタクルス号の設備>
広大な海原を見渡せる丸型の窓、真っ白な壁にブルーのクッション、上品な木目の調度品。これからのクルーズ気分を盛り上げてくれているような、勇ましくもかわいらしいデザイン。室内には内線用の電話機に、電源2つ、エアコン、セーフティボックスがある。また個室のトイレとシャワーまで完備。テレビ、スリッパはない。WIFIは無料で利用可能だが常に海上を移動しているため非常に弱い。ミニバーもないが、船内ではコーヒーやお茶、その他ちょっとしたクッキーなどの軽食はいつでも飲み食い自由。バーではもちろんお酒も飲める。その他、広々したパブリックスペースに、ビジネスルーム、売店、ミニライブラリー、屋上のデッキにはバーの他にジャグジーまで完備している豪華客船である。
なおサンタクルス号の定員は90人まで、今回我々も入れて参加者はおよそ80人なのでほぼ満室である。

サンタクルス号 二人部屋


ダブルベッドの部屋もあった


トリプルベッドの部屋も


気分が高まる丸っこい窓


バスルーム


電源やポット、iPhoneなどに接続できるスピーカーもあります


チーム分けのボード


パブリックスペースとバー


お土産屋さん


ジャグジーも


いい天気だなぁ


荷物を整理しているとオリエンテーションを行うというアナウンス(もちろん室内にもスピーカーがあるためどこにいても聞こえる)。
国立公園や船の中でのルールなど一通りの説明を受けた後は昼食。
フィットチーネのパスタや七面鳥のローストなど盛りだくさんの昼食を楽しんだ後は、避難訓練。

避難訓練を終えると、この日の目的地であるプンタピット(プンタ岬)に到着した、というアナウンス。
早速半ズボンとTシャツに着替え、カメラとタオルをスタンバイ。ウェットランディング(小型船に乗り換え浜辺にて上陸する方法、濡れるためこの名で呼ばれる)用のサンダルとハイキング用の靴もパッキングした。

小型船での上陸のため、予め振り分けられた班ごとに呼ばれる。私達はイグアナチームだった。1班は最大14人ほど。

<サンクリストバル島 プンタピット(プンタ岬)>
楽しみ方:トレイルハイキング(3時間)
見られる動物:ナスカカツオドリ、アオアシカツオドリ、アカアシカツオドリ、アシカ、グンカンドリなど。(3種類の中カツオドリ見られるのはここだけ)。

小型船に乗り込み。まずはプンタピット周辺を30分ほどクルーズ。周囲にはアシカのコロニーがあり、自然のままのアシカ達を見ることができる。生の自然のアシカを早速の目の当たりにして大興奮。続いてアカメカモメを間近にとらえることができた。
その後、ウェットランディングにてプンタピット上陸。海底まで見渡せるような美しいエメラルドグリーン海とキメの細かい白砂ビーチだ。ピンタピットのトレイルコースは浜辺からすぐ。岩場の急斜面の道を歩くのでしっかりした靴を履くことをお勧めする。山道を登ること30分、切り立った山に囲まれた、眺望の良いポイントに到着。変わった動物達の生態にばかり気を取られがちだが、景観の美しさもガラパゴス諸島の魅力の一つである。さらに先に進むとアカアシカツオドリのコロニーを発見。クチバシの青色と足元の赤のビビッドなコントラスト。アカアシカツオドリの撮影に気を取られているとスズメのような大きさのアオメバトが近づいてくる。人間を恐れない、自然そのままの鳥の姿を見た。
3時間ほどのハイキングを楽しみ、船に戻る。

サンタクルス号を見下ろす


眺望がいいプンタピットのトレイル


まるでオーストラリアやアメリカのような台地



しばし休憩した後、軽いウェルカムパーティーが開かれ、乗組員の紹介が行われた。その後夕食。
夕食は3コースのディナー。前菜のサラダ、スープに肉・魚・ベジタリアンから選べるメインにデザートがついていた。彩り豊かでどこかのホテルで食べるものと遜色ないレベルだ。
1テーブル4〜6人用になっているので我々のように2人できている場合はどなたかと同席になる。カルフォルニアからきた年配のご夫婦のグループがいらっしゃってその方達とお話しをした。これまでもクルーズの旅行を何度もしていらっしゃったようでアラスカのクルーズはとても感動的だったとのこと。自分にもう少し語学力があったら会話も弾んだのにな、と海外にきていつもながら思うのだった。

ディナーの一例


4日目
初めて船内で迎えた朝。朝食は7時15分から開始。目玉焼き、ベーコン、生野菜にフルーツなどホテルで出されるようなインターナショナルなもの。

8時に午前中の観光がスタート。

<サンタフェ島>
楽しみ方:ハイキング(2時間)、シュノーケリング(1時間)
見られる動物:サンタフェリクイグアナ(固有種)、アシカ、数種類のフィンチなど。シュノーケリングではウミガメやシャーク、エイが見られた。

まずはサンタフェ島の周辺を軽くクルーズしてからウェットランディングにて上陸。昨日のプンタピットと違うのは浜辺には沢山のアシカ達。白浜のハーレムとなっており、近づいて写真も撮れる。ビーチからトレイルスタート。高低差はないのでプンタピットのようにハードではない。しばらく歩くと岩山に広がるのは巨大なウチワサボテンの林。ガラパゴス諸島の中でもこのサンタフェのウチワサボテンは大ぶりで大きいものだと幹の直径は1.2mを超えるほどだそうだ。そのウチワサボテンの実が落ちてくるのを今か今かと待ち構えているのがサンタフェリクイグアナ。一般的なガラパゴスリクイグアナよりも背中の突起が尻尾まで続くのが特徴だ。2時間程度のハイキングを終え、一旦島に戻る。希望者はグラスボートかシュノーケリングを選び、サンタフェ島周辺で1時間ほど楽しむことができる。なおシュノーケリングギアは貸し出し無料。私達はシュノーケリングを楽しんだ。ゴムボートで潜るまで移動し、ガイドさんとともに幾つかのポイントを周遊する。そんなにシュノーケリングが得意ではなかったが、年配の方が多いためか、親切に比較的ゆっくり移動してくれたので、難しくはなかった。写真を見せられないのが残念だが、アシカが泳ぐのを間近に見ることができたのは感動的だった。ガラパゴスは動物達の見ることがメインという考えだったのだが、この素晴らしく美しい青い海で野生の動物たちと一緒に泳げるのもこのガラパゴス諸島の知られざる大きな魅力である。

サンタフェ島上陸!


集合写真


サンタフェのウチワサボテンはイグアナに食べられないように背が高く進化


撮影会


昼食の後はサウス・プラザ島に上陸。

<サウス・プラザ島>
楽しみ方:ハイキング(3時間)
見られる動物:ガラパゴスリクイグアナ、アシカ、サボテンフィンチ、アカメカモメなど。運が良ければハイブリットと呼ばれる新種のイグアナが見られることも。

サンタクルス島から僅か400mの沖合に見られる全長500mほどの小さな島。ガラパゴス諸島の中でも最もリクイグアナの生息数が多いという、まさにリクイグアナの聖地。地表を覆うような赤茶色のセスビウムとウチワサボテンの林の織りなす風景。火山起源でなく隆起によってできた島のため、地表の硫黄分が少なく、豊かに実を結ぶサボテンが多いそうだ。イグアナにはテリトリーがあるらしく、サボテンの木の下ではイグアナ同士の縄張り争いも見ることができる。一方、アシカにも縄張り争いがあるらしく、島の端、断崖絶壁の場所にもアシカがいる。海辺に生息するアシカがなぜここまで?実は縄張り争いに負けたアシカはこのような島の端っこに身を寄せることもあるのだそう。しかし、陸上生物ではないアシカが、陸から歩いて島の果てまで移動することは並大抵のことではないはず。その努力があればいつか巻き返せるさ、とそっと孤独なアシカにエールを送った。

サボテンをついばむサボテンフィンチ


やすらかに眠るアシカ 寝息が聞こえることも


セスビウムが広がる


セスビウムの中を我が物顔であるくリクイグアナ


仲睦まじき事は善き事かな


サボテンの木に登って実を食べるイグアナ


5日目
この日はサンタクルス島に上陸する。

<サンタクルス島>
楽しみ方:観光・買い物・カヤック・サイクリングなど(8時間程度)
見られる動物:(ダーウィン研究所にて)ゾウガメ、リクイグアナ

ガラパゴス諸島の中でも最大の人口をもつ町、プエルトアヨラの船着き場に降り立つ。今日は1日このプエルトアヨラにて過ごす。プエルトアヨラはおそらくガラパゴス諸島に滞在する旅行客は必ず立ち寄るだろう。空港が近くにあるだけでなく、ダーウィン研究所のある町として知られているからだ。
ダーウィン研究所のスターと言えば、ロンサム・ジョージ。しかし彼はすでに3年前にこの世を去っていた。ロンサム・ジョージが亡くなってから観光客も減ったというから恐るべき影響力のロンサム。
ロンサム・ジョージとはビンタ島の生き残りのガラパゴスゾウガメのことである。ガラパゴスゾウガメは11の島に15亜種に分化しており、すでに4種は絶滅し、最後の生き残りであったロンサム・ジョージも亡くなり5種が絶滅したことになる。
ロンサム・ジョージが亡くなって、代わりにスターダムにのし上がったのはディエゴ。ディエゴの由来はサンディエゴ。そう、アメリカのサンディエゴである。実はディエゴはエスパニョーラ島出身でアメリカ・サンディエゴ動物園に保護されていたが、子孫繁栄のためにこのガラパゴスに舞い戻り、多くの子孫を残しているという。そんなディエゴをガラパゴスの人々は尊敬の念を込めて彼を呼ぶ「スーパーディエゴ」と。

交尾でなく男の子どうしが遊んでいるだけらしい


なぜか他のカメに登ろうとするカメが多数


ダーウィン研究所のスター ディエゴ



ダーウィン研究所を見学したあとは、プエルトアヨラの町をぶらぶら。メインストリートにはお土産屋さんやレストラン、カフェ、ダイビングショップが軒を連ねている。クルーズ船に乗っているとお土産を買う時間があまりないため、お店を冷やかして歩くのも久々で楽しい。またレストランやネットカフェではWIFI環境が整っており、メールのチェックなどが出来るのも嬉しい。クルーズ船で購入できない日用品や個人的なお菓子などをここで購入するのもいいだろう。

プエルトアヨラのお洒落な墓地


魚市場でおこぼれを待つアシカたち


可愛らしいプエルトヨラの街並み


町を散策した後は希望者だけサイクリング。
実は我々もサイクリングをする予定だったが、バス乗車中に降り出した雨が土砂降りになったことで気が変わった。同じグループの何名かはそれでもサイクリングをすることにびっくり。
外国人の根性というか、好奇心というか、なんでも体験してやろうという心意気は大したものである。日本人はこういうところを見習わなくてならないなぁとしぶしぶ思った。
我々はサイクリングをする人たちの一足先に目的地のサトウキビ農場へ。
ガラパゴス諸島の主な農作物であるサトウキビ畑では、砂糖の他にお菓子や蜜や蒸留酒などを生産しており、それらを見学することができる。
サイクリスト達が農場に到着したあとは一緒に昼食の会場へ。
昼食はローカルレストラン、クルーズ始まって以来の地上での食事である。

食事が終わった後はその後のアクティビティーに、カヤック又はゾウガメ見学のいずれかを選択することができる(もちろん船に戻ることもできる)。

雨が降っていたのでカヤックには誰も参加せず、私達も含めほとんどがゾウガメ見学に出発した。
ゾウガメ見学のスポットはエル・チャト。エル・チャトはもともとゾウガメを見るための場所ではなく、農場であった。本来、家畜の牛のために草花を育成したのだが、どこからか野生のゾウガメ達が集まるようになったそうだ。今やゾウガメ農場と言われても差し支えないほど沢山のゾウガメ達が集まってくる。
中には巨大なゾウガメもいるので、記念撮影にはこれ以上ないポイントである。

エル・チャトにて そこらへんにカメがいます


エル・チャトのあとは各自フリー。クルーズ船お迎えのゴムボートは1時間おきで運行するのでそれに合わせてクルーズ船に戻るのも、続けて町を散策してもいい。つかの間買い物とネットを楽しみ、クルーズ船に戻った。

夕食のあとは地元バンドの演奏とローカルダンスショーがあった。
ローカルダンスショーに出ていた女の子は何とビックリ、プエルトアヨラのネットカフェの受付の女の子だった。本当にローカル。

6日目
早朝、日の出を船上から鑑賞した。

ガラパゴスの美しい日の出


今日も一日が始まりますね


この日はエスパニョーラ島を観光。午前と午後で2つのポイントから上陸する。

<エスパニョーラ島 プンタ・スアレス>
楽しみ方:ハイキング(3時間)
見られる動物:ウミイグアナ、アシカ、ナスカカツオドリ、アオアシカツオドリ、ヨウガントカゲ、オオイワガニ、アシカなど(4月〜12月の繁殖期のみガラパゴスアホウドリ)

エスパニョーラ島はガラパゴス諸島内では最南端に位置し、海鳥が集まることから海鳥の楽園とも呼ばれる。またこの島で見られるウミイグアナは赤と緑の色鮮やかな種類を見られることで知られている。
ウェットランディングにてプンタ・スアレスに上陸。桟橋から沢山のアシカとカラフルなウミイグアナがお出迎え。じっとしているウミイグアナ。硬い鱗と厚い唇、背中を走る突起、しっかりした鉤爪、塩分が硬く付着した鼻の先。見れば見るほど同じ祖先をもつリクイグアナとの違いを実感する。
主に海藻を食べるというウミイグアナ。それもそのはず、このエスパニョーラ島はウチワサボテンやセスビウムといった実の厚い植物はない。距離的には大きく変わらないはずだが、住む場所の環境に応じてこうも姿を変えていくものなのだろうか。もちろん何百年とかけた結果であるが、この地球に生きる生物の生命力のなんと尊いことだろう。

ウミイグアナの楽園 エスパニョーラ島


仲睦まじき事は善き事かな2


孤高のアシカ


勇ましいウミイグアナ


泳ぐウミイグアナ


ナスカカツオドリと雛


船に戻り一休み。昼食の前にガラパゴスの歴史の講義。
午後は同じエスパニョーラ島のガードナー・ベイを観光。

<エスパニョーラ島ガードナー・ベイ>
楽しみ方:ウォーキング(1時間)、シュノーケリング(1時間)
見られる動物:アシカ
数キロもありそうなさらさらの真っ白な浜辺と浮き通るような青く澄んだ海、そしてそのビーチを我が物顔でゴロンと寝転ぶおびただしいアシカ達。美しいビーチはアシカ達にとってもまさに楽園のようである。ここのアシカはのんびりしているので記念撮影にもってこいのスポット。水着をもってきてアシカ達と泳いでもいい。
なお希望者はガードナー・ベイの観光前にシュノーケリングができる。サンタフェ島でのシュノーケリングよりも深いポイントを泳ぐ。沢山の魚とともにアシカを見ることができた。

ガードナー・ベイ


か、かわいい


シュノーケリングが終わった後はビールが最高 4ドル


午後の観光のあとは、明日の下船の準備についてのガイダンス。
清算方法や荷物の出し方、チップの渡し方についての説明などがあった。

7日目
朝7時起床。この日がクルーズをチェックアウトする日である。
8時までに朝食を終え荷物をパッキングして部屋を出なければならない。事前に配られたタグを荷物につけてキャビンの外に置いておけば空港まで運んでくれる。
8:30にこのクルーズ中にスタッフが撮った写真のスライドショー開始。皆で思い出に浸る。
10:00に空港のあるバルトラ島へ下船開始。ちなみにドライランディング。
バスの乗り換え5分くらい。バルトラ空港に到着。比較的新しめの空港で中にはお土産屋さんが沢山あった。

ラン航空のチェックインを終えて待合室へ。往路と同じくこの飛行機もグアヤキル経由のキト行きとなっている。我々はアメリカン航空のグアヤキルOUTにしているのでグアヤキルまでのチケットをうけとる。

ほぼ定時に飛行機は離陸。
グアヤキルに到着。道中仲良くなったアメリカ人、オーストラリア人、イギリス人の旅行者に機内で別れを告げてグアヤキル空港の中へ。

税関を抜けてガイドさんと合流。
グアヤキルではアメリカン航空との乗り継ぎで約7時間の待ち時間があるためその間に観光を予め頼んでおいた。

<グアヤキル観光>
もしエクアドルに訪れる機会があればガラパゴス諸島やキトはもちろんだが是非グアヤキルにも訪れてほしい。山岳地方で標高が2800mある政治の中心・キトとは対照的に海岸地方のグアヤキルはたった海抜400mのエクアドルで最も人口の多い経済都市。気候はもちろん食生活や歩いている人々の服装や人種も異なる。空港から20分の旧市街に見所は凝縮している。カラフルな町並みが美しい「エクアドルのファベーラ」とも称されるサンタアナの丘、グアヤス川沿いの2.4km続く市民の憩いの遊歩道・マレコン2000、グアヤキル中のイグアナが熱帯の木々を目当てに集まるセミナリオ公園、別名「イグアナ公園」。またグアヤキルの名物カニ料理「カングレホ」も是非賞味したい。1杯2ドル程度。硬い甲羅を棒で叩き割って味わう。ただしカングレホ禁漁の時期が3月中旬の1週間程度と9月中頃から1ヶ月程度あるそうなのでご注意を。もし禁漁の時期に当たった場合はハイバと呼ばれる高級カニを食べるのもいいだろう。カングレホよりも少し値は張るが身がしっかりしておりカングレホよりも美味しいとされる。ハイバは年中味わうことができる。また海岸都市グアヤキルではエクアドル近海で獲れたマグロなど、日本へ輸出する前の鮮度の良い魚介類を食べられることから寿司や刺身が美味しいことで知られている。
晴れた日はカラフルで美しいサンタアナの丘


イグアナ公園ではみんな木に登っていました


身のしっかりしたハイバはカングレホと同じく小槌で叩き割って賞味します


私達が訪れた日のグアヤキルはあいにくの雨で尚且つカングレホ禁漁時期であったが短時間でグアヤキルの旧市街の車窓観光と名物のハイバに舌鼓。大満足の内容となった。
過去に痛ましい事件が起こったグアヤキルだが街を知り尽くしたガイドとドライバーさんがいれば気軽に楽しめる。用心するに越したことはないが、キトやガラパゴスだけではもったいない。是非トランジットの数時間だけでも時間をとって滞在したい街だ。

夕食の後はそのまま空港へ。
アメリカン航空にチェックインしマイアミとロサンゼルスを乗り継ぎ、日本を目指す。

これにて私達のエクアドルの旅は終了。

最後にガラパゴス旅行でのアドバイス。

<個人的にガラパゴス諸島でのお勧めスポット>
今回の私の訪れた島はサンクリストバル島、サンタフェ島、サウス・プラザ島、サンタクルス島、エスパニョーラ島の5島。
最も印象的だったのはウミイグアナと大量の鳥たちとアシカを一挙に見ることができるエスパニョーラ島。シュノーケリングポイントもあるのがうれしい。次にガラパゴス諸島で一番の大きな町・プエルトアヨラとダーウィン研究所を擁するサンタクルス島。ダーウィン研究所では各島のゾウガメと農園での野生のゾウガメも見ることができゾウガメ三昧の島だった。

<クルーズとアイランドホッピング>
ガラパゴス諸島での観光の方法は2つ。船内で宿泊しながら4泊5日などで観光するクルーズ型とサンタクルス島などホテルがある島に宿泊しながら小型船で各島を巡るアイランドホッピングがある。それぞれのメリットとデメリットを認識しながらツアーを選びたい。

クルーズ船のメリット
・常に同じ部屋に宿泊しているので島を移動する時でも荷物を整理する必要ない。
・食事中や就寝中に移動をするので効率的な観光ができる(アイランドホッピングでは行くことができないより人里から離れたより自然のままの島にいくことができる)。
・ガイド(ナチュラリスト)や船内スタッフの質が高い。
・常にハイクオリティの食事が給される
・同じクルーズに参加している旅行者と過ごす時間が多いため仲良くなる。
・船内のサービス(例えばランドリーサービスやガラパゴスの歴史講習会など)が充実している。
・支払いをその都度する必要がない。(最終日に精算)

クルーズ船のデメリット
・ホテルと比べると部屋は狭いことが多い。
・就寝時など長時間の移動中は揺れを少なからず感じるので船酔いしやすい。
・ブッフェタイプの食事ではあるがワンパターン。
・同じクルーズの参加者はほとんど英語圏なので、英語の心得がないとコミュニケーションが図れない。
・料金が高い。

アイランドホッピングのメリット
・船酔いが少ない。
・自分で食べるものをある程度選択できるなど自由度が高い。
・クルーズよりも料金が安い。
・クルーズのように他の乗客と四六時中一緒にいることはないためプライベート感がある。

アイランドホッピングのデメリット
・訪れる島によっては移動時間がながい。そのため訪問できる島が限られる。
・島を変えて宿泊する場合は荷物の移動が面倒。
・夕食など自分でレストランを探す必要がある。
・安いだけの現地ツアーに参加すると質の悪いガイドに当たることもある。

<クルーズのスケジュール>
06:45 起床
07:00〜08:00 朝食
08:30 下船開始、上陸観察
11:30 帰船
12:30〜13:30 昼食(昼食の前に説明会があることも)
15:00 下船開始、上陸観察
18:30 帰船
19:30 予定説明会など
20:00〜21:00 夕食

<ガラパゴスの気候>
ガラパゴスの気候は雨季と乾季に分けられるが、赤道直下にあるので、年間を通じて快適。ガラパゴスの自然の変化に照らし合わせて旅行を計画する事ができればなお楽しみも増す。
雨季:12月〜5月ごろ。特に1月から3月頃は最も暑い時期に当たるが、平均気温はそれでも28度位。シュノーケリングなどアクアアクティビティに最適。雨季とはいっても、短時間に静かに降る程度で一日中雨が降り続けることはない。雨の多い時期には、植物が青々と葉を茂らせる。
乾季:5月〜12月ごろ。霧が多くガルーアシーズンとも呼ばれる乾季にあたる。霧が多く曇りがちになるため肌寒く気温の低い日が続く。7月から9月頃の平均気温は23度位。但し、日中の気温は高く、日差しもさすがに強いので、日焼けには注意。繁殖行動や抱卵する親鳥などは3月から8月頃に多く見られ、繁殖期の後半になると、ヒナや幼鳥が多く見られる。

<ガラパゴスへの持ち物> ◎必須、○できれば

◎お金(アメリカドル、クルーズの場合、入島税などで少なくとも120ドル以上は現金が必要です)
○防水のビニールバック
◎スニーカー(山道、岩場、濡れた場所を歩くことも)
◎サンダル(水泳、砂浜上陸時に必要)
○長ズボン
○船内用の靴(スニーカーでも兼用できます。)
◎半ズボン
◎ウィンドブレーカー(雨に備えて)
◎長袖・半袖シャツ
◎洗面用具(船内には石鹸・タオルはございます)
◎靴下
◎日焼け止め
◎帽子
○虫よけ
◎サングラス
◎カメラ(予備バッテリー)
◎水着
大体皆さんこんな服装です


<クルーズに含まれているもの>
クルーズ中の全食事、飲料水
ナチュラリスト・ガイド
空港/桟橋間送迎
シュノーケリングレンタル代

<クルーズに含まれていないもの>
ガラパゴス国立公園入島税
チップ(ガイド,クルー,バーなど)
飲み物代(ジュース、アルコール飲料)、その他個人的費用
ウェットスーツレンタル代、医療代

<ツアーを終えて>
やはりガラパゴス諸島は行く価値のある素晴らしい場所であった。閉ざされた世界で独自の進化を遂げた生き物達。彼らには天敵がいないため人間を恐れることはない。人間に脅かされる前の地球が生まれたときのような自然なままの生き物たちがこの島にはいる。そしてその美しい自然を守ろうとする人々がいることも感銘を受けた。地球が何百年とかけて作り上げた生き物たち。それらを同じ地球上の生物である人間が絶滅させてはならないように思う。ダーウィンの進化論の根拠となった生き物たちを見ていると我々人間の過去と未来について思い巡らされた。
一方、意外な発見だったのはガラパゴス諸島での海のアクティビティー。ガラパゴス諸島での目的は動物鑑賞であると思い込んでいたが、ガラパゴス諸島の美しい澄んだ海でのシュノーケリングは鮮やかな魚たちはもちろん、亀やアシカ達とも泳げることに驚いた。透き通るような海でのシュノーケリングであれば他の国でもできるが亀やアシカと気軽に泳げる場所はそうそうないだろう。海だけでなくプンタピットなどで見た、火山が造り出した見事な景観も忘れがたいことを付け加えたい。
前後に宿泊したキトやグアヤキルもおまけと考えていたのが申し訳ないくらいに楽しめた。

しかし同時に見られることを期待していた動物が一部見られなかった。例えばガラパゴスアホウドリは4月から12月頃のエスパニョーラ島にて繁殖するため、3月の中旬に訪れた今回には見ることはできなかった。またグンカンドリは生息地がサンクリストバル島とイザベラ島に生息地が限られていた(サンクリストバル島には初日午後のみ立ち寄ったがその機会には見ることができなかった)。
同じように生息地が限られている動物としてはガラパゴスペンギンがいる。熱帯地方に唯一生息している珍しいペンギンだがイザベラ島の東側など見ることができる場所は片手で数えられる程度だ。
見たい動物の選定とそれに合わせたツアープランの重要性を強く感じた。更に滞在方式もクルーズや島のホテルに宿泊など一口にガラパゴス諸島観光といってもその楽しみ方とルートは多岐に渡る。
(行程を工夫して安く行こうと思えばペルーのツアーと同じくらいか少し高いくらいで行けることも今回わかった。)

沖縄にUSJができることは大いに結構なことだが、エクアドルのガラパゴスと同じく観光客が年々増加したとしても、何百年かけて形成された自然を壊すことなく、それでいて多くの人々が沖縄固有の自然を楽しむことの起点になればと願う。

スタッフおすすめ度
ガラパゴス諸島 ★★★★★L 動物達の楽園、シュノーケリングなどアクアスポーツやハイキングも楽しい!
キト ★★★★★ 世界遺産登録1号 中南米有数の美しい旧市街
グアヤキル ★★★ シーフードがおいしい港町

(2015年3月 橋本康弘)

シマウマだらけ(セレンゲッティ国立公園)
世界の絶景シリーズ第11弾! やっぱりタンザニアのサファリは最強でした! 動物の大群・サバンナでのキャンプに大感動! 一度は訪れたい「ンドゥ
エリア:
  • アフリカ>タンザニア>セレンゲティ
  • アフリカ>タンザニア>タンザニアその他の都市
テーマ:世界遺産 自然・植物 動物 
投稿日:2015/03/10 17:46
シマウマだらけ(セレンゲッティ国立公園)


チーター(ンドゥトゥ動物保護区)


今回機会あってタンザニアを視察してきました。2,3月は子育てをする動物達の可愛らしい姿がみられるいいシーズンです。ちょうどこの時期動物が多いといわれる「ンドゥトゥ動物保護区」と、世界的にも有名な「セレンゲッティ国立公園」、さらにセレンゲッティ国立公園の約3倍の広さを持つ「セルー動物保護区」を中心に今回の視察の様子を一部紹介し
2,3月は動物の多いの「ンドゥトゥ動物保護区」でのサファリがおすすめ
この保護区はンゴロンゴロ国立保護区とセレンゲティ国立公園にまたがる保護区で、毎年1月〜3月はヌーの大群がこのエリアにやってきて、子供を産んで子育てをします。この場所はこのミネラル分をたっぷり含んだ草が生えていて、ここの草を食べると子どものヌーが早く成長するので、この草を求めてヌーは大移動をしてくるようです。ここで出産し、子供が成長し始めたら、北部のケニアにあるマサイ・マラ国立公園を目指して大移動を開始します。このエリアはオフロードが許可されており、動物の間近までサファリカーで近づくことができます。また、ヌーを狙ったライオンなどの肉食獣の狩りの目撃率も高く、動物写真家達に人気の知る人ぞ知る地域なのです。今回も夥しいヌーの群れ、チーター、ライオン、ジャッカルなど多くの動物を間近で見ることができました。特に印象的だったのがチーターの親子。子どもが母親に甘える姿がとても可愛かったです
甘えんぼうのチーター(ンドゥトゥ動物保護区)


ヌーの大群!(ンドゥトゥ動物保護区)


ガオ〜!!威嚇するライオン(ンドゥトゥ動物保護区)


キリンの親子(ンドゥトゥ動物保護区)


圧倒的な動物の存在感!!やっぱりすごかった!セレンゲッティ国立公園
セレンゲッティ国立公園は世界でも有名な野生生物保護区です。セレンゲッティとは「終わりのない平原」を意味するマサイの言葉で、この草原には世界のどこよりも猟銃がたくさんいます。公園内には300万頭以上の大型哺乳動物がいて、いわゆる「ビックファイブ」とよばれるゾウ・サイ・ライオン(2000頭以上)、ヒョウ、バッファローをはじめ35種類の平原に住む動物をみることができるといわれています。まさにサファリに絶好の条件の場所ですので、これで動物が見られないはずはありません。
ただし個人的は2年前に訪れたケニアで運が悪かったのか動物の大群を見ることができず少々消化不良気味だったサファリ。これまでもライオンやチーター、ヒョウなどビッグファイブとよばれる大型動物を見ることはできていたのですが、比較的動物がまばらで、迫力にかけていた感がありました。そのときの天候や運もありますし、動物のことですので絶対はありえないことは十分わかっていても、アフリカのサバンナにきたら、やっぱり圧倒的な数の動物の群れを目の当たりにしたい!その存在感に圧倒されたい!というのが個人的な思いでした。でも今回の視察でやっとその夢が叶いました。特に、「セレンゲッティ国立公園」のシマウマの大群には圧倒されました。どこを見渡してもシマウマだらけ。地平線全体がシマウマの夥しい群れで埋もれていたのです!夢にまでみた動物の大群“これぞ野生の王国”というイメージどおりのアフリカ・サバンナの風景がそこにありました。草原の草をおいしそうに食べるシマウマの子供。水場で気持ちよさそうに水浴びをするシマウマの兄弟。シマウマの親子の群れは見ればみるほど可愛らしくすくすくと育ってほしいと願わずに入られませんでした。もちろんライオンはじめ多数の動物を見ることもでき大満喫のサファリでした。
どこまでも草原が続くセレンゲッティのサバンナ(セレンゲッティ国立公園)


シマウマだらけっ!(セレンゲッティ国立公園)


ヒョウをさがせ!(セレンゲッティ国立公園)


腹ペコ?ハイエナ(セレンゲッティ国立公園)


草をむしゃむしゃ?ウオーターバック(セレンゲッティ国立公園)


キリンも背伸び?(セレンゲッティ国立公園)


水浴びをするカバの群れ(セレンゲッティ国立公園)


グレイトガゼル(セレンゲッティ国立公園)


砂浴びをするアフリカゾウ(セレンゲッティ国立公園)


シママングース(セレンゲッティ国立公園)


サバンナでドキドキ・ワクワクの移動式キャンプの滞在も面白い!
アフリカの大自然を余すとこなく満喫したい方には移動式キャンプの滞在もおすすめです。今回ンドゥトゥ動物保護区にある「セレンゲッティ・ンドゥトゥ・カティカティキャンプ」に滞在しました。このキャンプは毎年11月からの6月ごろまでの期間限定で、動物の動きにあわせて設置場所が毎年変わる移動式キャンプで、サバンナの中にあるため、キャンプ近くの目の前にシマウマやヌー、キリンなどが草を食べにやってくる、というナチュラルなキャンプです(その年により営業期間が変わります)。
到着すると、早速キャンプのスタッフより滞在中の注意事項の説明がありました。「水はミネラルウォーターを飲んでください。夕食は夜7:00からです。」などここまではよくある話。ただしここからが本題。

スタッフ:「夕食はホテルスタッフが迎えに行きます。夕食後もスタッフが個室テントまでお送りします。ここは草食動物が多いが稀に草食動物を追って肉食動物がくることがあるので夜の一人歩きは危険です。暗くなったらひとりで外に出ないで下さい。」

私:「・・・・。」「え〜!!うそ〜!」

もちろんごく稀なことで、テントの中に入っていれば問題ないということでしたが・・・こんな話を聞いたらちょっとドキドキです。
ここのキャンプは、キャンプスタイルではありますが3コース料理の出るレストランも併設され、個室テントも簡素ながら清潔で広さも十分、蚊帳付のベット、洗面台、水洗トイレもアウトドアシャワーもあり、テント内の装備は意外と充実しています。シャンプー・シャワージェルやタオルなどの調度品もこだわっており心地よい滞在をサポートしています。もちろん、ここはサバンナの中のキャンプ。なんでもそろっているわけではありません。電機は電球のみ24時間つきますが、充電はレセプション棟で夜18時から21時の時間限定。またアウトドアシャワーは、アナログ式で、ホットシャワーを浴びたいときにスタッフに依頼し、温かいお湯をシャワー用の容器に用意してもらい、自分でシャワー弁を調整しながら浴びるスタイル。一気に使いすぎるとお湯がなくなってしまうので大事に使います。また、水道も含めここの水はキャンプに程近い、ミネラルを多く含むンドゥトゥ湖などからひいているため少しぬめりがあります。最初はちょっと違和感がありましたがこれが動物の子供たちの成長に必要な栄養になっているのかと思うと感慨深いものがあります。普段蛇口をひねれば、当然のように暖かいシャワーが出てくる生活に慣れてしまっている私たちにとっては、不便さを多少感じるのかもしれませんが、逆にこうした多少の不便さがサバンナでキャンプをしていることに気づかせてくれるのです。このアウトドアな感じ、私はとても気に入りました。
夕食までに時間があったので早速個室テントへ入りホットシャワーを浴びリフレッシュ。
テントの外に出ると、キャンプの目の前ではキリンの親子が木の葉を食べていました。夕飯でしょうか。テントから徒歩数分のレセプション棟へ移動すると、スタッフの粋な計らいか、そこにはアウトドアテーブルとキャンプ・ファイヤ-が用意されていました。促されるままタンザニアワインやビールで乾杯!夕焼けに染まるサバンナは眺めながらの一杯は格別です。その後3コースの夕食。スープ以外は基本的にブッフェスタイル。サバンナの動物たちの声と満天の星空の下の食事は格別で、ついついお酒もすすみます。夕食後はちゃんとスタッフがテントまで送ってくれました。夜動物がきたらどうしようなどと心配をしていたのですが、疲れもあり案外すぐ眠ってしまいました。
少々早起きしてテントの外をみるとサバンナの朝焼けがきれい!!鳥や動物たちの声で目覚め、サバンナの朝の風を感じながらの朝食がとても心地よい。スタッフもホスピタリティに溢れ、忘れられない滞在となりました。
テントというと、日本人は動物が近すぎて怖い、電気やシャワーなどの施設面で快適性にかける、防犯上も心配などと考える方が多く、敬遠される場合が多いとよくホテルスタッフに言われますが、今回滞在したキャンプは多少の不便さはあるももの心地よく快適に過ごせました。危ないということも特にありませんでしたし、蚊などの虫も気になりませんでした。多少の不便さを犠牲にしてもサバンナに滞在するという貴重な体験は“プライスレス”です!。なんでも至れり尽くせりの豪華ロッジに滞在するのもいいですが、たまには非日常の世界にどっぷりつかる体験もいいものです。大自然を満喫したい人に是非おすすめしたいキャンプです。

部屋例(セレンゲッティ・ンドゥトゥ・カティカティ・キャンプ)


部屋例(セレンゲッティ・ンドゥトゥ・カティカティ・キャンプ)


部屋例(セレンゲッティ・ンドゥトゥ・カティカティ・キャンプ)


シャワーはアナログ式のアウトドアシャワー(セレンゲッティ・ンドゥトゥ・カティカティ・キャンプ)


夕方はキャンプ・ファイヤーを囲む(セレンゲッティ・ンドゥトゥ・カティカティ・キャンプ)


タンザニア国産ビールに乾杯!「セレンゲッティビア」(セレンゲッティ・ンドゥトゥ・カティカティ・キャンプ)


夕焼けに染まるサバンナ(セレンゲッティ・ンドゥトゥ・カティカティ・キャンプ)


レセプション棟とレストラン(セレンゲッティ・ンドゥトゥ・カティカティ・キャンプ)


朝焼けに染まるサバンナ(セレンゲッティ・ンドゥトゥ・カティカティ・キャンプ)


朝食例(セレンゲッティ・ンドゥトゥ・カティカティ・キャンプ)


手付かずの大自然が残るセルー動物保護区へ足を伸ばすのもおすすめ
タンザニアのサファリは、北部のケニアとの国境付近に近いところのセレンゲッティ、ンゴロンゴロ、マニャラ、タランギレ方面が知名度が高く、日本からの観光客も、ほとんどがここに行っているようです。しかしタンザニアの南部にもサファリのできる場所は数多くあるのをご存知だろうか。今回訪れたセルー動物保護区もその1つである。もともとここは狩猟用の動物を保護するために設けられたが、現在は狩猟は禁止されている。今回ダルエスサラームから1泊2日の予定で訪問しましたので少々紹介させていただきます。

この保護区に関して少々説明させていただくと、セレンゲッティの約3倍の約5万平方キロメートルもの面積を誇り、これはタンザニアの面積の約5%に相当するというからいかに巨大かがわかります。密漁などで数は減っているようですがもともとは20万頭を超えるバッファローの群れ、3万頭以上のゾウ、8万頭以上のヌーがいたといわれています。またアフリカン・ワイルドドック(リカオン)、ホオカザリヅルなどの絶滅危惧種もいます。保護区の4分の3は短い草に覆われた平原や様々な種類の森林など緑で覆われていて、蛇行して流れるルフィジ川には多くの魚類やカバ、ワニが生息し多様な生態系を構築しています。こうした多様な生態系などが高く評価され1982年には世界遺産にも登録されたが、密漁が絶えず2014年には危機遺産に認定されています。サファリをする上でこの保護区の利点は、セレンゲッティ、ンゴロンゴロなどと比べ、観光客が現状少ないことから、動物が人馴れしておらずよりいっそう野生感が残っていること。オフロードサファリができ、動物遭遇率が高いこと。また、ここのロッジは規模が小さいこともあり、ロッジの責任者がお客様一人ひとりに話しかけ、希望を聞き、必要な手配をするというパーソナルなサービスをすることが一般的となっていることです。また「ダルエスサラーム」やタンザニア随一の人気のビーチリゾート「ザンジバル」からセスナ機で約1時間半から2時間で行くことができ、大掛かりな車での移動を解さなくてもオプション感覚でお手軽にサファリ体験ができる点です。午前中にセルーに到着すると夕方までサファリドライブをし、翌日ボートサファリをするというのがセルーでのサファリスタイルです。
今回、同じ日に同じ便でセルーへ向かう客は私を入れて4組程度。途中ほかのロッジに泊まる二組を降ろし、私とカナダ人の新婚旅行客2名は午前9時ごろ、サバンナの中にある空港に到着。ガイド暦8年というドライバーガイドが迎えにきており、オリエンテーション。滞在中のスケジュールの確認のほか、見たい動物の希望などを聞いてくれる。途中ボックスランチの昼食をはさみながら、夕方までサファリドライブをしました。今回のドライバーガイドは動植物に関する知識が博識で、動物が群れで生活する理由、トゲをもつアカシアの木と動物たちの関係などとても細かいことまで説明してくれたほか、動物を見ることができているかどうか、写真は取れたか、逐一参加者に確認しながらゆっくり時間をかけて、でも的確に動物がいる場所に案内してくれるプロフェッショナルなガイディングを実践しており、セルーならではのパーソナルなサービスに満足しました。セレンゲッティなどのサファリと違い、サファリカーもオープンカーで、オフロードサファリなので、動物を見つけると、道路を外れて動物に接近することもでき、ライオン、キリン、ゾウ、シマウマ、ヌー、インパラ、ウオーターバック、イボイノシシなど多数の動物を見ることができました。
セルー行きのセスナ機(12日乗り)


セルーのサファリカー(セルー動物保護区)


キリンの群れ(セルー動物保護区)


グゴ〜!木陰で眠る雄ライオン(セルー動物保護区)


こちらの様子を伺う?ウオーターバック(セルー動物保護区)


木陰で眠るライオンの群れ(セルー動物保護区)


手もなめる雌ライオンの子供(セルー動物保護区)


ヌー(セルー動物保護区)


カバの群れと水浴びをしにきたゾウ(セルー動物保護区)


カバの死骸に群がるハゲタカ(セルー動物保護区)


夕方17:00頃ロッジに到着。今回滞在したのは有名ホテルチェーン・セレナグループの豪華テンテッドロッジ「セレナ・ラグチュアリー・キャンプ」です。このロッジは、動物保護区の山奥にあり、テントの前はヒッポプールとなっている。全室12部屋の個室テントロッジ内は、寝室と水洗トイレ・洗面台・大きなバスタブ・ホットシャワーのある部屋に分かれる。や、ペルシャジュータンが敷かれ、照明はシャンデリア、クロゼットは高級家具と豪華な作りで広さも十分。そぐ近くにあるレセプション棟にはレストランとバーがあり、客がいる限り営業しているとのこと。ワインはヴィンテージモノ含め多数種類がある。小さいもののプールもありました。パスワードが必要ですが無料WiFiの利用可。夕食は夜19:30より、3コースのその日だけの特別メニューが用意され、気に入らない場合は作り直してもらうこともできる徹底振り。さすが豪華ロッジ、山奥にありながら至れり尽くせりという感じ。翌日午前中のボートサファリでカバやアリゲーターのいるフィジ川でボートサファリをしてサファリは終了。絶滅危惧種のリカオンをみることができなかったのは残念でしたが、多数動物をみることができ1泊2日でしたが十分満喫できました。たとえばビーチリゾートのザンジバルをメインに、滞在中にちょっとサファリを楽しみたい方、絶滅危惧種のリカオンなどを見たい方におすすめしたい保護区の1つです。
レセプション棟(セルー・セレナ・ラグジュアリー・キャンプ)


レストラン&バー(セルー・セレナ・ラグジュアリー・キャンプ)


プール(セルー・セレナ・ラグジュアリー・キャンプ)


ロッジの前にはヒッポプールがある(セルー・セレナ・ラグジュアリー・キャンプ)


客室例(セルー・セレナ・ラグジュアリー・キャンプ)


客室例(セルー・セレナ・ラグジュアリー・キャンプ)


客室例(セルー・セレナ・ラグジュアリー・キャンプ)


客室例(セルー・セレナ・ラグジュアリー・キャンプ)


夕食メニュー例(セルー・セレナ・ラグジュアリー・キャンプ)


夕食メニュー例(セルー・セレナ・ラグジュアリー・キャンプ)


敵意をむき出しにするカバ(セルー動物保護区)


川沿いで休むワニ(セルー動物保護区)


セルーのドライバーガイドと


天気もよく充実の視察となりました。念願の動物に大群をみることができたことが個人的には一番の収穫でした。現地日本語ガイドのアブドラさんにも大変お世話になりました。これでようやくサファリの面白さに目覚めたところで次はできればヌーの川渡りがみたいです。

おすすめ度
セレンゲッティ国立公園★★★★
サファリをするなら300万頭以上の大型哺乳動物がいるこの場所は必見。

ンドゥトゥ動物保護区 ★★★★
2,3月サファリをするなら動物が多いここがおすすめ!!オフロードサファリで動物遭遇率の高めです

セルー動物保護区 ★★★
知る人ぞ知る貴重動物もいる穴場。サファリ好きなら是非!

(2015年2月 渡邊 竜一)

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