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- 遺跡もビーチも食べ物も人も気候も 全てがHOTな国 -MEXICO-
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エリア:
- 中南米>メキシコ>チチェンイッツア
- 中南米>メキシコ>パレンケ
- 中南米>メキシコ>ウシュマル
- テーマ:ビーチ・島 世界遺産 歴史・文化・芸術
- 投稿日:2016/01/05 16:02
私が出発する1か月程前。メキシコを訪れた友人から、「2回も盗難にあった、1回は銃を向けられた」という話を聞いた。そんな話を聞いた1か月後、女子一人メキシコ、大丈夫かな、生きて帰れますように。と少し心配を抱きながらも、成田を旅立った。
ダラスで乗継時。イミグレーションで「一人?」と聞かれ、「一人です。」と答えると、「どうして?一人でメキシコ?!!友達はどこにいるの?!!」と聞かれたので「現地に友達はいません」と答えるとかなりびっくりした顔をされた。私の恐怖心をさらに掻き立てる。ここまで来たからには引き返せない。そんなこんなで、どきどきしながらメキシコシティに到着した。
メキシコの主食トルティーヤ
到着後、そのままメキシコシティから車で約1時間の場所にあるテオティワカン遺跡に向かう。テオティワカンには太陽のピラミッドと月のピラミッドがあり、65mもの高さを誇る太陽のピラミッドは世界三大ピラミッドの一つ。登頂可能なピラミッドの中では世界最大のものだそう。
この太陽のピラミッドからの眺めはとても良い(らしい)。一番高い登頂可能なピラミッドということで、登ってみたかったが、あいにくの雨。雷とともに本格的な雨が降ってきてしまったために、登頂は断念。しかし、下から眺めるとその迫力に圧倒される。
太陽のピラミッドと月のピラミッドの間 は「死者の道」と呼ばれる道が通っている。死者の道は北から南へ約4mに及んでまっすぐ伸びており、雨水が溜まるよう道はゆるやかな坂になっている。
せっかく来たからには少しでも上からの景色を眺めたい、ということで、少しだけ頑張って登ってみた。そこから眺める太陽のピラミッドはとても美しい。雷雨と寒さのせいか、他の観光客が見当たらず、テオティワカン独り占め!笑 ガイドさんも誰もいないテオティワカンは初めてだ、と言っていた・・。
テオティワカン独り占め
翌朝、4時にホテルを出発し、国内線でビジャエルモッサへ。
到着後、ガイドさんに「ここタバスコ州は60%が水(湿地)=蚊のパラダイスだよ!」と忠告を受ける。慌てて日本から持ってきていた虫よけスプレーをふりたくり、いざ。
まず訪れたのが空港から30分程の所にあるラ・ベンタ遺跡。
ここにはかつてメキシコ湾岸で栄えたオルメカ文明の遺跡が展示されている。発掘されたものを展示しているのではなく、自然のままに置かれた状態の野外博物館。とてもユニークな像がたくさん並んでいる。オルメカ文明の特徴は何といってもオルメカヘッドと呼ばれる巨石人頭像。
巨石人頭像と私
どの像も、空を見上げていたため、後頭部は平らになっている。
絶壁あたま①
絶壁あたま②
その他にもたくさんの像が点在している。
顔が分かりますか?
空を見上げる猿
綱を強く握る男性
その綱の先には女性が・・
忘れてはいけないのが、ここは蚊のパラダイスだということ。
こんなジャングルの中を歩く
私は迂闊にもここで30か所くらい蚊にやられてしまった。日本の虫よけはメキシコの蚊には効かないようだ。。
因みに、隣には動物園も隣接しているので、遺跡を見た後は動物にも触れ合うことができる。
この日はパレンケ村に宿泊。
マヤランド
このホテルの周りはジャングルで、鳥の囀りと共に朝を迎える。ホテルを散策していると、こんな大きなイグアナと遭遇することも。
かわいいイグアナ
翌日から、パレンケ、ウシュマル、カバー、チチェン・イツァ、コバ、トゥルムと6つの遺跡を巡ったので、それぞれのダイジェストをご紹介したい。
◆パレンケ遺跡◆
世界遺産にも登録されているパレンケ遺跡。
なんと約800年もの間、発見されることなくジャングルの中に眠り続けていたこの遺跡。
18世紀の半ば頃にようやくスペイン人により発見され、1948年に本格的な発掘調査が開始。現在もなお発掘調査は続いており、まだ60%は謎に包まれたままなのだとか。
昔の写真と比較してみると、どれだけジャングルに覆われていたか、よく分かる。
碑文の神殿
宮殿の塔
ピラミッドに登ることが規制されている遺跡が多いなか、パレンケ遺跡はまだ規制が少なく、ほとんどの遺跡に登り内部を探検することができるのも魅力。十字架の神殿からは遺跡全体を見渡すことができる。
遺跡を見終えた後、ジャングルの中の小道を通って帰ると、そこにはかつての住居であった遺跡や、綺麗な滝を見ることができる。遺跡見学はとても暑いので、マイナスイオンをたっぷり浴びてクールダウン。
◆ウシュマル遺跡◆
魔法使いのピラミッド
この遺跡は、マヤ遺跡としては珍しく側壁が丸くなっているのが特徴。小人が一夜で作り上げたという伝説から「魔法使い」という名称がついている。
メリダからチチェン・イツァとこのウシュマルを訪れる人が多いが、「ウシュマルの方が良かった!」と言う声をよく聞いた。確かに、チチェン・イツァももちろん素晴らしい遺跡だが、観光客が多く、お土産屋さんがずらりと並んでいるのが少し残念。ウシュマルは人が少なく、とても静かでゆっくりと見て周れるのが良い。
グラン・ピラミッドに登ってみると、緑の地平線が見渡せる。
◆カバー遺跡◆
マヤ人にとっては雨が降ることが最も重要で、降らないと生け贄を捧げて雨乞いをする。カバー遺跡の特徴は、雨神チャック神の顔で外壁全体が飾られている「コズ・ホープ」と呼ばれる遺跡。
別名「仮面の神殿」とも呼ばれるコズ・ホープ
おびただしい数のチャック!
前にもチャックがコロコロとたくさん置かれている。
この顔1つが30もの石のパーツの組み合わせで出来ているそう。ここにはチャックの顔が約300個以上あるともいわれるのだから、この壁を作るために費やした労力は計り知れない。
それだけこの地方では水が重要だったということだろう。
◆チチェン・イツァ◆
メキシコの代表格、チチェン・イツァ。チチェン・イツァはトルテカ人の影響も受けているため、これまで紹介したものとは少し違った遺跡が見ることができる。
大きな違いはマヤ文明では動物や自らを神に捧げたのに対し、トルテカでは人(階級の低い人たち)を生け贄にしていた。残酷だが、人の心臓を取り出し、それを毎日のように神に捧げていた。それを現す像が「チャック・モール像」。
生け贄の心臓を捧げるチャック・モール
戦士の神殿の上段入り口中央や、その他にもいくつかこの像が置かれている。(戦士の神殿にはあいにく登ることができない)
戦士の神殿
財宝や心身御供が投げ込まれたという、ミステリアスな生贄の泉、セノーテもある。
また、生け贄のドクロもトルテカならでは。ツォンパトリ=頭蓋骨の城は、生け贄の骸骨を大衆にさらす場所とされ、そこには様々な表情の頭蓋骨のレリーフを見ることができる。
今回チチェン・イツァ遺跡に隣接する「マヤランド」に宿泊した。
マヤランドからは直接遺跡への入り口があり、徒歩5分程でアクセスが可能。
せっかくなので、夜行われている音と光のショーを見に行ってきた。チチェン・イツァ(エスカルティージョ)に音と合わせて光を映し出す、いわゆる、プロジェクションマッピングのようなもの。
メリダ、チチェン・イツァに滞在していれば無料で入ることができる。(カンクンに滞在の場合は、整理券をもらえないため入ることができない。)事前にインターネットからの予約が必要。予約をせずに行った場合、席が空いていれば入れてもらうことができるらしい。時間は19時からの1回。ホテルのフロントで急いで並ばないと!と言われ、6時頃ホテルを出て並んだが、その後続々と長い列ができていた。チケットを持っていても、席がいっぱいになってしまえば入ることができない。実際19時に入場が始まり、ショーの開始は19時20分頃〜30分間程だった。(英語の解説が聞けるイヤフォンの貸し出しは行っておらず、あいにくスペイン語のみ。)
しかし、解説は分からないものの、見る価値は大いにあり!周りは明かりがないため見上げると満点の星空。遺跡の後ろにはオリオン座が輝いている。ショーもなかなかのクオリティでとても幻想的。終わった後は大きな拍手が沸き起こる。
※ちなみに、マヤランドからの遺跡への入り口はこの時間閉まってしまっているので、メインエントランスまではタクシーで行く必要がある。
◆コバ遺跡◆
あまりガイドブックにも載っていない遺跡。しかし、行ってみる価値は十分にある、おすすめの遺跡だ。
ここにはマヤ遺跡ではユカタン半島北部一高い「グラン・ピラミッド」がある。このピラミッドまでは、少し距離があるので、歩くのも良し、自転車のレンタルもしくは運転手付きの自転車をお願いすることもできる。(120ペソ)グラン・ピラミッドの高さは42m。(チチェン・イツァは25m)さらに、このピラミッドには登ることができる。
遺跡内を歩いていると、このようなトンネルを見かける。
ここは、身を清めるためのトンネルで、マヤの人たちは何か大事なことがあるとテキーラを飲み、このトンネルを歩いたのだとか。球戯場の隣にも、このトンネルがあった。ゲームの前に、ここで身を清めてから試合に挑んだそう。
球戯場
また、ここにはとても綺麗な丸みを帯びた円錐型のピラミッドがある。
これだけ綺麗な円錐の形を残した遺跡を見たのは初めてかもしれない。うっとりと見とれてしまった。
◆トゥルム遺跡◆
マヤ遺跡とビーチのコラボレーション
水着を着て遺跡観光をしている人がいるのはここだけではないだろうか。
遺跡の前でレジャーシートをひいてくつろぐ欧米人達
マヤ文明終焉の遺跡と言われているトゥルム遺跡。これまでジャングルの中にしかなかった遺跡だが、ここはカリブ海に面したところに遺跡がある。なんと、ウミガメの産卵エリアまである。
スペイン人が最初に遭遇したマヤの都市が、トゥルムだそう。海水浴と遺跡を一挙に楽しめ、欧米人には今大人気の遺跡となっている。
フレスコ画の神殿
遺跡を見尽くした後は、カンクンに2泊。今回は「ハイアット・ジラーラ・カンクン」に宿泊させていただいた。ハイアット・ジラーラは、大人のみの宿泊に限った、オールインクルージブのホテル。また、日本人のコンシェルジュが2人常駐しているので、困ったことがあっても安心。
ホテルに到着すると、まず日本人コンシェルジュのところへ案内され、そこでチェックインの手続き。
日本人コンシェルジュ
チェックイン時には枕とお部屋に炊くアロアの種類の好みを聞かれる。さすが5つ星サービス。そして、手首にはブレスレットを付けられる。これはオールインクルージブの印で、リゾート内お財布なしで楽しむことができる。
全部屋オーシャンビュー、且つ2人用のジャグジーが付いている。
お部屋の奥の方にジャグジーが!
テラスにはハンモック
お部屋から眺めるコバルトブルーの海
到着後しばらくしてから、私の腕時計の時間が1時間遅いことに気付く。同じユカタン州の中でも、チチェン・イツァとカンクンでは時差が1時間あるのだ。車で3時間の距離なのに・・なんだか1時間損した気分になってしまった。
朝焼けをバックにウェディングフォトの撮影
プライベートプール
帰国の途へ。乗継のダラスで、ああ、そういえばかなり脅されたな・・と懐かしくなった。暑い国メキシコに足を踏み入れると出発前抱いていたあの心配は瞬く間になくなり、むしろ、人は温かく、とても親切で危険を感じたことは一度もなかった。(特に女性には優しい)※もちろん必要最低限の注意は必要。
遺跡で歴史に触れ、ビーチも楽しめる。そして何よりも、ご飯とビールが安くて美味しい!いつも旅行中日本食が恋しくなってしまう私だが、今回は一度も日本食に手を付けることはなかった。メキシコは私の再訪したい国リストの一つに追加された。
マリアッチと一緒に!
パレンケ遺跡 ★★★★ ジャングルの中に潜むパレンケ遺跡は神秘的で面白い
ウシュマル遺跡 ★★★★★ 観光客が多すぎず、静かにゆっくりと観光できる。
チチェン・イツァ遺跡 ★★★★★ 夜の光と音のショーが超おすすめ!無料なので是非。
(2015年12月 池田郁依)
- 世界の絶景シリーズ12弾!悪魔のタワーに七色の海、メルヘンの村、巨石文明!? 知られざる絶景に出会う旅〜グアタペ、サン・アンドレス島、サン・
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エリア:
- 中南米>コロンビア>ボゴタ
- 中南米>コロンビア>コロンビアその他の都市
- テーマ:ビーチ・島 世界遺産 歴史・文化・芸術
- 投稿日:2016/01/05 15:56
南米「コロンビア」観光名所 コロンビアは治安が悪く犯罪が多い…と思っていませんか?近年著しく治安が回復し観光にどんどん力を入れていっています。そんな日本では観光地としてまだまだ馴染みのないコロンビアには日本では考えられないような大自然や素敵な街並みがいっぱいです!今回以前よりも旅をしやすくなった「コロンビア共和国」を訪れる機会を得ましたのでご紹介いたします。
まるで絵本の中にいるみたい♪カラフルなメルヘンの世界「グアタペ」
歴史ある遺跡や寺院が、少し苦手だと言う方はいませんか?いくら有名でもお墓は怖いし、寺院は地味だし、今から歴史を勉強するには…ちょっと面倒。そんな方におすすめなのが、グアタペ! 可愛くてカラフルで、まるで絵本の中にある、おとぎの世界から抜け出したような街なのです!
グアタペってどんな街?
コロンビアの第二の都市、メデジンから車で約2時間ほど行ったところにある村です。30分ほどでまわれてしまう小さな村ですが、街中がとにかくカラフルなんです!家や道路を統一した色にする街はありますが、ここグアタペの街は、ひと味もふた味も違ったとても派手な色合いで塗られています。そのカラフルな建物の色は、街の人達の丹精込めた手作りだとか。ガイドブックにも載っていないので、知る人ぞ知る隠れ名所♪街中すべてがカラフルなので、どこを歩いても楽しめます!
でも昔からこんなにメルヘンチックだったわけではなく、村おこしのために色や絵が描かれたそうなんです。街の人が思い思いに色や絵を描いているため、多少のちぐはぐさが生じますがかえってとっても可愛いらしい。壁の絵を見ながら、「ここは何屋さんかな〜?」などと想像しながら歩くのも楽しいですよ。
徹底されたカラフルな街並み!
グアタペに着いたとたん、目の前に広がるのはカラフルな街並み!カラフルな街は世界中にありますが、ここはとことん徹底されているので、他の街よりも飛びぬけてカラフルなんです♪一番のメインスポットは、このカラフルな階段がある広場。細部まで凝っていて本当にかわいいです!
合わせて訪れたい想像以上の景観美!!「ラ・ピエドラ・デル・ペニョール」
グアタペからトゥクトゥクで20分程の場所にある「ラ・ピエドラ・デル・ペニョール」もぜひ訪れてほしいスポットです。のどかな田園地帯に、まるで大きな岩が刺さったかのようにそびえ立つ異様な光景…。地元の人たちからは「悪魔のタワー」とも呼ばれているこの岩。頂上からの眺めがかなりの絶景なんです!
近くで見ると大きさがよく分かりますね。まるで山のようです。昔の人は、これが天から落ちてきたと信じ、信仰の崇拝の対象ともされていたので登る人もいなかったそうです。いまはご覧のとおり階段が設置され、頂上まで登れるようになっています。このギザギザの階段は「靴ヒモ階段」とも言われていたり、「海賊の傷跡」といわれたり。。。
700段以上もある階段を登ると、頂上には展望台が!頂上まで登ると合計740段!!そこから見える絶景がこれです。360度の大パノラマは、苦労して登ってでも見る価値ありです。登る途中には休憩所なども用意されているので、休みながらゆっくり登ってみてください。個人差もありますが頂上までは約20分ほどで登れます。
七色の海!知る人ぞ知る、美しすぎるカリブ海リゾート「サン・アンドレス島」
コロンビア本土より飛行機で1時間から2時間ほど、南米コロンビア北西部、中米のニカラグアに近い場所に「サン・アンドレス島」という島があります。カリブ海に浮かぶ、ビーチリゾートの島です。コロンビア本土はスペインの植民地だったのですが、ここサン・アンドレス島はイギリスの支配下にあった時代もあったことと、中米に近くレゲエ文化が入っていることから、コロンビア本土とは異なる文化圏にいるような錯覚を覚えます。また、最近まで領土をめぐって争っていたことで、開発がそれほど進んでおらず、大型ホテルチェーンなどはほとんどありません。とてもアットホームな、島本来のゆったりした時間と、美しい自然を楽しむことができるんです!
このサン・アンドレス島の最大の魅力は、なんといっても「7色の海」と呼ばれるほど美しい海です。その名の通り、海の水の色が7色の異なる青さが見られるという意味で、透き通る薄いブルーから、エメラルドグリーン、紺碧の青…とエリアによって違う美しい青い海が広がっています。
サン・アンドレス島は小さな島ですが、そこからボートで更に小さな島々へ日帰りで訪れる事が出来ます。特に人気なのは、「ジョニー・キー (Johnny Kay)」です。ホテルなどが密集する市街地エリアのビーチからも眺めることが出来る、ヤシの木の茂る小さな楽園へは、ボートで10分ほどで辿り着けます。
今回はJohnny Kay(ジョニーキー)にはいきませんでしたがエイと戯れる半日ツアーに参加しました。このツアーも大人気で、エイが集まるスポットは、引き潮になると白い砂浜ができるとてもステキな場所です。潜らなくても、上からでもはっきりとたくさんの魚が見られるほど、海が透き通っています。夕方になるとエサと休息場所を求めて、多い時は40-50匹ものエイが集ってくるそうです。この日もいました!!浅瀬なので、子供さんや泳げない人でも安心です。またここのエイは餌付け慣れされているため、人に慣れているそうなので、安心です。
さっそく、エイをつかんでみることにしました。すごくおとなしくて、かわいいですねーみんな順番に記念撮影会です。これはいい思い出になりますね。この浅瀬には魚も多くもちろんシュノーケルもたっぷり楽しめます。
サン・アンドレスの周辺で最高の透明度を誇る「ウエストビュー」というエリアもおすすめです。ここにはビーチはありませんが、深さのある海の崖の上にあり、透明なエメラルドグリーンの海にはカラフルな魚たちがたくさん泳いでいます。
海への飛び込みジャンプ台とウォータースライダーが利用でき、子供たちにも大人気です。
見てください、この海面からでも魚の様子がわかるほど、澄み切った海を。
この場所では、アクア・ナウティカという頭にマスクのようなものをかぶり、水中でも普通に呼吸ができる状態で、海底散歩を楽しむこともできます!!
島内にはイギリスの大海賊ヘンリー・モーガンが宝を隠したといわれる洞窟があり、まさに「カリブの海賊」の世界を垣間みることもできます。
サン・アンドレス島のもう1つの名物スポットがあります。「ブロー・ホール (Blow Hole)」と呼ばれる岩の穴のことで、海岸沿いの岩エリアに存在します。先ほどのウエスト・ビューから5分ほどの場所にあります。波が岩山にあたると、その穴から水しぶきや強風が吹きあげます。波が高ければ高いほど大きなものとあり、時には10mほど強風と共に海水が吹き上げることがあります。穴の前に立ち記念撮影をするのですが、運がいいと(運が悪いと?)全身びしょ濡れになりますのでお気を付け下さい。
また土産屋とバーもあり、ここでは「クレイジーなココナッツ」という意味のココ・ロコ (Coco loco)と呼ばれるカクテルを楽しむ事が出来ます。サン・アンドレス島の名物カクテルで、ココナッツの実をその場で割り、その中に4種のラム酒とチェリーシロップを注いで作られます。結構アルコール度数が強いので飲みすぎにお気を付け下さい。
サン・アンドレス島は、1年を通して温暖な気候であり、気温は25〜30℃程、季節は雨季と乾季に分かれています。5月〜12月頃が雨季で、10月頃に一番雨がよく降ります。そのためせっかく訪れるのでしたら、1月〜4月頃行かれることをおすすめします。その期間は気温も高くなりすぎず、すっきりと爽やかな天気と晴天を楽しむことが出来ます。サン・アンドレス島では新鮮な魚介類が豊富で、特に地元人やコロンビアの人たちは魚の素揚げに、食用バナナをガーリックに浸してから揚げた「パタコン」、パンの実、ガーリックライス、サラダがワンプレートになったものを好んで食べます。
日本人の口にも合いますので、是非お試し下さい。
またコロンビアと聞くと治安を懸念される方も多いと思いますが、サン・アンドレス島は人口4500人程ののんびりとした雰囲気が溢れる島ですので、最低限の注意を払えば問題ないかと思います。ぜひ訪れることをおすすめいたします。
コロンビア謎の巨石彫刻サン・アグスティン遺跡群の石象が面白い
ベネズエラからチリまで連なるアンデス山脈の名峰のひとつ、ネバデウィラ山(5750m)の南に、インカ時代以前に栄えた文明の史跡がいくつもあります。そのうち、ウィラ県にあるサン・アグスティンは、ユネスコの世界文化遺産に登録されており、マグダレナ川周辺500平方キロにわたって独特な石像が点在する地域です。主な遺跡だけで30箇所あり、南米最大の遺跡群です。ペルーを中心にアンデス地方一帯に影響を及ぼしたチャビン文化を思わせる石像や山奥のサン・アグスティンでは存在しないはずのワニのモチーフが存在したりと未だベールに包まれた神秘の遺跡です。いつ造られたものなのかもわかりません。何の目的で置かれたものなのかも。奇妙な石の文化を作った人たちがどんな民族だったのかも、いまだ解明されていませんが、その不思議さゆえに、多くの人々を惹きつけてやまない遺跡です。この遺跡群はは、「考古学遺跡公園」、「アルト・デ・ラス・ピエドラス(Alto de las Piedras)」、「アルト・デ・ロス・イドロス(Alto de los Ídolos)」の3つの遺跡公園から成り立っています。
遺跡観光は車でも可能ですが、乗馬しながらの遺跡観光が面白いです。特にチャキーラ神の石彫がある場所が断崖にあり馬で行くのがスムーズです。
他にサン・アグスティンより車で約8時間ネイバ近郊にあるタタコア砂漠も訪問しました。
朝日や夕日の時間帯にみるタタコア砂漠も絶景です
以上絶景盛沢山の観光地をご紹介しました。治安も比較的安定し以前よりも旅をしやすくなった「コロンビア共和国」をぜひ訪れてみてください。
おすすめポイント
グアタペ 4つ星 メルヘンな村は女子にもおすすめ!!
サンアンドレス 5つ星 抜群の透明度を誇る海は絶対おすすめ!
サンアグスティン:3つ星 古代文明好きにはたまらない謎の巨大文明は必見!
(2015年12月 渡邊竜一)
まるで絵本の中にいるみたい♪カラフルなメルヘンの世界「グアタペ」
歴史ある遺跡や寺院が、少し苦手だと言う方はいませんか?いくら有名でもお墓は怖いし、寺院は地味だし、今から歴史を勉強するには…ちょっと面倒。そんな方におすすめなのが、グアタペ! 可愛くてカラフルで、まるで絵本の中にある、おとぎの世界から抜け出したような街なのです!
カラフルに彩られたグアタペ村(グアタペ村)
グアタペってどんな街?
コロンビアの第二の都市、メデジンから車で約2時間ほど行ったところにある村です。30分ほどでまわれてしまう小さな村ですが、街中がとにかくカラフルなんです!家や道路を統一した色にする街はありますが、ここグアタペの街は、ひと味もふた味も違ったとても派手な色合いで塗られています。そのカラフルな建物の色は、街の人達の丹精込めた手作りだとか。ガイドブックにも載っていないので、知る人ぞ知る隠れ名所♪街中すべてがカラフルなので、どこを歩いても楽しめます!
カラフルに彩られたグアタペ村(グアタペ村)
でも昔からこんなにメルヘンチックだったわけではなく、村おこしのために色や絵が描かれたそうなんです。街の人が思い思いに色や絵を描いているため、多少のちぐはぐさが生じますがかえってとっても可愛いらしい。壁の絵を見ながら、「ここは何屋さんかな〜?」などと想像しながら歩くのも楽しいですよ。
カラフルに彩られたグアタペ村(グアタペ村)
カラフルに彩られたグアタペ村 壁画は村人の手作り
徹底されたカラフルな街並み!
グアタペに着いたとたん、目の前に広がるのはカラフルな街並み!カラフルな街は世界中にありますが、ここはとことん徹底されているので、他の街よりも飛びぬけてカラフルなんです♪一番のメインスポットは、このカラフルな階段がある広場。細部まで凝っていて本当にかわいいです!
カラフルに彩られたグアタペ村の広場(グアタペ村)
カラフルに彩られたグアタペ村(グアタペ村)
グアタペ村のお店の壁画(グアタペ村)
グアタペ村のお店の壁画(グアタペ村)
グアタペ村のお店の壁画(グアタペ村)
街の教会までもかわいらしい
合わせて訪れたい想像以上の景観美!!「ラ・ピエドラ・デル・ペニョール」
グアタペからトゥクトゥクで20分程の場所にある「ラ・ピエドラ・デル・ペニョール」もぜひ訪れてほしいスポットです。のどかな田園地帯に、まるで大きな岩が刺さったかのようにそびえ立つ異様な光景…。地元の人たちからは「悪魔のタワー」とも呼ばれているこの岩。頂上からの眺めがかなりの絶景なんです!
ホテルレクエルドス前より悪魔のタワーを望む(グアタペ村近郊)
近くで見ると大きさがよく分かりますね。まるで山のようです。昔の人は、これが天から落ちてきたと信じ、信仰の崇拝の対象ともされていたので登る人もいなかったそうです。いまはご覧のとおり階段が設置され、頂上まで登れるようになっています。このギザギザの階段は「靴ヒモ階段」とも言われていたり、「海賊の傷跡」といわれたり。。。
悪魔のタワー「ラ・ピエドラ・デル・ペニョール」の螺旋階段は全部で740段(グアタペ村近郊)
700段以上もある階段を登ると、頂上には展望台が!頂上まで登ると合計740段!!そこから見える絶景がこれです。360度の大パノラマは、苦労して登ってでも見る価値ありです。登る途中には休憩所なども用意されているので、休みながらゆっくり登ってみてください。個人差もありますが頂上までは約20分ほどで登れます。
「ラ・ピエドラ・デル・ペニョール」の頂上からの風景は絶景(グアタペ村近郊)
「ラ・ピエドラ・デル・ペニョール」の頂上からの風景は絶景(グアタペ村近郊)
七色の海!知る人ぞ知る、美しすぎるカリブ海リゾート「サン・アンドレス島」
コロンビア本土より飛行機で1時間から2時間ほど、南米コロンビア北西部、中米のニカラグアに近い場所に「サン・アンドレス島」という島があります。カリブ海に浮かぶ、ビーチリゾートの島です。コロンビア本土はスペインの植民地だったのですが、ここサン・アンドレス島はイギリスの支配下にあった時代もあったことと、中米に近くレゲエ文化が入っていることから、コロンビア本土とは異なる文化圏にいるような錯覚を覚えます。また、最近まで領土をめぐって争っていたことで、開発がそれほど進んでおらず、大型ホテルチェーンなどはほとんどありません。とてもアットホームな、島本来のゆったりした時間と、美しい自然を楽しむことができるんです!
このサン・アンドレス島の最大の魅力は、なんといっても「7色の海」と呼ばれるほど美しい海です。その名の通り、海の水の色が7色の異なる青さが見られるという意味で、透き通る薄いブルーから、エメラルドグリーン、紺碧の青…とエリアによって違う美しい青い海が広がっています。
ホテルカサブランカからみたビーチ(サン・アンドレス島)
島随一のビーチ ココプルムビーチ(サン・アンドレス島)
サン・アンドレス島は小さな島ですが、そこからボートで更に小さな島々へ日帰りで訪れる事が出来ます。特に人気なのは、「ジョニー・キー (Johnny Kay)」です。ホテルなどが密集する市街地エリアのビーチからも眺めることが出来る、ヤシの木の茂る小さな楽園へは、ボートで10分ほどで辿り着けます。
今回はJohnny Kay(ジョニーキー)にはいきませんでしたがエイと戯れる半日ツアーに参加しました。このツアーも大人気で、エイが集まるスポットは、引き潮になると白い砂浜ができるとてもステキな場所です。潜らなくても、上からでもはっきりとたくさんの魚が見られるほど、海が透き通っています。夕方になるとエサと休息場所を求めて、多い時は40-50匹ものエイが集ってくるそうです。この日もいました!!浅瀬なので、子供さんや泳げない人でも安心です。またここのエイは餌付け慣れされているため、人に慣れているそうなので、安心です。
さっそく、エイをつかんでみることにしました。すごくおとなしくて、かわいいですねーみんな順番に記念撮影会です。これはいい思い出になりますね。この浅瀬には魚も多くもちろんシュノーケルもたっぷり楽しめます。
エイツアーへ(サン・アンドレス島)
エイと記念写真(サン・アンドレス島)
エイと記念写真(サン・アンドレス島)
サン・アンドレスの周辺で最高の透明度を誇る「ウエストビュー」というエリアもおすすめです。ここにはビーチはありませんが、深さのある海の崖の上にあり、透明なエメラルドグリーンの海にはカラフルな魚たちがたくさん泳いでいます。
海への飛び込みジャンプ台とウォータースライダーが利用でき、子供たちにも大人気です。
見てください、この海面からでも魚の様子がわかるほど、澄み切った海を。
この場所では、アクア・ナウティカという頭にマスクのようなものをかぶり、水中でも普通に呼吸ができる状態で、海底散歩を楽しむこともできます!!
島随一の透明度を誇る「ウエスト・ビーチ」(サン・アンドレス島)
島随一の透明度を誇る「ウエスト・ビーチ」(サン・アンドレス島)
島随一の透明度を誇る「ウエスト・ビーチ」(サン・アンドレス島)
島内にはイギリスの大海賊ヘンリー・モーガンが宝を隠したといわれる洞窟があり、まさに「カリブの海賊」の世界を垣間みることもできます。
サン・アンドレス島のもう1つの名物スポットがあります。「ブロー・ホール (Blow Hole)」と呼ばれる岩の穴のことで、海岸沿いの岩エリアに存在します。先ほどのウエスト・ビューから5分ほどの場所にあります。波が岩山にあたると、その穴から水しぶきや強風が吹きあげます。波が高ければ高いほど大きなものとあり、時には10mほど強風と共に海水が吹き上げることがあります。穴の前に立ち記念撮影をするのですが、運がいいと(運が悪いと?)全身びしょ濡れになりますのでお気を付け下さい。
海水が吹き上げる「ブロー・ホール」へ(サン・アンドレス島)
また土産屋とバーもあり、ここでは「クレイジーなココナッツ」という意味のココ・ロコ (Coco loco)と呼ばれるカクテルを楽しむ事が出来ます。サン・アンドレス島の名物カクテルで、ココナッツの実をその場で割り、その中に4種のラム酒とチェリーシロップを注いで作られます。結構アルコール度数が強いので飲みすぎにお気を付け下さい。
島の名物ココナッツカクテル「ココ・ロコ」(サン・アンドレス島)
サン・アンドレス島は、1年を通して温暖な気候であり、気温は25〜30℃程、季節は雨季と乾季に分かれています。5月〜12月頃が雨季で、10月頃に一番雨がよく降ります。そのためせっかく訪れるのでしたら、1月〜4月頃行かれることをおすすめします。その期間は気温も高くなりすぎず、すっきりと爽やかな天気と晴天を楽しむことが出来ます。サン・アンドレス島では新鮮な魚介類が豊富で、特に地元人やコロンビアの人たちは魚の素揚げに、食用バナナをガーリックに浸してから揚げた「パタコン」、パンの実、ガーリックライス、サラダがワンプレートになったものを好んで食べます。
日本人の口にも合いますので、是非お試し下さい。
またコロンビアと聞くと治安を懸念される方も多いと思いますが、サン・アンドレス島は人口4500人程ののんびりとした雰囲気が溢れる島ですので、最低限の注意を払えば問題ないかと思います。ぜひ訪れることをおすすめいたします。
コロンビア謎の巨石彫刻サン・アグスティン遺跡群の石象が面白い
ベネズエラからチリまで連なるアンデス山脈の名峰のひとつ、ネバデウィラ山(5750m)の南に、インカ時代以前に栄えた文明の史跡がいくつもあります。そのうち、ウィラ県にあるサン・アグスティンは、ユネスコの世界文化遺産に登録されており、マグダレナ川周辺500平方キロにわたって独特な石像が点在する地域です。主な遺跡だけで30箇所あり、南米最大の遺跡群です。ペルーを中心にアンデス地方一帯に影響を及ぼしたチャビン文化を思わせる石像や山奥のサン・アグスティンでは存在しないはずのワニのモチーフが存在したりと未だベールに包まれた神秘の遺跡です。いつ造られたものなのかもわかりません。何の目的で置かれたものなのかも。奇妙な石の文化を作った人たちがどんな民族だったのかも、いまだ解明されていませんが、その不思議さゆえに、多くの人々を惹きつけてやまない遺跡です。この遺跡群はは、「考古学遺跡公園」、「アルト・デ・ラス・ピエドラス(Alto de las Piedras)」、「アルト・デ・ロス・イドロス(Alto de los Ídolos)」の3つの遺跡公園から成り立っています。
石人の護る支石墓(アルト・デ・ロス・イドロス考古学公園)
石人の護る支石墓にて(アルト・デ・ロス・イドロス考古学公園)
高さ5m、サン・アグスティン遺跡群で最大の石像(アルト・デ・ロス・イドロス考古学公園)
「石像の森」に眠る帯びたらしい数のユニークな石像(サン・アグスティン考古学公園)
「石像の森」に眠る帯びたらしい数のユニークな石像(サン・アグスティン考古学公園)
三角形をした大きな顔の石像(「メシータB」)(サン・アグスティン考古学公園)
古墳と戦士の石像(「メシータA」)(サン・アグスチン考古学公園)
遺跡観光は車でも可能ですが、乗馬しながらの遺跡観光が面白いです。特にチャキーラ神の石彫がある場所が断崖にあり馬で行くのがスムーズです。
太陽信仰の象徴ラ・チャキーラ神の石彫(ラ・チャキーラ遺跡 )
石像のレプリカを売る御土産物屋の主人と すべて手作り(ラ・チャキーラ遺跡 )
高台にあるブティックホテル「アカワンカ」(サン・アグスティン考古学公園)
他にサン・アグスティンより車で約8時間ネイバ近郊にあるタタコア砂漠も訪問しました。
朝日や夕日の時間帯にみるタタコア砂漠も絶景です
荒涼とした風景が広がるタタコア砂漠(タタコア砂漠)
以上絶景盛沢山の観光地をご紹介しました。治安も比較的安定し以前よりも旅をしやすくなった「コロンビア共和国」をぜひ訪れてみてください。
おすすめポイント
グアタペ 4つ星 メルヘンな村は女子にもおすすめ!!
サンアンドレス 5つ星 抜群の透明度を誇る海は絶対おすすめ!
サンアグスティン:3つ星 古代文明好きにはたまらない謎の巨大文明は必見!
(2015年12月 渡邊竜一)
- 青と緑のセイシェル×金色のアブダビ
-
エリア:
- 中近東>アラブ首長国連邦>アブダビ
- インド洋>セイシェル>マヘ島
- テーマ:ビーチ・島 ホテル・宿泊
- 投稿日:2016/01/05 15:39
「ほらセイシェルの夕陽が 今 海に沈んでくわ
世界のどんな場所で見るよりも 美しい夕焼けよ」
1980年代を代表するアイドル松田聖子が歌った「セイシェルの夕陽」。この歌により、聖子ちゃん世代の方には少し知名度があるらしい。
が、私の友達に「セイシェルに行ってくる」と言っても皆声を揃えて「どこ?」という反応。やはりまだまだ日本人には馴染みのないセイシェル。
今回は、そんな美しい夕陽を見に(?)、セイシェルを訪れてきた。
「インド洋の真珠」とも呼ばれているセイシェル。一体どんな国なのだろうか。
飛行機でまず到着するのはセイシェルで1番大きな島、マヘ島。飛行機から降りると、滑走路の向こう側には真っ青な海が広がっており、ざざーという波の音がすぐそこに聞こえる。滑走路の隣がもう海、という状況とその熱気に、異国の島国セイシェルへの期待と興奮が高まってくる。
セイシェルの首都ビクトリアはこのマヘ島にあり、人口の90%がこの島に住んでいる。セイシェルで一番大きな島だ。
中心の島と言っても素朴そのもので、陸地面積に占める森林の割合は88.5%と言われている程そこには手つかずの自然がたくさん残っている。ビクトリアではココナッツの木より大きな建物は存在せず、とてもゆったりとした時間が流れている。そんな大自然の中には素敵なリゾートもたくさんあり、世界中のハネムナーに人気のディスティネーションとなっている。(あのウィリアム王子とキャサリン妃もハネムーン先に選んだとか・・。)
マヘ島の中でも最も有名なのがボー・バロン・ビーチ。
ボーバロンのエリアにはたくさんのホテルが建っている。
バジェットを抑えたい方におすすめなのが「コーラルストランド スマートチョイス」。
ビクトリア市内まで車で約10分、空港まで20分。ボーバロンの中心にあり、ショッピング、ビーチ共に楽しめる便利な立地にある。
スタンダードルーム
ホテルのビーチ
メインレストランからは松田聖子も歌っていた夕陽を綺麗に眺めることができる。
メインレストラン
このエリアで、ラグジュアリーなホテルに泊まられたい方におすすめなのが、コーラルストランドの隣にある「サヴォイ リゾート&スパ」。2014年5月にオープンしたばかりの新しい5つ星ホテル。
コーラルストランドに宿泊の方はサヴォイのレストラン等の施設を割引価格で利用でき、反対にサヴォイの宿泊者はコーラルストランドの施設を割引価格で利用が可能。
インドネシアのデザイナーが手掛けたお部屋は落ち着いた色使いで、また広さすぎず狭すぎず、私は個人的にいろいろ見たホテルの中でも一番好きだったかもしれない。
サヴォイルーム
バスルーム
広い敷地内には、セイシェルで一番大きなプールもある。
そして今回宿泊させていただいたのが、「ケンピンスキーセイシェル」。
エントランス
現在セイシェルで唯一、日本人の総支配人がいるホテル。そのためか、きめ細やかなところまで気が配られていて、非常に過ごしやすかった。ヨーロッパの方はダブルベッドのお部屋を好まれるので、80%以上の宿泊者がヨーロッパ人(特にドイツ、フランス、スイス)であるセイシェルではツイン(ベッド2台)のお部屋のないホテルもある中、ケンピンスキーでは日本人の要望に応えられるようどのカテゴリーにもそれぞれツインベッドかつバスタブ付きのお部屋が用意されている。(全部屋ではなく数部屋のみなので、確約ではない)
シーサイドルーム
バスルーム
シーサイドルーム
ミニバー内の飲み物は無料
バスタブ付きのお部屋もある
シーサイドルームの場合はお部屋からそのままベ・ラザールビーチにアクセス可能。
ベ・ラザールビーチ
このビーチを歩いてフロント、レストランにもアクセスできる。やわらかい白砂がとても気持ち良い。また、敷地内にはプール、スパ、テニスコート、ジム、ダイビングセンター等、リゾート内で滞在を完結できる十分な設備が整っている。夕方にはカクテルアワーもあり、飽きることなくリゾートを満喫することができる。キッズクラブもあるので、お子様連れにも安心。実際ファミリーのお客さんがとても多かった。
スパ
ダイビングセンター
カクテルアワー
ケンピンスキーの前には大きな岩山があり、そこからはケンピンスキーを一望することができる。宿泊した際には絶対に足を運んで頂きたい。スタッフが用意してくれたココナッツジュースを飲みながら、心地よい風を浴び、最高な景色を眺める。時間を忘れてずっといつまでも眺めていられる景色だった。ここからの夕陽も最高。
最後におすすめしたいリゾートが、世界の「フォーシーズンズリゾート」。
マヘ島の南西、静かな丘の上に位置するフォーシーズンズ。丘の斜面に独立型のヴィラが点在しており、場所・眺めによってそれぞれカテゴリーが分かれている。
眺め以外は基本的に全室同じ内装で、広いウッドデッキやインド洋を見下ろすプライベートプールが備わっており、お部屋は182平米と広くとても開放的。
プライベート感たっぷり
ヒルトップオーシャンビュー
丘の頂に築かれたスパは、リラクゼーションスペースから素晴らしいインド洋の眺望が楽しめる(サンセットタイムがおすすめ)。
ヨガ・パビリオンが併設されており、海を見下ろしながら、ヨガを体験することも。
毎朝ここでヨガプログラムがある
こんな素晴らしい景色を眺めながらヨガができる
心身ともにリラックスできるリゾート。キッズクラブも充実しておりファミリーでもハネムーンにもかなりおすすめ。
広いキッズクラブ
ゾウガメもいます!
マヘ島に滞在して驚いたこと。それはセイシェル=ビーチのイメージが強かったが、意外と山が多いこと、そしてビクトリアでの車の渋滞と、物価の高さ。
地図で見れば小さな島で、移動も簡単なように思えるが、空港からボーバロンベイエリアのホテルに行くには問題ないが、今回宿泊したケンピンスキーまでは山を越えるため、実はかなりグネグネとした山道を登ったり下りたりしながら行く。空港から離れたホテルに宿泊の場合、車酔いしやすい方は酔い止めがあった方が良いかもしれない。
また、マヘ島ではここ数年で急に車が増えているらしく、ビクトリアでは渋滞が問題となっている。因みに、セイシェルでは車は日本と同じ右ハンドルで、日本の免許書があれば簡単に車を借りることができる。バスはビクトリアを中心に、南と北に一律料金(5ルピー)で運行している。(南部から北部に行きたいときは必ずビクトリアで乗り換える)コストは抑えられるが、あまり頻繁に走っていないため、島での移動にはレンタカーかタクシー便利だ。タクシーは流しのタクシーは走っていないので、タクシー乗り場で拾う必要がある。
ホテルから空港へ行く際など、時間に遅れられない場合は渋滞していることを考慮し早めに出発することをおすすめする。
またセイシェルではココナッツとパイナップル以外はほとんどのものを輸入に頼っているので、極めて物価が高い。5つ星ホテルだとお水1本500〜800円程、ビール1本1500〜2000円程。町中ではあまり買い物ができるようなところはなく、特にビクトリアから離れたリゾートに宿泊する場合は現地では何も買えないと思った方が良い。特に歯ブラシは置いていないホテルがほとんどだったので、必要なものは必ず持って行くことをおすすめする。
☆☆アブダビ☆☆
日本からルセイシェルに行くにはエミレーツ航空もしくはエティハド航空でドバイかアブダビを経由して行く。今回私はエティハド航空でアブダビを経由し、帰りに1泊した。
セイシェルの素朴な感じからはうって変わり、次はオイルマネー大国へ。これまでドバイには行ったことがあったが、アブダビはドバイとはまた違う雰囲気があった。
ドバイでは高層ビルがまるでその形や高さを競うように立ち並んでいるのに対し、アブダビではドバイ程高層ビルは多くない。またアブダビでは緑を大切にしているため、道路を走っていると街路樹がずっと立ち並んでいる。車でアブダビからドバイまで走っていると、ドバイに入った途端街路樹がなくなるからすぐに分かるとか。 また、ビーチもありとってものんびり、ゆったりとした空気が流れている。
今回、ケンピンスキーさんのご協力の下アブダビで一番高級と言われている「エミレーツパレス」に1泊させていただいた。そう、あの「Sex and the City」で使われていたホテルだ。まさか、自分がここに泊まれるとは、、。
ホテルに入り、チェックインをしているとまずバラの花を一輪渡される。(女性のみ)そして、次に手渡されたのが金のルームキー。
金のルームキー
フロント
館内も室内も見渡す限り金だらけ!
金の自動販売機
金のエレベーター
コーラルルーム
ティッシュのケースまで金!
歯ブラシやごみ箱まで金ぴかでした。
お部屋にはiPadがあり、電気や空調などは全てこれで操作できるだけでなく、音楽や映画なども豊富に揃っている。
壮大な敷地の中には、なんとレストラン15軒、大きなプールに1.3kmにも及ぶプライベートビーチが。1泊では全然足りない。
エントランス
金のロールスロイス
まさに「豪華」とはこのこと。恐るべしオイルマネー。とにかく桁の違いに開いた口が塞がらないまま、1泊という短い滞在は幕を閉じた。
セイシェルとアブダビ。雰囲気も文化も食べ物も違い、最後の1泊のアブダビがこの旅の良いスパイスとなった。日本からアブダビまでは約 時間、そこからセイシェルまで 時間と長旅になるので、途中一息入れるにも、この2国組み合わせはおすすめだ。
ケンピンスキーセイシェル ★★★★★
松田聖子が歌った夕陽をぜひホテルの岩山から独り占めして下さい。
フォーシーズンズ ★★★★★
やっぱり世界のフォーシーズン。徹底されたプライベート空間で2人だけの時間を満喫できます。
エミレーツパレス ★★★★★
Sex and the Cityでも使われた超豪華ホテル。金のカプチーノが有名。館内を見て回るだけでも楽しい。
(2015年10月 池田郁依)
- 歴史と自然を大満喫!カンボジア・ベトナム9日間の旅
-
エリア:
- アジア>カンボジア>シェムリアップ
- アジア>ベトナム>ホーチミン
- アジア>ベトナム>フーコック島
- テーマ:ビーチ・島 世界遺産 歴史・文化・芸術
- 投稿日:2016/01/05 15:32
カンボジア・ベトナム出張の機会をいただき、シェムリアップ4泊、フーコック2泊、ホーチミン1泊の旅をしてきました。入社半年で訪れた国はもう4カ国。たくさん旅に行かせてもらい、行く度にどんどん好きになってゆく海外。一人思い出にふけながら書くこの旅行記では、カンボジア、ベトナムの魅力を少しでも伝えてゆけたらと思います。
今回の旅はベトナム航空利用。まずは成田からハノイ乗り継ぎでシェムリアップへ向かいます。下調べでハノイでの乗り継ぎは難しいなんて書いてあったので少々不安でしたが、無事乗り継ぎをクリアしシェムリアップに到着!
飛行機をおりると湿気たっぷりの熱風が押し寄せてきました。蒸し蒸しと暑いこの感じ。東南アジアに来たんだと実感させられます。
《シェムリアップ》
シェムリアップといえばアンコールワットを代表とする遺跡群。
今回は私が行った中で特によかったスポットを紹介していきたいと思います。
●カンボジアNO1観光スポット、アンコールワット
カンボジアと言えばアンコールワット。何て言われるほどカンボジアを代表する寺院。ちなみにカンボジア人はものすごくアンコールワットを誇りに思っていて、タイの女優が「アンコールワットはタイのもの」と発言しただけで大使館を焼き討ちにするほどの暴動が起きたそう。そんなカンボジアの誇りであるアンコールワットをまずは紹介してゆきたいと思います。
ため息がでるほど美しく、荘厳な寺院でした。
外観も素晴らしいのですが、回廊内も美しいレリーフや像がたくさんあり見所満載です。
ちなみアンコールワットが1番美しく見える時間は日の出の時間。いわゆるアンコールワットの朝焼けです。
日が昇るにつれ後ろから照らされるその姿はなんとも神秘的で、息が止まるほどの絶景なんだそう。ちなみに私も朝焼け鑑賞をしに朝5時に起きてアンコールワットに行ったのですが、あいにくの曇り空で見れず…1番楽しみにしていただけにがっかり、、、
雲が邪魔して見れないことも結構あるそうなのでこればかりは運次第。でも何度もトライしてでも見る価値あり!だそうなので朝焼けを見にまたアンコールワットに来ようと心に誓いました。
○密林の遺跡、ベンメリア
ジブリアニメ「天空の城ラピュタ」のモデルになったと言われるベンメリア。
ここはもう本当にジブリの世界でした。
ベンメリアは1990年代に発見されてから内戦の影響などでほとんど修復されておらずかなり崩壊しており、そこらじゅうにブロックが散乱し、苔や草が生い茂っています。
しかしベンメリアはその崩壊ぶりがものすごく良い味を出していて、神秘的で美しいのです。
ベンメリアは観光客が少なく静かなところでした。
自然のブランコに乗ってぼーっとしながら目をつぶるとラピュタの映像が浮かび、目を開けると実際にラピュタでみた景色が広がる。まるでジブリの世界にいるんじゃないかと錯覚するほど、幻想的で不思議な場所でした。
今回の旅の中で1番印象に残った場所です。
今後、観光客が増えてゆくと神秘的な雰囲気も存分に味わえなくなると思うので、ぜひ観光客が増える前に訪れていただきたいです。また、雨季に行くと苔や草木が生い茂り緑が映え、より一層美しい姿が見れるのでオススメです。
●大自然を満喫できるプノンクーレン
プノンクーレンはシェムリアップから車で1時間半ほどの場所にあります。ジャヤバルマン2世がアンコール王国独立を宣言した聖なる山で、アンコール発祥の地と言われる場所です。中心には金色に輝く巨大な涅槃像が有名なプレア・アントン寺院があります
プノンクレーンはとにかく自然がいっぱいなので、のんびり散策するのがオススメです。不意に遺跡が現れたりもするので、歩いているだけでも楽しいです。暑くなったら冷たい川に入ってひと休みもできます。また、バーベキューができる場所もあるのでカンボジアの聖なる大自然に囲まれながらのバーベキューなんてのもいいですね。
以上がカンボジア・シェムリアップで実際に見てきた中でのオススメの場所です。
映画「トゥームレイダー」の撮影地にもなった、ガジュマルの樹に侵食される遺跡タプロームも良かったのですが、観光客が多すぎて雰囲気をよく味わえなかったのでオススメにはあげませんでした。
●シェムリアップ町歩き(夜)
シェムリアップに来てから毎晩のように夜歩きをしていたので、その様子も少し紹介しようと思います。
ナイトマーケットストリートの先にアンコールナイトマーケットがあるのですが、そこに日本人が経営するショップが3つありました。どのお店も可愛らしい雑貨を扱っていて女性にオススメです!日本人の店員もいるので日本が恋しくなったらお話ししに行ってみるのもいいですね。
また、シェムリアップの夜の街を観光客の多いパブストリートから薄暗い人通りの少ない路地裏なんかまで歩き回りましたが、危ない思いは一切しませんでした。カンボジア=危険のような固定観念があったけれど、全然そんなことないと実際に行ってみて思いました。ただ、スリなんかはやっぱりあるようなので、貴重品には注意しましょう。
次はベトナムフーコックへ向かいます。
シェムリアップからホーチミンで乗り継ぎ、ホーチミンから国内線に乗り1時間ほどでフーコックに到着です。
《フーコック島》
ベトナムの秘境とも呼ばれるフーコック島。フーコックは本当に海が綺麗なので、美しい海を思う存分満喫するのがオススメです。
美しいビーチを満喫したら、夜はナイトマーケットで新鮮な魚介類を!
ナイトマーケットでは毎夜とれたての新鮮な魚介類が並びます。それを目の前で焼いてもらい、焼きたての海鮮がデーブルに並べられます。種類も豊富でウニやカニ、エビなどはもちろん、蛇やカエルまでおいています。フーコックでは新鮮な焼きたての海鮮をお腹いっぱいに食べれる毎日が送れますので、海鮮好きにはおすすめです!
フーコックは良い意味で何もないところでした。何もないからこそ自然を楽しめ、日々の喧騒を忘れてリラックスできる場所です。
フーコックに来たら是非のんびりとした1日を過ごしてみてください。朝はゆっくり起きてビーチに向かい、ビーチでのんびり。フーコック島の砂は鳴き砂なので歩くたびにキュッキュッと鳴く砂の声にもまた癒されます。お腹が空いたら市場に行って新鮮な海鮮をいただき、またビーチに戻って美しいサンセットを見ながら晩酌。なんて1日、最高です。何も考えずただただ自然を感じる。そんな1日をフーコックでは過ごしてみてください!
《ホーチミン》
ラスト2日はホーチミンに滞在。ホーチミンではクチトンネルとミトのメコン川クルーズへ行ってきました。
○クチトンネル
ここはベトナム戦争の舞台となり、戦争中米軍を苦しめたゲリラの基地となった場所です。ベトナム兵士は地下に全長250キロのトンネルを掘り、そこで生活したり、武器を作ったりしていました。現在そのトンネルや、戦争で使われた武器、落とし穴などが展示され、また、実際にトンネル内に入ったりなんかもできます。
クチトンネルは実際にトンネルに入れたり、射撃体験ができたりと見るだけではなく実際に体験出来るのが良かったです。ただ、ここで多くの人が亡くなっているのか、なんて考えると複雑な気持ちになりました。
ここに来られる予定の方は歩きやすい靴と汚れても良い服でくることをオススメします!
また、クチトンネルは説明されないとわからない物が多いので、日本人ガイドをつけるか、事前に予習してまわると意味がわかりより楽しめます。
《ミトのメコン川クルーズ》
この旅最後のイベントはミトのメコン川クルーズ。まずはホーチミンから車で1時間ほどのミトの町に行き、そこから船でメコン川の中州の島に向かいます。
メコン川クルーズはのんびりと進む船の中でぼーっと過ごしてしまいました。ものすごくリラックスできます。一緒に船を漕いだりしてもまた楽しめます。ホーチミンの喧騒につかれたらミトのメコン川クルーズが是非オススメです。
スタッフのオススメ度
・シェムリアップ ★★★★★ たくさんの遺跡がありますが、中でもベンメリアはかなりオススメ!
・フーコック ★★★★ 何もないのが良い!のんびりと過ごしてみて下さい!
・ホーチミン ★★★ ホーチミンの喧騒に疲れたらクルーズで癒しを!
(2015年11月 下根光貴 )
今回の旅はベトナム航空利用。まずは成田からハノイ乗り継ぎでシェムリアップへ向かいます。下調べでハノイでの乗り継ぎは難しいなんて書いてあったので少々不安でしたが、無事乗り継ぎをクリアしシェムリアップに到着!
飛行機をおりると湿気たっぷりの熱風が押し寄せてきました。蒸し蒸しと暑いこの感じ。東南アジアに来たんだと実感させられます。
《シェムリアップ》
シェムリアップといえばアンコールワットを代表とする遺跡群。
今回は私が行った中で特によかったスポットを紹介していきたいと思います。
●カンボジアNO1観光スポット、アンコールワット
カンボジアと言えばアンコールワット。何て言われるほどカンボジアを代表する寺院。ちなみにカンボジア人はものすごくアンコールワットを誇りに思っていて、タイの女優が「アンコールワットはタイのもの」と発言しただけで大使館を焼き討ちにするほどの暴動が起きたそう。そんなカンボジアの誇りであるアンコールワットをまずは紹介してゆきたいと思います。
30年もの歳月をかけて造られたと言われるアンコールワット。とにかく敷地内は広く、また巨大な建造物は圧巻でした。
第一回廊
第一回廊内。ながーーーーーい廊下
チラッ
回廊の壁にはこのようなレリーフが一面に描かれています。とても精巧で美しく、見ているだけでも楽しいですが、このレリーフには物語があるのでアンコールワットに訪れる前に予習してからくるとレリーフの意味もわかりさらに楽しめます。
第三回廊
美しい彫刻
ため息がでるほど美しく、荘厳な寺院でした。
外観も素晴らしいのですが、回廊内も美しいレリーフや像がたくさんあり見所満載です。
ちなみアンコールワットが1番美しく見える時間は日の出の時間。いわゆるアンコールワットの朝焼けです。
日が昇るにつれ後ろから照らされるその姿はなんとも神秘的で、息が止まるほどの絶景なんだそう。ちなみに私も朝焼け鑑賞をしに朝5時に起きてアンコールワットに行ったのですが、あいにくの曇り空で見れず…1番楽しみにしていただけにがっかり、、、
雲が邪魔して見れないことも結構あるそうなのでこればかりは運次第。でも何度もトライしてでも見る価値あり!だそうなので朝焼けを見にまたアンコールワットに来ようと心に誓いました。
○密林の遺跡、ベンメリア
ジブリアニメ「天空の城ラピュタ」のモデルになったと言われるベンメリア。
ここはもう本当にジブリの世界でした。
入り口からもうかなりの崩壊ぶり
ベンメリアは1990年代に発見されてから内戦の影響などでほとんど修復されておらずかなり崩壊しており、そこらじゅうにブロックが散乱し、苔や草が生い茂っています。
しかしベンメリアはその崩壊ぶりがものすごく良い味を出していて、神秘的で美しいのです。
ラピュタの巨大な木の前で
崩壊
異世界への入り口のよう
勇気があれば中にも入れます
入ってみたものの中は真っ暗
敷地内に自然のブランコなんかもあります
ブランコを探すのも面白い
ベンメリアは観光客が少なく静かなところでした。
自然のブランコに乗ってぼーっとしながら目をつぶるとラピュタの映像が浮かび、目を開けると実際にラピュタでみた景色が広がる。まるでジブリの世界にいるんじゃないかと錯覚するほど、幻想的で不思議な場所でした。
今回の旅の中で1番印象に残った場所です。
今後、観光客が増えてゆくと神秘的な雰囲気も存分に味わえなくなると思うので、ぜひ観光客が増える前に訪れていただきたいです。また、雨季に行くと苔や草木が生い茂り緑が映え、より一層美しい姿が見れるのでオススメです。
●大自然を満喫できるプノンクーレン
プノンクーレンはシェムリアップから車で1時間半ほどの場所にあります。ジャヤバルマン2世がアンコール王国独立を宣言した聖なる山で、アンコール発祥の地と言われる場所です。中心には金色に輝く巨大な涅槃像が有名なプレア・アントン寺院があります
プレアアントン寺院入り口・のどかな風景が広がっています
お釈迦様の足跡が!
涅槃像
微笑んでいるようにも見える
聖水を作る僧侶。ここに水を流し、僧侶がお経を唱えることで流れる水は聖水になるそう
水も量が多くよく見えないけれど、川底一面に彫刻が彫られています 、乾季になると水が引いてよく見えるそう
千本リンガの上で
散策してたらいきなり現れた遺跡。緑が美しい
聖なる滝の前で
プノンクレーンはとにかく自然がいっぱいなので、のんびり散策するのがオススメです。不意に遺跡が現れたりもするので、歩いているだけでも楽しいです。暑くなったら冷たい川に入ってひと休みもできます。また、バーベキューができる場所もあるのでカンボジアの聖なる大自然に囲まれながらのバーベキューなんてのもいいですね。
以上がカンボジア・シェムリアップで実際に見てきた中でのオススメの場所です。
映画「トゥームレイダー」の撮影地にもなった、ガジュマルの樹に侵食される遺跡タプロームも良かったのですが、観光客が多すぎて雰囲気をよく味わえなかったのでオススメにはあげませんでした。
●シェムリアップ町歩き(夜)
シェムリアップに来てから毎晩のように夜歩きをしていたので、その様子も少し紹介しようと思います。
日本人が経営するショップ「HARIHARA」
日本人が経営するショップ「SUIJO」
ナイトマーケットストリートの先にアンコールナイトマーケットがあるのですが、そこに日本人が経営するショップが3つありました。どのお店も可愛らしい雑貨を扱っていて女性にオススメです!日本人の店員もいるので日本が恋しくなったらお話ししに行ってみるのもいいですね。
また、シェムリアップの夜の街を観光客の多いパブストリートから薄暗い人通りの少ない路地裏なんかまで歩き回りましたが、危ない思いは一切しませんでした。カンボジア=危険のような固定観念があったけれど、全然そんなことないと実際に行ってみて思いました。ただ、スリなんかはやっぱりあるようなので、貴重品には注意しましょう。
次はベトナムフーコックへ向かいます。
シェムリアップからホーチミンで乗り継ぎ、ホーチミンから国内線に乗り1時間ほどでフーコックに到着です。
《フーコック島》
ベトナムの秘境とも呼ばれるフーコック島。フーコックは本当に海が綺麗なので、美しい海を思う存分満喫するのがオススメです。
ビーチで昼寝
美しいビーチを満喫したら、夜はナイトマーケットで新鮮な魚介類を!
南国フルーツがたくさん!
新鮮な魚介類が並ぶ
大きなうに
選んだ海鮮を目の前で焼いてくれる
これからいただくカニと
貝殻を加工した美しいアクセサリーショップ
ナイトマーケットでは毎夜とれたての新鮮な魚介類が並びます。それを目の前で焼いてもらい、焼きたての海鮮がデーブルに並べられます。種類も豊富でウニやカニ、エビなどはもちろん、蛇やカエルまでおいています。フーコックでは新鮮な焼きたての海鮮をお腹いっぱいに食べれる毎日が送れますので、海鮮好きにはおすすめです!
フーコックは良い意味で何もないところでした。何もないからこそ自然を楽しめ、日々の喧騒を忘れてリラックスできる場所です。
フーコックに来たら是非のんびりとした1日を過ごしてみてください。朝はゆっくり起きてビーチに向かい、ビーチでのんびり。フーコック島の砂は鳴き砂なので歩くたびにキュッキュッと鳴く砂の声にもまた癒されます。お腹が空いたら市場に行って新鮮な海鮮をいただき、またビーチに戻って美しいサンセットを見ながら晩酌。なんて1日、最高です。何も考えずただただ自然を感じる。そんな1日をフーコックでは過ごしてみてください!
《ホーチミン》
ラスト2日はホーチミンに滞在。ホーチミンではクチトンネルとミトのメコン川クルーズへ行ってきました。
○クチトンネル
ここはベトナム戦争の舞台となり、戦争中米軍を苦しめたゲリラの基地となった場所です。ベトナム兵士は地下に全長250キロのトンネルを掘り、そこで生活したり、武器を作ったりしていました。現在そのトンネルや、戦争で使われた武器、落とし穴などが展示され、また、実際にトンネル内に入ったりなんかもできます。
トンネルに入ってみた
トンネルの中は狭いし暑いし真っ暗
落とし穴。下には大量の鉄の槍が
蟻塚に似せた空気穴。空気穴が米兵に見つかるとその穴から水や毒ガスを入れられるので、カモフラージュのために蟻塚に似せて作ったんだそう
実際に使われた戦車
本物の爆弾
爆弾投下跡
射撃体験してみた
クチトンネルは実際にトンネルに入れたり、射撃体験ができたりと見るだけではなく実際に体験出来るのが良かったです。ただ、ここで多くの人が亡くなっているのか、なんて考えると複雑な気持ちになりました。
ここに来られる予定の方は歩きやすい靴と汚れても良い服でくることをオススメします!
また、クチトンネルは説明されないとわからない物が多いので、日本人ガイドをつけるか、事前に予習してまわると意味がわかりより楽しめます。
《ミトのメコン川クルーズ》
この旅最後のイベントはミトのメコン川クルーズ。まずはホーチミンから車で1時間ほどのミトの町に行き、そこから船でメコン川の中州の島に向かいます。
中州の島へ!
中州の島に到着するとそこはジャングルでした。南国フルーツの木が生い茂り、ゆったりとした時間が流れています。
中州島内の養蜂場にて 大量のミツバチと
養蜂場でハチミツのお茶とフルーツやナッツを揚げたお菓子をいただきました
休憩所で南国フルーツを
ジャングルクルーズ
メコン川クルーズはのんびりと進む船の中でぼーっと過ごしてしまいました。ものすごくリラックスできます。一緒に船を漕いだりしてもまた楽しめます。ホーチミンの喧騒につかれたらミトのメコン川クルーズが是非オススメです。
スタッフのオススメ度
・シェムリアップ ★★★★★ たくさんの遺跡がありますが、中でもベンメリアはかなりオススメ!
・フーコック ★★★★ 何もないのが良い!のんびりと過ごしてみて下さい!
・ホーチミン ★★★ ホーチミンの喧騒に疲れたらクルーズで癒しを!
(2015年11月 下根光貴 )
- 「地上の天国見つけてきました。岩と海を両方楽しむ旅はいかがでしょう」
-
エリア:
- アジア>スリランカ>シギリア
- インド洋>モルディブ>モルディブ(アイランドリゾート)
- テーマ:ビーチ・島 世界遺産
- 投稿日:2016/01/05 14:28
今回以上に私にドストライクな旅行先があるだろうか。いや、あるまい。
本当に私の好きなものしか無い旅であった。なので、もしこの旅行記を読んで心の琴線が少しでも震えた方には、是非私と同じルートで旅行に行っていただきたい。
美しい涅槃仏に出会い、絶品の海に包まれ、文化と自然、バックパッカーとリゾート気分をふんだんに盛り込んだ今回の旅行先、スリランカとモルディブ。
モルディブ行くなら、スリランカに寄らなきゃもったいない!
リア充アイランドと思われがちなモルディブで、(出発前まで私もそう思っていた)あの場にいた誰よりも楽しんだ自信のある私。
スリランカでも涅槃仏の前、シギリアロックの頂上で小一時間座り続けた私。
女子旅、一人旅にも是非お勧めしたいです!
反リア充実(※仕事や恋愛全てが充実している人のことをリア充と言うらしいですよ。住みにくい世の中ですね)な私が行く、素敵な涅槃仏、孤独な王様、この世のものとは思えない海に出会う旅、どうぞ皆様のご旅行の参考になりますように。
涅槃仏、それは釈迦が入滅する様子を仏像として表したものである。
何を隠そう、私は涅槃仏が大好きで、バンコクのワット・ポーを訪れた際には腰が砕けたという、まぁまぁ重度の患者なのである。
そんな涅槃仏フェチにはたまらない、なんと2000年以上もずっと大切にされている涅槃仏がスリランカにはあるらしい。
これは見たい・・!
と言うことで、ギュウギュウ詰めだった旅程にダンブッラ石窟寺院も追加してもらった。
実際行ってみて、その美しさに震えた。
窮屈な洞窟の中に、約14メートルの涅槃仏があるのですが、時間を感じさせない程、色がとっても鮮やか!
これはスリランカ独特の特徴らしいですが、足の裏が真っ赤に染められ、美しい花模様が書かれている。そしてその足元には、ブッダの十大弟子の1人であるアナンダの像があるのに感動!
常にブッダの傍でその説法を余すことなく聞き、後世へ伝えた彼が、今でもずっと傍で静かに座っているなんて素敵だと思いませんか?
(ちんぷんかんぷんな人は、聖☆おにいさんを読んで勉強しましょう)
ダンブッラは階段と坂を上った先にあるので、スニーカーで行くのがお勧めです。
そして、スリランカと言えば、一番有名なのがシギリアロック。
そして、今回の出張での一番の難所。
そう、私は高所恐怖症なのです。行った人はみんな口を揃えて「いや、全然問題ないですよ〜。階段めっちゃ古いし狭いですけどね!」と言う。
観覧車にも乗れない私には正直荷が重すぎる。ガイドさんにその旨を伝え、とりあえずいつでもリタイアさせてくれと約束を取り付け、往復約2時間のシギリア登石へ!
結果、それなりに怖いけど、登った先にはちゃんとそれを上回る素晴らしいものが待ってくれていました。
シギリヤレディに逢うために登る螺旋階段は、膝が震えるほどに怖かったけど、四つん這いでどうにか登り切り、そこに居並ぶ美女18人は流石の一言。この美女たちの正体は謎に包まれているが、黒人やアジア人らしき美女もいて、みんなとってもミステリアス美女!以前は500人もの美女が描かれていたというのだから、それはそれは圧巻な眺めであっただろうと感じる反面、こんな高い場所に絵を描いた職人魂にも心が震えました。
ジャングルの中にポツンと座っている巨大な岩山、シギリアロック。
権力に目がくらんだのか、父親を殺してまで王座についたカーパシャという王は、この巨大な岩山の頂上に王宮を建設した。最期は弟に殺されそうになり、自ら命を絶った王は、今でも狂気の王として語り継がれている。
「こんなジャングルに囲まれた寂しい場所に王宮を築き、家族にも嫌われ、彼はとても寂しい人だったのかも知れないですね。彼は孤独な王でした」
そんな前情報が吹っ飛ぶくらい、頂上は素敵な場所だった。
私が王様だったとしてもここに宮殿建てると思う。
風がよく吹いて、どこまでも静かな頂上からは、どこまでも見渡すことができる。
頂上には王様用のプールや、美女たちをはべらしていたハーレム室まであり、こんな素敵な場所に王宮を建てて、美女とプールに入っていたなんて、全然話に聞いていた「孤独な王」とはイメージが違うんだけど!
しかも彼はシギリアロックに登る時は、殿様の籠みたいなもので登っていたというのだから、かなり贅沢なリア充の部類に入るのではなかろうか。
とにかく私はこの場所がスリランカで一番好きだった。
彼がこんな場所に宮殿を建てるなんて、突拍子もないことを考えつかなかったら、私もこの素晴らしい景色に出会えていなかった。そう考えると、彼が実際にこの場所で何を思っていたかは今となっては知る由もないが、お父さんを殺してしまったことを悔やみながらも、キレイなお姉さんたちと静かにこの場で心穏やかに暮らしていたのだと信じたい。
さて、スリランカで仏像と王にメロメロになったあとは、大好きな海に出会うためにモルディブへ!!!
素潜り、ダイビング、サーフィン、ライフセービング、魚とり、ロックラグビー、海に関するものは大概大好きな私がモルディブ!しかも水上コテージ!
これは忙しくて充実した滞在になりそうだ!
いちゃいちゃする相手もいない一人旅、徹底的に海を楽しんでこようではないですか!
今回私は、「ジュメイラヴィッタベリ」と「コンスタンスムーフシ」の二つのリゾートを訪れました。どちらもとっても素敵なリゾートだったので、是非皆様にも訪れていただきたいです。
★ジュメイラヴィッタベリ
空港のあるマーレからスピードボートで約20分と、抜群のアクセスの良さでありながら、素晴らしいハウスリーフととっても居心地の良い雰囲気がここのリゾートのポイントです。
また、全ヴィラにプライベートプールがついており、全てのお部屋のプライバシーは、木を利用してさりげなく守られています。
水上ヴィラは、200平方メートルと非常に大きく、床にグラス窓は付いているし、まるで海に浸かっているように見えるプールはあるし、まさに天国!
そして噂に名高いハウスリーフを体験するため、さっそく海へ!
水上ヴィラからは直接海にアクセスでき、わくわくしながらいざジャンプイン!!
いやー、もう流石としか言いようのないほどに素晴らしいハウスリーフがそこには広がっていました。
水上ヴィラからすぐのところなので、泳力に自身の無い人でも問題ありません。
また、少し泳ぐとドロップオフがあるので、そこまで泳げばウミガメが見られることもあるそうです。
ジュメイラヴィッタベリは、スタッフが本当にフレンドリーで、その対応はディズニーランドのキャストのよう。
どう動いたらお客様が楽しく過ごせるかを常に考えて動いてくれるので、本当に居心地良く過ごすことができました。
もちろんレストランやスパも一流。まるで小さい村の中に住んでいるように滞在を楽しめる、アットホームな極上リゾートでした。
★コンスタンスムーフシ
マーレから水上飛行機で約25分のリゾート、コンスタンスムーフシ。
マーレで飛行機を待っている間は、コンスタンスリゾート専用のラウンジで飲み物や軽食をいただくことができます。
水上飛行機は運転席が丸見えな小さいもので、その外観はジブリ作品に出てきたものとそっくり。
空から見る海も絶品!こんなに美しい海があったなんて!
コンスタンスムーフシは、どちらかというと、賑やかなイメージ。
レストランだけでなく、バーのドリンクも無料だからでしょうか。みんなすごく自由に楽しそうにしていました。
そう、コンスタンスムーフシのポイントは、オールインクルーシブであること。
モルディブは一島一リゾートのため、お食事も必然リゾート内のホテルやバーで召し上がっていただくことになります。しかし、リゾートではビール一缶が約9ドル、昼食で約20〜40ドル、それにリゾート税などがかかります。しかし、ここではそんな心配は全くなし、朝昼晩の食事に加え、バーでの軽食やお食事時のアルコールを含むドリンク(一部除外有)、お部屋のミニバーなど全て料金に含まれています!また、お食事だけではなく、シュノーケリングセットやモーターを使わないウォータースポーツなども含まれていますので、追加代金を気にせず思い切り遊ぶことができるのです。
オールインクルーシブだから、お食事の質はそんなによくないんだろうな・・と思っていたのですが、もう本当に全て美味しいお食事でした!
日本のお客様だと、あまり長期で滞在される方はいらっしゃいませんが、一か月単位で滞在する方たちのために、オールインクルーシブには含まれていないレストランや、豊富なアクティビティもたくさん用意されており、お客様を飽きさせない工夫をそこかしこに感じることができました。
そんな中で、私はシュノーケルツアーとダイビング、サンライズヨガのアクティビティに参加させていただきました。
ヨガは写真が無いのですが、インドからやってきた先生がマンツーマンで教えてくれました。全身筋肉痛になりましたが、海と風の音を聞きながらするヨガは最高!
シュノーケリングツアーでは、リゾートからボートで15分程のポイントへ。
言葉を無くすような世界がそこには広がっていました。
ダイビングはハウスリーフで一本潜りましたが、大好きなウミウシも見つけ、こちらも大満足!
もし天国という場所があるのなら、こうあって欲しい。
携帯も音楽も本も必要無い。ただ海の上で過ごす、そんな夢のような時間がモルディブにはありました。
「ゆっくりしている暇なんて無いですよー!できるだけ色々な事を体験してこないともったいないですよ」と出発前に手配会社の方に言われていたが、現地のホテルマネージャーの方は「何もしないことを楽しんでくださいね。ただ座って海と風を感じるだけでいいんですよ。ここでは心が喜ぶままに過ごしてください」と言ってくださった。
何となく日本とモルディブの違いを感じた一言でしたが、どうしても、折角旅行に行ったなら様々なアクティビティに参加して、写真を撮りまくる事に重きを置きがちになってしまいますが、ここはそういう場所ではないようです。
出張で来させていただいている身の上のため、そんな事は許されませんが、できることならカメラもアイフォンも全部部屋に置いて、体全部で純粋にこの空気を楽しむのも最高の贅沢かもしれません。
今回、スリランカとモルディブという、近いけれども全然タイプの違う旅先へ行き、一気に二つの旅行ができたようなお得な気持ちになりました。
町のマーケットを見たり、岩山を登ったり、バックパッカー的な旅行の楽しみも満たされ、海の上で何もせずに波音を聞くというリゾート旅行の楽しみも満たされ、心身ともに本当にリセットされるのを感じました。
今日もシギリアロックの頂上には爽やかで静かな風が吹き、モルディブではあの美しい海が輝いているのかと思うだけで、今でも心がきらきらしてきます。
孤独な王が作った岩山の上の宮殿、母なる海が作り上げた極上の珊瑚と魚の楽園、そんな地上の天国に出会いに、次のご旅行先にはスリランカとモルディブのゴールデンコンビはいかがでしょうか。
シギリアロック ★★★★★
高所恐怖症でも何でも、登ってみれば価値がわかります。
ジュメイラヴィッタベリ ★★★★★
文句なしの極上リゾート。キッズクラブも充実しているので、ファミリーにもおススメ。
ジュメイラヴィッタベリ ★★★★★
オールインクルーシブでコスパ抜群。シーズンに行けば、マンタやジンベイにも会えます。
(2015年10月 大野史子)
本当に私の好きなものしか無い旅であった。なので、もしこの旅行記を読んで心の琴線が少しでも震えた方には、是非私と同じルートで旅行に行っていただきたい。
美しい涅槃仏に出会い、絶品の海に包まれ、文化と自然、バックパッカーとリゾート気分をふんだんに盛り込んだ今回の旅行先、スリランカとモルディブ。
モルディブ行くなら、スリランカに寄らなきゃもったいない!
リア充アイランドと思われがちなモルディブで、(出発前まで私もそう思っていた)あの場にいた誰よりも楽しんだ自信のある私。
スリランカでも涅槃仏の前、シギリアロックの頂上で小一時間座り続けた私。
女子旅、一人旅にも是非お勧めしたいです!
反リア充実(※仕事や恋愛全てが充実している人のことをリア充と言うらしいですよ。住みにくい世の中ですね)な私が行く、素敵な涅槃仏、孤独な王様、この世のものとは思えない海に出会う旅、どうぞ皆様のご旅行の参考になりますように。
さて、どこまでがプールでどこからが海でしょう
涅槃仏、それは釈迦が入滅する様子を仏像として表したものである。
何を隠そう、私は涅槃仏が大好きで、バンコクのワット・ポーを訪れた際には腰が砕けたという、まぁまぁ重度の患者なのである。
そんな涅槃仏フェチにはたまらない、なんと2000年以上もずっと大切にされている涅槃仏がスリランカにはあるらしい。
これは見たい・・!
と言うことで、ギュウギュウ詰めだった旅程にダンブッラ石窟寺院も追加してもらった。
ゴールデンブッダ
美しい足裏
壁画も美しい
実際行ってみて、その美しさに震えた。
窮屈な洞窟の中に、約14メートルの涅槃仏があるのですが、時間を感じさせない程、色がとっても鮮やか!
これはスリランカ独特の特徴らしいですが、足の裏が真っ赤に染められ、美しい花模様が書かれている。そしてその足元には、ブッダの十大弟子の1人であるアナンダの像があるのに感動!
常にブッダの傍でその説法を余すことなく聞き、後世へ伝えた彼が、今でもずっと傍で静かに座っているなんて素敵だと思いませんか?
(ちんぷんかんぷんな人は、聖☆おにいさんを読んで勉強しましょう)
ダンブッラは階段と坂を上った先にあるので、スニーカーで行くのがお勧めです。
菩提樹
そして、スリランカと言えば、一番有名なのがシギリアロック。
そして、今回の出張での一番の難所。
そう、私は高所恐怖症なのです。行った人はみんな口を揃えて「いや、全然問題ないですよ〜。階段めっちゃ古いし狭いですけどね!」と言う。
観覧車にも乗れない私には正直荷が重すぎる。ガイドさんにその旨を伝え、とりあえずいつでもリタイアさせてくれと約束を取り付け、往復約2時間のシギリア登石へ!
結果、それなりに怖いけど、登った先にはちゃんとそれを上回る素晴らしいものが待ってくれていました。
想像以上の美人
ライオンの入り口。今は足だけしか残っていないが、昔は頭まであったそう
昔は下部分の石の階段を利用していたらしい。命知らずだなぁ。
シギリヤレディに逢うために登る螺旋階段は、膝が震えるほどに怖かったけど、四つん這いでどうにか登り切り、そこに居並ぶ美女18人は流石の一言。この美女たちの正体は謎に包まれているが、黒人やアジア人らしき美女もいて、みんなとってもミステリアス美女!以前は500人もの美女が描かれていたというのだから、それはそれは圧巻な眺めであっただろうと感じる反面、こんな高い場所に絵を描いた職人魂にも心が震えました。
ジャングルの中にポツンと座っている巨大な岩山、シギリアロック。
権力に目がくらんだのか、父親を殺してまで王座についたカーパシャという王は、この巨大な岩山の頂上に王宮を建設した。最期は弟に殺されそうになり、自ら命を絶った王は、今でも狂気の王として語り継がれている。
「こんなジャングルに囲まれた寂しい場所に王宮を築き、家族にも嫌われ、彼はとても寂しい人だったのかも知れないですね。彼は孤独な王でした」
王宮跡
王様用のプール
頂上からの眺め
そんな前情報が吹っ飛ぶくらい、頂上は素敵な場所だった。
私が王様だったとしてもここに宮殿建てると思う。
風がよく吹いて、どこまでも静かな頂上からは、どこまでも見渡すことができる。
頂上には王様用のプールや、美女たちをはべらしていたハーレム室まであり、こんな素敵な場所に王宮を建てて、美女とプールに入っていたなんて、全然話に聞いていた「孤独な王」とはイメージが違うんだけど!
しかも彼はシギリアロックに登る時は、殿様の籠みたいなもので登っていたというのだから、かなり贅沢なリア充の部類に入るのではなかろうか。
とにかく私はこの場所がスリランカで一番好きだった。
彼がこんな場所に宮殿を建てるなんて、突拍子もないことを考えつかなかったら、私もこの素晴らしい景色に出会えていなかった。そう考えると、彼が実際にこの場所で何を思っていたかは今となっては知る由もないが、お父さんを殺してしまったことを悔やみながらも、キレイなお姉さんたちと静かにこの場で心穏やかに暮らしていたのだと信じたい。
狭い階段
さて、スリランカで仏像と王にメロメロになったあとは、大好きな海に出会うためにモルディブへ!!!
素潜り、ダイビング、サーフィン、ライフセービング、魚とり、ロックラグビー、海に関するものは大概大好きな私がモルディブ!しかも水上コテージ!
これは忙しくて充実した滞在になりそうだ!
いちゃいちゃする相手もいない一人旅、徹底的に海を楽しんでこようではないですか!
今回私は、「ジュメイラヴィッタベリ」と「コンスタンスムーフシ」の二つのリゾートを訪れました。どちらもとっても素敵なリゾートだったので、是非皆様にも訪れていただきたいです。
★ジュメイラヴィッタベリ
お出迎えの演奏
空港のあるマーレからスピードボートで約20分と、抜群のアクセスの良さでありながら、素晴らしいハウスリーフととっても居心地の良い雰囲気がここのリゾートのポイントです。
また、全ヴィラにプライベートプールがついており、全てのお部屋のプライバシーは、木を利用してさりげなく守られています。
水上ヴィラは、200平方メートルと非常に大きく、床にグラス窓は付いているし、まるで海に浸かっているように見えるプールはあるし、まさに天国!
水上ヴィラ
グラス窓
水上ヴィラ
プライベートプール
そして噂に名高いハウスリーフを体験するため、さっそく海へ!
水上ヴィラからは直接海にアクセスでき、わくわくしながらいざジャンプイン!!
いやー、もう流石としか言いようのないほどに素晴らしいハウスリーフがそこには広がっていました。
水上ヴィラからすぐのところなので、泳力に自身の無い人でも問題ありません。
また、少し泳ぐとドロップオフがあるので、そこまで泳げばウミガメが見られることもあるそうです。
ジュメイラヴィッタベリは、スタッフが本当にフレンドリーで、その対応はディズニーランドのキャストのよう。
どう動いたらお客様が楽しく過ごせるかを常に考えて動いてくれるので、本当に居心地良く過ごすことができました。
もちろんレストランやスパも一流。まるで小さい村の中に住んでいるように滞在を楽しめる、アットホームな極上リゾートでした。
★コンスタンスムーフシ
マンタかエイ
マーレから水上飛行機で約25分のリゾート、コンスタンスムーフシ。
マーレで飛行機を待っている間は、コンスタンスリゾート専用のラウンジで飲み物や軽食をいただくことができます。
水上飛行機は運転席が丸見えな小さいもので、その外観はジブリ作品に出てきたものとそっくり。
空から見る海も絶品!こんなに美しい海があったなんて!
水上飛行機
空から見た海
コンスタンスムーフシは、どちらかというと、賑やかなイメージ。
レストランだけでなく、バーのドリンクも無料だからでしょうか。みんなすごく自由に楽しそうにしていました。
そう、コンスタンスムーフシのポイントは、オールインクルーシブであること。
モルディブは一島一リゾートのため、お食事も必然リゾート内のホテルやバーで召し上がっていただくことになります。しかし、リゾートではビール一缶が約9ドル、昼食で約20〜40ドル、それにリゾート税などがかかります。しかし、ここではそんな心配は全くなし、朝昼晩の食事に加え、バーでの軽食やお食事時のアルコールを含むドリンク(一部除外有)、お部屋のミニバーなど全て料金に含まれています!また、お食事だけではなく、シュノーケリングセットやモーターを使わないウォータースポーツなども含まれていますので、追加代金を気にせず思い切り遊ぶことができるのです。
オールインクルーシブだから、お食事の質はそんなによくないんだろうな・・と思っていたのですが、もう本当に全て美味しいお食事でした!
日本のお客様だと、あまり長期で滞在される方はいらっしゃいませんが、一か月単位で滞在する方たちのために、オールインクルーシブには含まれていないレストランや、豊富なアクティビティもたくさん用意されており、お客様を飽きさせない工夫をそこかしこに感じることができました。
水上ヴィラ
お部屋のミニバーもオールインクルーシブ
夜はバーにてパフォーマンスも
そんな中で、私はシュノーケルツアーとダイビング、サンライズヨガのアクティビティに参加させていただきました。
ヨガは写真が無いのですが、インドからやってきた先生がマンツーマンで教えてくれました。全身筋肉痛になりましたが、海と風の音を聞きながらするヨガは最高!
シュノーケリングツアーでは、リゾートからボートで15分程のポイントへ。
言葉を無くすような世界がそこには広がっていました。
ダイビングはハウスリーフで一本潜りましたが、大好きなウミウシも見つけ、こちらも大満足!
もし天国という場所があるのなら、こうあって欲しい。
携帯も音楽も本も必要無い。ただ海の上で過ごす、そんな夢のような時間がモルディブにはありました。
「ゆっくりしている暇なんて無いですよー!できるだけ色々な事を体験してこないともったいないですよ」と出発前に手配会社の方に言われていたが、現地のホテルマネージャーの方は「何もしないことを楽しんでくださいね。ただ座って海と風を感じるだけでいいんですよ。ここでは心が喜ぶままに過ごしてください」と言ってくださった。
何となく日本とモルディブの違いを感じた一言でしたが、どうしても、折角旅行に行ったなら様々なアクティビティに参加して、写真を撮りまくる事に重きを置きがちになってしまいますが、ここはそういう場所ではないようです。
出張で来させていただいている身の上のため、そんな事は許されませんが、できることならカメラもアイフォンも全部部屋に置いて、体全部で純粋にこの空気を楽しむのも最高の贅沢かもしれません。
今回、スリランカとモルディブという、近いけれども全然タイプの違う旅先へ行き、一気に二つの旅行ができたようなお得な気持ちになりました。
町のマーケットを見たり、岩山を登ったり、バックパッカー的な旅行の楽しみも満たされ、海の上で何もせずに波音を聞くというリゾート旅行の楽しみも満たされ、心身ともに本当にリセットされるのを感じました。
今日もシギリアロックの頂上には爽やかで静かな風が吹き、モルディブではあの美しい海が輝いているのかと思うだけで、今でも心がきらきらしてきます。
孤独な王が作った岩山の上の宮殿、母なる海が作り上げた極上の珊瑚と魚の楽園、そんな地上の天国に出会いに、次のご旅行先にはスリランカとモルディブのゴールデンコンビはいかがでしょうか。
ヒトデちゃん、また会いましょう!
シギリアロック ★★★★★
高所恐怖症でも何でも、登ってみれば価値がわかります。
ジュメイラヴィッタベリ ★★★★★
文句なしの極上リゾート。キッズクラブも充実しているので、ファミリーにもおススメ。
ジュメイラヴィッタベリ ★★★★★
オールインクルーシブでコスパ抜群。シーズンに行けば、マンタやジンベイにも会えます。
(2015年10月 大野史子)
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