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- 雨の断崖絶壁とたくさんの花々に囲まれて。アイルランド・イギリスの旅
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エリア:
- ヨーロッパ>アイルランド>コング
- ヨーロッパ>アイルランド>イニシュモア島[アラン諸島]
- ヨーロッパ>イギリス>コッツウォルズ
- テーマ:街中・建物・景色 歴史・文化・芸術 自然・植物
- 投稿日:2016/01/04 16:42



今回はアイルランドとイギリス2カ国を旅してきました。日本からオランダで乗り継いで約15時間で、最初の目的地ダブリンに到着。
スタイリッシュなダブリン空港を出て、バスで市内までが20分くらいです。
リフィ川沿いに洗練された街並みが並ぶ都会ですが、その中に歴史や伝統が詰まっています。
街のメインストリートはリフィ川の北に延びるオコンネル・ストリート。ランドマークであるオコンネル像から始まり、「光の尖塔」、立派な玄関の中央郵便局やショッピングセンターが並びます。

大きな見所の一つはイギリスのエリザベス1世が創設したアイルランド最古の大学、トリニティー・カレッジ。ここはアイルランドとイギリスで発行された本が納品される法定納品図書館、日本の国会図書館みたいなところで、300万を超える蔵書が収められています。なかでも「ケルズの書」は豪華な装飾が施された福音書なのですが、豪華すぎてケルト芸術の最高峰だとか、アイルランドの宝だと言われています。「ケルズの書」が展示されているロングルームは、映画「スター・ウォーズ」のジェダイ図書館のモデルにされました。

このトリニティー・カレッジの正門の向かいにあるアイルランド銀行は、かつてアイルランド自治議会の議事堂として使われていました。ここから南へ、おしゃれなショップが並ぶ人気のグラフトン・ストリートが続いています。歩行者天国になっている石畳みの通りで、バスカーズと言われるアーティストの出没スポットでもあります。アイルランドで老舗のチョコレート屋さんバトラーズのお店も。

夜はリフィ川の南側に広がるテンプル・バーに行ってみるのがオススメです。ギャラリーが点在するアートなエリアで、パブやカフェ、レストランがたくさんあります。もちろんアイルランド伝統料理も食べられるし、伝統音楽の生演奏があるパブもあれば、路上で演奏している人もいて、わいわいがやがやした通りです。ちなみに「バー」はぱっと思いつく意味のバーではなくて、土砂が堆積した砂州の意味です。


2日目はゴールウェイへ。まず市内からルアスという路面電車でヒューストン駅まで約5分。ルアスは5分おきくらいに走っていて、バス停にある自販機で簡単にチケットが買えるので便利。
ヒューストンからゴールウェイまでの電車はだいたい2時間に1本、車内販売もあり、コンセントまでついています!約2時間半でゴールウェイに到着です。
そんなに大きな街ではないので、1時間もあればぐるっと周れます。カラフルなお店の並ぶ通りや川沿いの遊歩道を歩くのが楽しい!ゴールウェイ大聖堂はちょっと歩いたところにあるけれど、ステンドグラスがとてもきれいです。


そしてもちろんゴールウェイにもバーがたくさんあり、港町なのでシーフードも美味しく頂けます。

幸せの指輪、クラダリングのお店も。ハートは愛、王冠は忠誠、手は友情を表していて、付け方によって意味が異なるそうです。

この町の港から、アラン諸島の一つ、イニシュモア島へ行ってきました。イニシュが島、モアが大きいを意味するゲール語で、この辺りでは日常会話としてゲール語が話されています。
アイルランドは1日のうちに四季があるといわれ、晴れかと思ったら、突然雨が降ったりして、割と曇り空が多いみたいです。この日も典型的なアイルランドのお天気で、朝からかなり雲行きが怪しい。イニシュモア島まではフェリーで1時間かからないくらいなのですが、天候が荒れると、乗客の気分が悪くなることを見越して、全員に袋が配られるそうです。でも今回は心配した程揺れずに到着。ただ雨と風が激しく、とても寒いです。島の住民もこのフェリーで買い物に出るそうで、大変ですね。

車で島をまわりつつ、ビジターセンターへ。


ここから断崖に面する古代遺跡ドン・エンガスまで歩きます。風雨が強くなってきて、足元が滑りやすいので、ちゃんとしたスニーカーで来なかったのを後悔。ようやく砦までたどり着くと、景色としては雨なので一面灰色でした。でも、腹這いになって断崖のギリギリに近づき、下を覗くと、思わず叫んでしまいました!すごい勢いで下から風が吹き上げてきます。しかもずっと下のほうでは岩に波が打ち寄せていて、冷たいのは雨なのか、波のしぶきなのか、何がなんだか分からなくなるような迫力でした。

ここは海面からの高さが80mくらいですが、さらに高いのがモハーの断崖。こちらは200mもの断崖絶壁になっていて、ここもすごい迫力がありそうです。
もし晴れていたら断崖の淵から一面に海が見渡せていたのでしょう。来る前はそれを楽しみにしていたのですが、むしろ雨でとても楽しかったです!
イニシュモア島からの帰りに、この辺りでギネスビールが1番美味しいというパブに行ってギネスデビューしてみました。ものすごくギネスに詳しい方と一緒だったのですが、彼女曰くここのギネスは街中のパブとは一味違うとのこと。ゆっくりと泡が上に溜まるのを待ってから飲んでみると、思ったより飲みやすく、ギネスが体にしみわたります。

でも私のお気に入りはホットウイスキー。お砂糖がはいっていて甘いんです。これにさらにコーヒーが入ったのがアイリッシュコーヒー。コーヒーなのにウイスキーが入っていて、砂糖もたっぷりで甘いという、なんとも不思議な飲み物です。
そういえば、ダブリンにはギネス・ストアハウスがあって、工場見学の後で試飲ができます。上の階がバーになっているので、思う存分飲むこともできます。
その後はコネマラ地方へ。ここにも見所がたくさんあり、よく見ると羊が点々としているマーンマウンテンや、緑豊かな湖畔に佇むカイルモア修道院をみながら、小さな小さな町コングへ。

10分くらいで歩いてまわれるほど小さくて、200人程の人が住んでいます。こんなに小さな町でも何軒かパブがあるのがアイルランドらしいところ。
今夜の宿はとてもチャーミングなアンさん夫妻のB&Bです。かわいらしい家具がちょこんと置かれ、静かでゆったりとくつろげます。朝はさらに静かで、近くのお庭や牧場でお散歩して、美味しい朝食を頂くのが、都会では決して味わえない贅沢な時間です。
まだまだアイルランドでゆっくりしたいところですが、今回はイギリスにも行って参りました。
コッツウォルズではハチミツ色のライムストーンで造られたかわいらしいお家が並びます。
ボートンオンザウォーターの町は小さな橋のかかった川沿いにカフェやレストランなどが並ぶ景色が美しく、とても人気があります。

静かな田舎町なのがチッピングカムデンやバイブリー。カースルクームでは屋根にアンテナを取り付けるのも禁止されています。

それぞれの町に、教会やガーデンなど見所がありますが、特に素敵だったのがヒドコットマナーガーデン。広大な敷地に様々な花や草木が咲き乱れ、エリアからエリアへ移動すると、景色が次々に変わり、まるで「不思議の国のアリス」の世界に迷い込んだよう。


ガーデンの外でも、ちょうどアブラナの花が咲く季節で、一面に色鮮やかな黄色の花畑が広がり、車窓からつい目で追ってしまいます。また細い道の両側の木の葉が上の方でつながって、緑のトンネルになっているところがたくさん。

さらに今回バンズリーハウスというマナーハウスに泊まってきました。ここのガーデンは園芸家のローズマリーさんが生前作り上げたお庭で、キレイな藤の花やイチイが石畳の両脇に並んでいます。広々としたスタイリッシュなお部屋からも、ガーデンを眺めることができます。


コッツウォルズからロンドンへ戻る途中、ストーンヘンジも見に行きました。あの中に入ってみたかったです・・・

ロンドンではタワーブリッジやウエストミンスター宮殿、バッキンガム宮殿など見所がたくさんあります!キングズクロス駅には映画「ハリーポッター」にでてくる9と3/4番線の入り口が再現されていて、記念撮影ができるようになっています。



大英博物館では本物のロゼッタストーンや日本に来たことのない展示品を目の前にして大興奮!古代エジプトのエリアの一部しか見て回る時間がありませんでしたが、エジプト好きの私にはたまらないひと時でした。



アイルランドもイギリスも、見所たっぷりの街と、自然豊かでかわいらしい田舎町がどちらも楽しめます。今回は特にお花の季節に行かれたので、カラフルなガーデンや色とりどりの花々を見ることができてとても幸運でした!次はもっとお庭やお花に詳しくなって、それから博物館もまだまだ見たりないので、また見に行こうと思います。
オススメ度
ダブリン ★★★★★・・・歴史や見所いっぱいのリフィ川沿いの都市
イニシュモア島 ★★★★★・・・アイルランドに行くなら必ず行きたいケルト文化の島
コング ★★★★・・・田舎で羊や自然を楽しめる
コッツウォルズ ★★★★★・・・ハチミツ色のおうちが並ぶかわいらしい町がたくさん
ロンドン ★★★★★・・・一度では回りきれないほど、見所が満載
(2015年5月 増田里沙)

- 真っ白な塩の大地がどこまでも続くウユニ塩湖
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エリア:
- 中南米>ボリビア>ラパス
- 中南米>ボリビア>ウユニ
- テーマ:観光地 世界遺産 自然・植物
- 投稿日:2016/01/04 15:05

ウユニ塩湖は果てしなく白い
成田から24時間かけてボリビアの実質上の首都ラパスに到着。明日のウユニ湖行きにそなえてゆっくりしたいところだが、お仕事、お仕事。さっそく市内観光を開始する。ラパスの標高は3650mと富士山とほぼ同じ高さ。すり鉢型の盆地の中に110万人が暮らしている。ここの町の特徴は、町の真ん中に行くほど富裕層が住んでいることだ。狭い土地が外側に向かってどんどん広がり、見渡す限りの家、家の状態だ。6600mのイリマニ山をバックに雲がたたずむラパスの町は本当に絵になる。

イリマニ山バックに雲がたたずむラパスの町
まずは町の中心「ムリリョ広場」に行く。革命家のムリリョ将軍を記念して造られたこの広場は、0㎞ポイントと呼ばれ、今日のボリビア設立の象徴となっている。広場の前に建っているガバメントパレスの時計が変わっている。反対周りなのである。これは独立後2度と昔の時代に逆戻りしないようにとの意味をこめてだそうである。ラパスとは平和を意味し、国民の平和を願う気持ちが込められている。広場の脇には国花の「カントゥータ」がきれいに咲いていた。

ムリリョ広場

反対回りの時計

国花カントゥータ

町の中心・サンフランシスコ寺院
途中お腹がすいたので、名物「サルティーノ」を試食してみる。ミート、チキン、野菜と3種類あったが、ミートが一番口に合った。結局これが今回の旅行の中で一番美味しかった。高いビルが建ち並ぶすぐ裏は下町の風情でごみごみしており親しみ易さがある。魔女横丁(ウイッテイ・マーケット)には、その名のとおり魔女が飾られているが、民芸品・編み物・銀製品が溢れている。町全体を眺めたい時は、キリキリ(KILIKILI)の丘の上に行けば、360度四方を見渡すことができるのでお薦めだ。

名物サルティーノ

魔女横丁で恥ずかしがっている女性

キリキリの丘からのラパス
午後は町から40〜50分離れた「月の谷」を訪れる。宇宙飛行士アームストロング船長が、隣接するゴルフ場でプレイしたとき、自身が降り立った月によく似ていることから「月の谷」と名付けられたそうだ。なるほど月はこんな感じであったかと思わせる。

月の谷
泊まりは日本人オーナーの南雲さんが経営する「一番ホテル」に宿泊。気楽に相談に乗ってくれ、的確なアドバイスをしてくれるので安心だ。お世話になった方も多いに違いない。

一番ホテル
翌日は04:30にホテルを出発し、06:45発のアマソネス航空にて50分のフライトでウユニに向かう。CRJ-200型(カナディア・リージョナル・ジェット)、50人乗りの飛行機だ。到着までの窓からの幻想的な景色はさらにウユニ塩湖への期待をふくらませる。ただ、12月〜2月が雨期で、今年もすでに雨期が終わっており、話題の鏡のような湖が見れるかどうか不安を抱えたままの訪問である。早朝なので朝食でもと誘われカフェに入ると、何とビッグサプライズが待っていた。バースデイケーキが用意され、3月31日の私の誕生日を祝ってくれたのである。思ってもいなかっただけに、嬉しくて顔はくずれぱなしになった。現地の方の心遣いに感謝。

CRJ-200

誕生日のケーキ
それではウユニ湖の観光だが、定番だと「列車の墓場」から始まるが、私の希望でウユニ市内を先に見てまわった。ウユニ駅は今も鉱石輸送の重要な駅であり、この駅を中心に町は出来上がった。ホテルも50軒近くあり、世界中から沢山の観光客がウユニ人気を反映して訪れており、朝10時にはウユニ塩湖観光ツアーの車が延々と出発していく。ホテルの質も比較的高く、スタンダードクラスでも安心して泊まれる。

ウユニ駅

ホテル・タンボ・アイマラ

ホテル・ラ・ヒラソレス

ホテル・ヤルデナス・デ・ウユニ
最初の観光は「列車の墓場」。電化に伴い蒸気機関車が使用されなくなりそのまま放置されたものだ。まさに墓場の如く沢山の機関車が捨て置いてあるが、周りの殺伐とした風景に何故かマッチする。今日のウユニ湖人気を機関車たちは予想できただろうか。


列車の墓場
次に「コルチャニ村」を訪れる。地元の人が観光客向けにお土産を陳列し販売しているのだが、中でもみんなの関心はウユニ塩湖の塩に集中する。袋詰めを実演を見ていると購入意欲がそそられる。重いけど10袋お土産に買ってしまった。

コルチャニ村

塩の袋詰実演
いよいよウユニ塩湖に足を踏み入れて行く訳だが、その前にウユニの意味を確認しておきたい。ウユとはリャマ等の動物が寝る場所を意味する。ウユニのニはホテル、宿泊場所を表わすので、ウユニとは動物のホテルとなる。昔、鉱石の輸送の為、リャマの背中に積んで輸送した。リャマは決して強い動物ではなく、荷重も20〜25㎏位しか積めない。しかしこつこつ歩くことができる。リャマの休憩のため、20〜25㎞おきに宿泊所が必要になったわけだ。いわばリャマのキャラバン隊の宿舎ということである。ウユニ湖は約100㎞X120㎞、面積12,000 ㎢という巨大な塩湖である。数百万年前、海底が隆起し水の逃げ場が無いので濃密な塩の湖が出来上がった。よく言われる鏡の様な湖とは、雨期の12月〜2月頃に現れる。湖面の高低差がほとんど無く、フラット(平ら)なので、水が平均的に湖を覆う。深さは5㎝程。雨は周りの山に降り、湖にそそぐ。湖の上に雨が降るのは夜中なので、雨期に行っても昼間の観光には問題ない。ただ、湖に水が充分溜まっているときは観光の規制が警察によって行われる。1日あたり片道9㎞、往復20㎞、所要時間4時間が制限として課せられる。環境保護のため4年前から施行されている。4時間あれば観光には充分な時間ではあるが、行き先は制限され、例えばインカ・ワシ島には行けない。雨期とは言っても自然現象なので鏡のような湖が現れるとは限らないし、乾期でも水が残って鏡のような湖が見えて観光が制限されることもあり得る。すべては自然、雨しだいである。
では、今日はどうだったのかと云うと、雨期は終わっているが一部分水が残っている状態だった。先ずは湖に入ってすぐ、塩精製の為の削堀ポイントが目に入る。三角形の山に塩がもられ、乾くのを待っている。やがて乾いた後は製塩され私たちの食卓に届く。さらに進むと、湖の中の唯一の塩のホテル「プラヤ・ブランカ」に到着。ダカールラリー開催を記念したタワーがホテルの入場門の如く建てられている。この塩のホテルは今は宿泊はできない。環境保全のため、昼食や休憩のみの使用となっている。ホテルの前には世界中の国旗が旗めいている。実際世界中から若者が集い、そこらじゅうでランチボックスを開けている。周りは一面の白銀の世界なので、いたる所でトリック写真を撮っている。湖の中、また距離的にも格別のくつろぎの場所となっている。

ダカールラリー記念碑

プラヤ・ブランカ

プラヤ・ブランカの中でランチをとる家族

プラヤ・ブランカの回りでランチタイムの若者達
プラヤ・ブランカを出発するとしばらくして周りに誰もいない所に車を停め、マットと恐竜(ティラウス)のミニチュアをガイドが取り出してきた。ガイドのファンキーはマットに横たわり、恐竜をセットし、私にポーズを要求する。いい歳して恥ずかしさもあったが、やはり自分のトリック写真を撮れるのは正直嬉しかった。なかなかの写真ではなかろうかと自己満足。


恐竜とトリック写真
次は湖の中央に位置する「インカ・ワシ島」観光だ。インカは文字とおりインカ帝国のインカだが、ワシは鳥のワシではない。家という意味で、インカ・ワシはインカの家ということになる。以前海底であった証拠に、サンゴの化石でおおわれている。老体に鞭打ち頂上まで登ってみると、全方位を見渡すことが出来、白い大地がどこまでも際限なく続く大スペクタクルシーンが目に入ってくる。サボテンも景色を活かす調味料の役目になっている。高山病の心配を抱えながら登ろうか迷ったが、登頂して本当によかったと実感した。

インカ・ワシ島


インカ・ワシ島からの塩湖
さあいよいよ鏡のような湖を探して車は再出発。かなり走ってようやく水溜りを見つけるが、生憎の風でさざなみがでて映らない。少しの風でも波立ち、映してくれない。そのまま夕日ツアーに突入し、サンセットが進んで行くのを眺めていると風が止んできたのだ。逆さ富士ならぬ、逆さ山脈が見えだした。それも夕日の反対側はピンク色に染まり、逆さピンク山となった。我慢はするものです。あきらめずに待てば良いことは起きるのです。徐々に陽が落ち、真っ赤に空が染まっていくのを大満喫した次第です。

だんだん風もおさまってきた塩湖

ピンク色に染まった塩湖

夕日を捕まえた
夜は星空ツアー。この日はほぼ満月なので、眼には天の川、サザンクロス等がはっきり見えるのだが、カメラのシャッターは残念ながらおりなかった。星には責任が無いのでどこにも文句の云いようがないが、それでも合格点の星空ツアーだった。
翌日は05:00にホテルを出て、日の出ツアーに参加した。日の出は06:30。それまで
徐々に空が変化していくのはドキドキする。幸運にもこの日は風が無く、逆さ写真を沢山撮ることが出来た。夜明け前に、遠くのウユニ市内の明かりが空に映えて人工的な美しさも堪能できた。空の雲も湖に映し出されて、山と雲が合体した神秘的な逆さ絵になった。早起きし、冷い水の上を長靴をはいて我慢したご褒美だろう。




日の出のウユニ湖
午後はウユニ湖ならではの塩のホテルの視察をした。最初の「ルナ・サラダ」はとても可愛らしいホテルだ。ロビーは狭いが、それを補うべく何ヶ所もリビングスペースが設けられている。塩のホテルでも決して柔らかいものではなく、レンガのように固い塩を切り出し、建築資材として利用している。コンクリートほどではないが相当な固さである。



ルナ・サラダ
2軒目の「パラシオ・デル・ソル」はロビーが広く開放的だ。廊下も広く、両脇に部屋があり使いやすい。部屋の天井が特徴的で鷹の羽を広げたように見える。2階には展望室があり、湖や周りの景色を見ることが出来る。



3軒目の「クリスタル・サマーニャ」は、エコロジーホテルだ。日差し、風向きを考慮にいれ建てられている。部屋は広く、素朴だが使いやすい。レストラン、バーは2階にあり、心地よい空間を醸し出している。廊下にはいくつかの像が塩で作られ、自然と共存することを意図している。3つの塩のホテルとも、それぞれ特徴はあるが、どのホテルに泊まっても満足するに違いない。クラスも、料金も変わらない。ただ、部屋数が少ないので予約が取れるかどうかが問題である。観光的にはウユニ市内のホテルに泊まっても何ら問題はないことは付け加えておきたい。



クリスタル・サマーニャ
ウユニ塩湖がこれほどまでに人気があるのは、なにもTV番組に取り上げられたばかりでなく、実際経験してみた感動が皆に広がったからだと思う。何しろ大自然の営みの中に、ちっぽけな存在である人間がいて、その自然の驚異を体感できるからであろう。いつまでも、どこまでも広がる真っ白な大地は忘れれない。
ラパスはウユニ湖へ行く為の経由地と思われがちだが、近郊に世界的価値のある所がある。一つはティワナク遺跡だ。ラパスから75㎞、車で約2時間。紀元前200年〜紀元後1200年まで続いた文明の貴重な遺跡だ。インカ文明にも影響を与えたと云われ、その文化的価値は高い。今は野原になっているが、階段ピラミッドでは幅において世界一のアカパナ。カラササーヤ宮殿跡は長方形の巨石と角石を組み合わせた壁で囲まれている。ポンセと呼ばれるモノトリート(石像)はその中にある。半地下宮殿は180もの石の像が壁に刻まれており、見物客を凝視している。視覚的にはエジプトのピラミッド、メキシコのティティワカンには及ばないかもしれないが、歴史的、文化的価値においてははるかに凌ぐものがある。

カラササーヤの石像

半地下宮殿

カラササーヤ宮殿跡
最終日はチチカカ湖クルーズに参加した。ラパスからバスで3時間かかってワタハナの埠頭に到着。チチカカ湖は幅64㎞、長さ190㎞、最深部281m、標高3890m、大きさはなんと琵琶湖の12倍だ。高速水中翼船で最初の目的地コパカバーナに1時間半で到着。この日はマリア様のお祭りで、ラパスからも多くの人が歩いてお参りに来ており、カテドラルや町中がごったがえしていた。華麗なカテドラル、きれいな港など、わくわくさせる町だ。


コパカバーナのカテドラル

コパカバーナの港
次の寄港地・太陽の島は初代インカ皇帝マンコ・カッパクとその妹ママ・オクリョが降り立った島とされる。島には段々畑が多くあり、今でもジャガイモ、とうもろこし、キヌア等が栽培されている。ランチは絶好の眺望ポイントで取れるよう設定されている。傘を広げ、ちょっとハイキング気分である。


太陽の島
最後に訪れた「月の島」はかつての遺跡が残っている。今は76人の人達が住んでいる。ここからのアンデスの山々の眺めは最高である。09:00出航後、16:30着まで大きな湖と2つの島を楽しむ内容充実したクルーズだった。

月の島

遠くアンデス山を望む
最後の夜はラパス市内中心地にあるプレジデンテホテルで夜景を楽しみながら夕食をとりボリビアの旅を終えた。ボリビアには他にも世界遺産のポトシやスクレがあり、次回は是非とも周遊したいものだ。最後に一言、百聞は一見にしかずとはウユニ塩湖のことに違いない。
2015年3月29日〜4月6日
本山泰久

- 【マレ・ブル・マレ〜自然に宗教に都会に触れた9日間〜】
-
エリア:
- アジア>ブルネイ>バンダルスリブガワン
- アジア>マレーシア>コタキナバル
- アジア>マレーシア>サンダカン
- テーマ:観光地 世界遺産 自然・植物
- 投稿日:2016/01/04 14:58
・マレーシア
自然の動植物の宝庫。東マレーシアのスカウ村へ
今回向かうのはジャングルの中にひっそりとたたずむボルネオネイチャーロッジです。
サバ州のサンダカンから車で2時間弱。キナバタンガン川のクルーズ乗り場に到着。

そこからさらに揺られること、10分程で到着。

想像ではもっと原始的なのかと思ったら、しっかりしていて、びっくりしました。
ロッジには本当に無駄なものがありません。
最低限の設備だけれども、この自然に囲まれた環境が、最大の魅力です。
都会の喧騒から離れたい方は必見だと思います。
ここは周りには森と川しかないので、時間の流れが心なしかゆっくりしています。

あまり多く電気を使いすぎると、太陽光発電だそうなので停電することもあるそうです。
その為にかわかりませんが、人力発電もできます。

ここでは早朝、夕方、夜と3階にわたってクルーズが楽しむことができます。
約1時間30分〜2時間かけて、ジャングルの川を進んで、野生の動物を探します。
天狗猿、オラン・ウータン、ワニ、ピクシー象にも遭遇できるのです。



私は象に会え、さらに河を横断するところを見ることができました。かなり珍しいらしく、ガイドの人が動画を撮れと興奮気味にいってきました。


大体、朝早くか、夕方にクルーズにでるのですが(動物の朝食時間、夕食時間)、動物に出会わなくてもジャングルの中の川をボートでいくだけで、わくわくしてきます。



もちろんクルーズだけでなく、トレッキングも可能です。ただ雨季にはヒルがいるので要注意。今回は幸いにも乾燥しており、噛まれることはありませんでした。
・ブルネイ
正式名称はブルネイダルサラーム国で、略称でブルネイと呼ばれるイスラム教の国です。
国土は三重県とほぼ同じですが、十分に観光しがいのある国です。
ブルネイは王様が世界有数の資産家で、その資産のほとんどが石油の採掘から来ています。
まず訪れたセリア地区は石油の採掘量が多く、町のいたるところでノッキングドンキーと呼ばれる掘削機が稼働しています。


また、10億バレル記念碑もあります。
ただ10億バレルっという量はすごいのでしょうが、どれ程すごいのかはわかりません。
ブルネイの中心であるバンダリスリヤカンには、有名なモスクが2つあり、こちらがニューモスクで、ブルネイ国王様のポケットマネーで建てられたそうです。額を聞くと、想像を超えた金額で、ブルネイの宗教色の色濃さが見て取ることができました。

ライトアップはさらに絢爛豪華な様相です。

因みにそんなブルネイ国王様の王宮(外観)は想像できないほど広く、豪華でした。
ただ中には、念に2日間しか一般の人は入ることができず、未知数です。

もう一つは旧モスクと呼ばれ、ブルネイのベイエリア近くのダウンタウンあります。

こちらもライトアップ時はとてもきれいで、見る人は足を留めること必死です。
この2つのモスク以外にも、水上集落に足を運びました。
元々、ブルネイは水上集落が中心だったそうで、その後時代を経るごとに地上に移り住んでいったそうです。今現在でも、水上集落で生活してる人も少なくありません。


意外にブルネイは隠れた魅力が多く、一度は訪れたい国だと思います。
・マレーシア
その後にまたマレーシアのクアラルンプールに戻りました。
もはや世界有数の大都市へと成長したクアラルンプール。ブルネイからの反動で、アロー通りの屋台街へ足を運びました。

この雑多な感じがなぜか心地良いのは、ブルネイからの反動なのかと自問自答しながらも、堪能しました。
市内はショッピングモールがたくさん集中しており、それぞれ雰囲気が違い、ターゲットも異なります。その中でも一番新しく、最先端のショッピングモールなのがパビリオンです。

年末にクアラルンプールに行くと信じられないほど安くブランド品が買えるそうです。
ペトロナスツインタワーは言わずもがな、もはやくプールの代名詞になってます。

特に私が印象深く、良かったのが、市内から30分程で行けるバトゥケイブとロイヤルスランゴール工場です。
バトゥケイブはイスラム教の国であるマレーシアで、ヒンドゥー教の為の洞窟です。

ちょっと奥まで行くには遠いですが、洞窟がとても神秘的でよかったです。

そしてもう一つが、錫で一財をなした、クアラルンプールで国王から唯一認められたブランド「ロイヤルスランゴール」 の工場です。販売はもちろんのこと、ご自身で錫を加工して作ることもできます。錫の質の良さは、実際に見て、触ればわかるはずです。
お土産にも最適ではないでしょうか。



マレーシアの中心部だけではなく、ボルネオ島、サバ州がこれほどまでに可能性があり、自然と触れ合える場所だとは知りませんでした。結構損してたなと実感しています。
またマレーシアもさることながら、ブルネイについて知り、その良さに触れられたことが特に印象に残りました。是非マレーシアやシンガポールにお出かけの際には、ブルネイも日程に入れてみてはいかがでしょうか。



おすすめ度
・ボルネオネイチャーロッジ ★★★★★
・ジャングルクルーズ ★★★★★
・セリア地区 ★★★★
・ブルネイモスク★★★★(ライトアップ時)★★★★★
・水上集落 ★★★★
・クアラルンプール市内 ★★★
・バトゥケイブ ★★★★
・ロイヤルスランゴール ★★★★★
(2015年3月 小澤駿)
自然の動植物の宝庫。東マレーシアのスカウ村へ
今回向かうのはジャングルの中にひっそりとたたずむボルネオネイチャーロッジです。
サバ州のサンダカンから車で2時間弱。キナバタンガン川のクルーズ乗り場に到着。

そこからさらに揺られること、10分程で到着。

想像ではもっと原始的なのかと思ったら、しっかりしていて、びっくりしました。
ロッジには本当に無駄なものがありません。
最低限の設備だけれども、この自然に囲まれた環境が、最大の魅力です。
都会の喧騒から離れたい方は必見だと思います。
ここは周りには森と川しかないので、時間の流れが心なしかゆっくりしています。

あまり多く電気を使いすぎると、太陽光発電だそうなので停電することもあるそうです。
その為にかわかりませんが、人力発電もできます。

ここでは早朝、夕方、夜と3階にわたってクルーズが楽しむことができます。
約1時間30分〜2時間かけて、ジャングルの川を進んで、野生の動物を探します。
天狗猿、オラン・ウータン、ワニ、ピクシー象にも遭遇できるのです。



私は象に会え、さらに河を横断するところを見ることができました。かなり珍しいらしく、ガイドの人が動画を撮れと興奮気味にいってきました。


大体、朝早くか、夕方にクルーズにでるのですが(動物の朝食時間、夕食時間)、動物に出会わなくてもジャングルの中の川をボートでいくだけで、わくわくしてきます。



もちろんクルーズだけでなく、トレッキングも可能です。ただ雨季にはヒルがいるので要注意。今回は幸いにも乾燥しており、噛まれることはありませんでした。
・ブルネイ
正式名称はブルネイダルサラーム国で、略称でブルネイと呼ばれるイスラム教の国です。
国土は三重県とほぼ同じですが、十分に観光しがいのある国です。
ブルネイは王様が世界有数の資産家で、その資産のほとんどが石油の採掘から来ています。
まず訪れたセリア地区は石油の採掘量が多く、町のいたるところでノッキングドンキーと呼ばれる掘削機が稼働しています。


また、10億バレル記念碑もあります。
ただ10億バレルっという量はすごいのでしょうが、どれ程すごいのかはわかりません。
ブルネイの中心であるバンダリスリヤカンには、有名なモスクが2つあり、こちらがニューモスクで、ブルネイ国王様のポケットマネーで建てられたそうです。額を聞くと、想像を超えた金額で、ブルネイの宗教色の色濃さが見て取ることができました。

ライトアップはさらに絢爛豪華な様相です。

因みにそんなブルネイ国王様の王宮(外観)は想像できないほど広く、豪華でした。
ただ中には、念に2日間しか一般の人は入ることができず、未知数です。

もう一つは旧モスクと呼ばれ、ブルネイのベイエリア近くのダウンタウンあります。

こちらもライトアップ時はとてもきれいで、見る人は足を留めること必死です。
この2つのモスク以外にも、水上集落に足を運びました。
元々、ブルネイは水上集落が中心だったそうで、その後時代を経るごとに地上に移り住んでいったそうです。今現在でも、水上集落で生活してる人も少なくありません。


意外にブルネイは隠れた魅力が多く、一度は訪れたい国だと思います。
・マレーシア
その後にまたマレーシアのクアラルンプールに戻りました。
もはや世界有数の大都市へと成長したクアラルンプール。ブルネイからの反動で、アロー通りの屋台街へ足を運びました。

この雑多な感じがなぜか心地良いのは、ブルネイからの反動なのかと自問自答しながらも、堪能しました。
市内はショッピングモールがたくさん集中しており、それぞれ雰囲気が違い、ターゲットも異なります。その中でも一番新しく、最先端のショッピングモールなのがパビリオンです。

年末にクアラルンプールに行くと信じられないほど安くブランド品が買えるそうです。
ペトロナスツインタワーは言わずもがな、もはやくプールの代名詞になってます。

特に私が印象深く、良かったのが、市内から30分程で行けるバトゥケイブとロイヤルスランゴール工場です。
バトゥケイブはイスラム教の国であるマレーシアで、ヒンドゥー教の為の洞窟です。

ちょっと奥まで行くには遠いですが、洞窟がとても神秘的でよかったです。

そしてもう一つが、錫で一財をなした、クアラルンプールで国王から唯一認められたブランド「ロイヤルスランゴール」 の工場です。販売はもちろんのこと、ご自身で錫を加工して作ることもできます。錫の質の良さは、実際に見て、触ればわかるはずです。
お土産にも最適ではないでしょうか。



マレーシアの中心部だけではなく、ボルネオ島、サバ州がこれほどまでに可能性があり、自然と触れ合える場所だとは知りませんでした。結構損してたなと実感しています。
またマレーシアもさることながら、ブルネイについて知り、その良さに触れられたことが特に印象に残りました。是非マレーシアやシンガポールにお出かけの際には、ブルネイも日程に入れてみてはいかがでしょうか。



おすすめ度
・ボルネオネイチャーロッジ ★★★★★
・ジャングルクルーズ ★★★★★
・セリア地区 ★★★★
・ブルネイモスク★★★★(ライトアップ時)★★★★★
・水上集落 ★★★★
・クアラルンプール市内 ★★★
・バトゥケイブ ★★★★
・ロイヤルスランゴール ★★★★★
(2015年3月 小澤駿)

- Message in a bottle フロム エクアドル〜沖縄にUSJができる〜
-
エリア:
- 中南米>エクアドル>ガラパゴス諸島
- 中南米>エクアドル>キト
- 中南米>エクアドル>グアヤキル
- テーマ:世界遺産 自然・植物 動物
- 投稿日:2015/03/30 15:44

ひとりぼっちのあいつ

これはすごい坂道のキト旧市街

顎を休ませるゾウガメ

ウミイグアナとアシカ
エクアドルから帰宅後、妻からの一言「沖縄にUSJができるって」の言葉に驚いた。沖縄とUSJとは私の中ではジャガイモとシャーペンの芯の違いくらいイメージのかけ離れたものである。
ところで今回の旅行先のエクアドルはガラパゴス諸島で知られる国である。
エクアドルは私にとっては「一生に一度は行ってみたいが実際はなかなか行けない旅行先」場所である。何故ならエジプトやマチュピチュに行くツアーよりも更にその1段階、2段階も予算がかさむからだ。(ちなみにその私の中の同じカテゴリーにチリのイースター島も含まれる。)
今回、そのあらゆる人々一度は行きたいと思っているだろうエクアドルのガラパゴス諸島に行く貴重な機会を得た。こんな機会は一生に一度もないため、一人で行くのももったいなく思い、父も誘った(もちろん二つ返事で参加した)。
おそらく日本に何千万人といるだろうガラパゴス諸島旅行者予備軍の方々のプランの手助けになれば幸いである。
●今回の行程(3月中旬)
1日目 キト着 キト泊
2日目 キト旧市街&赤道観光 キト泊
3日目 キトからサンクリストバル島へ サンタクルス号乗船 午後サンクリストバル島 プンタピット観光 船内泊
4日目 午前サンタフェ島観光、サウス・プラザ島観光 船内泊
5日目 終日サンタクルス島観光 船内泊
6日目 エスパニューラ島観光 午前プンタ・スアレス、午後ガードナー・ベイ 船内泊
7日目 クルーズ下船 バルトラ空港からグアヤキルへ グアヤキル観光後 空港へ
1日目
朝5時半に家をでて伊丹空港を目指す。31年間生きてきて生まれて初めて使う伊丹空港。いたって普通の国内空港だがこれまで仕事で何度もお客様に使っていただいているのでなんだか感慨深い。
今回キトまでのフライトはアメリカン航空を使う。伊丹から成田までの日本国内線は同じワンワールドのJAL。
伊丹空港のカウンターには国際線乗り継ぎ用の専用カウンターがあり、国際線乗り継ぎのお客はそのカウンターで手続きを行う。伊丹からキトまではスルーでボーディングパスがでて荷物のタグもキトまでだった(伊丹でもらえた搭乗券は成田空港到着後、アメリカン航空搭乗口でアメリカン航空の搭乗券に引き換えた。また荷物はダラスにて引き取った後すぐまた預ける)。
伊丹空港でトイレに行っている間にアナウンスで、ビジネスクラスが+1000円でアップグレードできると、父が聞いたというので試しに乗ってみることに。1時間少しの距離で飲み物しかでないがフルフラットで快適だった。
成田空港到着後、道なりにすすむとバゲージクレームに着く。荷物は受け取らないのでそのまま税関をぬけてすぐ右手に国際線出発口がある。荷物検査と出国手続きを終えて、搭乗口へ。
アメリカン航空は定刻通り出発、前日あまり寝ていなかったので飛行機では熟睡。
ダラス到着後。3年前ほどに同じくダラス空港で入国検査を受けたことあるが今回再訪してびっくり。すべてキオスクのような専用電子端末で入国手続きが行われ、その後ランダムで半数の人が有人のカウンターにて再度チェックを受ける流れになっていた。そのため大幅に時間が短縮できて以前みたいに2時間ほどの乗り継ぎでも焦ることはなくなった。ダラスでは一旦荷物を取り出して再度預ける。その後手荷物検査を受けて搭乗口へ。
変わったのは乗り継ぎだけでなく、空港のインフォメーションスタッフもカウボーイのような西部開拓時代の出で立ちでなかなか面白くなっていた。
そしてマイアミを経てキトへ。
キト出発が1時間ほど遅れてしまったがこれくらいの遅れであればなんのその。ほぼ予定通りに到着してホッと一安心。キトの空港では特に難しいことを聞かれることなく、税関も厳しくはなかった(食べ物をたくさん持ってきていたので少しびくびくしていた)。
税関を抜けたところで今回お世話になる現地スタッフ(石倉さん)と合流。エクアドルではそのままドルが使えるので特に両替などはせず、そのままホテルへ。キト市内のホテルまで約50分。去年できたという新しい空港とハイウェイを抜け、キト市内へ。
夜10時を越えたキト市内には人はほとんどいない。こちらの人はあまり出歩かないのだろうか。
この日宿泊するメルキュールに到着。
<メルキュールアラメダ>
空港から約50分。キト新市街に位置する4つ星ホテル。5つ星ホテルと見まごうような品のある広々とした立派なエントランス。ウェルカムドリンクのサービスクーポンが嬉しい。室内はスーツケースを広げるには十分なゆとりのある造りになっており、バスタブもある。もちろんミニバーやドライヤー、セーフティボックス、湯沸かし、無料のWIFIもある。スリッパはない。またキトは日中涼しいためエアコンはない。ホテルそばにはメルカド・デ・インディヘナ(先住民族のマーケット)や国立博物館、ショッピングセンターもあり、観光に便利。

メルキュールアラメダのお部屋

メルキュールアラメダの外観
すでに0時をまわっていたのでこの日はそのまま就寝。
2日目
朝、5時に目がさめる。時差ぼけの影響だろう。
少しの早いがお腹が空いたので6時半には朝食を食べ、集合時間の9時まではのんびり過ごした。
9時に石倉さんと合流。
<キト市内観光>
何と言っても外せないのはアンデス山脈の名峰に囲まれた美しきキトの旧市街。キトはボリビアのラパスに次いで2番目に標高高い首都(2800m)としても知られており、キト旧市街はガラパゴス諸島と並び、世界で最も古く登録された世界遺産の一つである。これはキトの人々の誇りにもなっている。
かつてインカ帝国の都市として栄え、16世紀スペイン統治時代に設計された街並みは、独立広場を中心に大統領府や市庁舎などの行政機関が立ち並び、格子状に整然と広がっている。旧市街の保存状態としては中南米一と言われており、中世にタイムスリップしたかのような錯覚を味わえる。キトの旧市街に宿をとってライトアップされる街並みを楽しむのも大変お勧め。

大統領府

椅子を運ぶおじさん

お茶を売っていたおじさん

お土産売りのインディヘナ

真面目な衛兵が着るのはエクアドルカラーの軍服

サンフランシスコ教会は金ぴか
中でもキトの旧市街を特徴付けているのは点在する急勾配の斜面。山並みに歴史的な建造物が広がるキトならではの風景。旧市街まで来たならパネシージョの丘にも是非訪れてほしい。キト旧市街から約180mの高さのこの丘からは山なりに歴史ある建物が立ち並ぶ壮大なキトの展望を楽しめる。

パネシージョの丘でエクアドル風ドーナツをたべた

パネシージョの丘からのバジリカ教会
市街に立ち並ぶ教会を見て歩くのも面白い。建立された時代によってゴシック様式、バロック様式など様々にミックスされている。特に興味深いのは街のどこからでもその大きな時計台が見えるキトのシンボル、バジリカ教会。1892年に着工された比較的新しい教会で、外観はパリのノートルダム教会を彷彿とさせるゴシック様式。このファサードが大変ユニーク。ここではガーゴイルの代わりにガラパゴスやアマゾンにちなんだ動物たちが魔除けとして上空から我々を見下ろしているのである。

バジリカ教会

バジリカ教会の魔除けのイグアナ

バジリカ教会内部

祈りをささげるおばあさん
キト旧市街をあるいていると目につくのは警官の数。南米というと治安面を心配される方も多いかもしれない。しかしキトは中南米一安心して歩ける古都とも言われており、旅行者の安全確保に力をいれている。もちろん自己管理は必要だが、美しいこの旧市街をきままにそぞろ歩きできるのは他の中南米にはない嬉しいポイント。
キト市街から車で走ること50分。ここにエクアドルの名前の由来となった場所がある。17世紀にフランスの調査隊がここを赤道と定義したとされ、大変立派な赤道記念碑が建てられている。スペイン語で赤道は「ECUADOR」、つまりエクアドルは赤道の国なのだ。赤道が通っている国であれば世界各国あるはずだが、世界でもっとも古く制定され、また首都にも近いという意味ではやはりエクアドルの右にでる国はないのだろう。
しかしこの赤道記念碑、近年の科学技術の発展により、実は正確には赤道直下でないことがわかった。実際には赤道とされる地点から200m離れた場所に本当の赤道があるとされ、赤道直下を私有地としてもつ家主はそこに赤道博物館を建設し、観光客で賑わいを見せている。ほかにも赤道直下を私有地としてもつ家主もいくつかいるはずだが、この博物館のオーナーの商売が上手だったということだろう。

on the 赤道

悪戦苦闘するおじさん

卵を立たせると証明書をもらえます
お昼は赤道記念碑のそばのエクアドル料理屋さんで。
エクアドル風シュラスコはブラジルのそれとは違い、ご飯の上に薄い牛肉のステーキとアボガト、フライドポテト、揚げバナナ、目玉焼きなどをトッピングしたワンプレート料理。
フリターダスはエクアドルの幕の内弁当的な存在。トウモロコシや豚肉のフライ、アボガト、フライドポテト、ジャガイモ団子のようなジャピンガチョなどの盛り合わせ。
チキンのスープには大ぶりの鶏肉とゆで卵、ジャガイモ。あっさりした味わい。

エクアドルビール

エクアドルのシュラスコ
キト市内に戻ったのは午後4時頃。帰りにスーパーマーケットに立ち寄ってもらい、妻に頼まれていたキヌア、日本で買うよりも安そうなココアの粉を購入。どちらも500gで2.5$くらい。
石倉さんとお別れし、1人でキトの街をぶらぶら。
ホテルからほど近い、メルカド・デ・インディヘナへ。そこへ突然雨が降ってきた。3月は雨季で、午後3時くらいから降り出すそうである。
メルカド・デ・インディヘナはその名の通り、インディヘナ(先住民族)達が開くマーケット。お土産物に最適な織物やTシャツをはじめアクセサリーやチョコレートも売っており、エクアドルのお土産は大抵ここで揃えることができる。私は自分の記念にTシャツを購入。7ドルのところを5ドルにしてもらった。
雨が小雨になったところでホテルに戻る。時差ぼけと高山病の兆候か、眠くなってきたので、この日は夕方に就寝。
3日目
朝4時に朝食をとり、朝5時のクルーズスタッフの迎えを待つ。係員の方がやってきて、用意されたバスに乗り込む。どうやら我々が一番初めのお客のようだ。その後、ヒルトンなどいくつかのホテルを経由して乗客はバスいっぱいになる。そして空港へ向かう。
キト空港の国内線ターミナルに到着。ガラパゴス行きの場合はスーツケースなど機内預けの荷物をまずX線に通す必要がある。
その後、入島管理の窓口にて1人20ドルを支払い、入島申請書を受け取る。
ラン航空のチェックインなどはクルーズのスタッフがすべて行ってくれて、搭乗券を受け取るだけ、あとは各自搭乗ゲートまで移動し、ボーディングを待つ。
今回利用した、サンクリストバル空港行きのラン航空はグアヤキル空港を経由する。グアヤキルではそのまま飛行機の中で待機。キトを出発して3時間35分。ようやくガラパゴス諸島に上陸。
外国人用の入島管理窓口に並び、ここで入島税100ドルを支払い、簡単な荷物のチェックを受ける。実はかなりの量のおやつと食料を持ってきていたので、持ち込みに厳しそうなガラパゴスでは没収されるかなと思ったが大丈夫だった。
空港にて荷物を受け取ると空港外にクルーズのスタッフが待機している。
クルーズの乗客達を乗せて、船着場へ出発。5分くらいで船着き場に到着。
バスを降りると潮の香りのいっぱい広がる。桟橋まで歩く途中に人だかりができているなと思って目を凝らすとなんとアシカがお出迎え。しかも呑気にお昼寝。ガラパゴスの動物は人を恐れないと聞いたことがあるが、到着初日から嬉しいサプライズだ。
桟橋からはゴムボートに乗って、今回4泊5日の船旅をお世話になるサンタクルス号に乗船。
ウェルカムドリンクをいただいた後はそれぞれの部屋にチェックイン。
私達はM10というツインベットのお部屋を利用。
<サンタクルス号の設備>
広大な海原を見渡せる丸型の窓、真っ白な壁にブルーのクッション、上品な木目の調度品。これからのクルーズ気分を盛り上げてくれているような、勇ましくもかわいらしいデザイン。室内には内線用の電話機に、電源2つ、エアコン、セーフティボックスがある。また個室のトイレとシャワーまで完備。テレビ、スリッパはない。WIFIは無料で利用可能だが常に海上を移動しているため非常に弱い。ミニバーもないが、船内ではコーヒーやお茶、その他ちょっとしたクッキーなどの軽食はいつでも飲み食い自由。バーではもちろんお酒も飲める。その他、広々したパブリックスペースに、ビジネスルーム、売店、ミニライブラリー、屋上のデッキにはバーの他にジャグジーまで完備している豪華客船である。
なおサンタクルス号の定員は90人まで、今回我々も入れて参加者はおよそ80人なのでほぼ満室である。

サンタクルス号 二人部屋

ダブルベッドの部屋もあった

トリプルベッドの部屋も

気分が高まる丸っこい窓

バスルーム

電源やポット、iPhoneなどに接続できるスピーカーもあります

チーム分けのボード

パブリックスペースとバー

お土産屋さん/font>

ジャグジーも

いい天気だなぁ
荷物を整理しているとオリエンテーションを行うというアナウンス(もちろん室内にもスピーカーがあるためどこにいても聞こえる)。
国立公園や船の中でのルールなど一通りの説明を受けた後は昼食。
フィットチーネのパスタや七面鳥のローストなど盛りだくさんの昼食を楽しんだ後は、避難訓練。
避難訓練を終えると、この日の目的地であるプンタピット(プンタ岬)に到着した、というアナウンス。
早速半ズボンとTシャツに着替え、カメラとタオルをスタンバイ。ウェットランディング(小型船に乗り換え浜辺にて上陸する方法、濡れるためこの名で呼ばれる)用のサンダルとハイキング用の靴もパッキングした。
小型船での上陸のため、予め振り分けられた班ごとに呼ばれる。私達はイグアナチームだった。1班は最大14人ほど。
<サンクリストバル島 プンタピット(プンタ岬)>
楽しみ方:トレイルハイキング(3時間)
見られる動物:ナスカカツオドリ、アオアシカツオドリ、アカアシカツオドリ、アシカ、グンカンドリなど。(3種類の中カツオドリ見られるのはここだけ)。
小型船に乗り込み。まずはプンタピット周辺を30分ほどクルーズ。周囲にはアシカのコロニーがあり、自然のままのアシカ達を見ることができる。生の自然のアシカを早速の目の当たりにして大興奮。続いてアカメカモメを間近にとらえることができた。
その後、ウェットランディングにてプンタピット上陸。海底まで見渡せるような美しいエメラルドグリーン海とキメの細かい白砂ビーチだ。ピンタピットのトレイルコースは浜辺からすぐ。岩場の急斜面の道を歩くのでしっかりした靴を履くことをお勧めする。山道を登ること30分、切り立った山に囲まれた、眺望の良いポイントに到着。変わった動物達の生態にばかり気を取られがちだが、景観の美しさもガラパゴス諸島の魅力の一つである。さらに先に進むとアカアシカツオドリのコロニーを発見。クチバシの青色と足元の赤のビビッドなコントラスト。アカアシカツオドリの撮影に気を取られているとスズメのような大きさのアオメバトが近づいてくる。人間を恐れない、自然そのままの鳥の姿を見た。
3時間ほどのハイキングを楽しみ、船に戻る。

サンタクルス号を見下ろす

眺望がいいプンタピットのトレイル

まるでオーストラリアやアメリカのような台地
しばし休憩した後、軽いウェルカムパーティーが開かれ、乗組員の紹介が行われた。その後夕食。
夕食は3コースのディナー。前菜のサラダ、スープに肉・魚・ベジタリアンから選べるメインにデザートがついていた。彩り豊かでどこかのホテルで食べるものと遜色ないレベルだ。
1テーブル4〜6人用になっているので我々のように2人できている場合はどなたかと同席になる。カルフォルニアからきた年配のご夫婦のグループがいらっしゃってその方達とお話しをした。これまでもクルーズの旅行を何度もしていらっしゃったようでアラスカのクルーズはとても感動的だったとのこと。自分にもう少し語学力があったら会話も弾んだのにな、と海外にきていつもながら思うのだった。

ディナーの一例
4日目
初めて船内で迎えた朝。朝食は7時15分から開始。目玉焼き、ベーコン、生野菜にフルーツなどホテルで出されるようなインターナショナルなもの。
8時に午前中の観光がスタート。
<サンタフェ島>
楽しみ方:ハイキング(2時間)、シュノーケリング(1時間)
見られる動物:サンタフェリクイグアナ(固有種)、アシカ、数種類のフィンチなど。シュノーケリングではウミガメやシャーク、エイが見られた。
まずはサンタフェ島の周辺を軽くクルーズしてからウェットランディングにて上陸。昨日のプンタピットと違うのは浜辺には沢山のアシカ達。白浜のハーレムとなっており、近づいて写真も撮れる。ビーチからトレイルスタート。高低差はないのでプンタピットのようにハードではない。しばらく歩くと岩山に広がるのは巨大なウチワサボテンの林。ガラパゴス諸島の中でもこのサンタフェのウチワサボテンは大ぶりで大きいものだと幹の直径は1.2mを超えるほどだそうだ。そのウチワサボテンの実が落ちてくるのを今か今かと待ち構えているのがサンタフェリクイグアナ。一般的なガラパゴスリクイグアナよりも背中の突起が尻尾まで続くのが特徴だ。2時間程度のハイキングを終え、一旦島に戻る。希望者はグラスボートかシュノーケリングを選び、サンタフェ島周辺で1時間ほど楽しむことができる。なおシュノーケリングギアは貸し出し無料。私達はシュノーケリングを楽しんだ。ゴムボートで潜るまで移動し、ガイドさんとともに幾つかのポイントを周遊する。そんなにシュノーケリングが得意ではなかったが、年配の方が多いためか、親切に比較的ゆっくり移動してくれたので、難しくはなかった。写真を見せられないのが残念だが、アシカが泳ぐのを間近に見ることができたのは感動的だった。ガラパゴスは動物達の見ることがメインという考えだったのだが、この素晴らしく美しい青い海で野生の動物たちと一緒に泳げるのもこのガラパゴス諸島の知られざる大きな魅力である。

サンタフェ島上陸!

集合写真

サンタフェのウチワサボテンはイグアナに食べられないように背が高く進化

撮影会
昼食の後はサウス・プラザ島に上陸。
<サウス・プラザ島>
楽しみ方:ハイキング(3時間)
見られる動物:ガラパゴスリクイグアナ、アシカ、サボテンフィンチ、アカメカモメなど。運が良ければハイブリットと呼ばれる新種のイグアナが見られることも。
サンタクルス島から僅か400mの沖合に見られる全長500mほどの小さな島。ガラパゴス諸島の中でも最もリクイグアナの生息数が多いという、まさにリクイグアナの聖地。地表を覆うような赤茶色のセスビウムとウチワサボテンの林の織りなす風景。火山起源でなく隆起によってできた島のため、地表の硫黄分が少なく、豊かに実を結ぶサボテンが多いそうだ。イグアナにはテリトリーがあるらしく、サボテンの木の下ではイグアナ同士の縄張り争いも見ることができる。一方、アシカにも縄張り争いがあるらしく、島の端、断崖絶壁の場所にもアシカがいる。海辺に生息するアシカがなぜここまで?実は縄張り争いに負けたアシカはこのような島の端っこに身を寄せることもあるのだそう。しかし、陸上生物ではないアシカが、陸から歩いて島の果てまで移動することは並大抵のことではないはず。その努力があればいつか巻き返せるさ、とそっと孤独なアシカにエールを送った。

サボテンをついばむサボテンフィンチ

やすらかに眠るアシカ 寝息が聞こえることも

セスビウムが広がる

セスビウムの中を我が物顔であるくリクイグアナ

仲睦まじき事は善き事かな

サボテンの木に登って実を食べるイグアナ
5日目
この日はサンタクルス島に上陸する。
<サンタクルス島>
楽しみ方:観光・買い物・カヤック・サイクリングなど(8時間程度)
見られる動物:(ダーウィン研究所にて)ゾウガメ、リクイグアナ
ガラパゴス諸島の中でも最大の人口をもつ町、プエルトアヨラの船着き場に降り立つ。今日は1日このプエルトアヨラにて過ごす。プエルトアヨラはおそらくガラパゴス諸島に滞在する旅行客は必ず立ち寄るだろう。空港が近くにあるだけでなく、ダーウィン研究所のある町として知られているからだ。
ダーウィン研究所のスターと言えば、ロンサム・ジョージ。しかし彼はすでに3年前にこの世を去っていた。ロンサム・ジョージが亡くなってから観光客も減ったというから恐るべき影響力のロンサム。
ロンサム・ジョージとはビンタ島の生き残りのガラパゴスゾウガメのことである。ガラパゴスゾウガメは11の島に15亜種に分化しており、すでに4種は絶滅し、最後の生き残りであったロンサム・ジョージも亡くなり5種が絶滅したことになる。
ロンサム・ジョージが亡くなって、代わりにスターダムにのし上がったのはディエゴ。ディエゴの由来はサンディエゴ。そう、アメリカのサンディエゴである。実はディエゴはエスパニョーラ島出身でアメリカ・サンディエゴ動物園に保護されていたが、子孫繁栄のためにこのガラパゴスに舞い戻り、多くの子孫を残しているという。そんなディエゴをガラパゴスの人々は尊敬の念を込めて彼を呼ぶ「スーパーディエゴ」と。

交尾でなく男の子どうしが遊んでいるだけらしい

なぜか他のカメに登ろうとするカメが多数

ダーウィン研究所のスター ディエゴ
ダーウィン研究所を見学したあとは、プエルトアヨラの町をぶらぶら。メインストリートにはお土産屋さんやレストラン、カフェ、ダイビングショップが軒を連ねている。クルーズ船に乗っているとお土産を買う時間があまりないため、お店を冷やかして歩くのも久々で楽しい。またレストランやネットカフェではWIFI環境が整っており、メールのチェックなどが出来るのも嬉しい。クルーズ船で購入できない日用品や個人的なお菓子などをここで購入するのもいいだろう。

プエルトアヨラのお洒落な墓地

魚市場でおこぼれを待つアシカたち

可愛らしいプエルトヨラの街並み
町を散策した後は希望者だけサイクリング。
実は我々もサイクリングをする予定だったが、バス乗車中に降り出した雨が土砂降りになったことで気が変わった。同じグループの何名かはそれでもサイクリングをすることにびっくり。
外国人の根性というか、好奇心というか、なんでも体験してやろうという心意気は大したものである。日本人はこういうところを見習わなくてならないなぁとしぶしぶ思った。
我々はサイクリングをする人たちの一足先に目的地のサトウキビ農場へ。
ガラパゴス諸島の主な農作物であるサトウキビ畑では、砂糖の他にお菓子や蜜や蒸留酒などを生産しており、それらを見学することができる。
サイクリスト達が農場に到着したあとは一緒に昼食の会場へ。
昼食はローカルレストラン、クルーズ始まって以来の地上での食事である。
食事が終わった後はその後のアクティビティーに、カヤック又はゾウガメ見学のいずれかを選択することができる(もちろん船に戻ることもできる)。
雨が降っていたのでカヤックには誰も参加せず、私達も含めほとんどがゾウガメ見学に出発した。
ゾウガメ見学のスポットはエル・チャト。エル・チャトはもともとゾウガメを見るための場所ではなく、農場であった。本来、家畜の牛のために草花を育成したのだが、どこからか野生のゾウガメ達が集まるようになったそうだ。今やゾウガメ農場と言われても差し支えないほど沢山のゾウガメ達が集まってくる。
中には巨大なゾウガメもいるので、記念撮影にはこれ以上ないポイントである。

エル・チャトにて そこらへんにカメがいます
エル・チャトのあとは各自フリー。クルーズ船お迎えのゴムボートは1時間おきで運行するのでそれに合わせてクルーズ船に戻るのも、続けて町を散策してもいい。つかの間買い物とネットを楽しみ、クルーズ船に戻った。
夕食のあとは地元バンドの演奏とローカルダンスショーがあった。
ローカルダンスショーに出ていた女の子は何とビックリ、プエルトアヨラのネットカフェの受付の女の子だった。本当にローカル。
6日目
早朝、日の出を船上から鑑賞した。

ガラパゴスの美しい日の出

今日も一日が始まりますね
この日はエスパニョーラ島を観光。午前と午後で2つのポイントから上陸する。
<エスパニョーラ島 プンタ・スアレス>
楽しみ方:ハイキング(3時間)
見られる動物:ウミイグアナ、アシカ、ナスカカツオドリ、アオアシカツオドリ、ヨウガントカゲ、オオイワガニ、アシカなど(4月〜12月の繁殖期のみガラパゴスアホウドリ)
エスパニョーラ島はガラパゴス諸島内では最南端に位置し、海鳥が集まることから海鳥の楽園とも呼ばれる。またこの島で見られるウミイグアナは赤と緑の色鮮やかな種類を見られることで知られている。
ウェットランディングにてプンタ・スアレスに上陸。桟橋から沢山のアシカとカラフルなウミイグアナがお出迎え。じっとしているウミイグアナ。硬い鱗と厚い唇、背中を走る突起、しっかりした鉤爪、塩分が硬く付着した鼻の先。見れば見るほど同じ祖先をもつリクイグアナとの違いを実感する。
主に海藻を食べるというウミイグアナ。それもそのはず、このエスパニョーラ島はウチワサボテンやセスビウムといった実の厚い植物はない。距離的には大きく変わらないはずだが、住む場所の環境に応じてこうも姿を変えていくものなのだろうか。もちろん何百年とかけた結果であるが、この地球に生きる生物の生命力のなんと尊いことだろう。

ウミイグアナの楽園 エスパニョーラ島

仲睦まじき事は善き事かな2

孤高のアシカ

勇ましいウミイグアナ

泳ぐウミイグアナ

ナスカカツオドリと雛
船に戻り一休み。昼食の前にガラパゴスの歴史の講義。
午後は同じエスパニョーラ島のガードナー・ベイを観光。
<エスパニョーラ島ガードナー・ベイ>
楽しみ方:ウォーキング(1時間)、シュノーケリング(1時間)
見られる動物:アシカ
数キロもありそうなさらさらの真っ白な浜辺と浮き通るような青く澄んだ海、そしてそのビーチを我が物顔でゴロンと寝転ぶおびただしいアシカ達。美しいビーチはアシカ達にとってもまさに楽園のようである。ここのアシカはのんびりしているので記念撮影にもってこいのスポット。水着をもってきてアシカ達と泳いでもいい。
なお希望者はガードナー・ベイの観光前にシュノーケリングができる。サンタフェ島でのシュノーケリングよりも深いポイントを泳ぐ。沢山の魚とともにアシカを見ることができた。

ガードナー・ベイ

か、かわいい

シュノーケリングが終わった後はビールが最高 4ドル
午後の観光のあとは、明日の下船の準備についてのガイダンス。
清算方法や荷物の出し方、チップの渡し方についての説明などがあった。
7日目
朝7時起床。この日がクルーズをチェックアウトする日である。
8時までに朝食を終え荷物をパッキングして部屋を出なければならない。事前に配られたタグを荷物につけてキャビンの外に置いておけば空港まで運んでくれる。
8:30にこのクルーズ中にスタッフが撮った写真のスライドショー開始。皆で思い出に浸る。
10:00に空港のあるバルトラ島へ下船開始。ちなみにドライランディング。
バスの乗り換え5分くらい。バルトラ空港に到着。比較的新しめの空港で中にはお土産屋さんが沢山あった。
ラン航空のチェックインを終えて待合室へ。往路と同じくこの飛行機もグアヤキル経由のキト行きとなっている。我々はアメリカン航空のグアヤキルOUTにしているのでグアヤキルまでのチケットをうけとる。
ほぼ定時に飛行機は離陸。
グアヤキルに到着。道中仲良くなったアメリカ人、オーストラリア人、イギリス人の旅行者に機内で別れを告げてグアヤキル空港の中へ。
税関を抜けてガイドさんと合流。
グアヤキルではアメリカン航空との乗り継ぎで約7時間の待ち時間があるためその間に観光を予め頼んでおいた。
<グアヤキル観光>
もしエクアドルに訪れる機会があればガラパゴス諸島やキトはもちろんだが是非グアヤキルにも訪れてほしい。山岳地方で標高が2800mある政治の中心・キトとは対照的に海岸地方のグアヤキルはたった海抜400mのエクアドルで最も人口の多い経済都市。気候はもちろん食生活や歩いている人々の服装や人種も異なる。空港から20分の旧市街に見所は凝縮している。カラフルな町並みが美しい「エクアドルのファベーラ」とも称されるサンタアナの丘、グアヤス川沿いの2.4km続く市民の憩いの遊歩道・マレコン2000、グアヤキル中のイグアナが熱帯の木々を目当てに集まるセミナリオ公園、別名「イグアナ公園」。またグアヤキルの名物カニ料理「カングレホ」も是非賞味したい。1杯2ドル程度。硬い甲羅を棒で叩き割って味わう。ただしカングレホ禁漁の時期が3月中旬の1週間程度と9月中頃から1ヶ月程度あるそうなのでご注意を。もし禁漁の時期に当たった場合はハイバと呼ばれる高級カニを食べるのもいいだろう。カングレホよりも少し値は張るが身がしっかりしておりカングレホよりも美味しいとされる。ハイバは年中味わうことができる。また海岸都市グアヤキルではエクアドル近海で獲れたマグロなど、日本へ輸出する前の鮮度の良い魚介類を食べられることから寿司や刺身が美味しいことで知られている。

晴れた日はカラフルで美しいサンタアナの丘

イグアナ公園ではみんな木に登っていました

身のしっかりしたハイバはカングレホと同じく小槌で叩き割って賞味します
私達が訪れた日のグアヤキルはあいにくの雨で尚且つカングレホ禁漁時期であったが短時間でグアヤキルの旧市街の車窓観光と名物のハイバに舌鼓。大満足の内容となった。
過去に痛ましい事件が起こったグアヤキルだが街を知り尽くしたガイドとドライバーさんがいれば気軽に楽しめる。用心するに越したことはないが、キトやガラパゴスだけではもったいない。是非トランジットの数時間だけでも時間をとって滞在したい街だ。
夕食の後はそのまま空港へ。
アメリカン航空にチェックインしマイアミとロサンゼルスを乗り継ぎ、日本を目指す。
これにて私達のエクアドルの旅は終了。
最後にガラパゴス旅行でのアドバイス。
<個人的にガラパゴス諸島でのお勧めスポット>
今回の私の訪れた島はサンクリストバル島、サンタフェ島、サウス・プラザ島、サンタクルス島、エスパニョーラ島の5島。
最も印象的だったのはウミイグアナと大量の鳥たちとアシカを一挙に見ることができるエスパニョーラ島。シュノーケリングポイントもあるのがうれしい。次にガラパゴス諸島で一番の大きな町・プエルトアヨラとダーウィン研究所を擁するサンタクルス島。ダーウィン研究所では各島のゾウガメと農園での野生のゾウガメも見ることができゾウガメ三昧の島だった。
<クルーズとアイランドホッピング>
ガラパゴス諸島での観光の方法は2つ。船内で宿泊しながら4泊5日などで観光するクルーズ型とサンタクルス島などホテルがある島に宿泊しながら小型船で各島を巡るアイランドホッピングがある。それぞれのメリットとデメリットを認識しながらツアーを選びたい。
クルーズ船のメリット
・常に同じ部屋に宿泊しているので島を移動する時でも荷物を整理する必要ない。
・食事中や就寝中に移動をするので効率的な観光ができる(アイランドホッピングでは行くことができないより人里から離れたより自然のままの島にいくことができる)。
・ガイド(ナチュラリスト)や船内スタッフの質が高い。
・常にハイクオリティの食事が給される
・同じクルーズに参加している旅行者と過ごす時間が多いため仲良くなる。
・船内のサービス(例えばランドリーサービスやガラパゴスの歴史講習会など)が充実している。
・支払いをその都度する必要がない。(最終日に精算)
クルーズ船のデメリット
・ホテルと比べると部屋は狭いことが多い。
・就寝時など長時間の移動中は揺れを少なからず感じるので船酔いしやすい。
・ブッフェタイプの食事ではあるがワンパターン。
・同じクルーズの参加者はほとんど英語圏なので、英語の心得がないとコミュニケーションが図れない。
・料金が高い。
アイランドホッピングのメリット
・船酔いが少ない。
・自分で食べるものをある程度選択できるなど自由度が高い。
・クルーズよりも料金が安い。
・クルーズのように他の乗客と四六時中一緒にいることはないためプライベート感がある。
アイランドホッピングのデメリット
・訪れる島によっては移動時間がながい。そのため訪問できる島が限られる。
・島を変えて宿泊する場合は荷物の移動が面倒。
・夕食など自分でレストランを探す必要がある。
・安いだけの現地ツアーに参加すると質の悪いガイドに当たることもある。
<クルーズのスケジュール>
06:45 起床
07:00〜08:00 朝食
08:30 下船開始、上陸観察
11:30 帰船
12:30〜13:30 昼食(昼食の前に説明会があることも)
15:00 下船開始、上陸観察
18:30 帰船
19:30 予定説明会など
20:00〜21:00 夕食
<ガラパゴスの気候>
ガラパゴスの気候は雨季と乾季に分けられるが、赤道直下にあるので、年間を通じて快適。ガラパゴスの自然の変化に照らし合わせて旅行を計画する事ができればなお楽しみも増す。
雨季:12月〜5月ごろ。特に1月から3月頃は最も暑い時期に当たるが、平均気温はそれでも28度位。シュノーケリングなどアクアアクティビティに最適。雨季とはいっても、短時間に静かに降る程度で一日中雨が降り続けることはない。雨の多い時期には、植物が青々と葉を茂らせる。
乾季:5月〜12月ごろ。霧が多くガルーアシーズンとも呼ばれる乾季にあたる。霧が多く曇りがちになるため肌寒く気温の低い日が続く。7月から9月頃の平均気温は23度位。但し、日中の気温は高く、日差しもさすがに強いので、日焼けには注意。繁殖行動や抱卵する親鳥などは3月から8月頃に多く見られ、繁殖期の後半になると、ヒナや幼鳥が多く見られる。
<ガラパゴスへの持ち物> ◎必須、○できれば
◎お金(アメリカドル、クルーズの場合、入島税などで少なくとも120ドル以上は現金が必要です)
○防水のビニールバック
◎スニーカー(山道、岩場、濡れた場所を歩くことも)
◎サンダル(水泳、砂浜上陸時に必要)
○長ズボン
○船内用の靴(スニーカーでも兼用できます。)
◎半ズボン
◎ウィンドブレーカー(雨に備えて)
◎長袖・半袖シャツ
◎洗面用具(船内には石鹸・タオルはございます)
◎靴下
◎日焼け止め
◎帽子
○虫よけ
◎サングラス
◎カメラ(予備バッテリー)
◎水着

大体皆さんこんな服装です
<クルーズに含まれているもの>
クルーズ中の全食事、飲料水
ナチュラリスト・ガイド
空港/桟橋間送迎
シュノーケリングレンタル代
<クルーズに含まれていないもの>
ガラパゴス国立公園入島税
チップ(ガイド,クルー,バーなど)
飲み物代(ジュース、アルコール飲料)、その他個人的費用
ウェットスーツレンタル代、医療代
<ツアーを終えて>
やはりガラパゴス諸島は行く価値のある素晴らしい場所であった。閉ざされた世界で独自の進化を遂げた生き物達。彼らには天敵がいないため人間を恐れることはない。人間に脅かされる前の地球が生まれたときのような自然なままの生き物たちがこの島にはいる。そしてその美しい自然を守ろうとする人々がいることも感銘を受けた。地球が何百年とかけて作り上げた生き物たち。それらを同じ地球上の生物である人間が絶滅させてはならないように思う。ダーウィンの進化論の根拠となった生き物たちを見ていると我々人間の過去と未来について思い巡らされた。
一方、意外な発見だったのはガラパゴス諸島での海のアクティビティー。ガラパゴス諸島での目的は動物鑑賞であると思い込んでいたが、ガラパゴス諸島の美しい澄んだ海でのシュノーケリングは鮮やかな魚たちはもちろん、亀やアシカ達とも泳げることに驚いた。透き通るような海でのシュノーケリングであれば他の国でもできるが亀やアシカと気軽に泳げる場所はそうそうないだろう。海だけでなくプンタピットなどで見た、火山が造り出した見事な景観も忘れがたいことを付け加えたい。
前後に宿泊したキトやグアヤキルもおまけと考えていたのが申し訳ないくらいに楽しめた。
しかし同時に見られることを期待していた動物が一部見られなかった。例えばガラパゴスアホウドリは4月から12月頃のエスパニョーラ島にて繁殖するため、3月の中旬に訪れた今回には見ることはできなかった。またグンカンドリは生息地がサンクリストバル島とイザベラ島に生息地が限られていた(サンクリストバル島には初日午後のみ立ち寄ったがその機会には見ることができなかった)。
同じように生息地が限られている動物としてはガラパゴスペンギンがいる。熱帯地方に唯一生息している珍しいペンギンだがイザベラ島の東側など見ることができる場所は片手で数えられる程度だ。
見たい動物の選定とそれに合わせたツアープランの重要性を強く感じた。更に滞在方式もクルーズや島のホテルに宿泊など一口にガラパゴス諸島観光といってもその楽しみ方とルートは多岐に渡る。
(行程を工夫して安く行こうと思えばペルーのツアーと同じくらいか少し高いくらいで行けることも今回わかった。)
沖縄にUSJができることは大いに結構なことだが、エクアドルのガラパゴスと同じく観光客が年々増加したとしても、何百年かけて形成された自然を壊すことなく、それでいて多くの人々が沖縄固有の自然を楽しむことの起点になればと願う。
スタッフおすすめ度
ガラパゴス諸島 ★★★★★L 動物達の楽園、シュノーケリングなどアクアスポーツやハイキングも楽しい!
キト ★★★★★ 世界遺産登録1号 中南米有数の美しい旧市街
グアヤキル ★★★ シーフードがおいしい港町
(2015年3月 橋本康弘)

- 世界の絶景シリーズ第11弾! やっぱりタンザニアのサファリは最強でした! 動物の大群・サバンナでのキャンプに大感動! 一度は訪れたい「ンドゥ
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エリア:
- アフリカ>タンザニア>セレンゲティ
- アフリカ>タンザニア>タンザニアその他の都市
- テーマ:世界遺産 自然・植物 動物
- 投稿日:2015/03/10 17:46

シマウマだらけ(セレンゲッティ国立公園)

チーター(ンドゥトゥ動物保護区)
今回機会あってタンザニアを視察してきました。2,3月は子育てをする動物達の可愛らしい姿がみられるいいシーズンです。ちょうどこの時期動物が多いといわれる「ンドゥトゥ動物保護区」と、世界的にも有名な「セレンゲッティ国立公園」、さらにセレンゲッティ国立公園の約3倍の広さを持つ「セルー動物保護区」を中心に今回の視察の様子を一部紹介し
2,3月は動物の多いの「ンドゥトゥ動物保護区」でのサファリがおすすめ
この保護区はンゴロンゴロ国立保護区とセレンゲティ国立公園にまたがる保護区で、毎年1月〜3月はヌーの大群がこのエリアにやってきて、子供を産んで子育てをします。この場所はこのミネラル分をたっぷり含んだ草が生えていて、ここの草を食べると子どものヌーが早く成長するので、この草を求めてヌーは大移動をしてくるようです。ここで出産し、子供が成長し始めたら、北部のケニアにあるマサイ・マラ国立公園を目指して大移動を開始します。このエリアはオフロードが許可されており、動物の間近までサファリカーで近づくことができます。また、ヌーを狙ったライオンなどの肉食獣の狩りの目撃率も高く、動物写真家達に人気の知る人ぞ知る地域なのです。今回も夥しいヌーの群れ、チーター、ライオン、ジャッカルなど多くの動物を間近で見ることができました。特に印象的だったのがチーターの親子。子どもが母親に甘える姿がとても可愛かったです

甘えんぼうのチーター(ンドゥトゥ動物保護区)

ヌーの大群!(ンドゥトゥ動物保護区)

ガオ〜!!威嚇するライオン(ンドゥトゥ動物保護区)

キリンの親子(ンドゥトゥ動物保護区)
圧倒的な動物の存在感!!やっぱりすごかった!セレンゲッティ国立公園
セレンゲッティ国立公園は世界でも有名な野生生物保護区です。セレンゲッティとは「終わりのない平原」を意味するマサイの言葉で、この草原には世界のどこよりも猟銃がたくさんいます。公園内には300万頭以上の大型哺乳動物がいて、いわゆる「ビックファイブ」とよばれるゾウ・サイ・ライオン(2000頭以上)、ヒョウ、バッファローをはじめ35種類の平原に住む動物をみることができるといわれています。まさにサファリに絶好の条件の場所ですので、これで動物が見られないはずはありません。
ただし個人的は2年前に訪れたケニアで運が悪かったのか動物の大群を見ることができず少々消化不良気味だったサファリ。これまでもライオンやチーター、ヒョウなどビッグファイブとよばれる大型動物を見ることはできていたのですが、比較的動物がまばらで、迫力にかけていた感がありました。そのときの天候や運もありますし、動物のことですので絶対はありえないことは十分わかっていても、アフリカのサバンナにきたら、やっぱり圧倒的な数の動物の群れを目の当たりにしたい!その存在感に圧倒されたい!というのが個人的な思いでした。でも今回の視察でやっとその夢が叶いました。特に、「セレンゲッティ国立公園」のシマウマの大群には圧倒されました。どこを見渡してもシマウマだらけ。地平線全体がシマウマの夥しい群れで埋もれていたのです!夢にまでみた動物の大群“これぞ野生の王国”というイメージどおりのアフリカ・サバンナの風景がそこにありました。草原の草をおいしそうに食べるシマウマの子供。水場で気持ちよさそうに水浴びをするシマウマの兄弟。シマウマの親子の群れは見ればみるほど可愛らしくすくすくと育ってほしいと願わずに入られませんでした。もちろんライオンはじめ多数の動物を見ることもでき大満喫のサファリでした。

どこまでも草原が続くセレンゲッティのサバンナ(セレンゲッティ国立公園)

シマウマだらけっ!(セレンゲッティ国立公園)

ヒョウをさがせ!(セレンゲッティ国立公園)

腹ペコ?ハイエナ(セレンゲッティ国立公園)

草をむしゃむしゃ?ウオーターバック(セレンゲッティ国立公園)

キリンも背伸び?(セレンゲッティ国立公園)

水浴びをするカバの群れ(セレンゲッティ国立公園)

グレイトガゼル(セレンゲッティ国立公園)

砂浴びをするアフリカゾウ(セレンゲッティ国立公園)

シママングース(セレンゲッティ国立公園)
サバンナでドキドキ・ワクワクの移動式キャンプの滞在も面白い!
アフリカの大自然を余すとこなく満喫したい方には移動式キャンプの滞在もおすすめです。今回ンドゥトゥ動物保護区にある「セレンゲッティ・ンドゥトゥ・カティカティキャンプ」に滞在しました。このキャンプは毎年11月からの6月ごろまでの期間限定で、動物の動きにあわせて設置場所が毎年変わる移動式キャンプで、サバンナの中にあるため、キャンプ近くの目の前にシマウマやヌー、キリンなどが草を食べにやってくる、というナチュラルなキャンプです(その年により営業期間が変わります)。
到着すると、早速キャンプのスタッフより滞在中の注意事項の説明がありました。「水はミネラルウォーターを飲んでください。夕食は夜7:00からです。」などここまではよくある話。ただしここからが本題。
スタッフ:「夕食はホテルスタッフが迎えに行きます。夕食後もスタッフが個室テントまでお送りします。ここは草食動物が多いが稀に草食動物を追って肉食動物がくることがあるので夜の一人歩きは危険です。暗くなったらひとりで外に出ないで下さい。」
私:「・・・・。」「え〜!!うそ〜!」
もちろんごく稀なことで、テントの中に入っていれば問題ないということでしたが・・・こんな話を聞いたらちょっとドキドキです。
ここのキャンプは、キャンプスタイルではありますが3コース料理の出るレストランも併設され、個室テントも簡素ながら清潔で広さも十分、蚊帳付のベット、洗面台、水洗トイレもアウトドアシャワーもあり、テント内の装備は意外と充実しています。シャンプー・シャワージェルやタオルなどの調度品もこだわっており心地よい滞在をサポートしています。もちろん、ここはサバンナの中のキャンプ。なんでもそろっているわけではありません。電機は電球のみ24時間つきますが、充電はレセプション棟で夜18時から21時の時間限定。またアウトドアシャワーは、アナログ式で、ホットシャワーを浴びたいときにスタッフに依頼し、温かいお湯をシャワー用の容器に用意してもらい、自分でシャワー弁を調整しながら浴びるスタイル。一気に使いすぎるとお湯がなくなってしまうので大事に使います。また、水道も含めここの水はキャンプに程近い、ミネラルを多く含むンドゥトゥ湖などからひいているため少しぬめりがあります。最初はちょっと違和感がありましたがこれが動物の子供たちの成長に必要な栄養になっているのかと思うと感慨深いものがあります。普段蛇口をひねれば、当然のように暖かいシャワーが出てくる生活に慣れてしまっている私たちにとっては、不便さを多少感じるのかもしれませんが、逆にこうした多少の不便さがサバンナでキャンプをしていることに気づかせてくれるのです。このアウトドアな感じ、私はとても気に入りました。
夕食までに時間があったので早速個室テントへ入りホットシャワーを浴びリフレッシュ。
テントの外に出ると、キャンプの目の前ではキリンの親子が木の葉を食べていました。夕飯でしょうか。テントから徒歩数分のレセプション棟へ移動すると、スタッフの粋な計らいか、そこにはアウトドアテーブルとキャンプ・ファイヤ-が用意されていました。促されるままタンザニアワインやビールで乾杯!夕焼けに染まるサバンナは眺めながらの一杯は格別です。その後3コースの夕食。スープ以外は基本的にブッフェスタイル。サバンナの動物たちの声と満天の星空の下の食事は格別で、ついついお酒もすすみます。夕食後はちゃんとスタッフがテントまで送ってくれました。夜動物がきたらどうしようなどと心配をしていたのですが、疲れもあり案外すぐ眠ってしまいました。
少々早起きしてテントの外をみるとサバンナの朝焼けがきれい!!鳥や動物たちの声で目覚め、サバンナの朝の風を感じながらの朝食がとても心地よい。スタッフもホスピタリティに溢れ、忘れられない滞在となりました。
テントというと、日本人は動物が近すぎて怖い、電気やシャワーなどの施設面で快適性にかける、防犯上も心配などと考える方が多く、敬遠される場合が多いとよくホテルスタッフに言われますが、今回滞在したキャンプは多少の不便さはあるももの心地よく快適に過ごせました。危ないということも特にありませんでしたし、蚊などの虫も気になりませんでした。多少の不便さを犠牲にしてもサバンナに滞在するという貴重な体験は“プライスレス”です!。なんでも至れり尽くせりの豪華ロッジに滞在するのもいいですが、たまには非日常の世界にどっぷりつかる体験もいいものです。大自然を満喫したい人に是非おすすめしたいキャンプです。

部屋例(セレンゲッティ・ンドゥトゥ・カティカティ・キャンプ)

部屋例(セレンゲッティ・ンドゥトゥ・カティカティ・キャンプ)

部屋例(セレンゲッティ・ンドゥトゥ・カティカティ・キャンプ)

シャワーはアナログ式のアウトドアシャワー(セレンゲッティ・ンドゥトゥ・カティカティ・キャンプ)

夕方はキャンプ・ファイヤーを囲む(セレンゲッティ・ンドゥトゥ・カティカティ・キャンプ)

タンザニア国産ビールに乾杯!「セレンゲッティビア」(セレンゲッティ・ンドゥトゥ・カティカティ・キャンプ)

夕焼けに染まるサバンナ(セレンゲッティ・ンドゥトゥ・カティカティ・キャンプ)

レセプション棟とレストラン(セレンゲッティ・ンドゥトゥ・カティカティ・キャンプ)

朝焼けに染まるサバンナ(セレンゲッティ・ンドゥトゥ・カティカティ・キャンプ)

朝食例(セレンゲッティ・ンドゥトゥ・カティカティ・キャンプ)
手付かずの大自然が残るセルー動物保護区へ足を伸ばすのもおすすめ
タンザニアのサファリは、北部のケニアとの国境付近に近いところのセレンゲッティ、ンゴロンゴロ、マニャラ、タランギレ方面が知名度が高く、日本からの観光客も、ほとんどがここに行っているようです。しかしタンザニアの南部にもサファリのできる場所は数多くあるのをご存知だろうか。今回訪れたセルー動物保護区もその1つである。もともとここは狩猟用の動物を保護するために設けられたが、現在は狩猟は禁止されている。今回ダルエスサラームから1泊2日の予定で訪問しましたので少々紹介させていただきます。
この保護区に関して少々説明させていただくと、セレンゲッティの約3倍の約5万平方キロメートルもの面積を誇り、これはタンザニアの面積の約5%に相当するというからいかに巨大かがわかります。密漁などで数は減っているようですがもともとは20万頭を超えるバッファローの群れ、3万頭以上のゾウ、8万頭以上のヌーがいたといわれています。またアフリカン・ワイルドドック(リカオン)、ホオカザリヅルなどの絶滅危惧種もいます。保護区の4分の3は短い草に覆われた平原や様々な種類の森林など緑で覆われていて、蛇行して流れるルフィジ川には多くの魚類やカバ、ワニが生息し多様な生態系を構築しています。こうした多様な生態系などが高く評価され1982年には世界遺産にも登録されたが、密漁が絶えず2014年には危機遺産に認定されています。サファリをする上でこの保護区の利点は、セレンゲッティ、ンゴロンゴロなどと比べ、観光客が現状少ないことから、動物が人馴れしておらずよりいっそう野生感が残っていること。オフロードサファリができ、動物遭遇率が高いこと。また、ここのロッジは規模が小さいこともあり、ロッジの責任者がお客様一人ひとりに話しかけ、希望を聞き、必要な手配をするというパーソナルなサービスをすることが一般的となっていることです。また「ダルエスサラーム」やタンザニア随一の人気のビーチリゾート「ザンジバル」からセスナ機で約1時間半から2時間で行くことができ、大掛かりな車での移動を解さなくてもオプション感覚でお手軽にサファリ体験ができる点です。午前中にセルーに到着すると夕方までサファリドライブをし、翌日ボートサファリをするというのがセルーでのサファリスタイルです。
今回、同じ日に同じ便でセルーへ向かう客は私を入れて4組程度。途中ほかのロッジに泊まる二組を降ろし、私とカナダ人の新婚旅行客2名は午前9時ごろ、サバンナの中にある空港に到着。ガイド暦8年というドライバーガイドが迎えにきており、オリエンテーション。滞在中のスケジュールの確認のほか、見たい動物の希望などを聞いてくれる。途中ボックスランチの昼食をはさみながら、夕方までサファリドライブをしました。今回のドライバーガイドは動植物に関する知識が博識で、動物が群れで生活する理由、トゲをもつアカシアの木と動物たちの関係などとても細かいことまで説明してくれたほか、動物を見ることができているかどうか、写真は取れたか、逐一参加者に確認しながらゆっくり時間をかけて、でも的確に動物がいる場所に案内してくれるプロフェッショナルなガイディングを実践しており、セルーならではのパーソナルなサービスに満足しました。セレンゲッティなどのサファリと違い、サファリカーもオープンカーで、オフロードサファリなので、動物を見つけると、道路を外れて動物に接近することもでき、ライオン、キリン、ゾウ、シマウマ、ヌー、インパラ、ウオーターバック、イボイノシシなど多数の動物を見ることができました。

セルー行きのセスナ機(12日乗り)

セルーのサファリカー(セルー動物保護区)

キリンの群れ(セルー動物保護区)

グゴ〜!木陰で眠る雄ライオン(セルー動物保護区)

こちらの様子を伺う?ウオーターバック(セルー動物保護区)

木陰で眠るライオンの群れ(セルー動物保護区)

手もなめる雌ライオンの子供(セルー動物保護区)

ヌー(セルー動物保護区)

カバの群れと水浴びをしにきたゾウ(セルー動物保護区)

カバの死骸に群がるハゲタカ(セルー動物保護区)
夕方17:00頃ロッジに到着。今回滞在したのは有名ホテルチェーン・セレナグループの豪華テンテッドロッジ「セレナ・ラグチュアリー・キャンプ」です。このロッジは、動物保護区の山奥にあり、テントの前はヒッポプールとなっている。全室12部屋の個室テントロッジ内は、寝室と水洗トイレ・洗面台・大きなバスタブ・ホットシャワーのある部屋に分かれる。や、ペルシャジュータンが敷かれ、照明はシャンデリア、クロゼットは高級家具と豪華な作りで広さも十分。そぐ近くにあるレセプション棟にはレストランとバーがあり、客がいる限り営業しているとのこと。ワインはヴィンテージモノ含め多数種類がある。小さいもののプールもありました。パスワードが必要ですが無料WiFiの利用可。夕食は夜19:30より、3コースのその日だけの特別メニューが用意され、気に入らない場合は作り直してもらうこともできる徹底振り。さすが豪華ロッジ、山奥にありながら至れり尽くせりという感じ。翌日午前中のボートサファリでカバやアリゲーターのいるフィジ川でボートサファリをしてサファリは終了。絶滅危惧種のリカオンをみることができなかったのは残念でしたが、多数動物をみることができ1泊2日でしたが十分満喫できました。たとえばビーチリゾートのザンジバルをメインに、滞在中にちょっとサファリを楽しみたい方、絶滅危惧種のリカオンなどを見たい方におすすめしたい保護区の1つです。

レセプション棟(セルー・セレナ・ラグジュアリー・キャンプ)

レストラン&バー(セルー・セレナ・ラグジュアリー・キャンプ)

プール(セルー・セレナ・ラグジュアリー・キャンプ)

ロッジの前にはヒッポプールがある(セルー・セレナ・ラグジュアリー・キャンプ)

客室例(セルー・セレナ・ラグジュアリー・キャンプ)

客室例(セルー・セレナ・ラグジュアリー・キャンプ)

客室例(セルー・セレナ・ラグジュアリー・キャンプ)

客室例(セルー・セレナ・ラグジュアリー・キャンプ)

夕食メニュー例(セルー・セレナ・ラグジュアリー・キャンプ)

夕食メニュー例(セルー・セレナ・ラグジュアリー・キャンプ)

敵意をむき出しにするカバ(セルー動物保護区)

川沿いで休むワニ(セルー動物保護区)

セルーのドライバーガイドと
天気もよく充実の視察となりました。念願の動物に大群をみることができたことが個人的には一番の収穫でした。現地日本語ガイドのアブドラさんにも大変お世話になりました。これでようやくサファリの面白さに目覚めたところで次はできればヌーの川渡りがみたいです。
おすすめ度
セレンゲッティ国立公園★★★★
サファリをするなら300万頭以上の大型哺乳動物がいるこの場所は必見。
ンドゥトゥ動物保護区 ★★★★
2,3月サファリをするなら動物が多いここがおすすめ!!オフロードサファリで動物遭遇率の高めです
セルー動物保護区 ★★★
知る人ぞ知る貴重動物もいる穴場。サファリ好きなら是非!
(2015年2月 渡邊 竜一)
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