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エリア:
- アジア > ネパール
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テーマ:
- お祭り・イベント
今日は、「ガイ・ジャトラ」。
ガイは、雌牛です。
亡くなった人を天国に導き、幸せを与えてくれると信じられています。
この1年間に亡くなった人の霊を慰め、
残った家族が「悲しいのはあなただけじゃない。私たちも同じよ」
と、互いに悲しみを分かち合うためのネワール族の祭りです。
昔、王子を幼くして亡くして嘆き悲しむ王妃を見た王様が、
身内の者を亡くした国民に呼びかけて、
悲しいのは自分ひとりではないのだ、と王妃に悟らせたのが、
このガイ・ジャトラの始まりだそうです。
古都のひとつバクタプルのガイ・ジャトラは、町を挙げて行われます。
少女をガイに見立てて化粧を施したり、
子供に神様の扮装をさせたり、
牛に見立てた飾り物を作ったり、
時には本物の牛が登場したりします。
亡くなった人の写真を飾るのはもちろんのこと、
横笛や太鼓の賑やかな楽隊、
ネワール族の衣装を着た少女たちが男たちにロクシ(酒)を注ぐ真似をするダンス、
人々が手にする匂いの強い線香、
青年男女が手に持ったスティックを
リズムに合わせて互いに打ち合うカーンカーンという乾いた響き。
身動きできないほどの見物人で埋まる広場へ、次々にやってくる参加者の列。
賑やかな音を伴う行列に、見ているほうも息つく暇もないほどです。
掛け声、飛び散る汗、響く鳴物の音が、見る者をいつの間にか興奮の渦に巻き込みます。
どんなことでも楽しみを変えてしまうネパール人のエネルギーを
じかに感じる祭りです。
(バクタプルのガイ・ジャトラ)
ガイは、雌牛です。
亡くなった人を天国に導き、幸せを与えてくれると信じられています。
この1年間に亡くなった人の霊を慰め、
残った家族が「悲しいのはあなただけじゃない。私たちも同じよ」
と、互いに悲しみを分かち合うためのネワール族の祭りです。
昔、王子を幼くして亡くして嘆き悲しむ王妃を見た王様が、
身内の者を亡くした国民に呼びかけて、
悲しいのは自分ひとりではないのだ、と王妃に悟らせたのが、
このガイ・ジャトラの始まりだそうです。
古都のひとつバクタプルのガイ・ジャトラは、町を挙げて行われます。
少女をガイに見立てて化粧を施したり、
子供に神様の扮装をさせたり、
牛に見立てた飾り物を作ったり、
時には本物の牛が登場したりします。
亡くなった人の写真を飾るのはもちろんのこと、
横笛や太鼓の賑やかな楽隊、
ネワール族の衣装を着た少女たちが男たちにロクシ(酒)を注ぐ真似をするダンス、
人々が手にする匂いの強い線香、
青年男女が手に持ったスティックを
リズムに合わせて互いに打ち合うカーンカーンという乾いた響き。
身動きできないほどの見物人で埋まる広場へ、次々にやってくる参加者の列。
賑やかな音を伴う行列に、見ているほうも息つく暇もないほどです。
掛け声、飛び散る汗、響く鳴物の音が、見る者をいつの間にか興奮の渦に巻き込みます。
どんなことでも楽しみを変えてしまうネパール人のエネルギーを
じかに感じる祭りです。
(バクタプルのガイ・ジャトラ)