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エリア:
- アジア > ネパール
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テーマ:
- その他
ネパール暦2069年7月「カルティク月」が今日から始まりました。
11月15日までの30日間は、まさに、休日の月となっています。
まず、前半はなんといっても「ダサイン」。
満月までの14日間がダサインですが、このうち10日が休日になります!
なかでも20日から27日までは、前後を土曜日に挟まれて8日間の連休です。
「ダサイン」ですが、
日本の正月のような祭、と思ってください。
カトマンズで働いている人々が田舎に帰ります。
新しい洋服や靴などを買います。
凧が揚がります。
普段の渋滞が嘘のようになり、静かで空気がきれいなカトマンズになります。
もともとは、ヒンズー教徒の祭ですが、
今は全ネパール的な祭になっているようです。
この祭で、たくさん消費されるのがカシ(食用ヤギ)。
カットから料理まで行う家々が多いようです。
これは、男達の仕事ですが、
肉の処理などの手際が良く、
しかも、仕事をする男達が実に嬉しそうなのです。
まるで、鼻歌まじり・・・といった感さえあります。
そして、後半は光の祭「ティハール」。
こちらは、休日は3日間ですが、
家々が思い思いの光をともす、
それはきれいな祭です。
ダサインの休日とそれに続くティハールの休日等を併せると
この1カ月30日の中でなんと約半分の14日が休みになる月です。
今月の神様は、幸運の女神「ラクシュミ」です。
ティハールの主役で、
各家では、ラクシュミを家に迎えて、富と繁栄を祈ります。
女の子の名前に多いです。
私のオフィスのスタッフも「ラクシュミ」です。
ダサインが始まった昨日から9日間、それぞれの家でプジャ(礼拝)をします。
そして、10日目に行われるのが一族の長老から受ける「ティカ」。
銀行はダサインに使う新札を求める人達で一杯だとのこと。
買物に行く人々は溢れているのに、運行するバスが少なくなっているカトマンズです。