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ネパールからこんにちは!!

~昨日のネパール、今日のネパール、これからのネパール。 ネパールに暮らす人々の生活や様子など、【わたしの眼】【わたしの基準】でお伝えします。~

プロフィール

ニックネーム:
ネパールのわたし
居住地:
アジア>ネパール>カトマンズ
性別:
女性
会社名:
ヒマラヤトレック社
会社英字名:
Himalaya Trek Pvt. Ltd.
会社所在地:
アジア>ネパール>カトマンズ
会社電話番号:
977-01-4379666
業種:
旅行業
自己紹介:
カトマンズ郊外ブダニールカンタにある、ネパールをよく知るネパール人と、ネパール大好きな日本人が経営するトレッキング会社「ヒマラヤトレック社(Himalaya Trek Pvt.Ltd.)」です。
トレッキング、登山、国内航空券の予約、観光、ホテルの予約等、ネパール旅行に関する全て、また、ネパールを基点とした旅行を取り扱っています。
ネパールを訪れてくださる皆様が、良い思い出が作れるよう、誠意を込めてお手伝いさせていただきます。

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ゴル(オス牛)
エリア:
  • アジア>ネパール
テーマ:動物 
投稿日:2016/10/18 14:54
コメント(0)
生後6ヶ月くらいと思われるゴル(オス牛)が、その短い命を終わりました。

ネパールでは、子牛が生まれても、乳を出すガイ(メス牛)は大事にされますが、
ゴルは歓迎されないのです。
田舎なら、農耕の仕事に使えますが、
カトマンズでは、ゴルの仕事はないのです。
カトマンズ中どこへ行ってもそうしたゴルを見かけます。
私の村でも同じで、道路の真ん中に座り込んでいるゴルを避けて車が通ります。
私もこれまでに何回となく、道路のゴルを見てきました。
しかし、今回のような体験は初めてです。

ゴルが生まれると、自分の家からできるだけ遠くの土地に、
夜中に捨てに行くのだそうです。
そうして私の家の近くに捨てられたゴル。
1週間ほど前から、私の家の隣の空き地に姿を見せて、
元気に草を食べているようでしたが、
夜の寒さもあり、病気になったのでしょう。
2,3日前からひとつところにうずくまっているようになっていました。
隣の青年が掛けてやったというビニールシートにくるまった瀕死のゴルを、
近所の人たちが覗いたりしていましたが、その命が尽きました。

穴を掘って埋めなければ、という人の声はしましたが、
作業が始まる様子はありません。
私は急にゴルがかわいそうになり、向かいの家に出かけました。
そこには、仕事をしようと2人の男性が顔を揃えていましたが、
お金は誰が出すんだろう・・・と、思案顔です。
この空き地を取り囲む家は、10軒以上あるのですが、
1軒1軒たずねる煩わしさと、
いい返事をもらえなかったときの寂しさが頭をよぎり、
それに、門を出る前に既に決めていたこともあり、
私が出します、と言いました。
2人は安心したようで、すぐ仕事に取り掛かりました。
胸までの深さの穴を掘り、そこにゴルを埋葬しました。

これで、ほっとしました。
ゴルも安らかに新しい国へ旅立ったことでしょう。

命のかなしさ、が胸にしみとおりました。

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