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エリア:
- 中部・東海 > 三重 > 伊勢
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テーマ:
- 観光地
- / グルメ
12/13(金)に、日本橋にある三重テラスで開催された、食べるパワースポット「伊勢うどん」試食会に行ってきました!
10月の即位の礼でも注目が集まった伊勢神宮。
「やっぱりいつかは、伊勢参りにいかねば!」ともれなく感化されていたところに、この試食会。
「伊勢のほうからこっちに来た! むしろ伊勢から参りに(?)来たっ!!( ̄人 ̄)」と一人大興奮していたトラベルコスタッフ。
しかし、伊勢うどん…?
「うどんといえばコシが命!」と信じて疑わなかったのですが、どうやら伊勢うどんはコシがないらしい。
はじめて体験するコシ0の世界。ほう…その実力見せてもらおうか、とばかりに会場に乗り込んでいきました。
受付でまず目にとまったのが、伊勢うどん缶バッチ!
ゆるキャラ風の伊勢うどんに、やわらかいタッチのそのまんまの伊勢うどん。
か、かわいい、控えめに言ってかわいい (*'艸')
どれか一つということだったので、迷いに迷った結果、ピンクのバッチにしました。
そして、席についてまず出されたのがあたたかい「かぶせ茶」。
なんとも鮮やかな緑色! 一口飲むと緑茶の爽快感とほのかな甘さが口いっぱいに広がって、スッと鼻から抜けていく。クセもなくて、とてもさわやかな飲み心地でした。
かぶせ茶は、日光を遮るために覆いをかぶせて作ることからそう呼ばれるようになったお茶。光合成を抑えることで、渋みが少なくなり、まろやかな味わいになるのだそう。ひと手間がお茶の味をよりおいしくさせるんですね。ちなみに三重県は、かぶせ茶の生産が全国1位なんですよ。
そうこうしているうちに、試食会がスタート!
最初に三重県 戦略企画部の瀧川桂昭さんがご挨拶。
「三重県といえば、伊勢神宮や赤福というイメージですが、一番の自慢はやぁらかい人なんですよ。」と滝川さん。
「やぁらかい」とは「やわらかい」の意味なのですが、やわらかいをさらにやわらかくしたような、三重独特のイントネーションに思わずほっこり。
滝川さんのご紹介をうけて最初に登場した「やぁらかい人」は、NPO法人 伊勢志摩バリアフリーツアーセンター事務局長の野口あゆみさん。
伊勢うどん? バリアフリー? と頭に「?」がいっぱい飛んでいましたが、そもそもやわらかい伊勢うどんは、赤ちゃんからお年寄りまで食べられる、まさにバリアフリー食品。そんな伊勢うどんのように、あらゆる人に伊勢を楽しんでもらいたいという想いから、障がいのある方への観光サービスの提供やアドバイス、また宿泊施設の調査など、観光のバリアフリー化を始められたのだそう。
「バリアフリーの場所に行きたいんじゃなくて、おいしいものを食べに行きたい。」
という、車いすの方の言葉がきっかけとなって、人の「◯◯したい!」という気持ちが大切だということに気づいた野口さん。そういう気持ちが、できなかったことをできるようにさせる。だからまずは「◯◯したい!」と思ってもらえるように、魅力的な観光情報を発信していきたいと強く語られていました。
実際、伊勢神宮を目の前にした車いすのおじいちゃんが「お参りしたい!」という想いから、立ち上がったこともあったそうですよ。人間の「◯◯したい!」という気持ちの可能性って無限大ですね。
また、実際サポートする上で大切にしているのが「パーソナルバリアフリー基準」という考え。
例えば車いすといっても、手押しなのか電動なのかでサポートの仕方はまったく違うので、それぞれの状態にあったサービスを提供できるように日々取り組んでいるとのこと。
実際のサービスとしては、乗り捨てOKの車いす無料レンタル「どこでもチェア」や、参拝時の車いすサポート「伊勢おもてなしヘルパー」、さらに入浴サポートまで行っているそう。
こういったサービスで、おじいちゃんやおばあちゃんとも旅行ができるようになったり、介助者の方の負担が軽くなったりして、旅行に来ているみんなが安心や満足できると、また来ようという気持ちになりますよね。
ちなみに野口さんのおじいさんは「御師(おんし)」と呼ばれる、全国から伊勢神宮にお参りに来た人々をお世話をする役目の方だったのだそう。
「お伊勢参りで日本の観光業の先駆けとなった伊勢。今度はバリアフリー観光の先駆けとなりたい。」
「御師(おんし)」としての使命を胸に、日本一のバリアフリー観光地を目指す野口さんでありました。
続いての「やぁらかい人」は、コラムニストで伊勢うどん大使の石原壮一郎さん。
写真では見えづらいですが、この伊勢うどんのイラストが描かれていたTシャツを着ていました。
伊勢うどん イズ カワイイ(・∀・)♪
そしてテーブルに、お待ちかねの伊勢うどんが!
想像以上の麺の太さにビックリ!
盛り付けは、ネギ、かまぼこ、肉にしょうゆベースのつゆがかけられているシンプルなスタイル。
石原さんによると、よくかき混ぜて食べるのがポイントとのこと。
それでは実食!
太くてやわらかい麺につゆがよく絡む。コシのあるうどんだと、麺とつゆがそれぞれ独立している感じですが、これは麺とつゆが絶妙に溶け合って一つの味わいを作り出している。こ、これがコシ0の世界か…。
また、トッピングには、右上から「かつおぶし」「海苔の佃煮」「松阪の鳥ホルモン」そして「あられ」が用意されていました。
「あられ」という斬新なトッピングに驚きつつ、一緒に食べてみると、カリッとふわっの新しい出会い! ふわっの中のカリッがいいアクセントになって、クセになりそうでした。
石原さんによると、伊勢うどんは決して茹ですぎなわけではなく、全国からはるばる伊勢にやってきて疲れている参拝者の胃にやさしい食べ物をということで、こういったかたちになったのだそう。
やわらかい伊勢うどんなら少しの力でも噛めるので、体力が落ちているときでも安心して食べられますよね。
そして、驚いたのが「年越しそば」ならぬ「年明けうどん」!
年明けはお雑煮一択と思っていましたが、年末年始は暴飲暴食が続くこともあるので、消化のいいうどんを食べるのは、意外とアリなのかもしれません。
最後は、「伊勢うどんで味わえる五つの幸せ」をご紹介いただきました。
いやぁ…伊勢うどんの世界。実に深かったです。
そのほか、三重の地酒や
お土産も。気になる方は、ぜひ三重テラスをのぞいてみてくださいね。
帰りにお土産として渡された紙袋には、三重のやぁらかい方言がたくさん!
いくつわかりますか? ちなみに「ささってな!」は「明後日な!」の意味だそう。(ささる…って)
中には松阪牛しぐれ煮と赤福が入っていました。
やぁらかい人や味に出会える、三重県。
ますます行ってみたくなりました! 次はこちらから参ろうと思います。
≫NPO法人 伊勢志摩バリアフリーツアーセンター
≫コラムニスト・石原壮一郎の公式サイト「大人マガジン」
≫三重テラス
10月の即位の礼でも注目が集まった伊勢神宮。
「やっぱりいつかは、伊勢参りにいかねば!」ともれなく感化されていたところに、この試食会。
「伊勢のほうからこっちに来た! むしろ伊勢から参りに(?)来たっ!!( ̄人 ̄)」と一人大興奮していたトラベルコスタッフ。
しかし、伊勢うどん…?
「うどんといえばコシが命!」と信じて疑わなかったのですが、どうやら伊勢うどんはコシがないらしい。
はじめて体験するコシ0の世界。ほう…その実力見せてもらおうか、とばかりに会場に乗り込んでいきました。
受付でまず目にとまったのが、伊勢うどん缶バッチ!
ゆるキャラ風の伊勢うどんに、やわらかいタッチのそのまんまの伊勢うどん。
か、かわいい、控えめに言ってかわいい (*'艸')
どれか一つということだったので、迷いに迷った結果、ピンクのバッチにしました。
そして、席についてまず出されたのがあたたかい「かぶせ茶」。
なんとも鮮やかな緑色! 一口飲むと緑茶の爽快感とほのかな甘さが口いっぱいに広がって、スッと鼻から抜けていく。クセもなくて、とてもさわやかな飲み心地でした。
かぶせ茶は、日光を遮るために覆いをかぶせて作ることからそう呼ばれるようになったお茶。光合成を抑えることで、渋みが少なくなり、まろやかな味わいになるのだそう。ひと手間がお茶の味をよりおいしくさせるんですね。ちなみに三重県は、かぶせ茶の生産が全国1位なんですよ。
そうこうしているうちに、試食会がスタート!
最初に三重県 戦略企画部の瀧川桂昭さんがご挨拶。
「三重県といえば、伊勢神宮や赤福というイメージですが、一番の自慢はやぁらかい人なんですよ。」と滝川さん。
「やぁらかい」とは「やわらかい」の意味なのですが、やわらかいをさらにやわらかくしたような、三重独特のイントネーションに思わずほっこり。
滝川さんのご紹介をうけて最初に登場した「やぁらかい人」は、NPO法人 伊勢志摩バリアフリーツアーセンター事務局長の野口あゆみさん。
伊勢うどん? バリアフリー? と頭に「?」がいっぱい飛んでいましたが、そもそもやわらかい伊勢うどんは、赤ちゃんからお年寄りまで食べられる、まさにバリアフリー食品。そんな伊勢うどんのように、あらゆる人に伊勢を楽しんでもらいたいという想いから、障がいのある方への観光サービスの提供やアドバイス、また宿泊施設の調査など、観光のバリアフリー化を始められたのだそう。
「バリアフリーの場所に行きたいんじゃなくて、おいしいものを食べに行きたい。」
という、車いすの方の言葉がきっかけとなって、人の「◯◯したい!」という気持ちが大切だということに気づいた野口さん。そういう気持ちが、できなかったことをできるようにさせる。だからまずは「◯◯したい!」と思ってもらえるように、魅力的な観光情報を発信していきたいと強く語られていました。
実際、伊勢神宮を目の前にした車いすのおじいちゃんが「お参りしたい!」という想いから、立ち上がったこともあったそうですよ。人間の「◯◯したい!」という気持ちの可能性って無限大ですね。
また、実際サポートする上で大切にしているのが「パーソナルバリアフリー基準」という考え。
例えば車いすといっても、手押しなのか電動なのかでサポートの仕方はまったく違うので、それぞれの状態にあったサービスを提供できるように日々取り組んでいるとのこと。
実際のサービスとしては、乗り捨てOKの車いす無料レンタル「どこでもチェア」や、参拝時の車いすサポート「伊勢おもてなしヘルパー」、さらに入浴サポートまで行っているそう。
こういったサービスで、おじいちゃんやおばあちゃんとも旅行ができるようになったり、介助者の方の負担が軽くなったりして、旅行に来ているみんなが安心や満足できると、また来ようという気持ちになりますよね。
ちなみに野口さんのおじいさんは「御師(おんし)」と呼ばれる、全国から伊勢神宮にお参りに来た人々をお世話をする役目の方だったのだそう。
「お伊勢参りで日本の観光業の先駆けとなった伊勢。今度はバリアフリー観光の先駆けとなりたい。」
「御師(おんし)」としての使命を胸に、日本一のバリアフリー観光地を目指す野口さんでありました。
続いての「やぁらかい人」は、コラムニストで伊勢うどん大使の石原壮一郎さん。
写真では見えづらいですが、この伊勢うどんのイラストが描かれていたTシャツを着ていました。
伊勢うどん イズ カワイイ(・∀・)♪
そしてテーブルに、お待ちかねの伊勢うどんが!
想像以上の麺の太さにビックリ!
盛り付けは、ネギ、かまぼこ、肉にしょうゆベースのつゆがかけられているシンプルなスタイル。
石原さんによると、よくかき混ぜて食べるのがポイントとのこと。
それでは実食!
太くてやわらかい麺につゆがよく絡む。コシのあるうどんだと、麺とつゆがそれぞれ独立している感じですが、これは麺とつゆが絶妙に溶け合って一つの味わいを作り出している。こ、これがコシ0の世界か…。
また、トッピングには、右上から「かつおぶし」「海苔の佃煮」「松阪の鳥ホルモン」そして「あられ」が用意されていました。
「あられ」という斬新なトッピングに驚きつつ、一緒に食べてみると、カリッとふわっの新しい出会い! ふわっの中のカリッがいいアクセントになって、クセになりそうでした。
石原さんによると、伊勢うどんは決して茹ですぎなわけではなく、全国からはるばる伊勢にやってきて疲れている参拝者の胃にやさしい食べ物をということで、こういったかたちになったのだそう。
やわらかい伊勢うどんなら少しの力でも噛めるので、体力が落ちているときでも安心して食べられますよね。
そして、驚いたのが「年越しそば」ならぬ「年明けうどん」!
年明けはお雑煮一択と思っていましたが、年末年始は暴飲暴食が続くこともあるので、消化のいいうどんを食べるのは、意外とアリなのかもしれません。
最後は、「伊勢うどんで味わえる五つの幸せ」をご紹介いただきました。
いやぁ…伊勢うどんの世界。実に深かったです。
そのほか、三重の地酒や
お土産も。気になる方は、ぜひ三重テラスをのぞいてみてくださいね。
帰りにお土産として渡された紙袋には、三重のやぁらかい方言がたくさん!
いくつわかりますか? ちなみに「ささってな!」は「明後日な!」の意味だそう。(ささる…って)
中には松阪牛しぐれ煮と赤福が入っていました。
やぁらかい人や味に出会える、三重県。
ますます行ってみたくなりました! 次はこちらから参ろうと思います。
≫NPO法人 伊勢志摩バリアフリーツアーセンター
≫コラムニスト・石原壮一郎の公式サイト「大人マガジン」
≫三重テラス